JP2018152509A - プリント配線板 - Google Patents

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【課題】プリント配線板の放熱性の向上。【解決手段】実施形態のプリント配線板1は、内層とされる第1導体層11と、第1導体層11の両面側の最表層にそれぞれ形成される第2導体層12および第3導体層13と、第1導体層11と第2導体層12および第3導体層13との間に設けられる第1絶縁層21および第2絶縁層22と、第1絶縁層21に形成され、第1導体層11と第2導体層12とを接続する複数の第1ビア導体41と、第2絶縁層22に形成され、第1導体層11と第3導体層13とを接続する複数の第2ビア導体42とを有する。第1導体層11は金属箔11aと導体被膜11bとの積層体からなり、第2導体層12および第3導体層13よりも厚く形成されており、金属箔11aの導体被膜11bと反対面が第2導体層12側に向いている。【選択図】図3

Description

本発明は、プリント配線板に関する。
特許文献1には、順に積層されている基体、枠体および回路板、ならびに枠体内に収容される導電性部材からなる回路基板が開示されている。回路板上には電子部品が実装される。電子部品から発生する熱は、主に、回路板、導電性部材および基体を介して外部に放熱される。
特開2011−138838号公報
特許文献1の回路基板では、電子部品から発生する熱は、導電性部材に向かって回路板内を伝導する。また、導電性部材に伝わった熱は基体内を伝導し、外部(たとえば回路基板が配置されるマザーボードなど)に放散される。回路板や基体は、銅などの金属と比べて熱伝導性の低いアルミナなどの絶縁性材料で形成されている。また、導電性部材としてはアルミニウム、銅、銀又はこれらの複合材からなる各種金属が用いられ、その金属を層状に積層して枠体の空間内に収容することが示されている。しかし、空間内に導電性部材を隙間なく収容することは大変な作業になると推察される。さらに、導電性部材と回路板および基体とは単に互いに接触しているだけなので、熱伝導が十分に行われない可能性がある。さらに、熱収縮などにより各界面において隙間が生じ易いと推察される。そのため、特許文献1に開示の構造では、十分な放熱特性が得られ難いと考えられる。
本発明のプリント配線板は、内層とされる第1導体層と、前記第1導体層の一面およびその反対面である他面の両面側の最表層にそれぞれ形成される第2導体層および第3導体層と、前記第1導体層と前記第2導体層および前記第3導体層との間に、それぞれ少なくとも1層設けられる第1絶縁層および第2絶縁層と、前記第1絶縁層に形成され、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する複数の第1ビア導体と、前記第2絶縁層に形成され、前記第1導体層と前記第3導体層とを接続する複数の第2ビア導体と、を有している。そして、前記第2導体層に部品実装パッドが形成されると共に、前記部品実装パッドと前記第1導体層とを接続する前記第1ビア導体が複数個形成されており、前記第3導体層に接続用導体パッドが形成されており、前記第1導体層は金属箔と導体被膜との積層体からなり、前記第2導体層および前記第3導体層よりも厚く形成されており、前記金属箔の前記導体被膜と反対面が前記第2導体層側に向いている。
本発明の実施形態によれば、電子部品を実装する実装パッドが形成される第2導体層側に第1導体層の金属箔の面が位置するように第1導体層が形成されている。そのため、第1導体層と第2導体層との間に介在する絶縁層や第1ビア導体とが第1導体層と密着して接合されると考えられる。その結果、熱伝導性が向上し、電子部品で発生する熱を速やかに第1導体層側に伝達することができると共に、応力に対する接合の信頼性が向上すると考えられる。
本発明の一実施形態のプリント配線板の一方の表面を示す平面図。 図1のプリント配線板の他方の表面の導体パターンを示す図。 図1のプリント配線板のIII−III線での断面図。 図3の第1導体層と第1絶縁層、第2絶縁層、第1ビア導体および第2ビア導体との接合面の状態を誇張して示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 図5BのVBa部分の凹凸を誇張して示す拡大図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 図5DのVDa部分の凹凸を誇張して示す拡大図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 図5EのVEa部分の凹凸を誇張して示す拡大図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 図5FのVFa部分の凹凸を誇張して示す拡大図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 図5GのVGa部分の凹凸を誇張して示す拡大図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。
