JP2018149696A - 防曇性ポリオレフィン系シート及びその製造方法、並びに包装用容器 - Google Patents

防曇性ポリオレフィン系シート及びその製造方法、並びに包装用容器 Download PDF

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Masatoshi Koyama
政利 小山
俊夫 池井
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【課題】シリコーンが防曇層に転写して防曇性が低下することを防止し、確実な防曇効果を安定して得ることができる防曇性ポリオレフィン系シートを提供する。【解決手段】ポリオレフィン系樹脂で形成される基材層2と、基材層2の一方の側に設けられる防曇層3と、基材層2の他方の側に設けられる変性シリコーン層4を備える防曇性ポリオレフィン系シート1であり、好ましくは変性シリコーン層4がペインタブルシリコーンで形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば食品、食材等が収容される包装用容器の素材として使用される防曇性ポリオレフィン系シート及びその製造方法、並びに包装用容器に関する。
従来、食品が収容される包装用容器の素材として使用される防曇性ポリオレフィン系シートとして、特許文献1の防曇性ポリオレフィン系シートがある。この防曇性ポリオレフィン系シートは、防曇効果の安定性を高めることを目的とするものであり、ポリオレフィン系基材樹脂層(A)と、一方の表面に形成した防曇剤を含有する基材層よりも薄厚のポリオレフィン系樹脂層(B)を有し、ポリオレフィン系樹脂層(B)の表面にコロナ処理が施され、そのコロナ処理が施された表面にHLB14〜16のショ糖ラウリン酸エステル50〜80重量%と水溶性ポリマー50〜20重量%とからなる防曇性被膜が積層されている。
更に、この防曇性ポリオレフィン系シートでは、防曇性被膜を有しない方の他方の表面にシリコーン被膜が積層されて、シート巻取り時における防曇性被膜の転写の防止が図られていると共に、剥がれ性(耐ブロッキング性)の向上が図られている。
特開2000−280422号公報
ところで、特許文献1の防曇性ポリオレフィン系シートでは、防曇性被膜を有しない方の他方の表面にシリコーン被膜を積層して、シート巻取り時における防曇性被膜の転写の防止するようにしているが、シリコーン被膜の接着強度が低いとシート巻取り時にシリコーン被膜が防曇性被膜に転写してしまい、防曇効果が妨げられてしまう。そのため、斯様なシリコーン被膜が防曇性被膜に転写することを防止できる防曇性ポリオレフィン系シートが求められている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、シリコーンが防曇層に転写して防曇性が低下することを防止し、確実な防曇効果を安定して得ることができる防曇性ポリオレフィン系シート及びその製造方法、並びにこの防曇性ポリオレフィン系シートで成形される包装用容器を提供することを目的とする。
本発明の防曇性ポリオレフィン系シートは、ポリオレフィン系樹脂で形成される基材層と、前記基材層の一方の側に設けられる防曇層と、前記基材層の他方の側に設けられる変性シリコーン層を備えることを特徴とする。
これによれば、基材層の他方側に設けられるシリコーン層を変性シリコーン層とすることにより、接着される層との親和性が高まり、その結果接着強度を高められるため、シリコーンが防曇層に転写して防曇性が低下することを防止し、確実な防曇効果を安定して得ることができる。また、確実な防曇効果を安定して得られるので、シートで製造される容器等の製品の品質を向上することができる。また、変性シリコーン層により、防曇性ポリオレフィン系シートをロール状に巻いた状態から繰り出す際に、シリコーンの防曇層への転写による防曇性の低下を防止しつつ、スムーズにシートを繰り出すことができると共に、シートで製造される容器等の剥がれ性を向上することができる。従って、シートで製造される容器等の製品の品質向上と共に、製造作業の容易化を図ることができる。
本発明の防曇性ポリオレフィン系シートは、前記変性シリコーン層がペインタブルシリコーンで形成されていることを特徴とする。
これによれば、変性シリコーンをペインタブルシリコーンとすることにより、防曇効果を安定して確保しつつ、シートで製造される容器等の製品の着色性を確保することができる。
本発明の防曇性ポリオレフィン系シートは、前記変性シリコーン層が、フェニル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーンの1種若しくは2種以上の組み合わせで構成されていることを特徴とする。
