JP2017034953A - 充電制御装置及び制御プログラム - Google Patents

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真二郎 品田
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Abstract

【課題】本体操作部及び遠隔操作部を備えた充電制御装置において、操作指示の競合を防ぎ、かつ本体操作部を操作することによる盗電を防止することができる充電制御装置を提供する。
【解決手段】充電制御装置は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、外部系統の電力による前記バッテリの充電を制御する。充電制御装置は、充電に係る操作を受け付ける本体操作部と、該本体操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作及び充電に係る操作を受け付ける遠隔操作部と、該遠隔操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けを制限する本体操作制限部と、該本体操作制限部によって操作の受け付けが制限されておらず、前記本体操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、前記ロック操作を除く前記遠隔操作部による操作の受け付けを制限する遠隔操作制限部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、該バッテリの充電を制御する充電制御装置及び制御プログラムに関する。
プラグインハイブリッド車(PHEV: Plug-in Hybrid Electric Vehicle)及び電気自動車(EV: Electric Vehicle)等の車両に搭載されたバッテリに蓄えられた電力を家庭用電力として利用するV2H(Vehicle to Home)システムが実用化されている。V2Hシステムは、安価な深夜電力にて車両のバッテリを充電し、バッテリに蓄えた電力を昼間に利用することによって、電気料金の節約、及びピーク時における電力需要を抑えるピークシフトを実現することができる。
V2Hシステムは、車両に搭載されたバッテリの充放電を制御する充放電制御装置を備える。充放電制御装置は屋外に設置されており、外部系統から宅内の分電盤を介して電力が供給される。充電制御装置は充電ケーブルを有し、該充電ケーブルの先端部には、車両のインレットに着脱可能に接続される給電プラグが設けられている。給電プラグをインレットに接続することによって、充電制御装置はバッテリに接続され、外部系統の電力にてバッテリの充電を行う。
充電制御装置は、屋外での操作を受け付けるための本体操作部と、屋内で操作を受け付けるための遠隔操作部とを備える。ユーザは、外出時及び帰宅時に屋外の本体操作部を操作することによって、充電の開始操作、停止操作等を行うことができる。また、ユーザは、屋内の遠隔操作部を操作することによって、屋内でも充電の開始操作、停止操作、充放電のタイミング設定等の操作を行うことができる。
一方、充電制御装置は屋外に設置されるため、不正な操作によって盗電が行われるおそれがある。盗電の問題を解決する種々の技術が開示されている。
特許文献1には、住宅の電気錠システムと、充電制御装置とを備える充電制御システムが開示されている。電気錠システムは、住宅の出入口に設けられた扉の施錠及び解錠を行う電気錠と、ユーザの認証を行い、認証に成功すると電気錠を施錠又は解錠させる認証装置とを有する。充電制御装置は、電気錠システムによるユーザの認証に成功した場合、車両に搭載されたバッテリへの給電を許可する。
特許文献2には、ユーザが携帯する電子キーとの間で無線通信を行い、認証に成功した場合、給電プラグの取り外しを許可するロック装置が開示されている。
特許文献3には、バッテリを搭載した車両と通信を行い、予め記録してある識別情報に基づいて認証を行い、認証に成功した場合、該バッテリへ給電を行う給電装置が開示されている。
特開2012−228096号公報 特許第5658103号公報 特開2013−9491号公報
しかしながら、本体操作部及び遠隔操作部を備えた充電制御装置においては、各操作部が同時的に操作された場合、操作指示が競合し、充電制御装置が正常に動作しないことがあった。
一方、特許文献1においては、電気錠システムによる認証に成功するとバッテリへの給電が許可されるため、住宅に人がいる場合、盗電を防止することができない。また、電気錠システムとの連係が必要であり、汎用性が無いという問題があった。
特許文献2においては、電子キーとの無線通信及び認証処理が必要であり、充電システムが複雑化するという問題があった。
特許文献3においては、車両の認証が必要であり、給電装置の構成が複雑化するという問題があった。
本発明の目的は、本体操作部及び遠隔操作部を備えた充電制御装置において、操作指示の競合を防ぎ、かつ本体操作部を操作することによる盗電を防止することができる充電制御装置及び制御プログラムを提供することにある。
本発明の一態様に係る充電制御装置は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、外部系統の電力による前記バッテリの充電を制御する充電制御装置であって、前記外部系統の電力を前記バッテリの充電用の電力に変換する電力変換部と、該電力変換部を含む本体に設けられており、充電に係る操作を受け付ける本体操作部と、前記本体から離隔した箇所に設けられ、前記本体操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作及び充電に係る操作を受け付ける遠隔操作部と、該遠隔操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けを制限する本体操作制限部と、該本体操作制限部によって操作の受け付けが制限されていない状態で、前記本体操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、前記ロック操作を除く前記遠隔操作部による操作の受け付けを制限する遠隔操作制限部とを備える。