本発明の一実施形態のプリント配線板が図面を参照して説明される。図1〜3には、一実施形態のプリント配線板1が示されており、内層とされる第1導体層11と、第1導体層11の一面およびその反対面である他面の両面側の最表層にそれぞれ形成される第2導体層12および第3導体層13と、第1導体層11と第2導体層12および第3導体層13との間に、それぞれ少なくとも1層設けられる第1絶縁層21および第2絶縁層22と、第1絶縁層21に形成され、第1導体層11と第2導体層12とを接続する複数の第1ビア導体41と、第2絶縁層22に形成され、第1導体層11と第3導体層13とを接続する複数の第2ビア導体42と、を有している。そして、第2導体層12に部品実装パッド12aが形成されており、第3導体層13に接続用導体パッド13aが形成されている。第1導体層11は金属箔11aと導体被膜11bとの積層体からなり、第2導体層12および第3導体層13よりも厚く形成されており、金属箔11aの導体被膜11bと反対面が第2導体層12側に向いている。
第1導体層11は、図3に示されるように、金属箔11aと導体被膜11bとの積層体で形成されている。この第1導体層11は、第2導体層12または第3導体層13より遥かに厚く、10倍程度の厚さに形成されている。第1導体層11の厚さが所望の厚さになるように、金属箔11aに導体被膜11bが形成されている。従って、第1導体層11の中でも金属箔11aの厚さが90%以上を占めている。金属箔11aは、一般的に一面がマット面と呼ばれる凹凸面になっている。一方、他面側は比較的滑らかな平坦面に形成されている。この実施形態では、そのマット面と反対側に導体被膜11bが形成されている。導体被膜11bは、電解めっきによるめっき膜またはスパッタリングもしくは真空蒸着などにより形成される被膜であってもよい。金属箔11aおよび導体被膜11bの材料は、優れた電気伝導性および熱伝導性を備えている銅であることが好ましい。しかし、これに限定されず、金属箔11aおよび導体被膜11bの材料はニッケルなどの他の金属材料でもよい。
このマット面と呼ばれる凹凸面側が第2導体層12側になるように形成されることが好ましい。すなわち、図4に、図3のIVの部分の拡大図が凹凸を誇張して示されるように、第1導体層11は、第1絶縁層21側が大きな凹凸面であり、第1絶縁層21が食い込んで接合されている。一方、金属箔11aの他面側は比較的滑らかな平坦面になっている。その面に電解めっきなどにより導体被膜11bが形成されている。そのため、導体被膜11bの面はほぼ平坦面であるが、好ましくは、黒化処理やマイクロエッチングなどにより細かい凹凸が形成されている。すなわち、導体被膜11bの金属箔11aと反対面は粗化面であってもよい。前述の第1絶縁層21側と同様に凹凸のある方が樹脂などとの食いつきがよく、信頼性のある接合面が得られる。
部品実装パッド12a側(第1絶縁層21側)に金属箔11aのマット面が向けられることにより、第1絶縁層21や第1ビア導体41との接触面積が大きくなる。第1導体層11の部品実装パッド12a側の表面が粗い凹凸面にされている理由は、部品実装パッド12aに実装される電子部品E1の発熱による熱量により、第1導体層11と接合される第1絶縁層21側の温度変化の方が、第2絶縁層22側よりも激しくなるからである。すなわち、大きな応力を受けやすい第1導体層11と第1絶縁層21との界面の密着性が、大きな応力でも剥離しないように強化されている。換言すると、第1導体層11は、第1絶縁層21側の面が第2絶縁層22側の面よりも凹凸の粗さが大きい。これにより、接合面の信頼性が向上すると共に、最も温度上昇の大きな部品実装パッド12aからの熱放散性も向上すると考えられる。
第1導体層11には、図1に破線で示されているように、配線パターンが形成されている。すなわち、部品実装パッド12aと接続用導体パッド13aとの間に形成されている内層の導体パッド11cや内層の配線パターン11dが形成されている。内層の配線パターン11dは、その先端で、第3ビア導体43によって第2導体層12の第3部品実装パッド12dに接続されている。すなわち、第1導体層11は、ただ単に放熱用として導体層が埋め込まれているのではなく、第1導体層11は電気回路の一部として形成されている。このような放熱効果のある厚い導体層でも、金属箔または金属板を用いることにより、さらには導体被膜11bを設けることにより、容易に必要な厚さが確保される。
この第1導体層11は、後述の製造方法に記載されるように、たとえばエッチングにより容易にパターニングされ得る。従って、第1導体層11は、基本的に任意の導体パターンを有し得る。第2および第3の導体層12、13だけでは所望の電気回路が構成され得ない場合に、さらなる導体層の追加無く所望の電気回路を形成し得ることがある。放熱用の導電性部材を回路基板内に埋設する前述の特許文献1の開示と異なり、単純な構造および容易な製法で、より複雑な電気回路を含む放熱性の高いプリント配線板が得られると考えられる。
