JP2018138764A - 軸流回転機械、静翼、動翼 - Google Patents

軸流回転機械、静翼、動翼 Download PDF

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伸次 深尾
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和幸 松本
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祥弘 桑村
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豊治 西川
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Abstract

【課題】作動流体の主流と作動流体の漏れ流れとの混合損失を低減し、軸流回転機械の効率を高める。
【解決手段】蒸気タービン100は、回転軸1と、動翼4と、ケーシング2と、静翼7と、を備える。静翼本体70Aは、静翼本体70Aにおいて上流側の静翼前縁部74、及び下流側の静翼後縁部75に対し、静翼前縁部74と静翼後縁部75の間の静翼中間部76が、回転軸1の回転方向と反対方向に凸となるように湾曲した静翼第一形状部73Aと、静翼第一形状部73Aに対して径方向Dr外側に形成され、静翼第一形状部73Aの静翼前縁部74に対し、上流側に向かって回転軸1の回転方向と反対方向側に延びている静翼傾斜部77Aを有する静翼第二形状部73Bと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸流回転機械、静翼、動翼に関する。
蒸気タービン、ガスタービン等の軸流回転機械において、例えば特許文献1に開示されているように、ケーシングと、ケーシングの内部に回転自在に設けられた回転軸と、ケーシングの内周部に固定配置された静翼と、この静翼の下流側において回転軸に放射状に設けられた動翼と、を備えたものが知られている。
例えば蒸気タービンの場合、蒸気の圧力エネルギーを静翼によって速度エネルギーに変換し、この速度エネルギーを動翼によって回転エネルギー(機械エネルギー)に変換している。また、動翼内で圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、蒸気が噴出する反動力により回転エネルギー(機械エネルギー)に変換される場合もある。
この種の回転機械では、動翼の先端部と、動翼を囲繞して蒸気の流路を形成するケーシングとの間に径方向の隙間が形成されている。また、静翼の先端部と回転軸との間にも、径方向の隙間が形成されている。これらの隙間を蒸気等の作動流体が通過(漏洩)することがある。
動翼の先端部とケーシングとの隙間を通過する作動流体の漏れ流れは、動翼の下流側において、動翼の先端部とケーシングとの隙間から径方向内側に流れ出て、ケーシング内を中心軸方向に流れる作動流体の主流に合流する。また、静翼の先端部と回転軸との隙間を通過する作動流体の漏れ流れも、静翼の下流側で、静翼の先端部と回転軸との隙間から径方向外側に流れ出て、作動流体の主流に合流する。
このようにして、動翼の下流側、静翼の下流側で径方向に流れ出る作動流体の漏れ流れは、ケーシング内を中心軸方向に流れる作動流体の主流に対して、交差するように合流する。作動流体の主流と作動流体の漏れ流れとが交差して合流するときには、作動流体の主流と作動流体の漏れ流れとが衝突して混合されるため、混合損失と呼ばれるエネルギー損失が発生する。この混合損失の増加は、軸流回転機械の効率向上の妨げとなる場合があり、混合損失を低減することが望まれる。
特公平2−3003号公報
ところで、特許文献1に開示されているように、動翼や静翼は、翼断面形状を有している。
動翼は、作動流体の主流の流れ方向上流側の前縁部、及び流れ方向下流側の後縁部に対し、前縁部と後縁部との間の中間部が、動翼の回転方向前方に窪むような翼断面形状を有している。動翼には、上流側の静翼を経て、動翼を回転させるために回転軸回りの旋回成分が付与された作動流体が流れてくる。このため、動翼の前縁部は、静翼によって旋回させられた作動流体の流れに沿う方向に向けて延びるように形成されている。
しかし、この動翼の上流側に位置する静翼の径方向内側の先端部と回転軸との隙間を通り抜けた作動流体の漏れ流れは、静翼によって旋回成分が付与されていない。この旋回成分が付与されていない作動流体の漏れ流れの方向は、上記したように静翼によって旋回させられた作動流体の流れに沿う方向に合わせて形成された動翼の前縁部の向きと異なる。したがって、上流側に位置する静翼と回転軸との隙間を通り抜けた作動流体の漏れ流れが、動翼の径方向内側の端部で動翼の前縁部に当たると、混合損失が生じる。
また、静翼は、その前縁部及び後縁部に対し、前縁部と後縁部との間の中間部が、動翼の回転方向後方に窪むような翼断面形状を有している。静翼の前縁部には、上流側の動翼を経て、動翼を回転させるために旋回成分のエネルギーを消費した作動流体の流れ、つまり回転軸回りにほとんど旋回せずに回転軸の中心軸方向に沿った作動流体の流れが当たる。このため、静翼の前縁部は、回転軸の中心軸方向に沿って上流側に延びるように形成される。しかし、この静翼の上流側に位置する動翼の径方向外側の先端部とケーシングとの隙間を通り抜けた作動流体の漏れ流れは、この動翼の上流側の静翼で付与された、動翼を回転させるための旋回成分のエネルギーが消費されておらず、回転軸回りに旋回している。このため、この動翼の先端部とケーシングとの隙間を通り抜けた作動流体の漏れ流れの方向が、中心軸方向上流側を向く静翼の前縁部の向きとは異なるため、混合損失が生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、作動流体の主流と作動流体の漏れ流れとの混合損失を低減し、軸流回転機械の効率を高めることができる軸流回転機械、静翼、動翼を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一の態様では、中心軸回りに回転する回転軸と、前記回転軸の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び、前記プラットフォームから径方向外側に向かって延びるよう設けられた動翼本体を有する動翼と、前記回転軸及び前記動翼の径方向外側に配置され、その径方向内側を作動流体が前記中心軸方向に沿って上流側から下流側に向かって流れる筒状のケーシングと、前記ケーシングから径方向内側に向かって延びるよう設けられた静翼本体、及び前記静翼本体の径方向内側に設けられた静翼シュラウドを有する静翼と、を備える。