JP2018142749A - 液冷ジャケット - Google Patents

液冷ジャケット Download PDF

Info

Publication number
JP2018142749A
JP2018142749A JP2018119418A JP2018119418A JP2018142749A JP 2018142749 A JP2018142749 A JP 2018142749A JP 2018119418 A JP2018119418 A JP 2018119418A JP 2018119418 A JP2018119418 A JP 2018119418A JP 2018142749 A JP2018142749 A JP 2018142749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fin
fins
transport fluid
heat transport
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018119418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6508398B2 (ja
Inventor
樋野 治道
Harumichi Hino
治道 樋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2018119418A priority Critical patent/JP6508398B2/ja
Publication of JP2018142749A publication Critical patent/JP2018142749A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6508398B2 publication Critical patent/JP6508398B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】冷却効率の高い液冷ジャケットを提供する。
【解決手段】筐体は、周壁部と、周壁部の一方側を覆うベース板と、周壁部の他方側を覆う蓋板と、熱輸送流体が外部から流入する開口部と、熱輸送流体が外部へ流出する開口部と、を有し、フィン本体3は、複数のジグザグフィンPを有し、ベース板11から立ち上がる複数の第一フィン43と、蓋板31から垂下する複数の第二フィン53とが前後方向に交互に並設されて構成されており、第一フィン43及び第二フィン53は、平面視平行四辺形を呈する柱状体であり、同一形状となっており、第一フィン43及び第二フィン53の左右方向軸上の長さをTとするとき、第一フィン43の側端面と第二フィン53の側端面との接触代がT/2以上T未満となるように突き合せて、第一フィン43と第二フィン53との突合せ部に段差部Rを形成することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、発熱体を冷却する液冷ジャケットに関する。
近年、パーソナルコンピュータに代表される電子機器は、その性能が向上するにつれて、搭載されるCPU(発熱体)の発熱量が増大している。また、ハイブリッド自動車、電気自動車及び高速鉄道車輌等では、モーターのスイッチング等に発熱量の大きいパワー半導体が用いられている。発熱量の大きい電子機器を安定して作動させるためには信頼性の高い冷却装置が必要である。
従来、発熱体を冷却するために、空冷ファン方式のヒートシンクが使用されてきたが、ファン騒音や、空冷方式での冷却限界といった問題がクローズアップされるようになり、次世代冷却方式として、水冷方式の水冷板(液冷ジャケット)が注目されている。
例えば、特許文献1には、水等の熱輸送流体が流れる複数の流路を備えたフィン本体と、フィン本体を収容する筐体とを有する液冷ジャケットが開示されている。このフィン本体は、基板とこの基板から立ち上がる複数のフィンからなる押出形材を形成した後、隣り合うフィンの間に柱状のピンを複数個押入して形成されている。
特表2010−134191号公報
従来の液冷ジャケットの製造方法では、複数のピンを押入する作業に手間がかかるとともに、ピンを精度よく押入する作業が困難となるという問題がある。また、フィンを塑性変形させるため、ピンの押入深さによってはフィンが破損するおそれもある。さらに、従来の液冷ジャケットでは、ピンにより熱輸送流体に一部乱流が発生するものの、基本的には熱輸送流体が直線状に流れるため冷却効率が低いという問題がある。
そこで、本発明は、冷却効率の高い液冷ジャケットを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、複数のジグザグの流路を備えたフィン本体と、前記フィン本体が固定される筐体とを有する液冷ジャケットであって、前記筐体は、周壁部と、前記周壁部の一方側を覆うベース板と、前記周壁部の他方側を覆う蓋板と、熱輸送流体が外部から流入する開口部と、前記熱輸送流体が外部へ流出する開口部と、を有し、前記フィン本体は、複数のジグザグフィンを有し、前記ベース板から立ち上がる複数の第一フィンと、前記蓋板から垂下する複数の第二フィンとが前後方向に交互に並設されて構成されており、前記第一フィン及び前記第二フィンは、平面視平行四辺形を呈する柱状体であり、同一形状となっており、前記第一フィン及び前記第二フィンの左右方向軸上の長さをTとするとき、前記第一フィンの側端面と前記第二フィンの側端面との接触代がT/2以上T未満となるように突き合せて、前記第一フィンと前記第二フィンとの突合せ部に段差部を形成することを特徴とする。
かかる製造方法では、フィン本体の流路がジグザグになるため、熱輸送流体とフィンとの接触面積が増えて冷却効率を高めることができる。
また、第一フィンと第二フィンの側端面同士をぴったりと面接触させると(接触代をTとすると)、従来に比べて冷却効率は向上するが乱流は発生しにくい。一方、接触代をT/2未満とすると、第一フィンと第二フィンとの段差部が大きくなるとともに流れ抵抗が大きくなり、熱輸送流体の流れが悪くなる。しかし、かかる製造方法では、段差部が形成されるため乱流が発生し、冷却効率をより高めることができるとともに、熱輸送流体の流れ抵抗を小さくすることができる。
本発明に係る液冷ジャケットによれば、冷却効率が高くなる。
本発明の実施形態に係る液冷ジャケットを示す図であって、(a)は斜視図であり、(b)は(a)のI-I断面図である。 本実施形態に係る液冷ジャケットの分解斜視図である。 本実施形態に係る枠部材の斜視図である。 (a)は本実施形態に係るフィン本体を示す模式平面図であり、(b)は本実施形態に係るジグザグフィンの拡大平面図であり、(c)は変形例に係るジグザグフィンの拡大平面図である。 本発明の実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法を示す図であって、(a)は第一形材及び第二形材を示す斜視図であり、(b)は(a)の断面図である。 本実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法を示す図であって、(a)は第一切削工程及び第二切削工程を示す斜視図であり、(b)は第一切削工程及び第二切削工程後を示す平面図である。 本実施形態に係る第一形材配置工程を示す斜視図である。 本実施形態に係る第二形材配置工程を示す斜視図である。 本実施形態に係る第二形材配置工程後を示す斜視図である。 本実施形態に係る枠部材配置工程を示す斜視図である。 (a)は本実施形態に係る液冷ジャケットの内部の模式平面図であり、(b)は隔壁部周りの拡大図である。 第一変形例に係る液冷ジャケットを示す分解斜視図である。
本発明の実施形態に係る液冷ジャケット及び液冷ジャケットの製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。図1の(a)に示すように、液冷ジャケット1は、その上面又は下面に固定される発熱体(図示省略)を冷却する部材である。液冷ジャケット1の内部には、例えば水等の熱輸送流体が流通する流路が形成されている。なお、以下の説明における「上下」、「左右」、「前後」は、図1の矢印に従う。これらの方向は、説明の便宜上特定するものであって、液冷ジャケット1の構造を限定するものではない。
図1の(a)及び(b)に示すように、液冷ジャケット1は、筐体2と、筐体2の内部に配置されるフィン本体3とで構成されている。筐体2は、液冷ジャケット1の外側を構成する中空部材である。筐体2は、本実施形態ではベース板11と、枠部材(周壁部)21と、蓋板31とで構成されている。ベース板11、枠部材21及び蓋板31は、熱伝導率の高い金属で形成されることが好ましく、本実施形態ではいずれもアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている。液冷ジャケット1を構成する各部材は、どのように接合してもよいが、本実施形態ではロウ付けにより一体化されている。
ベース板11は、筐体2の下側を構成する板状部材である。図2に示すように、ベース板11には、平面視矩形の凹部12及び位置決め孔13,13が形成されている。凹部12は、後記する第一フィン部41の第一基板42が配置される部位である。凹部12の深さは適宜設定すればよいが、本実施形態では第一基板42の板厚と略同等になっている。凹部12は、プレス加工又は切削加工により形成することができる。なお、凹部12を設けずに、ベース板11に第一フィン部41を配置してもよい。位置決め孔13は、ベース板11、枠部材21及び蓋板31の位置決めを行うための孔である。
枠部材21は、ベース板11の上面11aに配置される部材である。図2に示すように、枠部材21は、平面視略矩形の枠状を呈する。枠部材21の内側に、フィン本体3が配置される。枠部材21は、一定の高さ寸法で形成されている。図1の(b)に示すように、枠部材21の高さ寸法は適宜設定すればよいが、本実施形態では第一フィン部41の第一フィン43の高さ寸法と、第二フィン部51の第二基板52の厚さ寸法との和と略同等になっている。
枠部材21は、図3に示すように、枠部22,22と、前張出部23と、後張出部24と、隔壁部26,26と、サイド張出部29,29とを有する。枠部材21は、特許請求の範囲の「周壁部」に相当する部材である。前張出部23は、枠部22に連続し前側に張り出す部位である。前張出部23は、発熱体(図示省略)又は他の部品を取り付けるためのネジ穴等が形成される部位として利用される。また、前張出部23には位置決め孔27が形成されている。前張出部23と隔壁部26とで囲まれることにより貫通孔25が形成されている。貫通孔25は、上下方向に貫通し熱輸送流体が流通する。
隔壁部26は、貫通孔25の空間部と枠部材21の内側とを隔てる壁である。隔壁部26の両端は、前張出部23に連結されている。また、隔壁部26は、後方に凸となるように平面視円弧状に形成されている。隔壁部26の上部には、貫通孔25と枠部材21の内側とに連通する複数の連通溝28が形成されている。連通溝28は、熱輸送流体が流れる溝であって、熱輸送流体の流れや流量を調節する部位である。連通溝28は、本実施形態では6つ形成されているが、個数を限定するものではない。連通溝28は、その個数、位置、形状等を適宜変更して、熱輸送流体の流れや流量を調節することができる。
サイド張出部29は、枠部22の後側の左右両側から後方に張り出す部位である。サイド張出部29は、発熱体(図示省略)又は他の部品を取り付けるためのネジ穴等が形成される部位として利用される。
後張出部24は、前張出部23と点対称となるように形成されている。後張出部24の構成は、前張出部23と同じであるため、前張出部23と同じ符号を付して説明を省略する。また、前側と同じように、後張出部24にも隔壁部26が連結されている。
蓋板31は、図2に示すように、枠部材21を覆う板状部材である。蓋板31は、枠部材21の外縁と略同等の平面形状で形成されている。蓋板31の前側中央には前方に張り出す前張出部33が形成されている。蓋板31の後側中央には後方に張り出す後張出部34が形成されている。
前張出部33及び後張出部34の中央には、開口部35がそれぞれ形成されている。開口部35,35は、一方が熱輸送流体の入口となり、他方が出口となる部位である。開口部35の側方には、位置決め孔36がそれぞれ形成されている。ベース板11の位置決め孔13、枠部材21の位置決め孔27及び蓋板31の位置決め孔36は、それぞれ連通するように形成されている。蓋板31の後側の左右両側には、後方に張り出すサイド張出部37,37が形成されている。サイド張出部37は、枠部材のサイド張出部29と同じ形状になっている。
フィン本体3は、図2に示すように、熱輸送流体が流通する複数の流路を有する部位である。フィン本体3は、第一フィン部41と、第二フィン部51とで構成されている。第一フィン部41及び第二フィン部51は、熱伝導率の高い金属で形成されることが好ましく、本実施形態ではいずれもアルミニウム又はアルミニウム合金で形成されている。第一フィン部41は、第一基板42と、第一基板42から立ち上がる複数の第一フィン43とで構成されている。第一フィン43は、平面視平行四辺形を呈する柱状体であり、すべて同じ形状になっている。
第二フィン部51は、第二基板52と、第二基板52から垂下する複数の第二フィン53とで構成されている。第二フィン53は、平面視平行四辺形を呈する柱状体であり、すべて同じ形状になっている。また、第一フィン43と第二フィン53は、同一形状になっている。つまり、第一フィン43及び第二フィン53の板厚寸法T、高さ寸法、長さ寸法はそれぞれ同一になっている。また、第一基板42に対する各第一フィン43の配向角度は全て同一になっている。また、第二基板52に対する各第二フィン53の配向角度は全て同一になっている。
図4の(a)に示すように、フィン本体3は、複数のジグザグフィンPを有する。ジグザグフィンPは、第一フィン43及び第二フィン53が前後方向に交互に並設されて構成されている。図1の(b)にも示すように、第一基板42と、第二基板52と、隣り合うジグザグフィンP,Pとで囲まれた空間が熱輸送流体が流通する流路Qとなる。流路Qは、左右方向に一定の間隔で並設されている。
図4の(b)は本実施形態に係るジグザグフィンの拡大平面図であり、(c)は変形例に係るジグザグフィンの拡大平面図である。図4の(b)に示すように、本実施形態では、前後方向に隣り合う第一フィン43の側端面43bと第二フィン53の側端面53bとが面接触するようになっている。本実施形態では第一フィン43と第二フィン53の接触代が、第一フィン43及び第二フィン53の板厚寸法Tと同等になるように突き合わされている。つまり、前後方向に隣り合う第一フィン43の側端面43bと第二フィン53の側端面53bとがぴったりと重なるように突き合わされている。なお、板厚寸法Tは、第一フィン43及び第二フィン53の左右方向軸上の長さである。
一方、図4の(c)に示すように、第一フィン43と第二フィン53とを左右方向にずらして突き合わせてもよい。この場合は、第一フィン43と第二フィン53の各接触代がT/2以上T未満となるように、対向する第一フィン43の側端面43bと第二フィン53の側端面53bとを面接触させる。これにより、第一フィン43と第二フィン53との突合せ部には、段差部Rが形成される。熱媒体流路が流通する際に、熱輸送流体がこの段差部Rに衝突することによって乱流が発生する。
次に、本実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法について説明する。本実施形態に係る液冷ジャケットの製造方法は、第一準備工程と、第二準備工程と、第一切削工程と、第二切削工程と、ロウ材層形成工程と、第一フィン部配置工程と、第二フィン部配置工程と、枠部材配置工程と、蓋板配置工程と、ロウ付け工程とを行う。
第一準備工程は、図5の(a)及び(b)に示すように、第一形材61Aを用意する工程である。また、第二準備工程は、第二形材61Bを用意する工程である。第一形材61Aと第二形材61Bは、本実施形態では同一の部材である。
第一形材61Aは、板状を呈する第一基板62Aと、第一基板62Aから立ち上がる複数の第一凸条部63Aとを有する。第一基板62Aは、凹部12(図2参照)に隙間なく配置される形状になっている。第一基板62Aは、図1の(b)に示す第一基板42と同一の部材である。第一基板62Aの四隅は面取り加工されている。第一凸条部63Aは、左右方向に延設されるとともに互いに平行に並設されている。第一凸条部63Aの数は適宜設定すればよいが、本実施形態では5列になっている。
各第一凸条部63Aの高さ寸法、前後方向長さ寸法は、それぞれ同一になっている。隣り合う第一凸条部63A,63Aの間及び最も後側の第一凸条部63Aの後側には凹溝64Aが形成されている。凹溝64Aの前後方向長さ寸法(第一凸条部63A,63A間距離)は、第一凸条部63Aの前後方向長さ寸法と同一になっている。第一形材61Aの成形方法は特に制限されないが、本実施形態では押出成形で形成している。
第二形材61Bは、図5の(a)及び(b)に示すように、第二基板62Bと、第二基板62Bから立ち上がる複数の第二凸条部63Bとを有する。第一形材61A及び第二形材61Bは同一形状の部材であるため、符号の語尾に「B」を付して区別し、詳細な説明を省略する。
第一切削工程は、図6の(a)及び(b)に示すように、マルチカッターMで第一形材61Aを切削して複数の第一フィン43を形成する工程である。マルチカッターMは、金属部材を切削する工具である。マルチカッターMは、軸部M1と、軸部M1に隙間をあけて並設された円盤カッターM2とで構成されている。円盤カッターM2の外周縁には切削刃(図示省略)が形成されている。円盤カッターM2の板厚は、図4の(b)に示すように隣り合うジグザグフィンP,P間の隙間(流路方向に対して直交する方向の寸法)と同一となる。隣り合う円盤カッターM2,M2間の隙間は、ジグザグフィンPの板厚(流路方向に対して直交する方向の寸法)と同一となる。
第一切削工程では、図6の(a)及び(b)に示すように、マルチカッターMの回転中心軸Cを左右方向軸(第一凸条部63Aの延在方向)に対して角度α°傾け、第一凸条部63Aを斜めに切削する。切削深さは、適宜設定すればよいが、本実施形態では、第一凸条部63Aの高さ寸法と同一になるように設定する。角度αは、適宜設定すればよいが、例えば、0°<α<60°、より好ましくは5°<α<45°に設定する。第一切削工程では、マルチカッターMを4回どおり相対移動させて第一凸条部63Aの全体を切削する。図6の(b)に示すように、第一切削工程により同形状の複数の第一フィン43で構成された第一フィン郡が複数列(本実施形態では5列)形成される。各第一フィン郡と各凹溝64Aとは前後方向に交互に形成される。
第一フィン43が形成されたら、第一フィン43の先端面43aにロウ材を塗布してロウ材層を形成する。なお、マルチカッターMで第一凸条部63Aを切削する前に、第一凸条部63Aの先端面にロウ材を予め塗布してもよい。
第二切削工程は、第一切削工程と同一である。図6の(b)に示すように、第二切削工程により同形状の複数の第二フィン53で構成された第二フィン郡が複数列(本実施形態では5列)形成される。各第二フィン郡と各凹溝64Bとは前後方向に交互に形成される。第二フィン53が形成されたら、第二フィン53の先端面53aにロウ材を塗布してロウ材層を形成する。なお、マルチカッターMで第二凸条部63Bを切削する前に第二凸条部63Bの先端面にロウ材を予め塗布してもよい。
なお、第一切削工程及び第二切削工程で角度α°を変更させてもよいが、本実施形態のように同一に設定すると、製造コストを低減することができる。
第一フィン部配置工程(配置工程)は、ベース板11に第一フィン部41を配置する工程である。図7に示すように、第一フィン部配置工程では、ベース板11の凹部12に第一フィン部41を配置する。ベース板11の上面11a及び凹部12の底面には、予めロウ材を塗布してロウ材層を形成しておく。第一フィン部配置工程により、ベース板11の上面11aと、第一基板42の上面42aとは面一になる。
第二フィン部配置工程(配置工程)は、第一フィン部41と第二フィン部51とが対向するように重ね合わせる工程である。第二フィン部配置工程は、特許請求の範囲の「挿入工程」に相当する。図8に示すように、第一フィン部41の各凹溝64Aに、第二フィン部51の複数の第二フィン53で構成された各第二フィン郡を挿入させる。また、第二フィン部51の各凹溝64Bに、第一フィン部41の複数の第一フィン43で構成された各第一フィン群を挿入させる。言い換えると、第二フィン部配置工程では、第一フィン部41と第二フィン部51とを対向させつつ、第一基板42と第二基板52とが上下方向にぴったりと重複するように配置させる。これにより、第一基板42の上面42aと第二フィン53の先端面53aとが接触し、第二基板52の上面52aと第一フィン43の先端面43aとが接触する。図9は、第二フィン部配置工程後を示す斜視図である。
枠部材配置工程は、図10に示すように、ベース板11の上面11aに枠部材21を配置する工程である。これにより、フィン本体3(流路Q)の入口側に前側の隔壁部26が臨むように配置される。枠部材21の位置決め孔27,27と、ベース板11の位置決め孔13,13とを連通させつつ位置決めピン(図示省略)を挿入して位置決めする。枠部材21の内側(中空部)には第一フィン部41及び第二フィン部51が配置される。枠部材21の上面21aと第二基板52の下面(露出面)52bとは面一になる。
蓋板配置工程は、図2に示すように、枠部材21を蓋板31で覆う工程である。蓋板31の位置決め孔36,36を位置決めピン(図示省略)に挿入して位置決めする。蓋板31の下面には、予めロウ材を塗布してロウ材層を形成しておく。
ロウ付け工程(固定工程)は、各部材を加温してロウ材層を溶融させてロウ付けする工程である。ロウ付け工程によって各部材が固着されて液冷ジャケット1が完成する。
以上説明した液冷ジャケットの製造方法によれば、マルチカッターMで切削して形成された第一フィン部41の第一フィン群と第二フィン部51の第二フィン群を対向させるとともに、第一フィン群と第二フィン群とが交互に配置されるように挿入する。これにより、複数のジグザグフィンPを有するフィン本体3を容易に形成することができる。また、フィン本体3の流路Qがジグザグになるため、熱輸送流体とジグザグフィンPとの接触面積が増えて冷却効率を高めることができる。また、流路Qの隙間寸法S(図4の(b)、(c)参照)は、均一に形成されるため、液冷ジャケット1の上面及び下面の冷却温度を均一にすることができる。
また、本実施形態のように、第一フィン43の側端面43bと第二フィン53の側端面53bとの接触代がT(Tは第一フィン43及び第二フィン53の左右方向軸上の長さ)となるように突き合わせてもよいが、接触代がT/2以上T未満となるように突き合わせてもよい。これにより段差部R(図4の(c)参照)が形成されるため、段差部Rに熱輸送流体が衝突して乱流が発生する。これにより、冷却効率をより高めることができる。なお、接触代がT/2未満になると、流れ抵抗が大きくなるとともに乱流が大きくなりすぎて熱輸送流体の流れが悪くなる。
また、本実施形態のように、フィン本体3を構成する第一フィン部41及び第二フィン部51は同一の形状であるため、これらの部材の形成工程が容易となる。また、第一フィン43及び第二フィン53の先端面43a,53aにロウ材層を形成してロウ付けすることにより、フィン本体3を容易に製造することができる。
また、フィン本体3を収容する筐体2は、フィン本体3を収容可能であればどのような構造であってもよいが、本実施形態のようにベース板11、枠部材21及び蓋板31で構成するとともに、それぞれをロウ付けで一体化することで容易に製造することができる。また、本実施形態では、筐体2及びフィン本体3のロウ付けに加えて、第一フィン部41及び第二フィン部51のロウ付をも同時に行うことができるため、製造サイクルを短縮することができる。また、ロウ付けによって液冷ジャケット1の水密性を高めることができる。
図11の(a)は本実施形態に係る液冷ジャケットの内部の模式平面図であり、(b)は隔壁部周りの拡大図である。なお、図11では、ジグザグフィンPにドットを付している。図11の(a)及び(b)に示すように、液冷ジャケット1では、前側の開口部35から熱輸送流体が流入し、前側の貫通孔25、連通溝28、ジグザグな流路Q、後側の連通溝28、貫通孔25の順番で流れて開口部35から流出する。
隔壁部26は、必要に応じて適宜設ければよい。ただし、隔壁部26が無い場合、開口部35周りの強度が低くなるという問題がある。枠部材21及び蓋板31の前張出部23,33、後張出部24,34は、発熱体(図示省略)又は他の部品を取り付けるためのネジ等の締結手段が締結される部位であるため、締結力に耐え得るだけの強度を要する。また、隔壁部26が無い場合、開口部35から流入した熱輸送流体が液冷ジャケット1の中央の流路Qに多く流れ、両端側の流路Qに熱輸送流体が流れにくくなる。これにより、液冷ジャケット1の上面及び下面の冷却温度が不均一になるという問題がある。
しかし、本実施形態によれば、隔壁部26を設けることにより締結手段が挿入される部位周りの強度を高めることができる。また、隔壁部26を設けるとともに、隔壁部26の左右両端側に連通溝28を設けることにより、中央の流路Qよりも両端側の流路Qに熱輸送流体が流れやすくなる。つまり、隔壁部26及び連通溝28を設けることで、熱輸送流体の流れや流量を調節することができるため、液冷ジャケット1の上面及び下面の冷却温度を均一にすることができる。また、隔壁部26は、直線状に形成してもよいが、枠部材21の内側に凸となるように円弧状にすることで熱輸送流体が放射状に流れ、両端側の流路Qに熱輸送流体がより行き渡りやすくなる。
[第一変形例]
図12は、第一変形例を示す分解斜視図である。第一変形例に係る液冷ジャケット1Aは、ベース板11と、3つのフィン本体3と、枠部材21Aと、蓋板31とで構成されている。液冷ジャケット1Aは、フィン本体3が複数個積層されている点で、前記した実施形態と相違する。第一変形例では、前記した実施形態と重複する部分については、共通する符合を付して説明を省略する。
図12に示すように、ベース板11には、3つのフィン本体3が積層されている。フィン本体3は、前記した実施形態と同様に第一フィン部41と第二フィン部51とでそれぞれ構成されている。フィン本体3の内部には、複数のジグザグフィンPが形成されているとともに、複数の流路Qが形成されている。なお、第一変形例では、下段、中段及び上段のフィン本体3の各流路Qは、それぞれ上下方向にぴったりと重なる位置に配設される。フィン本体3,3の間には、介設シート71,71がそれぞれ配設されている。介設シート71は、例えば、基層と、基層の表裏面に形成された一対のロウ材層とで構成されている。
枠部材21Aは、前記した実施形態の枠部材21よりもその高さ寸法が大きくなっている。枠部材21Aをベース板11に配置すると、枠部材21Aの上面21aと、最も上に位置するフィン本体3の第二フィン部51の下面(露出面)52bとが面一になる。
液冷ジャケット1Aを製造する際には、ベース板11に、3つのフィン本体3を積層させるとともに、フィン本体3,3の間に介設シート71を配置する。さらに、ベース板11に、枠部材21Aを配置するとともに、枠部材21Aを蓋板31で覆う。
ロウ付け工程(固定工程)は、各部材を加温してロウ材層を溶融させてロウ付けする工程である。ロウ付け工程によって各部材が固着されて液冷ジャケット1Aが完成する。
第一変形例のように、フィン本体3を複数個積層させてもよい。第一変形例では3層構造としたが、2層でもよいし、4層以上積層させてもよい。フィン本体3を複数個積層させることにより、ジグザグフィンP及び流路Qの数を増やすことができ、冷却効率をより高めることができる。
また、第一変形例に係る製造方法では、フィン本体3,3の間に介設シート71を設けることにより、ロウ付け工程の際に、ベース板11、枠部材21A及び蓋板31をロウ付けするとともに、フィン本体3,3同士を容易に固着することができる。
以上本発明の実施形態及び第一変形例について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。本実施形態の筐体2は、ベース板11、枠部材21、蓋板31の3部材で構成したが、例えば、箱状体と蓋板とで構成してもよい。また、本実施形態では筐体2とフィン本体3とをロウ付けにより一体化したが、他の形態で両者を接合してもよい。
また、本実施形態では、ベース板11、第一フィン43の先端面43a、第二フィン53の先端面53a及び蓋板31の下面31bにロウ材層を形成したが、ベース板11、枠部材21、フィン本体3及び蓋板31がそれぞれ突き合わされる部位の少なくとも一方にロウ材層を形成すればよい。また、ロウ材層と金属層とで構成されたクラッド材を用いてもよい。
また、本実施形態では、一方の開口部35から熱輸送流体が流入し、他方の開口部35から熱輸送流体が流出するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、枠部材(周壁部)21に一対の開口部を設けてもよい。また、例えば、筐体2に代えて、フィン本体3(流路Q)の入口側及び出口側に連結する一対のヘッダー管を設けてもよい。
また、本実施形態では、枠部材21の前側と後側の両側に隔壁部26を設けたが、少なくとも前側のみに設けるだけでもよい。
また、図5の(a)及び(b)に示すように、第一準備工程及び第二準備工程によって第一形材61A及び第二形材61Bを形成した後、第一予備切削工程及び第二予備切削工程を行ってもよい。
押出成形によって第一形材61A及び第二形材61Bを形成した場合でも、第一形材61A及び第二形材61Bに微小な不陸が発生する場合がある。そこで、第一予備切削工程では、第一凸条部63A及び凹溝64Aの形状を整えるためにマルチカッターMを用いて切削処理(微修正処理)を行う。第一予備切削工程では、マルチカッターMの回転中心軸Cを前後方向軸と平行に配置し、マルチカッターMを左右方向に相対移動させる。マルチカッターMの円盤カッターM2の厚さ寸法及び隣り合う円盤カッターM2間の隙間は適宜設定すればよい。これにより、不陸のない第一凸条部63A及び凹溝64Aを形成することができる。なお、第二予備切削工程も、第一予備切削工程と同様に行う。
1 液冷ジャケット
2 筐体
3 フィン本体
11 ベース板
21 枠部材(周壁部)
25 貫通孔
26 隔壁部
28 連通溝
31 蓋板
41 第一フィン部
42 第一基板
43 第一フィン
43a 先端面
43b 側端面
51 第二フィン部
52 第二基板
53 第二フィン
53a 先端面
53b 側端面
M マルチカッター
M1 軸部
M2 円盤カッター
P ジグザグフィン
Q 流路
T 板厚寸法
R 段差部

Claims (1)

  1. 複数のジグザグの流路を備えたフィン本体と、前記フィン本体が固定される筐体とを有する液冷ジャケットであって、
    前記筐体は、周壁部と、前記周壁部の一方側を覆うベース板と、前記周壁部の他方側を覆う蓋板と、熱輸送流体が外部から流入する開口部と、前記熱輸送流体が外部へ流出する開口部と、を有し、
    前記フィン本体は、複数のジグザグフィンを有し、前記ベース板から立ち上がる複数の第一フィンと、前記蓋板から垂下する複数の第二フィンとが前後方向に交互に並設されて構成されており、
    前記第一フィン及び前記第二フィンは、平面視平行四辺形を呈する柱状体であり、同一形状となっており、
    前記第一フィン及び前記第二フィンの左右方向軸上の長さをTとするとき、
    前記第一フィンの側端面と前記第二フィンの側端面との接触代がT/2以上T未満となるように突き合せて、前記第一フィンと前記第二フィンとの突合せ部に段差部を形成することを特徴とする液冷ジャケット。
JP2018119418A 2018-06-25 2018-06-25 液冷ジャケット Active JP6508398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018119418A JP6508398B2 (ja) 2018-06-25 2018-06-25 液冷ジャケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018119418A JP6508398B2 (ja) 2018-06-25 2018-06-25 液冷ジャケット

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001036A Division JP6698111B2 (ja) 2018-01-09 2018-01-09 液冷ジャケット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018142749A true JP2018142749A (ja) 2018-09-13
JP6508398B2 JP6508398B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=63526792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018119418A Active JP6508398B2 (ja) 2018-06-25 2018-06-25 液冷ジャケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6508398B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113270382A (zh) * 2020-02-14 2021-08-17 昇印光电(昆山)股份有限公司 一种散热组件及搭载其的电子设备
JP2023048362A (ja) 2021-09-28 2023-04-07 日軽熱交株式会社 パワーデバイス用冷却器

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09252066A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Mitsubishi Electric Corp ヒートシンク
JP2002093966A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Toshiba Corp 放熱器、放熱器を用いた放熱モジュール、及び放熱モジュールを用いた電子機器
JP2007201181A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyota Motor Corp パワー半導体素子の冷却構造
JP2008186820A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Aisin Aw Co Ltd 発熱体冷却構造及び駆動装置
JP2009081220A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 放熱部品および放熱構造体
WO2011148505A1 (ja) * 2010-05-28 2011-12-01 トヨタ自動車株式会社 熱交換器及びその製造方法
JP2012028361A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Furukawa Sky Kk ヒートシンク
JP2014096413A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Mitsubishi Electric Corp 対向タンデムフィン構造及び冷却装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09252066A (ja) * 1996-03-15 1997-09-22 Mitsubishi Electric Corp ヒートシンク
JP2002093966A (ja) * 2000-09-18 2002-03-29 Toshiba Corp 放熱器、放熱器を用いた放熱モジュール、及び放熱モジュールを用いた電子機器
JP2007201181A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Toyota Motor Corp パワー半導体素子の冷却構造
JP2008186820A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Aisin Aw Co Ltd 発熱体冷却構造及び駆動装置
JP2009081220A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Sumitomo Electric Ind Ltd 放熱部品および放熱構造体
WO2011148505A1 (ja) * 2010-05-28 2011-12-01 トヨタ自動車株式会社 熱交換器及びその製造方法
JP2012028361A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Furukawa Sky Kk ヒートシンク
JP2014096413A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Mitsubishi Electric Corp 対向タンデムフィン構造及び冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6508398B2 (ja) 2019-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6314802B2 (ja) 液冷ジャケットの製造方法
US20050199372A1 (en) Cold plate and method of making the same
US10873245B2 (en) Cold plate for a linear motor
JP2013254787A (ja) 熱交換器及びその製造方法
JP2018142749A (ja) 液冷ジャケット
JP6698111B2 (ja) 液冷ジャケット
JP2019057739A (ja) 液冷ジャケット
JP6248841B2 (ja) 液冷ジャケット及び液冷ジャケットの製造方法
JP2012064732A (ja) 水冷ヒートシンク
JPH079865A (ja) 電気自動車用放熱器
JP2001008468A (ja) 電気自動車用インバータの冷却装置
JP6548193B2 (ja) フィン部材および温度調節装置並びにこれらの製造方法
WO2023079608A1 (ja) ヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法
JP2012028720A (ja) 冷却装置
JP2010210202A (ja) 熱交換体
JP6248842B2 (ja) 液冷ジャケットの製造方法及び液冷ジャケット
JP6529324B2 (ja) 熱交換器
JP4503202B2 (ja) ヒートシンクの製造方法
TWI818106B (zh) 散熱器、冷卻裝置
JP2016149449A (ja) 半導体モジュール
JP7345774B2 (ja) ヒートシンクの製造方法
JP2005005361A (ja) ヒートシンク
WO2023162413A1 (ja) 冷却器、冷却器の製造方法、半導体装置および半導体装置の製造方法
US20210408622A1 (en) Battery device
JP4155091B2 (ja) 放熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6508398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350