JP2018149509A - 酸化エチレン除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】酸化エチレンの脱着を抑制可能な吸着材を用いて、気体中に含まれる酸化エチレンを効率的かつ安全に除去可能な酸化エチレン除去方法を提供する。【解決手段】酸化エチレンを含む気体を、CaA型ゼオライト、及び酸性物質を添着した活性炭の順に供給して、前記気体中の前記酸化エチレンを吸着除去する、酸化エチレン除去方法を選択する。【選択図】図1

Description

本発明は、燻蒸ガスに含まれる酸化エチレンを除去可能な酸化エチレン除去方法に関する。
酸化エチレンは、殺虫・殺菌等に対して有効な成分であるため、燻蒸ガスとして広く用いられている。しかしながら、酸化エチレンは、人体に対して発がん性を有しており、慢性及び急性中毒症状を引き起こす可能性がある有害な物質である。また、酸化エチレンを大気中に排出した場合、環境汚染を引き起こす恐れがある。このため、酸化エチレンの大気中への排出に対する規制が強化されている。
燻蒸作業(燻蒸処理)は、ある程度の湿気がある空気雰囲気下で、密閉した室内、或いは専用の燻蒸庫内(以下、「燻蒸空間」という)に燻蒸対象となる物品(燻蒸対象物)を置いた後、燻蒸空間内に燻蒸ガスを封入して行なう。また、燻蒸終了後は、燻蒸空間内の燻蒸ガスを含んだ空気(以下、「混合ガス」という)を、外部から取り込んだ新鮮な空気によって置換して、混合ガスを排出する。
なお、混合ガスの排出開始時には、混合ガス中に1.0〜1.5%程度の酸化エチレンが含まれるが、徐々に酸化エチレンの濃度が低下する。最終的には、混合ガス中の酸化エチレンの濃度が1ppm以下になるまで置換、排出を続ける。
ところで、酸化エチレンは可燃性物質であるため、酸化エチレン単体であれば触媒を用いた燃焼によって無害化させることが可能である。しかしながら、酸化エチレンを燻蒸ガスとして用いる場合、希釈ガスとして不燃性の代替フロン(例えば、フロン/HFC134a等)が混合されているため、燻蒸ガス中の酸化エチレンを燃焼によって無害化処理することは適切ではなかった。
そこで、燻蒸処理後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンを、吸着材を用いて除去する吸着除去方法が用いられている。例えば、特許文献1には、吸着材を利用した酸化エチレンの処理方法が開示されている。
特許文献1には、気体中の酸化エチレンの濃度が高濃度のときは活性炭を用いて酸化エチレンを吸着し、酸化エチレンの濃度が低濃度のときは吸着した酸化エチレンを放出することで、気体中の酸化エチレン濃度を平準化し、平準化された気体中の酸化エチレンを触媒燃焼によって無害化する方法が開示されている。
特開平11−90177号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、活性炭(吸着材)が吸着する酸化エチレンの吸着量が少ないため、大量の活性炭が必要となるという問題があった。
また、活性炭は、比較的高濃度の酸化エチレンを吸着するが、酸化エチレン濃度が低下したガスを流し続けると置換排出によって活性炭から酸化エチレンが脱着しやすいという問題があった。このため、活性炭を吸着材として用いた連続処理は困難であった。
本発明は上記事情に鑑みたものであり、酸化エチレンの脱着を抑制可能な吸着材を用いて、気体中に含まれる酸化エチレンを効率的かつ安全に除去可能な酸化エチレン除去方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を備える。
[1] 酸化エチレンを含む気体を、CaA型ゼオライト、及び酸性物質を添着した活性炭の順に供給して、前記気体中の前記酸化エチレンを吸着除去する、酸化エチレン除去方法。
[2] 前記酸性物質が、硫酸、又は臭素である、前項[1]に記載の酸化エチレン除去方法。
[3] 前記気体が、HFC134a、HFC125のうち、少なくとも1つを含む、前項[1]又は[2]に記載の酸化エチレン除去方法。
[4] 前記気体と、水分を含む空気とを混合して混合ガスとした後、前記混合ガスを、CaA型ゼオライト、及び酸性物質を添着した活性炭の順に供給して、前記混合ガス中の前記酸化エチレンを吸着除去する、前項[1]乃至[3]のいずれか一項に記載の酸化エチレン除去方法。
[5] 前記空気中の水分濃度が、1.0〜4.0(%)である、前項[4]に記載の酸化エチレン除去方法。