これによれば、変性シリコーン層のシリコーンが防曇層に転写して防曇性が低下することを一層確実に防止することができる。
本発明の防曇性ポリオレフィン系シートは、前記基材層がポリプロピレン系樹脂で形成されていることを特徴とする。
これによれば、電子レンジ加熱等に耐えられる耐熱性、耐油性に優れるシートを得ることができ、このシートにより、電子レンジ加熱等に耐えられる耐熱性、耐油性に優れる容器等の製品を得ることができる。
本発明の防曇性ポリオレフィン系シートは、前記基材層と前記変性シリコーン層との間に、ポリプロピレン系樹脂で形成され且つ外側に前記変性シリコーン層が積層される外層を有し、前記外層が防曇剤を含有していることを特徴とする。
これによれば、外層に防曇剤を含有させることでポリプロピレン系樹脂の外層に所要の濡れ性を確保することができ、変性シリコーン層を確実に形成することができる。
本発明の防曇性ポリオレフィン系シートは、前記基材層と前記防曇層との間に、ポリプロピレン系樹脂で形成され且つ外側に前記防曇層が積層される第1の外層を有し、前記基材層と前記変性シリコーン層との間に、ポリプロピレン系樹脂で形成され且つ外側に前記変性シリコーン層が積層される第2の外層を有し、前記第1の外層と前記第2の外層が、それぞれ防曇剤を含有していることを特徴とする。
これによれば、ポリプロピレン系樹脂シートで容器等の製品を熱成形で製造する際には、他の透明素材として用いられるアモルファスポリエチレンテレフタレート系樹脂シートや二軸延伸ポリスチレン系樹脂シート等よりも高い成形温度で成形されるが、基材層と防曇層との間のポリプロピレン系樹脂の第1の外層が防曇剤を含有することにより、仮に高温の熱成形で防曇層が熱分解により一部消失、又は化学反応等により一部失活しても、外層に含有する防曇剤がブリードし防曇効果を補填することにより、高い安定性で防曇効果を発揮することができる。また、第2の外層に防曇剤を含有させることでポリプロピレン系樹脂の外層に所要の濡れ性を確保することができ、変性シリコーン層を確実に形成することができる。
本発明の防曇性ポリオレフィン系シートの製造方法は、本発明の防曇性ポリオレフィン系シートを製造する方法であって、前記防曇層が外側に積層される層の外表面にコロナ処理を施して防曇剤を塗布すると共に、前記変性シリコーン層が外側に積層される層の外表面にコロナ処理を施して変性シリコーンオイルのエマルジョンを塗布する工程を備えることを特徴とする。
これによれば、防曇層が外側に積層される層と防曇層との接着強度と、変性シリコーン層が外側に積層される層と変性シリコーン層との接着強度を一層向上することができる。また、変性シリコーン層が外側に積層される層と変性シリコーン層との接着強度の向上により、変性シリコーン層のシリコーンの防曇層への転写をより確実に防止することができる。
本発明の包装用容器は、本発明の防曇性ポリオレフィン系シートで形成されていることを特徴とする。
これによれば、本発明の防曇性ポリオレフィン系シートの効果を得られる包装用容器を得ることができる。
本発明の包装用容器の蓋は、本発明の防曇性ポリオレフィン系シートで形成されていることを特徴とする。
これによれば、本発明の防曇性ポリオレフィン系シートの効果を得られる包装用容器の蓋を得ることができる。
本発明によれば、シリコーンが防曇層に転写して防曇性が低下することを防止し、確実な防曇効果を安定して得ることができる防曇性ポリオレフィン系シートを得ることができる。
本発明の実施形態の防曇性ポリオレフィン系シートを示す模式断面図。 実施形態の防曇性ポリオレフィン系シートで成形された包装用容器と包装用容器の蓋を示す斜視図。 実施形態の防曇性ポリオレフィン系シートの製造工程例を示す工程説明図。 実施形態の防曇性ポリオレフィン系シートの製造工程例における多層ダイ及びベルト機構の周辺を示す部分拡大説明図。
〔実施形態の防曇性ポリオレフィン系シート及びその製造方法〕
本発明の防曇性ポリオレフィン系シート1は、積層シートであり、図1に示すように、ポリオレフィン系樹脂で形成される基材層2と、基材層2の一方の側に設けられる防曇層3と、基材層2の他方の側に設けられる変性シリコーン層4を備える。
この防曇性ポリオレフィン系シート1は、基材層2と防曇層3との間に、外側に防曇層3が積層される第1の外層5を有し、基材層2から一方の外側に向かって基材層2、第1の外層5、防曇層3の順で積層され固着されている。第1の外層5は防曇剤が練り込まれて形成されており、第1の外層5は防曇剤を含有している。
