JP2018141349A - シェッド - Google Patents

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Abstract

【課題】現場での施工や補修が容易で、強い衝撃に対しても優れた緩衝緩和性能を発揮できるシェッドを提供する。【解決手段】通路の上方を覆う屋根部と、屋根部上に設置された衝撃緩和部とを備える。衝撃緩和部は、一定の剛性を有した上側波板28(プレート状部材)及び下側波板32と、各波板28,32より剛性が高い複数の角型パイプ部材30とで構成された主衝撃緩和層26を備える。複数の角型パイプ部材30は、互いに所定間隔を空けて横置きされ、上側波板28の下面側に上面が固定されて上側波板を支持している。上側波板28は、自己の凹凸が複数の角型パイプ部材30に対して交差する向きに配されている。下側波板32は、自己の凹凸が複数の角型パイプ部材30と交差する向きに配され、上面側に複数の角型パイプ部材30の下面が固定されて複数の角型パイプ部材30を支持している。【選択図】図3

Description

本発明は、山沿いの道路や鉄道用軌道を落石、土砂崩落、雪崩等から防護するためのシェッドに関する。
シェッドの上面に落石等を受けた時、落石等の衝撃が特定部分に集中すると、その特定部分だけで強い衝撃を吸収する必要がある。そうすると、落石等をどの部分で受けてもよいように、シェッド全体を極めて衝撃緩衝性の高い構造にしなければならず、コストが高くなってしまう。したがって、十分な衝撃耐量を確保してコストも抑えるためには、特定部分に加わった強い衝撃を周囲に分散させ、広い領域で効率よく吸収する構造であることが好ましい。
また、スノーシェッドは、コンクリート製の屋根部だけで構成されたシンプルな構造のものが多く、ロックシェッドより衝撃耐量が低いのが一般的であるが、近年、既存のスノーシェッドに対し、ロックシェッドに近い衝撃耐量が得られるように補強することが求められている。したがって、今後、新型のシェッドを研究又は開発する場合、このような要求にも容易に対応できる構造であることが好ましい。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、屋根部の上面(ロックシェッド頂版上)に、樹脂発泡成形体層の上面にサンドイッチ版を重ねた衝撃緩和部を設置したシェッドがあった。このシェッドは、サンドイッチ版の構造に特徴があり、サンドイッチ版は、平坦な鋼板2枚を上下に離間して対向させ、分散配置した複数のボルトで相互に連結したものである。また、2枚の鋼板の間に高流動性コンクリートを隙間なく充填し、固化させたタイプも記載されている。
特開2004−36266号公報
衝撃緩和部は、想定される衝撃のエネルギー等に合わせ、衝撃分散性と衝撃緩衝性をバランスよく設定することが重要になるが、特許文献1のシェッドのサンドイッチ版は、両者をバランスよく向上させることが難しい。
このサンドイッチ版は、落石等を受けた時、上側の鋼板が凹むように変形して衝撃を吸収する(衝撃緩衝性)とともに、上側の鋼板が面内方向に引っ張り合って衝撃を分散させる(衝撃分散性)という動作を行う。例えば、2枚の鋼板を連結するボルトの数(単位面積当たりのボルトの数)を変更すれば、落石等を受けた時の鋼板の凹みやすさが変化し、衝撃緩衝性と衝撃分散性のバランスを調節できる。しかし、あまり広範囲に調節することはできない。
また、2枚の鋼板の間に高流動コンクリートを隙間なく充填して固化させると、衝撃分散性を向上させることができるが、鋼板がほとんど凹むことができなくなって衝撃緩衝性が大幅に低下してしまうので、衝撃緩衝性と衝撃分散性のバランスきめ細かく調節することは困難である。
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、現場での施工や補修が容易で、強い衝撃に対しても優れた緩衝緩和性能を発揮できるシェッドを提供することを目的とする。
