JP2018142260A - 貨幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ECBレギュレーション等の偽貨の取扱いに関する規定に対して柔軟に対応できる貨幣処理装置を提供する。
【解決手段】貨幣処理装置は、機外から貨幣を受け入れる貨幣受入部と、貨幣受入部から投入された貨幣を搬送する搬送部と、搬送部によって搬送される貨幣の金種及び真偽を識別する識別部と、貨幣を収納するとともに、収納された貨幣を繰出し可能な複数の収納繰出部と、収納繰出部から繰り出された貨幣を投出する貨幣投出部と、複数の収納繰出部への貨幣の収納及び複数の収納繰出部からの貨幣の繰出しを制御する制御部と、を備え、複数の収納繰出部を金種ごとに割り当てる第1モードと、複数の収納繰出部の少なくとも一つを偽貨収納用に割り当てる第2モードと、を有する。制御部は、第1モードと第2モードのうち、選択したモードに従って貨幣の収納及び繰出しを制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、貨幣の投入や投出を行う貨幣処理装置に関する。
従来、紙幣及び硬貨を含む貨幣の入出金処理を行う貨幣処理装置が知られている。この種の貨幣処理装置としては、例えば、小売店や飲食店に設置される自動釣銭機や、金融機関に設置される入出金機等がある。
一般的な貨幣処理装置は、金種別に予め割り当てられた複数の収納繰出部を備え、貨幣受入部から投入された貨幣を所定の収納繰出部に搬送し収納するとともに、収納されている貨幣を繰り出して貨幣投出部から投出する。貨幣処理装置では、貨幣受入部から収納繰出部へ投入貨幣を搬送する搬送過程において、投入貨幣の金種識別、真偽判定及び正損判定が行われ、これらの結果に基づいて投入貨幣が選別され、所定の搬送先(例えば、収納繰出部、貨幣投出部又は回収カセットなど)に搬送される(例えば、特許文献1、2)。
以下において、貨幣の金種識別、正損判定及び真偽判定を総称して、単に「識別」と呼ぶ。真偽判定において真正であると判定された貨幣を「真貨」又は「真券」、真正でないと判定された貨幣(偽造貨幣及び真偽不確定貨幣を含む)を「偽貨」と称する。また、真貨のうち、正損判定において、汚れや破れが少なく再流通するに適当であると判定された貨幣を「正貨(fit money)」、汚れや破れにより再流通が不適当であると判定された貨幣を「損貨(unfit money)」と称する。なお、紙幣の場合は、それぞれ「真券」、「偽券」、「正券」及び「損券」とも称される。
ところで、ヨーロッパの金融市場においては、投入紙幣が偽貨であると識別された場合には、当該偽貨を貨幣処理装置内に取り込み、再流通させてはいけないことが、欧州中央銀行(ECB:European Central Bank)によって制定されている(以下、「ECBレギュレーション」という。)。将来的には、同様のECBレギュレーションが硬貨についても適用され、さらには、小売市場においても要求されることが予想される。
しかしながら、特許文献1に開示の貨幣処理装置(硬貨入出金機)は、投入貨幣が偽貨であると識別された場合、リジェクト貨幣として貨幣投出部に返却されるようになっており、ECBレギュレーションに対応していない。
一方、特許文献2に開示の貨幣処理装置(紙幣処理装置)は、投入紙幣が偽貨であると識別された場合に、当該偽貨の搬送を所定の位置で停止させたり、当該偽貨を偽貨用に予め用意された貨幣収納部(いわゆるキャプチャービン(Capture Bin))に収納させたりする等、偽貨が装置外部に返却されないようになっている。すなわち、特許文献2に開示の貨幣処理装置は、ECBレギュレーションに準拠した運用が可能である。
特開2012−174039号公報 特開2012−203666号公報
しかしながら、特許文献2に開示の貨幣処理装置のように、投入紙幣が偽貨であると識別された場合に、その都度、当該偽貨の搬送を停止させる手法は、貨幣の入出金業務が停滞することになり、好ましくない。また、偽貨収納用の貨幣収納部に偽貨を収納させる手法は、偽貨収納用の貨幣収納部を収納繰出部とは別に設けておく必要があり、装置の大型化を招く。さらには、現状の小売市場又は欧州以外の金融市場のように、偽貨の再流通が別段禁止されておらず、偽貨の取扱いが設置事業者に委ねられている場合、特許文献2に開示の貨幣処理装置は過剰性能を有することとなり、導入が見送られる虞がある。偽貨の取り扱いについては、ECBレギュレーション以外にも、国、地域、市場または顧客ごとに異なる様々な規定があり得るが、現状では、簡易な装置で柔軟に対応することができていない。
本発明の目的は、偽貨の取扱いに対して柔軟に対応できる貨幣処理装置を提供することである。
本発明に係る貨幣処理装置は、
機外から貨幣を受け入れる貨幣受入部と、
前記貨幣受入部から投入された貨幣を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記貨幣の金種及び真偽を識別する識別部と、
前記貨幣を収納するとともに、収納された貨幣を繰出し可能な複数の収納繰出部と、
前記収納繰出部から繰り出された貨幣を投出する貨幣投出部と、
前記複数の収納繰出部への貨幣の収納及び前記複数の収納繰出部からの貨幣の繰出しを制御する制御部と、を備え、
前記複数の収納繰出部を金種ごとに割り当てる第1モードと、前記複数の収納繰出部の少なくとも一つを偽貨収納用に割り当てる第2モードと、を有し、
前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードのうち、選択したモードに従って前記貨幣の収納及び繰出しを制御することを特徴とする。
本発明の貨幣処理装置によれば、偽貨の取扱いに対して柔軟に対応することができる。
本発明の一実施の形態に係る硬貨入出金機の外観を示す斜視図である。 図1に示す硬貨入出金機の内部構成を示す側面図である。 図1に示す硬貨入出金機の内部構成を示す正面図である。 図1に示す硬貨入出金機の制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る入出金処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る入出金処理野一例を示すフローチャートである。 図7A、図7Bは、貨幣処理装置の他の一例を示す側面図及び平面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の一実施の形態に係る硬貨入出金機1の外観を示す斜視図である。図2は、硬貨入出金機1の内部構成を示す側面図である。図3は、硬貨入出金機1の内部構成を示す正面図である。図4は、硬貨入出金機1の制御系の構成を示すブロック図である。なお、図1〜図4は、後述の第2の実施の形態に係る硬貨入出金機2の説明において流用される。