更に、基材層2と変性シリコーン層4との間に、外側に変性シリコーン層4が積層される第2の外層6が設けられており、基材層2から他方の外側に向かって基材層2、第2の外層6、変性シリコーン層4の順で積層され固着されている。第2の外層6は防曇剤が練り込まれて形成されており、第2の外層6は防曇剤を含有している。
基材層2のポリオレフィン系樹脂は、例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ホモポリプロピレン、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、ポリブチレン、ポリメチルペンテン等とすることが可能であるが、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン等のポリプロピレン系樹脂とすると好適である。基材層2をポリプロピレン系樹脂で形成することにより、電子レンジ加熱等に耐えられる耐熱性、耐油性に優れるシートを得ることができ、このシートにより電子レンジ加熱等に耐えられる耐熱性、耐油性に優れる容器等の製品を得ることができる。
基材層2のポリオレフィン系樹脂には、透明性向上のためにノニトール系、キシリトール系、ソルビトール系透明核剤等のポリオレフィン系樹脂用の透明核剤を含有させることが好ましい。また、基材層2のポリオレフィン系樹脂には、防曇剤を練り込んで防曇剤を含有させてもよく、この基材層2に含有させる防曇剤には、後述する第1の外層5、第2の外層6に含有させる防曇剤と同種のものを用いることが可能である。
基材層2のポリオレフィン系樹脂に透明核剤を含有させる場合の透明核剤には、ノニトール系核剤、キシリトール系核剤、ソルビトール系核剤、リン酸エステル系核剤、トリアミノベンゼン誘導体核剤、及びカルボン酸金属塩核剤から選択して用いることが好ましい。ノニトール系の構造を有する結晶核剤としては、例えば、1,2,3―トリデオキシ−4,6:5,7−ビス−[(4−プロピルフェニル)メチレン]−ノニトール、キシリトール系の構造を有する結晶核剤としては、例えば、ビス−1,3:2,4−(5’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−2−ナフトアルデヒドベンジリデン)1−アリルキシリトール、ビス−1,3:2,4−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)1−プロピルキシリトール、ソルビトール系の構造を有する結晶核剤としては、例えば、ビス−1,3:2,4−(4’−エチルベンジリデン)1−アリルソルビトール、ビス−1,3:2,4−(3’−メチル−4’−フルオロ-ベンジリデン)1−プロピルソルビトール、ビス−1,3:2,4−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)1’−メチル−2’−プロペニルソルビトール、ビス−1,3,2,4−ジベンジリデン2’,3’−ジブロモプロピルソルビトール、ビス−1,3,2,4−ジベンジリデン2’−ブロモ−3’−ヒドロキシプロピルソルビトール、ビス−1,3:2,4−(3’−ブロモ−4’−エチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、モノ2,4−(3’−ブロモ−4’−エチルベンジリデン)−1−アリルソルビトール、ビス−1,3:2,4−(4’−エチルベンジリデン)1−アリルソルビトール、ビス−1,3:2,4−(3’,4’−ジメチルベンジリデン)1−メチルソルビトール、ビス(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−ビス−o−(4−メチルベンジリデン)−D−ソルビトール等が挙げられる。
基材層2に透明核剤を含有させる方法は、特に制限されず、例えば基材層2の素材を製造する際に同時に透明核剤を配合する方法、或いは透明核剤のマスターバッチを作成しておき、基材層2のシート成形時に必要量配合する方法等が挙げられる。
第1の外層5は、適宜のポリオレフィン系樹脂で形成することが可能であるが、基材層2のポリオレフィン系樹脂の素材に対応する同種のポリオレフィン系樹脂とすると好適である。例えば基材層2がポリプロピレン系樹脂の場合には第1の外層5もポリプロピレン系樹脂とすると良好であり、より好適には基材層2のポリプロピレン系樹脂と第1の外層5のポリプロピレン系樹脂を同種のものとするとよい。