[6] 前記気体が、酸化エチレンを含む燻蒸ガスを燻蒸空間内に封入して燻蒸処理した後、前記燻蒸空間から排出されるガスである、前項[1]乃至[5]のいずれか一項に記載の酸化エチレン除去方法。
本発明の酸化エチレン除去方法は、酸化エチレンに対して優れた吸着性能を有するCaA型ゼオライトを吸着材として用いるため、少ない使用量で酸化エチレンを効率よく吸着除去できる。また、CaA型ゼオライトは、吸着した酸化エチレンを固定化する吸着特性を有するため、酸化エチレンの脱着を抑制して、安全に酸化エチレンを吸着除去することができる。
また、CaA型ゼオライトに次いで、酸性物質を添着した活性炭を用いて酸化エチレンを吸着除去することにより、気体中の酸化エチレン濃度をより低濃度(例えば、50ppm以下)にすることができる。
本発明の一実施形態である酸化エチレン除去方法を行う際に使用する、燻蒸処理設備兼酸化エチレン除去装置の構成を模式的に示す系統図である。 実験例1の吸着材として用いたCaA型ゼオライトの吸着性能を評価するための評価装置の構成を示す図である。 実験例2の吸着材として用いた酸性物質を添着した活性炭の吸着性能を評価するための評価装置の構成を示す図である。 実験例3の吸着材として用いた活性炭の吸着性能を評価するための評価装置の構成を示す図である。 実施例1における経過時間に対する排出された混合ガス、CaA型ゼオライト23を流通後の混合ガス、及び酸性物質を添着した活性炭24を流通後の混合ガスに含まれる酸化エチレンの濃度変化を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の酸化エチレン除去方法について、これに用いる酸化エチレン除去装置の構成とともに、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の燻蒸設備兼酸化エチレン除去装置の寸法関係とは異なる場合がある。
<酸化エチレン除去装置>
先ず、本発明の一実施形態である酸化エチレン除去方法に用いることが可能な酸化エチレン除去装置の構成について、燻蒸処理に適用する場合を一例として説明する。
図1は、本発明の一実施形態である酸化エチレン除去方法を行う際に使用する、燻蒸処理設備兼酸化エチレン除去装置の構成を模式的に示す系統図である。
図1に示すように、本実施形態の酸化エチレン除去方法に適用可能な、燻蒸処理設備兼酸化エチレン除去装置(以下、単に「除去装置」という)10は、燻蒸室11と、空気導入部12と、排出部13と、第1のガス排出ライン17−1と、第2のガス排出ライン17−2と、排気装置18と、吸着塔22とを備えて、概略構成されている。
また、吸着塔22内には、第1吸着材23及び第2吸着材24が導入口側からこの順に充填されている。
燻蒸室11は、その内側に気密可能な燻蒸空間11Aを有する。この燻蒸室11内(燻蒸空間11A)には、燻蒸対象物14(例えば、木材や紙類)が載置される。また、燻蒸空間11Aには、燻蒸ガスとして酸化エチレン及び希釈用ガスを含む混合ガスが供給される。なお、燻蒸ガスの供給は、例えば、燻蒸ガスが充填されたボンベ(図示せず)から当該燻蒸ガスを抜き出し、気化器を通過させた後に燻蒸室11の下部に供給する。また、燻蒸ガスの希釈用ガスとしては、例えば、HFC134a、又はHFC125を用いることができる。
空気導入部12は、燻蒸処理が終了後、燻蒸室11内から燻蒸ガスを排出する際、燻蒸室11内に水分を含んだ空気を導入するために、燻蒸室11の上方寄りに設けられている。
排出部13は、燻蒸処理が終了後、燻蒸室11内から燻蒸ガス及び水分を含んだ空気を含む混合ガスを、第1のガス排出ライン17−1に排出するために、燻蒸室11の下方寄りに設けられている。
第1のガス排出ライン17−1は、燻蒸室11内から排出された上記混合ガスを吸着塔22に供給するために、燻蒸室11と吸着塔22との間に設けられている。具体的には、第1のガス排出ライン17−1は、一端が排出部13と接続されており、他端が吸着塔22の導入口と接続されている。
第2のガス排出ライン17−2は、酸化エチレンの濃度が十分に低下した混合ガスを大気中に放出するために、吸着塔22の後段(二次側)に設けられている。具体的には、第2のガス排出ライン17−2は、一端が吸着塔22の導出口と接続されている。
排気装置18は、第1のガス排出ライン17−1に設けられている。排気装置18は、燻蒸処理後に燻蒸室11内から混合ガスを強制的に排気させるために設けられている。排気装置18としては、特に限定されないが、具体的には、排気ファンや排気ブロア等を用いることができる。
