JP7425708B2 - 動翼 - Google Patents

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Description

本開示は、動翼に関する。
軸流回転機械の一種であるタービンは、ロータ軸と、このロータ軸の外周面に配列された複数の動翼と、これらロータ軸、及び動翼を外周側から覆う筒状のケーシングと、を備える。このようなタービンに用いられる動翼の具体例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に係る動翼は、ロータ軸に取り付けられる翼根と、翼根から径方向外側に向かって延びる翼体と、翼体の径方向外側の端部に設けられたシュラウドと、シュラウドのさらに径方向外側に突出する板状のシールフィンと、を有する。
翼体は、径方向から見て翼型の断面形状を有している。シュラウドは、翼体に交差する面内に広がる板状をなしている。シールフィンは、シュラウドよりも外周側における流体の漏れを阻止するために設けられている。また、特許文献1に記載された動翼では、ロータ軸の回転に伴う遠心力に起因して発生する荷重を低減するために、シュラウドに肉抜きのためのキャビティが形成されている。
特開2008-038910号公報
ところで、タービンの運転中には、シュラウドには翼体を支点として径方向外側に捲れ上がるような荷重が遠心力によって付加される。特に、シールフィンと翼体との交差部を境界として、前縁側では翼体の負圧面側に大きな引っ張り荷重が生じる。反対に、後縁側では翼体の正圧面側に大きな引っ張り荷重が生じる。このように、シールフィンと翼体との交差部を境界として非対称な荷重分布が形成される。したがって、上記特許文献1のように単にキャビティを形成するのみでは、荷重分布に基づく最適な強度構造を得ることができない。つまり、特許文献1の技術には依然として改良の余地がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、軽量化と高強度化とを両立することが可能な動翼を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る動翼は、軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、を備え、前記翼体と前記シールフィンの交差部を境界として前記翼体の前縁側では、前記フィレット部における負圧面側の板厚が正圧面側の板厚よりも大きい。
本開示に係る動翼は、軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、を備え、径方向における前記中空部の高さは、前記翼体と前記シールフィンの交差部で最も小さく、前縁側、及び後縁側に向かうに従って大きくなっている。
本開示に係る動翼は、軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、を備え、前記翼体と前記シールフィンの交差部を境界として前記翼体の前縁側では、前記フィレット部における負圧面側の板厚が正圧面側の板厚よりも大きく、径方向における前記中空部の高さは、前記翼体と前記シールフィンの交差部で最も小さく、前縁側、及び後縁側に向かうに従って大きくなっている。
本開示によれば、軽量化と高強度化とを両立することが可能な動翼を提供することができる。
本開示の実施形態に係る軸流回転機械としてのガスタービンの構成を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る動翼の構成を示す斜視図である。 本開示の実施形態に係るシュラウド及びシールフィンを径方向外側から見た図である。 図3のA-A線における断面図である。 図3のB-B線における断面図である。 図3のC-C戦における断面図である。 本開示の実施形態に係る動翼の第一変形例を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る動翼の第二変形例を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る動翼の第三変形例を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る動翼の第四変形例を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る動翼の第五変形例を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る動翼の第六変形例を示す断面図である。 本開示の実施形態に係る動翼の第七変形例を示す断面図である。
(ガスタービンの構成)
以下、本開示の実施形態に係る軸流回転機械としてのガスタービン10、及び動翼50について、図1から図4を参照して説明する。なお、以降で説明する構成は、ガスタービン10だけでなく、蒸気タービンや軸流圧縮機を含む他の軸流回転機械にも好適に適用することが可能である。