第2の外層6も、適宜のポリオレフィン系樹脂で形成することが可能であるが、基材層2のポリオレフィン系樹脂の素材に対応する同種のポリオレフィン系樹脂とすると好適である。例えば基材層2がポリプロピレン系樹脂の場合には第2の外層6もポリプロピレン系樹脂とすると良好であり、より好適には基材層2のポリプロピレン系樹脂と第2の外層6のポリプロピレン系樹脂を同種のものとするとよい。
第1の外層5のポリオレフィン系樹脂、第2の外層6のポリオレフィン系樹脂には、透明性向上のためにノニトール系、キシリトール系、ソルビトール系透明核剤等のポリオレフィン系樹脂用の透明核剤を含有させることが好ましい。第1の外層5、第2の外層6のポリオレフィン系樹脂に透明核剤を含有させる場合の透明核剤には、基材層2のポリオレフィン系樹脂に透明核剤を含有させる場合の透明核剤と同様のものを用いることが可能であり、又、第1の外層5、第2の外層6に透明核剤を含有させる際には基材層2に透明核剤を含有させる場合と同様の方法を用いることが可能である。
また、第1の外層5、第2の外層6に練り込まれる防曇剤には使用可能な適宜のものを用いることが可能である。この防曇剤には、一般に防曇剤、帯電防止剤、界面活性剤と呼ばれる公知のものが使用可能であり、例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコールとラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸とのエステル、高級脂肪族アミンのエチレンオキサイド付加物、高級脂肪族アルカノールアミド、高級アルコールリン酸エステル塩、及びその混合物等を使用することが好ましい。また、第1の外層5、第2の外層6に防曇剤を含有させる方法は、特に制限されず、例えば第1の外層5、第2の外層6の素材を製造する際に同時に防曇剤を配合する方法、或いは防曇剤のマスターバッチを作成しておき、第1の外層5、第2の外層6の製膜時に必要量配合する方法等が挙げられる。
基材層2の層厚は、例えば150〜600μm、好ましくは200〜500μm程度とする。第1の外層5、第2の外層6の層厚は、それぞれ例えば15〜300μm、好ましくは20〜250μm程度とし、基材層2よりも層厚が薄く、その基材層2に対する層厚の比はそれぞれ例えば1/10〜1/2、好ましくは1/5〜1/3程度とする。
防曇層3は、適用可能な適宜の防曇性素材で形成することが可能であるが、例えばショ糖ラウリン酸エステルと水溶性ポリマーで構成される防曇剤による被膜とすると好適である。この場合のショ糖ラウリン酸エステルとしては、そのHLB値が14〜16の範囲にあるものを用いると良好である。防曇層3の層厚は、前述の基材層2の層厚、第1の外層5、第2の外層6の層厚の範囲に対し、例えば0.01〜0.2μm、好ましくは0.02〜0.1μm程度とする。
変性シリコーン層4は、適用可能な適宜の変性シリコーンで形成することが可能であるが、例えばペインタブルシリコーンで形成すると、防曇効果を安定して確保しつつ、シートで製造される容器等の製品の着色性を確保することができて好適である。また、変性シリコーン層4の変性シリコーンは、フェニル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーンの1種若しくは2種以上の組み合わせで構成すると、後述するシリコーンが防曇層3に転写して防曇性が低下することを確実に防止する効果を一層高めることができて好適である。変性シリコーン層4の層厚は、前述の基材層2の層厚、第1の外層5、第2の外層6の層厚の範囲に対し、例えば0.01〜0.15μm、好ましくは0.02〜0.1μm程度とする。
本実施形態の防曇性ポリオレフィン系シート1は、食品、食材等が収容される包装用容器や包装用容器の蓋を成形する素材として用いられ、例えば図2に示す包装用容器7と包装用容器の蓋8を成形する素材として用いられる。包装用容器7は、防曇性ポリオレフィン系シート1の防曇層3を内面側、変性シリコーン層4を外面側にして熱成形して形成されており、底板71と、底板71の周囲から上側に向かって外方に傾斜するように立設する側壁72を備え、側壁72が全周に亘って周状に設けられる上方に開放する略矩形箱状である。包装用容器7の略外周には、外側に向かって階段状に降りる形状の被嵌合部73と、被嵌合部73の下端から外方に突出するフランジ74が設けられている。
