JP2018148150A - 伸縮性基板及びその製造方法 - Google Patents
伸縮性基板及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018148150A JP2018148150A JP2017044579A JP2017044579A JP2018148150A JP 2018148150 A JP2018148150 A JP 2018148150A JP 2017044579 A JP2017044579 A JP 2017044579A JP 2017044579 A JP2017044579 A JP 2017044579A JP 2018148150 A JP2018148150 A JP 2018148150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- resin portion
- young
- modulus
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Abstract
Description
図1は本発明の第1実施形態に係る外部回路同士を接続する伸縮性基板を示す斜視図、
図2は本発明の第1実施形態に係る伸縮性基板の幅方向に沿って切断した断面図である。
図4は本発明の第2実施形態に係る伸縮性基板を示す平面図、図5は本発明の第2実施形態に係る伸縮性基板の幅方向に沿って切断した断面図、図6(A)は図4のVIA-VIA線に沿った断面図、図6(B)は、図4のVIB-VIB線に沿った断面図である。なお、上述の実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略して、上述の実施形態においてした説明を援用する。なお、図4においては、本実施形態の伸縮性基板10Bを分かり易く説明するため、第1の樹脂部30、第2の樹脂部40B、及び第3の樹脂部60(後述)については、図示を省略し、導体部50については、破線により表示した。また、図6(A)及び図6(B)については、本実施形態の伸縮性基板10Bを分かり易く説明するため、第2の樹脂部40B、導体部50、及び第3の樹脂部60については、図示を省略した。
実施例1では、伸縮性基材として、ポリエステルからなる繊維によって構成され、ヤング率が28.9MPaある布を準備した。伸縮性基材のヤング率は、万能試験機(引張・圧縮試験機)によって測定した。そして、この布上に、ポリウレタンとスチレンブタジエンゴムからなる樹脂材料を印刷し、当該樹脂材料を硬化させて、ヤング率が1MPaである第1の樹脂部を形成した。そして、第1の樹脂部上に、ポリウレタンからなる樹脂材料を印刷し、当該樹脂材料を硬化させて、ヤング率が15MPaである第2の樹脂部を形成した。そして、第2の樹脂部上に、銀粉とポリエステル樹脂からなる導電性ペーストを塗布し、当該導電性ペーストを硬化させて、ヤング率が80MPaである導体部を形成した。以上により得られた試験サンプルを用いて試験片をJIS K6251に記載されているダンベル状6号の形状に打ち抜き作成し、以下の試験を行った。
得られた試験片を、当該試験片の全長に対して20%伸張した。そして、試験片の導体部にクラックが生じているか否かを目視により判定した。導体部にクラックが生じていない場合には、結果を「○」として、伸縮性基板の導電性の低下の抑制効果に優れると判定した。一方、導体部にクラックが生じた場合には、結果を「×」として、伸縮性基板の導電性の低下の抑制効果に劣ると判定した。結果を表1に示す。
実施例2では、シリコン処理されたPETフィルムからなる転写基材上に、ポリウレタンからなる樹脂材料を印刷し、当該樹脂材料を硬化させて第3の樹脂部を形成した。そして、第3の樹脂部上に導体部を形成した。この導体部は、実施例1と同じ導電性ペーストを第3の樹脂部上に塗布し、硬化させることで形成した。そして、導体部を覆うように第3の樹脂部上に、実施例1と同じ樹脂材料を印刷し、当該樹脂材料を硬化させて第2の樹脂部を形成した。そして、第2の樹脂部上に、実施例1と同じ樹脂材料を印刷し、当該樹脂材料を硬化させて第1の樹脂部を形成した。そして、第1の樹脂部を加熱溶融させて、伸縮性基板に押し付けた。伸縮性基材としては、実施例1で用いた伸縮性基材と同様の布を用いた。そして、第1の樹脂部を冷却し再度硬化させた後、転写基材を第3の樹脂部から剥離させた。以上により試験サンプルを得た。この試験サンプルにおいて、伸縮性基材、第1の樹脂部、第2の樹脂部、及び導体部のそれぞれのヤング率は、実施例1と同じとした。この試験サンプルを用いて試験片を作成し、上述の伸張耐久試験(1)及び伸張耐久試験(2)を行った。結果を表1に示す。
比較例では、伸縮性基材上に、導体部を直接形成した。伸縮性基材としては、実施例1で用いた伸縮性基材と同様の布を用いた。導体部としては、実施例1と同じ導電性ペーストを伸縮性基材上に塗布し、硬化させることで形成した。以上により、試験サンプルを得た。この試験サンプルにおいて、伸縮性基材及び導体部のそれぞれのヤング率は、実施例1と同じとした。この試験サンプルを用いて試験片を作成し、上述の伸張耐久試験(1)及び伸張耐久試験(2)を行った。結果を表1に示す。
表1に示すように、伸縮性基材上に、当該伸縮性基材のヤング率以下のヤング率を有する第1の樹脂部を設け、当該第1の樹脂部上に、当該第1の樹脂部のヤング率よりも高い第2の樹脂部を設け、当該第2の樹脂部上に導体部を設けた実施例1及び実施例2においては、伸縮性基材上に導体部を直接設けた比較例と比較して、クラックが発生しておらず、伸縮性基板を伸張させても、導体部の導電性が低下し難いことが確認できる。
20…伸縮性基材
201,202…主面
21…第1の繊維束
211…第1の繊維
22…第2の繊維束
221…第2の繊維
23…間隙
30…第1の樹脂部
40…第2の樹脂部
41…凹部
50…導体部
60…第3の樹脂部
100…第1の樹脂材料
110…第2の樹脂材料
120…導電性材料
130…転写基材
140…第3の樹脂材料
150…中間体
Claims (8)
- 伸縮性を有する基材と、
前記基材上に設けられた第1の樹脂部と、
前記第1の樹脂部上に設けられた第2の樹脂部と、
前記第2の樹脂部上に設けられた導体部と、を備え、
前記第1の樹脂部のヤング率は、前記基材のヤング率以下であり、
前記第2の樹脂部のヤング率は、前記第1の樹脂部のヤング率よりも高い伸縮性基板。 - 請求項1に記載の伸縮性基板であって、
前記導体部を覆うように前記第2の樹脂部上に設けられた第3の樹脂部をさらに備える伸縮性基板。 - 請求項2に記載の伸縮性基板であって、
前記第3の樹脂部のヤング率は、前記第1の樹脂部のヤング率よりも高い伸縮性基板。 - 請求項2又は3に記載の伸縮性基板であって、
