JP2018153343A - 炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体部と蓋体の隙間をシール部材で塞いで放熱を抑えることができ、且つシール部材を取り外して洗浄することができ、常に清潔な状態にすることができる、炊飯器を提供する。
【解決手段】炊飯器は、上面を開口した内釜収納部を有する本体部と、内釜収納部に着脱自在に装着された内釜と、本体部に回動自在に取り付けられて本体部の上面開口を開閉可能に覆う蓋体と、本体部の外側面及び蓋体の外側面に沿って取り付けられ、蓋体を閉じた状態において本体部と蓋体との間の隙間を塞ぐ弾性体からなるシール部材と、を備えている。蓋体には、本体部と対向する端面に嵌合孔が形成されている。シール部材には、嵌合孔に嵌め込まれて係止する係止部が設けられている。シール部材は、係止部が嵌合孔に嵌め込まれて係止することで、蓋体に着脱自在に取り付けられている。
【選択図】図5
【解決手段】炊飯器は、上面を開口した内釜収納部を有する本体部と、内釜収納部に着脱自在に装着された内釜と、本体部に回動自在に取り付けられて本体部の上面開口を開閉可能に覆う蓋体と、本体部の外側面及び蓋体の外側面に沿って取り付けられ、蓋体を閉じた状態において本体部と蓋体との間の隙間を塞ぐ弾性体からなるシール部材と、を備えている。蓋体には、本体部と対向する端面に嵌合孔が形成されている。シール部材には、嵌合孔に嵌め込まれて係止する係止部が設けられている。シール部材は、係止部が嵌合孔に嵌め込まれて係止することで、蓋体に着脱自在に取り付けられている。
【選択図】図5
Description
本発明は、蓋体と本体部との隙間を塞いで放熱を抑制するシール部材を備えた炊飯器に関するものである。
従来、炊飯器は、上面を開口した内釜収納部を有する本体部と、内釜収納部に着脱自在に装着された内釜と、本体部に回動自在に取り付けられて本体部の上面開口を開閉可能に覆う蓋体と、を備えている。例えば特許文献1には、蓋体を閉じた状態において、内釜と本体部の隙間を全周に亘って塞ぐボディシール部が内蓋に固定された構成の炊飯器が開示されている。内釜と本体部との隙間から出る空気の上昇流をボディシール部で止めることで放熱を抑え、省エネを実現するためである。
特許文献1の炊飯器は、内釜と本体部との隙間から出る空気の上昇流をボディシール部で止めて放熱を抑えることができる。しかし、ボディシール部は、一端側が蓋体を貫通し、蓋体の内部で固定されているため、蓋体から取り外すことができない。そのため、この炊飯器は、長期間の使用によりボディシール部に汚れが溜まり不衛生となる虞がある。ボディシール部は、蓋体に固定したままで汚れを拭き取ることもできるが、内釜と本体部の隙間をシールするために内方へ向かって屈曲させた形状であるため拭き難く、完全に汚れを拭き取ることが難しい。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、本体部と蓋体の隙間をシール部材で塞いで放熱を抑えることができ、且つシール部材を取り外して洗浄することができ、常に清潔な状態にすることができる、炊飯器を提供することを目的とする。
本発明に係る炊飯器は、上面を開口した内釜収納部を有する本体部と、前記内釜収納部に着脱自在に装着された内釜と、前記本体部に回動自在に取り付けられて前記本体部の上面開口を開閉可能に覆う蓋体と、前記本体部の外側面及び前記蓋体の外側面に沿って取り付けられ、前記蓋体を閉じた状態において前記本体部と前記蓋体との間の隙間を塞ぐ弾性体からなるシール部材と、を備え、前記蓋体には、前記本体部と対向する端面に嵌合孔が形成され、前記シール部材には、前記嵌合孔に着脱自在に嵌め込まれて係止する係止部が設けられており、前記シール部材は、前記係止部が前記嵌合孔に嵌め込まれて係止することで、前記蓋体に取り付けられるものである。
本発明に係る炊飯器は、嵌合孔を係止部に嵌め込んでシート部材を取り付けることで、蓋体を閉じた状態において本体部と蓋体との隙間を塞ぐことができるので、放熱を抑えることができ、省エネ効果を高めることができる。また、シール部材は、弾性体で形成されており、係止部を引き抜くことで嵌合孔から容易に取り外すことができるので、取り外して洗浄することができ、常に清潔な状態にすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る炊飯器について図面を参照して説明する。なお、この図面の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器を前面側から見た斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器であって、蓋体を閉じた状態における内部構造を示した縦断面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器であって、蓋体を開いた状態を示した平面図である。図1〜図3に示す実施の形態1に係る炊飯器100は、被加熱物(例えば米及び水)を加熱して炊き上げる家庭用炊飯器である。炊飯器100は、図1及び図2に示すように、上面を開口した内釜収納部10を内部に有する本体部1と、内釜収納部10に着脱自在に装着された内釜5と、図示省略のヒンジ機構部によって本体部1に回動自在に連結されて本体部1の上面開口を開閉可能に覆う蓋体2と、を備えている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器を前面側から見た斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器であって、蓋体を閉じた状態における内部構造を示した縦断面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器であって、蓋体を開いた状態を示した平面図である。図1〜図3に示す実施の形態1に係る炊飯器100は、被加熱物(例えば米及び水)を加熱して炊き上げる家庭用炊飯器である。炊飯器100は、図1及び図2に示すように、上面を開口した内釜収納部10を内部に有する本体部1と、内釜収納部10に着脱自在に装着された内釜5と、図示省略のヒンジ機構部によって本体部1に回動自在に連結されて本体部1の上面開口を開閉可能に覆う蓋体2と、を備えている。
本体部1は、図1及び図2に示すように、外観が有底筒状とされ、内釜5を内部に着脱自在に装着する内釜収納部10と、内釜5を誘導加熱する加熱コイル13と、内釜5の温度を検知する鍋底温度センサー14と、内釜5の胴部を加熱させる胴ヒーター15と、を有している。本体部1は、内蔵された図示省略の制御部によって、各部及び各装置を駆動制御して炊飯工程を実行する。
本体部1の前面側には、蓋体2の開閉を行う蓋開閉ボタン12が設けられている。使用者は、蓋開閉ボタン12を押すことで、蓋体2の閉状態が解除され、図3に示すように、本体部1を開口させることができる。
内釜収納部10は、本体部1の上面開口の内周部に嵌合された略環状の支持枠10aと、内釜5の形状に対応して有底筒状に形成され、支持枠10aに一体的に接続されたコイルベース10bと、で構成されており、内部に内釜5が着脱自在に装着される。支持枠10aの上面が、本体部1の開口端面に相当する。また、図2に示すように、支持枠10aには、内釜収納部10の開口縁に沿って、内釜5を置くための肩部10cが設けられている。
支持枠10aには、肩部10cに隣接した箇所に、内釜収納部10の開口縁に沿った溝部10dが形成されている。溝部10dは、蓋体2を開状態とした際に、蓋体2に付着した露を下方で受け止める露受け部として機能する。
内釜5は、図2に示すように、有底円筒形状を有し、誘導加熱により発熱する炭素材で構成される。なお、内釜5は、例えばセラミック等の非金属材料で形成される容器(いわゆる土鍋)またはアルミ等の金属鋳造容器であっても良い。内釜5の内部には、被加熱物である米及び水が収容される。内釜5は、開口縁に沿って外側へ向かって突出するフランジ部5aが全周にわたって設けられている。
蓋体2の上面部には、操作表示部16が配置されている。操作表示部16は、使用者からの操作入力を受け付けるとともに、操作入力に関する情報及び炊飯器100の動作状態を表示する。なお、図1に示した操作表示部16の具体的構成や配置は一例であり、本発明を限定するものではない。例えば、操作表示部16は、本体部1の前面に設けてもよい。
制御部は、鍋底温度センサー14及び操作表示部16からの出力に基づいて、加熱部に通電する高周波電流の制御など、炊飯器100の動作全般を制御する。制御部は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで構成することができ、またはマイコンやCPUのような演算装置と、その上で実行されるソフトウェアとにより構成することもできる。制御部は、制御基板に実装され、内釜収納部10に固定される。