図1に示すように、ガスタービン10は、空気Aを圧縮する圧縮機20と、圧縮機20で圧縮された空気A中で燃料Fを燃焼させて燃焼ガスGを生成する燃焼器30と、燃焼ガスGにより駆動するタービン40と、を備えている。
圧縮機20は、軸線Arを中心として回転する圧縮機ロータ21と、圧縮機ロータ21を覆う圧縮機ケーシング25と、複数の静翼列26と、を有する。タービン40は、軸線Arを中心として回転するタービンロータ41と、タービンロータ41を覆うタービンケーシング45と、複数の静翼列46と、を有する。なお、以下では、軸線Arが延びる方向を軸線方向Da、この軸線Arを中心とした周方向を単に周方向Dcとし、軸線Arに対して垂直な方向を径方向Drとする。また、軸線方向Daの一方側を軸線上流側Dau、その反対側を軸線下流側Dadとする。また、径方向Drで軸線Arに近づく側を径方向内側Dri、その反対側を径方向外側Droとする。
圧縮機20は、タービン40に対して軸線上流側Dauに配置されている。圧縮機ロータ21とタービンロータ41とは、同一軸線Ar上に位置し、互いに接続されてガスタービンロータ11を成す。このガスタービンロータ11には、例えば、発電機GENのロータが接続されている。ガスタービン10は、さらに、圧縮機ケーシング25とタービンケーシング45との間に配置されている中間ケーシング16を備えている。燃焼器30は、この中間ケーシング16に取り付けられている。圧縮機ケーシング25と中間ケーシング16とタービンケーシング45とは、互いに接続されてガスタービンケーシング15を成す。
圧縮機ロータ21は、軸線Arを中心として軸線方向Daに延びるロータ軸22と、このロータ軸22に取り付けられている複数の動翼列23と、を有する。複数の動翼列23は、軸線方向Daに並んでいる。各動翼列23は、いずれも、周方向Dcに並んでいる複数の動翼で構成されている。複数の動翼列23の各軸線下流側Dadには、複数の静翼列26のうちいずれか一の静翼列26が配置されている。各静翼列26は、圧縮機ケーシング25の内側に設けられている。各静翼列26は、いずれも、周方向Dcに並んでいる複数の静翼で構成されている。
タービンロータ41は、軸線Arを中心として軸線方向Daに延びるロータ軸42と、このロータ軸42に取り付けられている複数の動翼列43と、を有する。複数の動翼列43は、軸線方向Daに並んでいる。各動翼列43は、いずれも、周方向Dcに並んでいる複数の動翼50で構成されている。複数の動翼列43の各軸線上流側Dauには、複数の静翼列46のうちいずれか一の静翼列46が配置されている。各静翼列46は、タービンケーシング45の内側に設けられている。各静翼列46は、いずれも、周方向Dcに並んでいる複数の静翼で構成されている。
圧縮機20は、空気Aを吸込んで、これを圧縮する。圧縮された空気、つまり圧縮空気は、中間ケーシング16を介して燃焼器30に流入する。燃焼器30には、外部から燃料Fが供給される。燃焼器30は、圧縮空気内で燃料Fを燃焼させて、燃焼ガスGを生成する。この燃焼ガスGは、タービンケーシング45内に流入し、タービンロータ41を回転させる。このタービンロータ41の回転により、発電機GENが発電する。
(動翼の構成)
次に、図2から図6を参照して、動翼50の構成について詳述する。図2に示すように、動翼50は、翼形と成す翼体51と、シュラウド60と、フィレット部70と、シールフィン80と、プラットフォーム58と、翼根59と、を有する。翼体51は、径方向Drに延びている。翼体51の断面形状は翼形を成す。なお、この断面は、径方向Drに垂直な翼体51の断面である。
図2又は図3に示すように、翼体51は、前縁52と、後縁53と、凸状の面である負圧面(背側面)54と、凹状の面である正圧面(腹側面)55と、を有する。前縁52及び後縁53は、負圧面54と正圧面55との接続部分である。前縁52、後縁53、負圧面54、及び正圧面55は、いずれも、径方向Drの方向成分を有する方向に延びている。前縁52は、後縁53に対して軸線上流側Dauに位置する。
図2に示すように、プラットフォーム58は、翼体51の径方向内側Driの端部に設けられている。プラットフォーム58は、径方向Drに対して垂直な方向成分を有する面内に広がる板状をなしている。翼根59は、動翼50をロータ軸42に取り付けるための構造である。翼根59は、プラットフォーム58の径方向内側Driに設けられている。
シュラウド60及びシールフィン80は、翼体51の径方向外側Droの端部に設けられている。シュラウド60は、径方向Drに対して垂直な方向成分を有する面内に広がる板状をなしている。フィレット部70は、翼体51とシュラウド60との接続部分をなしている。フィレット部70は、翼体51とシュラウド60との間の応力集中を回避するために設けられている。フィレット部70の構成については後述する。