第1導体層11の厚さは、たとえば、100μm以上、2000μm以下であり、好ましくは、200μm以上、300μm以下である。その理由は、第1導体層11の厚さが薄すぎると平面方向への熱拡散効果が十分に得られないし、逆に厚過ぎると厚さ方向の熱抵抗が過度に増加するからである。しかし、第1導体層11の厚さは、これらに限定されない。図3に示されるように、第1導体層11が2層構造を有する場合は、好ましくは、金属箔11aは第1導体層11の厚さの9割以上を占める厚さを有する。導体被膜11bの厚さを薄くすることができ、導体被膜11bの形成時間が短くなり得る。
図3に示されるように、第1導体層11の各導体パターンの側面は、接続用導体パッド13a側(第2面1S側)から部品実装パッド12a側(第1面1F側)に向かって、各導体パターンの平面視でのサイズが大きくなるように傾斜している。第1導体層11と第1絶縁層21との接触面積は、第1導体層11と第2絶縁層22との接触面積より大きいと考えられる。前述のように、より大きな温度上昇に晒されがちな第1面1F側の第1絶縁層21と第1導体層11との間での熱膨張率の違いによる剥離がいっそう防止されると考えられる。
図1〜3に示されるように、第1導体層11の両面側の最表層には、第2導体層12と第3導体層13とが設けられている。そして、第2導体層12には、部品実装パッド12aが一対で形成されている。この部品実装パッド12aは、実装される電子部品E1の異なる電極にそれぞれ接続される様に形成されている。図1に示される例では、第2導体層12には、第2部品実装パッド12bが並んで形成されている。しかし、機能的には、部品実装パッド12aと同じなので、その説明は省略される。部品実装パッド12aは、一対で形成されており、外部の電子部品E1が、はんだなどの接合材S(図3参照)によりフリップチップ方式などで実装される。また、図2に示されるように、第3導体層13には、接続用導体パッド13aおよび第2接続用導体パッド13bが形成されている。接続用導体パッド13aは、接続用導体パッドに接続される電子部品(図示せず)の異なる電極にそれぞれ接続される一対の導体パッド13aを有している。接続用導体パッド13aは、部品実装パッド12aと平面視で重なる位置に形成されており、第2接続用導体パッド13bは、第2部品実装パッド12bと平面視で重なる位置に形成されている。接続用導体パッド13aなどは、たとえば、マザーボードなどの図示されない外部要素と接続される。すなわち、プリント配線板1では、第1面1Fが部品実装面であり、第2面1S側が、たとえばマザーボードなどの外部要素との接続面である。また、図3に示されるように、プリント配線板1の第1面1Fには、適切な位置に開口32を有するソルダーレジスト層31が形成されていてもよい。また、図示されていないが、第2面1Sにもソルダーレジスト層が形成されていてもよい。
図1および図3に示されるように、部品実装パッド12aは、電子部品E1の部品実装領域R(電子部品E1が実装される領域で、電子部品E1の第2導体層12への投影領域に相当)の近傍に形成されている。できるだけ大きく形成されることが好ましい。熱が放散され易くなる。加えて、後述される第1ビア導体41の数を増やすことが可能になり、第1導体層11側への熱伝導が良くなると考えられる。第1導体層11の接続用導体パッド13a側は部品実装パッド12a側よりも温度が低下しているが、接続用導体パッド13aも同様に、電子部品E1の部品実装領域Rの第3導体層13への投影領域より大きく形成されることが好ましい。そうすることにより、第2ビア導体42の数の増加により、熱が放散しやすい。
プリント配線板1は、前述のように、第1導体層11と第2導体層12との間の第1絶縁層21、および第1導体層11と第3導体層13との間の第2絶縁層22を含んでいる。この第1絶縁層21と第2絶縁層22は、それぞれ1層とは限らず、導体層を介して積層された複数層を有する絶縁層でもよい。第1および第2の絶縁層21、22となる絶縁材は、たとえば、フィルム状に形成されたエポキシ樹脂や、ガラス繊維などの補強材にエポキシ樹脂を含浸してなるプリプレグでもよい。
また、第1および第2の絶縁層21、22それぞれには、密集して形成されている複数の第1ビア導体41および第2ビア導体42が形成されている。第1ビア導体41は、第1導体層11と第2導体層12の部品実装パッド12aとを複数個のビア導体で接続している。第2ビア導体42は、第1導体層11と第3導体層13の接続用導体パッド13aとを複数個のビア導体で接続している。第1および第2のビア導体41、42は、第1〜第3の各導体層11、12、13間を、高い熱伝導性を備えて熱的に接続する、所謂サーマルビアとして機能する。従って、第1および第2のビア導体41、42は、少なくとも熱に関して良好な伝導性を備えていることが好ましい。一方で、第1および第2のビア導体41、42は第1〜第3の各導体層11、12、13間をそれぞれ電気的にも接続するので、電気的にも良好な伝導体であることも好ましい。