本発明の一態様に係る制御プログラムは、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、外部系統の電力による前記バッテリの充電を制御する充電制御装置に、前記バッテリの充電を制御させる制御プログラムであって、前記充電制御装置を、充電に係る操作を受け付ける第1操作部と、該第1操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作及び充電に係る操作を受け付ける第2操作部と、該第2操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記第1操作部による操作の受け付けを制限する第1操作制限部と、該第1操作制限部によって操作の受け付けが制限されていない状態で、前記第1操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、前記ロック操作を除く前記第2操作部による操作の受け付けを制限する第2操作制限部として機能させる。
なお、本願は、このような特徴的な処理部を備える充電制御装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする充電制御方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、充電制御の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、充電制御を含むその他のシステムとして実現したりすることができる。
上記によれば、本体操作部及び遠隔操作部を備えた充電制御装置において、操作指示の競合を防ぎ、かつ本体操作部を操作することによる盗電を防止することができる充電制御装置及び制御プログラムを提供することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る充放電制御システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係る遠隔操作部の一構成例を示す正面図である。 実施形態1に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 操作指示の競合防止方法を示すタイミングチャートである。 本体操作部のロック処理と、操作指示の競合防止処理との関係を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る充放電制御システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態3に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3に係る制御部の処理手順を示すフローチャートである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
(1)本発明の一態様に係る充電制御装置は、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、外部系統の電力による前記バッテリの充電を制御する充電制御装置であって、前記外部系統の電力を前記バッテリの充電用の電力に変換する電力変換部と、該電力変換部を含む本体に設けられており、充電に係る操作を受け付ける本体操作部と、前記本体から離隔した箇所に設けられ、前記本体操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作及び充電に係る操作を受け付ける遠隔操作部と、該遠隔操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けを制限する本体操作制限部と、該本体操作制限部によって操作の受け付けが制限されていない状態で、前記本体操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、前記ロック操作を除く前記遠隔操作部による操作の受け付けを制限する遠隔操作制限部とを備える。
本態様によれば、本体操作部及び遠隔操作部にて充電に係る操作を受け付けることができる。本体操作部は、充電制御装置の本体側で操作を受け付けるものであり、遠隔操作部は本体から離隔した箇所で操作を受け付けるものである。本体操作制限部及び遠隔操作制限部は、それぞれ本体操作部及び遠隔操作部による操作の受け付けを制限することによって、各操作部にて受け付けた操作が競合することを防止する。
本体操作部が操作されていない場合、遠隔操作部にて充電制御装置の操作を受け付けることができる。しかし、本体操作部が操作を受け付けた場合、操作が競合すること防止するために、遠隔操作制限部は、所定時間、遠隔操作部による操作の受け付けを制限する。つまり、充電制御装置は、本体操作部が操作されていないときは遠隔操作部でも操作を受け付けるが、本体操作部が操作されたときは本体操作部による操作を優先的に受け付ける。従って、本体操作部及び遠隔操作部にて受け付けた操作が競合することは無い。
一方、本体操作部による操作の受け付けを制限するロック操作については、遠隔操作部は、前記所定期間を経過したか否かにかかわらず、該ロック操作を受け付ける。そして、本体操作制限部は、本体操作部による操作の受け付けを制限する。つまり、充電制御装置は、本体操作部による操作を受け付けず、遠隔操作部による操作を受け付ける。従って、本体操作部及び遠隔操作部が受け付けた操作が競合することは無い。また、本体操作部による操作の受け付けを制限することによって、本体操作部を操作することによる盗電を防止することができる。
以上の通り、本態様によれば、操作の受け付けを行う操作部の優先順位を設定することができ、操作の競合を防止することができる。また、優先順位の設定によって、本体操作部による操作の受け付けを制限すると共に、本体操作部を操作することによる盗電を防止することができる。
なお、本態様の充電制御装置には、充電の制御のみを行う装置のみならず、充電及び放電の双方を行う充放電制御装置も含まれる。
(2)前記遠隔操作部は、前記ロック操作を受け付けるためのスイッチを有する構成が好ましい。
本態様によれば、遠隔操作部のスイッチが操作された場合、本体操作部による操作の受け付けが制限される。従って、ユーザは簡単なスイッチ操作によって、本体操作部による操作の受け付けを防止することができる。
(3)前記本体操作部は、該本体操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作を受け付けるようにしてあり、前記本体操作制限部は、前記本体操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けを制限する構成が好ましい。
本態様によれば、本体操作部も前記ロック操作を受け付けることができる。本体操作部がロック操作を受け付けた場合、本体操作制限部は、本体操作部による操作の受け付けを制限する。つまり、充電制御装置は、本体操作部による操作を受け付けず、遠隔操作部による操作を受け付ける。従って、態様(1)と同様、本体操作部及び遠隔操作部にて受け付けた操作が競合することは無い。また、本体操作部で前記ロック操作を行うことによって、本体操作部を操作することによる盗電を防止することができる。
(4)前記遠隔操作部は、前記本体操作部による操作の受け付けの制限を解除するための解除操作を受け付けるようにしてあり、前記遠隔操作部が前記解除操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けの制限を解除する制限解除部を備える構成が好ましい。
本態様によれば、遠隔操作部は解除操作を受け付けることができる。遠隔操作部が解除操作を受け付けた場合、制限解除部は、本体操作部による操作の受け付けの制限を解除する。以後、充電制御装置は、本体操作部による操作を優先的に受け付ける。
(5)前記遠隔操作部は、前記遠隔操作制限部による制限の有無に拘わらず、充電の緊急停止操作を受け付ける構成が好ましい。
本態様によれば、遠隔操作部は、前記遠隔操作制限部による制限が行われていても、緊急性を要する充電の緊急停止操作を受け付けることができる。
(6)前記遠隔操作部は、前記遠隔操作制限部による制限の有無に拘わらず、充電に係る情報の表示操作を受け付ける構成が好ましい。
本態様によれば、遠隔操作部は、前記遠隔操作制限部による制限が行われていても、操作の競合の問題が無い、充電に係る情報の表示操作を受け付けることができる。
(7)前記車両が接続されているか否かを判定する接続判定部と、該接続判定部が否と判定した場合、前記本体操作制限部が操作の受け付けを制限したとき、前記バッテリへの給電を遮断するリレーを備える構成が好ましい。
本態様によれば、充電制御装置に車両が接続されていない場合、本体操作制限部が本体操作部による操作の受け付けを制限したとき、リレーを遮断することにより、盗電を確実に防止することができる。
(8)本発明の一態様に係る制御プログラムは、バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、外部系統の電力による前記バッテリの充電を制御する充電制御装置に、前記バッテリの充電を制御させる制御プログラムであって、前記充電制御装置を、充電に係る操作を受け付ける第1操作部と、該第1操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作及び充電に係る操作を受け付ける第2操作部と、該第2操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記第1操作部による操作の受け付けを制限する第1操作制限部と、該第1操作制限部によって操作の受け付けが制限されていない状態で、前記第1操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、前記ロック操作を除く前記第2操作部による操作の受け付けを制限する第2操作制限部として機能させる。
本態様によれば、第1操作部及び第2操作部にて充電に係る操作を受け付けることができる。第1操作部は、充電制御装置の本体側で操作を受け付けるものであり、第2操作部は本体から離隔した箇所で操作を受け付けるものである。第1操作制限部及び第2操作制限部は、それぞれ第1操作部及び第2操作部による操作の受け付けを制限することによって、各操作部にて受け付けた操作が競合することを防止する。
第1操作部が操作されていない場合、第2操作部にて充電制御装置の操作を受け付けることができる。しかし、第1操作部が操作を受け付けた場合、操作が競合すること防止するために、第2操作制限部は、所定時間、第2操作部による操作の受け付けを制限する。つまり、充電制御装置は、第1操作部が操作されていないときは第2操作部でも操作を受け付けるが、第1操作部が操作されたときは第1操作部による操作を優先的に受け付ける。従って、第1操作部及び第2操作部にて受け付けた操作が競合することは無い。
一方、第1操作部による操作の受け付けを制限するロック操作については、第2操作部は、前記所定期間を経過したか否かにかかわらず、該ロック操作を受け付ける。そして、第1操作制限部は、第1操作部による操作の受け付けを制限する。つまり、充電制御装置は、第1操作部による操作を受け付けず、第2操作部による操作を受け付ける。従って、第1操作部及び第2操作部が受け付けた操作が競合することは無い。また、第1操作部による操作の受け付けを制限することによって、第1操作部を操作することによる盗電を防止することができる。
以上の通り、本態様によれば、操作の受け付けを行う操作部の優先順位を設定することができ、操作の競合を防止することができる。また、優先順位の設定によって、第1操作部による操作の受け付けを制限すると共に、第1操作部を操作することによる盗電を防止することができる。
