JP2018145637A - 電気錠システム - Google Patents

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貴之 佐々木
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Takayuki Arai
隆之 新居
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正典 丸岡
隆 藏野
Takashi Kurano
隆 藏野
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Tatsuya Yoshida
達哉 吉田
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Abstract

【課題】利便性の向上を図ることができる電気錠システムを提供する。
【解決手段】電気錠システム1は、無線通信部12と、認証部151と、錠駆動部11と、給電部17と、を備える。無線通信部12は、二次電池49を有する携帯端末4との無線通信が可能である。認証部151は、無線通信部12と無線通信を行う携帯端末4の認証を行う。錠駆動部11は、認証部151による携帯端末4の認証が成功した場合、電源3から供給される電力により、建物9の出入り口に設けられた錠2を施錠状態又は解錠状態にする。給電部17は、電源3からの電力を携帯端末4の二次電池49に供給可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に電気錠システムに関し、より詳細には携帯端末による施解錠が可能な電気錠システムに関する。
従来、携帯機器を用いて錠前を電気的に制御するロックシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のロックシステムは、錠前の施解錠に必要なキーデータが記憶された携帯機器を用い、該携帯機器から取得したキーデータの認証結果に基づいて錠前を電気的に制御する電気錠を備えている。電気錠は、錠前の解錠時に携帯機器から取得したキーデータの正当性を判別し、正常に認証したときに錠前を解錠制御する。
特開2007−239347号公報
従来のロックシステム(電気錠システム)では、携帯機器(携帯端末)が電池切れである場合、携帯機器が通信を行うことができず、携帯機器を用いて錠前(錠)の施解錠ができなかった。したがって、住人は、シリンダー用の鍵を携帯していない場合、携帯機器を充電するためのモバイルバッテリー等を店舗に購入しに行く手間が必要となり、利便性が低下するおそれがあった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、利便性の向上を図ることができる電気錠システムを提供することにある。
本発明の一態様に係る電気錠システムは、無線通信部と、認証部と、錠駆動部と、給電部と、を備える。前記無線通信部は、二次電池を有する携帯端末との無線通信が可能である。前記認証部は、前記無線通信部と無線通信を行う前記携帯端末の認証を行う。前記錠駆動部は、前記認証部による前記携帯端末の認証が成功した場合、電源から供給される電力により、建物の出入り口に設けられた錠を施錠状態又は解錠状態にする。前記給電部は、前記電源からの電力を前記携帯端末の前記二次電池に供給可能である。
本発明の電気錠システムでは、利便性の向上を図ることができるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る電気錠システムのブロック図である。 図2は、同上の電気錠システムの給電動作を示すフローチャートである。 図3は、同上の電気錠システムの認証動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。下記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態)
<構成>
本実施形態の電気錠システム1のブロック図を図1に示す。本実施形態の電気錠システム1は、携帯端末4との無線通信により携帯端末4から受信した信号に応じて、建物9の出入り口に設けられた錠2を電動で施錠又は解錠するように構成されている。本実施形態では、建物9が戸建住宅であり、出入り口が玄関ドアである場合について説明する。本実施形態の電気錠システム1は、携帯端末4に電力を供給可能に構成されており、携帯端末4の二次電池49を充電することが可能である。
以下に、本実施形態の電気錠システム1について詳細に説明する。
電気錠システム1は、電気錠制御装置10で構成されており、錠駆動部11と、無線通信部12と、記憶部13と、操作部14と、制御回路15と、を備える。
電気錠制御装置10は、例えば玄関ドアに設けられており、電源3から供給される電力により動作するように構成されている。本実施形態では、電源3は、一次電池で構成されており、電気錠制御装置10と一体に設けられ、住人による交換が可能である。なお、電源3は、一次電池に限らず、充電可能な二次電池であってもよい。また、電源3は、電気錠制御装置10とは別体に設けられていてもよいし、商用電源であってもよい。
錠駆動部11は、電源3から供給される電力により、建物9の出入り口(玄関ドア)に設けられた錠2を施錠状態又は解錠状態とするように構成されている。具体的には、錠駆動部11は、電動モータ、及び伝達機構を有する。電動モータは、DC/DCコンバータを介して電源3から供給される電力により駆動するように構成されている。DC−DCコンバータは、電源3(一次電池)が出力する直流電圧(例えば3.6〜6.4[V])を、所定の直流電圧(例えば5.0±0.5[V])に電圧変換して電動モータに出力する。伝達機構は、電動モータの駆動力を錠2のデッドボルトに伝達するように構成されている。錠2のデッドボルトは、錠駆動部11によって施錠位置と解錠位置との間で移動する。ここで、デッドボルトが施錠位置に移動した状態(施錠状態)では、デッドボルトの少なくとも一部が、玄関ドアを支持するドア枠に設けられたボルト穴に挿入されており、この状態では玄関ドアが閉じた状態で保持される。デッドボルトが解錠位置に移動した状態(解錠状態)では、デッドボルトの全体がボルト穴の外に出ており、この状態では玄関ドアの開閉が可能になる。
無線通信部12は、携帯端末4との間で無線通信が可能な通信モジュールであり、アンテナと、通信回路とを備えている。無線通信部12は、携帯端末4との間で、例えばBLE(Bluetooth Low Energy)の規格に準拠した近距離無線通信を行うように構成されている。BLEとは、無線PAN(Personal Area Network)技術であるBluetooth(登録商標)の仕様における、バージョン4.0の呼称である。無線通信部12は、無線通信により、携帯端末4との間で、携帯端末4を認証するための認証通信を行う。
記憶部13は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)のような電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。記憶部は、錠2の解錠操作及び施錠操作が許可された1台以上の携帯端末4について識別情報と鍵情報とを認証情報として記憶する。
操作部14は、制御回路15と電気的に接続されており、玄関ドアの屋内側及び屋外側に設けられた押ボタンスイッチを備える。操作部14は、住人によって操作部14の押ボタンスイッチが押されると、施解錠トリガを発生する。具体的には、操作部14は、住人によって操作部14の押ボタンスイッチが押されると、施解錠トリガ信号を制御回路15に送信する。
制御回路15は、例えばプロセッサとメモリとを有するマイクロコンピュータを備えている。プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、認証部151、錠制御部152等の機能が実現される。プロセッサが実行するプログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記憶されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。
認証部151は、携帯端末4から受信した鍵情報を記憶部13に記憶されている認証情報と照合することによって、鍵情報を送信した携帯端末4が、錠2の施錠及び解錠を許可された携帯端末4であるか否かを判断する。
本実施形態では、無線通信部12は、操作部14の押ボタンスイッチが押されると、認証部151が携帯端末4の認証を行うための認証通信を開始する。具体的には、無線通信部12は、操作部14の押ボタンスイッチが押されると、ビーコン信号を携帯端末4へ送信する。携帯端末4は、電気錠制御装置10からのビーコン信号を受信すると、認証要求信号を送信する。この認証要求信号には、携帯端末4に割り当てられた識別情報と、鍵情報とが含まれている。認証部151は、認証要求信号に含まれる識別情報と鍵情報とを、記憶部13に記憶されている認証情報と照合することによって、携帯端末4の認証を行う。無線通信部12は、認証部151による携帯端末4の認証の合否情報が含まれる認証応答信号を携帯端末4に送信する。携帯端末4は、認証部151による携帯端末4の認証が成功した場合、錠2の施錠又は解錠を要求する施解錠要求信号を送信する。無線通信部12は、施解錠要求信号を受信すると、施解錠応答信号を携帯端末4に送信する。
錠制御部152は、無線通信部12が施解錠要求信号を受信すると、錠2の解錠又は施錠の制御指令を錠駆動部11に出力することにより錠2を解錠又は施錠する。具体的には、錠制御部152は、錠2が施錠状態である場合、無線通信部12が施解錠要求信号を受信すると、解錠指令を錠駆動部11に出力することにより錠2を解錠する。また、錠制御部152は、錠2が解錠状態である場合、無線通信部が施解錠要求信号を受信すると、施錠指令を錠駆動部11に出力することにより錠2を施錠する。
携帯端末4は、例えばスマートフォンであり、無線通信部41と、制御回路42と、表示部43と、操作部44と、記憶部45と、を備えている。ただし、携帯端末4は、スマートフォンに限らず、電気錠用プログラム(アプリ)を実行可能な端末であればよく、例えばタブレット端末等であってもよい。
無線通信部41は、電気錠制御装置10の無線通信部12との間で無線通信が可能な通信モジュールであり、アンテナと、通信回路とを備えている。無線通信部41は、電気錠制御装置10の無線通信部12との間で、例えばBLEの規格に準拠した近距離無線通信を行うように構成されている。無線通信部41は、電気錠制御装置10の無線通信部12との間で認証通信を行う。
制御回路42は、例えばプロセッサとメモリとを有するマイクロコンピュータを備えている。プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、制御回路42の機能が実現される。プロセッサが実行するプログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め記憶されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、電気通信回線を通じて提供されてもよい。
表示部43は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの薄型ディスプレイ装置である。表示部43は、制御回路42によって表示内容が制御される。
操作部44は、例えば表示部43を構成するディスプレイ装置に設けられたタッチパネルからなる。タッチパネルは静電容量方式、感圧式などのタッチセンサを備える。使用者が表示部43を構成するディスプレイ装置に触れる操作(タップ操作、スワイプ操作など)を行うと、操作部44は操作に応じた信号を制御回路42に出力する。
記憶部45は、例えば、EEPROMのような電気的に書き換え可能な不揮発性メモリである。記憶部45は、携帯端末4に割り当てられた個別の識別情報と、電気錠制御装置10に登録した際に電気錠制御装置10から付与される鍵情報とを記憶する。また、記憶部45には、携帯端末4のコンピュータが実行する電気錠用プログラムが記憶されている。この電気錠用プログラムは予めメモリに記憶されていてもよいし、電気通信回線を介して、あるいは記録媒体に記憶された状態で提供されてもよい。
また、携帯端末4は、接続部46と、有線通信部47と、充電回路48と、二次電池49と、を更に備えている。
接続部46は、携帯端末4を他の装置と電気的及び機械的に接続するためのインターフェイスである。接続部46は、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタである。
有線通信部47は、接続部46に接続された装置との間で有線通信が可能な通信モジュールである。
二次電池49は、例えばリチウムイオン電池であり、携帯端末4の動作用電源として機能する。
充電回路48は、接続部46を介して供給された電力により二次電池49を充電するように構成されている。
ここで、携帯端末4は、二次電池49の残容量が所定値を下回った場合(いわゆる電池切れ)、シャットダウンするように構成されている。携帯端末4がシャットダウンした状態では、携帯端末4と電気錠制御装置10との間の通信が不可となるので、携帯端末4を用いて錠2を施錠又は解錠することができなくなる。
そこで、本実施形態の電気錠システム1は、接続部16と、給電部17と、有線通信部18と、を更に備えており、携帯端末4の二次電池49の充電、及び携帯端末4との有線通信が可能に構成されている。
接続部16は、携帯端末4と電気的及び機械的に接続可能なインターフェイスである。接続部16は、例えばUSBコネクタである。電気錠制御装置10の接続部16は、ケーブル160を介して、携帯端末4の接続部46と接続可能である。ケーブル160は、例えばUSBケーブルであり、電力線と信号線とが共通のシースにより覆われている。つまり、ケーブル160は、信号線と電力線との両方の機能を有している。
また、ケーブル160は、接続部16及び接続部46に着脱可能である。携帯端末4の種類に応じて複数の規格の接続部46がある場合、住人は、複数種類のケーブル160のうち携帯端末4の接続部46の規格に適合するケーブル160を選択して、接続部16と接続部46とを接続することができる。なお、接続部16がケーブル160を備え、ケーブル160の一端が着脱できないように接続部16に接続されていてもよい。この場合、接続部16は、複数規格の接続部46に対応する複数種類のケーブル160を備えていることが好ましい。また、接続部16は、ケーブル160を介さず、接続部46と直接的に接続可能に構成されていてもよい。
給電部17は、電圧変換部171と、出力制御部172と、計測部173と、を有しており、電源3からの電力を携帯端末4の二次電池49に供給可能に構成されている。
電圧変換部171は、電源3からの電力を携帯端末4の二次電池49に供給する給電動作を行うように構成されている。具体的には、電圧変換部171は、電源3の出力電圧を所定の直流電圧に変換し、接続部16を介して携帯端末4に出力する。電圧変換部171は、例えばチョッパ回路等のDC/DCコンバータで構成されており、電源3(一次電池)が出力する直流電圧を昇圧又は降圧することにより、例えば5[V]の直流電圧を生成する。電圧変換部171は、生成した直流電圧を接続部16に印加する。接続部16にケーブル160を介して携帯端末4の接続部46が接続されている場合、電圧変換部171が生成した直流電圧がケーブル160を介して接続部46に印加される。携帯端末4の充電回路48は、接続部46を介して供給された電力により二次電池49を充電する。つまり、電圧変換部171は、電源3の出力電圧を所定の電圧値の直流電圧に変換し、接続部16、ケーブル160を介して携帯端末4に出力することにより、携帯端末4の二次電池49に電力を供給する。言い換えれば、携帯端末4の二次電池49は、電源3からの電力により充電される。
計測部173は、電圧変換部171から携帯端末4の二次電池49への供給電力量を計測するように構成されている。具体的には、計測部173は、電圧変換部171の出力電力量を二次電池49への供給電力量として計測する。計測部173は、電圧変換部171の出力電圧及び出力電流に基づいて電圧変換部171の出力電力量を計測する。また、計測部173は、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続され、電圧変換部171から携帯端末4への電力供給が開始されたタイミングを起点として供給電力量を計測する。
出力制御部172は、電圧変換部171の動作を制御することにより電圧変換部171の出力電力を制御するように構成されている。言い換えれば、出力制御部172は、電圧変換部171から携帯端末4の二次電池49への供給電力を制御するように構成されている。出力制御部172は、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続されたことを検知すると、電圧変換部171の給電動作を開始させ、携帯端末4への電力供給を開始させる。
また、出力制御部172は、計測部173の計測結果に基づいて、電圧変換部171の出力電力(二次電池49への供給電力)を制限する。具体的には、出力制御部172は、電圧変換部171から携帯端末4の二次電池49への供給電力量が閾値電力量以上になると、電圧変換部171の動作(給電動作)を停止させることにより、電圧変換部171から二次電池49への電力供給を停止させる。ここでいう給電動作の停止とは、二次電池49が電圧変換部171からの電力供給により充電されない状態であり、例えば電圧変換部171の出力電流が略0[A]まで低減した状態である。閾値電力量は、電池切れ状態の携帯端末4を、電気錠制御装置10と通信可能な状態まで復帰させるのに必要な供給電力量よりも大きな値に設定されている。
出力制御部172が電圧変換部171の給電動作を停止させる停止時間は、例えば1時間である。この停止時間は、適宜変更可能である。出力制御部172は、停止時間中に接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が再接続された場合であっても、電圧変換部171の給電動作の停止状態を継続する。出力制御部172は、電圧変換部171の給電動作を停止させてからの経過時間が停止時間を過ぎると、給電動作の停止を解除する。したがって、停止時間の経過後に、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続された場合、出力制御部172は、電圧変換部171の給電動作を開始させる。
有線通信部18は、ケーブル160を介して接続部16に接続された携帯端末4の有線通信部47との間で有線通信が可能な通信モジュールである。有線通信部18は、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続されている場合、無線通信部12よりも優先的に、認証部151が携帯端末4の認証を行うための認証通信を行う。つまり、接続部16に携帯端末4が接続されていない場合、無線通信部12が認証通信を行い、接続部16に携帯端末4が接続されている場合、有線通信部18が認証通信を行う。
本実施形態では、有線通信部18は、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続されている場合、操作部14の押ボタンスイッチが押されると認証通信を開始する。具体的には、有線通信部18は、操作部14の押ボタンスイッチが押されると、操作通知信号を携帯端末4へ送信する。携帯端末4は、電気錠制御装置10からの操作通知信号を受信すると、認証要求信号を送信する。この認証要求信号には、携帯端末4に割り当てられた識別情報と、鍵情報とが含まれている。認証部151は、有線通信部18が受信した認証要求信号に含まれる識別情報と鍵情報とを、記憶部13に記憶されている認証情報と照合することによって、携帯端末4の認証を行う。有線通信部18は、認証部151による携帯端末4の認証の合否情報が含まれる認証応答信号を携帯端末4に送信する。携帯端末4は、認証部151による携帯端末4の認証が成功した場合、錠2の施錠又は解錠を要求する施解錠要求信号を送信する。有線通信部18は、施解錠要求信号を受信すると、施解錠応答信号を携帯端末4に送信する。また、錠制御部152は、有線通信部18が施解錠要求信号を受信すると、錠2の解錠又は施錠の制御指令を錠駆動部11に出力することにより錠2を解錠又は施錠する。
また、有線通信部18は、上記の認証通信を行う前に、電気錠用プログラム(アプリ)を起動させる起動信号を携帯端末4へ送信するように構成されている。有線通信部18は、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続されている場合、起動信号を所定周期で送信する。携帯端末4は、起動信号を受信して電気錠用プログラムを起動させると、電気錠制御装置10に起動応答信号を送信する。また、携帯端末4は、起動信号を受信したときに電気錠用プログラムが既に起動している場合、電気錠制御装置10に起動応答信号を送信する。有線通信部18は、携帯端末4からの起動応答信号を受信すると、起動信号の送信を停止する。例えば、電池切れによりシャットダウン状態の携帯端末4がケーブル160を介して接続部16に接続された場合、携帯端末4から起動応答信号が送信されないので、有線通信部18は、起動信号の送信を継続する。そして、給電部17(電圧変換部171)の給電動作により二次電池49が充電され、ユーザの操作によって携帯端末4が起動すると、携帯端末4は、起動信号を受信して電気錠用プログラムを起動する。つまり、携帯端末4は、接続部16に接続され電気錠用プログラムが起動可能な状態になると、電気錠制御装置10からの起動信号により電気錠用プログラムが自動的に起動する。なお、携帯端末4は、シャットダウン状態から起動可能な状態まで二次電池49が充電されると、携帯端末4が自動的に起動するように構成されていてもよい。この場合、ユーザによる携帯端末4を起動させるための操作が不要となる。
なお、有線通信部18は、操作部14の押ボタンスイッチが押されると、認証通信を行う前に起動信号を送信するように構成されていてもよい。この場合、有線通信部18は、携帯端末4からの起動応答信号を受信すると、認証通信を開始する。
<動作例>
次に、本実施形態の電気錠システム1の動作例を説明する。まず、給電部17の給電動作について図2を参照して説明する。
出力制御部172は、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続されたことを検知すると(S1)、電圧変換部171の給電動作を開始させる(S2)。
計測部173は、電圧変換部171が給電動作を開始すると、電圧変換部171から携帯端末4の二次電池49への供給電力量の計測を開始する。出力制御部172は、二次電池49への供給電力量が閾値電力量未満である場合(S3:No)、電圧変換部171の給電動作を継続させる。また、出力制御部172は、二次電池49への供給電力量が閾値電力量以上である場合(S3:Yes)、電圧変換部171の給電動作を停止させる(S4)。
出力制御部172は、電圧変換部171の給電動作を停止させると、タイマのカウントアップを開始させる(S5)。出力制御部172は、タイマのカウント値が停止時間未満である場合(S6:No)、電圧変換部171の給電動作の停止状態を継続する。また、出力制御部172は、タイマのカウント値が停止時間以上である場合(S6:Yes)、電力変換部の給電動作の停止を解除する(S7)。
次に、認証部151の認証処理について図3を参照して説明する。
住人によって操作部14の押ボタンスイッチが押されると、操作部14から施解錠トリガが発生する(S11)。接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続されている場合(S12:Yes)、有線通信部18が有線通信により携帯端末4との間で認証通信を行う(S13)。ここでは、携帯端末4が起動状態であり、起動信号により電気錠用プログラムが既に起動中であるとする。認証部151による携帯端末4の認証が成功すると、錠制御部152は、錠2を施錠又は解錠する(S14)。
また、ステップS12において、接続部16に携帯端末4が接続されていない場合(S12:No)、無線通信部12が無線通信により携帯端末4との間で認証通信を行う(S15)。認証部151による携帯端末4の認証が成功すると、錠制御部152は、錠2を施錠又は解錠する(S16)。
<変形例>
次に、本実施形態の電気錠システム1の変形例について説明する。
上述した例では、住人による操作部14への操作を施解錠トリガとして、認証部151が携帯端末4の認証処理を行い、錠駆動部11が錠2を施錠状態又は解錠状態にしているが、施解錠トリガは、操作部14への操作に限らない。認証部151は、接続部16と携帯端末4との接続を施解錠トリガとして、携帯端末4の認証を行うように構成されていてもよい。具体的には、有線通信部18は、接続部16にケーブル160を介して携帯端末4が接続されたことを検知すると、起動信号を所定周期で送信する。有線通信部18は、携帯端末4からの起動応答信号を受信すると、認証通信を開始し、認証部151が携帯端末4の認証処理を行う。錠制御部152は、認証部151による携帯端末4の認証が成功すると、錠2の解錠又は施錠の制御指令を錠駆動部11に出力する。錠駆動部11は、錠制御部152からの制御指令に基づいて、錠2を施錠状態又は解錠状態にする。
上述した例では、接続部16に携帯端末4が接続されていない場合、無線通信部12が認証通信を行い、接続部16に携帯端末4が接続されている場合、有線通信部18が優先的に認証通信を行うように構成されているが、これに限らない。接続部16に携帯端末4が接続されている場合であっても、無線通信部12が認証通信を行うように構成されていてもよい。
上述した例では、計測部173は、電圧変換部171から二次電池49に供給される供給電力量を計測するように構成されているが、計測対象は供給電力量に限らない。計測部173は、電圧変換部171が二次電池49に電力を供給している時間(電力供給時間)を計測するように構成されていてもよい。この場合、出力制御部172は、電圧変換部171から携帯端末4の二次電池49に電力を供給している電力供給時間が閾値時間以上になると、電圧変換部171の給電動作を停止させることにより、電圧変換部171から二次電池49への電力供給を停止させる。
また、計測部173は、供給電力量と電力供給時間との両方を計測するように構成されていてもよい。この場合、出力制御部172は、供給電力量が閾値電力量以上となる状態と、電力供給時間が閾値時間以上となる状態とのうち、少なくとのいずれか一方に状態になると、電圧変換部171から二次電池49への電力供給を停止させる。
給電部17は、認証部151による携帯端末4の認証が成功し、錠駆動部11が錠2を施錠状態又は解錠状態にした場合、給電動作を停止するように構成されていてもよい。これにより、電気錠システム1は、携帯端末4の二次電池49を不要に充電することを抑制することができる。本実施形態では、電源3が一次電池で構成されているので、一次電池の消耗を抑制することができる。
また、給電部17は、認証部151による携帯端末4の認証が失敗した場合、所定の停止時間の間、給電動作を停止するように構成されていてもよい。給電部17は、認証部151による携帯端末4の認証に失敗すると、タイマのカウントアップを開始し、タイマのカウント値が停止時間に達するまで給電動作を行わない。これにより、接続部16に、住人以外の第三者が所持している、錠2の施錠操作及び解錠操作が許可されていない携帯端末が接続された場合であっても、この携帯端末の認証が失敗となるので、給電部17から携帯端末への給電動作が停止時間の間行われない。したがって、電気錠システム1は、例えば住人以外の第三者による盗電行為によって、第三者が所持している携帯端末の二次電池を不要に充電することを抑制できる。本実施形態では、電源3が一次電池で構成されているので、一次電池の消耗を抑制することができる。
上述した例では、給電部17は、接続部16を介して携帯端末4の二次電池49に電力を供給するように構成されているが、給電コイルを備え、非接触給電により携帯端末4の二次電池49に電力を供給するように構成されていてもよい。
また、給電部17は、電気錠制御装置10とは別体に設けられていてもよい。
また、給電部17の電圧変換部171は、電源3の出力電圧を所定電圧に変換する他のDC/DCコンバータと兼用されていてもよい。例えば、制御回路42の動作電圧が、給電部17が携帯端末4に出力する出力電圧と同じである場合、電圧変換部171が、電源3の出力電圧を所定電圧に変換して制御回路42に出力するDC/DCコンバータと兼用されていてもよい。これにより、電気錠システム1の構成の簡略化を図ることができる。
電気錠システム1が用いられる建物9は、戸建住宅に限らず、集合住宅であってもよい。建物9が集合住宅である場合、電気錠システム1は、集合住宅の住戸玄関、集合住宅のロビーの玄関のいずれに設けられていてもよい。また、建物9は、住戸以外の店舗、事務所等であってもよい。
<まとめ>
第1態様に係る電気錠システム1は、無線通信部12と、認証部151と、錠駆動部11と、給電部17と、を備える。無線通信部12は、二次電池49を有する携帯端末4との無線通信が可能である。認証部151は、無線通信部12と無線通信を行う携帯端末4の認証を行う。錠駆動部11は、認証部151による携帯端末4の認証が成功した場合、電源3から供給される電力により、建物9の出入り口に設けられた錠2を施錠状態又は解錠状態にする。給電部17は、電源3からの電力を携帯端末4の二次電池49に供給可能である。
上記構成により、住人は、携帯端末4が電池切れで使用できない状態であっても、給電部17からの電力供給により携帯端末4の二次電池49を充電することができるので、錠2を施錠又は解錠することができる。例えば、住人は、帰宅時に携帯端末4が充電切れであっても、給電部17からの電力供給により二次電池49を充電して携帯端末4を起動させ、錠2を解錠して建物9内に入ることができる。したがって、住人が携帯端末4を充電するためのモバイルバッテリー等を店舗に購入しに行く手間を省くことができる。これにより、電気錠システム1は、携帯端末4の電池切れに対応することができ、利便性の向上を図ることができる。
第2態様に係る電気錠システム1は、第1態様において、給電部17は、二次電池49に供給した供給電力量が閾値電力量以上である場合、又は二次電池49に電力を供給している電力供給時間が閾値時間以上である場合、所定の停止時間の間、給電動作を停止させる。
上記構成により、電気錠システム1は、充電切れ状態の携帯端末4を起動させるのに必要な分の電力を携帯端末4に供給することができるので、携帯端末4の二次電池49を不要に充電することを抑制することができる。また、例えば住人以外の第三者による盗電行為によって、第三者の携帯端末の二次電池を不要に充電することを抑制することができる。
第3態様に係る電気錠システム1は、第1又は第2態様において、接続部16と、有線通信部18と、を更に備える。接続部16は、携帯端末4と電気的及び機械的に接続可能である。有線通信部18は、接続部16を介した携帯端末4との有線通信が可能である。給電部17は、接続部16を介して携帯端末4の二次電池49に給電可能に構成されている。認証部151は、有線通信部18と有線通信を行う携帯端末4の認証を行う。
上記構成により、電気錠システム1は、接続部16に接続された携帯端末4の充電と認証とを並行して行うことができる。また、電気錠システム1又は携帯端末4の故障等により、電気錠システム1と携帯端末4との間で無線通信ができない場合でも、電気錠システム1は、接続部16を介した有線通信により携帯端末4の認証を行うことができる。
第4態様に係る電気錠システム1は、第3態様において、認証部151は、接続部16と携帯端末4との接続を施解錠トリガとして、携帯端末4の認証を行う。
上記構成により、住人が携帯端末4を接続部16に接続することにより、錠2を施錠又は解錠することができる。
1 電気錠システム
11 錠駆動部
12 無線通信部
151 認証部
16 接続部
17 給電部
18 有線通信部
2 錠
3 電源
4 携帯端末
49 二次電池
9 建物

Claims (4)

  1. 二次電池を有する携帯端末との無線通信が可能な無線通信部と、
    前記無線通信部と無線通信を行う前記携帯端末の認証を行う認証部と、
    前記認証部による前記携帯端末の認証が成功した場合、電源から供給される電力により、建物の出入り口に設けられた錠を施錠状態又は解錠状態にする錠駆動部と、
    前記電源からの電力を前記携帯端末の前記二次電池に供給可能な給電部と、を備える
    ことを特徴とする電気錠システム。
  2. 前記給電部は、前記二次電池に供給した供給電力量が閾値電力量以上である場合、又は前記二次電池に電力を供給している電力供給時間が閾値時間以上である場合、所定の停止時間の間、給電動作を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気錠システム。
  3. 前記携帯端末と電気的及び機械的に接続可能な接続部と、
    前記接続部を介した前記携帯端末との有線通信が可能な有線通信部と、を更に備え、
    前記給電部は、前記接続部を介して前記携帯端末の前記二次電池に給電可能に構成され、
    前記認証部は、前記有線通信部と有線通信を行う前記携帯端末の認証を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気錠システム。
  4. 前記認証部は、前記接続部と前記携帯端末との接続を施解錠トリガとして、前記携帯端末の認証を行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の電気錠システム。
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