図3に示すように、シュラウド60は、周方向Dcの両側に接触面73を有する。このシュラウド60における接触面73は、このシュラウド60を有する動翼50に対して周方向Dcで隣接する他の動翼50のシュラウド60の接触面73と対向して接する。なお、ここで言う接触面73は、シュラウド60の周方向の各端部における軸線上流側Dauを臨む面であり、軸線下流側Dadを臨む面は隣接するシュラウド60とは接触しない。
シールフィン80は、シュラウド60の径方向外側Droの端面(シュラウド外周面60A)に設けられている。図2に示すように、シールフィン80は、シュラウド外周面60Aから径方向外側に向かって板状に突出している。ここで、図3に示すように、径方向から見て翼体51とシールフィン80の交差する部分を交差部Crとする。つまり、翼体51のキャンバーラインCLとシールフィン80の延びる方向は互いに異なっている。図3中に示すように、動翼50のうち、この交差部Crを基準として当該交差部Crよりも前縁52側の部分を前縁側部分Paと呼び、後縁53側の部分を後縁側部分Pbと呼ぶ。なお、交差部Crは、厳密には、キャンバーラインCLとシールフィン80とが交差する部分を指す。なお、交差部Crの位置として、このようにキャンバーラインCLとシールフィン80とが交差する部分から前縁52側、又は後縁53側にずれた近傍の位置を設定することも可能である。
次いで、図4から図6を参照して、翼体51の内部構造について説明する。図4は、動翼50のうち、前縁側部分Paの断面図である。同図に示すように、フィレット部70の内部には空間(中空部V)が形成されている。中空部Vは、正圧面55側を向く正圧面側壁部70Aと、負圧面54側を向く負圧面側壁部70Bと、シュラウド60とによって囲まれている。なお、本実施形態では中空部V内にはリブや仕切り部材等は配置されていない。しかしながら、設計や仕様に応じてこれら部材を中空部V内に設けることも可能である。
正圧面側壁部70Aは、翼体51の径方向外側の端部から径方向外側に向かうに従って正圧面55側に向かって延びている。正圧面側壁部70Aの両面のうち、中空部V側を向く面は正圧面側内壁面Vaとされている。負圧面側壁部70Bは、翼体51の径方向外側の端部から径方向外側に向かうに従って負圧面54側に向かって延びている。負圧面側壁部70Bの両面のうち、中空部V側を向く面は負圧面側内壁面Vcとされている。シュラウド60の内面(つまり、中空部V側を向く面)は、天面Vuとされている。また、天面Vuと径方向に対向する面は底面Vbとされている。
前縁側部分Paでは、正圧面側壁部70Aに比べて、負圧面側壁部70Bの板厚が大きくなっている。つまり、交差部Crから前縁52側に向かうに従って、正圧面側壁部70Aの板厚は小さくなり、負圧面側壁部70Bの板厚は大きくなる。
図5は、動翼50のうち、交差部Crの断面図である。同図に示すように、交差部Crでは、上述の正圧面側壁部70A、及び負圧面側壁部70Bの板厚は互いに同一である。なお、ここで言う「同一」とは、実質的な同一を指すものであり、設計上の公差や製造上の誤差は許容される。さらに言い換えれば、交差部Crでは、前縁側部分Pa、又は後縁側部分Pbと比べて正圧面側/負圧面側の間の板厚の差が最も小さくなる。また、中空部Vの径方向における寸法(つまり、天面Vuから底面Vbまでの距離:高さH)は、この交差部Crで最も小さく、前縁側部分Pa、又は後縁側部分Pbの少なくとも一部で交差部Crにおける高さよりも大きくなる。なお、前縁側部分Pa、及び後縁側部分Pbのいずれか一方のみに中空部Vを形成する構成を採ることも可能である。
図6は、後縁側部分Pbの断面図である。同図に示すように、後縁側部分Pbでは、負圧面側壁部70Bに比べて、正圧面側壁部70Aの板厚が大きくなっている。このように、中空部Vの寸法形状は、前縁側部分Paから交差部Crを経て後縁側部分Pbに至るまでに変化している。
(作用効果)
ところで、タービン40の運転中には、シュラウド60には翼体51を支点として径方向外側に捲れ上がるような荷重が遠心力によって付加される。特に、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、前縁側では翼体51の負圧面54側に大きな引っ張り荷重が生じる。ここで、上記構成によれば、翼体51とシールフィン80の交差部Crを境界として翼体51の前縁側では、フィレット部70における負圧面54側の板厚が正圧面55側の板厚よりも大きい。つまり、上述の引っ張り荷重が加わる負圧面54側では正圧面55側よりも板厚が大きくなっている。これにより、引っ張り荷重に対して十分に抗することができる。さらに、引っ張り荷重の小さい正圧面55側の板厚を相対的に小さく抑え、動翼50として軽量化を図ることができる。
さらに、上記構成によれば、翼体51とシールフィン80の交差部Crを境界として翼体51の後縁側では、フィレット部70における正圧面55側の板厚が負圧面54側の板厚よりも大きい。つまり、上述の引っ張り荷重が加わる正圧面55側では負圧面54側よりも板厚が大きくなっている。これにより、引っ張り荷重に対して十分に抗することができる。さらに、引っ張り荷重の小さい負圧面54側の板厚を相対的に小さく抑え、動翼50として軽量化を図ることができる。
