JP2018147926A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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泰宏 冨岡
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Abstract

【課題】実装基板にコンデンサ素子を容易に搭載することのできる固体電解コンデンサを提供すること。
【解決手段】本発明の固体電解コンデンサは、陽極リード体と、弁作用金属からなり、陽極リード体の少なくとも一部に接続された陽極体、陽極体の表面に形成された誘電体層、誘電体層上に形成された固体電解質層、および固体電解質層上に形成された陰極層を含むコンデンサ素子と、陽極リード体と対向する陽極外部端子と、陰極層と対向する陰極外部端子と、を備え、陽極リード体の少なくとも一部が、コンデンサ素子の底面よりも下方にはみ出しており、かつ陽極外部端子に埋め込まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体電解コンデンサに関する。
弁作用金属からなるコンデンサ素子と、リード線とを含む固体電解コンデンサがある。このような固体電解コンデンサにおいて、リード線は、通常、コンデンサ素子の厚みと同一か、またはコンデンサの厚みよりも薄い厚みを有している。
特許文献1は、リード線とコンデンサ素子の厚みがほぼ同一であり、かつリード線と陽極端子との接触部分が、コンデンサ素子と陰極端子との接触部分と同一平面上にある固体電解コンデンサを開示している。
特開2005−5310号公報
ところで、通常、リード線は陽極端子上に搭載した状態にて溶接で電気的に接続し、コンデンサ素子は導電性接着材を介して陰極端子に電気的に接続している。ここで、リード線の厚みがコンデンサ素子の厚みと同一である場合、コンデンサ素子を陰極外部端子(陰極端子)に導電性接着剤等で接続した際に、リード線が導電性接着剤の厚みの分だけ陽極外部端子(陽極端子)から浮いてしまう。この場合、導電性接着剤の厚みを考慮して、陽極外部端子の厚みを変えたり、導電性物質からなる枕木をリード線と陽極外部端子との間に設けたりする必要がある。また、リード線の厚みがコンデンサ素子の厚みよりも小さい場合にも、リード線と陽極外部端子を接続するためには、陽極外部端子の厚みを厚くしたり、陽極外部端子に導電性物質からなる枕木を設けたりする必要がある。すなわち、これらの場合、陽極外部端子へのリード線の搭載面および陰極外部端子へのコンデンサ素子の搭載面を同一平面上に形成することができなくなるため、コンデンサ素子の厚みが薄くなるにつれて、コンデンサ素子を搭載することが困難となる可能性がある。
本発明の目的は、実装基板にコンデンサ素子を容易に搭載することのできる固体電解コンデンサを提供することにある。
本発明の一態様の固体電解コンデンサは、陽極リード体と、弁作用金属からなり、前記陽極リード体の少なくとも一部に接続された陽極体、該陽極体の表面に形成された誘電体層、該誘電体層上に形成された固体電解質層、および該固体電解質層上に形成された陰極層を含むコンデンサ素子と、前記陽極リード体と対向する陽極外部端子と、前記陰極層と対向する陰極外部端子と、を備え、前記陽極リード体の少なくとも一部が、前記コンデンサ素子の底面よりも下方にはみ出しており、かつ前記陽極外部端子に埋め込まれている。
また、本発明の一態様の固体電解コンデンサは、前記陽極外部端子の主面が、前記コンデンサ素子の底面に対して平行であることが好ましい。
また、本発明の一態様の固体電解コンデンサは、前記陽極リード体が、前記コンデンサ素子の底面よりも下方に0.005mm以上、0.05mm以下の範囲ではみ出していることが好ましい。
また、本発明の一態様の固体電解コンデンサは、前記陽極リード体の厚みが、少なくとも、前記陽極体との接続面とは反対の面側において前記コンデンサ素子の厚みよりも大きいことが好ましい。
また、本発明の一態様の固体電解コンデンサは、前記陽極リード体の厚みが、前記陽極体との接続面側において前記コンデンサ素子の厚みよりも小さいことが好ましい。
また、本発明の一態様の固体電解コンデンサは、前記陽極リード体において、前記陽極外部端子に埋め込む際に前記陽極外部端子と対向する面が、前記陽極外部端子の主面に対して平行であることが好ましい。