蓋体2は、本体部1の上面開口を開閉可能に覆うものである。蓋体2は、図1及び図2に示すように、蓋体2の上部を構成する外蓋3と、外蓋3に着脱自在に取り付けられ、蓋体2で本体部1の上面開口を閉じた際に、内釜5の上部開口を閉塞する内蓋4と、を有している。内蓋4は、内釜5に対向する部分である外蓋3の下部に、図示省略の内蓋係止部材を介して取り付けられている。
蓋体2は、外蓋3の一端部がヒンジ機構部によって本体部1の上部に連結されている。蓋体2は、ヒンジ機構部のヒンジバネによって、本体部1から離れて本体部1の開口を開く方向に付勢されている。そして、蓋体2は、閉じた状態で蓋開閉ボタン12が押下されると、ヒンジバネの付勢力により、ヒンジ軸を中心として回転し、本体部1から離れる。これにより、本体部1は、開口が開かれる。
なお、詳細に図示することは省略したが、内蓋4には、内釜5の内部で発生した蒸気が通る蒸気口が設けられている。外蓋3には、内蓋4に形成された蒸気口に通じる蒸気取入口と、蒸気取入口を通過した蒸気を外部へ排出する蒸気排出口20とが設けられている。蒸気は、蒸気口および蒸気取入口を通過し、蒸気排出口20から外へ放出される。
実施の形態1の炊飯器100には、図1及び図2に示すように、本体部1の外側面及び蓋体2の外側面に沿って取り付けられ、本体部1と蓋体2との間の隙間を塞ぐ弾性体からなるシール部材7が設けられている。シール部材7は、本体部1と蓋体2との隙間を塞いで、放熱を抑える目的で設けられている。
図4は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器のシール部材を示した斜視図である。図5(A)及び(B)は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器であって、シール部材の係止部が嵌合孔に嵌め込まれる様子を示した図2のX部拡大図である。図4及び図5に示すように、本体部1の支持枠10aと対向する外蓋3の端面に、嵌合孔6が形成されており、嵌合孔6に着脱自在に嵌め込まれて係止する係止部72がシール部材7に設けられている。シール部材7は、係止部72が嵌合孔6に嵌め込まれて係止することで、蓋体2に取り付けられる。
シール部材7は、一例としてシリコンゴム等の弾性体で構成されている。シール部材7は、図4に示すように、本体部1の外側面及び蓋体2の外側面に沿った略C字形状を成し、本体部1と蓋体2との間の隙間を塞ぐ外側面部70と、外側面部70から本体部1側に向かって突き出し、本体部1の開口端面と外蓋3の端面とに挟持される挟持部71と、を有している。また、挟持部71には、蓋体2の嵌合孔6に向かって突き出す係止部72が設けられている。
外側面部70は、本体部1の背面側に設けられたヒンジ機構部との干渉を避けるために背面側を切り欠いた略C字形状としているが、この形状に限定されない。また、外側面部70の前面側には、蓋開閉ボタン12との干渉を避けるために蓋体2側に向かって凹んだ凹部73が形成されている。外側面部70の縦幅は、本体部1と蓋体2との間の隙間を塞ぐことができる寸法であればよい。
挟持部71は、外側面部70の内周面から本体部1側に向かって略水平方向に突き出している。挟持部71は、平面的に見て外側面部70に沿った略C字形状である。挟持部71の上面には、蓋体2の嵌合孔6に向かって突き出すように係止部72が間隔をあけて9個設けられている。
係止部72は、図5(A)及び(B)に示すように、挟持部71の上面から上方に延びる軸部72aと、軸部72aの上端部に設けられた円錐台形状の頭部72bと、を有している。係止部72は、図2及び図5に示すように、嵌合孔6に嵌め込んだ頭部72bの下部を、嵌合孔6の内側開口縁に掛け止めて係止される。なお、詳細に図示することは省略したが、係止部72は、平面的に見て挟持部71の形状に沿った湾曲形状でもよい。要するに、係止部72は、嵌合孔6に嵌め込まれて係止する形状であれば、他の形状でもよい。また、図示した係止部72の個数は一例であって、1個以上あればよい。
嵌合孔6は、図5(A)及び(B)に示すように、本体部1の支持枠10aに対向する外蓋3の端面に形成されている。嵌合孔6は、本体部1の開口縁に沿って溝状に形成されている。これにより、係止部72を嵌合孔6へ嵌め込む際に、位置合わせの必要がなくなり、作業性を高めることができる。但し、嵌合孔6は、係止部72に対応する位置に間隔をあけて複数形成した構成でもよい。