この第1ビア導体41は、部品実装パッド12aが電子部品E1の部品実装領域Rより外方に延びて形成されている場合には、その部分にも形成されていることが好ましい。第1ビア導体41の数が多いほど放熱に寄与すると考えられる。その結果、部品実装パッド12aの全体に広がった熱は表面からの輻射による放熱のみならず、第1ビア導体41を介して効率的に第1導体層11に伝導により放熱される。前述のように、接続用導体パッド13aも部品実装領域Rの投影領域よりも外方に延びて形成されていることが好ましい。そして、その外方に延びて形成されている部分にも第2ビア導体42が複数個形成されていることが好ましい。その結果、第1導体層11に伝導した熱は、この多く形成される第2ビア導体42を介して接続用導体パッド13aに容易に伝導する。そして、接続用導体パッド13aに伝導した熱は、接続用導体パッド13aでの輻射、および接続用導体パッド13aに接続される図示しないマザーボードなどへの伝導により放熱される。
複数の第1ビア導体41は、部品実装パッド12aと、内層の導体層である第1導体層11とを接続しており、複数の第2ビア導体42は接続用導体パッド13aと第1導体層11とを接続している。このように、本実施形態では、部品実装パッド12aと内層の厚い第1導体層11とが、サーマルビアの機能を有する第1ビア導体41により接続され、第1導体層11と接続用導体パッド13aとの間もサーマルビアの機能を有する第2ビア導体42で接続されている。サーマルビアとして機能する各ビア導体41、42は、後述のように、銅などの熱伝導率の高い金属で形成され得る。従って、第1面1F側の部品実装パッド12aから第1および第2のビア導体41、42および第1導体層11を介して図示しないマザーボードなどに効率よく熱が伝導し得ると考えられる。
部品実装パッド12aおよび接続用導体パッド13aに対してそれぞれ複数個形成される各ビア導体41、42は、前述のようにサーマルビアとしての機能を有し得る。第1および第2のビア導体41、42は、それぞれ、第2導体層12および第3導体層13との接触面積に関して、たとえば、2,000μm2以上、70,680μm2以下の面積で形成され、好ましくは、17,600μm2以上の面積で形成される。また、部品実装パッド12aに対する、複数の第1ビア導体41の占有面積率(部品実装パッド12aと個々の第1ビア導体41との接触面積の合計/部品実装パッド12aの面積×100)は、好ましくは、15%以上、40%以下である。同様に、接続用導体パッド13aに対する第2ビア導体42の占有面積率も、好ましくは、15%以上、40%以下である。部品実装パッド12aおよび接続用導体パッド13aと第1導体層11とが十分に低い熱抵抗で接続され、かつ、第1および第2の絶縁層21、22の機械的強度も一定以上に維持されると考えられる。
部品実装パッド12aに実装される電子部品E1は、たとえば、半導体装置のような能動部品や、抵抗やインダクタなどの受動部品である。しかし、電子部品E1はこれらに限定されない。高い放熱性を有し得る実施形態のプリント配線板は、動作時に発熱を伴う電子部品、たとえば、電力系半導体、電力系抵抗器、および、発光ダイオードなどの実装に特に適していると考えられる。
図1および図2の例では、それぞれ複数個設けられている第1および第2のビア導体41、42は、一行ごとに半ピッチずらして並べられ、所謂千鳥配列で配置されている。隣接するビア導体間の間隔についての設計面や製造面からの制約の下で、より高密度に複数のビア導体41、42が配置され得ると考えられる。しかし、複数設けられる各ビア導体の配置は、千鳥配列に限定されない。複数の各ビア導体は、たとえば、格子状(マトリックス状)に配置されてもよく、全くランダムに配置されてもよい。円形の断面を有する断面積の大きいビア導体がマトリックス状に形成され、二行間でそれぞれ隣接する4個の大きなビア導体の中心部に断面積の小さいビア導体が配置されてもよい。そうすることにより、全体として広い断面積のビア導体41、42が得られる可能性がある。
部品実装パッド12aまたは接続用導体パッド13aを含む第2および第3の導体層12、13は、たとえば、金属箔およびめっき膜などにより形成される(なお、図3では、第2および第3の導体層12、13は、簡略化されて一層構造で示されている)。第2および第3の導体層12、13の材料としては、銅やニッケルなどが例示される。しかし、第2および第3の導体層12、13の材料はこれらに限定されない。第2および第3の導体層12、13は、後述のように、サブトラクティブ法やアディティブ法により任意の導体パターンを有するように形成され得る。図1の例では、第2導体層12は、部品実装パッド12a、12bの他に、一対の導体パッドからなる2つの第3部品実装パッド12d、および第3部品実装パッド12dと第2部品実装パッド12bとを接続する配線パターン12cを含んでいる。
図3に示されるように、第1導体層11の各導体パターンの間には、絶縁物の充填により層内絶縁体23が形成されている。層内絶縁体23により、第1導体層11の各導体パターン間が確実に絶縁される。第1導体層11の厚さ方向の両方の表面と層内絶縁体23の両方の表面とは、それぞれほぼ面一である。層内絶縁体23により、第1導体層11と、第1および第2の絶縁層21、22との界面がほぼ全面的に平坦となり得る。第2および第3の導体層12、13の導体パターンを第1および第2の絶縁層21、22の平坦な表面上に形成することができると考えられる。層内絶縁体23は、たとえば、エポキシ樹脂などにより形成される。しかし、層内絶縁体23の材料はエポキシ樹脂に限定されず、エポキシ樹脂以外の任意の絶縁性材料が層内絶縁体23の形成に用いられ得る。
