JP2014114588A - 車両用解錠装置 - Google Patents

車両用解錠装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014114588A
JP2014114588A JP2012269194A JP2012269194A JP2014114588A JP 2014114588 A JP2014114588 A JP 2014114588A JP 2012269194 A JP2012269194 A JP 2012269194A JP 2012269194 A JP2012269194 A JP 2012269194A JP 2014114588 A JP2014114588 A JP 2014114588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
vehicle
battery
door
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012269194A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Harada
真 原田
Hiroyuki Minami
宏幸 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2012269194A priority Critical patent/JP2014114588A/ja
Publication of JP2014114588A publication Critical patent/JP2014114588A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】車両外の構成に左右されることなく、バッテリがあがったときのドアのアンロックを可能にする。
【解決手段】車両用解錠システム1は、バッテリ4と、バッテリ4から供給される電力を用いて扉を解錠するアンロックモジュール21と、を有する車両が備え、キーレスリモコン2から発信される解錠要求信号に応じてアンロックモジュール21の駆動を制御しており、車両外部から車両に取り付けられているドアノブ30を動かすことによって発電する発電機構31と、発電機構31が発電した電力を蓄える駆動用コンデンサ55と、キーレスリモコン2からの解錠要求信号を受信した場合、駆動用コンデンサ55に蓄えられた電力をアンロックモジュール21に供給して扉を解錠するCPU57と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用キーレスエントリシステムの技術に関する。
車両用キーレスエントリシステムの普及により、使用者は、キーレスでドアロックの施錠及び解錠、エンジンの始動を行えるようになった。そのため、使用者がキーを使用する機会はほとんどなくなった。
しかし、使用者は、バッテリあがり等の緊急時解錠用として、エマージェンシーキーをキーレスリモコンと共に常に持ち歩いているのが現状である。
ここで、特許文献1〜3には、このような現状を改善可能にする技術が開示されている。
特許文献1には、太陽光を電力に変換して蓄える補助電源を備える車両用キーレスエントリ装置が開示されている。この車両用キーレスエントリ装置は、バッテリがあがった場合でも、補助電源からの給電によって、バッテリから給電された場合と同様の解錠動作ができる。
また、特許文献2には、ドア開閉装置を駆動するために送られてくる電力を受電用コイルによって受け取る受電装置を備えている電子キーシステムが開示されている。この電子キーシステムは、2次電池が使用できない場合には受電装置が外部から受け取る電力によってドア開閉装置を駆動する。これによって、2次電池が使用不能になった場合でも、使用者は、ドアを開けることができる。
また、特許文献3には、非常用電源接続端子からの入力電圧を、開閉体の解錠を可能として車両に設けられる駆動手段に供給する車両用開閉体の解錠システムが開示されている。このような解錠システムは、バッテリが放電してしまってもドアの解錠ができる。
特開平11−324432号公報 特開2005−351029号公報 特開平8−189238号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、太陽光が利用できる環境でない場合にバッテリがあがると、ドアをアンロックすることができないという問題が発生する。
また、特許文献2に開示されている技術では、外部から送電可能な環境でない場合にバッテリがあがると、ドアをアンロックすることができないという問題が発生する。
また、特許文献3に開示されている技術では、非常用電源が用意されていない場合にバッテリがあがると、ドアをアンロックすることができないという問題が発生する。
このように、特許文献1〜3は、いずれも車両外の構成を利用しているため、車両外の構成を利用できなくなると、ドアをアンロックすることができないという問題が発生する。この結果、使用機会が少ないにもかかわらず、エマージェンシーキー自体が必要となったり、キーレスリモコン側にエマージェンシーキーの収納スペースが必要となったり、車両側にキーシリンダ(鍵穴)を設ける必要があったりする点が問題となっている。