また、本体部1の支持枠10aには、蓋体2の嵌合孔6に向かって突き出す干渉部8が設けられている。干渉部8は、蓋体2を閉じる際に、係止部72を嵌合孔6に押し込んで嵌め込むために設けられている。干渉部8は、蓋体2の嵌合孔6に向かって突き出すように、支持枠10aの上面を傾斜させて形成されている。干渉部8は、本体部1の開口縁に沿って連続して形成されており、係止部72を嵌合孔6へ確実に嵌め込むことができる。
ここで、図5に基づいてシール部材7の係止部72を嵌合孔6に嵌め込む要領を説明する。係止部72は、蓋体2を開いた状態で、使用者が嵌合孔6へ指で押し込んで嵌め込まれる。仮に、複数の係止部72のうち、嵌合孔6へ嵌め込み忘れた係止部72があっても、蓋体2を閉じると、図5(A)に示すように、干渉部8が挟持部71の下面に当接して嵌合孔6に係止部72を押し込み、図5(B)に示すように、係止部72が嵌合孔6に嵌め込まれる。このように、シール部材7は、蓋体2を閉めることで係止部72を嵌合孔6に確実に嵌め込むことができる。また、シール部材7は、シリコン等の弾性体で形成されているので、係止部72を嵌合孔6から引き抜くことで容易に取り外すことができ、長期間の使用によって汚れた場合には、取り外して洗浄することができ、常に清潔な状態にすることができる。
なお、図6は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の異なる形態であって、蓋体を開いた状態を示した平面図である。図7(A)及び(B)は、図6に示した異なる形態の炊飯器であって、シール部材の係止部が嵌合孔に嵌め込まれる様子を示した要部拡大断面図である。図6に示した炊飯器100は、干渉部8の形状が図2、図3及び図5に示した構成と異なっている。具体的には、干渉部8は、蓋体2の嵌合孔6に向かって突き出す突起部80として、本体部1の支持枠10aに設けられている。突起部80は、シール部材7の係止部72の位置及び個数に合わせて、本体部1の開口縁に沿って間隔をあけて9つ設けられている。
つまり、図6に示した炊飯器100は、蓋体2を閉めると、図7(A)に示すように、突起部80が挟持部71の下面に当接して嵌合孔6に係止部72を押し込み、図7(B)に示すように、係止部72が嵌合孔6に嵌め込まれる構成である。
なお、干渉部8は、上記図1〜図7に示した構成に限定されず、蓋体2を閉じる際に、係止部72を嵌合孔6に押し込むことできれば、他の構成でもよい。
上記したように、本実施の形態に係る炊飯器100は、本体部1の外側面及び蓋体2の外側面に沿って取り付けられ、本体部1と蓋体2との間の隙間を塞ぐ弾性体からなるシール部材7を備えている。蓋体2には、本体部1と対向する端面に嵌合孔6が形成されている。また、シール部材7には、嵌合孔6に着脱自在に嵌め込まれて係止する係止部72が設けられている。シール部材7は、係止部72が嵌合孔6に嵌め込まれて係止することで、蓋体2に取り付けられる。よって、炊飯器100は、本体部1と蓋体2との隙間をシール部材7で塞いで放熱を抑えることができ、省エネ効果を高めることができる。また、シール部材7は、弾性体で形成されており、係止部72を引き抜くことで嵌合孔6から容易に取り外すことができるので、取り外して洗浄することができ、常に清潔な状態にすることができる。
また、本体部1には、蓋体2と対向する開口端面に、嵌合孔6に向かって突き出す干渉部8が設けられている。係止部72は、蓋体2を閉じる際に、干渉部8によって嵌合孔6に押し込まれて嵌め込まれる。よって、炊飯器100は、蓋体2を閉じただけで、蓋体2にシール部材7を簡単に且つ確実に取り付けることができるので、作業性の向上を図ることができる。
シール部材7は、本体部1の外側面及び蓋体2の外側面に沿った形状を成し、本体部1と蓋体2との間の隙間を塞ぐ外側面部70と、外側面部70から本体部1側に向かって突き出し、本体部1の開口端面と蓋体2とに挟持される挟持部71と、を有し、挟持部71に係止部72が設けられている。よって、炊飯器100は、シール部材7がシンプルで簡易な構成であるため、製造が容易でコスト削減に寄与でき、その上使い勝手に優れている。
なお、詳細に図示することは省略したが、実施の形態1の炊飯器100は、蓋体2と対向する本体部1の支持枠10aに嵌合孔を形成した構成でもよい。つまり、シール部材7は、係止部72が支持枠10aに形成した嵌合孔に着脱自在に嵌め込まれて係止することで、本体部1に取り付けられる。この場合では、本体部1の支持枠10aと対向する外蓋3の端面に、シール部材7の係止部72へ向かって突き出す干渉部を設けるものとする。係止部72は、蓋体2を閉じる際に、干渉部によって嵌合孔に押し込まれて嵌め込まれる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る炊飯器を図8に基づいて説明する。図8(A)及び(B)は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器であって、シール部材の係止部が嵌合孔に嵌め込まれる様子を示した要部拡大断面図である。なお、実施の形態1で説明した炊飯器100と同一の構成について、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
次に、本発明の実施の形態2に係る炊飯器を図8に基づいて説明する。図8(A)及び(B)は、本発明の実施の形態2に係る炊飯器であって、シール部材の係止部が嵌合孔に嵌め込まれる様子を示した要部拡大断面図である。なお、実施の形態1で説明した炊飯器100と同一の構成について、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
実施の形態2に係る炊飯器の本体部1は、図8(A)、(B)に示すように、支持枠10aから外側面にかけて配置された化粧用の装飾部材9を有している。装飾部材9は、メッキを施したプラスチック或いは板金であり、蓋体2を開けた際に、支持枠10aと本体部1の外側面との境目を覆って意匠性を高めるために設けられている。装飾部材9は、本体部1の外側面に沿ったリング状の装飾面部90と、装飾面部90の内側面から本体部1側に向かって突き出し、本体部1の支持枠10aの上面に載置される載置部91と、を有している。
装飾面部90は、シール部材7の外側面部70よりも本体部1側であり、且つ挟持部71の下方に配置されている。そのため、装飾面部90は、蓋体2を閉じるとシール部材7が被さって見えない。なお、本体部1の外側面の上端には、内方に向かって凹む段差部が形成されており、この段差部に装飾面部90の下端部が支持されている。
載置部91は、平面的に見て装飾面部90に沿ったリング状に形成されている。載置部91の上面には、蓋体2の嵌合孔6に向かって突き出す干渉部8が設けられている。干渉部8は、一例として図6及び図7に基づいて説明した突起部80として構成されている。突起部80は、係止部72に対応する位置であって、本体部1の開口縁に沿って間隔をあけて複数設けられている。但し、干渉部8は、図示した突起部80に限定されず、載置部91を嵌合孔6へ向かって突き出すように傾斜させた構成でもよいし、他の構成でもよい。
実施の形態2の炊飯器は、蓋体2を閉めると、図8(A)に示すように、突起部80が挟持部71の下面に当接して嵌合孔6に係止部72を押し込み、図8(B)に示すように、係止部72が嵌合孔6に嵌め込まれる。
したがって、実施の形態2の炊飯器も、本体部1と蓋体2との隙間をシール部材7で塞いで放熱を抑えることができ、省エネ効果を高めることができる。また、シール部材7は、弾性体で形成されており、係止部72を引き抜くことで嵌合孔6から容易に取り外すことができるので、取り外して洗浄することができ、常に清潔な状態にすることができる。
また、本体部1は、開口端面から外側面にかけて配置された化粧用の装飾部材9を有しているので、蓋体2を開けた際に、支持枠10aと本体部1の外側面との境目を覆うことができ、意匠性を高めることができる。
また、装飾部材9には、嵌合孔6に向かって突き出す干渉部8が設けられている。係止部72は、蓋体2を閉じる際に、干渉部8によって嵌合孔6に押し込まれて嵌め込まれる。よって、実施の形態2の炊飯器は、蓋体2にシール部材7を確実に取り付けることができるとともに、蓋体2へ取り付ける作業が容易となり、作業性の向上に寄与することができる。
また、装飾部材9は、本体部1の外側面に沿った形状を成す装飾面部90と、装飾面部90から本体部1側に向かって突き出し、本体部1の開口端面に載置される載置部91と、を有したシンプルで簡易な構成であるため、製造コストを削減することができる。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、本体部1の形状は、円筒形状に限定されるものではなく立方体または直方体であっても良い。また、図示した炊飯器の内部構成は、一例であって、上述した内容に限定されるものではなく、他の構成要素を含んだ炊飯器であっても同様に実施することができる。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
1 本体部、2 蓋体、3 外蓋、4 内蓋、5 内釜、5a フランジ部、6 嵌合孔、7 シール部材、8 干渉部、9 装飾部材、10 内釜収納部、10a 支持枠、10b コイルベース、10c 肩部、10d 溝部、12 蓋開閉ボタン、13 加熱コイル、14 鍋底温度センサー、15 胴ヒーター、16 操作表示部、20 蒸気排出部、70 外側面部、71 挟持部、72 係止部、72a 軸部、72b 頭部、73 凹部、80 突起部、90 装飾面部、91 載置部、100 炊飯器。
Claims (8)
- 上面を開口した内釜収納部を有する本体部と、
前記内釜収納部に着脱自在に装着された内釜と、
前記本体部に回動自在に取り付けられて前記本体部の上面開口を開閉可能に覆う蓋体と、
前記本体部の外側面及び前記蓋体の外側面に沿って取り付けられ、前記蓋体を閉じた状態において前記本体部と前記蓋体との間の隙間を塞ぐ弾性体からなるシール部材と、を備え、
前記蓋体には、前記本体部と対向する端面に嵌合孔が形成され、
前記シール部材には、前記嵌合孔に着脱自在に嵌め込まれて係止する係止部が設けられており、
前記シール部材は、前記係止部が前記嵌合孔に嵌め込まれて係止することで、前記蓋体に取り付けられる、炊飯器。 - 上面を開口した内釜収納部を有する本体部と、
前記内釜収納部に着脱自在に装着された内釜と、
前記本体部に回動自在に取り付けられて前記本体部の上面開口を開閉可能に覆う蓋体と、
前記本体部の外側面及び前記蓋体の外側面に沿って取り付けられ、前記蓋体を閉じた状態において前記本体部と前記蓋体との間の隙間を塞ぐ弾性体からなるシール部材と、を備え、
前記本体部には、前記蓋体と対向する開口端面に嵌合孔が形成され、
前記シール部材には、前記嵌合孔に着脱自在に嵌め込まれて係止する係止部が設けられており、
前記シール部材は、前記係止部が前記嵌合孔に嵌め込まれて係止することで、前記本体部に取り付けられる、炊飯器。 - 前記本体部には、前記蓋体と対向する開口端面に、前記嵌合孔に向かって突き出す干渉部が設けられており、
前記係止部は、前記蓋体を閉じる際に、前記干渉部によって前記嵌合孔に押し込まれて嵌め込まれる、請求項1に記載の炊飯器。 - 前記本体部には、開口端面から外側面にかけて配置された化粧用の装飾部材が取り付けられている、請求項1に記載の炊飯器。
- 前記装飾部材には、前記嵌合孔に向かって突き出す干渉部が設けられており、
前記係止部は、前記蓋体を閉じる際に、前記干渉部によって前記嵌合孔に押し込まれて嵌め込まれる、請求項4に記載の炊飯器。 - 前記装飾部材は、前記本体部の外側面に沿った形状を成す装飾面部と、前記装飾面部から本体部側に向かって突き出し、前記本体部の開口端面に載置される載置部と、を有しており、
前記載置部に前記干渉部が設けられている、請求項5に記載の炊飯器。 - 前記蓋体には、前記本体部と対向する端面に、前記嵌合孔に向かって突き出す干渉部が設けられており、
前記係止部は、前記蓋体を閉じる際に、前記干渉部によって前記嵌合孔に押し込まれて嵌め込まれる、請求項2に記載の炊飯器。 - 前記シール部材は、前記本体部の外側面及び前記蓋体の外側面に沿った形状を成し、前記本体部と前記蓋体との間の隙間を塞ぐ外側面部と、
前記外側面部から前記本体部側に向かって突き出し、前記本体部の開口端面と前記蓋体とに挟持される挟持部と、を有し、
前記挟持部に前記係止部が設けられている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の炊飯器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017051482A JP2018153343A (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | 炊飯器 |
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