前記静翼本体は、前記静翼本体において前記上流側の静翼前縁部、及び前記下流側の静翼後縁部に対し、前記静翼前縁部と前記静翼後縁部の間の静翼中間部が、前記回転軸の回転方向と反対方向に凸となるように湾曲した静翼第一形状部と、前記静翼第一形状部に対して前記径方向外側に形成され、前記静翼第一形状部の前記静翼前縁部に対し、前記上流側に向かって前記回転軸の回転方向と反対方向側に延びている静翼傾斜部を有する静翼第二形状部と、を備える。
このような構成によれば、静翼本体の静翼第一形状部は、上流側から流れてきた作動流体の主流を、静翼前縁部から静翼中間部を介して静翼後縁部に沿わせることで、後流側の動翼を回転させるための旋回流を生成する。
静翼本体の静翼第二形状部は、静翼傾斜部が、静翼第一形状部の静翼前縁部に対し、上流側に向かって回転軸の回転方向と反対方向側に延びている。このため、この静翼の上流側に位置する動翼とケーシングとの隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有している作動流体の漏れ流れの向きに静翼の入口角を沿わせることができる。これによって、作動流体の漏れ流れが静翼に当たるときに生じる損失を抑えることができる。
本発明の第二の態様では、上記第一の態様において、前記静翼傾斜部は、前記静翼第一形状部から径方向外側に向かうにしたがって、前記静翼前縁部に対する前記回転軸の回転方向と反対方向側への変位量が漸次大きくなるよう形成されていてもよい。
このような構成によれば、作動流体の漏れ流れの流量が多い径方向外側であるほど、静翼傾斜部を、作動流体の漏れ流れの向きに沿わせることができる。また、作動流体の漏れ流れの流量が漸次小さくなる径方向内側に向かって、静翼傾斜部の変位量を小さくして、静翼傾斜部を、静翼第一形状部の静翼前縁部に連続させることができる。
本発明の第三の態様では、上記第一又は第二の態様において、前記静翼傾斜部は、前記静翼本体において前記ケーシングとの接続部に形成されていてもよい。
このような構成によれば、作動流体の漏れ流れの影響が最大となる、静翼本体において径方向外側のケーシングとの接続部に静翼傾斜部が形成される。これにより、作動流体の漏れ流れと静翼とが衝突する時の損失を有効に抑えることができる。
本発明の第四の態様では、上記第一から第三の態様において、前記ケーシングには、前記静翼に対して上流側に位置する前記動翼本体の径方向外側に、径方向外側に窪む動翼キャビティが形成され、前記静翼傾斜部の少なくとも一部は、前記動翼キャビティに対して前記中心軸方向において対向するよう設けられているようにしてもよい。
このように構成することで、動翼キャビティと動翼本体の径方向外側の先端部との隙間を通り抜ける作動流体の漏れ流れを、中心軸方向に沿った方向に流して、静翼傾斜部でそのまま受け入れることができる。これにより、作動流体の漏れ流れと静翼とが衝突する時の損失を有効に抑えることができる。
本発明の第五の態様によれば、上記第一から第四の態様において、前記動翼本体は、前記動翼本体の前記上流側の動翼前縁部、及び前記下流側の動翼後縁部に対し、前記動翼前縁部と前記動翼後縁部の間の動翼中間部が、前記回転軸の回転方向に凸となるように湾曲した動翼第一形状部と、前記動翼第一形状部に対して前記径方向内側に形成され、前記動翼第一形状部の前記動翼前縁部に対し、前記上流側に向かって前記回転軸の回転方向側に延びている動翼傾斜部を有する動翼第二形状部と、を備えてもよい。
このような構成によれば、動翼本体の動翼第一形状部には、作動流体の主流として、上流側の静翼によって生成された旋回流が流れてくる。この旋回流が、動翼第一形状部に当たり、動翼前縁部から動翼中間部を介して動翼後縁部に沿って流れることで、動翼及び回転軸が中心軸回りに旋回する。
動翼本体の動翼第二形状部は、動翼傾斜部が、動翼第一形状部の動翼前縁部に対し、上流側に向かって回転軸の回転方向側に延びているので、この動翼の上流側に位置する静翼とケーシングとの隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない作動流体の漏れ流れの向きに動翼の入口角を沿わせることができる。これによって、作動流体の漏れ流れが動翼に当たるときに生じる損失を抑えることができる。
本発明の第六の態様によれば、上記第五の態様において、前記動翼傾斜部は、前記動翼第一形状部から径方向内側に向かうにしたがって、前記動翼前縁部に対する前記回転軸の回転方向側への変位量が漸次大きくなるよう形成されていてもよい。
このような構成によれば、静翼と回転軸との間における作動流体の漏れ流れの流量が多い径方向内側であるほど、動翼傾斜部を、作動流体の漏れ流れの向きに沿わせることができる。また、作動流体の漏れ流れの流量が漸次小さくなる径方向外側に向かって、動翼傾斜部の変位量を小さくして、動翼傾斜部を、動翼第一形状部の動翼前縁部に連続させることができる。
本発明の第七の態様によれば、上記第五又は第六の態様において、前記動翼傾斜部は、前記動翼本体において前記回転軸との接続部に形成されていてもよい。
このような構成によれば、作動流体の漏れ流れの影響が最大となる、動翼本体において径方向内側の回転軸との接続部に動翼傾斜部が形成される。これにより、作動流体の漏れ流れと動翼とが衝突する時の損失を有効に抑えることができる。
本発明の第八態様によれば、上記第五から第七の態様において、前記回転軸には、前記動翼に対して上流側に位置する前記静翼本体の径方向内側に、径方向内側に窪む静翼キャビティが形成され、前記動翼傾斜部の少なくとも一部は、前記静翼キャビティに対して前記中心軸方向において対向するよう設けられていてもよい。