前記第2の樹脂部を構成する材料と前記第3の樹脂部を構成する材料とは、実質的に同一の材料である伸縮性基板。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の伸縮性基板であって、
前記第2の樹脂部のヤング率は、前記導体部のヤング率よりも低い伸縮性基板。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載の伸縮性基板であって、
前記基材は、複数の繊維から構成された布であり、
前記第1の樹脂部は、前記布の一方の主面に貼り付けられている伸縮性基板。 - 伸縮性を有する基材を準備する第1の工程と、
前記基材上に第1の樹脂材料を配置する第2の工程と、
前記第1の樹脂材料を硬化して、第1の樹脂部を形成する第3の工程と、
前記第1の樹脂部上に第2の樹脂材料を配置する第4の工程と、
前記第2の樹脂材料を硬化して、第2の樹脂部を形成する第5の工程と、
前記第2の樹脂部上に導体部を形成する第6の工程と、を備え、
前記第1の樹脂部のヤング率は、前記基材のヤング率以下であり、
前記第2の樹脂部のヤング率は、前記第1の樹脂部のヤング率よりも高い伸縮性基板の製造方法。 - 転写基材、前記転写基材上に設けられた第3の樹脂部、前記第3の樹脂部上に設けられた導体部、前記導体部を覆うように前記第3の樹脂部上に設けられた第2の樹脂部、及び前記第2の樹脂部上に設けられた第1の樹脂部を備える中間体を準備する第7の工程と、
前記中間体のうち前記第1の樹脂部を、伸縮性を有する基材に押し付ける第8の工程と、
前記第3の樹脂部から前記転写基材を剥離する第9の工程と、を備え、
前記第1の樹脂部のヤング率は、前記基材のヤング率以下であり、
前記第2の樹脂部のヤング率は、前記第1の樹脂部のヤング率よりも高い伸縮性基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017044579A JP6788526B2 (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | 伸縮性基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017044579A JP6788526B2 (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | 伸縮性基板及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018148150A true JP2018148150A (ja) | 2018-09-20 |
JP6788526B2 JP6788526B2 (ja) | 2020-11-25 |
Family
ID=63591598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017044579A Active JP6788526B2 (ja) | 2017-03-09 | 2017-03-09 | 伸縮性基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6788526B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020150038A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 大日本印刷株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
JP2020174067A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 大日本印刷株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
CN112654498A (zh) * | 2018-11-06 | 2021-04-13 | 积水保力马科技株式会社 | 伸缩配线构件 |
CN112735972A (zh) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 成都辰显光电有限公司 | 一种微元件的转移基板及其制造方法 |
WO2021106713A1 (ja) * | 2019-11-25 | 2021-06-03 | 株式会社フジクラ | 配線板の製造方法及び配線板、並びに、成形品の製造方法及び成形品 |
WO2023105873A1 (ja) * | 2021-12-08 | 2023-06-15 | 株式会社村田製作所 | 伸縮デバイス |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012033674A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | 柔軟配線体 |
JP2014090041A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Fujikura Ltd | プリント配線板 |
JP2014151617A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Fujikura Ltd | 伸縮性配線板及びその製造方法 |
JP2014236103A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 隆夫 染谷 | 伸縮性回路基板、その製造方法、及びそれによって製造された伸縮性回路基板 |
JP2016143557A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 株式会社フジクラ | 伸縮性配線基板 |
-
2017
- 2017-03-09 JP JP2017044579A patent/JP6788526B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012033674A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | 柔軟配線体 |
JP2014090041A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Fujikura Ltd | プリント配線板 |
JP2014151617A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Fujikura Ltd | 伸縮性配線板及びその製造方法 |