また、本発明の一態様の固体電解コンデンサは、前記陰極層と前記陰極外部端子との間が、導電性接着剤を介して接続されていることが好ましい。
本発明によれば、実装基板にコンデンサ素子を容易に搭載することのできる固体電解コンデンサを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る固体電解コンデンサの断面模式図である。 コンデンサ素子を実装基板に搭載する第1の方法を示す模式図である。 図2に示す方法とは異なる第2の方法でコンデンサ素子を実装基板に搭載する方法を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る固体電解コンデンサの断面模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、各図において同一または相当する部分には同一の符号を付して適宜説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る固体電解コンデンサの構造を示す断面模式図である。
ここでは、図1に示すように、直交座標系(x,y,z)を使用している。図1に図示した状態では、直交座標系(x,y,z)において、x軸方向は左右方向(幅方向)であり、y軸方向は前後方向(奥行き方向)であり、z軸方向は上下方向(厚み方向)である。
固体電解コンデンサ100は、コンデンサ素子10と、陽極リード体20と、陽極外部端子30と、陰極外部端子40と、導電性接着剤50と、外装体60とを備える。ここで、陽極外部端子30および陰極外部端子40は、実装基板(図示しない)に設けられたリードフレームであり、陽極リード体20およびコンデンサ素子10が搭載されることで、それぞれ、固体電解コンデンサ100の陽極電極および陰極電極として機能する。また、陽極外部端子30の主面(上面)31と、陰極外部端子40の主面(上面)41とは同一平面上に形成されている。
コンデンサ素子10は、陽極体11と、誘電体層12と、固体電解質層13と、陰極層14とを有する。コンデンサ素子10の厚みに制限はないが、本実施形態は、特に薄型の製品において、陽極リード体20と陽極外部端子30との間、およびコンデンサ素子10と陰極外部端子40との間の接続を容易にする。従来のように、陽極リード体20と陽極外部端子30とを導電性物質からなる枕木を介して接続する場合、コンデンサ素子10の厚みが薄くなるにつれて枕木も薄くする必要がある。この場合、コンデンサ素子10の厚みが薄くなるにつれて、陽極外部端子30に枕木を設けることが困難になり製造工程が煩雑となる。これに対して、本実施形態は、具体的には後述するが、陽極外部端子30に枕木を設ける必要がないので、薄型の製品において有用である。なお、本実施形態において、「薄型」とは、コンデンサ素子10の厚みが、例えば0.8mm以下のものを指している。また、本実施形態は、厚みが0.1mm以上、0.5mm以下のより薄型のコンデンサ素子10を実装基板へ搭載する際にも有用である。
陽極体11は、弁作用を有する金属微粒子(弁作用金属)からなる焼結体である。弁作用金属としては、タンタル、アルミニウム、チタン、ニオブ、ジルコニウム、およびこれら弁作用金属の合金等があげられる。弁作用金属としては、特に、タンタル、アルミニウム、およびニオブからなる群から選択される少なくとも1種類の金属であることが好ましい。なお、弁作用金属は、1種類のみを用いてもよいし、2種類以上の金属を併用してもよい。
誘電体層12は、陽極体11の表面に形成されている酸化被膜である。誘電体層12は、例えば、リン酸水溶液中で所定の電圧を陽極体11に印加し、陽極体11の表面を酸化させることで形成することができる。
固体電解質層13は、誘電体層12の表面に形成されている導体である。固体電解質層13には、導電性高分子材料、二酸化マンガン、酸化ルテニウム等の酸化物誘導体を用いることができる。また、固体電解質層13には、TCNQ(7,7,8,8,−テトラシアノキノジメタンコンプレックス塩)等の有機物半導体も用いることができる。
陰極層14は、固体電解質層13の表面に形成されており、固体電解コンデンサ100における陰極である。陰極層14は、導体であればよく、材料は特に限定されない。また、陰極層14は、グラファイト等からなるカーボン層と、銀等を含む導電性樹脂層とを含む2層構造であってもよい。