このように構成することで、静翼キャビティと静翼本体の径方向内側の先端部との隙間を通り抜ける作動流体の漏れ流れを、中心軸方向に沿った方向に流して、動翼傾斜部でそのまま受け入れることができる。これにより、作動流体の漏れ流れと動翼とが衝突する時の損失を有効に抑えることができる。
本発明の第九態様によれば、中心軸回りに回転する回転軸と、前記回転軸の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び、前記プラットフォームから径方向外側に向かって延びるよう設けられた動翼本体を有する動翼と、前記回転軸及び前記動翼の径方向外側に配置され、その径方向内側を作動流体が前記中心軸方向に沿って上流側から下流側に向かって流れる筒状のケーシングと、前記ケーシングから径方向内側に向かって延びるよう設けられた静翼本体、及び前記静翼本体の径方向内側に設けられた静翼シュラウドを有する静翼と、を備える。前記動翼本体は、前記動翼本体の前記上流側の動翼前縁部、及び前記下流側の動翼後縁部に対し、前記動翼前縁部と前記動翼後縁部の間の動翼中間部が、前記回転軸の回転方向に凸となるように湾曲した動翼第一形状部と、前記動翼第一形状部に対して前記径方向内側に形成され、前記動翼第一形状部の前記動翼前縁部に対し、前記上流側に向かって前記回転軸の回転方向側に延びている動翼傾斜部を有する動翼第二形状部と、を備える。
このような構成によれば、動翼本体の動翼第一形状部には、作動流体の主流として、上流側の静翼によって生成された旋回流が流れてくる。この旋回流が、動翼第一形状部に当たり、動翼前縁部から動翼中間部を介して動翼後縁部に沿って流れることで、動翼及び回転軸が中心軸回りに旋回する。
動翼本体の動翼第二形状部は、動翼傾斜部が、動翼第一形状部の動翼前縁部に対し、上流側に向かって回転軸の回転方向側に延びているので、この動翼の上流側に位置する静翼とケーシングとの隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない作動流体の漏れ流れの向きに沿わせることができる。これによって、作動流体の漏れ流れが動翼に当たるときに生じる損失を抑えることができる。
本発明の第十態様によれば、ケーシング内に回転軸が中心軸回りに回転可能に設けられた軸流回転機械の前記ケーシングから径方向内側に向かって延びるよう設けられる静翼本体を有し、前記静翼本体は、前記静翼本体において前記中心軸方向の第一側の静翼第一縁部、及び前記中心軸方向の第二側の静翼第二縁部に対し、前記静翼第一縁部と前記静翼第二縁部の間の静翼中間部が、前記回転軸の回転方向と反対方向に凸となるように湾曲した静翼第一形状部と、前記静翼第一形状部に対して前記径方向外側に形成され、前記静翼第一形状部の前記静翼第一縁部に対し、前記第一側に向かって前記回転軸の回転方向と反対方向側に延びている静翼傾斜部を有する静翼第二形状部と、を備える。
このような構成によれば、静翼本体の静翼第一形状部は、上流側から流れてきた作動流体の主流を、静翼第一縁部から静翼中間部を介して静翼第二縁部に沿わせることで、後流側の動翼を回転させるための旋回流を生成する。
静翼本体の静翼第二形状部は、静翼傾斜部が、静翼第一形状部の静翼第一縁部に対し、上流側に向かって回転軸の回転方向と反対方向側に延びているので、この静翼の上流側に位置する動翼とケーシングとの隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有している作動流体の漏れ流れの向きに静翼の入口角を沿わせることができる。これによって、作動流体の漏れ流れが静翼に当たるときに生じる損失を抑えることができる。
本発明の第十一態様によれば、ケーシング内に回転軸が中心軸回りに回転可能に設けられた軸流回転機械の回転軸から径方向外側に向かって延びるよう設けられる動翼本体を有する。前記動翼本体は、前記動翼本体の前記中心軸方向の第一側の動翼第一縁部、及び前記中心軸方向の第二側の動翼第二縁部に対し、前記動翼第一縁部と前記動翼第二縁部の間の動翼中間部が、前記回転軸の回転方向に凸となるように湾曲した動翼第一形状部と、前記動翼第一形状部に対して前記径方向内側に形成され、前記動翼第一形状部の前記動翼第一縁部に対し、前記第一側に向かって前記回転軸の回転方向側に延びている動翼傾斜部を有する動翼第二形状部と、を備える。
このような構成によれば、動翼本体の動翼第一形状部には、作動流体の主流として、上流側の静翼によって生成された旋回流が流れてくる。この旋回流が、動翼第一形状部に当たり、動翼第一縁部から動翼中間部を介して動翼第二縁部に沿って流れることで、動翼及び回転軸が中心軸回りに旋回する。
動翼本体の動翼第二形状部は、動翼傾斜部が、動翼第一形状部の動翼第一縁部に対し、上流側に向かって回転軸の回転方向側に延びているので、この動翼の上流側に位置する静翼とケーシングとの隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない作動流体の漏れ流れの向きに動翼の入口角を沿わせることができる。これによって、作動流体の漏れ流れが動翼に当たるときに生じる損失を抑えることができる。
本発明に係る軸流回転機械、静翼、動翼によれば、作動流体の主流と作動流体の漏れ流れとの混合損失を低減し、軸流回転機械の効率を高めることができる。
本発明の実施形態に係る蒸気タービンの構成を示す模式図である。 本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大図である。 上記蒸気タービンの静翼本体の形状を示す斜視図である。 上記静翼本体を径方向外側から見た図である。 上記蒸気タービンの動翼本体の形状を示す斜視図である。 上記動翼本体を径方向外側から見た図である。 本発明の第二実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る軸流回転機械、静翼、動翼を図面に基づき説明する。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の実施形態に係る蒸気タービンの構成を示す模式図である。図2は、本発明の第一実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大図である。
図1に示すように、本実施形態に係る蒸気タービン(軸流回転機械)100は、回転軸1と、ケーシング2と、複数の動翼4を備える動翼段3と、複数の静翼7を備える静翼段6と、を備えている。
回転軸1は、中心軸Acに沿って延びる円柱状をなしている。回転軸1は、中心軸Acに沿った中心軸方向Daの両端部が、軸受装置5によって中心軸Ac回りに回転自在に支持されている。軸受装置5は、回転軸1の中心軸方向Da両側に1つずつ設けられたジャーナル軸受5Aと、中心軸方向Daの第一側のみに設けられたスラスト軸受5Bと、を有している。ジャーナル軸受5Aは、回転軸1による径方向Drへの荷重を支持する。スラスト軸受5Bは、回転軸1による中心軸方向Daへの荷重を支持する。
ケーシング2は、中心軸方向Daに延びる筒状をなしている。ケーシング2は、回転軸1を外周側から覆う。
ケーシング2は、吸気口10と、排気口11と、を備えている。吸気口10は、ケーシング2の中心軸方向Daの第一側に形成され、外部からケーシング2内に蒸気(作動流体)を取り入れる。排気口11は、ケーシング2の中心軸方向Daの第二側に形成され、ケーシング2内を通過した蒸気を外部に排気する。
以降の説明では、排気口11から見て吸気口10が位置する側を上流側と呼び、吸気口10から見て排気口11が位置する側を下流側と呼ぶ。
動翼段3は、回転軸1の外周面1Sに、中心軸方向Daの第一側から第二側に向かって間隔をあけて、複数段が設けられている。各動翼段3は、回転軸1の外周面1S上で、中心軸Ac回りの周方向に間隔をあけて配列された複数の動翼4を有している。
図2に示すように、動翼4は、回転軸1の外周面1Sに設けられたプラットフォーム43と、動翼本体40Aと、動翼シュラウド41と、を有している。
動翼本体40Aは、プラットフォーム43から径方向Dr外側に向かって延びるよう形成されている。動翼本体40Aは、径方向Drから見て翼型の断面を有している。
動翼シュラウド41は、動翼本体40Aの径方向Dr外側の端部に設けられている。動翼シュラウド41は、中心軸方向Daにおける寸法が、同中心軸方向Daにおける動翼本体40Aの寸法よりも大きく設定されている。
ケーシング2の内周側であって、動翼シュラウド41と径方向Drで対向する領域には、動翼シュラウド41を収容するための動翼キャビティ20が形成されている。動翼キャビティ20は、ケーシング2の内周面2Sから径方向Dr外側に向かって窪み、中心軸Ac回りの周方向に連続する溝状をなしている。
動翼キャビティ20には、複数(2つ)の動翼側フィン42が設けられている。これら動翼側フィン42は、径方向Dr内側に向かって延びる薄板状をなしている。動翼側フィン42の先端部と動翼キャビティ20とは、径方向Drに所定の間隙(クリアランス)を隔てて対向している。
図1に示すように、静翼段6は、ケーシング2の内周面に、中心軸方向Daに沿って間隔をあけて、複数段が設けられている。各静翼段6は、各動翼段3の上流側に配置されている。各静翼段6は、中心軸Ac回りの周方向に間隔をあけて配列された複数の静翼7を有している。
図2に示すように、静翼7は、静翼本体70Aと、静翼シュラウド71と、を備えている。
静翼本体70Aは、ケーシング2の内周面2Sから径方向Dr内側に向かって延びるよう設けられている。静翼本体70Aは、径方向Drから見て翼型の断面を有している。
静翼シュラウド71は、静翼本体70Aの径方向Dr内側の端部に取り付けられている。
本実施形態では、静翼本体70Aと動翼本体40Aの径方向Dr寸法は互いに同一とされている。言い換えると、中心軸方向Daから見た場合、静翼本体70Aと動翼本体40Aとは互いに重なるように配列されている。
回転軸1の径方向Dr外側を向く外周面1S上において、各動翼段3の上流側には、回転軸1の外周面1Sから径方向Dr内側に向かって窪み、中心軸Ac回りの周方向に連続する溝状の静翼キャビティ8が形成されている。各静翼7の静翼シュラウド71は、静翼キャビティ8内に収容されている。
静翼シュラウド71には、複数(2つ)の静翼側フィン72が設けられている。これらの静翼側フィン72は、いずれも静翼シュラウド71から径方向Dr内側に向かって延びる薄板状をなしている。静翼側フィン72と静翼キャビティ8とは、径方向Drに所定の間隙を隔てて対向している。
以上のように構成された蒸気タービン100の動作について図1を参照して説明する。
蒸気タービン100を運転するに当たっては、まずボイラ等の蒸気供給源(図示省略)から供給された高温高圧の蒸気が、吸気口10を通じてケーシング2の内部に導入される。
ケーシング2内に導入された蒸気は、動翼4(動翼段3)、及び静翼7(静翼段6)に順次衝突する。各静翼段6においては、上流側から流れてきた蒸気が静翼7に当たることで、この蒸気の流れに回転軸1回りの旋回成分が付与される。これにより、各静翼段6の下流側では、蒸気の流れは回転軸1回りに旋回している。各動翼段3は、上流側の静翼段6を経て回転軸1回りに旋回した蒸気の流れが到達する。この旋回した蒸気の流れが各動翼4に当たることで、回転軸1は回転エネルギーを得て、中心軸Ac回りに回転する。この回転軸1の回転運動は、軸端に連結された発電機等(図示省略)によって取り出される。
以上のサイクルが連続的に繰り返される。
上記のようにして、蒸気が、静翼7と動翼4とを交互に経て上流側から下流側に向かって流れることで、主流FMを形成する。この主流FMは、上記のように静翼7と動翼4とに順次衝突することで整流されるとともに、動翼4に対してエネルギーを与える。
一方で、各静翼段6においては、上流側から流れてきた蒸気のうち、主流FMを除く成分は、上記の静翼キャビティ8内に流れ込み、静翼シュラウド71に設けられた静翼側フィン72と回転軸1に形成された静翼キャビティ8との隙間を通り抜ける、静翼漏れ流れFLsを形成する。この静翼漏れ流れFLsは、静翼シュラウド71の下流側に到達すると、静翼シュラウド71の下流側において、静翼シュラウド71とプラットフォーム43との間を、径方向Dr内側から外側に向かって流れ、主流FMに合流する。
また、各動翼段3においては、上流側から流れてきた蒸気のうち、主流FMを除く成分は、上記の動翼キャビティ20に流れ込み、動翼シュラウド41と動翼キャビティ20に設けられた動翼側フィン42との隙間を通り抜ける、動翼漏れ流れFLmを形成する。この動翼漏れ流れFLmは、動翼シュラウド41の下流側に到達すると、動翼シュラウド41と動翼キャビティ20との間を、径方向Dr外側から内側に向かって流れ、主流FMに合流する。