吸着塔22は、その内部に第1吸着剤23及び第2吸着材24を収容している。具体的には、第1吸着剤23は吸着塔22内の導入口側に充填されており、第2吸着材24は吸着塔22内の導出口側に充填されている。これにより、吸着塔22内に導入された気体は、先ず第1吸着材23に供給され、次いで第2吸着材24に供給される。
第1吸着剤23の形状としては、特に限定されないが、例えば、粒状(具体的には、球状、ペレット状等)とすることができる。
第1吸着剤23の大きさとしては、特に限定されないが、例えば、球状の場合には直径が1.0〜5.0mmの範囲であることが好ましい。また、第1吸着剤23がペレット状の場合には、直径が1.0〜2.0mm、長さが1.0〜3.0mmの範囲であることが好ましい。
本実施形態の酸化エチレン除去方法に適用可能な除去装置10は、気体中の酸化エチレンの第1吸着剤23として、CaA型ゼオライトを用いる。
燻蒸ガス中に希釈ガスとして含まれているHFC134a等の分子径は、CaA型ゼオライトの細孔径よりも大きいとされている。これにより、希釈用ガスがCaA型ゼオライトに吸着されにくくなるため、局所的な過度の吸着熱の発生を抑制することができる。
CaA型ゼオライトの比表面積は、特に限定されないが、500m/g以上とすることがより好ましい。CaA型ゼオライトの比表面積を500m/g以上とすることで、気体中の酸化エチレンをより効率的に除去することができる。
なお、吸着剤23となるCaA型ゼオライトとして、Naを含む市販されたCaA型ゼオライトを用いてもよい。
第2吸着剤24の形状としては、特に限定されないが、例えば、粒状(具体的には、球状、楕円球状、ペレット状等)あるいは破砕状とすることができる。
第2吸着剤24の大きさとしては、特に限定されないが、例えば、球状の場合には直径が1.0〜5.0mmの範囲であることが好ましい。また、第2吸着剤24がペレット状の場合には、直径が1.0〜4.0mm、長さが1.0〜5.0mmの範囲であることが好ましい。
本実施形態の酸化エチレン除去方法に適用可能な除去装置10は、気体中の酸化エチレンの第2吸着剤24として、酸性物質を添着した活性炭を用いる。
酸性物質の添着に用いる活性炭の比表面積は、特に限定されないが、800m/g以上とすることが好ましく、1000m/g以上とすることがより好ましい。活性炭の比表面積を1000m/g以上とすることで、CaA型ゼオライトを経た後の微量の酸化エチレンを除去することができる。
なお、酸性物質の添着に用いる活性炭の比表面積は、賦活をすることにより、調整することができる。
また、酸性物質の添着に用いる活性炭の比表面積の測定方法は、特に限定されないが、市販のガス吸着量測定装置(カンタクローム・インスツルメンツ・ジャパン合同会社製、「Autosorb−iQ」)を用いて、測定した際の値を用いることができる。
なお、酸性物質の添着に用いる活性炭として、市販の株式会社ツルミコール製、「AX−6」を用いてもよい。
ところで、酸性物質を添着しない活性炭を吸着材として用いた場合、パージによって吸着した酸化エチレンの脱離が生じてしまう。これに対して、酸性物質が添着した活性炭では酸化エチレンの脱離が生じない。また、活性炭に酸性物質を添着することによって、より強く酸化エチレンを吸着することができる。
活性炭の添着に用いる酸性物質としては、特に限定されるものではなく、例えば、硫酸や臭素等を用いることができる。酸性物質として硫酸を用いる場合、硫酸の添加量は、例えば、1.5mol/L以上にすることが好ましく、1.8mol/L以上にすることがより好ましい。また、酸性物質として臭素を用いる場合、臭素の添加量は、例えば、0.0.2mol/L以上にすることが好ましく、0.3mol/L以上にすることがより好ましい。
<酸化エチレン除去方法>
次に、本実施形態の酸化エチレン除去方法について説明する。
本実施形態の酸化エチレン除去方法は、気体中に含まれる酸化エチレンを、CaA型ゼオライトによって吸着除去するものである。以下、本実施形態の酸化エチレン除去方法を、上述した除去装置1を用いた燻蒸処理に適用する場合を一例として説明する。
先ず、図1に示すように、燻蒸室11内の気密な燻蒸空間11Aに燻蒸対象物14を載置する。次いで、燻蒸ガスが充填されたボンベ等、図示略の燻蒸ガス供給源から、燻蒸空間11Aに燻蒸ガスを供給する。この際、燻蒸空間11A内に拡散する酸化エチレンの濃度が1〜2体積%となるように、燻蒸空間11A内に燻蒸ガスを封入する。
次に、上記燻蒸ガスを用いて、燻蒸対象物14の燻蒸処理を行う。
次いで、燻蒸処理が終了した後、排気装置18を稼働して、燻蒸空間11Aに存在する燻蒸ガスを、燻蒸空間11Aから排出部13を介して第1のガス排出ライン17−1内に排出する。
このとき、燻蒸室11内の圧力が少し負圧となるため、空気導入部12を介して、燻蒸空間11Aに水分を含む空気が導入される。
このため、排出部13からは、燻蒸空間11Aから排出された燻蒸ガス(酸化エチレン及び希釈用ガスを含むガス)と、水分を含む空気とが混合された混合ガスが排出される。
なお、排出部13から排出される混合ガス中の酸化エチレンの濃度は、例えば、500ppm〜1.5体積%程度である。また、上記混合ガスに含まれる酸化エチレンの濃度は、燻蒸空間11Aに水分を含む空気が導入されるにつれて低下する。
ここで、水分を含む空気とは、空気中の水分濃度が、1.0〜4.0(%)であることを示している。また、空気中の水分濃度は、2.0〜4.0(%)であることがより好ましい。水分を含む空気を燻蒸ガスと混合することにより、燻蒸ガスによる燻蒸対象物への燻蒸処理効果を高めることができる。
なお、空気中の水分濃度は、市販されている家庭用の湿度計等を用いて測定することができる。
次に、排出部13から排出される混合ガスを、第1のガス排出ライン17−1によって、吸着塔22に供給する。これにより、吸着塔22内の導入口側に充填された第1吸着剤23であるCaA型ゼオライトによって、混合ガス中に含まれる酸化エチレンが吸着除去される。第1吸着材23による吸着除去後、混合ガス中の酸化エチレンの濃度は、およそ50〜500ppm程度となる。
次いで、混合ガスを吸着塔22内の導出口側(すなわち、第1吸着材23の二次側)に充填された第2吸着材24に供給する。これにより、第2吸着材24である酸性物質を添着した活性炭によって、混合ガス中に微量に含まれた酸化エチレンが吸着除去される。第2吸着材24による吸着除去後、混合ガス中の酸化エチレンの濃度は、50ppm未満となる。
次に、吸着塔22から第2のガス排出ライン17−2を介して、酸化エチレンが除去された混合ガス(言い換えれば、酸化エチレンの濃度が50ppm未満に低減された混合ガス)を大気中に放出する。
なお、燻蒸空間11Aから混合ガスの排出が進むにつれて、当該燻蒸空間11A内に載置された燻蒸対象物14から、徐々に酸化エチレンが脱離することが知られている。したがって、燻蒸空間11Aから排気される混合ガス中の酸化エチレンの濃度が低下した後も、比較的長い時間、混合ガス中には低濃度の酸化エチレンが含まれることとなる。このため、燻蒸空間11Aから排出される混合ガスの吸着処理を続ける必要がある。
ところで、従来の酸化エチレンの除去方法では、酸化エチレンの吸着材として酸性物質を添着しない活性炭を用いていたため、低濃度の酸化エチレンを含む混合ガスを流し続けると、活性炭に吸着した酸化エチレンが脱着して大気中に放出されてしまうという問題があった。このため、酸化エチレンが活性炭から脱着する前に、吸着塔を封じきることが必要であった。
これに対して、本実施形態の酸化エチレン除去方法によれば、第1吸着剤23として用いるCaA型ゼオライトは、吸着した酸化エチレンを固定化する吸着特性を有している。このため、低濃度の酸化エチレンを含む混合ガスを吸着塔22に流し続けた場合であっても、吸着材からの酸化エチレンの脱着を抑制することができる。さらに、第2吸着材として酸性物質を添着した活性炭を用いるため、第1吸着材23によって酸化エチレンを吸着除去した後の混合ガス中からさらに酸化エチレンを吸着除去することができる。
以上説明したように、本実施形態の酸化エチレン除去方法によれば、酸化エチレンに対して優れた吸着特性を有するCaA型ゼオライトを第1吸着材23として用いるため、活性炭と比較して少ない使用量で酸化エチレンを吸着除去できる。これにより、燻蒸処理設備兼酸化エチレン除去装置10の小型化を図ることができる。
また、CaA型ゼオライトは、吸着した酸化エチレンの脱着を抑制することができる。これにより、吸着後の吸着塔22を封じ切る必要がない。さらに、CaA型ゼオライトは、HFC−134a等の希釈剤の吸着量が少なく、過剰な吸着熱が発生して局所的に急激な温度上昇が生じる恐れがない。したがって、本実施形態の酸化エチレン除去方法によれば、混合ガス中に含まれる酸化エチレンを効率的かつ安全に吸着除去できる。