なお、本態様の充電制御装置には、充電の制御のみを行う装置のみならず、充電及び放電の双方を行う充放電制御装置も含まれる。
(9)態様(8)において、前記第1操作部は、該第1操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作を受け付けるようにしてあり、前記第1操作制限部は、前記第1操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記第1操作部による操作の受け付けを制限する構成が好ましい。
(10)態様(8)において、前記第2操作部は、前記第1操作部による操作の受け付けの制限を解除するための解除操作を受け付けるようにしてあり、前記第2操作部が前記解除操作を受け付けた場合、前記第1操作部による操作の受け付けの制限を解除する制限解除部を備える構成が好ましい。
(11)態様(8)において、前記第2操作部は、前記第2操作制限部による制限の有無に拘わらず、充電の緊急停止操作を受け付ける構成が好ましい。
(12)態様(8)において、前記第2操作部は、前記第2操作制限部による制限の有無に拘わらず、充電に係る情報の表示操作を受け付ける構成が好ましい。
(13)態様(8)において、更に、前記充電制御装置を、前記車両が接続されているか否かを判定する接続判定部と、該接続判定部が否と判定した場合、前記第1操作制限部が操作の受け付けを制限したとき、リレーにて前記バッテリへの給電を遮断する遮断部として機能させる構成が好ましい。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る充電制御装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る充放電制御システムの一構成例を示すブロック図である。充放電制御システムは、プラグインハイブリッド車及び電気自動車等の車両Cに搭載されたバッテリ21の充放電を制御する充放電制御装置1を備え、バッテリ21に蓄えられた電力を家庭用電力として利用するV2Hシステムを構成している。なお、充放電制御装置1は、本発明に係る充電制御装置の一例である。以下では、充電及び放電の双方を制御することができる充放電制御装置1の説明を行うが、充電及び放電の制御を行う装置はもちろん、充電のみの制御を行う装置も本発明に含まれる。
充放電制御装置1は、直流及び交流の電力を双方向に変換する電力変換部11を備える。電力変換部11は、交流の電力が入出力する図示しない交流入出力端子を有し、該交流入出力端子には、家屋に設置された分電盤3を介して商用の外部系統Gに繋がるケーブルが接続されている。分電盤3には宅内負荷4が接続されている。電力変換部11は、直流の電力が入出力する図示しない直流入出力端子を有し、該直流入出力端子には、給電線の一端部が接続されている。給電線の他端部には、車両Cのインレットに接続される給電プラグが設けられている。給電プラグが車両Cのインレットに接続されることによって、車両Cのバッテリ21と、電力変換部11の直流入出力端子とが接続される。
充放電制御装置1は、交流入出力端子に接続された双方向インバータ11aと、直流入出力端子に接続された双方向DC/DCコンバータ11bとを備える。バッテリ21の充電動作時においては、双方向インバータ11aは、交流入出力端子に入力した交流の電力を直流の電力にAC/DC変換し、AC/DC変換された直流の電力を双方向DC/DCコンバータ11bへ出力する。DC/DCコンバータ11bは、双方向インバータ11aから出力された直流の電力を、バッテリ21充電用の電力に変換し、電圧変換された電力を、給電線を介してバッテリ21へ出力する。バッテリ21の放電動作時においては、DC/DCコンバータ11bは、給電線を介してバッテリ21から出力された直流の電力を、所定電圧の電力に電圧変換し、電圧変換された電力を双方向インバータ11aへ出力する。双方向インバータ11aは、DC/DCコンバータ11bから出力された直流の電力を、交流の電力にDC/AC変換し、DC/AC変換された交流の電力を、分電盤3を介して宅内負荷4へ出力する。
電力変換部11には制御部12が接続されており、該電力変換部11の動作は制御部12によって制御される。制御部12は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インタフェース等を有するマイクロコンピュータである。制御部12の入出力インタフェースには、電力変換部11、記憶部13、本体操作部14、無線通信部15、遠隔操作部16、通信部17及び時計18が接続されている。本実施形態1に係る充放電制御装置1は、電力変換部11、制御部12、記憶部13、本体操作部14、無線通信部15、通信部17及び時計18にて本体を構成しており、該本体は屋外に設置され、遠隔操作部16は、本体から離隔した箇所、例えば屋内に設置されている。
ROMはコンピュータの初期動作に必要なプログラムを記憶している。RAMは、DRAM(Dynamic RAM)、SRAM(Static RAM)等のメモリであり、制御部12の演算処理を実行する際に記憶部13から読み出された後述の制御プログラム10a、又は制御部12の演算処理によって生ずる各種データを一時記憶する。CPUは制御プログラム10aを実行することにより、各構成部の動作を制御し、バッテリ21の充放電を制御する。
記憶部13は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、本発明に係る充電制御及び放電制御に必要な制御プログラム10aを記憶している。
また、本実施形態に係る制御プログラム10aは、記録媒体10にコンピュータ読み取り可能に記録されている態様でも良い。記憶部13は、図示しない読出装置によって記録媒体10から読み出された制御プログラム10aを記憶する。記録媒体10はCD(Compact Disc)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)等の光ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気光ディスク、半導体メモリ等である。また、通信網Nに接続されている図示しない外部コンピュータから本実施形態に係る制御プログラム10aをダウンロードし、記憶部13に記憶させても良い。
本体操作部14は、例えば、本体表示部と、機械式の本体操作ボタン等を有する。制御部12は、本体操作部14の操作状態を監視しており、該本体操作部14にて充放電に係るユーザの操作を受け付けることができる。
無線通信部15は、外部の無線通信端末15aとの間で各種情報を送受信する通信機であり、例えばIEEE802.11規格、WiFi規格に準拠した無線通信を行う。宅内にルータ5が設置されている場合、無線通信部15及び無線通信端末15aは、ルータ5に無線接続し、ルータ5を介して各種情報を送受信する。
遠隔操作部16は、宅内に設置されており、充放電に係るユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作情報を制御部12へ送信することができる。制御部12は、遠隔操作部16の操作状態を監視しており、該遠隔操作部16にてユーザの操作を受け付けることができる。遠隔操作部16の構成の詳細は後述する。
通信部17には、通信線の一端部が接続され、通信線の他端部は給電プラグに接続されている。給電プラグが車両Cのインレットに接続されることによって、車両Cに搭載された充放電ECU22と、充放電制御装置1の通信部17とが接続される。通信線は、前記給電線と共に給電ケーブルを構成している。通信部17は、充放電ECU22との間で、バッテリ21の充放電に必要な各種情報を送受信する回路である。通信部17は、例えば、チャデモ(CHAdeMO)規格及びコンボ(Combo)方式等に従って通信を行う。通信部17の動作は制御部12によって制御される。充放電制御装置1は、充放電ECU22との間で通信を行うことにより、給電プラグの接続確認、充放電に必要な各種パラメータの交換、安全確認、充放電の開始及び停止制御等の処理を実行し、バッテリ21の充放電を制御する。
時計18は、時刻を計時する回路、例えばリアルタイムクロックである。制御部12は該時計18から現時刻を取得することができる。
図2は、実施形態1に係る遠隔操作部16の一構成例を示す正面図である。遠隔操作部16は、偏平略直方体の筐体を備え、該筐体の正面部には、表示部16a及び機械式の操作ボタン16bが設けられている。遠隔操作部16は、制御部12から出力された信号に基づいて、充放電状態を示すモニタ画面、各種設定画面等を表示部16aに表示する。遠隔操作装置は、操作ボタン16bの操作を検知し、検知して得られた操作内容を示す操作情報を制御部12へ出力する。
また、遠隔操作部16は、本体操作部14による操作の受け付けを制限するためのロックスイッチ16cを備える。ロックスイッチ16cは、例えば筐体の側部に設けられたスライドスイッチである。ロックスイッチ16cがスライド方向一端側へ移動した場合、本体操作部14による操作の受け付けが制限され、他端側へ移動した場合、該制限が解除される。以下、適宜、前記一端側をロック側、前記他端側をロック解除側と呼ぶ。
図3は、実施形態1に係る制御部12の処理手順を示すフローチャートである。制御部12は、遠隔操作部16の操作状態を監視しており、遠隔操作部16が操作されたか否かを判定する(ステップS11)。なお、ステップS11を処理する制御部12は、充電に係る操作を受け付ける第1操作部として機能する。遠隔操作部16が操作されたと判定した場合(ステップS11:YES)、制御部12は、操作の内容がロック操作であるか否かを判定する(ステップS12)。つまり、制御部12は、遠隔操作部16のロックスイッチ16cがロック側へスライド操作されたか否かを判定する。ロック操作であると判定した場合(ステップS12:YES)、制御部12は、本体操作部14による操作の受け付けを制限するロック処理を実行する(ステップS13)。以下、本体操作部14による操作の受け付けが制限された状態をロック状態と呼ぶ。なお、ステップS13を実行する制御部12は、第1操作部による操作の受け付けを制限する第1操作制限部として機能する。
ステップS13の処理を終えた制御部12は、後述するステップS24の処理によって、遠隔操作部16による操作の受け付けが制限されている場合、遠隔操作制限を解除する(ステップS14)。
操作の内容がロック操作で無いと判定した場合(ステップS12:NO)、制御部12は、操作の内容がロック解除操作であるか否かを判定する(ステップS15)。つまり、制御部12は、遠隔操作部16のロックスイッチ16cがロック解除側へスライド操作されたか否かを判定する。ロック解除操作であると判定した場合(ステップS15:YES)、制御部12は、本体操作部14による操作の受け付けの制限を解除するロック解除処理を実行する(ステップS16)。
ステップS14若しくはステップS16の処理を終えた場合、又は操作の内容がロック解除操作で無いと判定した場合(ステップS15:NO)、制御部12は、後述するステップS24の処理によって、遠隔操作部16による操作の受け付けが制限されている遠隔操作制限期間であるか否かを判定する(ステップS17)。遠隔操作制限期間であると判定した場合(ステップS17:NO)、制御部12は、遠隔操作部16にて受け付けた操作の指示に応じた処理を実行する(ステップS18)。
ステップS11において、遠隔操作部16が操作されていないと判定した場合(ステップS11:NO)、ステップS18の処理を終えた場合、又はステップS17において遠隔操作制限期間であると判定した場合(ステップS17:YES)、制御部12は、本体操作部14の操作状態を監視しており、本体操作部14が操作されたか否かを判定する(ステップS19)。本体操作部14が操作されていない判定した場合(ステップS19:NO)、制御部12は処理をステップS11へ戻す。本体操作部14が操作されたと判定した場合(ステップS19:YES)、制御部12は、本体操作部14がロック状態にあるか否かを判定する(ステップS20)。ロック状態にあると判定した場合(ステップS19:YES)、制御部12は、処理をステップS11へ戻す。
ロック状態に無いと判定した場合(ステップS20:NO)、制御部12は、本体操作部14にて受け付けた操作の内容がロック操作であるか否かを判定する(ステップS21)。なお、ステップS19〜ステップS21を処理する制御部12は、ロック操作及び充電に係る操作を受け付ける第2操作部として機能する。ロック操作であると判定した場合(ステップS21:YES)、制御部12は、本体操作部14による操作の受け付けを制限するロック処理を実行する(ステップS22)。そして、制御部12は、遠隔操作部16による操作の受け付けが制限されている場合、遠隔操作制限を解除し(ステップS23)、処理をステップS11へ戻す。
本体操作部14にて受け付けた操作の内容がロック操作で無いと判定した場合(ステップS21:NO)、制御部12は、本体操作部14にて受け付けた操作の指示に応じた処理を実行する(ステップS24)。そして、制御部12は、遠隔操作部16による操作の受け付けを制限する遠隔操作制限期間の計時を開始し(ステップS25)、処理をステップS11へ戻す。例えば、遠隔操作制限期間は、1分等の所定時間であり、制御部12は、時計18を用いて遠隔操作制限期間のカウントダウンを開始する。つまり、本体操作部14が操作を受け付けてから遠隔操作制限期間が経過するまでの間、ステップS17によって、遠隔操作部16による操作の受け付けが制限される。より具体的には、ステップS17において、制御部12は、遠隔操作制限期間のカウント値が0秒以上でる場合、遠隔操作期間にあると判定し、遠隔操作期間のカウント値が0である場合、遠隔操作期間に無いと判定する。遠隔操作制限期間が経過すると、遠隔操作部16による操作の受け付けが可能になる。
なお、ステップS25を実行する制御部12は、第1操作制限部によって操作の受け付けが制限されていない状態で、第1操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、ロック操作を除く第2操作部による操作の受け付けを制限する第2操作制限部として機能する。
図4は、操作指示の競合防止方法を示すタイミングチャートである。上の横線矢印は、本体操作部14が操作されたタイミングを示し、下の横線矢印は、遠隔操作制限期間と共に、操作が行われたタイミングを示している。本体操作部14が操作されていない場合、遠隔操作制限期間外にあり、図4下図に示すように、ユーザが遠隔操作制限期間外において遠隔操作部16の操作を行った場合、充放電制御装置1は、遠隔操作部16にて操作を受け付け、操作に対応した処理を実行する。
しかし、図4上図に示すように、本体操作部14が操作された場合、遠隔操作制限期間となり、充放電制御装置1は、遠隔操作部16による操作の受け付けを制限し、本体操作部14による操作を優先的に受け付ける。ただし、遠隔操作制限期間が経過すると、図4下図に示すように、再び遠隔操作部16による操作の受け付けを再開する。
このように、充放電制御装置1は、本体操作部14の操作を優先的に受け付けるため、操作の競合を防止することができる。
図5は、本体操作部14のロック処理と、操作指示の競合防止処理との関係を示すタイミングチャートである。上の横線矢印は、本体操作部14が操作されたタイミング及びロック状態になったタイミングを示し、下の横線矢印は、遠隔操作制限期間と共に、操作が行われたタイミングを示している。
図4で説明したように、本体操作部14が操作された場合、遠隔操作制限期間となり、充放電制御装置1は、遠隔操作部16による操作の受け付けを制限する。しかし、充放電制御装置1は、遠隔操作部16によるロック操作については、遠隔操作制限期間であるか否かに拘わらず、受け付ける。そして、ロック操作を受け付けた場合、充放電制御装置1は、図5上図に示すように本体操作部14による操作の受け付けを制限する。本体操作部14のロック状態は、遠隔操作部16による解除操作が行われるまで継続する。
このように、遠隔操作部16のロックスイッチ16cを操作することによって、遠隔操作部16の操作を優先的に受け付けるようにすることができ、操作の競合を防止することができる。また、屋外で盗電、いたずら等が疑われる場合、遠隔操作制限期間であっても、遠隔操作部16のロックスイッチ16cを操作することによって、速やかに本体操作部14による操作の受け付けを制限することができる。本体操作部14による操作の受け付けを制限することによって、盗電又はいたずら等を防止することができる。
このように構成された実施形態1に係る充放電制御装置1によれば、本体操作部14及び遠隔操作部16を備えた充放電制御装置1において、操作指示の競合を防ぎ、かつ本体操作部14を操作することによる盗電を防止することができる。
また、遠隔操作部16に設けられたロックスイッチ16cを操作することによって、本体操作部14の操作をロックすることができる。ロックスイッチ16cは機械的なスライドスイッチであるため、感覚的な操作で容易にロック操作を行うことができ、ロック状態を容易に視認することができる。
更に、本体操作部14でもロック操作を行うことができるため、外出時等、ユーザがロック操作を忘れて屋外に出たとしても、ユーザは宅内に戻ること無く、本体操作部14を用いて、本体操作部14自身のロック操作を行うことができる。
更にまた、本体操作部14のロック状態の解除は、遠隔操作部16でのみ可能であるため、本体操作部14をロックすることによって、屋外から充放電制御装置1の本体操作部14を操作することによる盗電を防止することができる。
なお、本実施形態では、充放電制御装置1を家屋に設置し、バッテリ21に蓄えられた電力を家庭用電力として利用するV2Hシステムを説明したが、外部系統Gの電力を消費する負荷を有する任意の建物に充放電制御装置1を設置しても良い。充放電制御装置1は、車両Cのバッテリ21に蓄えた電力を前記建物の負荷へ供給することもできる。また、本実施形態に係る充放電制御装置1は、充電のみを行い、放電を行わない装置であっても良い。
また、本実施形態では、充放電制御装置1の本体に有線接続された遠隔操作部16にて操作を受け付ける例を説明したが、有線接続された遠隔操作部16に代えて、無線通信端末15aを、充放電制御装置1の充放電を遠隔操作するための遠隔操作部16として利用しても良い。無線通信端末15aは、専用機であっても良いし、スマートフォン、タブレット端末等の汎用機であっても良い。無線通信端末15aは、例えば、表示部、該表示部の表面又は内部に設けられたタッチセンサ、機械式操作ボタン等を備える。タッチセンサは、ユーザの指が表示部に触れたこと、指が触れた位置等を検出することにより、ユーザの操作を受け付ける。無線通信端末15aは、充放電に係るユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作情報を無線通信部15へ送信することができる。制御部12は無線通信部15及び無線通信端末15aを介してユーザの操作を受け付けることができる。
また、上述の実施形態では、ロックスイッチ16cの一例としてスライドスイッチを説明したが、ロックスイッチは、機械式操作ボタンであっても良いし、表示部に表示した操作ボタンをタッチパネルにて受け付ける構成であっても良い。
更に、無線通信部15がルータ5を介して無線通信端末15aと通信を行う例を説明したが、無線通信部15は、無線通信端末15aとの間で直接的に無線通信を行っても良い。
(実施形態2)
実施形態2に係る充放電制御装置1は、遠隔操作制限期間であっても、緊急性を要する操作、操作の競合が問題にならないような所定の操作を受け付けることができる点が実施形態1と異なる。充放電制御装置1の構成は実施形態1と同様であり、一部の処理内容のみが実施形態1と異なるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、本発明の実施形態2に係る制御部12の処理手順を示すフローチャートである。実施形態1に係る制御部12は、実施形態1におけるステップS11〜24と同様の処理を実行する。但し、ステップS17において遠隔操作制限期間であると判定した場合(ステップS17:YES)、制御部12は、遠隔操作部16にて受け付けた操作の内容が、充放電の緊急停止操作であるか否かを判定する(ステップS231)。操作の内容が緊急停止操作であると判定した場合(ステップS231:YES)、制御部12は、充放電に係る制御を緊急停止させる(ステップS232)。ステップS232の処理を終えた場合、又は操作の内容が緊急停止操作で無いと判定した場合(ステップS231:NO)、制御部12は、遠隔操作部16にて受け付けた操作の内容が、充放電の状態を表示させるためのモニタ表示であるか否かを判定する(ステップS233)。
操作の内容がモニタ表示であると判定した場合(ステップS233:YES)、制御部12は、充放電状態を示したモニタ画面に係る情報を遠隔操作部16へ出力し、表示部16aに表示させる(ステップS234)。
ステップS234の処理を終えた場合、又は操作の内容がモニタ表示操作で無いと判定した場合(ステップS233:NO)、制御部12は、ステップS19以下の処理を実行する。
実施形態2に係る充放電制御装置1によれば、本体操作部14が操作され、遠隔操作制限期間になっていても、遠隔操作部16にて緊急停止操作を受け付けることができ、充放電を速やかに停止させることができる。
また、本体操作部14が操作され、遠隔操作制限期間になっていても、遠隔操作部16にてモニタ表示操作を受け付けることができ、充放電の状況を表示部16aに表示することができる。遠隔操作部16は、競合のおそれが無い操作を柔軟に受け付けるため、充放電制御装置1の利便性を向上させることができる。
(実施形態3)
実施形態3に係る充放電制御装置301は、本体操作部14のロック操作が行われた場合、バッテリ21への給電をリレー319によって遮断する点が実施形態1と異なる。充放電制御装置301の構成は実施形態1と同様であり、リレー319及び処理内容のみが実施形態1と異なるため、対応する箇所には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態3に係る充放電制御システムの一構成例を示すブロック図である。実施形態3に係る充放電制御装置301は、実施形態1と同様、電力変換部11、制御部12、記憶部13、本体操作部14、無線通信部15、遠隔操作部16、通信部17及び時計18を備える。更に、充放電制御装置301は、バッテリ21への給電経路の途中にリレー319を備える。例えば、図7に示すように電力変換部11の交流入力端子にリレー319の一端部が接続され、リレー319の他端部はケーブルを介して分電盤3に接続されている。リレー319の開閉は制御部12によって制御される。
図8及び図9は、実施形態3に係る制御部12の処理手順を示すフローチャートである。制御部12は、実施形態1におけるステップS11〜ステップS13と同様の処理をステップS311〜ステップS313にて実行することによって、遠隔操作部16によるロック操作の受け付け及びロック処理を実行する。次いで、制御部12は、充放電ECU22と通信を行うことにより、自機に車両Cが接続されているか否か、つまり、車両Cのインレットに充放電制御装置301の給電プラグが接続されたか否かを判定する(ステップS314)。
自機に車両Cが接続されていないと判定した場合(ステップS314:NO)、制御部12はリレー319をオフにする(ステップS315)。ステップS315の処理を終えた場合、又は自機に車両Cが接続されていると判定した場合(ステップS314:YES)、制御部12は、遠隔操作制限を解除する(ステップS316)。
ステップS312において、操作の内容がロック操作で無いと判定した場合(ステップS312:NO)、制御部12は、操作の内容がロック解除操作であるか否かを判定する(ステップS317)。ロック解除操作であると判定した場合(ステップS317:YES)、制御部12は、本体操作部14による操作の受け付けの制限を解除するロック解除処理を実行し(ステップS318)、リレー319をオンにする(ステップS319)。
ステップS316若しくはステップS319の処理を終えた場合、又は操作の内容がロック解除操作で無いと判定した場合(ステップS317:NO)、制御部12は、実施形態1におけるステップS17〜ステップS22及びステップS24〜ステップS25の処理をステップS320〜ステップS325及びステップS329〜ステップS330にて実行する。
ステップS325にてロック処理を実行した制御部12は、充放電ECU22と通信を行うことにより、自機に車両Cが接続されているか否か、つまり、車両Cのインレットに充放電制御装置301の給電プラグが接続されたか否かを判定する(ステップS326)。
自機に車両Cが接続されていないと判定した場合(ステップS326:NO)、制御部12はリレー319をオフにする(ステップS327)。ステップS327の処理を終えた場合、又は自機に車両Cが接続されていると判定した場合(ステップS326:YES)、制御部12は、遠隔操作制限を解除し(ステップS328)、処理をステップS311へ戻す。
このように構成された実施形態3に係る充放電制御装置301によれば、本体操作部14の操作をロックした際、車両Cが充放電制御装置301に接続されていない場合、リレー319を遮断することによって、盗電を確実に防止することができる。
1,301 充放電制御装置
3 分電盤
4 宅内負荷
5 ルータ
11 電力変換部
11a 双方向インバータ
11b DC/DCコンバータ
12 制御部
13 記憶部
14 操作部
15 無線通信部
15a 無線通信端末
16 遠隔操作部
16a 表示部
16b 操作ボタン
16c ロックスイッチ
17 通信部
18 時計
21 バッテリ
22 充放電ECU
319 リレー
C 車両
G 外部系統

Claims (8)

  1. バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、外部系統の電力による前記バッテリの充電を制御する充電制御装置であって、
    前記外部系統の電力を前記バッテリの充電用の電力に変換する電力変換部と、
    該電力変換部を含む本体に設けられており、充電に係る操作を受け付ける本体操作部と、
    前記本体から離隔した箇所に設けられ、前記本体操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作及び充電に係る操作を受け付ける遠隔操作部と、
    該遠隔操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けを制限する本体操作制限部と、
    該本体操作制限部によって操作の受け付けが制限されていない状態で、前記本体操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、前記ロック操作を除く前記遠隔操作部による操作の受け付けを制限する遠隔操作制限部と
    を備える充電制御装置。
  2. 前記遠隔操作部は、
    前記ロック操作を受け付けるためのスイッチを有する
    請求項1に記載の充電制御装置。
  3. 前記本体操作部は、
    該本体操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作を受け付けるようにしてあり、
    前記本体操作制限部は、
    前記本体操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けを制限する
    請求項1又は請求項2に記載の充電制御装置。
  4. 前記遠隔操作部は、
    前記本体操作部による操作の受け付けの制限を解除するための解除操作を受け付けるようにしてあり、
    前記遠隔操作部が前記解除操作を受け付けた場合、前記本体操作部による操作の受け付けの制限を解除する制限解除部を備える
    請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の充電制御装置。
  5. 前記遠隔操作部は、
    前記遠隔操作制限部による制限の有無に拘わらず、充電の緊急停止操作を受け付ける
    請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の充電制御装置。
  6. 前記遠隔操作部は、
    前記遠隔操作制限部による制限の有無に拘わらず、充電に係る情報の表示操作を受け付ける
    請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の充電制御装置。
  7. 前記車両が接続されているか否かを判定する接続判定部と、
    該接続判定部が否と判定した場合、前記本体操作制限部が操作の受け付けを制限したとき、前記バッテリへの給電を遮断するリレーを備える
    請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の充電制御装置。
  8. バッテリを搭載した車両に着脱可能に接続され、外部系統の電力による前記バッテリの充電を制御する充電制御装置に、前記バッテリの充電を制御させる制御プログラムであって、
    前記充電制御装置を、
    充電に係る操作を受け付ける第1操作部と、
    該第1操作部による操作の受け付けを制限するためのロック操作及び充電に係る操作を受け付ける第2操作部と、
    該第2操作部が前記ロック操作を受け付けた場合、前記第1操作部による操作の受け付けを制限する第1操作制限部と、
    該第1操作制限部によって操作の受け付けが制限されていない状態で、前記第1操作部が操作を受け付けた場合、所定期間が経過するまで、前記ロック操作を除く前記第2操作部による操作の受け付けを制限する第2操作制限部と
    して機能させる制御プログラム。
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