本発明は、山の斜面に沿って設けられた通路の上方を覆う屋根部と、前記屋根部上に設置され、斜面落下物を受けたときに前記屋根部に加わる衝撃を和らげる衝撃緩和部とを備え、前記衝撃緩和部には、一定の剛性を有したプレート状部材と、前記プレート状部材より剛性が高い複数の角型パイプ部材とで構成された主衝撃緩和層が設けられ、前記複数の角型パイプ部材は、互いに所定間隔を空けて横置きされ、前記プレート状部材の下面側に上面が固定されて前記プレート状部材を支持するシェッドである。
前記プレート状部材は上側波板であり、前記上側波板は、自己の凹凸が前記複数の角型パイプ部材に対して交差する向きに配されていることが好ましい。さらに、前記主衝撃緩和層には、一定の剛性を有した下側波板が設けられ、前記下側波板は、自己の凹凸が前記複数の角型パイプ部材に対して交差する向きに配され、上面側に前記複数の角型パイプ部材の下面が固定されて前記複数の角型パイプ部材を支持する構成にすることが好ましい。
前記主衝撃緩和層には、複数のスペーサ部材が設けられ、前記複数のスペーサ部材は、前記上側波板の下面側の、前記角型パイプ部材によって支持されない領域の所定部分を支持する構成にしてもよい。また、前記主衝撃緩和層は、前記上側波板の下面側の、前記角型パイプ部材によって支持されない空間に第一の充填材が充填されている構成にしてもよい。この場合、前記第一の充填材は、粒状体の集合物であることが好ましい。
前記角型パイプ部材は、内側に補強用の筋交が設けられた構成にしてもよい。さらに、前記角型パイプ部材は、内側の空間に第二の充填材が充填された構成にしてもよい。この場合、
前記第二の充填材は、粒状体の集合物であることが好ましい。
また、前記衝撃緩和部には、前記主衝撃緩和層の下面を支持する層であって、樹脂発泡体を直方体状にした基本ブロック体を敷き並べた構造の補助衝撃緩和層が設けられ、前記各基本ブロック体は、6つの面がそれぞれネットによって覆われており、隣り合う前記基本ブロック体は、互いの側面を覆って対向する前記ネットの稜線部同士が連結具で連結され、相互に固定されていることが好ましい。この場合、前記ネットは合成樹脂網であることが好ましい。
あるいは、前記衝撃緩和部には、前記主衝撃緩和層の下面を支持する層であって、敷き砂から成る補助衝撃緩和層が設けられていてもよい。
本発明のシェッドは、屋根部の上に所定の衝撃緩和部を設置するというシンプル構成なので、既存のスノーシェッドを補強する場合にも適用することができる。また、独特な衝撃緩和部の構造により、斜面落下物の種類や大きさ、想定される衝撃のエネルギーに合わせ、衝撃緩和部の衝撃緩衝性と衝撃分散性をバランスよく設定することができる。
特に、主衝撃緩和層の構成は、可変できるパラメータが多いので、設計の自由度が高く、衝撃緩衝性と衝撃分散性のバランスをきめ細かく調節することができる。さらに、プレート状部材(上側波板等)を支持する角型パイプ部材の下面側に下側波板を追加したり、プレート状部材の下面側の適宜の位置をスペーサ部材で支持したり、プレート状部材の下面側の空間に第一の充填材(粒状体の集合物等)を充填したりすることにより、主衝撃緩和層の衝撃緩衝性と衝撃分散性をより広範囲に調節することができる。
さらに、樹脂発泡体又は敷き砂から成る補助衝撃緩和層を設け、主衝撃緩和層の下面を支持する構造にすることによって、衝撃緩和部の衝撃緩衝性と衝撃分散性を総合的にバランスよく設定することができ、シェッドの衝撃耐量を効果的に向上させることができる。
本発明のシェッドの第一の実施形態の側面図(a)、正面図(b)である。 第一の実施形態の衝撃緩和部を構成する補助衝撃緩和層を示す斜視図である。 第一の実施形態の衝撃緩和部を構成する主衝撃緩和層を示す斜視図(a)、分解斜視図(b)である。 主衝撃緩和層の角型パイプ部材を示す斜視図(a)、分解斜視図(b)である。 主衝撃緩和層の上側波板を構成する単位上側波板を端面側から見た図(a)、下面側から見た図(b)である。 主衝撃緩和層の下側波板を構成する単位下側波板を端面側から見た図(a)、下面側から見た図(b)である。 角型パイプ部材、単位下側波板及び単位上側波板を一体に組み付けるときに使用される第一の固定具を示す正面図(a)、側面図(b)である。 角型パイプ部材、単位下側波板及び単位上側波板を一体に組み付けるときに使用される第二の固定具を示す正面図(a)、側面図(b)である。 角型パイプ部材、単位下側波板及び単位上側波板が第一及び第二の固定具を使用して組み付けられた状態を示す拡大図(a)、A−A断面図(b)である。 主衝撃緩和層の第一の変形例を示す分解斜視図(a)、スペーサ部材を示す斜視図(b)である。 主衝撃緩和層の第二の変形例を示す拡大図である。 主衝撃緩和層の第三の変形例を示す拡大図である。 角型パイプ部材の3つの変形例を示す図(a)、(b)、(c)である。 本発明のシェッドの第二の実施形態の側面図(a)、第三の実施形態の側面図(b)である。 補助衝撃緩和層の変形例を示す斜視図(a)、基本ブロック体の組み立て方法を示す斜視図(b)、隣り合う基本ブロック体同士を連結具で固定した状態を示す図(c)である。
以下、本発明のシェッドの第一の実施形態について、図1〜図9に基づいて説明する。この実施形態のシェッド10は、図1(a)、(b)に示すように、山の斜面に沿って設けられた通路T(道路、鉄道用軌道等)に設置され、通路Tを落石、土砂崩落、雪崩等から防護するものである。
シェッド10は、通路Tの上方に複数の受け梁12が配設されている。受け梁12は、太い角柱状のコンクリート材であり、それぞれ通路Tの幅方向に配され、通路Tの長さ方向に所定の間隔を空けて設置されている。各受け梁12は、山の斜面側の端部が支持壁14の上端部で支持され、反対側の端部が複数の支柱16の上端部で個別に支持されている。
受け梁12の上方には、通路Tの上方を覆う屋根部18が設けられている。屋根部18は、例えば、複数のプレキャスト床版を受け梁12上に架設し、その上面を現場打ちコンクリートの層で覆って一体化させることにより形成されている。また、屋根部18の周縁部には、後述する衝撃緩和部20の側面を支える囲い壁22が立設されている。
屋根部18の上面には、落石等を受けたときに屋根部18に加わる衝撃を和らげる衝撃緩和部20が設けられている。衝撃緩和部20は、衝撃吸収用の補助衝撃緩和層24と、その上側に設けられた衝撃分散及び吸収用の主衝撃緩和層26とで構成されている。
補助衝撃緩和層24は、図2に示すように、複数の樹脂発泡体24aを屋根部18の上面に切れ目なく敷き並べることにより形成される。樹脂発泡体24aは、発泡スチロール、発泡ウレタン、EVA(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)発泡体等の衝撃吸収効果が大きい素材が好適である。なお、補助衝撃緩和層は敷き砂で構成してもよい。
主衝撃緩和層26は、図3(a)、(b)に示すように、一定の剛性を有したプレート状部材であって所定間隔で屈曲した上側波板28と、上側波板28よりも剛性が高い複数の角型パイプ部材30と、上側波板28と同様の部材である下側波板32とで構成されている。複数の角型パイプ部材30は、所定の間隔を空けてほぼ平行に横置きされ、上側波板28の下面側に上面が固定されて上側波板28を支持している。下側波板32は、自己の凹凸が複数の角型パイプ部材30と交差する向きに配され、上面側に複数の角型パイプ部材30の下面が固定されて複数の角型パイプ部材30を支持している。
角型パイプ部材30は、図4(a)、(b)に示すように、断面が略正方形の角型鋼管30aと2つの筋交用鋼板30bとで構成され、角型鋼管30aの内側に筋交用鋼板30bを配置することにより、角型鋼管30aの剛性を向上させている。