本実施形態では、上記したような構成の蒸気タービン100において、静翼本体70A、動翼本体40Aは、以下に示すような構成を有する。
図3は、上記蒸気タービンの静翼本体の形状を示す斜視図である。図4は、上記静翼本体を径方向外側から見た図である。
図3、図4に示すように、静翼本体70Aは、静翼第一形状部73Aと、静翼第二形状部73Bと、を有している。
静翼第一形状部73Aは、静翼本体70Aにおいて、径方向Dr内側の静翼シュラウド71から、径方向Drに沿って所定の長さにわたって形成されている。静翼第一形状部73Aは、静翼本体70Aにおいて上流側に位置する静翼前縁部(静翼第一縁部)74と、下流側に位置する静翼後縁部(静翼第二縁部)75とに対し、静翼前縁部74と静翼後縁部75の間の静翼中間部76が、回転軸1の回転方向Rと反対方向に凸となるように湾曲した翼断面形状を有している。
静翼第二形状部73Bは、静翼第一形状部73Aに対して径方向Dr外側に形成されている。静翼第二形状部73Bは、上流側に、静翼傾斜部77Aを有している。この静翼傾斜部77Aは、静翼第一形状部73Aの静翼前縁部74に対し、上流側に向かって回転軸1の回転方向Rと反対方向Rz側に延びるように形成されている。さらに、静翼傾斜部77Aは、静翼第一形状部73Aから径方向Dr外側に向かうにしたがって、静翼前縁部74に対する回転軸1の回転方向Rと反対方向Rz側への変位量が漸次大きくなるよう形成されている。このようにして、静翼傾斜部77Aは、静翼本体70Aにおいてケーシング2との接続部に形成されている。
なお、静翼第二形状部73Bにおいて下流側の、静翼傾斜部77A以外の部分は、静翼第一形状部73Aと同形状を有している。
ここで、静翼傾斜部77Aの傾斜方向Dkは、この静翼7の上流側に位置する動翼4とケーシング2の動翼キャビティ20との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有している蒸気の漏れ流れFLmの向きに沿わせるのが好ましい。静翼傾斜部77Aの傾斜方向Dkは、中心軸方向Daに対し、例えば5〜45度程度の角度で設定するのが好ましい。
また、静翼傾斜部77Aは、静翼本体70Aにおいて、径方向Drに沿った翼高さHtに対し、例えば、10〜30%の範囲に収まるように形成するのが好ましい。
図5は、上記蒸気タービンの動翼本体の形状を示す斜視図である。図6は、上記動翼本体を径方向外側から見た図である。
図5、図6に示すように、動翼本体40Aは、動翼第一形状部44Aと、動翼第二形状部44Bと、を有している。
動翼第一形状部44Aは、動翼本体40Aの上流側に位置する動翼前縁部(動翼第一縁部)45と、下流側に位置する動翼後縁部(動翼第二縁部)46とに対し、これら動翼前縁部45と動翼後縁部46の間の動翼中間部47が、回転軸1の回転方向Rに凸となるように湾曲した翼断面形状を有している。
動翼第二形状部44Bは、動翼第一形状部44Aに対して径方向Dr内側に形成されている。動翼第二形状部44Bは、上流側に動翼傾斜部48Aを有している。この動翼傾斜部48Aは、動翼第一形状部44Aの動翼前縁部45に対し、上流側に向かって回転軸1の回転方向R側に延びるように形成されている。さらに、動翼傾斜部48Aは、動翼第一形状部44Aから径方向Dr内側に向かうにしたがって、動翼前縁部45に対する回転軸1の回転方向R側への変位量が漸次大きくなるよう形成されている。このようにして、動翼傾斜部48Aは、動翼本体40Aにおいて回転軸1との接続部に形成されている。
なお、動翼第二形状部44Bにおいて下流側の、動翼傾斜部48A以外の部分は、動翼第一形状部44Aと同形状を有している。
ここで、動翼傾斜部48Aの傾斜方向Dmは、この動翼4の上流側に位置する静翼7と回転軸1の静翼キャビティ8との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない蒸気の漏れ流れFLsの向きに沿わせるのが好ましい。動翼傾斜部48Aの傾斜方向Dmは、中心軸方向Daに対し、例えば5〜45度程度とするのが好ましい。
また、動翼傾斜部48Aは、動翼本体40Aにおいて、径方向Drに沿った翼高さHuに対し、例えば、10〜30%の範囲に収まるように形成するのが好ましい。
上記したような構成によれば、図3、図4に示すように、静翼本体70Aの静翼第一形状部73Aは、上流側から流れてきた蒸気の主流FMを、静翼前縁部74から静翼中間部76を介して静翼後縁部75に沿わせることで、後流側の動翼4を回転させるための旋回流を生成する。
静翼本体70Aの静翼第二形状部73Bは、静翼傾斜部77Aが、静翼第一形状部73Aの静翼前縁部74に対し、上流側に向かって回転軸1の回転方向Rと反対方向Rzに延びているので、この静翼7の上流側に位置する動翼4とケーシング2との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有している蒸気の漏れ流れFLmの向きに沿わせることができる。これにより、静翼第二形状部73Bにおいて、静翼傾斜部77Aの下流側では、静翼傾斜部77Aに沿って流れた蒸気の漏れ流れFLmは、蒸気の主流FMと同方向に流れるようになる。
また、動翼本体40Aの動翼第一形状部44Aには、蒸気の主流FMとして、上流側の静翼7によって生成された旋回流が流れてくる。この旋回流が、動翼第一形状部44Aに当たり、動翼前縁部45から動翼中間部47を介して動翼後縁部46に沿って流れることで、動翼4及び回転軸1が中心軸Ac回りに旋回する。
また、動翼本体40Aの動翼第二形状部44Bは、動翼傾斜部48Aが、動翼第一形状部44Aの動翼前縁部45に対し、上流側に向かって回転軸1の回転方向R側に延びている。これにより、動翼傾斜部48Aの向きを、この動翼4の上流側に位置する静翼7とケーシング2との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない蒸気の漏れ流れFLsの向きに沿わせることができる。これにより、動翼第二形状部44Bにおいて、動翼傾斜部48Aの下流側では、動翼傾斜部48Aに沿って流れた蒸気の漏れ流れFLsは、蒸気の主流FMと同方向に流れるようになる。