また、本実施形態の酸化エチレン除去方法によれば、酸性物質を添着した活性炭を第2吸着材24として用いるため、第1吸着材23によって酸化エチレンを吸着除去した後の混合ガス中からさらに酸化エチレンを吸着除去することができる。したがって、本実施形態の酸化エチレン除去方法によれば、処理後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンを極めて低濃度とすることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上述した実施形態では、燻蒸処理に適用する場合を一例として酸化エチレン除去方法を説明したが、これに限定されるものではない。酸化エチレンを含む気体中から当該酸化エチレンを除去する種々の用途に適用することが可能である。
以下、実験例、実施例および比較例を用いて、本発明の効果を詳細に説明する。
(実験例1)
図2は、実験例1の吸着材として用いたCaA型ゼオライトの吸着性能を評価するための評価装置の構成を示す図である。図2において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図2に示すように、評価装置25は、第1吸着材(CaA型ゼオライト)23が充填された吸着塔26と、吸着塔26の導入口と接続された混合ガス供給ライン28と、吸着塔26の導出口と接続された混合ガス排出ライン29と、混合ガス排出ライン29に設けられた分析計32と、を備えている。
吸着塔26は、内径23.9mm×高さ1mの金属製の筒を用いた。この吸着塔26に、高さ0.8m分のCaA型ゼオライトを充填した。
CaA型ゼオライト23としては、ペレット状(直径1.5mm、長さ2〜3mm)のCaA型ゼオライト(東ソー株式会社製、「SA−500A」)を用いた。
分析計34は、島津製作所株式会社製のガスクロマトグラフGC−8Aを用いた。ガスクロマトグラフGC−8Aは、カラムであるHayeSep P(Φ3.2mm×4m)と、水素炎イオン化検出器(FID)と、を有する。
また、カラムの温度は、200℃とした。
実験例1では、混合ガス供給ライン28を介して、CaA型ゼオライト23に、0.60%の酸化エチレン、1.46%のHFC134a、及び2.2%の水分を含む空気が混合され、かつ温度が25℃とされた混合ガスを18NL/minの供給量で大気圧にて供給し、混合ガス排出ライン29から排出される混合ガスに含まれる酸化エチレンの濃度変化を混合ガス排出ライン29に接続した分析計32で連続的に測定した。
ここで、混合ガスを吸着塔26に流通し始めてから、酸化エチレンの濃度が0.6%(混合ガスと同濃度)検出されるまでの間に、CaA型ゼオライト23に吸着された酸化エチレンの量を飽和吸着量[mol/kg]とした。飽和吸着量は、吸着塔26に混合ガスを流通し始めてから、酸化エチレンの濃度が0.6%を検出するまでの間にCaA型ゼオライト23に吸着された酸化エチレンの量を、CaA型ゼオライト23の重量で除したものである。
酸化エチレン濃度が0.6%となった段階で混合ガスの供給を止め、替わりに酸化エチレン及びHFC134aを含まないガス(具体的には、温度が25℃の乾燥空気)を10NL/minの供給量で、大気圧にて吸着塔26に供給した。乾燥空気によりCaA型ゼオライト23から酸化エチレンを脱着させつつ、分析計32で脱着した酸化エチレンの濃度を測定した。乾燥空気を流し始めてから、酸化エチレンの濃度が1ppm検出されるまでの間に脱着した酸化エチレンの量を、CaA型ゼオライト23の重量で除し、脱着量[mol/kg]とした。また、脱着量の飽和吸着量に対する割合を脱着率とした。
次に、実験で取得した酸化エチレンの濃度変化のデータに基づいて、酸化エチレンの濃度が0.60%のときの飽和吸着量と脱着率を算出した。この結果を表1に示す。
表1に示すように、酸化エチレンの濃度が0.60%のときの飽和吸着量は、2.2mol/kgであった。また、脱着率は0.2%であった。
Figure 2018149509
(実験例2)
図3は、実験例2の吸着材として用いた酸性物質を添着した活性炭の吸着性能を評価するための評価装置の構成を示す図である。図3において、図1、図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図3に示すように、実験例2で使用した評価装置35は、実験例1で使用した評価装置25に設けられたCaA型ゼオライト23に替えて、酸性物質を添着した活性炭24を充填した。
