JP2018055204A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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智久 ▲高▼▲濱▼
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年英 淺田
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Abstract

【課題】装置の担当者が的確な紙葉類処理を容易に行うことができる紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】紙葉類処理装置が、装置内部へ紙葉類を取り込む取込部と、取込部により取り込まれた紙葉類を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される紙葉類を識別する識別部と、複数設けられ、集積された紙葉類を抜取可能な開口部を有する紙葉類の集積部と、報知部と、報知部の報知制御、及び集積部へ集積する紙葉類の搬送制御を行う制御部とによって構成され、制御部が、所定の設定及び識別部による識別結果に基づいて紙葉類を分類して複数の集積部に集積する制御を行い、紙葉類の集積処理に関する情報に応じて、異なる報知を行うように報知部を制御する。
【選択図】図6

Description

この発明は、紙葉類を識別して複数の集積部に種類別に分類して集積する紙葉類処理装置に関する。
従来、紙葉類の種類を識別して計数する紙葉類処理装置が利用されている。例えば、銀行等の金融機関で、紙幣を識別計数する紙幣処理装置が利用されている。特許文献1には、銀行の窓口等で2人の操作者が共用する紙幣処理装置が開示されている。この装置は2人の操作者の間に設置した状態で使用される。装置筐体の左右両側に、占有状態を切り替えるための指示入力手段と、専有状態を示すための照明部とが設けられている。装置右側の操作者が、右側の占有指示入力手段を操作して装置を専有状態にすると、右側の照明部が点灯する。装置左側の操作者が紙幣処理を実行する際には、左側の占有指示入力手段を操作して専有状態を切り替える。右側の操作者から左側の操作者へ専有状態が切り替わると、装置右側の照明部が消灯して装置左側の照明部が点灯する。各操作者は、紙幣処理装置に設けられた照明部により、装置の専有状態を確認することができる。
特開2009−193144号公報
しかしながら、紙幣処理装置を使用する際に、操作者が的確な紙葉類処理を行えない場合がある。
例えば、1台の紙幣処理装置を複数の操作者で使用して紙幣処理を実行すれば、紙幣処理作業において混乱が生ずる場合がある。例えば、多数の集積部を有する紙幣処理装置で紙幣処理を実行し、各集積部に紙幣を種類別に分類して集積することがある。この場合、各集積部に集積した紙幣を抜き取るため、複数の担当者それぞれが1つ以上の集積部を担当すると、各担当者と集積部との対応が分かり難く、抜取作業時に混乱が生ずる場合がある。
また、1台の紙幣処理装置を1人の操作者で使用する場合にも、抜取作業時に混乱が生ずる場合がある。例えば、複数の集積部に各々集積された紙幣を1人の操作者が抜き取りする際に、操作者が誤った抜取作業を行う可能性がある。
また、複数の集積部に紙葉類が積層された際に、いずれの集積部から紙葉類を抜き出すかを容易に判断できない場合がある。また、紙葉類の処理中に紙葉類が詰まったときに、紙葉類処理装置内のどの位置で紙葉類が詰まったかを容易に特定することはできない。
これらの点から、紙葉類処理を実行する場合に、操作者が的確な紙葉類処理を容易に行えることが望まれている。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたもので、紙葉類処理を実行する場合に、操作者(装置の担当者)が的確な紙葉類処理を容易に行うことができる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、紙葉類処理装置であって、装置内部へ紙葉類を取り込む取込部と、前記取込部により取り込まれた紙葉類を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される紙葉類を識別する識別部と、複数設けられ、集積された紙葉類を抜取可能な開口部を有する紙葉類の集積部と、報知部と、前記報知部の報知制御、及び前記集積部へ集積する紙葉類の搬送制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、所定の設定及び前記識別部による識別結果に基づいて紙葉類を分類して複数の前記集積部に集積する制御を行い、紙葉類の集積処理に関する情報に応じて、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
ここで、紙葉類の集積処理に関する情報とは、(1)紙葉類が集積された集積部に関する情報、(2)集積部に集積される紙葉類の種類別に関する情報、(3)集積部に集積された紙葉類を容器などに充填するための情報、(4)集積部に集積された紙葉類の充填先(搬送先)に関する情報、(5)紙葉類処理機より処理された紙葉類の搬送元に関する情報、(6)いずれの処理が行われて紙葉類が集積部に集積されたかに関する処理情報、(7)紙葉類が集積された集積部を担当する操作者に関する情報、(8)異なる前記集積部に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、抜き取り順を示す情報、(9)搬送処理中に紙葉類が前記搬送部において詰まった際に、詰まり箇所に最も近い位置を報知する情報等を示す概念である。
また、上記発明において、前記制御部は、紙葉類が集積された前記集積部に関する情報に応じて異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
ここで、紙葉類が集積された集積部に関する情報(上記(1)の情報)とは、上記(2)〜(8)を示す概念である。
また、上記発明において、前記制御部は、前記集積部に集積される紙葉類の種類別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
また、上記発明において、前記制御部は、前記集積部から抜き取った紙葉類を充填する収納容器別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
また、上記発明において、前記制御部は、前記集積部から抜き取った紙葉類の充填先となる装置別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
また、上記発明において、前記制御部は、前記集積部から抜き取った紙幣の運搬元となる機関別又は運搬先となる機関別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
また、上記発明において、前記報知部は、各集積部に対応するように設けられた光源部であり、前記制御部は、前記集積部に関する情報に基づいて、異なる色で前記光源部を発光させる制御を行う。
また、上記発明において、前記報知部は、スピーカであり、前記制御部は、前記集積部に関する情報に基づいて、異なる音を前記スピーカから出力させる制御を行う。
また、上記発明において、前記制御部は、前記集積部を利用して行われる紙葉類処理の種類別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
また、上記発明において、前記制御部は、前記集積部を担当する担当者別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
また、上記発明において、前記制御部は、異なる前記集積部に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、抜き取り順に応じて、異なる報知を行うように前記報知部を制御する。
また、上記発明において、前記報知部は、各集積部に対応するように複数設けられた光源部であり、前記制御部は、異なる前記集積部に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、前記光源部のうち抜き取り順が早い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部を、抜き取り順が遅い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部よりも強い発光強度で発光させる制御を行う。
また、上記発明において、前記報知部は、各集積部に対応するように複数設けられた光源部であり、前記制御部は、異なる前記集積部に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、前記光源部のうち抜き取り順が早い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部を、抜き取り順が遅い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部よりも、短い時間間隔で点灯させる制御を行う。
また、上記発明において、前記報知部は、各集積部に対応するように複数設けられた光源部であり、前記制御部は、搬送処理中に紙葉類が前記搬送部において詰まった際に、前記光源部のうち詰まり箇所に最も近い位置の光源部を用いて、詰まり箇所を報知する制御を行う。
本発明に係る紙葉類処理装置によれば、紙葉類の集積処理に関する情報に応じて、紙葉類を集積する複数集積部のそれぞれに設けた報知部で異なる報知を行うことができる。これにより、紙葉類処理装置を利用して、的確な紙葉類処理を容易に行うことができる。
図1は、本実施形態に係る紙幣処理装置の外観図である。 図2は、紙幣処理装置の内部構成概略を示す断面模式図である。 図3は、紙幣処理装置の機能構成概略を示すブロック図である。 図4は、メインメニューの画面例を示す図である。 図5は、報知部の発光色を指定する設定の設定例を示す図である。 図6は、報知部の点灯状態を示す図である。 図7は、カセット充填処理用の設定例を示す図である。 図8は、ATM充填処理用の設定例を示す図である。 図9は、銀行用の紙幣を処理する際の設定例を示す図である。 図10は、担当者別に報知色を設定した設定例を示す図である。 図11は、紙幣処理別又は担当者別に報知色を設定した設定例を示す図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る紙葉類処理装置について詳細に説明する。紙葉類処理装置が処理対象とする紙葉類の種類は特に限定されないが、本実施形態では、紙幣を処理対象とする紙幣処理装置を例に説明する。
まず、図1〜図3を参照しながら本実施形態に係る紙幣処理装置(紙葉類処理装置)の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る紙幣処理装置1の外観図である。紙幣処理装置1は、基本モジュール10と、基本モジュール10の左側に連結された3台の拡張モジュール11〜13とを備える。一方から他方に向けて、基本モジュール10、拡張モジュール11、拡張モジュール12及び拡張モジュール13の順に並ぶように、各モジュールは配置されている。拡張モジュール11は、基本モジュール10と拡張モジュール12とに直接、隣接している。拡張モジュール11は、基本モジュール10と拡張モジュール12とに挟まれるように配置されている。拡張モジュール12は、拡張モジュール11と拡張モジュール13とに直接、隣接している。拡張モジュール12は、拡張モジュール11及び13に挟まれるように配置されている。紙幣処理装置1は、銀行、現金センター等に設置して利用される。現金センターとは、例えば、複数の銀行から集めた紙幣を計数して金額を確認する処理、複数の銀行へ運び込む紙幣を準備する処理等を行う拠点である。
基本モジュール10は、操作表示部20、取込部30、リジェクト部60、及び4つの集積部101〜104を有する。基本モジュール10の集積部は水平方向に配列されている。基本モジュール10の4つの集積部が、紙幣処理装置1の第1集積部101〜第4集積部104として機能する。
第1拡張モジュール11〜第3拡張モジュール13は、それぞれが4つの集積部を有する。各拡張モジュール11〜13の集積部は鉛直方向に配列されている。第1拡張モジュール11の4つの集積部105〜108が、紙幣処理装置1の第5集積部105〜第8集積部108として機能する。同様に、第2拡張モジュール12の4つの集積部109〜112が、紙幣処理装置1の第9集積部109〜第12集積部112として機能し、第3拡張モジュール13の4つの集積部113〜116が、紙幣処理装置1の第13集積部113〜第16集積部116として機能する。
紙幣処理装置1は、紙幣の種類を識別して、第1集積部101〜第16集積部116に種類別に分類して集積する。各集積部101〜116に集積する紙幣の種類は、予め設定できる。各集積部101〜116は、装置前面側に、内部の集積空間に集積された紙幣を抜き取るための開口部を有している。操作者は、開口部を介して、集積空間に集積された紙幣を抜き取ることができる。各集積部101〜116には抜取検知センサが設けられており、紙幣が抜き取られたことを検知できる。
操作表示部20は、タッチパネル式の液晶表示装置により構成されている。操作表示部20は、画面上にボタンを表示して、該ボタンによる各種情報の入力を受け付ける操作部として機能する。操作表示部20は、第1集積部101〜第4集積部104のそれぞれに集積中の紙幣の種類、枚数等、各種情報を画面上に表示する表示部としても機能する。
取込部30は、載置された複数の紙幣を1枚ずつ装置内に取り込む。装置内に取り込まれた紙幣のうちリジェクト紙幣は、リジェクト部60に集積される。リジェクト紙幣とは、紙幣処理装置1で識別できない紙幣等を含む概念である。
リジェクト部60には、LED等の発光体から成るリジェクト報知部61が設けられている。紙幣処理装置1は、リジェクト部60にリジェクト紙幣が集積されると、リジェクト報知部61を点灯させて、これを報知する。
第1集積部101〜第16集積部116のそれぞれにも第1報知部201〜第16報知部216が設けられている。報知部201〜216は、各々、多色発光型のLED等の光源部から成り、複数の異なる色(例えば4色)の中から、発光色を選択できる。報知部201〜216がスピーカを含み、光による報知に加えて、音による報知を行う態様であってもよいが、これについては後述する。
具体的には、例えば、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する集積設定で、青色、緑色、赤色、白色の4色の中から各報知部201〜216の発光色を設定することができる。例えば、各集積部101〜116で行われる紙幣処理の種類、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類、各集積部101〜116を担当する担当者等に応じて、発光色を変更する。紙幣処理装置1は、第1報知部201〜第16報知部216の点灯状態を制御することにより、紙幣処理の種類、各集積部の紙幣の種類、担当者等を報知する。報知部201〜216による報知の方法については後述する。
拡張モジュール11〜13が有する第5集積部105〜第16集積部116のそれぞれには、紙幣の集積枚数に関する情報を表示する枚数表示部305〜316が設けられている。例えば、紙幣処理装置1は、第5集積部105に集積中の紙幣の枚数を枚数表示部305に表示して操作者に報知する。
図2は、紙幣処理装置1の内部構成概略を示す断面模式図である。取込部30は、積層状態で載置された紙幣のうち一番下にある紙幣を、基本モジュール10の内部へ取り込む。搬送部50は、取込部30が1枚ずつ順に装置内に取り込んだ紙幣を搬送路に沿って搬送する。
搬送路には、搬送部50によって搬送される紙幣を識別する識別部40が設けられている。識別部40は、各種センサを利用して、紙幣の光学特性、磁気特性、厚み等の特徴を取得して、紙幣の金種、真偽、正損、表裏、方向等を識別する。
識別部40を通過した紙幣は、装置内左上部にある分岐部へ向けて搬送される。分岐部に搬送された紙幣は、識別部40による識別結果に応じて、右方向のリジェクト部60、下方向の第1集積部101〜第4集積部104、左方向の第5集積部105〜第16集積部116のいずれかへ向けて搬送される。
識別部40が種類を識別できない紙幣、識別部40が偽の紙幣であると識別した紙幣等、第1集積部101〜第16集積部116に集積されないリジェクト紙幣は、分岐部で右方向へ分岐され、リジェクト部60に集積される。識別部40が金種等を正常に識別した正常紙幣は、分岐部で下方向又は左方向へ分岐される。分岐部で下方向へ分岐された紙幣は、識別部40による識別結果に基づいて、基本モジュール10の第1集積部101〜第4集積部104のいずれかに集積される。分岐部で左方向へ分岐された紙幣は、拡張モジュール11〜13内で搬送部51〜53によって搬送され、第5集積部105〜第16集積部116のいずれかに集積される。具体的には、識別部40による識別結果と、各集積部101〜116に設定された紙幣の種類とに基づいて、各紙幣が、対応するいずれかの集積部101〜116に集積される。
図3は、紙幣処理装置1の機能構成概略を示すブロック図である。紙幣処理装置1は、図1及び図2に示した各構成部と、これらを制御する制御部70と、記憶部80とを有している。紙幣処理装置1で実行される各処理は、制御部70が各部を制御することによって実現される。制御部70は、CPU(Central Processing Unit)により構成されている。制御部70は、所定のプログラムに基づいて、紙幣処理装置1における各種制御処理を行う。記憶部80は、例えば、半導体メモリ等から成る不揮発性の記憶装置である。記憶部80には、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類等を設定した集積設定等、複数の設定が保存される。記憶部80は、この他、制御部70の動作に必要な各種情報、紙幣処理装置1で行われた紙幣処理に関する情報等の保存にも利用される。
次に、紙幣を識別して第1集積部101〜第16集積部116に集積する紙幣処理について説明する。紙幣処理を実行する際、紙幣処理装置1は、紙幣処理に対応する集積設定を読み出して、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。集積設定は、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を特定する情報を含んでいる。また、集積設定は、各集積部101〜116に設けられた報知部201〜216の点灯状態を特定する情報を含んでいる。
操作者は、操作表示部20を操作することにより、報知部201〜216の点灯状態(例えば、発光色、発光方法)等を設定することができる。発光色は、複数色の中から選択することができる。発光方法は、点灯、消灯、点滅から選択することができる。点滅させる場合には、点灯時間、消灯時間、点灯回数と消灯回数の組み合わせ等を設定することができる。以下、点灯状態の設定については、発光色を設定して報知部201〜216を点灯させる場合を例に説明する。
図4は、メインメニューの画面例を示す図である。メインメニューの画面には、複数種類の紙幣処理を示す情報が表示される。操作者が、操作表示部20を操作して紙幣処理を選択すると、選択された紙幣処理が開始される。
操作者が、図4に示すメインメニューの画面で大束正損整理処理を選択すると、制御部70は、所定の設定を呼び出して(所定のパターンに基づいて)、大束と呼ばれる紙幣束に含まれる紙幣を、正券と損券とに分類する大束正損整理処理を開始する。所定の設定(パターン)は、たとえば図5、図7〜図11に示すようなものであり、予め記憶部80に記憶されている。所定の設定(パターン)は、そのまま使用されてもよいし、一部の項目を担当者(操作者)により変更された後に使用されてもよい。制御部70は、大束正損整理処理に対応する集積設定に基づいて、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。
図5は、報知部201〜216の発光色を指定する設定の設定例を示す図である。図5(a)は、図4に示す大束正損整理処理に対応する集積設定である。図5(b)は、図4に示す記番号記録処理に対応する集積設定である。集積設定は、集積部、通貨、金種、新旧、正損、方向、バッチ枚数及び報知色の設定を含んでいる。
通貨の項目は、集積部の項目に示す集積部に集積する通貨の種類を示している。通貨として、日本通貨を示す「JP」の他、米国通貨を示す「US」、ユーロ通貨を示す「EU」、中国通貨を示す「CN」等を指定することができる。金種の項目は集積する紙幣の金種を示し、通貨の項目で指定した通貨の金種を指定することができる。
新旧の項目は、集積する紙幣が新券であるか旧券であるかを示している。各通貨の各金種の紙幣について、発行年に応じて紙幣を新券とするか旧券とするかが予め設定されている。この設定と識別部40による識別結果とに基づいて、各紙幣の新旧が決定される。
正損の項目は、集積する紙幣が正券であるか損券であるかを示している。識別部40で識別された紙幣の状態に応じて、各紙幣を、状態のよい正券とするか状態のよくない損券とするかが予め設定されている。この設定と識別部40による識別結果とに基づいて、各紙幣の正損が決定される。正券をテラーフィット券とATMフィット券とに分けて、集積する紙幣をテラーフィット券とするかATMフィット券とするかを指定することもできる。ATMフィット券とは、ATM(現金自動預払機)での使用に適した状態のよい紙幣である。テラーフィット券とは、ATMフィット券に比べると状態が悪いが、銀行内で使用可能な状態の紙幣である。
方向の項目は、集積する紙幣の表裏及び天地の向きを示している。各通貨の各金種の紙幣について、表裏の向き及び転地の向きが予め定められている。この設定と識別部40による識別結果とに基づいて、各紙幣の正損が決定される。
バッチ枚数の項目は、集積する紙幣の枚数を示す。例えばバッチ枚数を100枚と指定すると、制御部70は、1つの集積部に集積中の紙幣の枚数が100枚に到達したところで、この集積部への紙幣の集積を停止する。集積された100枚の紙幣を集積部から抜き取ると、制御部70は、抜取検知センサによってこれを検知し、紙幣の集積を再開する。すなわち、バッチ枚数を指定すると、空の集積部にバッチ枚数分の紙幣を集積する動作を繰り返すことができる。バッチ枚数を指定しない場合(図5(b)の「−」)は、集積部が満杯になるフル枚数まで紙幣が集積される。この場合も、制御部70は、集積部が満杯になると紙幣の集積を停止して、紙幣が抜き取られると紙幣の集積を再開する。
報知色の項目は、各集積部101〜116の報知部201〜216を点灯する際の色を示す。集積設定の報知色の項目で、各集積部の101〜116の報知部201〜216の発光色を指定することができる。
集積設定の項目で「MIX」と指定すると、この項目による紙幣の分類は行われない。具体的には、図5(a)に示すように方向の項目を「MIX」とすると、表裏の向き及び天地の向きによらず、全方向の紙幣が混合状態で集積される。図5(b)に示すように新旧の項目を「MIX」とすると、新旧によらず、新券及び旧券の全ての紙幣が混合状態で集積される。同様に、正損の項目を「MIX」とすると、正損によらず、正券(ATMフィット券、テラーフィット券)及び損券の全ての紙幣が混合状態で集積される。
大束正損整理処理を開始すると、制御部70は、図5(a)に示す集積設定に基づいて各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。また、制御部70は、集積設定の報知色の項目で指定された報知色で、各報知部201〜216を点灯する。
図6は、報知部201〜216の点灯状態を示す図である。図6では、図示の都合上、発光色の違いを模様の違いで示しているが、実際には、第1集積部101〜第4集積部104の報知部201〜204は青色に点灯する。第5集積部105〜第8集積部108の報知部205〜208は緑色に点灯し、第9集積部109〜第12集積部112の報知部209〜204は赤色に点灯し、第13集積部113〜第16集積部116の報知部213〜216は白色に点灯する。
紙幣の識別計数を開始すると、日本通貨の万円券新券の正券は、方向によらず、報知部201〜204が青色の集積部101〜104に集積される。日本通貨の万円券新券の損券は、方向によらず、報知部205〜208が緑色の集積部105〜108に集積される。日本通貨の千円券新券の正券は、方向によらず、報知部209〜212が赤色の集積部109〜112に集積される。日本通貨の千円券新券の損券は、方向によらず、報知部213〜216が白色の集積部113〜116に集積される。
このように、紙幣処理装置1では、集積される紙幣の種類に応じて報知部201〜216を異なる発光色で点灯させることができる。これにより、別々の集積部であっても、報知部の色が同じであれば同じ種類の紙幣が集積されていると容易に認識することができる。図5(a)に示すように紙幣を4種類に分類して集積する場合、例えば4人の担当者に各種類の紙幣を割り当てる。紙幣処理装置1で識別計数され集積部101〜116に集積された紙幣を、カセット、袋等の収納容器に詰めるため、各担当者は、担当する集積部から紙幣を抜き取る抜取作業を行う。各担当者は、報知部201〜216の発光色に基づいて、自身が担当する紙幣が集積された集積部101〜116を認識し、抜取作業を容易に行うことができる。また、紙幣処理装置1を1人で操作する場合にも、報知部201〜216の発光色に基づいて、集積部101〜116に集積された紙幣を認識できるので、抜き取り作業を的確に行える。
操作者が、図4に示すメインメニューの画面で記番号記録処理を選択すると、制御部70は、各紙幣の記番号を記録する記番号記録処理を開始する。記番号を記録した紙幣は、集積部101〜116を利用して金種別に集積される。例えば、銀行から回収した紙幣を識別計数して金種別に分類集積しながら、各紙幣の記番号を記録する際に記番号記録処理を実行する。
記番号記録処理を開始すると、制御部70は、図5(b)に示す集積設定に基づいて各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。また、制御部70は、集積設定の報知色の項目で指定された報知色で、各報知部201〜216を点灯する。
紙幣の識別計数を開始すると、日本通貨の万円券は、新旧、正損、方向によらず、報知部201〜204が青色の集積部101〜104に集積される。日本通貨の五千円券は、新旧、正損、方向によらず、報知部205〜208が緑色の集積部105〜108に集積される。日本通貨の二千円券は、新旧、正損、方向によらず、報知部209〜212が赤色の集積部109〜112に集積される。日本通貨の千円券は、新旧、正損、方向によらず、報知部213〜216が白色の集積部113〜116に集積される。
集積される紙幣の金種に応じて報知部201〜216が異なる発光色で点灯する。これにより、報知部201〜216の色が同じ集積部の紙幣は同じ金種の紙幣であると認識することができる。例えば、4人の担当者が記番号処理された各金種の紙幣を担当し、各集積部101〜116からの紙幣の抜取作業を行う場合に、各担当者は、報知部201〜216の発光色に基づいて自身が担当する記番号処理された紙幣が集積された集積部101〜116を認識し、抜取作業を容易に行うことができる。また、紙幣処理装置1を1人で操作する場合にも、報知部201〜216の発光色に基づいて、集積部101〜116に集積された紙幣を認識できるので、記番号処理された紙幣の抜き取り作業を的確に行える。
操作者が、図4に示すメインメニューの画面でカセット充填処理を選択すると、制御部70は、銀行へ運び込む紙幣を準備するための処理を開始する。例えば、銀行で利用される紙幣処理装置は、装置に対して脱着可能なカセットに紙幣を金種別に収納している。銀行の紙幣処理装置から取り外して回収したカセットを対象としてカセット充填処理を実行し、各カセットに所定の種類の紙幣を充填する。カセット充填処理を開始すると、制御部70は、対応する集積設定に基づいて各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。
図7は、カセット充填処理用の設定例を示す図である。図7(a)は報知色設定を示し、図7(b)は集積設定を示している。図7(b)に示す集積設定は、報知色の項目を含まず、収納容器識別番号の項目を含んでいる。収納容器識別番号の項目は、カセット、袋等、紙幣処理装置1の集積部101〜116から抜き取った紙幣の充填先となる収納容器の識別番号を示している。
図7(a)の報知色設定は、収納容器識別番号と報知色との関係を設定した設定である。収納容器を識別する収納容器識別番号と、報知色とが関連付けて設定されている。制御部70は、図7(b)に示す集積設定の収納容器識別番号に基づいて図7(a)に示す報知色設定を参照し、報知色の項目で指定された報知色で、各報知部201〜216を点灯する。
図7(b)に示す集積設定を紙幣処理装置1に適用して紙幣の識別計数を開始すると、日本通貨の新券かつテラーフィット券(図7(b)の「T−FIT」)のうち、万円券が、方向によらず、集積部101〜104に集積される。図7(a)に示す報知色設定に基づき、集積部101〜104の報知部201〜204は、収納容器識別番号「C001」に対応する青色に点灯する。日本通貨の新券かつテラーフィット券の五千円券は、方向によらず、集積部105〜108に集積される。集積部105〜108の報知部205〜208は、収納容器識別番号「C002」に対応する緑色に点灯する。日本通貨の新券かつテラーフィット券の二千円券は、方向によらず、集積部109〜112に集積される。集積部109〜112の報知部209〜212は、収納容器識別番号「C003」に対応する赤色に点灯する。日本通貨の新券かつテラーフィット券の千円券は、方向によらず集積部113〜116に集積される。集積部113〜116の報知部213〜216は、収納容器識別番号「C004」に対応する白色に点灯する。
報知色設定及び集積設定を予め設定することにより、各集積部から抜き取った紙幣の充填先となる収納容器に対応する報知色で、報知部201〜216を点灯させることができる。例えば、4人の担当者が各カセットを担当し、各集積部101〜116から紙幣を抜き取ってカセットへ詰める充填作業を担当する。各担当者は、報知部201〜216の発光色に基づいて、カセットに対応する集積部101〜116を認識し、集積部101〜116から紙幣を抜き取ってカセットへ充填する作業を容易に行うことができる。また、紙幣処理装置1を1人で操作する場合にも、報知部201〜216の発光色に基づいて、集積部101〜116に集積された紙幣を認識できるので、抜き取った紙幣をカセットに的確に装填できる。
操作者が、図4に示すメインメニューの画面でATM充填処理を選択すると、制御部70は、ATMで利用する紙幣を準備するための処理を開始する。ATM充填処理を開始すると、制御部70は、対応する集積設定に基づいて各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。
図8は、ATM充填処理用の設定例を示す図である。図8(a)は報知色設定を示し、図8(b)は集積設定を示している。図8(b)に示す集積設定は、報知色の項目を含まず、装置識別番号の項目を含んでいる。装置識別番号の項目は、各集積部101〜116から抜き取った紙幣の充填先となるATMの識別番号を示している。ATM充填処理では、複数台のATM用に、紙幣を準備することができる。図8(b)に示す集積設定は、装置識別番号がATM001〜ATM004の4台のATM用に紙幣を準備する例を示している。
図8(a)の報知色設定は、装置識別番号と報知色との関係を設定した設定である。各ATMを識別する装置識別番号と、報知色とが関連付けて設定されている。制御部70は、図8(b)に示す集積設定の装置識別番号に基づいて図8(a)に示す報知色設定を参照し、報知色の項目で指定された報知色で、各報知部201〜216を点灯する。
図8(b)に示す集積設定を紙幣処理装置1に適用して紙幣の識別計数を開始すると、各紙幣の方向によらず、日本通貨の新券かつATMフィット券(図8(b)の「A−FIT」)うち、万円券が第1集積部101に集積され、五千円券が第2集積部102に集積され、二千円券が第3集積部103に集積され、千円券が第4集積部104に集積される。すなわち、装置識別番号が「ATM001」のATM用に準備した新券のATMフィット券が、第1集積部101〜第4集積部104に金種別に集積される。同様に、装置識別番号が「ATM002」のATM用に準備した新券のATMフィット券は、第5集積部105〜第8集積部108に金種別に集積される。装置識別番号が「ATM003」のATM用に準備した新券のATMフィット券は、第9集積部109〜第12集積部112に金種別に集積される。装置識別番号が「ATM004」のATM用に準備した新券のATMフィット券は、第13集積部113〜第4集積部116に金種別に集積される。
図8(a)に示す報知色設定に基づき、集積部101〜104の報知部201〜204は、装置識別番号「ATM001」に対応する青色に点灯する。集積部105〜108の報知部205〜208は、装置識別番号「ATM002」に対応する緑色に点灯する。集積部109〜112の報知部209〜212は、装置識別番号「ATM003」に対応する赤色に点灯する。集積部113〜116の報知部213〜216は、装置識別番号「ATM004」に対応する白色に点灯する。
図8(b)に示すATM充填処理の集積設定はバッチ枚数の項目を含み、ATM充填処理を開始すると、各ATM用の集積部に順にバッチ枚数ずつ紙幣が集積される。万円券を例に具体的に説明すると、制御部70は、第1集積部101で万円券の集積を開始する。制御部70は、万円券100枚を第1集積部101に集積すると、第1集積部101への紙幣の集積を停止して、続く万円券を第5集積部102に集積する。同様に、制御部70は、第5集積部105に万円券100枚を集積した後、続く万円券を第9集積部109に集積し、第9集積部109に万円券100枚を集積した後、続く万円券は第13集積部113に集積する。第5集積部105、第9集積部109、第13集積部113と順に100枚ずつ万円券を集積している間に、第1集積部101から100枚の万円券が抜き取られると、制御部70は、第9集積部109に万円券100枚を集積した後、続く万円券は、再び第1集積部101に集積する。こうして、制御部70は、第1集積部101、第5集積部105、第9集積部109、第13集積部113に、順に、バッチ枚数ずつ万円券を集積する。制御部70は、他の種類の紙幣についても同様に、各ATM用の集積部に順に紙幣を集積する。複数集積部に同じ種類の紙幣を集積するよう設定されている場合でも、装置識別番号が異なる各集積部に順に紙幣を集積することにより、各集積部に紙幣を集積することができる。
報知色設定及び集積設定を予め設定することにより、各集積部から抜き取った紙幣の充填先となるATM(紙幣処理装置)に対応する報知色で、報知部201〜216を点灯させることができる。例えば、4人の担当者が各ATMを担当し、各集積部101〜116から紙幣を抜き取って、袋、カセット等、ATM用紙幣の収納容器へ詰める充填作業を担当する。各担当者は、報知部201〜216の発光色に基づいて、自身が担当するATMに対応する集積部101〜116を認識し、集積部101〜116から紙幣を抜き取って収納容器に充填する作業を容易に行うことができる。また、紙幣処理装置1を1人で操作する場合にも、報知部201〜216の発光色に基づいて、集積部101〜116に集積された紙幣を認識できるので、抜き取った紙幣を的確に収納容器に充填できる。
操作者が、図4に示すメインメニューの画面で、A銀行、B銀行、C銀行又はD銀行を選択すると、制御部70は、各銀行に運び込む紙幣を準備する処理、又は各銀行から回収した紙幣の処理を開始する。制御部70は、各銀行に対応する集積設定に基づいて各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。
図9は、銀行用の紙幣を処理する際の設定例を示す図である。図9(a)は報知色設定を示し、図9(b)は集積設定を示している。図9(b)に示す集積設定は、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を示している。
図9(a)の報知色設定は、金融機関と報知色との関係を設定した設定である。金融機関の項目では、各銀行を識別する銀行名、銀行番号等の情報を指定することができる。制御部70は、図9(a)に示す報知色設定に基づいて、メインメニューで選択された銀行に対応する報知色で報知部201〜216を点灯する。また、制御部70は、図9(b)に示す銀行用の集積設定に基づいて、各集積部に集積する紙幣の種類を設定する。この設定で紙幣処理を開始すると、日本通貨のテラーフィット券が、新旧及び方向によらず、金種に対応する集積部101〜116に集積される。
紙幣処理時には、全ての報知部201〜216が、銀行に応じた報知色で点灯する。これにより、紙幣処理が、いずれの銀行用の紙幣を処理するものであるかを容易に認識することができる。例えば、各銀行用に異なる紙幣収納容器を利用している場合に、紙幣の運搬元の銀行又は紙幣の運搬先となる銀行に応じた紙幣収納容器を容易に選択することができる。
また、図10に示すように、複数の操作者が1台の装置に同時にログインすることにより、1台の装置が複数の操作者により操作されることがある。このような場合、装置は、例えば、複数の操作者(担当者)がそれぞれ異なる集積部を担当する(処理を受け持つ)ような使われ方がされる。図10(b)に示す例では、担当者X001が第1集積部〜第4集積部を担当し、担当者X002が第5集積部〜第8集積部を担当し、担当者X003が第9集積部〜第12集積部を担当し、担当者X004が第13集積部〜第16集積部を担当する。詳細には、複数の担当者それぞれに少なくとも1つの集積部を割り当てて、各集積部を担当する担当者別に異なる報知色で報知部201〜216を点灯させることもできる。図10は、担当者別に報知色を設定した設定例を示す図である。図10(a)は報知色設定を示し、図10(b)は集積設定を示している。
報知色設定では、各担当者を識別する担当者識別番号と、各担当者に割り当てられた報知色とが対応付けられて設定されている。集積設定では、各集積部101〜116に集積する紙幣の種類と、担当者識別番号とが設定されている。例えば、図5(a)に示す集積設定に代えて、図10(b)に示す集積設定を利用する。この結果、図4に示すメインメニューの画面で大束正損整理処理を選択すると、制御部70は、図10(b)に示す集積設定に基づいて各集積部101〜116に集積する紙幣の種類を設定する。また、制御部70は、集積設定の担当者識別番号に基づいて図10(a)に示す報知色設定を参照し、報知色の項目で指定された報知色で、各報知部201〜216を点灯する。
このように、報知色設定で担当者別に報知色を設定して、集積設定で担当者を指定することにより、複数人が1つの装置を用いて紙幣処理をする時には、各担当者が担当する集積部101〜116の報知部201〜216が、各担当者に割り当てられた発光色で点灯する。各担当者は、報知部201〜216の発光色に基づいて、自身が担当する集積部101〜116を認識して作業を容易に進めることができる。
図10(b)に示すように、各集積部101〜116を担当する担当者を設定した場合、制御部70は、担当者別に、紙幣処理に関する情報を記録する。具体的には、制御部70は、集積部101〜116に集積した紙幣の種類及び枚数を示す情報と、集積部101〜116から紙幣を抜き取った抜取作業の時刻及び回数とを、担当者別に記憶部80に記録して管理する。操作表示部20で所定操作を行うことにより、集積紙幣の情報、抜取作業の情報等を、担当者別に、画面上に表示させることができる。また、紙幣処理装置1は、接続されたプリンターにより、担当者別に表示した情報が印刷されるように構成されてもよい。
紙幣処理装置1では、複数の紙幣処理を並行して実行することもできる。このとき、紙幣処理別、又は各紙幣処理を担当する担当者別に、異なる報知色で報知部201〜216を点灯させることができる。図11は、紙幣処理別又は担当者別に報知色を設定した設定例を示す図である。図11(a)は紙幣処理別に報知色を設定した設定例を示し、図11(b)は担当者別に報知色を設定した集積設定を示している。
図11(a)及び(b)に示す集積設定は、設定項目として、集積部、担当者識別番号、紙幣処理、集積する紙幣の種類を示す通貨等の紙幣種別、及び報知色を含む。集積部の項目は集積部101〜116を示し、担当者識別番号の項目は各集積部101〜116を担当する担当者の担当者識別番号を示している。紙幣処理の項目は、集積部101〜116を利用して行われる紙幣処理の種類を示している。通貨等、紙幣種別の項目は、集積部に集積する紙幣の種類を示している。図11では省略しているが、集積する紙幣の通貨、金種、新旧、正損、方向等を紙幣種別として設定することができる。報知色の項目は、集積部101〜116の報知部201〜216を点灯する際の発光色を示している。
図11(a)に示すように、紙幣処理装置1で紙幣処理A、紙幣処理B、紙幣処理C及び紙幣処理Dの4つの異なる紙幣処理を並行して実行する際に、紙幣処理別に報知色を設定する。この設定で紙幣処理を開始すると、紙幣処理Aに利用する集積部101〜104の報知部201〜204は青色に点灯する。紙幣処理Bに利用する集積部105〜108の報知部205〜208は緑色に点灯する。紙幣処理Cに利用する集積部109〜112の報知部209〜212は赤色に点灯する。紙幣処理Dに利用する集積部113〜116の報知部213〜216は白色に点灯する。これにより、担当者識別番号「X001」の担当者が、1人で全ての集積部101〜116を対象に紙幣の抜取作業を行う場合でも、報知部201〜216の発光色に基づいて、各集積部101〜116で行われている紙幣処理の違いを容易に認識することができる。
図11(b)に示すように、紙幣処理装置1で4つの紙幣処理A〜紙幣処理Dを並行して実行する際に、担当者別に報知色を設定することもできる。この設定で紙幣処理を開始した場合、各集積部101〜116の報知部201〜216は、担当者に対応する報知色で点灯する。
図11(b)の例では、担当者識別番号「X001」の担当者が、紙幣処理Aを担当する。紙幣処理Aを実行する集積部101〜104の報知部201〜204は青色に点灯する。担当者識別番号「X002」の担当者は、紙幣処理Bを担当する。紙幣処理Bを実行する集積部105〜108の報知部204〜208は緑色に点灯する。担当者識別番号「X003」の担当者は、紙幣処理C及び紙幣処理Dを担当する。紙幣処理Cを実行する集積部109〜112の報知部209〜212と、紙幣処理Dを実行する集積部113〜116の報知部209〜216とは赤色に点灯する。これにより、各担当者は、報知部201〜216の発行色に基づいて、自身が担当する紙幣処理用の集積部101〜116を認識して紙幣処理を進めることができる。
なお、図11(b)に示すように、1台の紙幣処理装置1において、紙幣処理A〜Dの4つの異なる紙幣処理を並行して実行すると共に、1台の紙幣処理装置1が複数の操作者によって操作される場合に、上記とは異なる発光制御が行われてもよい。例えば、担当者に応じた報知色により報知を行うか、または、紙幣処理内容(処理A〜D)に応じた報知色により報知を行うかの設定(操作者による設定)を受け付けるように制御部70が構成されていてもよい。なお、この場合も、図10に示した例のように、複数の操作者が1台の装置に同時にログインすることにより、1台の装置が複数の操作者(担当者)により操作されている。
紙幣処理の実行中に、集積部101〜116に集積された紙幣の集積枚数がバッチ枚数又はフル枚数に到達するなどして紙幣の抜取作業が必要になると、制御部70は、報知部201〜216の発光色に応じて異なる報知音を発する。具体的には、制御部70は、図5、図7〜図11に示す設定に応じて点灯する報知部201〜216の発光色に応じて、異なる報知音を発する。
例えば、紙幣処理中に報知部201〜216が青色に点灯する集積部101〜106のいずれかで紙幣の抜取作業が必要になると、制御部70は、青色に対応する報知音を発する。制御部70は、担当者に紙幣の抜き取りを促す情報と、紙幣の抜き取りが必要な集積部101〜116の場所を示す情報とを操作表示部20に表示する。また、制御部70は、紙幣の抜き取りが必要な集積部101〜116の報知部201〜216の点灯状態を青色の点灯状態から青色の点滅状態に変更する。
報知部201〜216が緑色に点灯する集積部101〜116のいずれかで紙幣の抜取作業が必要になると、制御部70は、緑色に対応する報知音を発する。緑色に対応する報知音は、青色に対応する報知音とは異なる音である。制御部70は、担当者に紙幣の抜き取りを促す情報と、紙幣の抜き取りが必要な集積部の場所を示す情報とを操作表示部20に表示する。また、制御部70は、紙幣の抜き取りが必要な集積部101〜116の報知部201〜216の点灯状態を緑色の点灯状態から緑色の点滅状態に変更する。
発光色が赤色の集積部101〜116で紙幣の抜取作業が必要になった場合、発光色が白色の集積部101〜116で紙幣の抜取作業が必要になった場合も、制御部70は、各発光色に対応する報知音を発する。報知色に応じて異なる報知音を発することにより、各担当者は、紙幣の抜取作業を促す報知が、自身に向けてなされたものであるか否かを認識することができる。
報知音の音の違いについては、各担当者が、自身に報知された報知音と他の担当者に報知された報知音とを区別することができれば特に限定されない。例えば、報知色に応じて、報知音の音の高さ(周波数)、音色、長さ、発音のタイミング等を変更してもよいし、異なるメロディを報知音として利用してもよい。
操作者が交替しながら、紙幣処理装置1を何日も連続して利用する場合がある。紙幣処理装置1の操作者が交替する時刻になると、確実に、次の操作者が紙幣処理を実行できるように、制御部70は、紙幣処理を開始可能な時刻を制限する。具体的には、紙幣処理を開始してから完了するまでの処理時間に応じて、操作者が交替する時刻には紙幣処理が完了するように、紙幣処理の実行が制限される。例えば、操作者の交替時刻が14時に設定され、カセット充填処理を開始してから各カセットへの紙幣充填を完了するまでに最大で30分の時間がかかる場合、制御部70は、13時30分以降、カセット充填処理の開始を指示する操作を受け付けない。また、制御部70が警告を発する制御を行ってもよい。例えば、13時30分以降に、操作者が、カセット充填処理の開始を指示する操作を行うと、制御部70は、時間不足のため処理を実行できないことを示す情報を操作表示部20の画面に表示して、カセット充填処理を実行しない。このように、紙幣処理の開始時刻を制限することにより、交替時刻には、確実に次の操作者が紙幣処理を開始することができる。
紙幣処理装置1が、操作者の交替時に、装置内に設けられたセンサを利用して装置内に異物等がなく正常に稼働できることを確認する自己診断処理を行う場合、制御部70は、操作者の交替時刻より前に紙幣処理及び自己診断処理が完了するように、紙幣処理の開始時刻を制限する。例えば、操作者の交替時刻が14時に設定され、カセット充填処理に最大30分の時間がかかり、自己診断処理に最大で10分の時間がかかる場合、制御部70は、13時20分以降、カセット充填処理の開始を指示する操作を受け付けない。このように、紙幣処理の開始時刻を制限することにより、操作者の交替時刻には、自己診断処理を完了して、確実に次の操作者が紙幣処理を開始することができる。なお、紙幣処理の開始時刻の制限が、操作者の交替時刻に合わせて実行する態様に限定されるものではない。例えば、休み時間の開始時刻、休み時間の終了時刻、終業時刻等、予め設定した所定時刻に合わせて紙幣処理の実行を制限する態様であってもよい。
紙幣処理装置1の電源をオフにする操作が行われた際に、取込部30、リジェクト部60、集積部101〜116に紙幣が残っていると、制御部70は、電源をオフにせず残留紙幣があることを報知する報知処理を実行する。具体的には、紙幣処理装置1の電源スイッチをオフにする操作が行われると、制御部70は、取込部30、リジェクト部60、集積部101〜116に設けられた残留紙幣検知用のセンサによって、残留紙幣があるか否かを確認する。制御部70は、取込部30、リジェクト部60、集積部101〜116に加え、搬送路の残留紙幣(ジャム紙幣)を検知してもよい。
取込部30、リジェクト部60、集積部101〜116のいずれにも残留紙幣がない場合、制御部70は、紙幣処理装置1の電源をオフにする。一方、残留紙幣がある場合、制御部70は、紙幣処理装置1の電源をオフにせずにオン状態を維持し、残留紙幣があることを報知する。例えば、所定の報知音を発すると共に、残留紙幣を検知した場所を示す情報と、残留紙幣の抜取作業を指示する情報とを操作表示部20の画面上に表示する。このとき、残留紙幣がリジェクト部60又は集積部101〜116にある場合は、制御部70は、残留紙幣があるリジェクト部60のリジェクト報知部61、又は集積部101〜116の報知部201〜216を点滅させるなどして、残留紙幣の場所を報知する。報知を受けた操作者が残留紙幣を抜き取ると、これを検知した制御部70は、紙幣処理装置1の電源をオフにする。なお、残留紙幣の検知が、残留紙幣検知用センサによる誤検知等の場合には、操作表示部20で所定の操作を行うことにより、強制的に電源をオフにすることができる。
本実施形態で示した各紙幣処理で、各集積部101〜116に集積するよう設定した紙幣の通貨、金種、新旧、正損、方向、バッチ枚数等の紙幣の種類は例示である。紙幣処理装置1の利用者は、各集積部に集積する紙幣の種類を変更することができる。紙幣処理装置1が有する集積部の数も例示であって、各モジュール10〜13が、3つ以下の集積部を有する態様であってもよいし、5つ以上の集積部を有する態様であってもよい。基本モジュール10に連結する拡張モジュールの数についても特に制限されない。また、各拡張モジュールは、同型のものでもよいし、異なる型のものでもよい。
また、本実施形態では、集積設定で指定した報知色、又は報知色設定で指定した報知色で各集積部101〜116の報知部201〜216を点灯する態様を示したが、点灯、消灯、点滅等、点灯方法を変更する態様であってもよい。具体的には、例えば、図5(a)に示す集積設定で、万円券正券を集積する集積部101〜104では報知部201〜204を青色に点灯して、万円券損券を集積する集積部105〜108では報知部205〜208を青色に点滅させる。同様に、千円券正券を集積する集積部109〜112では報知部209〜212を赤色に点灯して、千円券損券を集積する集積部113〜116では報知部213〜216を赤色に点滅させる。これにより、抜取作業を行う担当者は、報知部201〜208が青色に発光する集積部101〜108には万円券が集積され、報知部209〜216が赤色に発光する集積部109〜116には千円券が集積されていることを容易に認識することができる。また、報知部201〜204、209〜212が点灯する集積部101〜104、109〜112には正券が集積され、報知部205〜208、213〜216が点滅する集積部105〜108、113〜116には損券が集積されていることを認識することができる。この場合、紙幣の抜取作業が必要になったことを報知する際には、報知部201〜216を消灯するか、又は白色等の別の色で点灯させればよい。
また、本実施形態では、集積部別に報知色を設定する例を示した。この他、紙幣処理装置1を構成するモジュール別に報知色を設定する態様であってもよい。例えば、図5(a)に示す集積設定で、集積部の項目に代えてモジュールの項目を設け、第1集積部101〜第4集積部104を基本モジュール10、第5集積部105〜第8集積部108を第1拡張モジュール11、第9集積部109〜第12集積部112を第2拡張モジュール12、第13集積部113〜第16集積部116を第3拡張モジュール13として指定する態様であってもよい。
本実施形態では、各集積部101〜116に設けた報知部201〜216が、光源部を利用して光によって報知する例を示したが、報知の方法がこれに限定されるものではない。例えば、報知部201〜216として設けたスピーカを用いることによって、音による報知を行う態様であってもよい。集積部に集積された紙幣の分類、又は集積部を担当する担当者を報知する際に、光による報知のみを行ってもよいし、音による報知のみを行ってもよいし、光と音とを組み合わせて報知を行ってもよい。
上述してきたように、本実施形態に係る紙幣処理装置1によれば、各集積部101〜116に設けられた報知部201〜216の点灯状態に応じて、各集積部101〜116を利用して行われる紙幣処理の種類、各集積部101〜116に集積された紙幣の種類、各集積部101〜116で紙幣の抜取作業等を担当する担当者等を区別することができる。例えば、複数人の担当者それぞれに少なくとも1つの集積部を割り当てて、担当者別に異なる色で報知部を点灯すれば、各担当者は、発光色に基づいて自身が担当する集積部を容易に認識することができる。
また、制御部70は、上記した報知とは異なる報知を行ってもよい。
例えば、制御部70は、異なる集積部101〜116に集積された紙幣を抜き取る必要が生じた際に、抜き取り順に応じて、異なる報知を行うように報知部201〜216を制御してもよい。具体的には、制御部70は、報知部201〜216のうち抜き取り順が早い紙葉類を集積する集積部101〜116に対応する報知部201〜216を、抜き取り順が遅い紙葉類を集積する集積部101〜116に対応する報知部201〜216よりも強い発光強度で発光させる制御を行ってもよい。また、制御部70は、異なる集積部101〜116に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、報知部201〜216のうち抜き取り順が早い紙葉類を集積する集積部101〜116に対応する報知部201〜216を、抜き取り順が遅い紙葉類を集積する集積部101〜116に対応する報知部201〜216よりも、短い時間間隔で点灯させる制御を行ってもよい。
また、制御部70は、搬送処理中に紙葉類が搬送部50〜53において詰まった際に、報知部201〜216のうち詰まり箇所に最も近い位置の報知部201〜216を用いて、詰まり箇所を報知する制御を行ってもよい。たとえば、詰まり箇所に最も近い位置の報知部201〜216が、詰まり(ジャム)を示す予め決められた色や、発光パターンで発光するように構成されている。詰まり箇所は、搬送部50〜53に配置されているセンサにより認識される。
また、上記実施形態における紙葉類の集積処理に関する情報は、報知部201〜216を用いて報知することに加えて、操作表示部20にも該当する報知内容を表示してもよい。
以上のように、本発明に係る紙葉類処理装置は、紙葉類処理を実行する場合に、装置の担当者が的確な紙葉類処理を容易に行えるようにするために有用である。
1 紙幣処理装置
10 基本モジュール
11〜13 拡張モジュール
20 操作表示部
30 取込部
40 識別部
50〜53 搬送部
60 リジェクト部
61 リジェクト報知部
70 制御部
80 記憶部
101〜116 集積部
201〜216 報知部
305〜316 枚数表示部

Claims (14)

  1. 装置内部へ紙葉類を取り込む取込部と、
    前記取込部により取り込まれた紙葉類を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送される紙葉類を識別する識別部と、
    複数設けられ、集積された紙葉類を抜取可能な開口部を有する紙葉類の集積部と、
    報知部と、
    前記報知部の報知制御、及び前記集積部へ集積する紙葉類の搬送制御を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、所定の設定及び前記識別部による識別結果に基づいて紙葉類を分類して複数の前記集積部に集積する制御を行い、紙葉類の集積処理に関する情報に応じて、異なる報知を行うように前記報知部を制御する紙葉類処理装置。
  2. 前記制御部は、紙葉類が集積された前記集積部に関する情報に応じて異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記制御部は、前記集積部に集積される紙葉類の種類別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記制御部は、前記集積部から抜き取った紙葉類を充填する収納容器別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記制御部は、前記集積部から抜き取った紙葉類の充填先となる装置別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記制御部は、前記集積部から抜き取った紙幣の運搬元となる機関別又は運搬先となる機関別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記報知部は、各集積部に対応するように設けられた光源部であり、
    前記制御部は、前記集積部に関する情報に基づいて、異なる色で前記光源部を発光させる制御を行う請求項2〜6のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置。
  8. 前記報知部は、スピーカであり、
    前記制御部は、前記集積部に関する情報に基づいて、異なる音を前記スピーカから出力させる制御を行う請求項2〜7のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置。
  9. 前記制御部は、前記集積部を利用して行われる紙葉類処理の種類別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  10. 前記制御部は、前記集積部を担当する担当者別に、異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  11. 前記制御部は、異なる前記集積部に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、抜き取り順に応じて、異なる報知を行うように前記報知部を制御する請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  12. 前記報知部は、各集積部に対応するように複数設けられた光源部であり、
    前記制御部は、異なる前記集積部に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、前記光源部のうち抜き取り順が早い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部を、抜き取り順が遅い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部よりも強い発光強度で発光させる制御を行う請求項11に記載の紙葉類処理装置。
  13. 前記報知部は、各集積部に対応するように複数設けられた光源部であり、
    前記制御部は、異なる前記集積部に集積された紙葉類を抜き取る必要が生じた際に、前記光源部のうち抜き取り順が早い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部を、抜き取り順が遅い紙葉類を集積する集積部に対応する光源部よりも、短い時間間隔で点灯させる制御を行う請求項11に記載の紙葉類処理装置。
  14. 前記報知部は、各集積部に対応するように複数設けられた光源部であり、
    前記制御部は、搬送処理中に紙葉類が前記搬送部において詰まった際に、前記光源部のうち詰まり箇所に最も近い位置の光源部を用いて、詰まり箇所を報知する制御を行う請求項1に記載の紙葉類処理装置。
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