包装用容器の蓋8は、包装用容器7は、防曇性ポリオレフィン系シート1の防曇層3を内面側、変性シリコーン層4を外面側にして熱成形して形成されており、天板81と、天板81の周囲から下側に向かって外方に傾斜するように延びて形成されている側壁82を備え、側壁82が全周に亘って周状に設けられる下方に開放する略截頭四角錐状である。蓋8の略外周には、外側に向かって階段状に降りる形状の嵌合部83と、被嵌合部83の下端から外方に突出するフランジ84が設けられている。蓋8の嵌合部83は、包装用容器7の被嵌合部73に着脱自在に嵌合可能になっており、嵌合部83が被嵌合部73に嵌め込まれて、包装用容器7が蓋8で閉じられるようになっている。
次に、本実施形態の防曇性ポリオレフィン系シート1の製造工程の例について説明する。防曇性ポリオレフィン系シート1を製造する際には、図3及び図4に示すように、合成樹脂を押し出すダイ201を用いる。図示例のダイ201は、基材層2となるポリオレフィン系樹脂と、第1の外層5となるポリオレフィン系樹脂と、第2の外層6となるポリオレフィン系樹脂を三層で積層するように共押出する多層ダイになっており、中間品である積層シート100が押し出される。
ダイ201の押出口の周辺には、キャスティングローラー202と無端ベルト206が設けられ、無端ベルト206は略三角形状に配置されたローラー203、204、205に巻き付けられて略三角形状を呈している。無端ベルト206のローラー203とローラー204との間に架け渡されている部分は、近接して配置されたキャスティングローラー202の外周面の一部に倣うように円弧状になっている。そして、図示省略するモーターによってキャスティングローラー202とローラー203が図示太線矢印の方向に回動し、無端ベルト206も図示太線矢印の方向に回転するようになっている。
キャスティングローラー202と無端ベルト206が近接する上記円弧状の部分には、ダイ201の押出口から積層シート100が押し出され、キャスティングローラー202と無端ベルト206で挟圧されて所定の厚さに成形されるようになっている。所定の厚さに成形された積層シート100は、キャスティングローラー202で次工程に搬送される。
この際、ダイ201の押出口から押し出された積層シート100は、キャスティングローラー202と無端ベルト206との間に落下して急冷され、キャスティングローラー202と無端ベルト206で挟圧された状態で円弧状に所定距離搬送されることで圧延冷却される。この積層シート100の急冷、圧延冷却により、ポリオレフィン系樹脂の積層シート100の結晶化を防止し、製造される完成品の積層シートである防曇性ポリオレフィン系シート1の透明性を向上し、防曇性ポリオレフィン系シート1を用いて製造される包装用容器7や包装用容器の蓋8の透明性を高めることができる。尚、無端ベルト206を回転させるローラー203、204、205、キャスティングローラー202のうち適宜のローラー内に冷却水を還流させる等の冷却機構を設け、キャスティングローラー202と無端ベルト206の挟圧領域において、キャスティングローラー202の外周面、無端ベルト206の外周面、又はその双方を温度調整して冷却できるようにする構成とすると好適である。
キャスティングローラー202と搬送ローラー203で搬送された積層シート100には、図3に示すように、防曇層3が外側に積層される層の外表面、本実施形態では第1の外層5に相当する層の外表面に、コロナ処理機207でコロナ処理が施されると共に、変性シリコーン層4が外側に積層される層の外表面、本実施形態では第2の外層6に相当する層の外表面に、コロナ処理機208でコロナ処理が施される。コロナ処理の程度は、防曇層3が外側に積層される層の外表面、変性シリコーン層4が外側に積層される層の外表面の双方とも、JISK6768による漏れ指数で46dyn〜54dynを与えることができる強度とすると好適である。
その後、第2の外層6に相当する層のコロナ処理が施された外表面に、コーター209で変性シリコーンオイルのエマルジョンを塗布することにより変性シリコーン層4となる変性シリコーンオイルのエマルジョンが塗布され、乾燥機210からの送風で変性シリコーンオイルのエマルジョンが塗布された面の乾燥処理が施される。更に、第1の外層5に相当する層のコロナ処理が施された外表面に、コーター211で防曇層3となる防曇剤が塗布される。
その後、乾燥機210を通過するように防曇剤が塗布された積層シート100を搬送し、乾燥機210により、防曇剤が塗布された面と変性シリコーンオイルのエマルジョンが塗布された面の両面の乾燥処理が行われ、完成品の積層シートである防曇性ポリオレフィン系シート1を得る。