また、酸性物質を添着した活性炭24としては、破砕状(4.8〜2.4mm)のものを用いた。
実験例2の第1の実験では、酸性物質を添着した活性炭24として、1.8mol/Lの硫酸(酸性物質)を添着した活性炭を用いた。
第1の実験では、混合ガス供給ライン28を介して、酸性物質を添着した活性炭24(1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭)に、0.04%の酸化エチレン、0.1%のHFC134a、及び2.2%の水分を含む空気が混合され、かつ温度が25℃とされた混合ガスを18NL/minの供給量で大気圧にて供給し、混合ガス排出ライン29から排出される混合ガスに含まれる酸化エチレンの濃度変化を混合ガス排出ライン29に接続した分析計32で連続的に測定した。
ここで、混合ガスを吸着塔26に流通し始めてから、酸化エチレンの濃度が0.04%(混合ガスと同濃度)検出されるまでの時間を酸化エチレンの平衡吸着時間とし、平衡吸着時間までの間に、酸性物質を添着した活性炭24に吸着された酸化エチレンの量を飽和吸着量[mol/kg]とする。飽和吸着量は、吸着塔26に混合ガスを流通し始めてから、酸化エチレンの濃度が0.04%を検出するまでの間に酸性物質を添着した活性炭24に吸着された酸化エチレンの量を、酸性物質を添着した活性炭24の重量で除したものである。
酸化エチレン濃度が0.04%となった段階で混合ガスの供給を止め、替わりに酸化エチレン及びHFC134aを含まないガス(具体的には、温度が25℃の乾燥空気)を10NL/minの供給量で、大気圧にて吸着塔26に供給した。乾燥空気により酸性物質を添着した活性炭24から酸化エチレンを脱着させつつ、分析計32で脱着した酸化エチレンの濃度を測定した。乾燥空気を流し始めてから、酸化エチレンの濃度が1ppm検出されるまでの間に脱着した酸化エチレンの量を、酸性物質を添着した活性炭24の重量で除し、脱着量[mol/kg]とした。また、脱着量の飽和吸着量に対する割合を脱着率とした。
実験例2の第2の実験では、酸性物質を添着した活性炭24として、0.3mol/Lの臭素(酸性物質)を添着した活性炭を用いて、第1の実験と同様な評価を行った。
次に、第1及び第2の実験で取得した酸化エチレンの濃度変化のデータに基づいて、上記2種類の吸着材(1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭、及び0.3mol/Lの臭素を添着した活性炭)について、酸化エチレンの濃度が0.04%のときの飽和吸着量と脱着率を算出した。この結果を表2に示す。
Figure 2018149509
表2に示すように、1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭を用いた場合の飽和吸着量は、1.53mol/kgであり、脱着率は2.0%であった。また、0.3mol/Lの臭素を添着した活性炭を用いた場合の飽和吸着量は、0.71mol/kgであり、脱着率は9.0%であった。
(実験例3)
図4は、実験例3の吸着材として用いた活性炭の吸着性能を評価するための評価装置の構成を示す図である。図4において、図1、図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図4に示すように、実験例3で使用した評価装置40は、実験例1で使用した評価装置25に設けられたCaAゼオライト23に替えて、活性炭41を充填した。また、活性炭41としては、破砕状(4.8〜2.4mm)のものを用いた。
実験例3では、第1の実験として、実験例1と同様な評価を行った。
次に、第2の実験として、実験例2と同様な評価を行った。
次に、第1及び第2の実験で取得した酸化エチレンの濃度変化のデータに基づいて、酸化エチレンの濃度が0.60%のときの飽和吸着量と脱着率、酸化エチレンの濃度が0.04%のときの飽和吸着量と脱着率と、を算出した。この結果を表3に示す。
Figure 2018149509
表3に示すように、酸化エチレンの濃度が0.60%のときの飽和吸着量は、1.23mol/kgであり、脱着率は80%であった。また、酸化エチレンの濃度が0.04%のときの飽和吸着量は、0.23mol/kgであり、脱着率は80%であった。
(実験例1〜3のまとめ)