本発明の目的は、車両外の構成に左右されることなく、バッテリがあがったときのドアのアンロックを可能にすることである。
前記課題を解決するために、(1)本発明の一態様は、バッテリと、前記バッテリから供給される電力を用いて扉を解錠する解錠機構と、を有する車両が備え、携帯型リモートコントローラから発信される解錠要求信号に応じて前記解錠機構の駆動を制御する車両用解錠装置であって、車両外部から車両に取り付けられている可動部を動かすことによって発電する発電機構と、前記発電機構が発電した電力を蓄えるコンデンサと、前記携帯型リモートコントローラからの前記解錠要求信号を受信した場合、前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠機構に供給して前記扉を解錠する制御部と、を有することを特徴とする車両用解錠装置を提供する。
(2)本発明の一態様では、前記コンデンサの端子電圧を検出するコンデンサ電圧検出部と、前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠装置に供給するように切り替え可能な電源切替部と、をさらに有し、前記制御部は、前記携帯型リモートコントローラからの前記解錠要求信号を受信した場合において、前記コンデンサ電圧検出部が検出した電圧値が予め設定されている第1しきい値よりも大きいときには、前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠機構に供給するように前記電源切替部の切り替えを行って前記扉を解錠することが好ましい。
(3)本発明の一態様では、前記バッテリの電圧値を検出するバッテリ電圧検出部をさらに有し、前記電源切替部はスイッチであり、前記スイッチの一端は、前記コンデンサ側に電気的に接続され、前記スイッチの他端は、前記バッテリに電気的に接続される位置、前記解錠機構に電気的に接続される位置、並びに前記バッテリ及び前記解錠機構の何れにも電気的に接続されない中立位置の何れかを選択可能であり、前記制御部は、前記携帯型リモートコントローラからの前記解錠要求信号を受信した場合において、前記コンデンサ電圧検出部が検出した電圧値が前記第1しきい値以下であり、かつ前記バッテリ電圧検出部が検出した電圧値が予め設定されている第2しきい値以上であるときには、前記コンデンサと前記バッテリとが電気的に接続される状態となるように前記スイッチを切り替え、前記コンデンサ電圧検出部が検出した電圧値が前記第1しきい値よりも大きいときには、前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠機構に供給するように前記電源切替部の切り替えを行って前記扉を解錠することが好ましい。
(4)本発明の一態様では、前記可動部は、車両外部から操作可能とされ扉を開けるために用いられるドアノブであることが好ましい。
(1)の態様の発明によれば、車両用解錠装置は、発電機構により発電されてコンデンサに蓄えられた電力を用いて解錠機構を駆動するため、使用者は、バッテリがあがった場合でも、エマージェンシーキーを用いることなく、車両の扉を解錠することができる。また、エマージェンシーキーが用いられることがないため、携帯型リモートコントローラは、エマージェンシーキーの収納スペースを有する必要がない。これによって、携帯型リモートコントローラは、小型軽量化及びコストダウンが可能となる。また、エマージェンシーキーが用いられることがないため、車両は、キーシリンダを有する必要がない。これによって、鍵穴の破壊よる車両の盗難が防止されるため、車両は、セキュリティが向上されたものとなる。さらに、従来のキーシリンダからロッドを介して機械的にドアを解錠していた機構からキーシリンダとロッドを省くことができる。このため、車両において、軽量化、設計自由度向上及びコストダウンが可能となる。
また、(1)の態様の発明によれば、車両用解錠装置は、発電機構によって発電されてコンデンサに蓄えられた電力を用いて解錠機構を駆動するため、使用者は、バッテリがあがった場合に、車両外部の環境に左右されることなく車両の扉を解錠することができる。
(2)の態様の発明によれば、車両用解錠装置は、必要なときだけコンデンサに蓄えられた電力を解錠装置に供給する切り替えができる。
(3)の態様の発明によれば、車両用解錠装置は、解錠機構を駆動する電力を供給するのに、同一の構成でバッテリから電力を供給したり発電機構から電力を供給したりすることができる。これによって、車両用解錠装置は、簡単な構成でありながら信頼性が向上されたものとなる。
(4)の態様の発明によれば、ドアノブが動かされることによって発電機構が発電するため、扉に設けられた解錠機構の近くに発電機構を配置することができる。これによって、発電機構は、ドアモジュールとの一体化が可能になる。
また、(4)の態様の発明によれば、可動部をドアノブとすることによって、新たに発電に用いる可動部を設ける必要がない。