JP2014236103A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | 隆夫 染谷 | 伸縮性回路基板、その製造方法、及びそれによって製造された伸縮性回路基板 |
JP2016143557A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | 株式会社フジクラ | 伸縮性配線基板 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11634842B2 (en) | 2018-11-06 | 2023-04-25 | Sekisui Polymatech Co., Ltd. | Stretchable wire member |
CN112654498A (zh) * | 2018-11-06 | 2021-04-13 | 积水保力马科技株式会社 | 伸缩配线构件 |
JP7312367B2 (ja) | 2019-03-11 | 2023-07-21 | 大日本印刷株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
JP2020150038A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 大日本印刷株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
JP2020174067A (ja) * | 2019-04-08 | 2020-10-22 | 大日本印刷株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
JP7331423B2 (ja) | 2019-04-08 | 2023-08-23 | 大日本印刷株式会社 | 配線基板及び配線基板の製造方法 |
CN112735972A (zh) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | 成都辰显光电有限公司 | 一种微元件的转移基板及其制造方法 |
CN112735972B (zh) * | 2019-10-28 | 2022-08-30 | 成都辰显光电有限公司 | 一种微元件的转移基板及其制造方法 |
CN114762464A (zh) * | 2019-11-25 | 2022-07-15 | 株式会社藤仓 | 配线板的制造方法及配线板、和成型品的制造方法及成型品 |
JPWO2021106713A1 (ja) * | 2019-11-25 | 2021-06-03 | ||
WO2021106713A1 (ja) * | 2019-11-25 | 2021-06-03 | 株式会社フジクラ | 配線板の製造方法及び配線板、並びに、成形品の製造方法及び成形品 |
JP7465893B2 (ja) | 2019-11-25 | 2024-04-11 | 株式会社フジクラ | 配線板の製造方法及び配線板、並びに、成形品の製造方法及び成形品 |
WO2023105873A1 (ja) * | 2021-12-08 | 2023-06-15 | 株式会社村田製作所 | 伸縮デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6788526B2 (ja) | 2020-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018148150A (ja) | 伸縮性基板及びその製造方法 | |
CN108701505B (zh) | 伸缩性导体片、具有粘接性的伸缩性导体片、布帛上的伸缩性导体构成的配线的形成方法 | |
JP6991193B2 (ja) | 伸縮性基板 | |
JP6417523B2 (ja) | 熱伝導性シートおよび熱伝導性シートの製造方法 | |
US8809687B2 (en) | Flexible printed board and method of manufacturing same | |
JP2021104670A (ja) | 積層体 | |
JP2014057040A (ja) | 電磁波シールド用フィルム、および電子部品の被覆方法 | |
JP2017033279A (ja) | 配線体アセンブリ、導体層付き構造体、及びタッチセンサ | |
KR101552976B1 (ko) | 전자기파 차폐 시트 및 그 제조 방법 | |
TWI703959B (zh) | 拉伸性配線板以及拉伸性配線板之製造方法 | |
Mosallaei et al. | Geometry analysis in screen-printed stretchable interconnects | |
JP2009000741A (ja) | 熱プレス用クッション材 | |
WO2016102667A1 (de) | Organisches optoelektronisches bauelement und verfahren zum herstellen eines organischen optoelektronischen bauelements | |
JP5476168B2 (ja) | 導電性粒子、異方性導電材料及び接続構造体 | |
JP5386200B2 (ja) | 複合シート | |
JP2019075490A (ja) | 伸縮性基板 | |
KR102425640B1 (ko) | 내굴곡성 및 유연성이 우수한 열선 케이블 | |
JP6856152B1 (ja) | 成形フィルム、成形体およびその製造方法 | |
JP5329344B2 (ja) | 被覆されたポリイミド発泡体とその製造方法、これを用いた断熱材、緩衝材及びシール材 | |
JP7144163B2 (ja) | 伸縮性配線板 | |
JP6748776B2 (ja) | 伸縮性配線体及び伸縮性基板 | |
WO2018066490A1 (ja) | 接点部材、接点部材の製造方法、および接点部材を備える押釦スイッチ用部材 | |
US20230007781A1 (en) | Method for manufacturing wiring board, wiring board, method for manufacturing molded object, molded object | |
CN115023029A (zh) | 一种柔性电路板及电子产品 | |
WO2017159136A1 (ja) | 入力装置およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201030 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6788526 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |