JP5933292B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5933292B2
JP5933292B2 JP2012040026A JP2012040026A JP5933292B2 JP 5933292 B2 JP5933292 B2 JP 5933292B2 JP 2012040026 A JP2012040026 A JP 2012040026A JP 2012040026 A JP2012040026 A JP 2012040026A JP 5933292 B2 JP5933292 B2 JP 5933292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
banknotes
stacking
banknote
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012040026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013175100A (ja
Inventor
田 年 英 淺
田 年 英 淺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2012040026A priority Critical patent/JP5933292B2/ja
Priority to CN201310180163.8A priority patent/CN103295317B/zh
Priority to US13/778,233 priority patent/US8997967B2/en
Priority to EP13156894.1A priority patent/EP2631883A1/en
Publication of JP2013175100A publication Critical patent/JP2013175100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5933292B2 publication Critical patent/JP5933292B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/50Sorting or counting valuable papers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07CPOSTAL SORTING; SORTING INDIVIDUAL ARTICLES, OR BULK MATERIAL FIT TO BE SORTED PIECE-MEAL, e.g. BY PICKING
    • B07C5/00Sorting according to a characteristic or feature of the articles or material being sorted, e.g. by control effected by devices which detect or measure such characteristic or feature; Sorting by manually actuated devices, e.g. switches
    • B07C5/34Sorting according to other particular properties

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Description

本発明は、紙幣を分類して集積する紙幣処理装置に関する。
一般的な紙幣処理装置は、複数の集積部を備え、紙幣を金種毎や通貨毎に分類して、各集積部に集積する。例えば、特許文献1の紙幣処理装置は、4つの集積部を備え、複数の分類パターンを記憶し、それらの中から分類パターンが1つ指定されると、4つの集積部に紙幣を金種毎に分類集積したり、特定の金種の紙幣を方向別に分類集積したり、最初に識別された金種の紙幣を4つの集積部に集積したりしていた。
しかし、紙幣処理装置に投入される紙幣の通貨・金種や、投入された紙幣の分類方法は様々であり、従来のように予め記憶されている分類パターンのいずれかを指定する方法では、各集積部に集積する紙幣の設定自由度が低く、ユーザのニーズに対応できなかった。特に、紙幣処理装置の集積部の数が多い程、各集積部についての設定自由度が求められる。
国際公開第2008/096430号公報
本発明の目的は、各集積部の設定自由度を高め、様々な分類パターンで紙幣を分類集積できる紙幣処理装置を提供することである。
本発明の一態様による紙幣処理装置は、複数の紙幣を1枚ずつ取り込む取込部と、前記取込部により取り込まれた紙幣の種類を識別する識別部と、紙幣を集積する複数の集積部と、前記識別部により識別された紙幣を前記複数の集積部のいずれかへ搬送する搬送部と、前記複数の集積部の各々について、前記識別部による識別結果を利用して集積紙幣の種類を決定する自動決定モードの指示を受け付ける指示受付部と、前記指示受付部が受け付けた指示及び前記識別部の識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記搬送部を制御する制御部と、を備えるものである。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、集積紙幣の自動決定モードは、前記識別部により最初に識別された種類を、当該集積部に集積する紙幣の種類と決定する第1自動決定モードを含むことが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、集積紙幣の自動決定モードは、前記識別部により2番目に識別された種類を、当該集積部に集積する紙幣の種類と決定する第2自動決定モードを含むことが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、前記指示受付部は、前記複数の集積部の各々について、集積紙幣の種類の指示を受け付けることが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、前記指示受付部は、前記複数の集積部の各々について、集積紙幣の種類の指示を受け付け、前記複数の集積部のうち、第1集積部に対して集積紙幣の種類が指示され、第2集積部に対して前記第1自動決定モードが指示されている場合、前記制御部は、前記第1集積部に対して指示されている集積紙幣の種類とは異なるもので、かつ前記識別部により最先に識別された種類の紙幣が前記第2集積部に搬送されるように前記搬送部を制御することが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、集積紙幣の自動決定モードは、他の集積部に割り当てられている集積紙幣の種類とは異なるもので、かつ前記識別部により最先に識別された種類を、当該集積部に集積する紙幣の種類と決定する動的決定モードを含み、