まず、硬貨入出金機1における入金処理、出金処理及び回収処理について簡単に説明しておく。入金処理は、入金された硬貨を計数し、入金額を確定する処理である。出金処理は、所定の出金情報に基づいて硬貨を出金する処理である。出金情報は、例えば、操作表示部110又は上位装置(外部装置)から指定される。また、出金情報は、出金すべき金額であってもよいし、出金すべき硬貨の金種と枚数であってもよい。硬貨入出金機1が自動釣銭機である場合は、出金処理は釣銭硬貨を払い出す処理を含む。また、硬貨入出金機1が両替機である場合は、出金処理は両替硬貨を払い出す処理を含む。回収処理は、装置の内部にある硬貨を、装置の外部に回収する処理である。回収処理では、装置の内部にあるすべての硬貨を回収してもよいし、一部の硬貨のみを回収してもよい。また、回収処理は、硬貨を回収ボックス70に収納して回収する方法と、硬貨投出部60から回収する方法がある。
図1〜図4に示すように、硬貨入出金機1は、硬貨受入部10、貯留繰出部20、入金搬送部30、複数の収納繰出部40、出金搬送部50、硬貨投出部60、回収ボックス70、制御部100、操作表示部110、記憶部120、及び通信部130等を備える。
硬貨受入部10は、筐体Cの上面に配置され、外部に臨む硬貨受入口を有する。入金処理において、利用者が投入した硬貨は、硬貨受入部10から機内に受け入れられ、自重により貯留繰出部20に送られる。
貯留繰出部20は、筐体C内において、硬貨受入部10の下方に配置され、硬貨受入部10に投入された硬貨を一時的に貯留するとともに、貯留された硬貨を1枚ずつ入金搬送部30に繰り出す。貯留繰出部20は、回転円盤21及びカバー部材22を有する。回転円盤21は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜して配置され、傾斜姿勢で回転する。回転円盤21とカバー部材22との間に、硬貨を貯留する硬貨貯留空間23が形成される。
入金搬送部30は、筐体C内において、貯留繰出部20の上方に配置され、貯留繰出部20から繰り出された硬貨を1枚ずつ搬送する。入金搬送部30は、第1の入金搬送部分30A、折り返し入金搬送部分30B、及び第2の入金搬送部分30Cを有する。第1の入金搬送部分30Aは、略水平方向に沿って延在し、貯留繰出部20から繰り出された硬貨を搬送する。折り返し入金搬送部分30Bは、湾曲形状(ここでは半円弧形状)を有し、第1の入金搬送部分30Aから送られた硬貨の搬送方向を逆方向に変える。第2の入金搬送部分30Cは、略水平方向に沿って延在し、折り返し入金搬送部分30Bから送られた硬貨を搬送する。図2では、貯留繰出部20から繰り出された硬貨は、第1の入金搬送部分30Aにより右方向に搬送され、折り返し入金搬送部分30Bにより搬送方向を転換され、第2の入金搬送部分30Cにより左方向に搬送される。
入金搬送部30は、搬送ベルト31、識別部32、金種別選別部33、リジェクト選別部34、シュート36、駆動モーター37、及び通過センサー35等を有する。
搬送ベルト31は、複数のプーリー(符号略)に張架された無端ベルトである。1つのプーリーに取り付けられた駆動モーター37の動作に伴い、搬送ベルト31は一方向(図2では反時計回り)に循環移動する。搬送ベルト31は、等間隔で配置された複数の突起部(図示略)を有する。1つの突起部に硬貨が1枚引っ掛けられることにより、搬送面上で硬貨が1枚ずつ搬送される。
識別部32は、金種別選別部33及びリジェクト選別部34の硬貨搬送方向上流側に配置される。識別部32は、投入された硬貨の金種、真偽、及び正損の識別を行う。すなわち、投入硬貨は、識別部32によって、「真貨」、「真偽不確定貨」及び「偽貨」のいずれかに識別される。さらに、「真貨」は、「正貨」、「損貨」のいずれかに識別される。以下において、金種別選別部33とリジェクト選別部34を区別しない場合は、「選別部33、34」と称する。
金種別選別部33は、第1の入金搬送部分30A及び第2の入金搬送部分30Cに配置される。具体的には、第1の入金搬送部分30Aに3つの金種別選別部33が配置され、第2の入金搬送部分30Cに5つの金種別選別部33が配置される。金種別選別部33は、識別部32による硬貨の識別結果に基づいて、投入硬貨を金種ごとに選別し、それぞれの金種別選別部33に連設されたシュート36を介して、当該投入硬貨の金種に対応する収納繰出部40に向けて送出する。
リジェクト選別部34は、第1の入金搬送部分30Aにおいて、金種別選別部33の硬貨搬送方向上流側に配置される。リジェクト選別部34は、識別部32による硬貨の識別結果に基づいて、リジェクト硬貨を選別し、リジェクト選別部34に連設されたシュート36を介して、硬貨投出部60に向けて送出する。リジェクト硬貨とは、返却処理の対象となっている硬貨であり、識別部32の識別結果に基づいて決定される。例えば、リジェクト硬貨は、識別部32によって偽貨または真偽不確定貨と識別された硬貨とすることができる。また、リジェクト硬貨は損貨を含んでもよい。また、リジェクト硬貨は、硬貨入出金機1が受け付けないように設定された特定の金種の硬貨を含んでもよい。
シュート36は、選別部33、34に連設され、選別部33、34から送出された硬貨を滑落させる。シュート36は、例えば、収納繰出部40を基準に、出金搬送部50とは反対側に配置される。
通過センサー35は、金種別選別部33及びリジェクト選別部34に対応して、それぞれの硬貨搬送方向上流側の近傍に配置される。通過センサー35は、例えば光センサーで構成され、投入硬貨の通過を検出する。通過センサー35の検出結果(投入硬貨の通過タイミング)に基づいて、金種別選別部33及びリジェクト選別部34の動作が制御される。
収納繰出部40は、筐体C内において、入金搬送部30の下方に複数配置される。本実施の形態では、8つの収納繰出部40が、鉛直方向に3段(上段:2つ、中段:3つ、下段:3つ)となるよう配置されている。収納繰出部40は、すべて同一の構成を有する。具体的には、それぞれの収納繰出部40は、入金搬送部30により搬送され、シュート36を介して送出された硬貨を収納するとともに、収納された硬貨を1枚ずつ繰り出す。なお、収納繰出部40は、鉛直方向において2段、または4段以上となるよう配置されてもよいし、複数の収納繰出部40が互いに異なる構成を有していてもよい。
収納繰出部40は、回転円盤41及びカバー部材42を有する。回転円盤41は、鉛直方向に対して所定角度で傾斜して配置され、傾斜姿勢で回転する。回転円盤41とカバー部材42との間に、硬貨を収納する硬貨収納空間43が形成される。