表1及び表3の結果から、酸化エチレンの濃度が高い場合(酸化エチレンの濃度が0.60%の場合)には、活性炭41よりもCaA型ゼオライト23の方が酸化エチレンの吸着性能が優れており、かつ脱着率を極力低減できることが確認できた。
また、表2及び表3の結果から、酸化エチレンの濃度が低い場合(酸化エチレンの濃度が0.04%の場合)には、1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭、及び0.3mol/Lの臭素を添着した活性炭の方が活性炭41よりも酸化エチレンの吸着性能が優れており、かつ脱着率を極力低減できることが確認できた。
すなわち、表1〜表3の結果から、混合ガスに含まれる酸化エチレンの濃度が高い場合には、酸化エチレンの吸着材としてCaA型ゼオライトを用いることが有効であり、混合ガスに含まれる酸化エチレンの濃度が低い場合には、硫酸または臭素を含有した活性炭を用いることが有効であることが分かった。
(実施例1)
実施例1として、図1に示すような、燻蒸処理設備兼酸化エチレン除去装置10を用いて、CaA型ゼオライト23及び酸性物質を添着した活性炭24よりなる2層構造の吸着材の吸着性能を評価した。
実施例1で使用した燻蒸空間11Aの容量は、6mであった。また、吸着塔22は、内径159.6mm×高さ1mの金属製の筒を用いた。
吸着塔22の上部に実験例1で説明したCaA型ゼオライト23を、充填高150mm分(2.22kg)充填し、吸着塔22の下部に実験例2で説明した酸性物質を添着した活性炭24を充填高180mm分(2.4kg)充填した。
また、実施例1は、酸性物質を添着した活性炭24として、1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭を用いた。
実施例1では、燻蒸対象物14に紙を用い、その収容率(燻蒸空間11Aに対する燻蒸対象物14の容積の割合)を15%とした。燻蒸対象物14を収容後、燻蒸室11内の燻蒸空間11Aに、酸化エチレン及び希釈用ガスを含む燻蒸ガスを1.86kg封入した。なお、当該燻蒸ガスには、酸化エチレンが0.28g、希釈用ガスとしてHFC134aが1.58kg含まれる。
燻蒸対象物14の燻蒸処理が終了後、燻蒸室11内から、排気装置18を用いて排出部13より第1のガス排出ライン17−1を介して燻蒸ガスを排出させた。このとき、燻蒸室11内の圧力が少し負圧となるため、空気導入部12を介して、燻蒸室11内に水分を含んだ空気が導入された。その為、排出された燻蒸ガスは、酸化エチレン及びHFC134aと、空気導入部12を介して燻蒸室11内に導入された0.62%の水分(湿度36%)を含む、温度14℃の空気の混合ガスであった。
排出された混合ガスは、第1のガス排出ライン17−1を介して、0.46m3/minの流量で吸着塔22の上部より吸着塔22内部に導入した。そして、CaA型ゼオライト23、及び酸性物質を添着した活性炭24(1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭)を通過し、第2のガス排出ライン17−2を介して大気に放出した。燻蒸ガスの排出は、排出開始から20時間後まで行った。
実施例1では、燻蒸空間11Aより排出された混合ガス中の酸化エチレンの濃度、CaA型ゼオライト23を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度、および酸性物質を添着した活性炭24(1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭)を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度を、分析計32(図示していない)を用いて連続的に測定した。
図5は、実施例1における、経過時間に対する燻蒸空間11Aより排出された混合ガス中の酸化エチレンの濃度変化、CaA型ゼオライト23を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度変化、および酸性物質を添着した活性炭24(1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭)を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度変化を示す図である。
図5に示す結果から、実施例1では、燻蒸空間11Aより排出された混合ガス中の酸化エチレンの濃度は、排出開始から、4分後に1.55%を示した後、10分後に0.8%まで低下した。その後も燻蒸空間11Aより排出された燻蒸ガス中の酸化エチレンの濃度は低下を続け、7時間後には50ppmまで低下し、20時間後には4ppmまで低下した。
これに対して、CaA型ゼオライト23を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度は、16分後に80ppmを示した。その後、520ppmまで上昇したあと減少し、4.1時間後に排出された燻蒸ガス中の酸化エチレンの濃度と同濃度になった。
そして、酸性物質を添着した活性炭24(1.8mol/Lの硫酸を添着した活性炭)を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度は、燻蒸ガス排出開始から2時間後に10ppm検出された後、37ppmまで一旦上昇したが、その後下降し20時間後には1ppmとなった。
(比較例1)
比較例1では、CaA型ゼオライト23、および酸性物質を添着した活性炭24の替わりとなる活性炭41を用いて、実施例1と同様の評価を行った。活性炭41は、吸着塔22に充填高970mm分(9.3kg)充填した。そして、活性炭41を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度を、分析計32(図示していない)を用いて連続的に測定した。
比較例1では、活性炭41を流通後の混合ガス中に含まれる酸化エチレンの濃度は、排出開始から1時間後には1000ppmが検出される結果となった。
(実験例1〜3、実施例1及び比較例1のまとめ)
実験例1〜3、実施例1及び比較例1の結果から、混合ガスが供給される側に配置されたCaA型ゼオライト23と、混合ガスが排出される側に配置された酸性物質を添着した活性炭24と、をこの順に用いることにより、CaA型ゼオライト23に吸着した酸化エチレンの脱着を抑制でき、かつ少ない量の吸着材(この場合、CaA型ゼオライト23及び酸性物質を添着した活性炭24)で酸化エチレンの除去処理を効率良く行うことができる。また、排出される混合ガスに含まれる酸化エチレンの濃度を極めて低濃度(50ppm以下)にすることができる。
本発明は、吸着した酸化エチレンが吸着剤から脱着することがなく、少ない量の吸着剤で酸化エチレンの除去処理を効率良く行うことが可能であり、酸化エチレンを極めて低濃度にすることが可能な、気体中に含まれる酸化エチレンを除去する方法に適用できる。
10…燻蒸処理設備兼酸化エチレン除去装置、11…燻蒸室、11A…燻蒸空間、12…空気導入部、13…排出部、14…燻蒸対象物、17−1…第1のガス排出ライン、17−2…第2のガス排出ライン、18…排気装置、22,26…吸着塔、23…第1吸着材(CaA型ゼオライト)、24…第2吸着材(酸性物質を添着した活性炭)、25,35,40,45…評価装置、28…混合ガス供給ライン、29…混合ガス排出ライン、32…分析計、41…活性炭

Claims (6)

  1. 酸化エチレンを含む気体を、CaA型ゼオライト、及び酸性物質を添着した活性炭の順に供給して、前記気体中の前記酸化エチレンを吸着除去する、酸化エチレン除去方法。
  2. 前記酸性物質が、硫酸、又は臭素である、請求項1に記載の酸化エチレン除去方法。
  3. 前記気体が、HFC134a、HFC125のうち、少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の酸化エチレン除去方法。
  4. 前記気体と、水分を含む空気とを混合して混合ガスとした後、前記混合ガスを、CaA型ゼオライト、及び酸性物質を添着した活性炭の順に供給して、前記混合ガス中の前記酸化エチレンを吸着除去する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の酸化エチレン除去方法。
  5. 前記空気中の水分濃度が、1.0〜4.0(%)である、請求項4に記載の酸化エチレン除去方法。
  6. 前記気体が、酸化エチレンを含む燻蒸ガスを燻蒸空間内に封入して燻蒸処理した後、前記燻蒸空間から排出されるガスである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の酸化エチレン除去方法。
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