前記制御部は、前記動的決定モードが指示されている集積部から全ての集積紙幣が抜き取られた場合、他の集積部に割り当てられていない集積紙幣の種類のうち、前記集積紙幣の抜き取り後、前記識別部により最先に識別された種類を、当該集積部に集積する紙幣の種類と新たに決定することが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、紙幣の種類は、通貨、金種、方向、正損、刷種の少なくともいずれか1つを含むことが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、紙幣の種類は、通貨、金種、方向、正損、刷種から選択される複数の種類を含み、前記指示受付部は、複数の紙幣の種類について互いに独立して前記自動決定モードの指示を受け付けることが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、リジェクト紙幣と、前記複数の集積部に集積されない種類の紙幣とを集積するリジェクト部をさらに備えることが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、各集積部の集積紙幣の種類を表示する表示部をさらに備えることが好ましい。
本発明の一態様による紙幣処理装置においては、前記表示部は、各集積部に対応して複数設けられていることが好ましい。
本発明によれば、各集積部の設定自由度を高め、様々な分類パターンで紙幣を分類集積できる。
本実施形態に係る紙幣処理装置の斜視図である。 本実施形態に係る紙幣処理装置の正面断面図である。 本実施形態に係る紙幣処理装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る紙幣処理装置の指示受付部の一例を示す図である。 通貨の割当てモードの設定例を示す図である。 金種の割当てモードの設定例を示す図である。 割当てモードの設定例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 割当てモードの設定例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 割当てモードの設定例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。 集積紙幣種類の決定の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る紙幣処理装置の斜視図であり、図2は紙幣処理装置の正面断面図である。また、図3は、紙幣処理装置の構成例を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、紙幣処理装置60は、筐体8と、筐体8に設けられ、紙幣を束状態で受け付けるホッパ(受付部)1と、ホッパ1で受け付けられた束状態の紙幣を筐体8内に1枚ずつ取り込む取込部2と、取込部2によって取り込まれた紙幣を搬送する搬送部3と、搬送部3に設けられ、当該搬送部3によって搬送される紙幣を識別する識別部5と、を備えている。
このうち、取込部2は、図2に示すように、紙幣を繰り出すフィードローラ2aと、フィードローラ2aに対向して設けられたゲートローラ(逆転ローラ)2bと、ホッパ1に収容された紙幣をフィードローラに向かって蹴り出すキッカローラ2c、2dと、を有している。また、搬送部3は、紙幣を案内する搬送路3aと、この紙幣に駆動力を付与する搬送ローラ(図示せず)とを有している。
また、図2に示すように、取込部2と識別部5との間には、取込部2によって取り込まれた紙幣の搬送状態を検知する搬送状態検出センサ21、22が設けられている。また、識別部5は、搬送路3aを案内されている紙幣の画像を読み取る画像読取センサ5aを有している。識別部5は、画像読取センサ5aによって読み取られた画像データに基づいて、紙幣の通貨、金種、方向、正損、刷種(新旧)、真偽などを識別する。
また、識別部5の下流側であって搬送部3の端部には、集積部65a〜65hのいずれへも集積されないと判断された紙幣が集積されるリジェクト部9が連結されている。このリジェクト部9は、下方側に配置された第一リジェクト部9aと、上方側に配置された第二リジェクト部9bとを有している。
例えば、第一リジェクト部9aには、識別異常や搬送異常であると判断された紙幣が集積される。また、第二リジェクト部9bには、識別部5の真偽判定によって偽券である判断された紙幣が集積される。
ここで、搬送異常とは、搬送部3によって紙幣を搬送する際の異常を意味している。このような搬送異常としては、例えば、紙幣が斜めに搬送されている場合(斜行)や、複数の紙幣が重なって搬送されている場合(重送)や、複数の紙幣が所定の間隔を隔てないで搬送されている場合(連鎖)などが挙げられる。
また、図2に示すように、搬送路3aには、紙幣の案内されるリジェクト部9(第一リジェクト部9aおよび第二リジェクト部9b)を切り換える分岐爪47,48が設けられている。
また、分岐爪47と第一リジェクト部9aとの間には、分岐爪47によって案内された紙幣が正常に第一リジェクト部9aへと案内されているかを検知するセンサ27が設けられている。同様に、分岐爪48と第二リジェクト部9bとの間には、分岐爪48によって案内された紙幣が正常に第二リジェクト部9bへと案内されているかを検知するセンサ28が設けられている。
また、図1および図2に示すように、識別部5の下流側であって搬送部3の端部には、搬送部3によって搬送された紙幣を集積する集積部65a〜65hが連結されている。
また、図2に示すように、分岐爪48と集積部65aとの間には、リジェクト部9に案内されなかった紙幣が、集積部65a〜65hに向かって正常に案内されているかを検知するためのセンサ26が設けられている。
また、搬送路3aには、紙幣が正常に搬送されているかを検知するセンサ31a〜31gや、紙幣の案内される集積部を切り換える分岐爪41a〜41gが設けられている。また、これら分岐爪41a〜41gの下流側には、分岐爪41a〜41gによって分岐された紙幣が正常に集積部65a〜65hに案内されているかを検知するカウントセンサ32a〜32hが設けられている。
また、集積部65a〜65h内には、それぞれ、集積部65a〜65h内の紙幣の収納状況を検知する残留検知センサ36a〜36hが設けられている。
また、図1に示すように、筐体8には、集積部65a〜65hに集積されている紙幣の種類や枚数を表示する表示部11a〜11hが設けられている。表示部11a〜11hに表示される紙幣の種類は、例えば、通貨、金種、方向、正損、刷種などである。方向は、表前、表後、裏前、裏後の4方向ある。具体的には、肖像が上で且つ肖像の頭の方から取り込まれる方向が表前、肖像が上で且つ頭と反対の方から取り込まれる方向が表後、肖像が下で且つ肖像の頭の方から取り込まれる方向が裏前、肖像が下で且つ頭と反対の方から取り込まれる方向が裏後となる。
表示部11a〜11hは、LCD等のディスプレイでもよいし、印刷された文字と発光素子との組み合わせでもよい。
また、筐体8には、集積部65a〜65hに集積する紙幣の割当てモードの指示を受け付ける指示受付部10が設けられている。指示受付部10は例えばタッチパネルからなる。
集積部65a〜65hに集積する紙幣の割当てモードについて説明する。割当てモードとは、集積紙幣の割当て方法であり、指定モード、自動決定モード、混合モード、指定外モードがある。本実施形態に係る紙幣処理装置60には、自動決定モードとして、さらに第1〜第3自動決定モードと第1〜第3動的決定モードが設けられ、以下の表1のように、割当てモードとして、指定モード、第1〜第3自動決定モード、第1〜第3動的決定モード、混合モード、指定外モードがある。第1〜第3自動決定モードと第1〜第3動的決定モードは、いずれも自動決定モードの一種であるが、集積紙幣の種類の割り当て手順や、割り当てられた種類をクリアするタイミングの違いなどにより使い分けられるモードである。集積部65a〜65hには、集積紙幣の通貨、金種、方向、正損、刷種について、指定モード、第1〜第3自動決定モード、第1〜第3動的決定モード、混合モード、指定外モードのいずれかを設定することができる。
Figure 0005933292
指定モードとは、集積紙幣の種類を指定するモードであり、優先度が最も高い。指定モードでは、集積紙幣の通貨や金種などを予め指定(特定)する。例えば、集積紙幣の通貨に指定モードを設定する場合は、ドル、円、ユーロなどのうちから1つが指定される。また、金種に指定モードを設定する場合には、その前に、通貨に指定モードを設定して、どの通貨を集積するか指定する必要がある。通貨によって発行されている金種が異なるためである。従って、例えば、金種に指定モードを設定して100ドルを指定する場合は、その前に、通貨に指定モードを設定してドルを指定することになる。
この指定モードは、最も優先度が高く、指定モードで指定された種類の紙幣は、他の集積部に優先して、指定モードが設定された集積部に搬送される。例えば、集積部65aに対して、通貨に指定モードが設定されてドルが指定された場合、紙幣処理装置60に取り込まれたドル紙幣は集積部65b〜65hに優先して、集積部65aに搬送され、集積される。
指定モードの設定は、1取引分の紙幣の処理が終了した後も有効であり、ユーザにより異なる設定がなされるまで保持される。ここで、1取引分の紙幣とは、集計処理単位とする一纏まりの紙幣をいい、ホッパ1が一度に受け付けた紙幣束でもよいし、複数回に分けて受け付けた紙幣束の合計でもよい。ホッパ1で一度に受け付けられる紙幣枚数には限界があり、集計処理する紙幣の枚数が多い場合は、複数回に分けてホッパ1に投入されることになる。ユーザが、計数結果を承認する承認ボタンや処理の終了を指示する終了ボタン(共に図示せず)を押すことで、1取引分の紙幣の投入が終わったことが紙幣処理装置60に入力される。
次に、紙幣処理中に、識別部5の識別結果により集積紙幣種類を割り当てる自動決定モードの一種である第1自動決定モード、第2自動決定モード、第3自動決定モードについて説明する。第1自動決定モードは、1取引分の紙幣の処理において、識別部5が1番目に識別した種類を、集積紙幣種類とするものである。例えば、集積部65aに対して、通貨に第1自動決定モードが設定され、識別部5が1番目に識別した紙幣がユーロ紙幣であった場合、集積部65aには集積紙幣通貨としてユーロが割り当てられ、以後、ユーロ紙幣と識別された紙幣は集積部65aに搬送され、集積される。
また、集積部65aに対して、通貨に指定モードが設定されてドルが指定され、金種に第1自動決定モードが設定されている場合、識別部5が1番目に識別したドル紙幣の金種が、集積部65aに割り当てられる。例えば識別部5が1番目に識別したドル紙幣が100ドル紙幣であった場合、集積部65aには集積紙幣金種として100ドルが割り当てられる。
第2自動決定モードは、1取引分の紙幣の処理において、識別部5が2番目に識別した種類を、集積紙幣種類とするものである。このとき、いずれの集積部にも指定モードで設定されていない紙幣の種類であって、識別部5が1番目に識別した種類は、第1自動決定モードが設定された集積部に既に割り当て済みであることが好ましく、他の集積部に第1自動決定モードが設定済みであることを、第2自動決定モードを設定する前提条件とすることが好ましい。例えば、集積部65aに対して通貨に第1自動決定モードが設定され、集積部65bに対して通貨に第2自動決定モードが設定され、識別部5が1番目に識別した紙幣がユーロ紙幣、2番目に識別した紙幣がドル紙幣であった場合、集積部65aには集積紙幣通貨としてユーロが割り当てられ、集積部65bには集積紙幣通貨としてドルが割り当てられる。
第3自動決定モードは、1取引分の紙幣の処理において、識別部5が3番目に識別した種類を、集積紙幣種類とするものである。さらに、第4自動決定モード、第5自動決定モード等が設定できるようにしてもよい。
表1からわかるように、第1〜3自動決定モードは指定モードの次に優先度が高い。従って、指定モードで指定されている種類がある場合は、これを除いた種類から、第1〜3自動決定モードで集積紙幣種類が決定される。例えば、集積部65aに対して通貨に指定モードが設定されてドルが指定され、集積部65bに対して通貨に第1自動決定モードが設定され、識別部5が最初に識別した紙幣がドル紙幣であった場合、ドル紙幣は集積部65aに搬送される。そして、ドル紙幣以外の通貨のうち、識別部5が1番目に識別した通貨が、集積部65bの集積紙幣通貨として決定される。
第1〜3自動決定モードは複数の集積部に対して設定することができる。例えば、集積部65a及び65bに対して、通貨に第1自動決定モードが設定され、識別部5が1番目に識別した紙幣がユーロ紙幣であった場合、集積部65a又は65bの集積紙幣通貨としてユーロが割り当てられる。
集積部65a〜65hに対して、第1〜3自動決定モードにより割り当てられた集積紙幣種類は、1取引分の紙幣の処理が終了した際にクリアされる。
次に、動的決定モードについて説明する。動的決定モードは、紙幣処理中に、識別部5の識別結果により集積紙幣種類を割り当てる自動決定モードの一種であり、第1〜3自動決定モードと異なり、何番目の紙幣であっても割り当て可能である。識別した紙幣の種別が、どの集積部にも割り当てられておらず、割当てが決定していない集積部のうち、動的決定モードが設定されている集積部がある場合、その集積部に、識別した種別が割り当てられる。
例えば、集積部65hに対して通貨に動的決定モードが設定され、集積部65a〜65gの集積紙幣通貨にドル及びユーロが割り当てられている状態で識別部5がルーブル紙幣を識別した場合、集積部65hの集積紙幣通貨にルーブルが割り当てられる。
動的決定モードには、第1動的決定モード、第2動的決定モード、第3動的決定モードがある。
第1動的決定モードでは、割り当てられた集積紙幣種類が、1取引分の紙幣の処理が終了するまで保持され、終了時にクリアされる。
第2動的決定モードでは、割り当てられた集積紙幣種類が、1取引分の紙幣の処理が終了した時、または第2動的決定モードが設定された集積部から全ての紙幣が抜き取られた時にクリアされる。
第3動的決定モードは、複数の集積部に対して動的決定モードを設定することができる。上述の方法により集積紙幣種類が決定すると、これら複数の集積部のすべてに割り当てられる。例えば、集積部65f〜65hに対して通貨に第3動的決定モードが設定され、集積部65a〜65eの集積紙幣通貨にドルが割り当てられている状態で、識別部5がユーロ紙幣を識別した場合、集積部65f〜65hの集積紙幣通貨にユーロが割り当てられる。これら複数の集積部に割り当てられた集積紙幣種類は、1取引分の紙幣の処理が終了した時、またはこれら複数の集積部から全ての紙幣が抜き取られた時にクリアされる。
動的決定モードは、第1〜第3自動決定モードよりも優先度が低い。各モードは、紙幣の種類ごとに独立に設定できるが、集積紙幣の通貨に動的決定モードを設定する場合は、金種についても動的決定モードが設定する制限を設けても良い。どの通貨を集積するか決定しないと、金種も決定しないためである。
次に、混合モードについて説明する。混合モードは、種別を問わず紙幣を集積するモードである。混合モードは動的決定モードよりも優先度が低い。従って、混合モードが設定された集積部には、指定モード、自動決定モード、又は動的決定モードにより集積紙幣種類が決定した集積部には集積されない種類の紙幣が混合集積される。
次に、指定外モードについて説明する。指定外モードは優先度が最も低く、指定外モードが設定された集積部は、他の集積部に集積されない紙幣を集積する。
図3に示すように、紙幣処理装置60は、上述した指定モード、自動決定モード(第1〜3自動決定モードや動的決定モード)、混合モード、指定外モードに応じた集積紙幣種類決定アルゴリズムをコンピュータに指示するプログラムを記憶したメモリ80を備えている。メモリ80は、紙幣処理装置60を制御する各種プログラム及びデータを格納するROM(Read Only Memory)又はHDD(Hard Disk Drive)、及び、プログラムのロード領域やプログラム実行時における作業領域となるRAM(Random Access Memory)等を含む。
また、紙幣処理装置60の制御部70は、メモリ80内のプログラムを実行して紙幣処理装置60の全体を制御するように構成された演算処理装置である。制御部70は、指示受付部10を介して、集積部65a〜65hに集積する紙幣の割当てモードの指示を受け付けると、識別部5による識別結果を用いて集積部65a〜65hに集積する紙幣種類を決定し、紙幣の搬送先を制御する。
また、制御部70は、集積部65a〜65hの集積紙幣種類を、表示部11a〜11hに表示させる。また、制御部70は、1取引分の紙幣の処理が終了すると、集計結果(計数結果)を出力する。集計結果は、筐体8に設けられた表示部12(図1参照)に表示されたり、外部コンピュータへ出力されたりする。
図4は、指示受付部10の一例を示している。指示受付部10はタッチパネルで構成され、集積部65a〜65hのそれぞれについて、通貨、金種、刷種、方向、正損に割当てモードを設定できるようになっている。
例えば、図4の通貨キー101を押圧すると、図5に示すようなドロップダウンリストが表示される。このドロップダウンリストの中から、所望の割当てモードを選択する。指定モードであれば、ドルやユーロといった特定の通貨を選択する。
また、図4の金種キー102を押圧すると、図6に示すようなドロップダウンリストが表示される。選択可能なすべての金種をドロップダウンリストに表示できるが、指定モードで通貨が設定済みの場合は、その通貨の金種のみを表示するようにしても良い。図6は、通貨に指定モードでドルが設定されている場合の、金種選択のドロップダウンリストを示している。このドロップダウンリストの中から、所望の割当てモードを選択する。指定モードであれば、100ドル、50ドル、20ドルといった特定の金種を選択する。
集積部65a〜65hのそれぞれに対して、このような割当てモードの選択を通貨、金種、刷種、方向、正損について行うことで、例えば、図7のような割当てモードの設定が行われる。
図7に示す例では、集積部65aに対して、通貨に指定モードが設定され、ドルが指定されている。金種には指定モードが設定され、100ドルが指定されている。刷種には指定モードが設定され、新券が指定されている。方向については、第1自動決定モードが設定されている。正損については指定モードが設定され、正券が指定されている。
集積部65bに対して、通貨に指定モードが設定され、ドルが指定されている。金種には第1自動決定モードが設定されている。刷種には指定モードが設定され、新券が指定されている。方向については、第1自動決定モードが設定されている。正損については指定モードが設定され、正券が指定されている。
集積部65cに対して、集積部65bと同様に、通貨及び正損に指定モードが設定されてドル及び正券が指定され、金種及び方向には第1自動決定モードが設定されている。刷種には指定モードが設定され、旧券が指定されている。
集積部65dに対して、通貨に指定モードが設定され、ユーロが指定されている。金種には第1自動決定モードが設定されている。刷種には指定モードが設定され、新券が指定されている。方向については、第1自動決定モードが設定されている。正損については指定モードが設定され、正券が指定されている。
集積部65eに対して、通貨及び金種に第2動的決定モードが設定されている。刷種には指定モードが設定され、新券が指定されている。方向については、第1自動決定モードが設定されている。正損については指定モードが設定され、正券が指定されている。
集積部65f及び65gに対して、通貨、金種、刷種、方向に混合モードが設定されている。正損については指定モードが設定され、正券が指定されている。
集積部65hに対して、通貨、金種、刷種、方向に混合モードが設定されている。正損については指定モードが設定され、損券が指定されている。
次に、図7に示すような割当てモードの設定が行われた場合の、紙幣処理の進行に伴う集積紙幣種類の決定の流れの一例を説明する。
紙幣処理の開始前は、集積部65a〜65hの集積紙幣種類の割当ては図8のようになっている。図8の空欄部分は、この時点で決定していないものである。