上側波板28は、例えば耐食性に優れたキーストンプレート(亜鉛メッキ鋼板)等が適してしており、トラックで輸送可能なサイズの単位上側波板34を敷き並べることによって形成される。単位上側波板34は、図5(a)、(b)に示すように、角型パイプ部材30が固定される位置に、複数のボルト挿通孔34aが設けられている。
下側波板32は、上側波板20と同様のキーストンプレート等であり、単位下側波板36を敷き並べることによって形成される。単位下側波板36は、図6(a)、(b)に示すように、角型パイプ部材30が固定される位置に、複数のボルト挿通孔36aが設けられている。単位下側波板36の場合、さらにボルト挿通孔36aの下側から、フラットバー42を介してボルト38が挿通され、上向きに突出するネジ部38aにナット40を螺合させて固定されている。フラットバー42は、ボルト挿通孔36aに対応する位置に複数のボルト挿通孔42aが形成された板材で、ボルト38の頭部38bと単位下側波板36との間に挟持され、単位下波板36(及びボルト挿通孔36a)を補強している。
その他、角型パイプ部材30、単位上側波板34及び単位下側波板36を一体に固定するため、2種類の固定具が使用される。第一の固定具44は、図7(a)、(b)に示すように断面コの字形の溝型鋼であり、上下の各フランジ部にボルト挿通孔44a,44bが同軸に形成されている。さらに、上側のフランジ部には、ボルト挿通孔44aの下側からボルト46が挿入され、上向きに突出するネジ部46aにナット48を螺合させて固定されている。
第二の固定具50は、図8(a)、(b)に示すように、2つの第一の固定具44を一体化したような部材である。第二の固定具50は、第一の固定具44の約2倍の長さの溝型鋼であり、上下の各フランジ部の一端部に、ボルト挿通孔50a,50bが同軸に形成され、他端部にも、同様のボルト挿通孔50a,50bが同軸に形成されている。さらに、上側のフランジ部には、2つのボルト挿通孔50aの下側からボルト52がそれぞれ挿通され、上向きに突出するネジ部52aにナット54を螺合させて固定されている。
次に、主衝撃緩和層26の組み立て方法を、図9(a)、(b)に基づいて説明する。まず、複数の単位下側波板36を用意し、補助衝撃緩和層24の上面に、凹凸を通路Tの長さ方向に配して隙間なく敷き並べた後、第二の固定具50で隣接する単位下側波板36の端部同士を接続する作業を行う。
第二の固定具50は2つ1組で使用され、互いのウェブ同士を対向させるように配し、下側のフランジ部にある2つのボルト挿通孔50bに単位下側波板36の各ネジ部38aを挿入し、各ネジ部38aにナット56を螺合させて固定する。これで、隣接する単位下側波板36の端部同士が、第二の固定具50を介して接続され、下側波板32が一体に形成される。
端にある単位下側波板36(他の単位下側波板36と隣接しない単位下側波板36)の端部は、第一の固定具44を2つ1組で用意して、第一の固定具44の下側のフランジ部にあるボルト挿通孔44bに、単位下側波板36のネジ部38aを挿入し、ネジ部38aにナット56を螺合させて固定する。
次に、複数の角型パイプ部材30を用意して、それぞれ通路Tの幅方向に配し、一対に取り付けられた第一の固定具44の間、及び一対に取り付けられた第二の固定具50の間にセットする。そして、複数の単位上側波板34を用意して、複数の角型パイプ部材30の上面に、凹凸を通路Tの長さ方向に配して隙間なく敷き並べた後、第二の固定具50を利用して隣接する単位上側波板34の端部同士を接続する作業を行う。
まず、上側のフランジ部から突出する2つのネジ部52aを単位上側波板34の各ボルト挿通孔34aに挿入し、各ネジ部52aに、フラットバー58を介してナット60を螺合させて固定する。フラットバー58は、ボルト挿通孔34aに対応する位置に複数のボルト挿通孔58aが形成された板材であり、ナット60と単位上側波板34との間に挟持され、単位上波板34(及びボルト挿通孔34a)を補強している。これで、隣接する単位上側波板34の端部同士が、第二の固定具50を介して接続され、上側波板28が一体に形成される。
端にある単位上側波板34(他の単位上側波板34と隣接しない単位上側波板34)の端部は、第一の固定具50の上側のフランジ部から突出するネジ部46aを単位上側波板34のボルト挿通孔34aに挿入し、ネジ部46aに、フラットバー58を介してナット60を螺合させて固定する。これで、上側波板28、複数の角型パイプ部材30及び下側波板32が相互に固定され、主衝撃緩和層26が一体に形成される。
上側波板28及び下側波板30の面内方向の剛性は、凹凸の方向の剛性が凹凸を横切る方向の剛性より高く、しかも、フラットバー42,58によって凹凸の方向に補強されている。そして、複数の角型パイプ部材30が、上側波板28及び下側波板30の凹凸と交差するように固定されているので、隣接する角型パイプ部材30同士が強く連結され、一定以上の衝撃分散性が確保される。
この実施形態のシェッド10によれば、一般的な屋根部18の上に衝撃緩和部20を設置する構成なので、屋根部18のみで成る既存のスノーシェッドを補強する場合にも適用することができる。また、衝撃緩和部20は、衝撃吸収用の補助衝撃緩和層24と衝撃分散及び吸収用の主衝撃緩和層26とを備えた独特な構造なので、斜面落下物の種類や大きさ、想定される衝撃のエネルギー等に合わせ、衝撃緩和部20の衝撃緩衝性と衝撃分散性をバランスよく設定することができる。
特に、主衝撃緩和層26は、一定の剛性を有した上側波板28及び下側波板32と、これらよりも剛性が高い角型パイプ部材30とを組み合わせたものであり、上側波板28及び下側波板32の変形のしやすさ(衝撃緩衝性)は、板厚を変更したり単位面積当たりの凹凸の数を変更したりすることによって調節することができる。また、角型パイプ部材30は、上側波板28及び下側波板32よりも高い剛性を有しているが、一定以上の衝撃を受けた時には適度に変形することができ、その変形のしやすさ(衝撃緩衝性)は、板厚や太さを変更することによって調節することができる。つまり、主衝撃緩和層26の構成は、可変できるパラメータが多いので、設計の自由度が高く、衝撃緩衝性と衝撃分散性のバランスをきめ細かく調節することができる。
また、主衝撃緩和層26を構成する上側波板28、角型パイプ部材30、下側波板32は、それぞれ軽量化された部材なので、現場での施工が容易である。また、適当な大きさの単位で取り扱われるので、トラックによる現場への搬送も容易であり、落石等を受けた後、破損した部分を撤去したり補修したりする作業も容易に行うことができる。
さらに、樹脂発泡体24aから成る補助衝撃緩和層24を備え、主衝撃緩和層26の下面を支持する構造なので、衝撃緩和部20の衝撃緩衝性と衝撃分散性を総合的にバランスよく設定することができ、シェッド10の衝撃耐量を効果的に向上させることができる。
次に、主衝撃緩和層26の3つの変形例を説明する。上記の主衝撃緩和層26は、図9(b)及び図3(a)に示すように、上側波板28の下面側の、角型パイプ部材30によって支持されない部分が空間E1になっており、空間E1は、上側波板28が自由に変形できる。これに対して、第一の変形例の主衝撃緩和層26(1)は、図10(a)に示すように、空間E1となる部分に、上側波板28の下面側の所定部分を支持する複数のスペーサ部材62が分散配置されているという特徴がある。スペーサ部材62は、例えば図10(b)に示すように、低背に切り出された円形鋼管を縦置きしたもの等が適している。
主衝撃緩和層26の衝撃分散性を向上させたいときは、空間E1の位置に角型パイプ部材30を追加し、上側波板28を変形しにくくする方法が考えられるが、上側波板28に加わる力が角型パイプ部材30を介して下側波板32に伝わり、主衝撃緩和層26のより広い範囲で力を受け、主衝撃緩和層26が過度に変形しにくくなって衝撃緩衝性が低下してしまう可能性がある。そのような場合、主衝撃緩和層26(1)のように、小形のスペーサ部材62を空間E1に分散配置して上側波板28の特定部分だけを支持する構造にすれば、上側波板28の特定箇所にかかる力がスペーサ部材62を介して下側波板32に伝達し、その周辺部分での主衝撃緩和層26(1)の変形による衝撃緩衝機能が発揮され、衝撃分散性を向上させつつ衝撃緩衝性の低下を小さく抑えることができる。