本実施形態によれば、基材層2の他方側に設けられるシリコーン層を変性シリコーン層とすることにより、接着される層との親和性が高まり、その結果接着強度を高められるため、シリコーンが防曇層3に転写して防曇性が低下することを防止し、確実な防曇効果を安定して得ることができる。また、確実な防曇効果を安定して得られるので、シートで製造される容器等の製品の品質を向上することができる。また、変性シリコーン層4により、防曇性ポリオレフィン系シート1をロール状に巻いた状態から繰り出す際に、シリコーンの防曇層3への転写による防曇性の低下を防止しつつ、スムーズにシートを繰り出すことができると共に、シートで製造される容器等の剥がれ性を向上することができる。従って、シートで製造される容器等の製品の品質向上と共に、製造作業の容易化を図ることができる。
また、防曇層3が外側に積層される層の外表面にコロナ処理を施して防曇剤を塗布すると共に、変性シリコーン層4が外側に積層される層の外表面にコロナ処理を施して変性シリコーンオイルを塗布する工程を用いて防曇性ポリオレフィン系シート1を製造する場合には、防曇層3が外側に積層される層と防曇層3との接着強度と、変性シリコーン層4が外側に積層される層と変性シリコーン層4との接着強度を一層向上することができる。また、変性シリコーン層4が外側に積層される層と変性シリコーン層4との接着強度の向上により、変性シリコーン層4のシリコーンの防曇層3への転写をより確実に防止することができる。
また、基材層2をポリプロピレン系樹脂で形成し、外側に防曇層3が積層される第1の外層5と外側に変性シリコーン層4が積層される第2の外層6を、それぞれ防曇剤を含有するポリプロピレン系樹脂で形成する場合、ポリプロピレン系樹脂シートで容器等の製品を熱成形で製造する際には、他の透明素材として用いられるアモルファスポリエチレンテレフタレート系樹脂シートや二軸延伸ポリスチレン系樹脂シート等よりも高い成形温度で成形されるが、防曇剤を含有する第1の外層5により、仮に高温の熱成形で防曇層3が熱分解により一部消失、又は化学反応等により一部失活、しても、外層に含有する防曇剤がブリードし防曇効果を補填することにより、高い安定性で防曇効果を発揮することができる。また、第2の外層6に防曇剤を含有させることでポリプロピレン系樹脂の外層に所要の濡れ性を確保することができ、変性シリコーン層4を確実に形成することができる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
例えば本発明の防曇性ポリオレフィン系シートには、ポリオレフィン系樹脂で形成される基材層と、基材層の一方の側に設けられる防曇層と、基材層の他方の側に設けられる変性シリコーン層を備えるものが包含され、例えば基材層の外側に防曇層が直接積層される構成、基材層の外側に変性シリコーン層が直接積層される構成、又はその双方を有する構成が含まれる。また、例えば基材層と防曇層が外側に直接積層される第1の外層との間にポリオレフィン系樹脂で形成される一若しくは複数の中間層を備える構成、基材層と変性シリコーン層が外側に直接積層される第2の外層との間にポリオレフィン系樹脂で形成される一若しくは複数の中間層を備える構成、又はその双方を有する構成も本発明の防曇性ポリオレフィン系シートに含まれる。
また、本発明の防曇性ポリオレフィン系シートには、上記実施形態の第1の外層5に対応する外層、第2の外層6に対応する外層のいずれかを有するものも含まれる。例えば基材層と変性シリコーン層との間に、ポリプロピレン系樹脂で形成され且つ外側に変性シリコーン層が積層される外層を有し、その外層が防曇剤を含有している防曇性ポリオレフィン系シートも含まれ、この防曇性ポリオレフィン系シートの構成により、ポリプロピレン系樹脂の外層に所要の濡れ性を確保し、変性シリコーン層を確実に形成することが可能となる。
〔実施例と比較例〕
次に、本発明の防曇性ポリオレフィン系シートの実施例と比較例について説明する。下記表1、表2における実施例1〜6は本発明の防曇性ポリオレフィン系シートの実施例であり、その比較例を表2の比較例1に示す。
実施例1の防曇性ポリオレフィン系シートにおける基材層は、ホモポリプロピレン(MFR=3.0)に、ノニトール系透明核剤(ミリケン社製、ミラッドNX8000)を添加して含有させたものであり、これらの重量パーセント濃度はホモポリプロピレン:99.7wt%、透明核剤:0.3wt%である。実施例1における第1の外層は、ホモポリプロピレン(MFR=3.0)に、防曇剤マスターバッチ(理研ビタミン株式会社製、リケマスターPAR−380)を練り込んで含有させると共に、ノニトール系透明核剤(ミリケン製、ミラッドNX8000)を添加して含有させたものであり、これらの重量パーセント濃度はホモポリプロピレン:94.7wt%、防曇剤マスターバッチ:5wt%、透明核剤:0.3wt%である。実施例1における第2の外層の構成は実施例1における第1の外層と同一である。実施例1の第1の外層の外表面、第2の外層の外表面には、JISK6768による漏れ指数で52dyn程度を与えることができる強度でコロナ処理が施されている。