識別部5が最初に識別した紙幣が20ドル紙幣の新券かつ方向が表前かつ正券であった場合、集積部65a〜65hの集積紙幣種類の割当ては図9のようになる。まず、新券かつ方向が表前かつ正券の20ドル紙幣を指定している集積部はない。次に、優先度の高い自動決定モードに設定された集積部で、このような20ドル紙幣を集積できる集積部はないか探す。集積部65bの金種を20ドル、方向を表前に設定することで、当該20ドル紙幣を集積可能であることが判るので、集積部65bの金種を20ドル、方向を表前に設定し、紙幣を集積部65bに集積する。このとき、集積部65b及び65cには、通貨にドルが指定され、金種に第1自動決定モードが設定されている。そのため、集積部65b及び65cの集積紙幣金種に20ドルが割り当てられる。集積部65dも第1自動決定モードが設定されているが、通貨がユーロに設定済みなので金種は20ドルには設定されない。また、方向に第1自動決定モードが設定されている集積部65a〜65eに対して、集積紙幣方向に表前が割り当てられる。
次に、識別部5が識別した紙幣が100ドル紙幣の新券、正券、かつ方向が表前であった場合、この紙幣は集積部65aに集積される。
続いて識別部5が識別した紙幣が1000円紙幣の新券、正券、かつ方向が表前であった場合、集積部65a〜65hの集積紙幣種類の割当ては図10のようになる。集積紙幣通貨に円が割り当てられている集積部は無いが、集積部65eの通貨を円、金種を1000円に設定することで、当該1000円紙幣を集積部65eに集積可能となるため、集積部65eに1000円紙幣が割り当てられる。
続いて識別部5が識別した紙幣が200ユーロ紙幣の新券、正券、かつ方向が表前であった場合、集積部65a〜65hの集積紙幣種類の割当ては図11のようになる。このような200ユーロ紙幣が割り当てられた集積部は無いが、集積部65dは指定モードで通貨にユーロが設定され、金種に第1自動決定モードが設定されているので、集積部65dの金種を200ユーロに設定することで、当該200ユーロ紙幣を集積部65dに集積可能となる。そのため、集積部65dの集積紙幣金種に200ユーロが割り当てられる。
その後の処理では、新券、正券、かつ方向が表前の100ドル紙幣が集積部65aに集積される。また、新券、正券、かつ方向が表前の20ドル紙幣が集積部65bに集積される。また、旧券、正券、かつ方向が表前の20ドル紙幣が集積部65cに集積される。また、新券、正券、かつ方向が表前の200ユーロ紙幣が集積部65dに集積される。また、新券、正券、かつ方向が表前の1000円紙幣が集積部65eに集積される。
また、集積部65a〜65eに集積されない紙幣のうち、正券が集積部65f又は65gに集積され、損券が集積部65hに集積される。また、集積部65a〜65eの集積枚数が上限に達すると、集積部65a〜65eに集積すべき紙幣の搬送先は集積部65f又は65gに切り替わる。
その後、集積部65a〜65hの集積紙幣を全て抜き取ると、集積部65a〜65hの集積紙幣種類の割当ては図12のようになる。集積部65a〜65dでは、方向や金種の割当てモードが第1自動決定モードであったため、集積紙幣を抜き取っても、集積紙幣金種や集積紙幣方向の割当ては維持される。一方、集積部65eは、通貨や金種の割当てモードが第2動的決定モードであったため、集積紙幣を抜き取ると、集積紙幣通貨や集積紙幣金種の割当てはクリアされる。集積部65eは、方向の割当てモードが第1自動決定モードであったため、集積紙幣方向の割当ては維持される。
その後、識別部5が識別した紙幣が5000円紙幣の新券、正券、かつ方向が表前であった場合、集積部65a〜65hの集積紙幣種類の割当ては図13のようになる。集積紙幣通貨に円が割り当てられている集積部は無いため、集積部65eに5000円紙幣が割り当てられる。
集積部65a〜65hに対する割当てモードの設定、及び集積紙幣種類の決定の流れの別の例を説明する。紙幣処理の開始にあたり、集積部65a〜65hには、図14に示すような割当てモードを設定する。なお、説明の便宜上、刷種、方向、及び正損については全て混合モードを設定するとし、図示及び説明を省略する。また、この例では、紙幣処理を開始すると、50ドル紙幣、20ドル紙幣、20ユーロ紙幣、1000円紙幣、5000円紙幣、200ユーロ紙幣、10000円紙幣が順に紙幣処理装置60に取り込まれるものとする。
まず、取込部2から取り込まれ、識別部5により識別された50ドル紙幣が、集積部65bに集積される。次に、20ドル紙幣が集積部65dに集積される。
次に、識別部5が20ユーロ紙幣を識別すると、通貨または金種が割当て済みの集積部65a〜65dには、20ユーロ紙幣を集積可能な集積部はないので、次に優先度が高い自動設定モードが設定されている集積部の中に20ユーロ紙幣を集積可能な集積部がないか探す。集積部65eおよび集積部65fが通貨について第1自動モードに設定されているので、図15に示すように、集積部65e及び65fの集積紙幣通貨にユーロが割り当てられる。また、集積部65eは金種について第1自動モードが設定されているので、集積部65eの集積紙幣金種に20ユーロが割り当てられる。
次に、識別部5が1000円紙幣を識別すると、通貨または金種が割当て済みの集積部65a〜65dには、1000円紙幣を集積可能な集積部はないので、次に優先度が高い自動設定モードが設定されている集積部の中に1000円紙幣を集積可能な集積部がないか探す。集積部65gおよび集積部65hが通貨について第2自動モードに設定されているので、図16に示すように、集積部65g及び65hの集積紙幣通貨に円が割り当てられる。また、集積部65gは金種について第1自動モードが設定されているので、集積部65gの集積紙幣金種に1000円が割り当てられる。
次に、識別部5が5000円紙幣を識別すると、通貨および金種が割当て済みの集積部65a〜65eおよび65gには、5000円紙幣を集積可能な集積部はないが、通貨が¥に決定済みで、金種が割り当てられていない集積部65hに集積可能であることが判る。よって、図17に示すように、集積部65hの集積紙幣金種に5000円が割り当てられる。
次に、識別部5が200ユーロ紙幣を識別すると、同様に、図18に示すように、集積部65fの集積紙幣金種に200ユーロが割り当てられる。
続いて、識別部5が10000円紙幣を識別した場合、集積部65a〜65hには10000円を集積対象として割り当てられていないため、10000円紙幣は、リジェクト部9に搬送される。
集積部65a〜65hに対する割当てモードの設定、及び集積紙幣種類の決定の流れのさらに別の例を説明する。紙幣処理の開始にあたり、集積部65a〜65hには、図19に示すような割当てモードを設定する。なお、説明の便宜上、刷種、方向、及び正損については全て混合モードを設定するとし、図示及び説明を省略する。この例では、紙幣処理を開始すると、50ドル紙幣、20ドル紙幣、20ユーロ紙幣、1000円紙幣、1ドル紙幣、5000円紙幣、200ユーロ紙幣、10000円紙幣が順に紙幣処理装置60に取り込まれるものとする。
まず、識別部5が50ドル紙幣を識別すると、ドル紙幣が割当て済みの集積部はないので、次に優先度が高い自動設定モードが設定されている集積部の中にドル紙幣を割当て可能な集積部がないか探す。集積部65a〜集積部65cが通貨について第1自動モードに設定されており、個別の通貨は割り当てられていない状態なので、図20に示すように、集積部65a〜65cの集積紙幣通貨にドルが割り当てられる。また、集積部65aの金種について第1自動モードが設定されており、個別の金種は割り当てられていない状態なので新たなドル紙幣の金種を設定可能である。よって、集積部65aの集積紙幣金種に50ドルが割り当てられる。
次に、識別部5が20ドル紙幣を識別すると、20ドル紙幣が割当て済みの集積部はないので、通貨がドル紙幣に割り当てられた集積部の中から20ドル紙幣を新たに割当て可能な集積部がないか探す。集積部65bが通貨についてドル紙幣が割当て済みで、金種について第2自動モードに設定されているが個別の金種は割り当てられていない状態なので、図21に示すように、集積部65bの集積紙幣金種に20ドルが割り当てられる。
次に、識別部5が20ユーロ紙幣を識別すると、ユーロ紙幣が割当て済みの集積部はないので、次に優先度が高い自動設定モードが設定されている集積部の中にユーロ紙幣を割当て可能な集積部がないか探す。集積部65dおよび集積部65eが通貨について第2自動モードに設定されており、個別の通貨が割り当てられていない状態なのでユーロ紙幣を割当て可能である。よって、図22に示すように、集積部65d及び65eの集積紙幣通貨にユーロが割り当てられる。また、集積部65dの金種について第1自動モードが設定されているが個別の金種は割り当てられていない状態なので新たなユーロ紙幣の金種を設定可能であり、集積部65dの集積紙幣金種に20ユーロが割り当てられる。
次に、識別部5が1000円紙幣を識別すると、円紙幣が割当て済みの集積部はないので、次に優先度が高い自動設定モードが設定されている集積部の中に円紙幣を割当て可能な集積部がないか探す。集積部65f及び65gが通貨について第3自動モードに設定されており、個別の通貨が割り当てられていない状態なので円紙幣を割当て可能である。よって、図23に示すように、集積部65f及び65gの集積紙幣通貨に円が割り当てられる。また、集積部65fの金種について第1自動モードが設定されているが個別の金種は割り当てられていない状態なので新たな円紙幣の金種を設定可能であり、集積部65fの集積紙幣金種に1000円が割り当てられる。
次に、識別部5が1ドル紙幣を識別すると、ドル紙幣が割当て済みの集積部に1ドル紙幣を集積可能な集積部はないか探す。集積部65cは通貨がドル紙幣に割当て済みであるが、金種については第3自動モードが設定されているが個別の金種は割り当てられていないので新たな金種を割当て可能である。よって、図24に示すように、集積部65cの集積紙幣金種に1ドルが割り当てられる。
次に、識別部5が5000円紙幣を識別すると、円紙幣が割当て済みの集積部に5000円紙幣を集積可能な集積部はないか探す。集積部65gは通貨が円紙幣に割当て済みであるが、金種については第2動的モードが設定されているが個別の金種は割り当てられていないので新たな金種を割当て可能である。よって、図25に示すように、集積部65gの集積紙幣金種に5000円紙幣が割り当てられる。
次に、識別部5が200ユーロ紙幣を識別すると、ユーロ紙幣が割当て済みの集積部に200ユーロ紙幣を集積可能な集積部はないか探す。集積部65eは通貨がユーロ紙幣に割当て済みであるが、金種については第2自動モードが設定されているが個別の金種は割り当てられていないので新たな金種を割当て可能である。よって、図26に示すように、集積部65eの集積紙幣金種に200ユーロが割り当てられる。
次に、識別部5が10000円紙幣を識別すると、集積部65a〜65gはいずれも個別の通貨および個別の金種が割当て済みであり、10000円が割り当てられた集積部はないので、10000円を集積可能な他の集積部がないか探す。割当てモードの優先度に従い、指定モード、自動決定モード、動的決定モード、混合モード、指定外モードの順に集積部を探すと、通貨および金種について混合モードが設定されている集積部65hに集積可能であることが判る。よって、10000円紙幣は集積部65hに集積される。
その後、集積部65gから5000円紙幣を取り除くと、集積部65gは通貨について自動決定モードが設定されているので円紙幣の割当てはクリアされないが、金種については動的決定モードが設定されているので、図27に示すように、集積部65gの集積紙幣金種の割当てがクリアされる。そして、その後に識別部5が10000円紙幣を識別すると、図28に示すように、集積部65gの集積紙幣金種に10000円が割り当てられる。
このように、本実施形態によれば、集積部65a〜65hのそれぞれについて独立に、かつ、集積する紙幣の通貨、金種、刷種、方向、正損のそれぞれについて独立にを指定モードで指定することができる。また、集積部65a〜65hのそれぞれに対して独立に、かつ、識別部5による識別結果を用いて集積紙幣を決定する自動決定モードや動的決定モードを紙幣の通貨、金種、刷種、方向、正損のそれぞれについて独立に設定することができる。また、混合モードや指定外モードを、集積部65a〜65hのそれぞれについて独立に、かつ、集積する紙幣の通貨、金種、刷種、方向、正損のそれぞれについて独立に設定することで、集積部65a〜65hに複数種類の紙幣を混合集積することもできる。ただし、通貨と金種のようの関連性のあるカテゴリーについては、一方の設定により他方の設定に制限を設けるようにしても良い。
そのため、各集積部の設定自由度を高め、様々な分類パターンで紙幣を分類集積することができる。
上記実施形態において、ユーザが指示受付部10を用いて図7、図14、図19に示すような割当てモードの設定を行った場合、この設定をメモリ80に記憶できるようにしてもよい。メモリ80に記憶されている設定を読み出すことで、複雑な割当てモードの設定を再度行うことなく、紙幣処理を速やかに開始することができる。
また、上記実施形態において、各集積部の紙幣取り出し口の近傍や周縁部にカラー発光する発光部を設け、同一カテゴリーの紙幣を集積している集積部の発光部を同色発光させるようにしてもよい。例えば、集積部65a〜65dにドル紙幣が集積され、集積部65e及び65fにユーロ紙幣が集積され、集積部65g及び65hに円紙幣が集積されている場合、集積部65a〜65dに対応する発光部を赤色に発光させ、集積部65e及び65fに対応する発光部を緑色に発光させ、集積部65g及び65hに対応する発光部を青色に発光させる。このようにすることで、同一カテゴリーの紙幣がどの集積部に集積されているのか把握しやすくなり、処理効率を向上させることができる。
また、ユーザが、制限された割当てモードや適当でないと判断される割当てモードを選択した場合は、その旨を報知してもよい。例えば、通貨の割当てモードの設定にあたり、第1自動決定モードが設定された集積部が無い状態で、ユーザが第2自動決定モードを選択した場合は、選択不可であることを表示したり、ビープ音を出力したりする。
上記実施形態において、複数の集積部に同一の集積紙幣種類が割り当てられた場合、当該種類の紙幣をこれら複数の集積部のどこに搬送するかをランダムに決定してもよいし、取込部2や指示受付部10に近い集積部に優先的に搬送してもよい。
上記実施形態では、紙幣処理装置60は8つの集積部を備えていたが、集積部の数は8つ未満でもよいし、8つより多くてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 ホッパ
2 取込部
3 搬送部
5 識別部
8 筐体
9 リジェクト部
10 指示受付部
60 紙幣処理装置
65a〜65h 集積部
70 制御部
80 メモリ

Claims (10)

  1. 複数の紙幣を受け付ける受付部と、
    前記受付部で受け付けられた複数の紙幣を1枚ずつ取り込む取込部と、
    前記取込部により取り込まれた紙幣の種類を識別する識別部と、
    紙幣を集積する複数の集積部と、
    前記識別部により識別された紙幣を前記複数の集積部のいずれかへ搬送する搬送部と、
    前記複数の集積部の各々について、前記識別部による識別結果を利用して集積紙幣の種類を決定する自動決定モードの指示を受け付ける指示受付部と、
    前記指示受付部が受け付けた指示及び前記識別部の識別結果に基づいて紙幣の搬送先を決定し、前記搬送部を制御する制御部と、を備え
    前記自動決定モードは、1取引分の紙幣の処理が終了する前であっても前記識別部の識別結果により集積紙幣の種類を割り当て可能な動的決定モードを含み、前記動的決定モードが設定された集積部には、他の集積部に割り当てられた集積紙幣の種類とは異なり且つ前記識別部により最先に識別された種類が集積紙幣の種類として割り当てられ、
    前記制御部は、前記動的決定モードが設定されている集積部から、前記割り当てられた種類の集積紙幣が全て抜き取られると、前記受付部の紙幣の有無にかかわらず、割り当てられた紙幣の種類をクリアし、他の集積部に割り当てられていない集積紙幣の種類のうち、前記集積紙幣の抜き取り後、前記識別部により最先に識別された種類を、前記集積紙幣が抜き取られた集積部に集積する紙幣の種類として新たに割り当てることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記自動決定モードは、前記識別部により最初に識別された種類を、当該集積部に集積する紙幣の種類と決定する第1自動決定モードを含むことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記自動決定モードは、前記識別部により2番目に識別された種類を、当該集積部に集積する紙幣の種類と決定する第2自動決定モードを含むことを特徴とする請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記指示受付部は、前記複数の集積部の各々について、集積紙幣の種類の指示を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記指示受付部は、前記複数の集積部の各々について、集積紙幣の種類の指示を受け付け、
    前記複数の集積部のうち、第1集積部に対して集積紙幣の種類が指示され、第2集積部に対して前記第1自動決定モードが指示されている場合、前記制御部は、前記第1集積部に対して指示されている集積紙幣の種類とは異なるもので、かつ前記識別部により最先に識別された種類の紙幣が前記第2集積部に搬送されるように前記搬送部を制御することを特徴とする請求項2に記載の紙幣処理装置。
  6. 紙幣の種類は、通貨、金種、方向、正損、刷種の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  7. 紙幣の種類は、通貨、金種、方向、正損、刷種から選択される複数の種類を含み、
    前記指示受付部は、複数の紙幣の種類について互いに独立して前記自動決定モードの指示を受け付けることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  8. リジェクト紙幣と、前記複数の集積部に集積されない種類の紙幣とを集積するリジェクト部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  9. 各集積部の集積紙幣の種類を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の紙幣処理装置。
  10. 前記表示部は、各集積部に対応して複数設けられていることを特徴とする請求項に記載の紙幣処理装置。
JP2012040026A 2012-02-27 2012-02-27 紙幣処理装置 Expired - Fee Related JP5933292B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012040026A JP5933292B2 (ja) 2012-02-27 2012-02-27 紙幣処理装置
CN201310180163.8A CN103295317B (zh) 2012-02-27 2013-02-27 纸币处理装置
US13/778,233 US8997967B2 (en) 2012-02-27 2013-02-27 Banknote handling machine
EP13156894.1A EP2631883A1 (en) 2012-02-27 2013-02-27 Banknote handling machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012040026A JP5933292B2 (ja) 2012-02-27 2012-02-27 紙幣処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013175100A JP2013175100A (ja) 2013-09-05
JP5933292B2 true JP5933292B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=47843076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012040026A Expired - Fee Related JP5933292B2 (ja) 2012-02-27 2012-02-27 紙幣処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8997967B2 (ja)
EP (1) EP2631883A1 (ja)
JP (1) JP5933292B2 (ja)
CN (1) CN103295317B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103971452B (zh) * 2014-05-16 2016-08-24 成都三泰控股集团股份有限公司 多票箱票据扫描回收系统