陽極リード体20は、陽極体11と同様の弁作用金属から形成されており、固体電解コンデンサ100の陽極である。陽極リード体20は、少なくともその一部が陽極体11に埋設または溶接されている。陽極リード体20を陽極体11に溶接した場合、陽極リード体20を陽極体11に埋設させる場合と比べて接続強度が弱くなってしまうので、本実施形態においては、陽極リード体20は陽極体11に埋設されていることが好ましい。また、陽極リード体20を陽極体11に埋設させる場合、埋設されている部分の厚みをより小さくすることで、陽極体11の体積が増加するのでコンデンサ素子10の容量を大きくすることができる。
図1に示すように、陽極リード体20において、陽極体11に埋設されている右面(接続面)21側における厚みはコンデンサ素子10の厚みよりも小さく、右面21と反対側の左面22側の厚みはコンデンサ素子10の厚みよりも大きい。具体的には、陽極リード体20は、左面22がコンデンサ素子10の底面よりも下方に所定の距離Dだけはみ出すように形成されている。距離Dは、0.005mm以上、0.05mm以下であることが好ましく、0.01mm以上、0.03mm以下であることがより好ましい。さらに、陽極リード体20は、コンデンサ素子10の底面よりも下方にはみ出した部分のうち、溶接部23が陽極外部端子30に埋め込まれた状態で陽極外部端子30に溶着されている。すなわち、本実施形態において、陽極リード体20は、溶接部23がコンデンサ素子10の底面よりも低い位置で陽極外部端子30に埋め込まれている。これにより、本実施形態は、陽極外部端子30に従来設けられていた枕木を省くことができる。なお、溶接部23は、陽極リード体20を陽極外部端子30に溶接する際に、陽極外部端子30と対向する面が、主面31と平行であることが好ましい。これは、溶接部23が陽極外部端子30に必要以上に埋め込まれないようにするためである。また、溶接部23が主面31と平行な面を持つことで、コンデンサ素子10が傾き難くなり、コンデンサ素子10を安定した状態で陰極外部端子40に搭載することもできるようになる。
本実施形態は、陽極リード体20における溶接部23を陽極外部端子30に埋め込むように溶着することで、陽極外部端子30の主面31と、コンデンサ素子10の底面とが平行になるように、コンデンサ素子10および陽極リード体20を実装基板に搭載することができる。
図2は、コンデンサ素子10および陽極リード体20を実装基板に搭載する第1の方法として、コンデンサ素子10と陰極外部端子40とを初めに接続する方法を示す模式図である。コンデンサ素子10および陽極リード体20を実装基板に搭載するには、陽極外部端子30の主面31と平行な主面(上面)71を有する平面出し用の治具70を用意する。この場合、まず、コンデンサ素子10と陰極外部端子40とを導電性接着剤を介して接続する。そして、陽極リード体20を陽極外部端子30に溶接する際、熱により溶融した陽極外部端子30に溶接部23がめり込むことを利用し、コンデンサ素子10の底面が治具70の主面71に接触させるように陽極リード体20と陽極外部端子30を溶接する。これにより、陽極外部端子30の主面31と、コンデンサ素子10の底面とを平行にしつつコンデンサ素子10を陰極外部端子40に搭載することができる。したがって、本実施形態によれば、陽極外部端子30の主面31および陰極外部端子40の主面41が同一平面上に形成されている実装基板にコンデンサ素子10および陽極リード体20を容易に搭載することができる。
また、コンデンサ素子10および陽極リード体20を実装基板に搭載する際、陽極リード体20と陽極外部端子30とを初めに溶着してもよい。図3は、陽極リード体20と陽極外部端子30とを初めに溶着した第2の方法を示す模式図である。この場合、まず、コンデンサ素子10の底面が治具70の主面71に接触するように陽極リード体20と陽極外部端子30を溶接し、溶接部23の一部を陽極外部端子30に埋め込む。次に、コンデンサ素子10と、陰極外部端子40とを接続する。なお、コンデンサ素子10と、陰極外部端子40とを導電性接着剤を介して接続する場合には、導電性接着剤の硬化収縮を考慮し、各構成要素を設計する必要がある。