図1は、本実施形態に係る車両用解錠システムの構成例を示す図である。 図2は、ドアノブの構成例を示す図である。 図3は、CPUが行うスイッチの切り替えの処理例を示すフローチャートである。 図4は、車両用解錠システムにおける使用者による各種操作等の手順の一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、車両用解錠システムを挙げている。
(構成)
図1には、車両用解錠システム1の構成例を示す。
図1に示すように、車両用解錠システム1は、ドア開閉機構10、キーレスリモートコントローラ(以下、キーレスリモコンという。)2、アンテナ3、バッテリ4、及び制御装置(又は本装置)50を有している。
ここで、ドア開閉機構10は、キーシリンダ11、ラッチ装置20、及びドアノブ30を有している。
ラッチ装置20は、車両のドアを全閉位置に拘束可能な構造を有する、いわゆる全閉ラッチ装置である。そして、このラッチ装置20は、車両のドアを全閉位置に拘束している状態をロックし、また、そのロックを解除するアンロックを行うことができる。本実施形態では、ラッチ装置20は、アンロックのための構成として、アンロックモジュール21を有している。
アンロックモジュール21は、アンロックを行うためのアンロック用モータ22を有している。そして、アンロックモジュール21は、制御装置50から供給される電力によってアンロック用モータ22を駆動してアンロックを行う。ここで、アンロックモジュール21は、ロック状態を、エマージェンシーキーによって手動で操作された場合と同様のオープン状態にすることで、アンロックを行う。
キーシリンダ11は、ラッチ装置20と機械的に結合されており、挿入されたエマージェンシーキーが回転操作されることで、ラッチ装置20のロック及びアンロックを行う。
ドアノブ30は、車体に取り付けられて車両外部から操作可能とされドアを開けるために用いられる。本実施形態では、ドアノブ30は、発電機構31及び整流平滑部35を有している。
図2には、ドアノブ(例えば、ドアノブユニット)30の構成例を示す。
図2に示すように、ドアノブ30は、ドアノブ本体36が発電機構31に機械的に結合されている。ドアノブ本体36は、車体外部に位置されて使用者によって操作される略平板形状の取手部36aと、取手部36aの下端から伸びてドア内部に入り込んでいる係止部36bと、を有している。ここで、取手部36aは、ドアに対して回転自在となるように上端が支持されている。また、係止部36bは、取手部36aの回転中心と同心円となるように湾曲に形成されている。
一方、発電機構31は、ドア内部に配置され、ギア機構32及び磁石コイル33を有している。ギア機構32は、ドアノブ本体36が閉位置(すなわち、ドアノブ本体36を戻す位置)から開位置に向う一定区間で、当該ドアノブ本体36の係止部36bの内周面と係止できるように配置されている。また、ギア機構32は、一方向回転式の高速化のギア機構である。具体的には、ギア機構32は、ドアノブ本体36が開位置から閉位置に移動する際には当該ドアノブ本体36の係止部36bの内周面と係止しても回転することはなく、係止部36bの内周面に当該ギア機構32が係止しているドアノブ本体36が閉位置から開位置に移動する際には回転するようになる。磁石コイル33は、このギア機構32の回転が伝達されて回転して発電する。磁石コイル33で発電された電流は、整流平滑部(例えば、整流平滑回路)35で整流処理されて制御装置50に出力される。
このような構成によって、ドアノブ30は、ドアノブ本体36が連続して開閉する操作がなされることによって、その操作量に応じた電力を制御装置50に出力するようになる。
キーレスリモコン2は、無線通信によって各種信号の送受信を行う。具体的には、キーレスリモコン2は、ドアを施錠するための操作が使用者によってなされると、ID信号及びドア施錠要求信号を送信する。また、キーレスリモコン2は、ドアを解錠するための操作が使用者によってなされると、ID信号及びドア解錠要求信号を送信する。
アンテナ3は、キーレスリモコン2に対して信号の送受信を行う。アンテナ3は、受信した信号を制御装置50に出力する。
バッテリ4は、車両のCPU57等を含む電気負荷(例えば、電気素子や電装系)60に電力を供給するためのバッテリである。そのため、バッテリ4は、電気負荷60への電力供給を制御する制御装置50に電気的に接続されている。
制御装置50は、送受信部(例えば、送受信回路)51、バッテリ電圧検出部(例えば、バッテリ電圧検出回路)52、制御装置50の電源部(例えば、電源回路)53、充放電部(例えば、充放電回路)54、駆動用コンデンサ55、電源切替部(例えば、電源切替回路)56、及びCPU57を有している。
ここで、CPU57は、送受信部51、バッテリ電圧検出部52、充放電部54、及び電源切替部56との間で信号のやりとりができるようにこれらと信号系ラインによって接続されている。また、バッテリ4は、電源部53及び電源切替部56に電力を供給できるようにこれらとパワー系ラインによって接続されている。また、電源部53及び充放電部54は、ドア開閉機構10の発電機構31からの電力が供給されるように当該発電機構31とパワー系ラインによって接続されている。また、電源切替部56は、ドア開閉機構10のアンロックモジュール21に電力を供給できるように当該アンロックモジュール21とパワー系ラインによって接続されている。さらに、電源切替部56は、駆動用コンデンサ55の充放電が可能となるように充放電部54を介して当該駆動用コンデンサ55とパワー系ラインによって接続されている。
また、送受信部51は、アンテナ3を介してキーレスリモコン2との間で信号の送受信を行う。これによって、送受信部51は、キーレスリモコン2からの信号をCPU57に出力する。ここで、キーレスリモコン2からの信号は、ID信号、ドア施錠要求信号、及びドア解錠要求信号等である。また、送受信部51は、CPU57からの信号をキーレスリモコン2に送信する。
バッテリ電圧検出部52は、バッテリ4の電圧を検出する。そして、バッテリ電圧検出部52は、検出値をCPU57に出力する。
電源部53は、バッテリ4や発電機構31から供給される電力を電気負荷60に供給するための各種処理を行う。例えば、電源部53は、DC−DC変換を行ったり、電流の平滑化処理を行ったりする。
充放電部54は、駆動用コンデンサ55の充放電のための処理を行う。また、充放電部54は、バッテリ4からの電圧が発電機構31に印加されないようにする。さらに、充放電部54は、駆動用コンデンサ55からの電圧が発電機構31に印加されないようにする。この充放電部54によって、発電機構31から供給される電力によって駆動用コンデンサ55が充電される。また、駆動用コンデンサ55からの電力が電源切替部56に供給されたり、電源切替部56から供給される電力によって駆動用コンデンサ55が充電されたりする。
そして、充放電部54は、CPU57によって制御される。また、充放電部54は、駆動用コンデンサ55の電圧値(具体的には、駆動用コンデンサ55の端子電圧)を検出する。そして、充放電部54は、検出値をCPU57に出力する。なお、駆動用コンデンサ55の電圧値は、充放電部54以外の構成によって検出されても良い。
電源切替部56は、具体的には、スイッチによって構成されている。この電源切替部56は、スイッチの一端が充放電部54を介して駆動用コンデンサ55に電気的に接続されている。また、電源切替部56は、スイッチの他端が、バッテリ4に電気的に接続される端子(すなわち、バッテリ4から供給される電力が入力される端子、以下、バッテリ側端子56aという。)、及びアンロックモジュール21に電気的に接続される端子(すなわち、アンロックモジュール21に電力を供給するための端子、以下、アンロックモジュール側端子56bという。)と選択的に接続されるようになっている。加えて、電源切替部56は、スイッチの他端が、それらいずれの端子にも接続されない中立位置(図1に実際に示す位置)に選択的に位置されるようにも構成されている。よって、電源切替部56において、スイッチの他端がバッテリ側端子56aに接続された場合、バッテリ4から供給される電力が、駆動用コンデンサ55に充電されるようになる。また、スイッチの他端がアンロックモジュール側端子56bに接続された場合、駆動用コンデンサ55から供給される電力がアンロックモジュール21に供給されるようになる。そして、スイッチの他端が中立位置に位置された場合、そのような駆動用コンデンサ55の充電やアンロックモジュール21への電力供給は停止される。そして、電源切替部56は、CPU57によってスイッチの切り替えがなされる。
CPU57は、制御装置50における各種処理を行う。本実施形態では、CPU57は、キーレスリモコン2からのドア解錠要求信号の有無、バッテリ電圧検出部52が検出したバッテリ電圧、及び充放電部54が検出したコンデンサ電圧を基に、電源切替部56のスイッチの切り替えを行う。
図3には、CPU57が行うスイッチの切り替えの処理例のフローチャートを示す。
図3に示すように、先ず、ステップS1において、CPU57は、ドア解錠要求信号が有るか否かを判定する。CPU57は、ドア解錠要求信号が有ると判定すると、ステップS2に進む。また、CPU57は、ドア解錠要求信号が無いと判定すると、ステップS7に進む。
なお、キーレスリモコン2がドア解錠要求信号とともにID信号を送信している場合には、CPU57は、ID信号による認証も行う。これによって、CPU57は、ドア解錠要求信号が有り、かつID信号による認証が成功したと判定したときに、ステップS2に進む。
ステップS2では、CPU57は、コンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値以下であるか否かを判定する。ここで、コンデンサ電圧判定用しきい値は、駆動用コンデンサ55の充電状態を判定するためのしきい値である。このコンデンサ電圧判定用しきい値は、アンロックモジュール21を駆動してアンロック可能となる電圧値である。例えば、コンデンサ電圧判定用しきい値は、実験的、経験的、又は理論的に予め設定されている値である。CPU57は、コンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値以下であると判定すると、ステップS3に進む。また、CPU57は、コンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値よりも大きいと判定すると、ステップS6に進む。
ステップS3では、CPU57は、バッテリ電圧がバッテリ電圧判定用しきい値以上であるか否かを判定する。ここで、バッテリ電圧判定用しきい値は、バッテリ4の充電状態を判定するためのしきい値である。このバッテリ電圧判定用しきい値は、アンロックモジュール21を駆動してアンロック可能となるように駆動用コンデンサ55を充電可能な電圧値である。例えば、バッテリ電圧判定用しきい値は、実験的、経験的、又は理論的に予め設定されている値である。CPU57は、バッテリ電圧がバッテリ電圧判定用しきい値以上であると判定すると、ステップS4に進む。また、CPU57は、バッテリ電圧がバッテリ電圧判定用しきい値未満であると判定すると、ステップS7に進む。
ステップS4では、CPU57は、電源切替部56をバッテリ4側に切り替える。これによって、電源切替部56では、スイッチの他端がバッテリ側端子56aに接続される。この結果、駆動用コンデンサ55は、バッテリ4から供給される電力によって充電される。
次に、ステップS5では、CPU57は、コンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値よりも大きいか否かを判定する。そして、CPU57は、コンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値よりも大きくなった判定したときに、ステップS6に進む。
ステップS6では、CPU57は、電源切替部56をアンロックモジュール21側に切り替える。これによって、電源切替部56では、スイッチの他端がアンロックモジュール側端子56bに接続される。この結果、駆動用コンデンサ55からの電力が、アンロックモジュール21に供給されるようになる。CPU57は、このステップS6の処理後、当該図3に示す処理を終了する。
また、ステップS7では、CPU57は、電源切替部56を中立位置にする。そして、CPU57は、当該図3に示す処理を終了する。
(動作、作用等)
次に、車両用解錠システム1の一連の動作、及びその作用等の一例について説明する。
キーレスリモコン2からのドア解錠要求信号が有った場合にコンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値よりも大きいときには、電源切替部56が、アンロックモジュール21側に切り替わる(前記ステップS1、前記ステップS2、前記ステップS6)。これによって、アンロックモジュール21は、駆動用コンデンサ55から供給される電力によって駆動して解錠を行う。このとき、アンロックモジュール21は、駆動用コンデンサ55から供給される電力によって短時間で作動して解錠を行う。
また、キーレスリモコン2からのドア解錠要求信号が有った場合に、コンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値以下であり、かつバッテリ電圧がバッテリ電圧判定用しきい値以上のときには、電源切替部56が、バッテリ4側に切り替わる(前記ステップS1〜前記ステップS4)。これによって、駆動用コンデンサ55は、バッテリ4から供給される電力によって充電される。そして、コンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値よりも大きくなったときに、電源切替部56が、アンロックモジュール21側に切り替わる(前記ステップS5、前記ステップS6)。これによって、アンロックモジュール21は、駆動用コンデンサ55から供給される電力によって駆動して解錠を行う。
このように、キーレスリモコン2からのドア解錠要求信号が有った場合にコンデンサ電圧やバッテリ電圧が大きいときには、アンロックモジュール21は、駆動用コンデンサ55から供給される電力によって駆動して解錠を行うようになる。
また、キーレスリモコン2からのドア解錠要求信号が無い場合やキーレスリモコン2からのドア解錠要求信号が有り、かつコンデンサ電圧がコンデンサ電圧判定用しきい値以下であるもののバッテリ電圧がバッテリ電圧判定用しきい値未満である場合には、電源切替部56が、中立位置になる(前記ステップS1→前記ステップS7、又は前記ステップS3→前記ステップS7)。例えば、電源切替部56が中立位置になっている状態で、ドアノブ30は、使用者によって複数回操作されることによって発電し、その電力を駆動用コンデンサ55に供給する。
このように、キーレスリモコン2からのドア解錠要求信号が有っても、コンデンサ電圧もバッテリ電圧も小さい場合には、アンロックモジュール21は解錠を行うことができない。この場合、使用者は、ドアノブ30を複数回操作して発電させる。これによって、コンデンサ電圧が大きくなったときに、アンロックモジュール21が、駆動用コンデンサ55から供給される電力によって駆動して解錠を行うようになる(前記ステップS2、前記ステップS6)。
図4には、車両用解錠システム1における使用者による各種操作等の手順の一例を示す。
図4に示すように、使用者は、キーレスリモコン2に対してアンロックのための操作を行う(ステップS21)。そして、使用者は、車両側でアンロックされたか否かを確認する(ステップS22)。確認した結果、アンロックされていない場合、使用者は、ドアノブ30を複数回動かす(ステップS23)。ここで、キーレスリモコン2に対してアンロックのための操作を行ってもアンロックされない場合とは、コンデンサ電圧もバッテリ電圧も小さくなっている場合である。そして、使用者は、ドアノブ30を複数回動かした後、再度、キーレスリモコン2に対してアンロックのための操作を行い、アンロックを実現させる(ステップS21、ステップS22)。
なお、前述の実施形態の説明では、車両用解錠システム1は、例えば、車両用解錠装置を構成する。また、アンロックモジュール21は、例えば、解錠機構を構成する。また、キーレスリモコン2は、例えば、携帯型リモートコントローラを構成する。また、ドアノブ30は、例えば、可動部を構成する。また、CPU57は、例えば、制御部を構成する。また、充放電部54は、例えば、コンデンサ電圧検出部を構成する。また、コンデンサ電圧判定用しきい値は、例えば、第1しきい値を構成する。また、バッテリ電圧判定用しきい値は、例えば、第2しきい値を構成する。
(本実施形態の変形例等)
本実施形態では、車両用解錠システム1は、ドアノブ30以外の車体の可動部によって発電しても良い。
また、本実施形態では、CPU57は、ドア解錠要求信号が有る場合、その後の処理(例えば、前記ステップS2〜前記ステップS5)を行うことなく、電源切替部56をアンロックモジュール21側に切り替えて、駆動用コンデンサ55に蓄えられている電力によってアンロックモジュール21を駆動するようにしても良い。この場合、例えば、駆動用コンデンサ55の充電量が低い場合(すなわち、コンデンサ電圧が低い場合)には、アンロックモジュール21は駆動することができない。この場合、使用者がドアノブ30を複数回操作すれば、駆動用コンデンサ55が充電されて、アンロックが行われるようになる。
また、本実施形態では、使用者は、バッテリ4があがってもエマージェンシーキーを要することなくアンロックを行うことができるため、車両は、キーシリンダ11を有さなくても良い。
また、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項1により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 車両用解錠システム、2 キーレスリモコン、4 バッテリ、10 ドア開閉機構、20 ラッチ機構、21 アンロックモジュール、30 ドアノブ、31 発電機構、50 制御装置、52 バッテリ電圧検出部、54 充放電部、55 駆動用コンデンサ、56 電源切替部、57 CPU

Claims (4)

  1. バッテリと、前記バッテリから供給される電力を用いて扉を解錠する解錠機構と、を有する車両が備え、携帯型リモートコントローラから発信される解錠要求信号に応じて前記解錠機構の駆動を制御する車両用解錠装置であって、
    車両外部から車両に取り付けられている可動部を動かすことによって発電する発電機構と、
    前記発電機構が発電した電力を蓄えるコンデンサと、
    前記携帯型リモートコントローラからの前記解錠要求信号を受信した場合、前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠機構に供給して前記扉を解錠する制御部と、
    を有することを特徴とする車両用解錠装置。
  2. 前記コンデンサの端子電圧を検出するコンデンサ電圧検出部と、
    前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠装置に供給するように切り替え可能な電源切替部と、をさらに有し、
    前記制御部は、前記携帯型リモートコントローラからの前記解錠要求信号を受信した場合において、前記コンデンサ電圧検出部が検出した電圧値が予め設定されている第1しきい値よりも大きいときには、前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠機構に供給するように前記電源切替部の切り替えを行って前記扉を解錠することを特徴とする請求項1に記載の車両用解錠装置。
  3. 前記バッテリの電圧値を検出するバッテリ電圧検出部をさらに有し、
    前記電源切替部はスイッチであり、
    前記スイッチの一端は、前記コンデンサ側に電気的に接続され、
    前記スイッチの他端は、前記バッテリに電気的に接続される位置、前記解錠機構に電気的に接続される位置、並びに前記バッテリ及び前記解錠機構の何れにも電気的に接続されない中立位置の何れかを選択可能であり、
    前記制御部は、前記携帯型リモートコントローラからの前記解錠要求信号を受信した場合において、前記コンデンサ電圧検出部が検出した電圧値が前記第1しきい値以下であり、かつ前記バッテリ電圧検出部が検出した電圧値が予め設定されている第2しきい値以上であるときには、前記コンデンサと前記バッテリとが電気的に接続される状態となるように前記スイッチを切り替え、前記コンデンサ電圧検出部が検出した電圧値が前記第1しきい値よりも大きいときには、前記コンデンサに蓄えられた電力を前記解錠機構に供給するように前記電源切替部の切り替えを行って前記扉を解錠することを特徴とする請求項2に記載の車両用解錠装置。
