JP2018153000A - 電池温調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気ヒータの電力供給源の電池の出力電圧が上限値を超えることを抑制し、当該電池の保護を図る。【解決手段】車両に搭載された走行駆動用電池2に空気を導く電動ブロアファン10と、走行駆動用電池2から電力を供給されて作動し電動ブロアファン10によって走行駆動用電池2に導かれる空気を加熱するPTCヒータ11と、PTCヒータ11及び電動ブロアファン10の作動制御をするコントロールユニット13と、を備えた電池温調装置1であって、走行駆動用電池2の電池セルの温度を検出する温度センサ12を有し、電動ブロアファン10の電力供給源は車両に搭載された補機用電池16であり、コントロールユニット13は走行駆動用電池2の温度に基づいて、電動ブロアファン10の回転速度を可変制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、電池温調装置に係り、詳しくは、車載電池を暖めるヒータ装置の出力制御に関する。
電気自動車やハイブリッド車のように走行駆動用モータに電力を供給するための大容量の走行駆動用電池を搭載した車両において、寒冷地で出力を確保するために、走行駆動用電池を暖める温調装置を備えたものがある。この温調装置は、例えば電気ヒータを備えて構成されている。そして、当該電気ヒータは、車両に搭載した大容量の走行駆動用電池から電力が供給されることが一般的である。
また、車両に搭載された温調装置としては、例えば特許文献1に示すように、電気ヒータと電動ファンを備えた暖房装置が搭載された車両が開示されている。特許文献1に記載された温調装置では、電気ヒータと電動ファンの作動制御を行ない、所望の温度の温風を供給するようにしている。
ところで、電気ヒータの出力制御としては、消費電力を抑制するために比較的効率のよいPWM制御が採用されている場合が多い。このように電気ヒータをPWM制御すると、電気ヒータへの供給電圧が変動する。しかし、満充電に近い状態、あるいは走行駆動用電池が低温状態や劣化状態であるように内部抵抗が高い場合には、走行駆動用電池から電気ヒータへ電力を供給してPWM制御を行なうと、走行駆動用電池の出力電圧が上限値を超えて走行駆動用電池を劣化させる虞がある。特にハイブリッド車のように走行駆動用電池を充電可能であり満充電状態となる機会が比較的多い車両では、このように電気ヒータをPWM制御した際に、走行駆動用電池の出力電圧が上限値を超えて劣化させる可能性が高くなる。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、電気ヒータの電力供給源の電池の出力電圧が上限値を超えることを抑制し、当該電池の保護を図ることのできる電池温調装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の電池温調装置は、車両に搭載された第1の電池に空気を導く電動ファンと、前記第1の電池から電力を供給されて作動し前記電動ファンによって前記第1の電池に導かれる空気を加熱する電気ヒータと、前記電気ヒータ及び前記電動ファンの作動制御をする制御手段と、を備えた電池温調装置であって、前記第1の電池の温度を検出する温度検出器を有し、前記電動ファンの電力供給源は前記車両に搭載された第2の電池であり、前記制御手段は、前記第1の電池の温度に基づいて、前記電動ファンの回転速度を変更することを特徴とする。
また、好ましくは、前記電気ヒータは、PTC素子を有するPTCヒータであるとよい。
また、好ましくは、前記制御手段は、前記第1の電池の温度に基づいて前記電気ヒータをPWM制御するとよい。
また、好ましくは、前記車両は、前記第1の電池を充電する充電機または発電機を備え、前記制御手段は、前記充電機または前記発電機による前記第1の電池の充電時に、前記第1の電池の温度に基づいて、前記電動ファンの回転速度を変更するとよい。
また、好ましくは、前記制御手段は、前記第1の電池の温度に基づいて前記電気ヒータをPWM制御するとよい。
また、好ましくは、前記車両は、前記第1の電池を充電する充電機または発電機を備え、前記制御手段は、前記充電機または前記発電機による前記第1の電池の充電時に、前記第1の電池の温度に基づいて、前記電動ファンの回転速度を変更するとよい。
また、好ましくは、前記車両は、電動の走行駆動用モータを備え、前記第1の電池は、前記走行駆動用モータに電力を供給する電池であり、前記第2の電池は、前記車両の補機用電池であるとよい。
本発明の電池温調装置によれば、ファン及び電気ヒータを作動して第1の電池を加熱温調する際に第1の電池の温度に基づいて電動ファンの回転速度を変更することで、第1の電池に対する加熱能力を変更することができる。したがって、電気ヒータの出力変更を抑えつつ第1の電池に対する加熱能力を第1の電池の温度に基づいて可変し、第1の電池の温度を適切に制御することが可能となる。
このように、第1の電池に対する加熱能力を変更させる際に、電気ヒータの出力変更を抑制することができるので、第1の電池から電気ヒータへの供給電圧の変動を抑えることが可能となり、第1の電池の出力電圧が上限値を超えて第1の電池を劣化させることを抑制することができる。
以下、本発明を具体化した電池温調装置の一実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態の電池温調装置1の構成図である。図2は、コントロールユニット13における温調制御の手順を示すフローチャートである。図3は、電池セル温度と電動ブロアファン10の回転速度との関係の一例を示すグラフである。
図1に示すように、本実施形態の電池温調装置1は、ハイブリッド車のように走行駆動用モータ3を有する車両の走行駆動用電池2(第1の電池)を温調する装置である。走行駆動用モータ3は、車両の走行駆動輪4を駆動する電動モータであり、走行駆動用電池2からハイブリッドコントロールユニット5を介して車両のアクセル操作等に基づいて電力が供給されて駆動する。
図1は本発明の実施形態の電池温調装置1の構成図である。図2は、コントロールユニット13における温調制御の手順を示すフローチャートである。図3は、電池セル温度と電動ブロアファン10の回転速度との関係の一例を示すグラフである。
図1に示すように、本実施形態の電池温調装置1は、ハイブリッド車のように走行駆動用モータ3を有する車両の走行駆動用電池2(第1の電池)を温調する装置である。走行駆動用モータ3は、車両の走行駆動輪4を駆動する電動モータであり、走行駆動用電池2からハイブリッドコントロールユニット5を介して車両のアクセル操作等に基づいて電力が供給されて駆動する。
本実施形態の電池温調装置1は、ハイブリッド車のように、エンジン6により発電機7を駆動して発電させ、この発電した電力により走行駆動用電池2を充電可能な車両に搭載されている。
走行駆動用電池2は、複数の電池セル2aを組み合わせて構成されており、ケース2b内に収納されている。ケース2b内の電池セル2aの間や周囲には、温調風を通過させるための温調風通路が設けられている。また、ケース2bの外部から内部に走行風等の温調風を導入することが可能となっている。
走行駆動用電池2は、複数の電池セル2aを組み合わせて構成されており、ケース2b内に収納されている。ケース2b内の電池セル2aの間や周囲には、温調風を通過させるための温調風通路が設けられている。また、ケース2bの外部から内部に走行風等の温調風を導入することが可能となっている。
電池温調装置1は、ケース2bに隣接して配置され、ケース2bの外部から内部に走行風を導入したり、停車時には後述する電動ブロアファン10(電動ファン)を駆動したりして、電池セル2aの周囲に冷風を通過させて、走行駆動用電池2の温度を低下させる冷却機能を備えている。
更に、電池温調装置1は、走行駆動用電池2に温風を通過させて、冷態状態となっている走行駆動用電池2を暖める加熱機能を備えている。
更に、電池温調装置1は、走行駆動用電池2に温風を通過させて、冷態状態となっている走行駆動用電池2を暖める加熱機能を備えている。
電池温調装置1は、電動ブロアファン10、PTCヒータ11、温度センサ12(温度検出器)、コントロールユニット13(制御手段)を備えて構成されている。
電動ブロアファン10は、外部からケース2b内へ温調風を導入するよう設けられている。
PTCヒータ11は、温度が上昇するに伴って抵抗値が増加するPTC素子14を使用した電気ヒータである。PTC素子14は複数個設けられ電気回路的に並列に配置されている。更に、PTCヒータ11には、PTC素子14への供給電力を制御する制御素子15が設けられている。制御素子15は、PTC素子14への電力供給のオン・オフ制御を行なう。
電動ブロアファン10は、外部からケース2b内へ温調風を導入するよう設けられている。
PTCヒータ11は、温度が上昇するに伴って抵抗値が増加するPTC素子14を使用した電気ヒータである。PTC素子14は複数個設けられ電気回路的に並列に配置されている。更に、PTCヒータ11には、PTC素子14への供給電力を制御する制御素子15が設けられている。制御素子15は、PTC素子14への電力供給のオン・オフ制御を行なう。
温度センサ12は、走行駆動用電池2の電池セル2aに設けられ、電池セル温度Tを検出する。
コントロールユニット13は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。コントロールユニット13は、温度センサ12から電池セル温度Tを入力して、電動ブロアファン10の作動制御を行なう。また、コントロールユニット13は、CAN通信を介してPTCヒータ11を作動制御可能となっている。
コントロールユニット13は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。コントロールユニット13は、温度センサ12から電池セル温度Tを入力して、電動ブロアファン10の作動制御を行なう。また、コントロールユニット13は、CAN通信を介してPTCヒータ11を作動制御可能となっている。
なお、コントロールユニット13及び電動ブロアファン10は、車両に搭載された補機用電池16(第2の電池)から電力を供給されて作動する。PTCヒータ11は、コントロールユニット13により作動制御可能であるものの、その電力供給源は走行駆動用電池2である。
次に図2を用いて、コントロールユニット13におけるPTCヒータ11及び電動ブロアファン10の制御の一例を説明する。なお、図2に示す制御は、PTCヒータ11及び電動ブロアファン10の作動によって走行駆動用電池2を加熱する加熱制御を示す。
次に図2を用いて、コントロールユニット13におけるPTCヒータ11及び電動ブロアファン10の制御の一例を説明する。なお、図2に示す制御は、PTCヒータ11及び電動ブロアファン10の作動によって走行駆動用電池2を加熱する加熱制御を示す。
コントロールユニット13は、車両電源オン時に図2に示すPTCヒータ11及び電動ブロアファン10の制御を繰り返し実行する。
始めに、ステップS10では、温度センサ12より電池セル温度Tを入力する。そして、ステップS20に進む。
ステップS20では、ステップS10において入力した電池セル温度Tが所定温度T1以下であるか否かを判別する。所定温度T1は、走行駆動用電池2が走行駆動用モータ3への出力を確保するために加熱する必要のある温度の上限値に設定すればよい。電池セル温度Tが所定温度T1以下である場合には、ステップS30に進む。電池セル温度Tが所定温度T1より高い場合には、ステップS50に進む。
始めに、ステップS10では、温度センサ12より電池セル温度Tを入力する。そして、ステップS20に進む。
ステップS20では、ステップS10において入力した電池セル温度Tが所定温度T1以下であるか否かを判別する。所定温度T1は、走行駆動用電池2が走行駆動用モータ3への出力を確保するために加熱する必要のある温度の上限値に設定すればよい。電池セル温度Tが所定温度T1以下である場合には、ステップS30に進む。電池セル温度Tが所定温度T1より高い場合には、ステップS50に進む。
ステップS30では、PTCヒータ11をオンにする。なお、PTCヒータ11の出力については、一定でもよいし、電池セル温度Tに基づいて可変制御してもよい。例えば、PTCヒータ11の出力を可変制御する場合には、電池セル温度Tが低下するに伴ってPTCヒータの出力を低下させるように制御すればよい。更に、PTCヒータ11をPWM制御してもよい。そして、ステップS40に進む。
ステップS40では、ファン作動制御をオンにする。詳しくは、電動ブロアファン10の駆動をオンにするとともに、ステップS10で入力した電池セル温度Tに基づいて、電動ブロアファン10の回転速度(ブロアファン回転速度Vr)を制御する。
例えば、図3に示すように、ブロアファン回転速度Vrは、電池セル温度Tが所定温度T1では最高回転速度Vrmaxに設定される。ブロアファン回転速度Vrは、電池セル温度Tが所定温度T1より低下するに伴って、最低回転速度Vrminまでの間で減少するように設定される。また、電池セル温度Tが所定温度T2未満では、ブロアファン回転速度Vrを0とする。
例えば、図3に示すように、ブロアファン回転速度Vrは、電池セル温度Tが所定温度T1では最高回転速度Vrmaxに設定される。ブロアファン回転速度Vrは、電池セル温度Tが所定温度T1より低下するに伴って、最低回転速度Vrminまでの間で減少するように設定される。また、電池セル温度Tが所定温度T2未満では、ブロアファン回転速度Vrを0とする。
なお、最低回転速度Vrminについては、電池セル温度Tが所定温度T2のときのPTCヒータ11の出力に合わせて適宜設定すればよい。また、最高回転速度Vrmaxについては、電動ブロアファン10の能力や消費電力を考慮して、電池温調装置1から排出する熱量が極力大きくなるような値に適宜設定すればよい。所定温度T2は、例えば温調して走行駆動用電池2の温度が所定温度T1まで上昇可能となる下限値に設定すればよい。
そして、本ルーチンを終了する。
ステップS50では、PTCヒータ11をオフにする。そして、ステップS60に進む。
ステップS60では、ファン作動制御をオフにし、ブロアファン回転速度Vrを0にする。そして、本ルーチンを終了する。
ステップS50では、PTCヒータ11をオフにする。そして、ステップS60に進む。
ステップS60では、ファン作動制御をオフにし、ブロアファン回転速度Vrを0にする。そして、本ルーチンを終了する。
なお、走行駆動用電池2を冷却する温調制御については、例えば電池セル温度Tが適宜設定された冷却を要する温度以上となった場合に、電動ブロアファン10が作動するように制御すればよい。
以上のように、本実施形態では、電池温調装置1による温調制御、特に加熱制御として、PTCヒータ11のオン・オフ制御と電動ブロアファン10の回転速度制御が行なわれる。
以上のように、本実施形態では、電池温調装置1による温調制御、特に加熱制御として、PTCヒータ11のオン・オフ制御と電動ブロアファン10の回転速度制御が行なわれる。
PTCヒータ11はPTC素子14を用いているので、PTC素子14が所定温度になるように自動的に電流が制御される。したがって、通電時にPTCヒータ11自体で一定の温度となりPTCヒータ11を通過する空気の温度を自動的に一定にすることができる。これにより、PTCヒータ11への電力を可変制御しなくとも、走行駆動用電池2への過度な高熱の温風を供給することを抑制することができ、PTCヒータ11の無駄な電力消費を抑えることができる。
更に、本実施形態では、電池セル温度Tに基づいて電動ブロアファン10の回転速度を変更する制御が行なわれる。このように、ブロアファン回転速度Vrを制御することで、電池温調装置1全体としての出力、即ち走行駆動用電池2への供給熱量を可変制御することができる。
また、PTCヒータ11の出力を可変制御した場合には、ブロアファン回転速度Vrの制御をすることで、電池温調装置1の出力(走行駆動用電池2への供給熱量)を確保した上で、PTCヒータ11の出力可変制御範囲を低減させることができる。
また、PTCヒータ11の出力を可変制御した場合には、ブロアファン回転速度Vrの制御をすることで、電池温調装置1の出力(走行駆動用電池2への供給熱量)を確保した上で、PTCヒータ11の出力可変制御範囲を低減させることができる。
これにより、走行駆動用電池2からPTCヒータ11への出力電圧の変動範囲、特に走行駆動用電池2の出力電圧の最大値を抑えることができる。
したがって、走行駆動用電池2が低温あるいは劣化状態のように内部抵抗が増大している場合や、満充電に近い場合のように、出力電圧が変動した際にその最大値が走行駆動用電池2の電池セル2aの上限値を超える可能性の高い状態であっても、上記のように走行駆動用電池2の出力電圧の最大値が抑えられるので、走行駆動用電池2の出力電圧の最大値が上限値を超えることを抑制することができる。これにより、走行駆動用電池2の劣化を抑制し、走行駆動用電池2の寿命を向上させることができる。
したがって、走行駆動用電池2が低温あるいは劣化状態のように内部抵抗が増大している場合や、満充電に近い場合のように、出力電圧が変動した際にその最大値が走行駆動用電池2の電池セル2aの上限値を超える可能性の高い状態であっても、上記のように走行駆動用電池2の出力電圧の最大値が抑えられるので、走行駆動用電池2の出力電圧の最大値が上限値を超えることを抑制することができる。これにより、走行駆動用電池2の劣化を抑制し、走行駆動用電池2の寿命を向上させることができる。
なお、電動ブロアファン10は補機用電池16により電力を供給されて駆動するので、例え回転速度を変更しても走行駆動用電池2の出力電圧への影響はない。
また、走行駆動用電池2の出力電圧の最大値が抑えられることで、走行駆動用電池2の出力電圧が上限値を超えないようにPTC素子14の発熱量が狭い範囲となるようにチューニングする必要もなくなり、調整工数を低減させることができる。
また、走行駆動用電池2の出力電圧の最大値が抑えられることで、走行駆動用電池2の出力電圧が上限値を超えないようにPTC素子14の発熱量が狭い範囲となるようにチューニングする必要もなくなり、調整工数を低減させることができる。
また、例えPTCヒータ11をPWM制御したとしても、PTCヒータ11の出力制御範囲を抑制することで、走行駆動用電池2の出力電圧の最大値となる時間を抑え、走行駆動用電池2の劣化を抑制することができる。
また、本実施形態のように、PTC素子14が複数設けられている場合には、PTC素子14の回路を分割して当該回路毎に制御素子15を追加して個々に出力制御することで、PTCヒータ11全体の出力制御範囲を広げることが可能である。しかし、本実施形態では上記のようにブロアファン回転速度Vrを可変制御して電池温調装置1の出力を可変することが可能であるので、制御回路の素子追加が不要となり、低コストで精緻なヒータ出力制御が可能となる。
また、本実施形態のように、PTC素子14が複数設けられている場合には、PTC素子14の回路を分割して当該回路毎に制御素子15を追加して個々に出力制御することで、PTCヒータ11全体の出力制御範囲を広げることが可能である。しかし、本実施形態では上記のようにブロアファン回転速度Vrを可変制御して電池温調装置1の出力を可変することが可能であるので、制御回路の素子追加が不要となり、低コストで精緻なヒータ出力制御が可能となる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態のようなハイブリッド車においては、エンジン6によって駆動される発電機7により発電が可能であり、走行駆動用電池2を充電可能である。そして、このようにエンジン6と発電機7により走行駆動用電池2を充電しているときのみ、上記のように電池セル温度Tに基づいてブロアファン回転速度Vrの制御を行なうとよい。走行駆動用電池2の充電時には、走行駆動用電池2の出力電圧の最大値が上限値を超える可能性が高くなるので、上記のようにブロアファン回転速度Vrの制御を行なうことで、走行駆動用電池の保護を必要に応じて行なうことができる。また、外部電源からの電力により走行駆動用電池2を充電する充電機を備えた車両において、当該充電機により走行駆動用電池2を充電しているときのみ、上記のように電池セル温度Tに基づいてブロアファン回転速度Vrの制御を行なってもよい。
本発明は、車両に搭載された電池の温調装置に広く適用することができる。
1 電池温調装置
2 走行駆動用電池(第1の電池)
3 走行駆動用モータ
7 発電機
10 電動ブロアファン(電動ファン)
11 PTCヒータ(電気ヒータ)
12 温度センサ(温度検出器)
13 コントロールユニット(制御手段)
14 PTC素子
16 補機用電池(第2の電池)
2 走行駆動用電池(第1の電池)
3 走行駆動用モータ
7 発電機
10 電動ブロアファン(電動ファン)
11 PTCヒータ(電気ヒータ)
12 温度センサ(温度検出器)
13 コントロールユニット(制御手段)
14 PTC素子
16 補機用電池(第2の電池)
Claims (5)
- 車両に搭載された第1の電池に空気を導く電動ファンと、前記第1の電池から電力を供給されて作動し前記電動ファンによって前記第1の電池に導かれる空気を加熱する電気ヒータと、前記電気ヒータ及び前記電動ファンの作動制御をする制御手段と、を備えた電池温調装置であって、
前記第1の電池の温度を検出する温度検出器を有し、
前記電動ファンの電力供給源は前記車両に搭載された第2の電池であり、
前記制御手段は、前記第1の電池の温度に基づいて、前記電動ファンの回転速度を変更することを特徴とする電池温調装置。 - 前記電気ヒータは、PTC素子を有するPTCヒータであることを特徴とする請求項1に記載の電池温調装置。
- 前記制御手段は、前記第1の電池の温度に基づいて前記電気ヒータをPWM制御することを特徴とする請求項1または2に記載の電池温調装置。
- 前記車両は、前記第1の電池を充電する充電機または発電機を備え、
前記制御手段は、前記充電機または前記発電機による前記第1の電池の充電時に、前記第1の電池の温度に基づいて、前記電動ファンの回転速度を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電池温調装置。 - 前記車両は、電動の走行駆動用モータを備え、
前記第1の電池は、前記走行駆動用モータに電力を供給する電池であり、
前記第2の電池は、前記車両の補機用電池であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電池温調装置。
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CN113594574A (zh) * | 2021-07-22 | 2021-11-02 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 电池包的温控方法、电池包、车辆和可读存储介质 |
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2017
- 2017-03-13 JP JP2017047582A patent/JP2018153000A/ja active Pending
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