JP2018145647A - 間仕切り壁の接続具及び接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 長尺角柱状の本体部10と、本体部10の一側部に一体に並設された補強部20とを備え、本体部10は、前記一側部以外の少なくとも二箇所の側面部に、間仕切り壁30を嵌合するための壁嵌合部10aを有し、補強部20は、前記一側部から突出する断面円弧状に形成されるとともに本体部10の長手方向に沿って連続している。
【選択図】 図1
Description
このような間仕切り装置は、例えば、工場や展示場等のように、床から天井までの高さが比較的高い空間に設置されて、間仕切り壁の高さが5m以上におよぶ場合がある。
そこで、補強部材などを設けることが提案されるが、組立性を損ねることなく効果的に撓み強度を向上するには工夫を要する。
長尺角柱状の本体部と、該本体部の一側部に一体に並設された補強部とを備え、前記本体部は、前記一側部以外の少なくとも二箇所の側面部に、間仕切り壁を嵌合するための壁嵌合部を有し、前記補強部は、前記一側部から突出する断面円弧状に形成されるとともに前記本体部の長手方向に沿って連続していることを特徴とする間仕切り壁の接続具。
第1の特徴は、長尺角柱状の本体部と、該本体部の一側部に一体に並設された補強部とを備え、前記本体部は、前記一側部以外の少なくとも二箇所の側面部に、間仕切り壁を嵌合するための壁嵌合部を有し、前記補強部は、前記一側部から突出する断面円弧状に形成されるとともに前記本体部の長手方向に沿って連続している(図1参照)。
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る間仕切り壁の接続具の一例として、第1の接続具1を示す。
この第1の接続具1は、長尺角柱状の本体部10と、本体部10の一側部11に一体に並設された補強部20とを備え、金属材料(例えば、アルミニウム合金等)によって一体に成形されている。
この第1の接続具1は、図2〜図6に示すように、複数の間仕切り壁30を接続して、間仕切り壁の接続構造A〜Dを構成する。
この本体部10の横断面は、矩形枠状を呈し、下端側においてその内面が、支持部材41(図3参照)に嵌り合うようになっている。支持部材41は、床面等に上方向きに突出するように固定された四角柱状の部材である。
詳細に説明すれば、本体部10の各辺部は、その幅方向の中央側に、本体部10内側へ突出するとともに上下方向へ連続する凸部10bを有する。本体部10の4辺に対応する4つの凸部10bは、本体部10の下端側において、支持部材41の外面に対し、環状に嵌り合う支持嵌合部として機能する。
壁嵌合部10aには、図示例の間仕切り壁30や、ドアを構成するための部材、その他の間仕切り用建材等を嵌合可能である。
詳細に説明すれば、この補強部20は、前記一側部11から突出する断面円弧状の補強壁部21と、この補強壁部21の付根側(本体部10側)に設けられた支持嵌合部22とを有する。
この支持嵌合部22の内面22a,22aは、補強部20の下端側において、支持部材41’の外面に接触又は近接して嵌り合う。
支持部材41’は、本体部10に嵌り合う支持部材41と同形状の部材であり、床面等に上方向きに突出して固定されている。
各表面板31は、例えば、合成樹脂板や、木板、金属板等の硬質材料からなる平面視矩形状の板材である。
芯材32は、紙やその他の材料からなり、断熱材あるいは防音材等として機能する。
図2及び図3に例示する間仕切り壁の接続構造Aは、上述した第1の接続具1と、この第1の接続具1に接続された長尺角柱状の第2の接続具2と、これら2種類の接続具1,2によって接続された複数の間仕切り壁30と、床面に固定されて上方へ突出する二つの支持部材41,41’とを備える。
この第2の接続具2は、図示例によれば、第1の接続具1から補強部20の部分を除去した形状に形成される。
止着具2cは、例えば、ネジやボルト等であり、壁嵌合部2b’の貫通孔2b1’から壁嵌合部2b内に挿入され、接続部2aに挿通されて補強外壁部21に螺合されている。
この止着構造によれば、必要最小限の止着具2cにより、接続部2aを補強部20外面に頑強に接続することができる。
この壁嵌合部2b’には、その中央側に、止着具2cを締め付ける治具(例えばドライバー等)や、止着具2cを挿通するための貫通孔2b1’が設けられる。
そして、この壁嵌合部2b’には、本体部10に嵌合した二つの間仕切り壁30,30に対し略直角となるように、間仕切り壁30が嵌め合わせられる。
各壁嵌合部2bは、間仕切り壁30の端部を嵌合可能な凹状に形成される。
なお、図3の例示によれば、壁嵌合部2b’のみに間仕切り壁30を嵌合しているが、他の壁嵌合部2b,2bも間仕切り壁30を嵌合して用いることが可能である。
この間仕切り壁の接続構造Bにおいても、第1の接続具1の撓みや、該第1の接続具1に接続された二つの間仕切り壁30の撓みを、補強部20によって抑制することができる。
このように、補強部20には、任意の角度位置に第2の接続具2を介して間仕切り壁30を連結することができる。
そして、この間仕切り壁の接続構造Cにおいても、第1の接続具1,2及び各間仕切り壁30の撓みを、補強部20によって抑制することができる。
このように、補強部20には、複数の第2の接続具2を接続し、これら第2の接続具2にそれぞれ間仕切り壁30を連結することができる。
そして、この間仕切り壁の接続構造Dにおいても、第1の接続具1、各第2の接続具2、及び各間仕切り壁30の撓みを補強部20によって抑制することができる。
2:第2の接続具
2a:接続部
2a1:底部
2a2:縁部
2c:止着具
2b:壁嵌合部
10:本体部
10a:壁嵌合部
10b:凸部(支持嵌合部)
20:補強部
22:支持嵌合部
30:間仕切り壁
A〜D:間仕切り壁の接続構造
Claims (7)
- 長尺角柱状の本体部と、該本体部の一側部に一体に並設された補強部とを備え、
前記本体部は、前記一側部以外の少なくとも二箇所の側面部に、間仕切り壁を嵌合するための壁嵌合部を有し、
前記補強部は、前記一側部から突出する断面円弧状に形成されるとともに前記本体部の長手方向に沿って連続していることを特徴とする間仕切り壁の接続具。 - 前記本体部は、四角柱状に形成され、前記二箇所の側面部を含む三側面に壁嵌合部を有し、他の一側面に前記補強部を並設していることを特徴とする請求項1記載の間仕切り壁の接続具。
- 前記本体部の下端側内部には、床面から突出する支持部材に嵌合可能な支持嵌合部が設けられ、前記補強部の下端側内部にも前記支持部材と同形状の支持部材に嵌合可能な支持嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の間仕切り壁の接続具。
- 請求項1乃至3何れか1項記載の接続具を用いて、複数の間仕切り壁を接続するようにしたことを特徴とする間仕切り壁の接続構造。
- 前記接続具が第1の接続具であって、長尺角柱状の第2の接続具を備え、
前記第2の接続具は、一側部に第1の接続具の補強部に接続される接続部を有するとともに、他の少なくとも一側部に間仕切り壁を接続するための壁嵌合部を有し、
前記接続部は、断面凹状に形成され、その凹部内の底部を前記補強部の外面に接触させるとともに、該底部を間に置く両側の縁部を前記補強部の外面に接触させて、前記補強部の周方向における任意の角度位置に止着されていることを特徴とする請求項4記載の間仕切り壁の接続構造。 - 前記接続部は、その底部に挿通された止着具によって前記補強部に止着されていることを特徴とする請求項5記載の間仕切り壁の接続構造。
- 床面に二つの支持部材が突出して固定され、これら二つの支持部材が、それぞれ、前記本体部と前記補強部に嵌合していることを特徴とすることを特徴とする請求項4乃至6何れか1項記載の間仕切り壁の接続構造。
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