また、第二の変形例の主衝撃緩和層26(2)は、図11に示すように、空間E1に、上側波板28の下面側を支持する第一の充填材を充填したという特徴がある。第一の充填材は、例えば、天然又は人工の軽石、砂利、砕石、砂、発泡スチロールビーズ等の粒状体の集合物64であることが好ましい。
上記のように、主衝撃緩和層26の衝撃分散性を向上させたいときは、空間E1の位置に角型パイプ部材30を追加し、上側波板28を変形しにくくする方法が考えられるが、上側波板28が過度に変形しにくくなると衝撃緩衝性が低下してしまう可能性がある。そのような場合、主衝撃緩和層26(2)のように、空間E1に粒状体の集合物64を充填するとよい。粒状体の集合物64は、上側波板28にかかる力を下側波板32に伝達して主衝撃緩和層26(2)を変形しにくくするとともに、上側波板28の変形とともに粒状体が動いたり粒状体同士が擦れたりして衝撃エネルギーを吸収する効果も期待できる。したがって、主衝撃緩和層26の衝撃分散性を向上させつつ一定の衝撃緩衝性も得ることができる。
なお、第一の充填材としてコンクリートやモルタル等を使用してもよいが、その場合、隙間なく充填するのではなく、上側波板28の下面側に、上側波板28が適度に変形できる空間を残すようにするとよい。
また、第三の変形例の主衝撃緩和層26(3)は、図12に示すように、上記のスペーサ部材62及び粒状体の集合物64を設けたものであり、主衝撃緩和層26(1)と26(2)の双方の効果を得ることができる。
次に、角型パイプ部材30の変形例を説明する。第一の変形例の角型パイプ部材30(1)は、図13(a)に示すように、角型パイプ部材30の筋交用鋼板30bを省略したもので、角型パイプ部材30を変形しやすくして衝撃緩衝性を向上させたものである。
また、第二の変形例の角型パイプ部材30(2)は、図13(b)に示すように、角型パイプ部材30の筋交用鋼板30bを省略するとともに、角型鋼管30aの内側の空間E2に第二の充填材を充填したというという特徴がある。特に、第二の充填材は、天然又は人工の軽石、砂利、砕石、砂、発泡スチロールビーズ等の粒状体の集合物66であることが好ましい。
角型パイプ部材30の衝撃緩衝性を向上させたいときは、角型パイプ部材30(1)のように筋交用鋼板30bを単純に省略する方法が考えられるが、過度に変形しやすくなると衝撃分散性が著しく低下してしまう可能性がある。そのような場合は、角型パイプ部材30(2)のように、空間E2に粒状体の集合物66を充填する方法がある。粒状体の集合物66は、衝撃を受けた角型鋼管30aを変形しにくくするとともに、角型鋼管30aに押されたときに、粒状体が動いたり粒状体同士が擦れたりして衝撃エネルギーを吸収する効果も期待できる。したがって、角型パイプ部材30の衝撃緩衝性を向上させつつ一定の衝撃分散性も得ることができる。
また、第三の変形例の角型パイプ部材30(3)は、図13(c)に示すように、角型パイプ部材30の構成に上記の粒状体の集合物66を追加したものであり、角型パイプ部材30の衝撃緩衝性と衝撃分散性をバランスよく向上させることができる。
次に、本発明のシェッドの第二及び第三の実施形態について、図14(a)、(b)に基づいて説明する。ここで、第一の実施形態と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
第二の実施形態のシェッド68は、図14(a)に示すように、屋根部18の上面に衝撃緩和部70が設けられ、この衝撃緩和部70は、補助衝撃緩和層24とその上側に設けられた2層の主衝撃緩和層26とで構成されている。補助衝撃緩和層24と主衝撃緩和層26は、それぞれ上記と同様の構造である。
また、第三の実施形態のシェッド72は、図14(b)に示すように、屋根部18の上面に衝撃緩和部74が設けられ、この衝撃緩和部74は、下側から順番に補助衝撃緩和層24と主衝撃緩和層26とが交互に2層ずつ重なった構造になっている。補助衝撃緩和層24と主衝撃緩和層26は、それぞれ上記と同様の構造である。
シェッド68,72は、複数の主衝撃緩和層26と補助緩和層24とを適宜組み合わせたもので、上記のシェッド10と同様の効果を得ることができ、しかもシェッド10よりも衝撃耐量を格段に向上させることができる。
なお、本発明のシェッドは、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、シェッド10の場合、主衝撃緩和層26を設置するとき、角型パイプ部材30を通路Tの幅方向に配しているが、設置する向きは、施工のしやすさ等を考慮して自由に設定することができ、角型パイプ部材30を通路Tの長さ方向に配して設置してもよい。
上記の主衝撃緩和層26は、上側波板28、角型パイプ部材30及び下側波板32を一体に固定する際、第一及び第二の固定具44,50やフラットバー42,58を使用しているが、他の方法で固定してもよい。また、上側波板28と複数の角型パイプ部材30だけで所望の衝撃緩衝性及び衝撃分散性が得られれば、下側波板32は省略してもよい。
プレート状部材である上側波板や下側波板の波の形状(断面形状)は特に限定されず、三角波状、ノコギリ波状、円弧状の凹凸した形状等に変更してもよい。また、上側波板に代えて、一定の剛性を有した金網等を使用してもよい。
上記の補助衝撃緩和層24は、複数の樹脂発泡体24aを屋根部18の上面に単純に敷き並べて構成されているが、図15(a)に示す補助衝撃緩和層76のように、樹脂発泡体をネットで覆った複数の基本ブロック体78を敷き並べて構成してもよい。基本ブロック体78は、複数の小型の樹脂発泡体78aを組み合わせて形成した単位直方体である。ネットは、ポリエチレン繊維等を縫製して成る合成樹樹脂網80が好適である。
補助衝撃緩和層76を組み立てるときは、例えば15(b)に示すように、まず、袋状に形成された合成樹脂網80の中に複数の樹脂発泡体を入れ、基本ブロック体78の6つの面を合成樹脂網80で覆って開口部を封止する。その後、複数の基本ブロック体78を屋根部18の上面にほぼ隙間なく整列させて敷き並べ、図15(c)に示すように、隣り合う基本ブロック体78を、互いの合成樹脂網80の稜線部同士(側面を覆う部分の稜線部同士)を連結具82で連結することによって相互に固定する。連結具82は、例えば合成樹脂網80と同じ材質の合成樹脂ロープを使用することができ、合成樹脂ロープを網目に通して締結するとよい。連結するのは、側面の上辺側の稜線部だけでもよいが、その他の稜線部もすべてを連結すれば、各基本ブロック体78の連結を極めて強固にすることができる。
補助衝撃緩和層76は、衝撃緩衝性に優れた基本ブロック体78(樹脂発泡体)を有し、しかも、個々の基本ブロック体78が合成樹脂網80で覆われ、合成樹脂網80及び連結具82を介して相互に連結されているので、特定の基本ブロック体78が受けた落石等の衝撃を、効率よく吸収するとともに周囲の基本ブロック体78に分散させることができる。したがって、補助衝撃緩和層76を使用すれば、緩衝緩和部の性能をさらに向上させることができる。また、樹脂発泡体78aが合成樹脂網80に覆われているので、被災時、樹脂発泡体78aの破片が飛散するのを防ぐ効果も期待できる。また、合成樹脂網80は柔軟性があって軽いので、施工性に優れ、被災後の補修も容易である。
なお、補助衝撃緩和層76は、図15(a)に示す層を複数段に重ねたものにしてもよい。このとき、上下に重なる基本ブロック体78は、相互に連結してもよいし、連結しなくてもよい。また、条件が合えば、合成樹脂網80を他の材質のネット(金網等)に変更してもよい。
その他、衝撃緩和部の各構成部材は上記のように様々な変形例があるので、本発明の目的とする作用果が得られる範囲で、組み合わせを自由に変更することができる。また、主衝撃緩和層だけで所望の衝撃緩衝性及び衝撃分散性が得られれば、補助衝撃緩和層は省略することができる。また、屋根部やこれを支持する受け梁や支柱等は、構造については特に限定されず、既設のものを利用してもよいし新設してもよい。
また、本発明のシェッドは、用途や設置場所は特に限定されず、スノーシェッドやロックシェッド等の様々な用途に適用することができる。
10,68,72 シェッド
18 屋根部
20,70,74 衝撃緩和部
24,76 補助衝撃緩和層
26,26(1),26(2),26(3) 主衝撃緩和層
28 上側波板(プレート状部材)
30,30(1),30(2),30(3) 角型パイプ部材
30b 筋交用鋼板(筋交)
32 下側波板
62 スペーサ部材
64 粒状体の集合物(第一の充填材)
66 粒状体の集合物(第二の充填材)
78 基本ブロック体
78a 樹脂発泡体
80 合成樹脂網(ネット)
82 連結具
T 通路

Claims (12)

  1. 山の斜面に沿って設けられた通路の上方を覆う屋根部と、
    前記屋根部上に設置され、斜面落下物を受けたときに前記屋根部に加わる衝撃を和らげる衝撃緩和部とを備え、
    前記衝撃緩和部には、一定の剛性を有したプレート状部材と、前記プレート状部材より剛性が高い複数の角型パイプ部材とで構成された主衝撃緩和層が設けられ、
    前記複数の角型パイプ部材は、互いに所定間隔を空けて横置きされ、前記プレート状部材の下面側に上面が固定されて前記プレート状部材を支持することを特徴とするシェッド。
  2. 前記プレート状部材は上側波板であり、前記上側波板は、自己の凹凸が前記複数の角型パイプ部材に対して交差する向きに配されている請求項1記載のシェッド。
  3. 前記主衝撃緩和層には、一定の剛性を有した下側波板が設けられ、
    前記下側波板は、自己の凹凸が前記複数の角型パイプ部材に対して交差する向きに配され、上面側に前記複数の角型パイプ部材の下面が固定されて前記複数の角型パイプ部材を支持する請求項1又は2記載のシェッド。
  4. 前記主衝撃緩和層には、複数のスペーサ部材が設けられ、
    前記複数のスペーサ部材は、前記上側波板の下面側の、前記角型パイプ部材によって支持されない領域の所定部分を支持する請求項1乃至3のいずれか記載のシェッド。
  5. 前記主衝撃緩和層は、前記上側波板の下面側の、前記角型パイプ部材によって支持されない空間に第一の充填材が充填されている請求項1乃至4のいずれか記載のシェッド。
  6. 前記第一の充填材は、粒状体の集合物である請求項5記載のシェッド。
  7. 前記角型パイプ部材は、内側に補強用の筋交が設けられている請求項1乃至6のいずれか記載のシェッド。
  8. 前記角型パイプ部材は、内側の空間に第二の充填材が充填されている請求項1乃至7のいずれか記載のシェッド。
  9. 前記第二の充填材は、粒状体の集合物である請求項8記載のシェッド。
  10. 前記衝撃緩和部には、前記主衝撃緩和層の下面を支持する層であって、樹脂発泡体を直方体状にした基本ブロック体を敷き並べた構造の補助衝撃緩和層が設けられ、
    前記各基本ブロック体は、6つの面がそれぞれネットによって覆われており、隣り合う前記基本ブロック体は、互いの側面を覆って対向する前記ネットの稜線部同士が連結具で連結され、相互に固定されている請求項1乃至9のいずれか記載のシェッド。
  11. 前記ネットは合成樹脂網である請求項10記載のシェッド。
  12. 前記衝撃緩和部には、前記主衝撃緩和層の下面を支持する層であって、敷き砂から成る補助衝撃緩和層が設けられている請求項1乃至9のいずれか記載のシェッド。
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