また、翼体51とシールフィン80の交差部Crでは、正圧面55側と負圧面54側とで均等に荷重が加わる。上記構成によれば、正圧面55側と負圧面54側とでフィレット部70における板厚が同一であることから、これら荷重に対して安定的に抗することができる。
加えて、上記構成によれば、前縁52側、及び後縁53側に向かうに従って、径方向における中空部Vの高さが大きくなっている。これにより、これら前縁52側、及び後縁53側で荷重に対して十分に抗することができるとともに、厚肉部が削減されることで動翼50の軽量化を図ることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
以下では、上記実施形態で説明した動翼50に冷却構造(冷却部90)を適用した種々の例を第一変形例~第六変形例として図7から図12を参照してそれぞれ説明する。
<第一変形例>
図7に示すように、本変形例では、冷却部90は、翼体51の内部に当該翼体51を径方向に貫通するとともに中空部Vに連通する第一流路F1と、中空部Vからシュラウド60の外周面側に連通する第二流路F2と、を有している。第一流路F1を通じて中空部Vに流入した冷却媒体(圧縮機から抽気された高圧空気が一例として冷却媒体に用いられる。)は、中空部V内に一時的に滞留した後、第二流路F2を通じて外部に流れ出る。その中途で、動翼50の各部が冷却される。
<第二変形例>
図8に示すように、第二変形例では、第二流路F2bの位置が上記第一変形例とは異なっている。本変形例では、第二流路F2bは、中空部Vからシールフィン80の下方を通って、当該シールフィン80よりも負圧面54側に開口している。このような構成によれば動翼50の各部を冷却できることに加えて、特にシールフィン80を下方から効率的に冷却することができる。
<第三変形例>
図9に示すように、第三変形例では、第二流路F2cが、シールフィン80の近傍、かつ正圧面55側の位置に開口している。このような構成によれば、シールフィン80に対して直接的に冷却媒体を吹き付け、より高い冷却効果を得ることができる。
<第四変形例>
図10に示すように、第四変形例では、第一流路F1の出口に、多孔管91が設けられている。この多孔管91は、例えば金属製のメッシュ等を筒状に曲げることで形成されている。また、多孔管91は、シュラウド60の外周面に突出している。この突出した部分は、第二流路F2とされている。このような構成によれば、中空部V内に多孔管91から流れ出た冷却媒体が均一に拡散するため、より効率的に動翼50の各部を冷却することができる。
<第五変形例>
図11に示すように、第五変形例では、上記第四変形例の多孔管91に代えて、多孔板91bが配置されている。多孔板91bは、中空部Vの内部形状に倣うような形状であることが望ましい。このような構成によれば、例えば多孔板91bの孔の密度や数を部位ごとに代えることで、特に冷却したい部分に選択的に冷却媒体を供給することができる。
<第六変形例>
図12に示すように、第六変形例では、第二流路F2dは、第一流路F1から中空部Vを迂回してシュラウド60の外周面まで延びている。つまり、これら第一流路F1、及び第二流路F2dは、中空部Vの内部に連通せず、その近傍を通過している。このような構成によれば、中空部Vで冷却媒体を滞留させることなく、より円滑に流通させることができる。また、これにより、中空部Vに滞留している熱を取り去りつつ、より円滑に動翼を冷却することができる。
<第七変形例>
冷却構造に係る上記の各変形例に加えて、さらなる軽量化を目的として図13に示すような構成を採ることも可能である。同図に示すように、本変形例では、シュラウド60に、中空部Vを避けるようにしてフィレット部70側に向かって凹む複数の凹部Rが形成されている。つまり、シュラウド60は、中空部Vとして必要な容積が確保できる限りにおいて、最小限の板厚、体積になるまで減肉されている。これにより、動翼50の強度を確保しつつ、さらなる軽量化を図ることができる。
<付記>
各実施形態に記載の動翼は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る動翼50は、軸線Ar回りに回転可能なロータ軸22に取り付けられる動翼50であって、前記軸線Arに対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体51と、該翼体51の径方向外側に設けられ、内部に中空部Vが形成されたフィレット部70と、該フィレット部70の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウド60と、該シュラウド60から外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体51と交差する方向に延びるシールフィン80と、を備え、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crを境界として前記翼体51の前縁側では、前記フィレット部70における負圧面54側の板厚が正圧面55側の板厚よりも大きい。
タービン40の運転中には、シュラウド60には翼体51を支点として径方向外側に捲れ上がるような荷重が遠心力によって付加される。また、シュラウド60の捲れ上がりに伴って曲げモーメントも生じる。この曲げモーメントに起因してさらなる荷重がシュラウド60には加わる。特に、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、前縁側では翼体51の負圧面54側に大きな引っ張り荷重が生じる。ここで、上記構成によれば、翼体51とシールフィン80の交差部Crを境界として翼体51の前縁側では、フィレット部70における負圧面54側の板厚が正圧面55側の板厚よりも大きい。つまり、上述の引っ張り荷重が加わる負圧面54側では正圧面55側よりも板厚が大きくなっている。これにより、引っ張り荷重に対して十分に抗することができる。さらに、引っ張り荷重が小さい正圧面55側の板厚を相対的に小さく抑え、動翼50として軽量化を図ることができる。
(2)第2の態様に係る動翼50では、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crを境界として前記翼体51の後縁側では、前記フィレット部70における正圧面55側の板厚が負圧面54側の板厚よりも大きい。
タービン40の運転中には、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、後縁側では翼体51の正圧面55側に大きな引っ張り荷重が生じる。ここで、上記構成によれば、翼体51とシールフィン80の交差部Crを境界として翼体51の後縁側では、フィレット部70における正圧面55側の板厚が負圧面54側の板厚よりも大きい。つまり、上述の引っ張り荷重が加わる正圧面55側では負圧面54側よりも板厚が大きくなっている。これにより、引っ張り荷重に対して十分に抗することができる。さらに、引っ張り荷重が小さい負圧面54側の板厚を相対的に小さく抑え、動翼50として軽量化を図ることができる。
(3)第3の態様に係る動翼50は、軸線Ar回りに回転可能なロータ軸22に取り付けられる動翼50であって、前記軸線Arに対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体51と、該翼体51の径方向外側に設けられ、内部に中空部Vが形成されたフィレット部70と、該フィレット部70の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウド60と、該シュラウド60から外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体51と交差する方向に延びるシールフィン80と、を備え、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crを境界として前記翼体51の後縁側では、前記フィレット部70における正圧面55側の板厚が負圧面54側の板厚よりも大きい。
タービン40の運転中には、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、後縁側では翼体51の正圧面55側に大きな引っ張り荷重が生じる。ここで、上記構成によれば、翼体51とシールフィン80の交差部Crを境界として翼体51の後縁側では、フィレット部70における正圧面55側の板厚が負圧面54側の板厚よりも大きい。つまり、上述の引っ張り荷重が加わる正圧面55側では負圧面54側よりも板厚が大きくなっている。これにより、引っ張り荷重に対して十分に抗することができる。さらに、引っ張り荷重が小さい負圧面54側の板厚を相対的に小さく抑え、動翼50として軽量化を図ることができる。
(4)第4の態様に係る動翼50では、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crでは、前記フィレット部70における正圧面55側の板厚と負圧面54側の板厚とが同一である。
翼体51とシールフィン80の交差部Crでは、正圧面55側と負圧面54側とで均等に荷重が加わる。上記構成によれば、正圧面55側と負圧面54側とでフィレット部70における板厚が同一であることから、これら荷重に対して安定的に抗することができる。
(5)第5の態様に係る動翼50は、軸線Ar回りに回転可能なロータ軸22に取り付けられる動翼50であって、前記軸線Arに対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体51と、該翼体51の径方向外側に設けられ、内部に中空部Vが形成されたフィレット部70と、該フィレット部70の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウド60と、該シュラウド60から外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体51と交差する方向に延びるシールフィン80と、を備え、径方向における前記中空部Vの高さは、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crで最も小さく、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で前記交差部における高さよりも大きくなっている。
タービン40の運転中には、シュラウド60には翼体51を支点として径方向外側に捲れ上がるような荷重が遠心力によって付加される。特に、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、前縁側、及び後縁側に向かうほど、大きな荷重が加わる。ここで、上記構成によれば、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で交差部Crにおける高さよりも径方向における中空部Vの高さが大きくなっている。これにより、これら前縁側、及び後縁側で荷重に対して十分に抗することができるとともに、厚肉部が削減されることで動翼50の軽量化を図ることができる。
(6)第6の態様に係る動翼50は、軸線Ar回りに回転可能なロータ軸22に取り付けられる動翼50であって、前記軸線Arに対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体51と、該翼体51の径方向外側に設けられ、内部に中空部Vが形成されたフィレット部70と、該フィレット部70の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウド60と、該シュラウド60から外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体51と交差する方向に延びるシールフィン80と、を備え、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crを境界として前記翼体51の前縁側では、前記フィレット部70における負圧面54側の板厚が正圧面55側の板厚よりも大きく、径方向における前記中空部Vの高さは、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crで最も小さく、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で前記交差部Crにおける高さよりも大きくなっている。
タービン40の運転中には、シュラウド60には翼体51を支点として径方向外側に捲れ上がるような荷重が遠心力によって付加される。特に、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、前縁側では翼体51の負圧面54側に大きな引っ張り荷重が生じる。ここで、上記構成によれば、翼体51とシールフィン80の交差部Crを境界として翼体51の前縁側では、フィレット部70における負圧面54側の板厚が正圧面55側の板厚よりも大きい。つまり、上述の引っ張り荷重が加わる負圧面54側では正圧面55側よりも板厚が大きくなっている。これにより、引っ張り荷重に対して十分に抗することができる。さらに、引っ張り荷重の小さい正圧面55側の板厚を相対的に小さく抑え、動翼50として軽量化を図ることができる。また、上記構成によれば、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で交差部Crにおける高さよりも径方向における中空部Vの高さが大きくなっている。これにより、これら前縁側、及び後縁側で荷重に対して十分に抗することができるとともに、厚肉部が削減されることで動翼50のさらなる軽量化を図ることができる。
(7)第7の態様に係る動翼50は、軸線Ar回りに回転可能なロータ軸22に取り付けられる動翼50であって、前記軸線Arに対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体51と、該翼体51の径方向外側に設けられ、内部に中空部Vが形成されたフィレット部70と、該フィレット部70の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウド60と、該シュラウド60から外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体51と交差する方向に延びるシールフィン80と、を備え、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crを境界として前記翼体51の後縁側では、前記フィレット部70における正圧面55側の板厚が負圧面54側の板厚よりも大きく、径方向における前記中空部Vの高さは、前記翼体51と前記シールフィン80の交差部Crで最も小さく、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で前記交差部Crにおける高さよりも大きい。
タービン40の運転中には、シュラウド60には翼体51を支点として径方向外側に捲れ上がるような荷重が遠心力によって付加される。特に、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、前縁側、及び後縁側に向かうほど、大きな荷重が加わる。ここで、上記構成によれば、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で交差部Crにおける高さよりも径方向における中空部Vの高さが大きくなっている。これにより、これら前縁側、及び後縁側で荷重に対して十分に抗することができるとともに、厚肉部が削減されることで動翼50の軽量化を図ることができる。さらに、タービン40の運転中には、シールフィン80と翼体51との交差部Crを境界として、後縁側では翼体51の正圧面55側に大きな引っ張り荷重が生じる。ここで、上記構成によれば、翼体51とシールフィン80の交差部Crを境界として翼体51の後縁側では、フィレット部70における正圧面55側の板厚が負圧面54側の板厚よりも大きい。つまり、上述の引っ張り荷重が加わる正圧面55側では負圧面54側よりも板厚が大きくなっている。これにより、引っ張り荷重に対して十分に抗することができる。さらに、引っ張り荷重が小さい負圧面54側の板厚を相対的に小さく抑え、動翼50として軽量化を図ることができる。
(8)第8の態様に係る動翼50は、前記翼体51を径方向に貫通するとともに、前記中空部Vに連通する第一流路F1、及び前記中空部Vから前記シュラウド60の外周面に連通する第二流路F2を有する冷却部90をさらに備える。
上記構成によれば、第一流路F1を通じて中空部Vに流入した冷却媒体は、中空部Vで一時的に滞留することで動翼50を効率的に冷却する。さらに、冷却に供された冷却媒体は、第二流路F2を通じて中空部Vからシュラウド60の外周面に流れ出る。これにより、動翼50の内部全体を効率的かつ円滑に冷却し続けることができる。
(9)第9の態様に係る動翼50は、前記翼体51を径方向に貫通する第一流路F1、及び該第一流路F1から前記中空部Vを迂回して前記シュラウド60の外周面に連通する第二流路F2dを有する冷却部90をさらに備える。
上記構成によれば、第一流路F1から第二流路F2dに流入した冷却媒体は、中空部Vを迂回してシュラウド60の外周面に流れ出る。つまり、中空部V内には冷却媒体は流入せず、その近傍を通過する。これにより、中空部Vに滞留している熱を取り去りつつ、より円滑に動翼50を冷却することができる。
(10)第10の態様に係る動翼50では、前記シュラウド60には、前記中空部Vを避けるように前記フィレット部70側に凹む凹部R形成されている。
上記構成によれば、シュラウド60に中空部Vを避けるように凹部Rが形成されていることから、動翼50のさらなる軽量化を実現することができる。
10:ガスタービン
11:ガスタービンロータ
15:ガスタービンケーシング
16:中間ケーシング
20:圧縮機
21:圧縮機ロータ
22:ロータ軸
23:動翼列
25:圧縮機ケーシング
26:静翼列
30:燃焼器
40:タービン
41:タービンロータ
42:ロータ軸
43:動翼列
45:タービンケーシング
46:静翼列
50:動翼
51:翼体
52:前縁
53:後縁
54:負圧面
55:正圧面
58:プラットフォーム
59:翼根
60:シュラウド
60A:シュラウド外周面
70:フィレット部
70A:正圧面側壁部
70B:負圧面側壁部
73:接触面
80:シールフィン
90:冷却部
91:多孔管
91b:多孔板
A:空気
F:燃料
G:燃焼ガス
CL:キャンバーライン
Ar:軸線
Cr:交差部
Da:軸線方向
Dau:軸線上流側
Dad:軸線下流側
Dc:周方向
Dr:径方向
Dri:径方向内側
Dro:径方向外側
F1:第一流路
F2:第二流路
Pa:前縁側部分
Pb:後縁側部分
Va:正圧面側内壁面
Vb:底面
Vc:負圧面側内壁面
Vu:天面

Claims (10)

  1. 軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、
    前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、
    該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、
    該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、
    該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、
    を備え、
    前記翼体と前記シールフィンの交差部を境界として前記翼体の前縁側では、前記フィレット部における負圧面側の板厚が正圧面側の板厚よりも大きい動翼。
  2. 前記翼体と前記シールフィンの交差部を境界として前記翼体の後縁側では、前記フィレット部における正圧面側の板厚が負圧面側の板厚よりも大きい請求項1に記載の動翼。
  3. 軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、
    前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、
    該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、
    該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、
    該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、
    を備え、
    前記翼体と前記シールフィンの交差部を境界として前記翼体の後縁側では、前記フィレット部における正圧面側の板厚が負圧面側の板厚よりも大きい動翼。
  4. 前記翼体と前記シールフィンの交差部では、前記フィレット部における正圧面側の板厚と負圧面側の板厚とが同一である請求項1から3のいずれか一項に記載の動翼。
  5. 軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、
    前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、
    該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、
    該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、
    該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、
    を備え、
    径方向における前記中空部の高さは、前記翼体と前記シールフィンの交差部で最も小さく、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で前記交差部における高さよりも大きくなっている動翼。
  6. 軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、
    前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、
    該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、
    該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、
    該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、
    を備え、
    前記翼体と前記シールフィンの交差部を境界として前記翼体の前縁側では、前記フィレット部における負圧面側の板厚が正圧面側の板厚よりも大きく、
    径方向における前記中空部の高さは、前記翼体と前記シールフィンの交差部で最も小さく、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で前記交差部における高さよりも大きくなっている動翼。
  7. 軸線回りに回転可能なロータ軸に取り付けられる動翼であって、
    前記軸線に対する径方向に延び、該径方向に直交する断面形状が翼形である翼体と、
    該翼体の径方向外側に設けられ、内部に中空部が形成されたフィレット部と、
    該フィレット部の径方向外側に設けられ、周方向に広がるシュラウドと、
    該シュラウドから外周側に突出するとともに、径方向から見て前記翼体と交差する方向に延びるシールフィンと、
    を備え、
    前記翼体と前記シールフィンの交差部を境界として前記翼体の後縁側では、前記フィレット部における正圧面側の板厚が負圧面側の板厚よりも大きく、
    径方向における前記中空部の高さは、前記翼体と前記シールフィンの交差部で最も小さく、前縁側、及び後縁側の少なくとも一部で前記交差部における高さよりも大きい動翼。
  8. 前記翼体を径方向に貫通するとともに、前記中空部に連通する第一流路、及び前記中空部から前記シュラウドの外周面に連通する第二流路を有する冷却部をさらに備える請求項1から7のいずれか一項に記載の動翼。
  9. 前記翼体を径方向に貫通する第一流路、及び該第一流路から前記中空部を迂回して前記シュラウドの外周面に連通する第二流路を有する冷却部をさらに備える請求項1から7のいずれか一項に記載の動翼。
  10. 前記シュラウドには、前記中空部を避けるように前記フィレット部側に凹む凹部が形成されている請求項1から9のいずれか一項に記載の動翼。
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