JP2018153559A - シート - Google Patents
シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018153559A JP2018153559A JP2017054712A JP2017054712A JP2018153559A JP 2018153559 A JP2018153559 A JP 2018153559A JP 2017054712 A JP2017054712 A JP 2017054712A JP 2017054712 A JP2017054712 A JP 2017054712A JP 2018153559 A JP2018153559 A JP 2018153559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- temperature control
- pad
- temperature
- flow path
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
上記の構成では、流路に急角度で曲げられる部分が形成されないため、流路を流れる流体の流れがスムーズとなる。
上記の構成では、幅方向において第一端に近づくように湾曲することで形成される凹んだ部分において、ループ部同士の間隔が詰まることで、流路の密度が高くなり、着座者の必要な部分(凹んだ部分の付近の領域)をより適切に冷やしたり、温めたりすることができる。
上記の構成では、着座者のひざ裏を冷やしたり、温めたりすることが可能となるが、ひざ裏は血管が太く、血流が多いため、着座者の体を効果的に冷やしたり、温めたりすることが可能となる。
上記の構成では、流路に温度の低い流体を流すことで、冷却を行う場合に、周囲との温度差に起因して流路の表面に生じる結露を吸水性部材に吸収させることが可能である。このため、結露を適切に回収してシートの周囲を濡らしてしまうことを抑制可能である。また、吸水性部材が着座支持面に広がりを有している場合には、水分が吸水性部材全体に広がり蒸発することで着座者支持面の冷え方を均一にすることが可能となるとともに、吸収した水分の気化熱を利用して着座支持面をさらに冷やすことが可能となる。
上記の構成では、流路を流れる流体によって温度が調整された部分を断熱して、温調後の温度を維持することが可能となる。
上記の構成では、シートクッションとシートバックとに独立して流体を流入させることが可能となるため、シートクッション及びシートバックの両方を別々に冷やすことが可能となる。
また、本発明のシートによれば、流路に急角度で曲げられる部分が形成されないため、流路を流れる流体の流れがスムーズとなる。
また、本発明のシートによれば、ループ部同士の間隔が詰まることで、流路の密度が高くなり、着座者の必要な部分をより適切に冷やしたり、温めたりすることができる。
また、本発明のシートによれば、着座者のひざ裏を冷やしたり、温めたりすることが可能となり、着座者の体を効果的に冷やしたり、温めたりすることが可能となる。
また、本発明のシートによれば、流路の表面に結露が生じた場合であっても、結露を適切に回収してシートの周囲を濡らしてしまうことが抑制される。また、水分が吸水性部材全体に広がり蒸発することで着座者支持面の冷え方を均一にすることが可能となるとともに、吸収した水分の気化熱を利用して着座支持面をさらに冷やすことが可能となる。
また、本発明のシートによれば、断熱部材を配置することで、流路を流れる流体によって温度が調整された部分を断熱して、温調後の温度を維持することが可能となる。
また、本発明のシートによれば、シートクッションとシートバックとに独立して流体を流入させることが可能となるため、シートクッション及びシートバックの両方を別々に冷やすことが可能となる。
「シート幅方向」とは、シートの横幅方向を意味し、シートの着座者から見たときの左右方向と一致する。
また、「上下方向」とは、シートの高さ方向を意味し、シートを正面から見たときの上下方向と一致している。
本実施形態に係るシートSは、図1に図示した外観を有している。なお、図1中、シートSの一部については、説明の都合上、トリムカバーを外した構成にて図示している。シートSは、着座者の背部を支える背もたれ部分となるシートバックS1、及び着座者の臀部を支える着座部分となるシートクッションS2を主な構成要素として有する。シートバックS1及びシートクッションS2の各々は、不図示のシートクッションフレーム及びシートバックフレームにパッドを載置し、更にパッドを、合成皮革や布地などからなり、複数の表皮材が縫製されて形成されているトリムカバーで覆うことで構成されている。
図3及び図4に、シートバックS1における中央部S10のパッドS10b上に配置される第1パッド10を示す。第1パッド10は、ウレタンフォームなどの弾性を有するクッション材から形成されている。図3に示すように、第1パッド10の表面11には、後述する温調配管100や吸水シート110,110及び温調用の流体を含む温調部Aを収容するための収容凹部11aと、トリムカバーS10aの裏側の係合部材S10cと係合する係合凹部13が設けられている。収容凹部11aには、後述する温調配管100を挿通するための孔部12が表面11から裏面14に向けて穿孔されている。図4に示すように、第1パッド10の裏面14には孔部12と連結した溝部15が設けられている。この溝部15には、孔部12に挿通された温調配管100が嵌合する。
図5にシートバックS1の着座者支持面の温度を調整するための温調部Aを示す。シートバックS1の温調部Aは、第1パッド10と、第1パッド10の表面11に設けられた収容凹部11aに収容された温調配管100、吸水シート110,111、縫着部120及び温調用の流体を含んで構成されている。温調配管100は、温調用の流体が流れる流路を構成しており、シートバックS1における着座者支持面の裏側に位置している。