第1および第2の絶縁層21、22は、たとえば樹脂からなる任意の絶縁性材料により形成される。好ましくは、第1および第2の絶縁層21、22は、プリプレグのようにガラス繊維などの補強材を含む、または、含まないエポキシ樹脂により形成される。ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)、フェノール樹脂などが、第1および第2の絶縁層21、22の材料として用いられてもよい。各絶縁層を形成する樹脂は、シリカなどの無機フィラーを含んでいてもよい。第1および第2の絶縁層21、22の厚さは、たとえば、10μm以上、100μm以下であり、好ましくは30μmである。
第1〜第3のビア導体41〜43は、第1絶縁層21または第2絶縁層22に設けられたビアホール内に形成されている。第1および第2のビア導体41、42は、金属などの熱伝導性の高い材料で形成され、好ましくは導電性の材料で形成される。また、各ビア導体41〜43は、好ましくは、第2導体層12および第3導体層13と同じ材料で形成される。各ビア導体41〜43の好ましい材料としては、銅のめっき膜が例示される。各ビア導体は、好ましくは、60W/(m・K)以上、より好ましくは、350W/(m・K)以上の熱伝導率を有する材料で形成される。第3ビア導体43は、熱伝導よりも電気伝導に関して良導体であることが好ましい。第3ビア導体43は、銅のめっき膜などにより形成される。各ビア導体41〜43は、第1導体層11側に向かって細くなるテーパー形状を有している。各ビア導体41〜43の大きさは、第1および第2の絶縁層21、22の厚さや、各ビア導体の配置ピッチなどに応じて任意に選択される。たとえば、ほぼ円形の平面形状を有する各ビア導体の場合、第1導体層11との界面における各ビア導体41〜43の直径は、30μm以上、300μm以下である。好ましくは、各ビア導体41〜43の直径は第1導体層11との界面において150μm以上である。サーマルビアとして機能する第1および第2のビア導体41、42でも十分な熱伝導性が得られると考えられる。
図1に示されるプリント配線板1を例に、一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例が、図5A〜5Jを参照して以下に説明される。図5A〜5Jは、図3に相当する断面を示している。
図5Aに示されるように、表面に金属箔12cが設けられている支持板80が用意される。金属箔12cはプリント配線板1の完成時には第2導体層12(図3参照)の一部を構成する。金属箔12cは一面に接着されたキャリア金属箔81を備えており、キャリア金属箔81の金属箔12cと反対側の面が支持板80の一面に熱圧着などにより接合されている。金属箔12cとキャリア金属箔81とは、たとえば、熱可塑性接着剤などの分離可能な接着剤で接着されている。金属箔12cとキャリア金属箔81とは、外周付近の余白部分だけで接着されてもよい。支持板80には、たとえば、ガラス繊維などの芯材にエポキシ樹脂などの樹脂材料を含浸してなるプリプレグが用いられる。このプリプレグは、キャリア金属箔81との熱圧着時に本硬化され得る。銅などの金属板が支持板80に用いられてもよい。また、両面銅張積層板が、キャリア金属箔81を備えた支持板80として用いられてもよい。金属箔12cおよびキャリア金属箔81は好ましくは銅箔である。ニッケル箔などの他の金属箔が用いられてもよい。金属箔12cの厚さは、たとえば3μm以上、10μm以下である。なお、図5A〜5Jにおいて、各構成要素の厚さの正確な比率を示すことは意図されていない。
図5Aの例では、支持板80の表裏両面に金属箔12cが設けられている。支持板80の両面において、プリント配線板1が同時に形成され得る。プリント配線板1を効率よく製造することができる。しかし、金属箔12cは、必ずしも支持板80の表裏両面に設けられていなくてもよい。図5B〜5Gおよび以下の説明では、各図面上、支持板80の上側で形成されるプリント配線板に関しては、各構成要素の形成工程を示す図面だけにその符号が記載され、その後の工程を示す図面中の符号、およびその説明は適宜省略されている。また、図5B〜5Gには、支持板80の各面に製造途中のプリント配線板1が1つだけ示されている。しかし、支持板80の各面において複数のプリント配線板1が並置状態で同時に形成されてもよい。
図5Bに示されるように、金属箔12cの表面上に第1絶縁層21となる絶縁材が積層され、さらにその絶縁材上に第1導体層11(図3参照)となる厚い金属箔11aが積層される。この際、金属箔11aのマット面側が第1絶縁層21となる絶縁材と対向するように金属箔11aが重ね合される。そして、金属箔11a側から加圧され、さらに加熱されることにより、絶縁材が金属箔12cおよび金属箔11aと接合すると共に、第1絶縁層21が形成される。この金属箔11aの積層は、図5Baに図5BのVBaで示される部分の拡大図が凹凸を誇張して示されるように、金属箔11aのマット面(凹凸11aG)を第1絶縁層21に向けて重ねられる。なお、この凹凸11aG、および、以下で説明される他の部分の凹凸は、誇張された拡大図でのみ示され、図5Bや図5Bと同等の大きさで描かれている図面では省略されている。
図5Cに示されるように、金属箔11aの第1絶縁層21と反対面上の全面にめっき膜からなる導体被膜11bが形成される。めっき膜からなる導体被膜11bは、無電解めっきや、金属箔11aをシード層とする電解めっきにより形成される。金属箔11aおよびめっき膜からなる導体被膜11bにより第1導体層11が得られる。なお、スパッタリングや蒸着法により、めっき膜と異なる導体被膜11bが金属箔11aの一面上に形成されてもよい。
図5Dに示されるように、第1導体層11が、所望の導体パターンを有するようにパターニングされる。たとえば、第1導体層11の所望の導体パターンに応じた開口を有するエッチングマスクが第1導体層11上に形成される。そして、開口内に露出する部分をエッチングで除去することにより第1導体層11がパターニングされる。その結果、第1導体層11は、内層の導体パッド11cおよび内層の配線パターン11d(図1参照)などの個々の導体パターンに分離される。エッチングによる除去部分は、エッチング液の特性やエッチングの条件によって、図5Dに示されるように、第1絶縁層21側に向かって狭小となるテーパー形状を有し得る。しかし、ドライエッチングやサンドブラストなどによりほぼ垂直にエッチングされてもよい。なお、エッチングは、第1導体層11の厚さに応じた時間をかけて実施される。第1導体層11のエッチングは複数回に分けて行われてもよい。
第1導体層11のパターニング後、好ましくは、第1導体層11の各導体パターンの側面を含む第1導体層11の露出面が粗化処理される。粗化処理としては、たとえば、強アルカリ性溶液への浸漬による黒化処理や、有機酸系のエッチング剤への浸漬によるマイクロエッチングが例示される。その結果、図5Daおよび図5Eaに、それぞれ図5Dおよび図5EのVDaおよびVEaで示される部分の拡大図が凹凸を誇張して示されるように、第1導体層11の露出面に凹凸11Gが形成される。この凹凸11Gは、前述の金属箔11aのマット面の凹凸11aGよりも小さい。なお、これらの拡大図は粗化処理の効果を示す目的で描かれており、第1絶縁層21に残存する凹凸は示されていない。後述される図5Fa、図5Gaにおいても同様である。粗化処理により、後述の層内絶縁体23(図5E参照)と第1導体層11との密着性が向上すると考えられる。
図5Eに示されるように、第1導体層11の各導体パターン11c間のエッチングによる除去部分に層内絶縁体23が形成される。たとえば、エポキシ樹脂が第1導体層11上に印刷される。印刷されたエポキシ樹脂のうち各導体パターン11cの間に入り込んだ樹脂により層内絶縁体23が形成される。必要に応じて、加熱などによりエポキシ樹脂が硬化される。前述のように、層内絶縁体23は、エポキシ以外の任意の絶縁性材料を用いて形成されてもよい。
層内絶縁体23を構成する材料は、印刷などにより塗布される場合、図5Eに示されるように、第1導体層11の各導体パターン11c間だけでなく、各導体パターン11cの第1絶縁層21と反対側の表面上にも塗布され得る。その場合、図5Fに示されるように、第1導体層11の各導体パターン11cの表面が露出するまで、第1導体層11の各導体パターン11c上に塗布された層内絶縁体23の構成材料が、CMP(化学機械研磨)などにより除去される。第1導体層11の各導体パターン11cの一面が露出すると共に、その一面と、層内絶縁体23の第1絶縁層21と反対側の一面とがほぼ面一にされる。
その後、好ましくは、第1導体層11の露出面が、黒化処理やマイクロエッチングにより粗化処理される。前述のように、第1導体層11の金属箔11aと反対側の表面は、好ましくは、第1導体層11のパターニング工程後に粗化処理されている。しかし、前述の研磨工程により、その表面状態が変化し得るため、好ましくは、第1導体層11の導体被膜11bの露出面(導体被膜11bの金属箔11aと反対面)が再度粗化される。すなわち、図5Faに、図5FのVFaで示される部分で、黒化処理がされる前の拡大図が、凹凸を誇張して示されるように、第1導体層11の導体被膜11bの表面は凹凸11Gが研磨により殆どなくなり僅かに残る程度になる。また、黒化処理後には、図5Gaに図5GのVGaで示される部分の拡大図が凹凸を誇張して示されるように、導体被膜11bの露出面に凹凸11bGが形成される。前述の研磨工程では、多少の凹凸が残ることがあり、その場合、残った凹凸も再度粗化処理され得る。そのため、凹凸11bGは、第1導体層11の凹凸11Gよりも若干大きくなり得る。粗化処理により、後述の第2絶縁層22(図5G参照)と第1導体層11との密着性が向上すると考えられる。