上述したような蒸気タービン100及び静翼7によれば、旋回成分のエネルギーを有している蒸気の漏れ流れFLmを、静翼傾斜部77Aに沿わせることができる。これによって、蒸気の漏れ流れFLmが静翼7に当たるときに生じる損失を抑えることができる。したがって、蒸気の漏れ流れFLmを静翼7に沿わせて蒸気の主流FMと良好に合流させることができ、蒸気の漏れ流れFLmとの混合損失を低減し、蒸気タービン100の効率を高めることができる。
また、静翼傾斜部77Aは、静翼第一形状部73Aから径方向Dr外側に向かうにしたがって、静翼前縁部74に対する回転軸1の回転方向Rと反対方向Rzへの変位量が漸次大きくなっている。これにより、蒸気の漏れ流れFLmの流量が多い径方向Dr外側であるほど、静翼傾斜部77Aを、蒸気の漏れ流れFLmの向きに沿わせることができる。また、蒸気の漏れ流れFLmの流量が漸次小さくなる径方向Dr内側に向かって、静翼傾斜部77Aの変位量を小さくして、静翼傾斜部77Aを、静翼第一形状部73Aの静翼前縁部74に連続させることができる。これによって、蒸気の漏れ流れFLmが静翼7に当たるときに生じる損失を、より効率良く抑えることができる。
また、静翼傾斜部77Aは、静翼本体70Aにおいてケーシング2との接続部に形成されている。これにより、蒸気の漏れ流れFLmの影響が最大となる、静翼本体70Aにおいて径方向Dr外側のケーシング2との接続部に静翼傾斜部77Aが形成される。これにより、蒸気の漏れ流れFLmと静翼7とが衝突する時の損失を有効に抑えることができる。
また、上述したような蒸気タービン100及び動翼4によれば、動翼4の上流側に位置する静翼7とケーシング2との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない蒸気の漏れ流れFLsを、動翼傾斜部48Aに沿わせることができる。これによって、蒸気の漏れ流れFLsが動翼4に当たるときに生じる損失を抑えることができる。したがって、蒸気の漏れ流れFLsを動翼4に沿わせて蒸気の主流FMと良好に合流させることができ、蒸気の漏れ流れFLsとの混合損失を低減し、蒸気タービン100の効率を高めることができる。
また、動翼傾斜部48Aは、動翼第一形状部44Aから径方向Dr内側に向かうにしたがって、動翼前縁部45に対する回転軸1の回転方向R側への変位量が漸次大きくなるよう形成されている。これにより、静翼7と回転軸1との間における蒸気の漏れ流れFLsの流量が多い径方向Dr内側であるほど、動翼傾斜部48Aを、蒸気の漏れ流れFLsの向きに沿わせることができる。また、蒸気の漏れ流れFLsの流量が漸次小さくなる径方向Dr外に向かって、動翼傾斜部48Aの変位量を小さくして、動翼傾斜部48Aを、動翼第一形状部44Aの動翼前縁部45に連続させることができる。これによって、蒸気の漏れ流れFLsが動翼4に当たるときに生じる損失を、より効率良く抑えることができる。
また、動翼傾斜部48Aは、動翼本体40Aにおいて回転軸1との接続部に形成されている。これにより、蒸気の漏れ流れFLsの影響が最大となる、動翼本体40Aにおいて径方向Dr内側の回転軸1との接続部に動翼傾斜部48Aが形成される。これにより、蒸気の漏れ流れFLsと動翼4とが衝突するときの損失を有効に抑えることができる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明にかかる軸流回転機械、静翼、動翼の第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態と、静翼本体70A、動翼本体40Aの構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図7は、本発明の第二実施形態に係る蒸気タービンの要部拡大図である。
図7に示すように、本実施形態では、上記第一実施形態で示したのと同様の構成の蒸気タービン100において、静翼本体70C、動翼本体40Cは、以下に示すような構成を有する。
静翼本体70Cは、静翼第一形状部73Aと、静翼第二形状部73Cと、を有している。
静翼第一形状部73Aは、静翼本体70Cにおいて、径方向Dr内側の静翼シュラウド71から、径方向Drに沿って所定の長さにわたって形成されている。静翼第一形状部73Aは、静翼本体70Cにおいて上流側に位置する静翼前縁部74と、下流側に位置する静翼後縁部75とに対し、静翼前縁部74と静翼後縁部75の間の静翼中間部76が、回転軸1の回転方向Rと反対方向に凸となるように湾曲した翼断面形状を有している。
静翼第二形状部73Cは、静翼第一形状部73Aに対して径方向Dr外側に形成されている。静翼第二形状部73Cは、上流側に、静翼傾斜部77Cを有している。この静翼傾斜部77Cは、図4に示すように、上記第一実施形態の静翼傾斜部77Aと同様、静翼第一形状部73Aの静翼前縁部74に対し、上流側に向かって回転軸1の回転方向Rと反対方向Rzに延びるように形成されている。さらに、静翼傾斜部77Cは、静翼第一形状部73Aから径方向Dr外側に向かうにしたがって、静翼前縁部74に対する回転軸1の回転方向Rと反対方向Rzへの変位量が漸次大きくなるよう形成されている。
この実施形態において、静翼傾斜部77Cは、径方向Dr内側の一部の端部77sが、動翼キャビティ20に対して中心軸方向Daにおいて対向するよう設けられている。このため、ケーシング2の内周面2Sには、上流側に向かって径方向Dr外側に傾斜した凹部27が形成されている。静翼傾斜部77Cの径方向Dr外側の端部77sは、凹部27に沿って、上流側に向かって径方向Dr外側に漸次突出している。このようにして、静翼傾斜部77Cは、静翼本体70Cにおいてケーシング2との接続部に形成されている。
ここで、静翼傾斜部77Cの傾斜方向Dkは、この静翼7の上流側に位置する動翼4とケーシング2の動翼キャビティ20との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有している蒸気の漏れ流れFLmの向きに沿わせるのが好ましい。静翼傾斜部77Cの傾斜方向は、中心軸方向Daに対し、例えば10〜30度程度の角度で設定するのが好ましい。また、静翼傾斜部77Cの径方向Dr外側の端部77s、即ち、径方向Drの外側に突出する部分は、静翼本体70Cの前縁端から、静翼本体70Cの翼弦長の20〜40%の範囲に形成されているとよい。静翼傾斜部77Cの端部77s以外の部分では、径方向Drの外側の端面は中心軸Acに沿っている。
動翼本体40Cは、動翼第一形状部44Aと、動翼第二形状部44Cと、を有している。
動翼第一形状部44Aは、動翼本体40Cの上流側に位置する動翼前縁部45と、下流側に位置する動翼後縁部46とに対し、これら動翼前縁部45と動翼後縁部46の間の動翼中間部47が、回転軸1の回転方向Rに凸となるように湾曲した翼断面形状を有している。
動翼第二形状部44Cは、動翼第一形状部44Aに対して径方向Dr内側に形成されている。動翼第二形状部44Cは、上流側に動翼傾斜部48Cを有している。この動翼傾斜部48Cは、図6に示す上記第一実施形態の動翼傾斜部48Aと同様に、動翼第一形状部44Aの動翼前縁部45に対し、上流側に向かって回転軸1の回転方向R側に延びるように形成されている。さらに、動翼傾斜部48Cは、動翼第一形状部44Aから径方向Dr内側に向かうにしたがって、動翼前縁部45に対する回転軸1の回転方向R側への変位量が漸次大きくなるよう形成されている。
この実施形態において、動翼傾斜部48Cは、径方向Dr外側の一部の端部48sが、静翼キャビティ8に対して中心軸方向Daにおいて対向するよう設けられている。このため、回転軸1の外周面には、上流側に向かって径方向Dr内側に傾斜した凹部87が形成されている。動翼傾斜部48Cの径方向Dr内側の端部48sは、凹部87に沿って、上流側に向かって径方向Dr内側に漸次突出している。このようにして、動翼傾斜部48Cは、動翼傾斜部48Cは、動翼本体40Cにおいて回転軸1との接続部に形成されている。
ここで、動翼傾斜部48Cの傾斜方向Dmは、この動翼4の上流側に位置する静翼7と回転軸1の静翼キャビティ8との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない蒸気の漏れ流れFLsの向きに沿わせるのが好ましい。動翼傾斜部48Cの傾斜方向は、中心軸方向Daに対し、例えば5〜45度程度の角度で設定するのが好ましい。また、動翼傾斜部48Cの径方向Dr外側の端部48s、即ち、径方向Drの内側に突出する部分は、動翼本体40Cの前縁端から、動翼本体40Cの翼弦長の10〜30%の範囲に形成されているとよい。動翼傾斜部48Cの端部48s以外の部分では、径方向Drの内側の端面は中心軸Acに沿っている。
上述したような蒸気タービン100及び静翼7によれば、上記第一実施形態と同様、旋回成分のエネルギーを有している蒸気の漏れ流れFLmを、静翼傾斜部77Cに沿わせることができる。これによって、蒸気の漏れ流れFLmが静翼7に当たるときに生じる損失を抑えることができる。したがって、蒸気の漏れ流れFLmを静翼7に沿わせて蒸気の主流FMと良好に合流させることができ、蒸気の漏れ流れFLmとの混合損失を低減し、蒸気タービン100の効率を高めることができる。
また、静翼傾斜部77Cの端部77sは、動翼キャビティ20に対して中心軸方向Daにおいて対向するよう設けられている。このように構成することで、動翼キャビティ20と動翼本体40Cの径方向Dr外側の先端部との隙間を通り抜ける蒸気の漏れ流れFLmを、中心軸方向Daに沿った方向に流して、静翼傾斜部77Cでそのまま受け入れることができる。これにより、蒸気の漏れ流れFLmと静翼7とが衝突する時の損失を有効に抑えることができる。
また、上述したような蒸気タービン100及び動翼4によれば、動翼4の上流側に位置する静翼7とケーシング2との隙間を通り抜け、旋回成分のエネルギーを有していない蒸気の漏れ流れFLsを、動翼傾斜部48Cに沿わせることができる。これによって、蒸気の漏れ流れFLsが動翼4に当たるときに生じる損失を抑えることができる。したがって、蒸気の漏れ流れFLsを動翼4に沿わせて蒸気の主流FMと良好に合流させることができ、蒸気の漏れ流れFLsとの混合損失を低減し、蒸気タービン100の効率を高めることができる。
また、動翼傾斜部48Cの端部48sは、静翼キャビティ8に対して中心軸方向Daにおいて対向するよう設けられている。このように構成することで、静翼キャビティ8と静翼本体70Cの径方向Dr内側の先端部との隙間を通り抜ける蒸気の漏れ流れFLsを、中心軸方向Daに沿った方向に流して、動翼傾斜部48Cでそのまま受け入れることができる。これにより、蒸気の漏れ流れFLsと動翼4とが衝突する時の損失を有効に抑えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。即ち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、動翼4に形成した動翼傾斜部48A,48Cと、静翼7に形成した静翼傾斜部77A,77Cと、の双方を備えるようにしたが、何れか一方のみを少なくとも備えていれば良い。
また、上記各実施形態では、軸流回転機械として蒸気タービンを適用した例に基づいて説明した。しかしながら、軸流回転機械の態様は蒸気タービンに限定されず、ガスタービンや航空機用のジェットエンジン等、他の装置を軸流回転機械として適用することが可能である。
また、上述した実施形態、及び各変形例の構成は、適宜組み合わせてよい。
1 回転軸
1S 外周面
2 ケーシング
2S 内周面
3 動翼段
4 動翼
5 軸受装置
5A ジャーナル軸受
5B スラスト軸受
6 静翼段
7 静翼
8 静翼キャビティ
10 吸気口
11 排気口
20 動翼キャビティ
27 凹部
40A、40C 動翼本体
41 動翼シュラウド
42 動翼側フィン
43 プラットフォーム
44A 動翼第一形状部
44B、44C 動翼第二形状部
45 動翼前縁部(動翼第一縁部)
46 動翼後縁部(動翼第二縁部)
47 動翼中間部
48A、48C 動翼傾斜部
48s 端部
70A、70C 静翼本体
71 静翼シュラウド
72 静翼側フィン
73A 静翼第一形状部
73B、73C 静翼第二形状部
74 静翼前縁部(静翼第一縁部)
75 静翼後縁部(静翼第二縁部)
76 静翼中間部
77A、77C 静翼傾斜部
77s 端部
87 凹部
100 蒸気タービン
Ac 中心軸
Da 中心軸方向
Dk 傾斜方向
Dm 傾斜方向
Dr 径方向
FM 主流
FLm 動翼とケーシングとの隙間の漏れ流れ
FLs 静翼と回転軸との隙間の漏れ流れ
Ht、Hu 翼高さ
R 回転方向
Rz 回転方向と反対方向

Claims (11)

  1. 中心軸回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び、前記プラットフォームから径方向外側に向かって延びるよう設けられた動翼本体を有する動翼と、
    前記回転軸及び前記動翼の径方向外側に配置され、その径方向内側を作動流体が前記中心軸方向に沿って上流側から下流側に向かって流れる筒状のケーシングと、
    前記ケーシングから径方向内側に向かって延びるよう設けられた静翼本体、及び前記静翼本体の径方向内側に設けられた静翼シュラウドを有する静翼と、を備え、
    前記静翼本体は、
    前記静翼本体において前記上流側の静翼前縁部、及び前記下流側の静翼後縁部に対し、前記静翼前縁部と前記静翼後縁部の間の静翼中間部が、前記回転軸の回転方向と反対方向に凸となるように湾曲した静翼第一形状部と、
    前記静翼第一形状部に対して前記径方向外側に形成され、前記静翼第一形状部の前記静翼前縁部に対し、前記上流側に向かって前記回転軸の回転方向と反対方向側に延びている静翼傾斜部を有する静翼第二形状部と、
    を備える、軸流回転機械。
  2. 前記静翼傾斜部は、前記静翼第一形状部から径方向外側に向かうにしたがって、前記静翼前縁部に対する前記回転軸の回転方向と反対方向側への変位量が漸次大きくなるよう形成されている、請求項1に記載の軸流回転機械。
  3. 前記静翼傾斜部は、前記静翼本体において前記ケーシングとの接続部に形成されている、請求項1又は2に記載の軸流回転機械。
  4. 前記ケーシングには、前記静翼に対して上流側に位置する前記動翼本体の径方向外側に、径方向外側に窪む動翼キャビティが形成され、
    前記静翼傾斜部の少なくとも一部は、前記動翼キャビティに対して前記中心軸方向において対向するよう設けられている、請求項1から3の何れか一項に記載の軸流回転機械。
  5. 前記動翼本体は、
    前記動翼本体の前記上流側の動翼前縁部、及び前記下流側の動翼後縁部に対し、前記動翼前縁部と前記動翼後縁部の間の動翼中間部が、前記回転軸の回転方向に凸となるように湾曲した動翼第一形状部と、
    前記動翼第一形状部に対して前記径方向内側に形成され、前記動翼第一形状部の前記動翼前縁部に対し、前記上流側に向かって前記回転軸の回転方向側に延びている動翼傾斜部を有する動翼第二形状部と、
    を備える、請求項1から4の何れか一項に記載の軸流回転機械。
  6. 前記動翼傾斜部は、前記動翼第一形状部から径方向内側に向かうにしたがって、前記動翼前縁部に対する前記回転軸の回転方向側への変位量が漸次大きくなるよう形成されている、請求項5記載の軸流回転機械。
  7. 前記動翼傾斜部は、前記動翼本体において前記回転軸との接続部に形成されている、
    請求項5又は6に記載の軸流回転機械。
  8. 前記回転軸には、前記動翼に対して上流側に位置する前記静翼本体の径方向内側に、径方向内側に窪む静翼キャビティが形成され、
    前記動翼傾斜部の少なくとも一部は、前記静翼キャビティに対して前記中心軸方向において対向するよう設けられている、請求項5から7の何れか一項に記載の軸流回転機械。
  9. 中心軸回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び、前記プラットフォームから径方向外側に向かって延びるよう設けられた動翼本体を有する動翼と、
    前記回転軸及び前記動翼の径方向外側に配置され、その径方向内側を作動流体が前記中心軸方向に沿って上流側から下流側に向かって流れる筒状のケーシングと、
    前記ケーシングから径方向内側に向かって延びるよう設けられた静翼本体、及び前記静翼本体の径方向内側に設けられた静翼シュラウドを有する静翼と、を備え、
    前記動翼本体は、
    前記動翼本体の前記上流側の動翼前縁部、及び前記下流側の動翼後縁部に対し、前記動翼前縁部と前記動翼後縁部の間の動翼中間部が、前記回転軸の回転方向に凸となるように湾曲した動翼第一形状部と、
    前記動翼第一形状部に対して前記径方向内側に形成され、前記動翼第一形状部の前記動翼前縁部に対し、前記上流側に向かって前記回転軸の回転方向側に延びている動翼傾斜部を有する動翼第二形状部と、
    を備える、軸流回転機械。
  10. ケーシング内に回転軸が中心軸回りに回転可能に設けられた軸流回転機械の前記ケーシングから径方向内側に向かって延びるよう設けられる静翼本体を有し、
    前記静翼本体は、
    前記静翼本体において前記中心軸方向の第一側の静翼第一縁部、及び前記中心軸方向の第二側の静翼第二縁部に対し、前記静翼第一縁部と前記静翼第二縁部の間の静翼中間部が、前記回転軸の回転方向と反対方向に凸となるように湾曲した静翼第一形状部と、
    前記静翼第一形状部に対して前記径方向外側に形成され、前記静翼第一形状部の前記静翼第一縁部に対し、前記第一側に向かって前記回転軸の回転方向と反対方向側に延びている静翼傾斜部を有する静翼第二形状部と、
    を備える、静翼。
  11. ケーシング内に回転軸が中心軸回りに回転可能に設けられた軸流回転機械の回転軸から径方向外側に向かって延びるよう設けられる動翼本体を有し、
    前記動翼本体は、
    前記動翼本体の前記中心軸方向の第一側の動翼第一縁部、及び前記中心軸方向の第二側の動翼第二縁部に対し、前記動翼第一縁部と前記動翼第二縁部の間の動翼中間部が、前記回転軸の回転方向に凸となるように湾曲した動翼第一形状部と、
    前記動翼第一形状部に対して前記径方向内側に形成され、前記動翼第一形状部の前記動翼第一縁部に対し、前記第一側に向かって前記回転軸の回転方向側に延びている動翼傾斜部を有する動翼第二形状部と、
    を備える、動翼。
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