JP2018144991A - 吊り具および吊り具の位置調整機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造物によっては、重心や荷ブレを考慮した吊り方を行うことができず、安全を確保した状態で輸送や天地の作業ができない可能性があった。
【解決手段】実施形態に係る吊り具10は、吊り上げられる構造物1に設置される吊り金具2と、この吊り金具2と回動自在なリンク機構5を介して接続され前記吊り上げられる構造物1を保持する吊り具構造物19と、この吊り具構造物19の上下側面の複数個所に設置され前記吊り上げられる構造物1の吊上げに使用される第1アイボルト3と、前記吊り具構造物19の上下面に設置されこの吊り具構造物19と前記吊り上げられる構造物1の自重を支持する脚4と、から成ることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】実施形態に係る吊り具10は、吊り上げられる構造物1に設置される吊り金具2と、この吊り金具2と回動自在なリンク機構5を介して接続され前記吊り上げられる構造物1を保持する吊り具構造物19と、この吊り具構造物19の上下側面の複数個所に設置され前記吊り上げられる構造物1の吊上げに使用される第1アイボルト3と、前記吊り具構造物19の上下面に設置されこの吊り具構造物19と前記吊り上げられる構造物1の自重を支持する脚4と、から成ることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、大型曲げ板構造物等の構造物を吊り上げる吊り具およびその吊り具の位置調整機構に関する。
従来、筒状や板状の大型構造物の輸送については、吊り天秤、ワイヤー、クランプ、スリングなど一般的な吊り具により輸送、天地(半回転させ、天と地の位置を入れ替える)の作業が行われている。
図5は、吊り具の従来例を示す斜視図である。図5において、平板16はクランプ17によって把持され、チェーンまたはワイヤー18を介してクレーン(図示せず)によって吊上げられ輸送、天地が行われる構成となっている。
この吊上げ方法では、平板16をクランプ17にて挟み込んで吊上げることで、場合によってはキズやヘコミを付けてしまう可能性があった。
上述した吊上げ方法では、大型曲げ板構造物については、一般的な吊り治具では、重心や荷ブレを考慮した吊り方を行うことができず、安全を確保した状態で輸送や天地の作業ができない可能性があった。また、クランプを使用して板を挟み込んで製品を掴んで吊り作業を行った場合、製品の表面にキズを付けてしまう可能性もあった。
本実施形態に係る吊り具は、吊り上げられる構造物に設置される吊り金具と、この吊り金具と回動自在なリンク機構を介して接続され前記吊り上げられる構造物を保持する吊り具構造物と、この吊り具構造物の上下側面の複数個所に設置され前記吊り上げられる構造物の吊上げに使用される第1アイボルトと、前記吊り具構造物の上下面に設置されこの吊り具構造物と前記吊り上げられる構造物の自重を支持する脚と、から成ることを特徴とする。
また、本実施形態に係る吊り具の位置調整機構は、上記吊り具を吊り上げられる構造物に設置するにあたって、前記脚と前記リンク機構との間の前記吊り具構造物の下部と作業床との間に設置し、伸縮移動自在に構成され、前記吊り具を構成する前記吊り金具の位置を前後左右に調整させることを特徴とする。
本発明の実施形態は、吊り上げられる構造物の種類に合わせて安定して吊り上げ、天地の作業を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、重心の位置が構造物の位置から外れているような大型曲げ板等の構造物(大型曲げ板構造物)1の輸送または天地用の吊り具10の構成を示した斜視図である。
大型曲げ板等の構造物1の天地用の吊り具10は、吊り金具2、自在形の第1アイボルト3、脚4、リンク機構5、接続部6で構成されている。
大型曲げ板構造物1と天地用の吊り具10を組み立てる際は、まず吊り金具2を大型曲げ板構造物1に設置する。そして、天地用の吊り具構造物19と吊り金具2をリンク機構5で接続することによって、天地用の吊り具10を組み立て、大型曲げ板等の構造物1を保持する構成となっている。
吊り具構造物19の上下側面に吊上げを行うために、自在形の第1アイボルト3が複数個、設置されている。また、大型曲げ板構造物1と天地用の吊り具10を組み立てた際、当該自重を支持し自立を可能とするために例えば箱状の脚4が吊り具構造物19の上下面に設置されている。
そして、吊り金具2と大型曲げ板構造物1を組み立てて、第1アイボルト3にワイヤー(図示せず)をかけることで、大型曲げ板構造物1の吊上げ、移動作業を可能とすることができる。
リンク機構5については、回動・固定が可能に構成され、大型曲げ板構造物1に変形または変更があった場合に、このリンク機構5を回動させて、天地用の吊り具10に取り付けられた吊り金具2の位置を微調整することができる機能を持つ。
大型曲げ板構造物1の外形寸法が異なる場合は、接続部6と吊り金具2を大きさ・形状の異なるものに交換することで、大型曲げ板構造物1の種類に合わせて吊り作業に使用することができる。
よって、大型曲げ板構造物1を吊り金具2によって確実に保持し、かつ大型曲げ板構造物1を天地用の吊り具10で保持して吊り上げた場合においても当該吊り上げ物の重心が吊り上げ物の構造の範囲となり安定して吊り上げることができる。
次に、上述した吊り金具2について以下図2を参照してその構成について説明する。
図2は、図1に示した吊り金具2を示す斜視図であり図1と同一部分には同一符号を付す。図2において、吊り金具2は、自在形の第2アイボルト7、樹脂板8、金具9で構成されている。
吊り金具2は、大型曲げ板構造物1との接触する部分に緩衝材たとえば樹脂板8がねじ等によって着脱自在に設置されている。この樹脂板8を交換することで、大型曲げ板構造物1の接触部の構造に合わせて吊り金具2を組み立てることができ、落下やずれを防止することで安全を確保して、吊り作業をすることができる。また、樹脂板8は柔らかく柔軟性があり、緩衝材の役割を果たすことで、大型曲げ板構造物1にキズやヘコミをつけることなく、吊上げ作業を実施することができる。この樹脂板8は、緩衝材であれば良く、ゴム等を使用することも可能である。なお、金具9はリンク機構5と回動および固定が可能に接続されるように構成されており、第2アイボルト7は当該吊り金具2を作業時に吊り下げるために配置されている。
図3は、ワイヤー11により天地用の吊り具10を天地する(半回転させ、天と地の位置を入れ替える)手順を示したものである。
図3は、図1の吊り具を使用した天地入れ替え方法を説明する作業工程説明図である。
図3において、(a)に示すように天地用の吊り具10に取り付けられた自在形の第1アイボルト3にワイヤー11をかける。次に(b)に示すようにクレーン(図示せず)によりワイヤー11をワイヤー11の巻き下げ方向12に延ばすことで、天地用の吊り具10を傾けることができる。その後、(c)に示すように天地用の吊り具10を地面に対して垂直に起立させる。そして、(d)に示すように天地用の吊り具10に取り付けられた複数の自在形の第1アイボルト3のうち、ワイヤー11で吊る位置を替え、さらにワイヤーの巻き下げ方向12にワイヤー11の長さを延ばすことで、天地用の吊り具10の下面を上に向けることができる。この手順により、(e)に示すように大型曲げ板構造物1の落下やずれを防止して、安全を確保した上で、天地用吊り具の上下面を逆転させ、天地作業をすることができる。
図4(a)および(b)は天地用の吊り具10の位置調整機構20の構成を示す斜視図である。
図4において、製造作業時において、天地用の吊り具10の位置調整機構20は、脚4とリンク機構5との間の吊り具構造物19の下部の位置で作業床に設置された試験台15の上に配置された移動台車14の上部のスクリュージャッキ13を調整することによって、天地用の吊り具10の高さ方向の位置を調整することができる。また、移動台車14の下面にローラー(図示せず)が設置されており、天地用の吊り具10を構成する吊り金具2の前後左右方向の位置を調整することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…構造物(大型曲げ板構造物)
2…吊り金具
3…第1アイボルト
4…脚
5…リンク機構
6…接続部
7…第2アイボルト
8…樹脂板(緩衝材)
9…金具
10…吊り具(天地用の吊り具)
11…ワイヤー
12…ワイヤーの巻き下げ方向
13…スクリュージャッキ
14…移動台車
15…試験台
16…平板
17…クランプ
18…チェーン
19…吊り具構造物
20…位置調整機構
2…吊り金具
3…第1アイボルト
4…脚
5…リンク機構
6…接続部
7…第2アイボルト
8…樹脂板(緩衝材)
9…金具
10…吊り具(天地用の吊り具)
11…ワイヤー
12…ワイヤーの巻き下げ方向
13…スクリュージャッキ
14…移動台車
15…試験台
16…平板
17…クランプ
18…チェーン
19…吊り具構造物
20…位置調整機構
Claims (7)
- 吊り上げられる構造物に設置される吊り金具と、この吊り金具と回動自在なリンク機構を介して接続され前記吊り上げられる構造物を保持する吊り具構造物と、この吊り具構造物の上下側面の複数個所に設置され前記吊り上げられる構造物の吊上げに使用される第1アイボルトと、前記吊り具構造物の上下面に設置されこの吊り具構造物と前記吊り上げられる構造物の自重を支持する脚と、から成ることを特徴とする吊り具。
- 前記吊り上げられる構造物は、その構造物本体の重心の位置が構造物の位置から外れていることを特徴とする請求項1記載の吊り具。
- 前記リンク機構は、回動固定自在に構成され、前記吊り上げられる構造物の形状に応じて位置調整できることを特徴とする請求項1または2記載の吊り具。
- 前記吊り具構造物は、前記吊り上げられる構造物の形状に応じて当該吊り具構造物を構成する接続部の大きさを変えて前記リンク機構を介して前記吊り金具に接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の吊り具。
- 前記吊り金具は、前記吊り上げられる構造物との接触する部分に緩衝材が着脱自在に設置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の吊り具。
- 前記吊り金具には、当該前記吊り金具を作業時に吊り下げる第2アイボルトが配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の吊り具。
- 請求項1から請求項6記載の前記吊り具を吊り上げられる構造物に設置するにあたって、前記脚と前記リンク機構との間の前記吊り具構造物の下部と作業床との間に設置し、伸縮移動自在に構成され、前記吊り具を構成する前記吊り金具の位置を前後左右に調整させることを特徴とする吊り具の位置調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017043977A JP2018144991A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 吊り具および吊り具の位置調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018144991A true JP2018144991A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=63589406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017043977A Pending JP2018144991A (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | 吊り具および吊り具の位置調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018144991A (ja) |
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2017
- 2017-03-08 JP JP2017043977A patent/JP2018144991A/ja active Pending
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