図5Gに示されるように、第1導体層11および層内絶縁体23の露出面上に、第2絶縁層22となる絶縁材が積層され、さらにその絶縁材上に第3導体層13(図3参照)となる金属箔13cが積層される。金属箔13c側から加圧され、さらに加熱されることにより、絶縁材が第1導体層11、層内絶縁体23および金属箔13cと接合すると共に、第2絶縁層22が形成される。第2絶縁層22となる絶縁材は、たとえば、フィルム状に成形されたエポキシ樹脂やプリプレグであり、好ましくは、前述の第1絶縁層21となる絶縁材と同じものである。金属箔13cは、銅箔やニッケル箔などの任意の金属箔であり、好ましくは、金属箔12cと同じ材料およびほぼ同じ厚さの金属箔が、金属箔13cに用いられる。
第2絶縁層22の形成後、キャリア金属箔81と金属箔12cとが分離される。その結果、製造工程中のプリント配線板と支持板80とが分離される。たとえば、金属箔12cとキャリア金属箔81とを接着している熱可塑性接着剤が加熱されることにより軟化し、その状態で、金属箔12cとキャリア金属箔81とが引き離される。金属箔12cとキャリア金属箔81とが外周部分だけで接着されている場合は、接着部分が除去されるように、その接着部分よりも内周側で金属箔12cおよびキャリア金属箔81それぞれが切断されてもよい。
図5Hに示されるように、第1および第2のビア導体41、42(図3参照)および図示しない第3ビア導体43(図1参照)の形成場所に金属箔12cおよび第1絶縁層21、または、金属箔13cおよび第2絶縁層22を貫通するビアホール44が形成される。この第1ビア導体41の形成場所は、部品実装領域R(図1参照)よりも電子部品E1の外方にも延びて形成されることが好ましい。そうすることにより、熱伝導による熱放散が向上する。しかし、部品実装領域Rの下側部分のみに形成されてもよい。第2ビア導体42も、第1ビア導体41と同様に、部品実装領域Rよりも外方まで延びて形成されることが好ましい。図5Hには図示されていないが、第3ビア導体43(図1参照)の形成場所にも同様にビアホールが形成される。ビアホール44の形成は、たとえば、金属箔12c上および金属箔13c上の所定の位置へのCO2レーザー光の照射により行われる。金属箔12cおよび金属箔13cの第1導体層11と反対側からのレーザー光の照射により、第1導体層11に向って縮径するテーパー形状のビアホール44が第1導体層11の両側の各絶縁層21、22に形成される。
続いて、ビアホール44内および金属箔12c、13cそれぞれの表面上に、無電解めっきもしくはスパッタリングなどにより、図示されない金属膜が形成される。そして、この金属膜をシード層として電解めっきが行われ、ビアホール44内および金属箔12c、13cの上に電解めっき膜が形成される。電解めっきは、ビアホール44の穴径や深さおよび数に応じた適切なめっき時間をかけて行われる。電解めっき工程は、めっき液の特性やめっき条件などに応じて複数回にわたって行われてもよい。その結果、図5Iに示されるように、ビアホール44内に第1〜第3のビア導体41〜43および第1絶縁層21上に第2導体層12が形成され、第2絶縁層22上に第3導体層13が形成される。第2および第3の導体層12、13は、金属箔12cまたは金属箔13c(図5H参照)、無電解めっきなどにより形成された金属膜、およびその金属膜をシード層として形成された電解めっき膜により構成され得る。しかし、図5Iおよび後述の図5Jでは、第2および第3の導体層12、13は、それぞれ、便宜上、単層構造で示されている。
なお、第2および第3の導体層12、13の形成後、好ましくは、表面の平坦化のために、第2および第3の導体層12、13が過酸化水素や硫酸などからなる薬液を用いてソフトエッチングされる。
その後、第2および第3の導体層12、13が所望の導体パターンにパターニングされる。すなわち、部品実装パッド12aおよび接続用導体パッド13a(図3参照)などの第2および第3の導体層12、13の各導体パターンが形成される。図5Jに示されるように、第2および第3の導体層12、13のうちの各導体パターンとなる領域上を覆うエッチングレジスト膜82が形成される。部品実装パッド12aの形成領域および接続用導体パッド13aの形成領域などが、エッチングレジスト膜82によりマスクされる。そして、第2および第3の導体層12、13のうちのエッチングレジスト膜82に覆われずに露出している部分がエッチングにより除去される。その結果、第2および第3の導体層12、13が所望の導体パターンを有するようにパターニングされる。すなわち、部品実装パッド12aは、第1ビア導体41の形成領域を覆うように、接続用導体パッド13aは、第2ビア導体42の形成領域を覆うように形成されている。これらの工程を経ることにより、図1〜3に示されるプリント配線板1が完成する。
プリント配線板1には、前述のように、ソルダーレジスト層31が形成されてもよい。ソルダーレジスト層31は、たとえば、感光性のエポキシ樹脂などを第1面1Fおよび第2面1Sのほぼ全面に印刷や吹き付けなどにより塗布することにより形成され得る。そして、ソルダーレジスト層31には、フォトリソグラフィ技術を用いて部品実装パッド12aや接続用導体パッド13aなどの接続部(ハンダ付け部)を露出させる開口32が設けられる。また、さらに、部品実装パッド12aや接続用導体パッド13aのソルダーレジスト層31の開口32から露出する表面上に、ニッケルやパラジウムまたは金などの無電解めっきにより表面保護膜が必要に応じて形成されてもよい。
また、内層の厚い第1導体層11の両面側それぞれに2つ以上の絶縁層および導体層を有するプリント配線板が製造される場合は、たとえば、図5Jに示される両側の導体層12、13のパターニング後に、さらに、上層の絶縁層となる絶縁材と金属箔が積層される。そして、図5H〜5Jに示される工程と同様の工程が繰り返される。内層の厚い第1導体層11の両側それぞれに任意の数の絶縁層および導体層ならびにビア導体(サーマルビア)を形成することができる。
なお、所望の導体パターンを有する第2および第3の導体層12、13は、図5Iおよび図5Jに示されるサブトラクティブ法と異なり、所謂セミアディティブ法により形成されてもよい。また、第1導体層11は、図5B〜5Dに示されるように金属箔11aの積層後にパターニングされなくてもよい。たとえば、第1導体層11は、事前にエッチングやサンドブラストにより所望の導体パターンを有するようにパターニングされ、その後第1絶縁層21上に積層されてもよい。実施形態のプリント配線板の製造方法は、図5A〜5Jを参照して説明された方法に限定されない。実施形態のプリント配線板の製造方法には、前述の各工程以外に任意の工程が追加されてもよく、前述の説明で説明された工程のうちの一部が省略されてもよい。
1 プリント配線板
1F 第1面
1S 第2面
41 第1ビア導体
42 第2ビア導体
43 第3ビア導体
44 ビアホール
11 第1導体層
11a 金属箔
11b 導体被膜
11c 内層の導体パッド
11d 内層の配線パターン
12 第2導体層
12a 部品実装パッド
13 第3導体層
13a 接続用導体パッド
21 第1絶縁層
22 第2絶縁層
23 層内絶縁体
31 ソルダーレジスト層
80 支持板
82 エッチングレジスト膜
R 部品実装領域
E1 電子部品

Claims (9)

  1. 内層とされる第1導体層と、
    前記第1導体層の一面およびその反対面である他面の両面側の最表層にそれぞれ形成される第2導体層および第3導体層と、
    前記第1導体層と前記第2導体層および前記第3導体層との間に、それぞれ少なくとも1層設けられる第1絶縁層および第2絶縁層と、
    前記第1絶縁層に形成され、前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する複数の第1ビア導体と、
    前記第2絶縁層に形成され、前記第1導体層と前記第3導体層とを接続する複数の第2ビア導体と、
    を有するプリント配線板であって、
    前記第2導体層に部品実装パッドが形成されると共に、前記部品実装パッドと前記第1導体層とを接続する前記第1ビア導体が複数個形成されており、
    前記第3導体層に接続用導体パッドが形成されており、
    前記第1導体層は金属箔と導体被膜との積層体からなり、前記第2導体層および前記第3導体層よりも厚く形成されており、前記金属箔の前記導体被膜と反対面が前記第2導体層側に向いている。
  2. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記接続用導体パッドと前記第1導体層とを接続する前記第2ビア導体が複数個形成されている。
  3. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記部品実装パッドが、実装される電子部品の異なる電極にそれぞれ接続される一対の導体パッドからなっている。
  4. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記接続用導体パッドが、前記接続用導体パッドに接続される電子部品の異なる電極にそれぞれ接続される一対の導体パッドからなっている。
  5. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第1導体層の前記金属箔の厚さが前記導体被膜の厚さよりも厚い。
  6. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第1導体層の前記金属箔の前記導体被膜と反対面がマット面である。
  7. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第1導体層の前記導体被膜の前記金属箔と反対面が粗化面である。
  8. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記導体被膜がめっき膜である。
  9. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第1導体層に配線パターンが形成されている。
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