実施例1における防曇層は、コロナ処理が施された第1の外層の外表面上に防曇剤を塗布して形成されている。防曇剤は水に混合して塗布し、ショ糖ラウリン酸エステル(三菱化学フーズ株式会社製、LWA1570、有効成分量40%)と、水溶性ポリマー(株式会社クラレ社製、ポバールPVA203,けん化度約88モル%、重合度300)で構成される防曇剤と水を混合させて塗布した。これらの重量パーセント濃度は、LWA1570:3.6wt%、PVA203:0.5wt%、水:95.9wt%である。
実施例1における変性シリコーン層は、コロナ処理が施された第2の外層の外表面に変性シリコーンオイルのエマルジョンを塗布して形成されている。変性シリコーンオイルのエマルジョンは水に混合して塗布し、フェニル変性シリコーンでポリシロキサンの一部がフェニル基であり、ペインタブル性に優れるメチルフェニルシリコーンオイルのエマルジョン(ノニオン系でかつ、基油粘度が3,000mPa・s以下)と水を混合させて塗布した。この混合水溶液のメチルフェニルシリコーンオイルのエマルジョンと水の重量比率は1:20とした。
実施例1における基材層、第1の外層、第2の外層に相当する層で構成される積層シートは、上記実施形態の製造工程例におけるキャスティングローラーと無端ベルトで積層シートを挟圧する構造の製造設備を用いて成形されており、実施例1の防曇性ポリオレフィン系シートは、この挟圧する構造で得られた基材層、第1の外層、第2の外層を有する。
実施例2の防曇性ポリオレフィン系シートは、変性シリコーン層の形成でペインタブル性に優れるメチルフェニルシリコーンオイルのエマルジョン(ノニオン系でかつ、基油粘度が3,000mPa・s以下)と水を混合させて塗布する際に、この混合水溶液のメチルフェニルシリコーンオイルのエマルジョンと水の重量比率は1:40として形成したものであり、その他の構成、製造工程は実施例1と同一である。
実施例3の防曇性ポリオレフィン系シートは、第1の外層、第2の外層のそれぞれを、ホモポリプロピレン(MFR=3.0)にノニトール系透明核剤(ミリケン社製、ミラッドNX8000)を添加して含有させたものとし、これらの重量パーセント濃度はホモポリプロピレン:99.7wt%、透明核剤:0.3wt%としたものである。第1の外層と第2の外層に防曇剤は練り込まれておらず含有されていない。その他の構成、製造工程は実施例1と同一である。
実施例4の防曇性ポリオレフィン系シートは、第2の外層の外表面にコロナ処理が施されておらず、コロナ処理が施されていない第2の外層の外表面に変性シリコーンオイルのエマルジョンを塗布して変性シリコーン層が形成されている。その他の構成、製造工程は実施例1と同一である。
実施例5の防曇性ポリオレフィン系シートは、基材層を、ホモポリプロピレン(MFR=3.0)に、防曇剤マスターバッチ(リケマスターPAR−380)を練り込んで含有させると共に、透明核剤(ミラッドNX8000)を添加して含有させたものとし、これらの重量パーセント濃度をホモポリプロピレン:94.7wt%、防曇剤マスターバッチ:5wt%、透明核剤:0.3wt%としている。第1の外層と第2の外層は設けられておらず、コロナ処理が施された基材層の一方の外表面上に防曇剤を塗布して防曇層が形成されていると共に、コロナ処理が施された基材層の他方の外表面に変性シリコーンオイルのエマルジョンを塗布して変性シリコーン層が形成されている。基材層のシートは、上記実施形態の製造工程例におけるキャスティングローラーと無端ベルトで挟圧する構造の製造設備を用いて成形されている。その他の構成は実施例1と同一である。
実施例6の防曇性ポリオレフィン系シートは、その基材層、第1の外層、第2の外層に相当する層で構成される積層シートが上記実施形態の製造工程例におけるキャスティングローラーと無端ベルトで積層シートを挟圧する構造の製造設備を用いずに形成されていない。この製造工程に代え、タッチロール方式の製造設備によって基材層、第1の外層、第2の外層に相当する層で構成される積層シートが形成されている。その他の構成、製造工程は実施例1と同一である。
比較例1の防曇性ポリオレフィン系シートでは、コロナ処理が施された第2の外層の外表面にシリコーンオイルのエマルジョンを塗布して変性シリコーン層、ペインタブル性ではないシリコーン層が形成されている。シリコーンオイルのエマルジョンは水に混合して塗布し、ジメチルポリシロキサンで構成されたストレートシリコーンオイルのエマルジョンと水を混合させて塗布した。この混合水溶液のストレートシリコーンオイルのエマルジョンと水の重量比率は1:20とした。その他の構成、製造工程は実施例1と同一である。
そして、実施例1〜6と比較例1について防曇性、透明性、離型性(剥がれ性)について評価を行った。防曇性の評価では、雰囲気温度5℃の冷蔵ケース内に保存されたカップ状の容器に25℃の水を100cc入れて、その上から防曇性ポリオレフィン系シートを覆いかぶせ5分間静止後、防曇性について目視で確認した。透明性の評価では、防曇性ポリオレフィン系シートを短冊状にカットしヘーズ値を計測して評価した。離型性(剥がれ性)の評価では、ロール状に巻回された防曇性ポリオレフィン系シートの繰り出し具合(剥がれ具合)を目視で確認した。
その結果、透明性、離型性では、実施例1〜6と比較例1とも良好、良い、やや良いで、全て実用上問題ないレベルの結果が得られた。しかし、防曇性では、実施例1〜6が良好、良い、やや良いで実用上問題ないレベルの結果が得られたのに対し、比較例1では実用上問題があるレベルとなった。比較例1の防曇性は、実施例1〜6と比べて水滴が多く付着し、視認性に難がある結果となった。
Figure 2018149696
Figure 2018149696
本発明は、例えば食品、食材等が収容される包装用容器や包装用容器の蓋を形成する際に利用することができる。
1…防曇性ポリオレフィン系シート 2…基材層 3…防曇層 4…変性シリコーン層 5…第1の外層 6…第2の外層 7…包装用容器 71…底板 72…側壁 73…被嵌合部 74…フランジ 8…包装用容器の蓋 81…天板 82…側壁 83…嵌合部 84…フランジ 100…積層シート 201…ダイ 202…キャスティングローラー 203、204、205…ローラー 206…無端ベルト 207、208…コロナ処理機 209、211…コーター 210…乾燥機

Claims (9)

  1. ポリオレフィン系樹脂で形成される基材層と、
    前記基材層の一方の側に設けられる防曇層と、
    前記基材層の他方の側に設けられる変性シリコーン層を備える
    ことを特徴とする防曇性ポリオレフィン系シート。
  2. 前記変性シリコーン層がペインタブルシリコーンで形成されていることを特徴とする請求項1記載の防曇性ポリオレフィン系シート。
  3. 前記変性シリコーン層が、フェニル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーンの1種若しくは2種以上の組み合わせで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の防曇性ポリオレフィン系シート。
  4. 前記基材層がポリプロピレン系樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の防曇性ポリオレフィン系シート。
  5. 前記基材層と前記変性シリコーン層との間に、ポリプロピレン系樹脂で形成され且つ外側に前記変性シリコーン層が積層される外層を有し、
    前記外層が防曇剤を含有していることを特徴とする請求項4記載の防曇性ポリオレフィン系シート。
  6. 前記基材層と前記防曇層との間に、ポリプロピレン系樹脂で形成され且つ外側に前記防曇層が積層される第1の外層を有し、
    前記基材層と前記変性シリコーン層との間に、ポリプロピレン系樹脂で形成され且つ外側に前記変性シリコーン層が積層される第2の外層を有し、
    前記第1の外層と前記第2の外層が、それぞれ防曇剤を含有していることを特徴とする請求項4記載の防曇性ポリオレフィン系シート。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の防曇性ポリオレフィン系シートを製造する防曇性ポリオレフィン系シートの製造方法であって、
    前記防曇層が外側に積層される層の外表面にコロナ処理を施して防曇剤を塗布すると共に、前記変性シリコーン層が外側に積層される層の外表面にコロナ処理を施して変性シリコーンオイルのエマルジョンを塗布する工程を備える
    ことを特徴とする防曇性ポリオレフィン系シートの製造方法。
  8. 請求項1〜6の何れかに記載の防曇性ポリオレフィン系シートで形成されていることを特徴とする包装用容器。
  9. 請求項1〜6の何れかに記載の防曇性ポリオレフィン系シートで形成されていることを特徴とする包装用容器の蓋。
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