図6に示すクッションパッド20は、ウレタンフォームなどの弾性を有するクッション材から形成されている。図6に示すように、クッションパッド20の座面21には、後述する温調配管200、吸水シート210,211及び温調用の流体を含む温調部Bを収容するための収容凹部21aを含んで構成されている。収容凹部21aには、温調配管200を挿通するための第1孔部22a及び第2孔部22bが座面21から裏面に向けて穿孔されている。クッションパッド20は、座面21の前方の前面23と、座面21の周囲に設けられた第1隆起部24、第2隆起部25、第3隆起部26を備えている。また、座面21には、第1隆起部24、第2隆起部25及び第3隆起部26の各々と隣接する位置に溝部27が設けられている。
図7にシートクッションS2の着座者支持面の温度を調整するための温調部Bを示す。シートクッションS2の温調部Bは、クッションパッド20と、クッションパッド20の座面21に設けられた収容凹部21aに収容された温調配管200、吸水シート210,211、縫着部220及び温調用の流体を有する。温調配管200は、温調用の流体が流れる流路を構成しており、シートクッションS2における着座者支持面の裏側に位置している。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
前述の実施形態において、シートバックS1のパッドにおいて、第1パッド10を、第2パッド(パッドS10b、パッドS11b、パッドS12b、パッドS13b)に対して着脱可能であるように構成した例を示したが、シートクッションS2のクッションパッド20において、第1パッドを、第2パッドに対して着脱可能であるように構成してもよい。具体的には、図6に示すクッションパッド20の座面21及び前面23を含む部分を第1パッドとして形成し、第1隆起部24、第2隆起部25、第3隆起部26を第2パッドとして第1パッドとは別部材として形成する。このように構成すると、シートクッションS2において第1パッドが第2パッドに対して着脱可能であるため、メンテナンス性が向上する。
S1 シートバック
A 温調部
10 第1パッド
11 表面
11a 収容凹部
12 孔部
13 係合凹部
14 裏面
15 溝部
100 温調配管(流路、管部材)
100a 第一端
100b 第二端
110 吸水シート(吸水性部材、管部支持部材)
111 吸水シート(吸水性部材、管部支持部材)
120 縫着部
S10 中央部
S10a トリムカバー
S10b パッド(第2パッド、中央部分)
S10c 係合部材
S10d ヒンジ
S11 第1隆起部
S11a トリムカバー
S11b パッド(第2パッド、第1隆起部分)
S12 第2隆起部
S12a トリムカバー
S12b パッド(第2パッド、第2隆起部分)
S13 第3隆起部
S13a トリムカバー
S13b パッド(第2パッド、第3隆起部分)
S2 シートクッション
S2a トリムカバー
F クッションフレーム
F1 クッションパッド収容部
F2 前面
B 温調部
20 クッションパッド
21 座面
21a 収容凹部
22a 第1孔部
22b 第2孔部
23 前面
24 第1隆起部
25 第2隆起部
26 第3隆起部
27 溝部
200 温調配管(流路、管部材)
200a 第一端
200b 第二端
210 吸水シート(吸水性部材、管部支持部材)
211 吸水シート(吸水性部材、管部支持部材)
220 縫着部(管部支持部材)
Claims (7)
- シートクッション及びシートバックのうちの少なくとも一方が備える着座者支持面の温度を調整するための温調部を有し、
該温調部は、温調用の流体が流れる流路であって、該流路の一部分が前記少なくとも一方において前記着座者支持面の裏側に設けられた流路を備え、
前記着座者支持面の裏側に配置された前記流路の前記一部分は、該一部分の一端をなす第一端と、前記一部分の他端をなす第二端と、前記第一端から前記第二端までの間において前記第一端を中心にして形成された複数のループ部と、を有し、
該複数のループ部の各々は、前記第一端からより離れたループ部であるほど前記第二端に近付くように設けられていることを特徴とするシート。 - 前記複数のループ部は、前記第一端から前記第二端に向かう渦巻き形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート。
- 前記複数のループ部の各々は、前記シートの幅方向と交差する交差方向に延びた曲線部分を有し、
該曲線部分は、前記交差方向において前記第一端が位置する方向に向かうほど前記幅方向において前記第一端に近付くように湾曲していることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート。 - 前記流路は、前記シートクッションのクッションパッドに配置されており、前記クッションパッドの座面から前面まで伸長していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート。
- 前記流路は、吸水性部材によって挟まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート。
- 前記吸水性部材の前記着座者支持面とは反対側に、断熱部材が配置されていることを特徴とする請求項5に記載のシート。
- 前記温調部は、前記シートクッション及び前記シートバックの両方に配置されており、
前記シートクッション及び前記シートバックの両方に前記流体の流入口が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054712A JP2018153559A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017054712A JP2018153559A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018153559A true JP2018153559A (ja) | 2018-10-04 |
Family
ID=63715366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017054712A Pending JP2018153559A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018153559A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09206172A (ja) * | 1996-02-01 | 1997-08-12 | Nippon Yuuki Kk | 暖房椅子 |
JPH11197173A (ja) * | 1998-01-14 | 1999-07-27 | Yuuta Matsumoto | 接触式冷温器具 |
JP2000060680A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Calsonic Corp | 車両用座席の冷暖房装置 |
JP2006168463A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Denso Corp | 車両用座席の温度調節装置 |
JP2010260487A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Toyota Industries Corp | 車両用シートの温度調節装置 |
JP2013248234A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Atex Co Ltd | 温度調節シートと、当該温度調節シートを内蔵した温度調節マット又は温度調節クッションと、当該温度調節マット又は温度調節クッションを用いた温度調節装置 |
-
2017
- 2017-03-21 JP JP2017054712A patent/JP2018153559A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09206172A (ja) * | 1996-02-01 | 1997-08-12 | Nippon Yuuki Kk | 暖房椅子 |
JPH11197173A (ja) * | 1998-01-14 | 1999-07-27 | Yuuta Matsumoto | 接触式冷温器具 |
JP2000060680A (ja) * | 1998-08-21 | 2000-02-29 | Calsonic Corp | 車両用座席の冷暖房装置 |
JP2006168463A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Denso Corp | 車両用座席の温度調節装置 |
JP2010260487A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Toyota Industries Corp | 車両用シートの温度調節装置 |
JP2013248234A (ja) * | 2012-06-01 | 2013-12-12 | Atex Co Ltd | 温度調節シートと、当該温度調節シートを内蔵した温度調節マット又は温度調節クッションと、当該温度調節マット又は温度調節クッションを用いた温度調節装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6293199B2 (ja) | シートの調節方法、熱調節シート、および調節流体の供給方法 | |
EP1673257B1 (en) | A method of ventilating a seat | |
US5924766A (en) | Temperature conditioner for vehicle seat | |
JP6321184B2 (ja) | 換気システム | |
JP5413972B2 (ja) | 空調ベッド | |
US20070200398A1 (en) | Climate controlled seat | |
US20130097777A1 (en) | Fluid delivery systems for climate controlled seats | |
US20070158981A1 (en) | Vehicle seat with cushioning layer | |
US20080084095A1 (en) | Ventilation system for seat | |
US20140152058A1 (en) | Climate comfort seat assembly | |
JP2009502279A (ja) | 換気装置を備える自動車の座席 | |
JPH03151912A (ja) | シート構造 | |
JP2010052494A (ja) | シート送風装置 | |
JP2015217732A (ja) | 乗物用シート | |
WO2016021225A1 (ja) | 通気性シートおよびシートの空調システム | |
JP2018153559A (ja) | シート | |
JP2018153560A (ja) | シート | |
JP6737146B2 (ja) | シート空調装置 | |
KR101671147B1 (ko) | 통기성이 향상된 열섬유가 구비된 의자 | |
US9469228B2 (en) | Seat climate control assembly and seat employing the same | |
KR101371310B1 (ko) | 차량용 통풍시트 | |
JP2014113195A (ja) | 寝装用パッド装置及び起上式ベッド装置 | |
KR20170086573A (ko) | 승객 지지 장치 및 그 온도 조절 시스템 | |
CN109532591A (zh) | 一种具有可调节透气系统的汽车座椅 | |
JPS6328930Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210402 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210928 |