導電性接着剤50は、コンデンサ素子10と陰極外部端子40とを接続する接着剤である。また、導電性接着剤50は銀を含むことが好ましい。
外装体60は、陽極外部端子30および陰極外部端子40のそれぞれの底面を除き、コンデンサ素子10および陽極リード体20の全体を封止するモールド樹脂である。
[第2の実施形態]
次に本発明の第2の実施形態に係る固体電解コンデンサについて説明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係る固体電解コンデンサの断面模式図である。
固体電解コンデンサ100Aは、コンデンサ素子10と、陽極リード体20Aと、陽極外部端子30と、陰極外部端子40と、導電性接着剤50と、外装体60とを備える。
図4に示すように、陽極リード体20Aはコンデンサ素子10の下半分の位置において、陽極体11に埋設されている。すなわち、陽極リード体20Aは、コンデンサ素子10の底面よりも下側に距離Dだけはみ出した状態で、陽極外部端子30に埋め込まれている。陽極リード体20Aの厚みは、コンデンサ素子10の厚みよりも必ずしも厚い必要はなく、少なくとも、コンデンサ素子10の底面よりも下側にはみ出した状態で陽極体11に埋設されていればよい。なお、この場合であっても、距離Dは、0.005mm以上、0.05mm以下であることが好ましく、0.01mm以上、0.03mm以下であることがより好ましい。
第2の実施形態に係る固体電解コンデンサ100Aは、第1の実施形態に係る固体電解コンデンサ100に比べて電気容量を大きくすることができる。これは、陽極リード体20Aは第1の実施形態の陽極リード体20に比べて厚みが薄いので、陽極リード体20に比べて陽極リード体20Aが陽極体11に埋設されている部分の体積が減少し、その代わりに陽極体11の体積が増加するためである。
[実施例1]
本発明の第1の実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例について説明する。図5は、第1の実施形態の固体電解コンデンサの製造方法の一例を示すフローチャートである。
まず、直径0.34mmのタンタルからなるワイヤの先端1.2mmを厚さ0.2mmにプレス成型して陽極リード体20を作製した(ステップS101)。
次いで、陽極リード体20において、厚さ0.2mmにプレス成型した先端の部分を、陽極体11の原料であるタンタル粉末に埋め込み、縦1.5mm、横2.0mm、厚さ0.3mmの直方体のプレス体を成型し、焼結することによって陽極体11を作製した。次に、陽極体11をリン酸水溶液中において30Vの電圧で陽極酸化させることにより、陽極体11の表面に誘電体層12を形成した。誘電体層12を形成した陽極体11を、3,4−エチレンジオキシチオフェンを含むモノマー溶液と、ドーパントとしての1,3,6−ナフタレントリスルホン酸と、酸化剤であるペルオキソ二硫酸アンモニウムを含む酸化剤溶液と、を含む溶液に浸漬させた。そして、浸漬を数回繰り返し、化学酸化重合法によってポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンを含む固体電解質層13を誘電体層12の表面に形成した。最後に、導電性ペーストとしてグラファイトペーストと銀ペーストを使用して陰極層14を固体電解質層13の表面に形成した。これにより、陽極体11、誘電体層12、固体電解質層13、および陰極層14を含むコンデンサ素子10を得た(ステップS102)。
次いで、陽極外部端子30と陰極外部端子40とを含む実装基板を用意する。そして、陽極リード体20と、陽極外部端子30とを、溶接部23が陽極外部端子30に埋め込まれるように溶接で溶着し、コンデンサ素子10と陰極外部端子40を接着銀からなる導電性接着剤50で接着した(ステップS103)。この時、陽極リード体20と陽極外部端子30とを溶接した後にコンデンサ素子10と陰極外部端子40とを接着してもよいし、コンデンサ素子10と陰極外部端子40とを接着した後に、陽極リード体20と陽極外部端子30とを溶接してもよい。
最後に、コンデンサ素子10および陽極リード体20の全体を、モールド樹脂からなる外装体60で外装し、固体電解コンデンサ100を形成した(ステップS104)。
[実施例2]
本発明の第2の実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例について説明する。図6は、第2の実施形態に係る固体電解コンデンサの製造方法の一例を示すフローチャートである。
まず、直径0.34mmのタンタルからなるワイヤの先端1.2mmを厚さ0.06mmにプレス成型して陽極リード体20を作製した(ステップS201)。
次いで、陽極リード体20において。厚さ0.06mmにプレス成型した先端の部分を、陽極体11の原料であるタンタル粉末に埋め込み、縦1.5mm、横2.0mm、厚さ0.3mmの直方体のプレス体を成型し、焼結することによって陽極体10を作製した。次に、陽極体10をリン酸水溶液中において30Vで陽極酸化を行い、誘電体層11を形成した。誘電体層11を形成した陽極体10を、3,4−エチレンジオキシチオフェンを含むモノマー溶液と、ドーパントとしての1,3,6−ナフタレントリスルホン酸と、酸化剤であるペルオキソ二硫酸アンモニウムを含む酸化剤溶液と、を含む溶液に浸漬させた。そして、浸漬を数回繰り返し、化学酸化重合法によってポリ3,4−エチレンジオキシチオフェンを含む固体電解質層である導電性高分子層13を形成した。最後に、導電性ペーストとしてグラファイトペーストと銀ペーストを使用して陰極層14を形成し、コンデンサ素子1を形成した(ステップS202)。ステップS203およびステップS204については、それぞれ、ステップS103およびステップS104と同様なので説明は省略する。
以上、本発明を、実施形態および実施例に基づいて説明したが、本発明は実施形態および実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細は、請求項に記載された本発明の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10・・・コンデンサ素子
11・・・陽極体
12・・・誘電体層
13・・・固体電解質層
14・・・陰極層
20・・・陽極リード体
21・・・埋設部
22・・・左面
23・・・溶接部
30・・・陽極外部端子
31・・・主面
40・・・陰極外部端子
41・・・主面
50・・・導電性接着剤
60・・・外装体
70・・・治具
71・・・主面

Claims (7)

  1. 陽極リード体と、
    弁作用金属からなり、前記陽極リード体の少なくとも一部に接続された陽極体、該陽極体の表面に形成された誘電体層、該誘電体層上に形成された固体電解質層、および該固体電解質層上に形成された陰極層を含むコンデンサ素子と、
    前記陽極リード体と対向する陽極外部端子と、
    前記陰極層と対向する陰極外部端子と、を備え、
    前記陽極リード体の少なくとも一部が、前記コンデンサ素子の底面よりも下方にはみ出しており、かつ前記陽極外部端子に埋め込まれている、固体電解コンデンサ。
  2. 前記陽極外部端子の主面は、前記コンデンサ素子の底面に対して平行である、請求項1の固体電解コンデンサ。
  3. 前記陽極リード体は、前記コンデンサ素子の底面よりも下方に0.005mm以上、0.05mm以下の範囲ではみ出している、請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記陽極リード体の厚みは、少なくとも、前記陽極体との接続面とは反対の面側において前記コンデンサの厚みよりも大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 前記陽極リード体の厚みは、前記陽極体との接続面側において前記コンデンサ素子の厚みよりも小さい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  6. 前記陽極リード体は、前記陽極外部端子に埋め込む際に前記陽極外部端子と対向する面が、前記陽極外部端子の主面に対して平行である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  7. 前記陰極層と前記陰極外部端子との間は、導電性接着剤を介して接続されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
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