収納繰出部40から繰り出される硬貨の繰出し方向は、入金搬送部30による硬貨の搬送方向と略直交する。具体的には、図2において、入金搬送部30による硬貨の搬送方向が紙面に平行な方向であるのに対して、収納繰出部40から繰り出される硬貨の繰出方向は紙面に直交する方向である。
第1モードにおいて、収納繰出部40は、金種ごとに割り当てられる。「第1モード」とは、通常の入出金処理が実行されるモードである。第1モードでは、例えば、5円硬貨、50円硬貨、100円硬貨及び500円硬貨の収納用に、それぞれ1つの収納繰出部40が割り当てられ、1円硬貨及び10円硬貨の収納用に、それぞれ2つの収納繰出部40が割り当てられる。一方、第2モードでは、収納繰出部40の少なくとも一つは、偽貨収納用に割り当てられる。「第2モード」とは、入金処理において偽貨が機内に投入されても返却せずに、偽貨を再流通させないモードであり、偽貨が検出されることに伴い選択可能となる。
偽貨が検出され、第2モードが選択された場合、例えば1円硬貨収納用の収納繰出部40及び10円硬貨収納用の収納繰出部40のうちの1つが、偽貨収納用に割り当てられる。
出金搬送部50は、出金処理または回収処理において、それぞれの収納繰出部40から繰り出された硬貨を硬貨投出部60に搬送する。出金搬送部50は、第1の出金搬送部分50A及び第2の出金搬送部分50Bを有する。第1の出金搬送部分50Aは、収納繰出部40の下方において、略水平方向に延在する。第2の出金搬送部分50Bは、第1の出金搬送部分50Aから送られた硬貨を硬貨投出部60に搬送する。
出金搬送部50は、搬送ベルト51及び駆動モーター(符号略)等を有する。搬送ベルト51は、複数のプーリー(符号略)に張架された無端ベルトである。1つのプーリーに取り付けられた駆動モーターの動作に伴い、搬送ベルト51は時計回り又は反時計回りに循環移動する。搬送ベルト51は、等間隔で配置された複数の突起部(図示略)を有する。1つの突起部に硬貨が1枚引っ掛けられることにより、搬送面上で硬貨が1枚ずつ搬送される。
収納繰出部40から繰り出された硬貨は、出金搬送部50が配置されている側(図3では右側)に向けて送出され、第1の出金搬送部分50Aにおける搬送ベルト51上に落下し、時計回り又は反時計回りに搬送される。搬送ベルト51は、例えば、収納繰出部40から繰り出された硬貨を硬貨投出部60に搬送する場合は図2における反時計回りに回転し、回収ボックス70に搬送する場合は図2における時計回りに回転する。
硬貨投出部60は、筐体Cの正面に配置され、外部に臨む硬貨投出口を有する。出金搬送部50によって搬送された硬貨は、硬貨投出部60に投出され、利用者によって取り出される。
なお、硬貨入出金機1は、硬貨投出部60とは別に、リジェクト硬貨を機外に返却するためのリジェクト部を有していてもよい。リジェクト部の返却口は、例えば、硬貨投出口の近傍に設けられる。
回収ボックス70は、筐体C内において、出金搬送部70の下方に配置される予備収納部である。回収ボックス70は、筐体Cに対して着脱自在に設けられる。回収ボックス70は、回収処理において使用される。また、回収ボックス70は、収納繰出部40からオーバーフローした硬貨が、出金搬送部50によって回収ボックス70に搬送されるオーバーフロー処理でも使用される。オーバーフローした硬貨を回収ボックス70ごと回収する処理も、回収処理に含まれる。利用者は、筐体Cから回収ボックス70を取り出すことにより、回収用の硬貨を回収ボックス70ごと回収することができる。なお、回収ボックス70は、第2モードにおいて収納繰出部40に収容した偽貨を回収する場合にも利用することができる。
制御部100は、演算/制御装置としてのCPU101(Central Processing Unit)、主記憶装置としてのROM102(Read Only Memory)及びRAM103(Random Access Memory)等を備える。ROM102には、BIOS(Basic Input Output System)等の基本プログラムや基本的な設定データが記憶される。CPU101は、ROM102又は記憶部120から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムを実行することにより、硬貨入出金機1の各ブロックの動作を集中制御する。
操作表示部110は、例えばタッチパネル付きのフラットパネルディスプレイで構成される。フラットパネルディスプレイとしては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。操作表示部110は、図1には図示していないが、例えば、筐体Cの上面の硬貨受入部10の後方に取り付けられる。また、操作表示部110は、硬貨入出金機1の本体とは別のユニットとし、硬貨入出金機1の本体に有線または無線で接続されるようにしてもよい。また、硬貨入出金機1と接続される紙幣入出金機やPOSレジスタの操作表示部を、硬貨入出金機1の操作表示部110として代用してもよい。操作表示部110は、情報の表示及び利用者による操作の受付を行い、操作情報を制御部100に出力する。操作表示部110は、例えば、偽貨が検出された場合に、偽貨の取扱いに関する情報等を表示する。
記憶部120は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部120は、オペーレーティングシステム(OS)、入出金処理プログラム及び入出金処理に関するデータ等を記憶する。
入出金処理プログラムは、例えば当該プログラムが格納されたコンピューター読取可能な可搬型記憶媒体(光ディスク、光磁気ディスク、及びメモリカードを含む)を介して提供される。また例えば、入出金処理プログラムは、当該入出金処理プログラムを保有するサーバ装置(外部装置)から、ネットワークを介してダウンロードにより提供されてもよい。なお、入出金処理プログラムは、ROM102に記憶されてもよい。
入出金処理に関するデータは、例えば、収納繰出部40ごとの設定データ、収納繰出部40に収納されている金種の枚数データ、収納繰出部40が偽貨収納用として割り当てられたことを示すフラグ、収納繰出部40からの硬貨の繰出しの可否を示すフラグ、及び入出金モード(第1モード/第2モード)を示すフラグ等である。収納繰出部40ごとの設定データは、例えば、各収納繰出部40を識別可能に付与された識別IDデータ、各収納繰出部40の設置位置を示す設置位置データ、及び各収納繰出部40に対して割り当てられた金種データ等を含む。
通信部130は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の通信インターフェースである。制御部100は、通信部130を介して、有線/無線LAN等のネットワークに接続された外部装置との間で各種データの送受信を行う。通信部130には、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信用の通信インターフェースを適用することもできる。
制御部100は、記憶部120に記憶されている入出金処理プログラムを実行することにより、偽貨が検出された場合に、適切な搬送先へと偽貨を案内する。第1の実施の形態では、硬貨入出金機1の起動直後は、入出金モードが「第1モード」に設定されており、第1モードで通常の入出金処理が行われる。そして、偽貨の検出に伴い、第1モードから第2モードに自動的に切り替えられ、少なくとも偽貨の回収が行われるまで、第2モードで入出金処理が行われる。また、硬貨の回収時(偽貨の回収時を含む)は、入出金モードから回収モードに切り替えられる。
図5は、第1の実施の形態に係る入金処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば硬貨入出金機1の電源が投入されることに伴い、CPU101が記憶部120に格納されている入出金処理プログラムを実行することにより実現される。
図5に示すように、ステップS101において、制御部100は、識別部32による投入硬貨の識別結果を取得する。制御部100は、識別部32による識別結果に基づいて、投入硬貨の金種と真偽を判断することができる。また、制御部100は、投入硬貨の正損を判別してもよい。
ステップS102において、制御部100は、投入硬貨が偽貨であるか否かを判定する。投入硬貨が偽貨である場合(ステップS102で“YES”)、ステップS103の処理に移行する。投入硬貨が偽貨でない場合(ステップS102で“NO”)、すなわち正貨又は損貨に関わらず真貨である場合、ステップS108の処理に移行する。
ステップS103において、制御部100は、現在の入出金モードが第1モードであるか否かを判定する。現在の入出金モードが第1モードである場合、ステップS104の処理に移行する。現在の入出金モードが第2モードである場合、すなわち、すでに偽貨収納用の収納繰出部40が設定されている場合、ステップS107の処理に移行する。
ここで、偽貨収納用に設定された収納繰出部40からの硬貨の繰出しを、少なくとも出金処理において禁止することにより、偽貨の再流通を確実に防止することができる。よって、以下の説明では、偽貨収納用に設定された収納繰出部40を「キャプチャービン40CB」と称する。
ステップS104において、制御部100は、入出金モードを示すフラグを、第1モードから第2モードに切り替える。
ステップS105において、制御部100は、所定の条件に基づいて、複数の収納繰出部40の中から偽貨収納用に割り当てるキャプチャービン40CBを決定する。所定の条件は、例えば、操作表示部110にリスト表示された複数の選択肢の中から、利用者が選択操作を行うことによって予め設定され、記憶部120に記憶される。複数の選択肢としては、例えば、以下に示す第1〜第6の条件が挙げられる。
[第1の条件]
第1の条件は、識別部32と、入金搬送部30によって搬送される硬貨を収納繰出部40へ分岐する金種別選別部33(分岐部)との間の距離により規定される。例えば、識別部32に最も近い金種別選別部33で選別された硬貨を収納する収納繰出部40が、キャプチャービン40CBとして設定される。
偽貨の品質が劣悪である場合、入金搬送部30によって偽貨が搬送される過程で搬送不良が生じることが懸念される。第1の条件に基づいてキャプチャービン40CBを設定することにより、このような搬送不良の発生を最小限に抑えることができる。なお、第2モードにおいて、キャプチャービン40CBは出金処理に用いることができないので、キャプチャービン40CBに収納された偽貨を早期に回収し、第1モードに復帰するのが好ましい。
[第2の条件]
第2の条件は、第1モードにおいて収納繰出部40に割り当てられていた金種により規定される。例えば、第1モードにおいて最大金種の硬貨(ここでは500円)を収納する収納繰出部40が、キャプチャービン40CBとして設定される。
最大金種は、その他の金種に比較して、出金処理において繰り出される枚数が少ない。そのため、第2の条件に基づいてキャプチャービン40CBが設定された場合、キャプチャービン40CBに設定されていた金種の硬貨が、出金用の硬貨として必要とされる可能性は低く、偽貨を収納した後、ただちに偽貨を回収しなくても、そのまま運用することに耐えることができる。したがって、第2の条件に基づいてキャプチャービン40CBを設定することにより、偽貨取込みによる業務効率の低下を防止することができる。なお、業務効率の低下をより確実に防止するためには、キャプチャービン40CBに収納された偽貨を早期に回収し、第1モードに復帰するのが好ましい。
[第3の条件]
第3の条件は、第2モードに切り替える時点で、収納繰出部40に収納されている硬貨枚数により規定される。具体的には、第2モードに切り替える時点で、収納されている硬貨枚数が最も多い収納繰出部40が、キャプチャービン40CBとして設定される。
収納されている硬貨枚数が多い収納繰出部40は、その収納繰出部40から繰り出される硬貨の枚数が比較的少ない収納繰出部40である。よって、収納されている硬貨枚数が多い収納繰出部40がキャプチャービン40CBとして設定された場合、第2の条件に基づいてキャプチャービン40CBが設定された場合と同様に、収納された偽貨が早期に繰り出される可能性は低い。したがって、第3の条件に基づいてキャプチャービン40CBを設定することにより、偽貨取込みによる業務効率の低下を防止することができる。なお、業務効率の低下をより確実に防止するためには、キャプチャービン40CBに収納された偽貨を早期に回収し、第1モードに復帰するのが好ましい。
[第4の条件]
第4の条件は、第3の条件と同様に、第2モードに切り替える時点で、収納繰出部40に収納されている硬貨枚数により規定される。具体的には、第2モードに切り替える時点で、収納されている硬貨枚数が最も少ない収容繰出部40が、キャプチャービン40CBとして設定される。
硬貨枚数が少ない収納繰出部40がキャプチャービン40CBとして設定された場合、収納された硬貨の中から偽貨を容易に選別することができる。したがって、第4の条件に基づいてキャプチャービン40CBを設定することにより、偽貨の回収処理の効率を高めることができる。なお、キャプチャービン40CBは、硬貨枚数が少ない収納繰出部40であり、第1モードの出金処理では、その収納繰出部40から繰り出される硬貨の枚数が比較的多い収納繰出部40である。即ち、キャプチャービン40CBに設定されていた金種の硬貨が、出金用の硬貨として必要とされる可能性が高い。よって、業務効率の低下を防止するためには、キャプチャービン40CBに収納された偽貨を早期に回収し、第1モードに復帰するのが好ましい。さらに、業務効率の低下をより確実に防止するためには、キャプチャービン40CBに偽貨を収納した後、当該偽貨を含む入出金処理が完了した時点で運用を中断し、偽貨を回収するのが好ましい。なお、キャプチャービン40CBからの偽貨の回収処理は、キャプチャービン40CBに収納された硬貨を硬貨投出部60に搬送して回収する方法で処理するのが好ましい。
[第5の条件]
第5の条件は、収納繰出部40の筐体C内における設置位置により規定される。例えば、筐体Cの扉を開けてアクセスしやすい位置に設置されている収納繰出部40がキャプチャービン40CBとして設定される。
アクセスしやすい位置に設置されている収納繰出部40がキャプチャービン40CBとして設定された場合、キャプチャービン40CBに容易にアクセスすることができる。したがって、第5の条件に基づいてキャプチャービン40CBを設定することにより、キャプチャービン40CBから偽貨を含む硬貨全部を回収することなく、偽貨だけを回収することもでき、偽貨の回収処理の効率を高めることができる。なお、業務効率の低下をより確実に防止するためには、キャプチャービン40CBに収納された偽貨を早期に回収し、第1モードに復帰するのが好ましい。
[第6の条件]
第6の条件は、同一金種に割り当てられている収納繰出部40の数により規定される。例えば、複数の収納繰出部40に対して同一金種に割り当てられている場合、そのうちの一つがキャプチャービン40CBとして設定される。
同一金種に割り当てられている収納繰出部40のうちの一つがキャプチャービン40CBとして設定された場合、当該キャプチャービン40CBからの硬貨の繰出し(回収のための繰出しを除く)を禁止することにより、偽貨の再流通を確実に防止することができるとともに、他方の収納繰出部40から当該金種の硬貨を繰り出して投出することもできる。また、上記の第1〜第5の条件に基づいてキャプチャービン40CBが設定される場合に比較して、偽貨の回収タイミングの制限も少ない。したがって、第6の条件に基づいてキャプチャービン40CBを設定することにより、偽貨取込みによる入出金業務への支障はなく、利用者は、第1モードと同様に通常の入出金業務を遂行することができる。また真貨は、同一金種に割り当てられている収納繰出部40のうちのキャプチャービン40CBとして設定されていない収納繰出部40に収納することができ、キャプチャービン40CBへの真貨の搬送を禁止することができるので、偽貨の回収効率を高めることもできる。
本実施の形態のように、同一金種(ここでは1円と10円)に複数の収納繰出部40が割り当てられている場合は、第6の条件に基づいてキャプチャービン40CBが設定されるのが最適であるといえる。
なお、第1〜第6の条件に優先順位を設定し、これらを適宜組み合わせてキャプチャービン40CBが設定されるようにしてもよい。また、キャプチャービン40CBの設定方法は、上述したものに限定されず、他の態様であってもよい。例えば、検出された偽貨の金種が識別できている場合、その金種が割り当てられた収納繰出部40以外をキャプチャービン40CBとして設定するようにしてもよい。この場合、利用者は、キャプチャービン40CBに収納されている硬貨の中から偽貨を容易に選別することができる。
以上のようにして、キャプチャービン40CBに割り当てる収納繰出部40が決定されると、ステップS106において、制御部100は、報知部(例えば操作表示部110)を制御して、入出金モードが第2モードに切り替えられ、機内に偽貨が取り込まれたことを利用者に報知する。このとき、機内に偽貨が取り込まれたこととともに、キャプチャービン40CBに設定された収納繰出部40の識別ID、設置位置、及び当該収納繰出部40に割り当てられている金種等を報知してもよい。これにより、利用者は、機内に偽貨が取り込まれたことを知得できるとともに、偽貨の回収処理を行う必要があることを知得できる。
なお、報知部として機能する音声出力部やLEDを硬貨入出金機1に設け、音声や発光により機内に偽貨が取り込まれたことを報知するようにしてもよい。
ステップS107において、制御部100は、第2モードに従って入金搬送部30(金種別選別部33)の動作を制御して、偽貨をキャプチャービン40CBに搬送する。これにより、偽貨は返却されず、機内に取り込まれる。機内に取り込まれた偽貨を適宜回収することにより、偽貨の再流通を防止することができる。原則として偽貨は入金金額に算入されないが、金種が低額である場合など、例外的に入金金額に算入してもよい。
ステップS108において、制御部100は、入金搬送部30(金種別選別部33)の動作を制御して、金種ごと又はキャプチャービン40CBに割り当てられた収納繰出部40に投入硬貨を搬送する。具体的には、第1モード及び第2モードにおいて真貨を受け入れた場合(ステップS102で“NO”)、金種毎に割り当てられた収納繰出部40に投入硬貨が搬送される。第2モードでキャプチャービン40CBとして設定された収納繰出部40には、第1モードで割り当てられていた金種がそのまま割り当てられている。第2モードにおいて真貨を受け入れた場合は、キャプチャービン40CBとして設定された収納繰出部40にも、真貨が継続して収納されることとなる。なお、第6の条件に基づいてキャプチャービン40CBが設定された場合は、この限りでない。また、第2モードにおいて偽貨を受け入れた場合(ステップS103で“NO”)は、キャプチャービン40CBに設定されている収納繰出部40に偽貨が搬送される。
なお、投入硬貨が損貨である場合は、その金種に割り当てられた収納繰出部40に搬送するようにしてもよいし、硬貨投出部60に返却するようにしてもよい。
以上のようにして、偽貨を含む硬貨の入金処理が行われる。この入金処理は、硬貨受入部10から硬貨が投入されるごとに繰り返し実行される。
キャプチャービン40CBに収納された偽貨は、例えば、偽貨を含む入出金処理が完了した時点、入出金業務の終了時点(硬貨入出金機1の電源をオフする時点)、又は所定のタイミングで、以下のようにして回収することができる。入出金処理において、キャプチャービン40CBに割り当てられた収納繰出部40からの硬貨の繰出しが必要となる場合に、当該収納繰出部40からの硬貨の繰出に先立って、偽貨の回収が指示されるようにしてもよい。硬貨入出金機1は、例えば、操作表示部110又は上位装置(外部装置)から回収処理の指示を受け付けることに伴い、硬貨を回収するための回収モードに移行する。
回収モードにおいて、制御部100は、例えば、キャプチャービン40CBに収納した偽貨を含む全硬貨を順次繰出し、硬貨投出部60に投出する。利用者は、投出された硬貨の中から偽貨を選別して回収することができる。
また例えば、制御部100は、キャプチャービン40CBに収納された偽貨を含む全硬貨を順次繰出し、回収ボックス70に搬送するようにしてもよい。利用者は、硬貨入出金機1から回収ボックス70を取り出し、収納されている硬貨の中から偽貨を選別して回収することができる。この場合、回収ボックス70にオーバーフロー硬貨が収納されている場合があるので、偽貨の回収に先立って回収ボックス70を交換し、キャプチャービン40CBに収納されていた硬貨のみを空の回収ボックス70に回収するのが好ましい。
また例えば、利用者は、キャプチャービン40CBから直接手作業で偽貨を回収することもできる。
硬貨入出金機1は、例えば、操作表示部110又は上位装置(外部装置)から回収処理の終了を受け付けることに伴い、入出金モードに移行する。このとき、回収前の状態(第2モード)ではなく、改めて第1モードに復帰するのが好ましい。これにより、キャプチャービン40CBに割り当てられた収納繰出部40からの硬貨の繰出しは、偽貨の回収が行われること、すなわち、収納繰出部40に貨幣が収納されていないことを条件として許可される。
このように、第1の実施の形態に係る硬貨入出金機1(貨幣処理装置)は、機外から貨幣を受け入れる貨幣受入部10と、貨幣受入部10から投入された貨幣を搬送する入金搬送部30(搬送部)と、入金搬送部30によって搬送される貨幣の金種及び真偽を識別する識別部32と、貨幣を収納するとともに、収納された貨幣を繰出し可能な複数の収納繰出部40と、収納繰出部から繰り出された貨幣を投出する貨幣投出部60と、複数の収納繰出部40への貨幣の収納及び複数の収納繰出部40からの貨幣の繰出しを制御する制御部100と、を備える。硬貨入出金機1は、複数の収納繰出部40を金種ごとに割り当てる第1モードと、複数の収納繰出部40の少なくとも一つを偽貨収納用に割り当てる第2モードと、を有する。制御部100は、第1モードと第2モードのうち、選択したモードに従って貨幣の収納及び繰出しを制御する。
また、制御部100は、識別部32が偽造貨幣を検出したことを条件として、第1モードから第2モードに切り替える。
硬貨入出金機1によれば、偽貨が検出されると第1モードから第2モードに移行し、キャプチャービン40CBに偽貨が収納され、機内に取り込まれる。利用者は、機内に取り込まれた偽貨を適宜回収することにより、偽貨の再流通を防止することができる。また、硬貨入出金機1によれば、偽貨専用にキャプチャービン40CBを設ける必要がないので、機器サイズが大きくなることもない。さらには、硬貨入出金機1は、既存の硬貨入出金機のハードウェア構成を変更することなく、入出金処理プログラムをバージョンアップすることにより実現することができる。
したがって、硬貨入出金機1は、ECBレギュレーション等の偽貨の取扱いに関する規定(設置事業者ごとの規定を含む)に対して柔軟に対応することができる。さらには、第1モードから第2モードへ自動的に切り替わるので、利用者は機内に偽貨が取り込まれたことを別段意識することなく、入出金業務を通常通り遂行することができる。
また、第1モードの出金処理では、全ての収納繰出部40からの硬貨の繰出しを許可し、第2モードの出金処理では、偽貨収納用に割り当てられた収納繰出部40(キャプチャービン40CB)からの硬貨の繰出しを禁止するので、偽貨の再流通を確実に防止することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態に係る硬貨入出金機2は、第1の実施の形態と同様のハードウェア構成を有する。第2の実施の形態に係る硬貨入出金機2は、第1の実施の形態とは、インストールされている入出金処理プログラムが異なる。
第2の実施の形態では、硬貨入出金機2の起動直後は、入出金モードが「第1モード」に設定されており、第1モードで通常の入出金処理が行われる。そして、偽貨の検出に伴い、設置事業者の運用に応じて、第1モードから第2モードに手動で切り替えられ、偽貨の回収が行われるまで、第2モードで入出金処理が行われる。また、硬貨の回収時は、入出金モードから回収モードに切り替えられる。
図6は、第2の実施の形態に係る入出金処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば硬貨入出金機2の電源が投入されることに伴い、CPU101が記憶部120に格納されている入出金処理プログラムを実行することにより実現される。なお、第1の実施の形態における入出金処理(図5のフローチャート)と同様の処理については、詳細な説明を省略する。
図6に示すように、ステップS201において、制御部100は、識別部32による投入硬貨の識別結果を取得する。
ステップS202において、制御部100は、投入硬貨が偽貨であるか否かを判定する。投入硬貨が偽貨である場合(ステップS202で“YES”)、ステップS203の処理に移行する。投入硬貨が偽貨でない場合(ステップS202で“NO”)、すなわち正貨又は損貨であるに関わらず真貨である場合、ステップS212の処理に移行する。
ステップS203において、制御部100は、現在の入出金モードが第1モードであるか否かを判定する。現在の入出金モードが第1モードである場合(ステップS203で“YES”)、ステップS204の処理に移行する。現在の入出金モードが第2モードである場合(ステップS203で“NO”)、すなわち、すでにキャプチャービン40CBが設定されている場合、ステップS211の処理に移行する。
ステップS204において、制御部100は、入金搬送部30の動作を制御して、投入硬貨の搬送を停止する。投入された偽貨は、識別部32と硬貨搬送方向において最上流に配置された金種別選別部33の間で保持される。
ステップS205において、制御部100は、操作表示部110に、モード切替承認画面を表示させる。モード切替承認画面には、例えば、偽貨が検出されたことが表示されるとともに、第1モードから第2モードへ移行してもよいか確認するための承認ボタンが表示される。
ステップS206において、制御部100は、利用者による操作表示部110を通じた承認操作又は否認操作を受け付ける。
ステップS207において、制御部100は、利用者によって第2モードへの移行が承認されたか否かを判定する。第2モードへの移行が承認された場合(ステップS207で“YES”)、ステップS208の処理に移行する。第2モードへの移行が否認された場合(ステップS207で“NO”)、制御部100は、第1モードが保持されたまま硬貨の搬送を再開し、偽貨と判定された硬貨を硬貨投出部60に搬送して返却する(ステップS213)。
ステップS208において、制御部100は、入出金モードを示すフラグを、第1モードから第2モードに切り替える。
ステップS209において、制御部100は、所定の条件に基づいて、複数の収納繰出部40の中から偽貨収納用に割り当てるキャプチャービン40CBを決定する。キャプチャービン40CBの設定は、第1の実施の形態と同様である。
ステップS210において、制御部100は、入出金モードが第2モードに切り替えられ、偽貨が取り込まれたことを利用者に報知する。
ステップS211において、制御部100は、第2モードに従って入金搬送部30(金種別選別部33)の動作を制御して、硬貨の搬送を再開し、偽貨をキャプチャービン40CBに搬送する。これにより、偽貨は返却されず、機内に取り込まれる。機内に取り込まれた偽貨を適宜回収することにより、偽貨の再流通を防止することができる。原則として偽貨は入金金額に算入されないが、金種が総額である場合など、例外的に入金金額に算入してもよい。
ステップS212において、制御部100は、入金搬送部30(金種別選別部33)の動作を制御して、金種ごと又はキャプチャービン40CBに割り当てられた収納繰出部40に投入硬貨を搬送する。具体的には、第1モード及び第2モードにおいて真貨を受け入れた場合(ステップS202で“NO”)、金種毎に割り当てられた収納繰出部40に投入硬貨が搬送される。第2モードでキャプチャービン40CBとして設定された収納繰出部40には、第1モードで割り当てられていた金種がそのまま割り当てられている。第2モードにおいて真貨を受け入れた場合は、キャプチャービン40CBとして設定された収納繰出部40にも、真貨が継続して収納されることとなる。なお、第6の条件に基づいてキャプチャービン40CBが設定された場合は、この限りでない。また、第2モードにおいて偽貨を受け入れた場合(ステップS202で“NO”)は、キャプチャービン40CBとして設定されている収納繰出部40に偽貨が搬送される。
なお、投入硬貨が損貨である場合は、その金種に割り当てられた収納繰出部40に搬送するようにしてもよいし、硬貨投出部60に返却するようにしてもよい。
キャプチャービン40CBに収納された偽貨は、第1の実施の形態と同様に、適宜回収される。
このように、第2の実施の形態に係る硬貨入出金機2(貨幣処理装置)は、第1の実施の形態と同様に、機外から貨幣を受け入れる貨幣受入部10と、貨幣受入部10から投入された貨幣を搬送する入金搬送部30(搬送部)と、入金搬送部30によって搬送される貨幣の金種及び真偽を識別する識別部32と、貨幣を収納するとともに、収納された貨幣を繰出し可能な複数の収納繰出部40と、収納繰出部から繰り出された貨幣を投出する貨幣投出部60と、複数の収納繰出部40への貨幣の収納及び複数の収納繰出部40からの貨幣の繰出しを制御する制御部100と、を備える。硬貨入出金機1は、複数の収納繰出部40を金種ごとに割り当てる第1モードと、複数の収納繰出部40の少なくとも一つを偽貨収納用に割り当てる第2モードと、を有する。制御部100は、第1モードと第2モードのうち、選択したモードに従って貨幣の収納及び繰出しを制御する。
また、硬貨入出金機2は、識別部32が偽造貨幣を検出したことを報知する操作表示部120(報知部)と、第1モード又は第2モードの選択指示を受け付ける操作表示部120(入力部)と、をさらに備える。制御部100は、入力部としての操作表示部120からの入力に基づいて第1モードから第2モードに切り替える。
硬貨入出金機2によれば、偽貨が検出され、第1モードから第2モードへの移行が承認されると、キャプチャービン40CBに偽貨が収納され、機内に取り込まれる。利用者は、機内に取り込まれた偽貨を適宜回収することにより、偽貨の再流通を防止することができる。また、硬貨入出金機2によれば、偽貨専用にキャプチャービン40CBを設ける必要がないので、機器サイズが大きくなることもない。さらには、硬貨入出金機2は、既存の硬貨入出金機のハードウェア構成を変更することなく、入出金処理プログラムをバージョンアップすることにより実現することができる。
したがって、硬貨入出金機2は、ECBレギュレーション等の偽貨の取扱いに関する規定(設置事業者ごとの規定を含む)に対して柔軟に対応することができる。さらには、ECBレギュレーションのように偽貨の取扱いに関する厳格な規定がない場合は、設置事業者ごとの規定に従った運用が可能となる。例えば、少額金種の偽貨は返却し、高額金種の偽貨は機内に取り込むといった運用も可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施の形態では、制御部100は、第1モードでは、全ての収納繰出部40からの硬貨の繰出しを許可し、第2モードの出金処理では、偽貨収納用に割り当てられた収納繰出部40(キャプチャービン40CB)からの硬貨の繰出しを禁止する場合について説明したが、第2モードの出金処理において、所定の条件が成立する場合は、キャプチャービン40CBからの硬貨の繰り出しを許可してもよい。所定の条件は、例えば、キャプチャービン40CBから偽貨が繰り出されないことが保証できる場合である。収納繰出部40が、先に収納されていた硬貨から順に繰り出されるように構成されており、偽貨が収納される前に真貨が既に収納されていた場合は、先に収納されていた真価を繰り出す限りにおいて、収納繰出部40(キャプチャービン40CB)からの硬貨の繰出しを許容してもよい。これにより、第2モードにおいてキャプチャービン40CBに偽貨を収納した後、ただちに偽貨を回収しなくても、しばらくはそのまま運用できるので、業務効率の低下を防止することができる。なお、この場合も、業務効率の低下を防止するためには、キャプチャービン40CBに収納された偽貨を早期に回収し、第1モードに復帰するのが好ましい。
本発明は、実施の形態で説明した硬貨入出金機1、2に限定されず、例えば、図7A、図7Bに示す内部構造を有する硬貨入出金機3にも適用できる。図7Aは、硬貨入出金機3の入出金経路を概略的に示す側面図であり、図7Bは、硬貨入出金機3の出金経路を概略的に示す平面図である。
具体的には、図7A、図7Bに示す硬貨入出金機3は、装置上部に配置された硬貨受入部10、硬貨受入部10の下方に配置され識別部32及び金種別選別部33を有する入金搬送部30、入金搬送部30の下方に配置され直線状に延在する出金搬送部50、並びに出金搬送部50の延在方向に沿って両側に4つずつ配置された収納繰出部40を備える。収納繰出部40は、水平に設置された回転円板を有する硬貨収納繰出ユニットである。このような硬貨入出金機3においても、実施の形態とほぼ同様に入出金処理が行われる。
さらに、本発明は、硬貨入出金機だけでなく、紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機にも適用することができる。紙幣入出金処理機は、例えば、特開2012−203666号公報に開示の構成を有する。本発明は、公知の紙幣入出金機において、入出金処理プログラムをバージョンアップすることにより実現することができるので、紙幣入出金処理機の詳細な構成については説明を省略する。また、本発明は、硬貨や紙幣を扱う入出金機だけでなく、自動釣銭機や両替機にも適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、2、3 硬貨入出金機(貨幣処理装置)
10 硬貨受入部(貨幣受入部)
20 貯留繰出部
21 回転円盤
22 カバー部材
23 硬貨貯留空間
30 入金搬送部(搬送部)
31 搬送ベルト
32 識別部
33 金種別選別部
34 リジェクト選別部
35 通過センサー
36 シュート
37 駆動モーター
40 収納繰出部
41 回転円盤
42 カバー部材
43 硬貨収納空間
50 出金搬送部
51 搬送ベルト
60 硬貨投出部(貨幣投出部)
70 回収ボックス(予備収納部)
100 制御部
110 操作表示部(報知部)
C 筐体

Claims (15)

  1. 機外から貨幣を受け入れる貨幣受入部と、
    前記貨幣受入部から投入された貨幣を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記貨幣の金種及び真偽を識別する識別部と、
    前記貨幣を収納するとともに、収納された貨幣を繰出し可能な複数の収納繰出部と、
    前記収納繰出部から繰り出された貨幣を投出する貨幣投出部と、
    前記複数の収納繰出部への貨幣の収納及び前記複数の収納繰出部からの貨幣の繰出しを制御する制御部と、を備え、
    前記複数の収納繰出部を金種ごとに割り当てる第1モードと、前記複数の収納繰出部の少なくとも一つを偽貨収納用に割り当てる第2モードと、を有し、
    前記制御部は、前記第1モードと前記第2モードのうち、選択したモードに従って前記貨幣の収納及び繰出しを制御することを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1モードでは、全ての前記収納繰出部からの貨幣の繰出しを許可し、
    前記第2モードでは、少なくとも出金処理において、前記偽貨収納用に割り当てられた収納繰出部からの貨幣の繰出しを禁止することを特徴とする請求項1に記載の貨幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記識別部が偽造貨幣を検出したことを条件として、前記第1モードから前記第2モードに切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の貨幣処理装置。
  4. 前記識別部が偽造貨幣を検出したことを報知する報知部と、
    前記第1モード又は前記第2モードの選択指示を受け付ける入力部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記入力部からの入力に基づいて前記第1モードから前記第2モードに切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載の貨幣処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第1モードでは、前記識別部が偽造貨幣を検出したときに、当該偽造貨幣を前記貨幣投出部に搬送させることを特徴とする請求項4に記載の貨幣処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第2モードにおいて前記偽貨収納用に割り当てる収納繰出部を、所定の条件に基づいて決定することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の貨幣処理装置。
  7. 前記所定の条件は、前記識別部と、前記搬送部によって搬送される前記貨幣を前記収納繰出部へ分岐する分岐部との間の距離を含むことを特徴とする請求項6に記載の貨幣処理装置。
  8. 前記所定の条件は、前記第1モードにおいて前記収納繰出部に割り当てられていた金種を含むことを特徴とする請求項6に記載の貨幣処理装置。
  9. 前記所定の条件は、前記収納繰出部に収納されている貨幣枚数を含むことを特徴とする請求項6に記載の貨幣処理装置。
  10. 前記所定の条件は、前記収納繰出部の設置位置を含むことを特徴とする請求項6に記載の貨幣処理装置。
  11. 前記制御部は、回収処理において、前記偽貨収納用に割り当てた収納繰出部に収納した偽造貨幣を含む全貨幣を繰出し、前記貨幣投出部に搬送することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の貨幣処理装置。
  12. 前記収納繰出部から繰り出された貨幣を収納する予備収納部をさらに備え、
    前記制御部は、回収処理において、前記偽貨収納用に割り当てた収納繰出部に収納した偽造貨幣を含む全貨幣を繰出し、前記予備収納部に搬送することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の貨幣処理装置。
  13. 前記予備収納部は、取り外し可能であることを特徴とする請求項12に記載の貨幣処理装置。
  14. 前記制御部は、前記偽貨収納用に割り当てた収納繰出部に貨幣が収納されていないことを条件として、前記第2モードから前記第1モードに切り替えることを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の貨幣処理装置。
  15. 前記制御部は、前記第1モードから前記第2モードへ切り替える際、前記偽貨収納用に割り当てられた収納繰出部に収納されていた真正貨幣を繰り出すことを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の貨幣処理装置。
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