  4. 前記可動部は、車両外部から操作可能とされ扉を開けるために用いられるドアノブであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用解錠装置。
JP2012269194A 2012-12-10 2012-12-10 車両用解錠装置 Pending JP2014114588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012269194A JP2014114588A (ja) 2012-12-10 2012-12-10 車両用解錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012269194A JP2014114588A (ja) 2012-12-10 2012-12-10 車両用解錠装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014114588A true JP2014114588A (ja) 2014-06-26

Family

ID=51170888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012269194A Pending JP2014114588A (ja) 2012-12-10 2012-12-10 車両用解錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014114588A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022607A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 株式会社ホンダロック 携帯機認証システム、車載器及び携帯機
KR20180056077A (ko) * 2016-11-18 2018-05-28 현대자동차주식회사 전동식 도어 래치용 비상 전원 공급장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017022607A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 株式会社ホンダロック 携帯機認証システム、車載器及び携帯機
KR20180056077A (ko) * 2016-11-18 2018-05-28 현대자동차주식회사 전동식 도어 래치용 비상 전원 공급장치
KR101886102B1 (ko) 2016-11-18 2018-08-07 현대자동차 주식회사 전동식 도어 래치용 비상 전원 공급장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106168087B (zh) 用于车辆的替代性备用进入装置
CN106907069B (zh) 无钥匙车辆系统
CN106437317B (zh) 一种无线供电智能门锁
US9592736B2 (en) Controlling a locking device of an electric charging port
EP1400645A1 (en) Door opening and closing apparatus
JP7206552B2 (ja) 車両の可動部分のための緊急時作動装置
JP2010264847A (ja) 電動車両
US10864893B2 (en) Access arrangement for a vehicle
GB2496847A (en) Vehicle access system using a wired data connection between the key and vehicle
JP2009513844A (ja) 自動車のための電子的に作動可能なロック装置
US20200217108A1 (en) Vehicle
JP2014114588A (ja) 車両用解錠装置
EP3912145B1 (en) Protection device for being provided inside a key fob and corresponding key control system
CN110525375B (zh) 一种车辆及其解锁设备
JP2005054494A (ja) 車両用ドア開閉補助装置
CN114585543B (zh) 用于运行用于车辆的进入系统的方法以及车辆
CN210310267U (zh) 车门控制系统及车辆
JP5756901B2 (ja) 充電制御システム
US20220194320A1 (en) Backup energy supply and authentication for electronic latch
KR102514994B1 (ko) 잠금장치 구동 방법
JP7017452B2 (ja) 車両用制御装置
CN218489795U (zh) 一种坐桶锁及具有其的交通工具
JP2004156386A (ja) チャイルドロック制御システム
CN109345676A (zh) 车载保险箱及其控制方法、装置
JP2018145637A (ja) 電気錠システム