JP2018139129A - 支援システム - Google Patents
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Abstract
Description
1−1.自動火災報知設備の構成
まず、本実施の形態に係る支援システム100が接続される、建築物に設置された防災設備としての自動火災報知設備200(以下、自火報設備200)について、図1に基づいて説明する。
次に、本実施の形態に係る支援システム100の構成について、図1に基づいて説明する。支援システム100は、自衛消防隊の隊員が所持し携帯する1以上の端末2と、受信機4と接続された支援装置1と、で構成される。そして、支援装置1と端末2は、通信回線3を介して互いに通信する。通信回線3は、例えばIMT−2000に準拠した無線通信網などであるが、これに限るものではなく、例えばiEEE802.11に準拠する無線LANなどであってもよい。通信回線3は、少なくとも端末2と無線通信で接続され、無線又は有線で接続される支援装置1と端末2との間で通信を行う通信網である。
次に、支援システム100を構成する支援装置1の構成について、図2に基づいて説明する。支援装置1は、自衛消防隊員による活動を支援するための装置である。支援装置1は、第1の通信部13と、第2の通信部14と、記憶部12と、制御部11とを有する。
第1の通信部13は、信号線C1を介して受信機4に接続されて制御情報等を通信するインターフェースである。信号線C1に代えて、インターネット等の通信回線を介して接続してもよく、通信回線3を共用してもよい。第2の通信部14は、信号線C2と通信回線3とを介して端末2と制御情報等を通信するインターフェースである。信号線C2に代えて無線通信で通信回線3と接続するようにしてもよい。なお、通信回線3を共用とする場合は、第1の通信部13と第2の通信部14とを共通化して1つの通信部としてもよい。
記憶部12は、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶手段であり、自衛消防隊隊員の活動を支援するための処理を実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、隊員データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)121を有する。隊員データベース121は、すべての自衛消防隊の隊員を、各隊員が所持する端末2の識別子(例えば、電話番号)と、各隊員の属性情報とを関連付けて記憶する。なお、前記属性情報とは、自衛消防隊の各役割に対する適性を示し、その優先順位を記憶するようにしてもよい。また、隊員が互いに識別可能とする程度の個人情報として、顔写真や氏名およびその読み仮名を記憶しておく。
して与えられる火災感知器5又はガス漏れ検知器6に固有の識別子(又は感知手段が配設
された区画情報としての区画番号)と、例えば、棟、階、フロアにおける座標(又は区画
)で示される建築物における位置情報としての建物位置情報(又は区画)のデータとを関
連付けて記憶する。
制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて支援装置1の各部の動作を制御する制御手段である。制御部11は、図示しないCPU等の演算処理装置を備え、その機能的構成として、特定部111、受付部112、要請部113、編成部114、通知部115、通話制御部116、音声認識部117を備える。
音声認識部117については後述する。
次に、支援システム100を構成する端末2の構成について、図3に基づいて説明する。図3は端末2の構成を示すブロック図である。
制御部21は、CPU、ROM、RAMなどを有し、CPUがROM又は記憶部22に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより端末2の各部を制御する。
記憶部22は、フラッシュメモリやSSD(ソリッドステートドライブ)などの不揮発性の記憶手段であり、制御部21のCPUに読み込まれるプログラムを記憶する。また、記憶部22は、端末2の電話番号とIPアドレスとを記憶する。また、記憶部22は、電話帳データベース(図において「データベース」を「DB」と表記する)221を有する。電話帳データベース221は、端末2を携帯する他の自衛消防隊員について、氏名と、所属先の部隊名及び班名と、電話番号とを関連付けて記憶する。ここで部隊名とは、例えば「本部隊」、「1階・地区隊」、「2階・地区隊」、「3階・地区隊」等である。班名とは、例えば「隊長」、「通報連絡班」、「初期消火班」、「避難誘導班」、「安全防護班」、「応急救護班」、「安全確保班」等である。なお、他の端末2を識別するURIとして電話番号以外の情報(例えば文字列)が用いられてもよい。
通信部23は、支援装置1と通信するために、無線通信によって通信回線3と接続するインターフェースである。通信部23は、SIPやH.323等の通話制御プロトコルを用いて他の端末2との間でセッションの確立及び終了を行うとともに、RTP(Real-time Transport Protocol)等の伝送プロトコルを用いて他の端末2との間で音声信号の送受信を行う。
操作部24は、タッチパネル241を有する。タッチパネル241は、例えば操作者の指などの指示体によって操作され、表示部25の画面251に重なる領域における位置を指示する操作者の操作を検出する。タッチパネル241は例えば、画面251に重ねられた透明な静電容量方式のタッチパネルである。
表示部25は、液晶などを利用した画面251を備え、制御部21からの指示に応じてこの画面251に画像が表示される。
マイク26は、端末2を携帯する自衛消防隊員の音声を収集し、当該音声を示す音声信号を生成する収音手段である。A/D変換部27は、マイク26により生成されたアナログ形式の音声信号をデジタル形式に変換する。
スピーカ28は、他の端末2を携帯する自衛消防隊員の音声を示す音声信号に基づいて当該音声を放音する放音手段である。D/A変換部29は、制御部21から供給されたデジタル形式の音声信号をアナログ形式に変換してスピーカ28に供給する。
1−5−1.自衛消防隊編成時の動作
支援システム100の動作について説明する。具体的には、自衛消防隊編成時の支援システム100の動作について、図4〜7を参照し、図10〜12の動作フロー図に基づいて説明する。
次に、通話時の支援システム100の動作について、図8及び9を参照し、図13のシーケンス図に基づいて説明する。
上記の実施形態は下記のように変形してもよい。また、下記の変形例は他の1以上の変形例と組み合わせてもよい。
上述した実施形態に係る通話動作において、端末2A及び2B間の通話内容は文字情報として時系列で支援装置1に蓄積されてもよい。具体的には、支援装置1の音声認識部117は、通話制御部116により生成された音声ファイルの音声を文字情報に変換し、通話制御部116は、この変換された文字情報を通話履歴データベース125に記憶するようにしてもよい。この構成によれば、支援装置1の管理者は、時系列で記憶された文字情報を参照することにより、事後的に各隊員による活動の推移を知ることができる。また、必要な情報をキーワードで検索することにより、容易に検索することができる。
上述した実施形態に係る、図13に示した通話動作では2つの端末2間で音声通話が行われる場合が想定されているが、3つ以上の端末2間で同時に音声通話が行われてもよい。すなわち、グループ通話が行われてもよい。この場合には、発呼元である端末2から、複数の端末2を着呼先として指定する呼び出し要求が支援装置1に送信されることになるが、この際、支援装置1は、呼び出し要求において指定される複数の端末2のうち、現在稼動中である自衛消防隊員が携帯する端末2に対してのみ当該呼び出し要求を転送するようにしてもよい。具体的には、支援装置1の通話制御部116は、役割データベース122を参照して、呼び出し要求において指定される複数の端末2のうち、当該端末を携帯する隊員に対して役割が割り当てられている端末2に対してのみ呼び出し要求を転送するようにしてもよい。この構成によれば、自衛消防隊を構成する各隊員のうち稼働中の隊員が携帯する端末に対してのみ呼び出しを行うことができる。
上述した実施形態に係る通話動作ではセッション確立後も支援装置1を介して端末2A及び2B間で音声信号の送受信が行われているが、セッション確立後は支援装置1を介さずに端末2A及び2B間で直接、音声信号の送受信が行われてもよい。この場合、両端末間の通話内容を示す音声ファイルは、音声通話の当事者である端末2A又は2Bにおいて生成され、セッション終了後に通話日時と両端末の電話番号とを示す情報とともに支援装置1に送信されてもよい。
上述した実施形態では、感知手段自体が固有の識別子を有し、異状を感知した感知手段を特定できるような多重伝送を行うようなR型システムを例として説明しているが、本発明に係る支援システム100が対象とする自火報設備200はこれに限るものではない。例えば、P型システムであっても、感知手段自体が固有の識別子を有し、スイッチング式の異状感知信号を送出する際に固有の識別子のデータを重畳させて伝送し、異状を感知した感知手段を特定できるような公知のシステムであればよい(例えば、特許第4058100号を参照)。このように、自火報設備200は、迅速な確認を期待できる点で、異状位置情報は、上記のように異状を感知した感知手段を特定でき、異状を確認すべき範囲が限定されるようなシステムであることが望ましい。なお、本発明に係る支援システム100が対象とする自火報設備200は、異状を感知した感知手段自体を特定できなくても、異状が感知された区画(以下、異状区画と称する)を特定できるようなシステムを排除するものではない。
上述した実施形態では、感知手段が感知する異状とは火災やガス漏れであったが、他の異状を感知するようにしてもよい。例えば、漏電や水漏れや地震などを感知する感知手段であってもよい。要するに、感知手段は、それが作動した場合に人が現場で状況を確認したり現地対応をしたりする意味がある種類の異状を感知するものであればよい。また、地震等の災害発生時に、手動操作により支援システム100を使えるようにしてもよい。この場合、支援装置1に手動操作可能な操作手段を設ける、支援装置1と通信可能で手動操作可能な操作手段を有し支援装置1を遠隔操作可能な図示しない端末装置を設ける、あるいは、感知手段が送出する異状信号相当の信号を入力できるように支援装置1を遠隔操作可能とした指揮者用の端末2を設ける、等すればよい。
Claims (1)
- 建築物に配設された感知手段が異状を感知すると異状情報を送出する自動警報設備と接続された支援装置と、自衛消防隊の各隊員が携帯する複数の端末とを具備し、前記端末は、表示部と、操作部と、通信回線を介して前記支援装置と送受信する通信部とを備え、前記支援装置は、前記自動警報設備と通信する第1の通信部と、前記通信回線を介して前記端末と通信する第2の通信部とを備え、前記自動警報設備からの異状情報を受信すると、前記端末に異状情報を伝達すると共に、前記異状に対応する活動を要請するメッセージを前記端末に表示させ、該メッセージに対する前記端末からの応答を受信して活動状況を把握することを特徴とする支援システム。
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