JP2016048481A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 グローリー株式会社 紙葉類処理装置
JP6503664B2 (ja) * 2014-09-11 2019-04-24 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP6653142B2 (ja) * 2015-08-20 2020-02-26 グローリー株式会社 貨幣処理装置
JP6598705B2 (ja) * 2016-02-22 2019-10-30 グローリー株式会社 紙葉類処理装置、紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法
JP2018142260A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 グローリー株式会社 貨幣処理装置
EP3721419A4 (en) 2017-12-07 2021-12-08 Crane Payment Innovations, Inc. OPEN BANK NOTE ROUTE SYSTEM

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6860375B2 (en) * 1996-05-29 2005-03-01 Cummins-Allison Corporation Multiple pocket currency bill processing device and method
CN2317507Y (zh) * 1997-11-19 1999-05-05 张惠生 电脑自动选钞机
GB2344446A (en) * 1998-12-02 2000-06-07 Mars Inc Classifying currency items
JP3936529B2 (ja) * 2000-09-25 2007-06-27 グローリー株式会社 紙幣入金機
JP4351797B2 (ja) * 2000-09-29 2009-10-28 グローリー株式会社 紙幣収納装置
JP3902402B2 (ja) 2000-12-25 2007-04-04 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 現金自動取引装置
JP4309232B2 (ja) 2003-11-12 2009-08-05 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙幣類取引装置、紙幣類取引方法及び紙幣類取引プログラム
JP2005165806A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Glory Ltd 紙幣仕分け処理装置
EP1998294A1 (en) * 2004-10-04 2008-12-03 Glory Kogyo Kabushiki Kaisha Currency sorter
CN101536047B (zh) 2006-11-06 2012-05-30 光荣株式会社 纸币识别装置、纸币处理装置以及纸币识别方法
WO2008096429A1 (ja) * 2007-02-08 2008-08-14 Glory Ltd. 分類パターン作成装置、分類パターン作成方法、及び分類パターン作成システム
JPWO2008096430A1 (ja) * 2007-02-08 2010-05-20 グローリー株式会社 紙幣処理装置
CN102289859A (zh) * 2011-06-01 2011-12-21 中国工商银行股份有限公司 一种柜员纸钞处理装置及系统
CN202058233U (zh) * 2011-06-01 2011-11-30 中国工商银行股份有限公司 一种柜员纸钞处理机及系统

Also Published As

Publication number Publication date
US20130220897A1 (en) 2013-08-29
EP2631883A1 (en) 2013-08-28
JP2013175100A (ja) 2013-09-05
CN103295317B (zh) 2015-09-16
CN103295317A (zh) 2013-09-11
US8997967B2 (en) 2015-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5933292B2 (ja) 紙幣処理装置
US8220638B2 (en) Currency sorter
JPS5949682A (ja) 区分集積装置
EP1975887A2 (en) Sheet processing system, sheet processing apparatus, partitioning cards, and sheet processing method
JPWO2008096430A1 (ja) 紙幣処理装置
JP4624058B2 (ja) 紙幣処理機
JP4619740B2 (ja) 紙幣処理機
US10482702B2 (en) Money handling apparatus
JP2016201046A (ja) 紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法
JP4931805B2 (ja) 紙幣識別計数機
JP5625074B2 (ja) 貨幣処理装置
JPWO2010032310A1 (ja) 紙幣処理機
WO2017014209A1 (ja) 紙幣処理装置及び紙幣処理方法
JP2008210258A (ja) 紙幣整理装置
WO2016063658A1 (ja) 紙葉類処理装置、紙葉類処理システム、及び紙葉類処理方法
JP5172919B2 (ja) 紙幣処理機
JP2017016203A (ja) 貨幣処理装置
WO2013186865A1 (ja) 紙幣処理装置
JP2005165806A (ja) 紙幣仕分け処理装置
WO2014171040A1 (ja) 紙葉類処理装置、及び紙葉類処理方法
JP6589387B2 (ja) 媒体整理装置
JP7256037B2 (ja) 硬貨処理装置及び硬貨処理方法
JP7007248B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP6648473B2 (ja) 紙幣整理装置
JPWO2008044277A1 (ja) 紙幣処理装置及び紙幣処理装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5933292

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees