JP5868609B2 - ガスタービン動翼及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスタービン動翼及びその製造方法に関し、特に、ガスタービン動翼のチップシュラウドの冷却構造に関する。
ガスタービン動翼の先端には、しばしば、ガスタービンの軸方向及び周方向に突出するチップシュラウドと呼ばれる構造物が取り付けられる。チップシュラウドには概略的には2つの役割がある。1つは、燃焼器からの高温ガスをより多くガスタービン動翼の翼面に誘導してエネルギー効率を向上させることである。もう1つは、ガスタービンが運転されてガスタービン動翼が高速回転している時に、隣接するガスタービン動翼のチップシュラウドが互いに当接されることにより、ガスタービン動翼の振動を抑制することである。
ガスタービンの運転中にはガスタービン動翼が高温になるので、ガスタービン動翼の内部空間に冷却空気を供給することでガスタービン動翼が冷却される。このとき、チップシュラウドも同様に、その内部空間に冷却空気を供給することで冷却空気によって冷却される。
特開平11−13402号公報及び特許第3403051号は、チップシュラウドに冷却通路を設けることでチップシュラウドを冷却する技術を開示している。また、特開2009−168017号公報は、チップシュラウドの内部に冷却空洞を設けることでチップシュラウドを冷却する技術を開示している。
これらの特許文献に開示されているガスタービン動翼の構造では、チップシュラウドにガスタービンの径方向に突出するフィンが設けられている。フィンは、ガスタービン動翼の先端と、その外周に位置するケーシングとの間のクリアランスを小さくしてエネルギー効率を向上させるための構造物である。このフィンを挟んで高温ガスが流れてくる上流側は相対的に高圧の領域であり、その反対側(下流側)は相対的に低圧の領域である。上記の3つの特許文献で開示されているチップシュラウドの構造では、冷却空気が高圧の領域と低圧の領域の両方に放出されるように構成されている。
しかしながら、発明者の検討によれば、上記の特許文献に開示されたチップシュラウドの構造には、ガスタービンの出力、エネルギー効率の改良の余地がある。
なお、特開2007−77986号公報、特開2006−105084号公報、及び、特開2008−95695号公報は、ガスタービン動翼の先端部の冷却構造を開示している。しかしながら、これらの特許文献は、チップシュラウドを備えるガスタービン動翼の冷却に関するものではない。
特開平11−13402号公報 特許第3403051号 特開2009−168017号公報 特開2007−77986号公報 特開2006−105084号公報 特開2008−95695号公報
したがって、本発明の目的は、チップシュラウドを冷却空気で冷却する構造を有するガスタービン動翼について、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させるための技術を提供することにある。
本発明の一の観点では、高温ガスを受けて動作するガスタービン動翼が、翼面が形成された翼形部と、翼形部の先端に接合された内周面と該内周面に対向する外周面を有するチップシュラウドと、外周面に設けられたフィンとを具備している。翼形部は、チップシュラウドに冷却空気を供給するように構成されている。チップシュラウドは、その内部空間を介して供給された冷却空気を放出するように構成されている。ここで、フィンよりも高温ガスの流れの上流側である高圧側領域にチップシュラウドから放出される冷却空気の流量は、フィンよりも高温ガスの流れの下流側である低圧側領域にチップシュラウドから放出される冷却空気の流量よりも多い。このようなガスタービン動翼では、高圧側領域に放出される冷却空気がガスタービン動翼に仕事をすることにより、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させることができる。
ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率をより向上させるためには、高圧側領域に放出される冷却空気の流量が、チップシュラウドに供給される冷却空気の全量の70%以上であることが望ましい。また、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を一層に向上させるためには、チップシュラウドに供給された冷却空気の全量が高圧側領域に放出されることが好ましい。
ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させる追加的手法としては、チップシュラウドに供給された冷却空気の全量のうち、50%よりも多い流量の冷却空気がガスタービン動翼の回転方向と反対方向の速度成分を持つようにチップシュラウドから放出されることが好ましい。この場合、チップシュラウドに供給された冷却空気の全量のうち、70%以上の流量の冷却空気がガスタービン動翼の回転方向と反対方向の速度成分を持つようにチップシュラウドから放出されることがより好ましく、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を一層に向上させるためには、チップシュラウドに供給された冷却空気の全量がガスタービン動翼の回転方向と反対方向の速度成分を持つようにチップシュラウドから放出されることが好ましい。
一実施形態では、翼形部がチップシュラウドに冷却空気を供給する冷却通路を有し、チップシュラウドが冷却通路から供給された冷却空気を放出する冷却空気孔を有している。
他の実施形態では、翼形部がチップシュラウドに冷却空気を供給する空洞を有し、チップシュラウドが空洞から供給された冷却空気を放出する複数の冷却空気孔を有している。
更に他の実施形態では、翼形部がチップシュラウドに冷却空気を供給する複数の冷却通路を有し、チップシュラウドが複数の冷却通路に連通するキャビティとキャビティに接続されて冷却空気を放出する冷却空気孔とを有している。
更に他の実施形態では、チップシュラウドが、翼形部から供給される位置から高温ガスの下流側の方向の成分を有する方向に延伸して特定位置に到達し、特定位置から高圧側領域に設けられた開口に連通する流路を有している。チップシュラウドに供給された冷却空気の少なくとも一部が、高圧側領域に設けられた開口から放出される。
本発明の他の観点では、ガスタービン動翼の製造方法が、チップシュラウドの高圧側領域の位置と低圧側領域の位置とを貫通する貫通穴を作製する工程と、貫通穴を低圧側領域において閉塞して冷却空気孔を形成する工程とを具備している。
本発明の更に他の観点では、ガスタービン動翼の製造方法が、チップシュラウドの高圧側領域の位置と低圧側領域の位置とを貫通する複数の貫通穴と、貫通穴を連通し、且つ、低圧側領域に開口する連通部を形成する工程と、連通部を低圧側領域において閉塞して冷却空気孔を形成する工程とを具備する。この場合、貫通穴と連通部は、複数の放電棒とそれを支持する根元部分とで構成されている放電電極をチップシュラウドに挿入することで形成されてもよい。
本発明によれば、チップシュラウドを冷却空気で冷却する構造を有するガスタービン動翼を備えたガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態のガスタービン動翼の構造を示す側面図である。 図1のガスタービン動翼の外周側から見た構造を示す上面図である。 図1のガスタービン動翼の構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態におけるチップシュラウドの構造を示す平面図である。 本発明の一実施形態におけるチップシュラウドの構造を示す平面図である。 図4A、図4Bのチップシュラウドの構造を示す断面図である。 図4A、図4Bのチップシュラウドの構造を示す断面図である。 チップシュラウドの他の構造を示す断面図である。 図4A、図4Bに図示されたチップシュラウドの利点を説明する概念図である。 図4A、図4Bに図示されたチップシュラウドの利点を説明する概念図である。 チップシュラウドの高圧側領域に放出される冷却空気の割合と、チップシュラウドの低圧側領域の温度上昇との関係の一例を示すグラフである。 ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を一層に向上させるためのチップシュラウドの構造を示す平面図である。 ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を一層に向上させるためのチップシュラウドの他の構造を示す平面図である。 本発明の他の実施形態のガスタービン動翼の構造を示す断面図である。 図9のガスタービン動翼のチップシュラウドの構造を示す平面図である。 本発明の更に他の実施形態におけるチップシュラウドの構造を示す平面図である。 図11のチップシュラウドの構造を示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態におけるチップシュラウドの構造を示す平面図である。 図13の構造のチップシュラウドを備えるガスタービン動翼の製造工程を示す平面図である。 図13の構造のチップシュラウドを備えるガスタービン動翼の製造工程を示す平面図である。 本発明の更に他の実施形態におけるチップシュラウドの構造を示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態におけるチップシュラウドの構造を示す断面図である。 複数のフィンを備えるチップシュラウドの構造を示す側面図である。
図1は、本発明の一実施形態のガスタービン動翼の構造を示す側面図である。ガスタービン動翼1は、概略的には、ガスタービンのロータディスク(図示されない)に接続される翼根部2と、翼面が形成されている翼形部3と、翼形部3の先端に接合されているチップシュラウド4と、チップシュラウド4の外周面(翼形部3が接合されている面(内周面)と対向する面)に接合されているフィン5とを備えている。フィン5は、チップシュラウド4の外周面からロータディスクの半径方向外側に突出するように設けられている。
図2は、チップシュラウド4及びそれに接合されたフィン5の構造を示す上面図である。ガスタービン動翼1は、ロータディスクの周方向に並んで配置されている。隣接するガスタービン動翼1のチップシュラウド4は互いに近接しており、ガスタービンの運転時には、隣接するチップシュラウド4のA部が、ガスタービン動翼1が高速回転することによって自律的に当接する。これは、運転時のガスタービン動翼1の振動を低減することに貢献する。また、フィン5は、ロータディスクの周方向に延伸するように設けられている。フィン5を挟んで高温ガスが流れてくる上流側は相対的に高圧の領域であり、その反対側(下流側)は相対的に低圧の領域である。以下では、フィン5よりも高温ガスの流れの上流側にある領域を高圧側領域と、下流側にある領域を低圧側領域と記載することがある。
図3は、図1のガスタービン動翼1の構造を示す断面図である。ガスタービン動翼1は、翼根部2に供給された冷却空気7で冷却されるような構造を有している。詳細には、翼形部3のうち翼根部2に近い部分には空洞11が設けられており、その空洞11の内部にはピンフィン12が設けられている。翼形部3の翼根部2に近い部分は、ピンフィン12で冷却空気7の流れが乱されることによって効果的に冷却される。一方、ガスタービン動翼1の先端に近い部分には、ロータディスクの半径方向に略平行な方向に延伸する冷却流路13が設けられている。冷却流路13は、翼形部3の先端に設けられたチップシュラウド4の内部にまで延伸しており、冷却空気7は、冷却流路13を介してチップシュラウド4の内部に導入される。
図4A、図4Bは、本発明の一実施形態におけるチップシュラウド4の構造を示す平面図であり、図5Aは、図4A、図4BのA−A断面における断面図であり、図5Bは、B−B断面における断面図である。チップシュラウド4の内部には、翼形部3の冷却流路13に連通する冷却空気孔6が設けられている。冷却空気7は、冷却流路13から冷却空気孔6に導入され、これにより、チップシュラウド4が冷却される。
本実施形態のガスタービン動翼1の一つの特徴は、チップシュラウド4の冷却空気孔6から冷却空気7が放出される態様にある。本実施形態のガスタービン動翼1は、チップシュラウド4に供給される冷却空気7のうちの高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が低圧側領域に放出される冷却空気7の流量よりも多くなる、又は、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出されるような構造を有している。上述のように、高圧側領域とは、フィン5よりも高温ガスの上流側に位置する領域であり、低圧側領域とは、フィン5よりも下流側に位置する領域である。
ここで、図4Aは、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が、低圧側領域に放出される冷却空気7の流量よりも多くなるような構造の一例を図示している。図4Aのチップシュラウド4では、図示されている9本の冷却空気孔6のうち冷却空気孔6aが低圧側領域に冷却空気7を放出しており、他の冷却空気孔6は高圧側領域に冷却空気7を放出している。一方、図4Bは、チップシュラウド4の冷却空気孔6から放出される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出されるような構造を図示している。
図6A、図6Bは、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が低圧側領域に放出される冷却空気7の流量よりも多くなる、又は、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出される構造の利点を示す概念図である。図6Aに示されているように、チップシュラウド4の冷却空気孔6から低圧側領域に放出された冷却空気7は、ガスタービン動翼1に対して仕事をせずに下流に流れていく。一方、図6Bに示されているように、チップシュラウド4の冷却空気孔6から高圧側領域に放出された冷却空気7は、ガスタービン動翼1に対して仕事をし、ガスタービン動翼1を回転させる駆動力を生じさせる。したがって、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が低圧側領域に放出される冷却空気7の流量よりも多くなる、又は、冷却空気孔6から放出される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出される構造を採用することにより、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させることができる。ここで、高圧側領域に放出された冷却空気7の一部は、ケーシング9とフィン5の間のチップクリアランス9aを通過し得る。しかしながら、チップクリアランス9aを通過する冷却空気7の流量は相対的に少ないので、ガスタービン動翼1に対して仕事をする効果に対する影響は小さい。
ここで、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率の向上の観点では、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が多いことが有利である。例えば、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量を100%とした場合に、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量の占める割合が70%以上であることが好ましい。また、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率の向上の観点では、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出されることが最も有利である。
しかしながら、その一方で、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量の占める割合が大きく、低圧側領域に放出される冷却空気7の流量が少なすぎると、チップシュラウド4の低圧側領域に位置する部分の冷却が不十分になる場合があり得る。図7は、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全流量を特定値で一定とした時における、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量の占める割合と、チップシュラウド4の低圧側領域に位置する部分の部材の温度上昇の関係を示すグラフである。温度上昇は、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量の占める割合が50%である場合に0であるとして定義されている。強度の観点からチップシュラウド4において部材の温度上昇は20℃以下とすることが好ましく、この場合には、図7によると、温度上昇の観点から高圧側領域に放出される冷却空気7の流量の占める割合が70%以下に制限されることになる。この場合、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量の占める割合が70%であることが好ましい。
しかしながら、後述のように、複数設けられている冷却空気孔6のうちの少なくとも一本がチップシュラウド4の低圧側領域の部分を通過した上で高圧側領域に冷却空気7を放出するように構成されている場合には、チップシュラウド4の低圧側領域に位置する部分の冷却の問題は小さい。この場合には、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量の占める割合を増大させることができ、設計によっては冷却空気孔6から放出される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出される構造を採用することもできる。
図4A、図4B、図5A及び図5Bに図示されている構造では、チップシュラウド4の側面(即ち、翼形部3が接合されている内周面及びフィン5が接合されている外周面とを連結する面)に冷却空気孔6が開口されている。しかしながら、図5Cに図示されているように、冷却空気孔6は、フィン5が接合されている外周面に開口されてもよい。図5Cには、外周面から高圧側領域に冷却空気7を放出する冷却空気孔6が図示されている。
ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率の向上の観点では、上述された高圧側領域に放出される冷却空気7と低圧側領域に放出される冷却空気7の比率の調節に加え、冷却空気孔6から冷却空気7が放出される方向とガスタービン動翼1の回転方向(ロータディスクの周方向に沿った方向で、ガスタービン動翼1が回転する方向)との関係を最適化することも有効である。図4A、図4Bを再度に参照して、チップシュラウド4に供給された冷却空気7の全量のうち、50%よりも多い流量の冷却空気7が回転方向と反対方向の速度成分を持つようにチップシュラウド4から放出されることが好ましく、より好適には、70%以上の流量の冷却空気7が回転方向と反対方向の速度成分を持つように放出されることが好ましい。このような方向に冷却空気7が放出されると、反作用によってガスタービン動翼1に対して仕事をするので、ガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させることができる。図4A、図4Bでは、複数の冷却空気孔6のうち冷却空気孔6bのみが冷却空気7を回転方向と同一方向の速度成分を持つように放出しており、他の冷却空気孔6は、冷却空気7を回転方向と反対方向の速度成分を持つように放出している。このような構造では、チップシュラウド4の冷却空気孔6から冷却空気7の全流量のうち、半分よりも多い流量、又は、70%以上の流量の冷却空気7を回転方向と反対方向の速度成分を持つように放出することができる。
一層にガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させるためには、図8A、図8Bに図示されているように、チップシュラウド4に供給された冷却空気7の全量をガスタービン動翼1の回転方向と反対方向の速度成分を持つようにチップシュラウド4から放出することが好適である。図8A及び図8Bに図示されたチップシュラウド4は、それぞれ、図4A及び図4Bに図示されたチップシュラウド4から冷却空気孔6bを除去した構造を有している。このような構造では、チップシュラウド4の冷却空気孔6から放出される冷却空気7の全量がガスタービン動翼1の回転方向と反対方向の速度成分を持つように放出される。これにより、一層にガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させることができる。
上述の実施形態において、ガスタービン動翼1の翼形部3の内部の冷却構造は、図3に図示されている冷却構造以外にも様々に変更可能である。図9は、他の冷却構造の一例である。図9の翼形部3の冷却構造では、翼形部3の内部の空洞16に、コア支持リブ14と傾斜タービュレータ15とが設けられている。コア支持リブ14は、翼形部3の構造を保持するための構造部材である。空洞16は、冷却空気7が翼形部3の内面を冷却しながら流れて翼形部3の先端に到達するように構成されており、傾斜タービュレータ15が冷却空気7の流れを乱すことで、翼形部3が効果的に冷却される。
翼形部3の冷却構造が変更される場合には、その変更に応じて冷却空気孔6の構造も変更され得る。例えば、図9の冷却構造が採用される場合には、図10に図示されているように、冷却空気孔6は、翼形部3の内部の空洞16に連通するように構成される。
図11は、本発明の他の実施形態におけるチップシュラウド4の構造を示す平面図であり、図12は、図11のJ−J断面における断面図である。図11、図12のチップシュラウド4の構造では、チップシュラウド4の内部に、翼形部3の複数の冷却流路13に連通するキャビティ8が設けられ、チップシュラウド4の冷却空気孔6は、そのキャビティ8に接続される。キャビティ8は、冷却空気7の適正な配分を実現することに寄与する。例えば、図11の構造では、チップシュラウド4のうち高い熱応力が作用する部分(図11では、高応力部X、Y)に多くの冷却空気7を供給することを可能にする。即ち、高応力部Xの近傍を通過する冷却空気孔6には、翼形部3の2本分の冷却流路13からの冷却空気7がキャビティ8から供給される。同様に、高応力部Yを通過する冷却空気孔6には、1.5本分の冷却流路13からの冷却空気7がキャビティ8から供給される。
図13は、本発明の更に他の実施形態におけるチップシュラウド4の構造を示す平面図である。例えば図4Bに図示されているように、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量を高圧側領域に放出する構造では、チップシュラウド4のうちの低圧側領域に位置する部分の冷却が不十分になる可能性があるが、図13のチップシュラウド4は、低圧側領域に位置する部分の冷却に関する問題に対処するための構造を有している。
図13のチップシュラウド4では、冷却空気孔6の一部(図13では符号6cで図示されている冷却空気孔)が、翼形部3からの冷却空気7が供給される位置(図13では、冷却通路13の位置)から高温ガスの下流側に延伸して(詳細には、高温ガスの下流の方向の成分を有する方向に延伸して)低圧側領域の特定位置に到達し、更に、その特定位置から高圧側領域に設けられた開口に到達するように延伸している。このような構造では、たとえチップシュラウド4に供給される冷却空気7の多くの割合(最も端的には全量)を高圧側領域に放出する構造であっても、低圧側領域に位置する部分を十分に冷却することができる。
上述されたようなチップシュラウド4の冷却空気孔6の構造は、その製作工程が複雑になり得る。チップシュラウド4の冷却空気孔6は、放電加工によって形成され得る。放電加工は、金属の構造体に貫通穴を設ける最も典型的な方法である。しかしながら、この放電加工によって冷却空気孔6を製作する場合には、図4A、図4Bに図示されているようなチップシュラウド4を貫通していない冷却空気孔6を精度よく作製することは困難な場合がある。図13に図示されているような屈曲した形状の冷却空気孔6は、その作製はより難しくなる。以下では、貫通していない冷却空気孔6や屈曲した形状の冷却空気孔6を製作するための製作工程について述べる。
図14A、図14Bは、本発明の一実施形態における冷却空気孔6の製作工程を示す平面図である。まず、図14Aに図示されているように、チップシュラウド4の高圧側領域の位置と低圧側領域の位置とを貫通する貫通穴21が形成される。この貫通穴21は、例えば、放電加工で形成することが簡便である。ここで、後の工程により、翼形部3からの冷却空気7が供給される位置から高温ガスの下流側に延伸して低圧側領域の特定位置に到達し、更に、その特定位置から高圧側領域に設けられた開口に到達するように延伸する冷却空気孔6に加工される貫通穴21については、隣接する貫通穴21を連通させる連通部22が形成され、その連通部22に接続するように貫通穴21が形成される。連通部22は、低圧側領域に開口している。貫通穴21を放電加工するために使用される放電電極が複数の放電棒とそれを支持する根元部分とで構成されている場合には、このような連通部22は、放電電極の根元部分までチップシュラウド4に挿入することで容易に形成できる。これにより、貫通穴21は高圧側領域と低圧側領域の両方に開口を持つことになる。
続いて、図14Bに図示されているように、貫通穴21及び連通部22の不必要な開口が閉塞され、冷却空気孔6の製作が完了する。不必要な開口の閉塞は、例えば、閉止板23をチップシュラウド4に溶接することで行ってもよく、ろう付けによって金属ろう24を貫通穴21の開口付近に充填することで行ってもよい。このとき、図14Bに図示されているように、低圧側領域に位置する開口を全て閉塞してもよく、また、高圧側領域に位置する開口の一部を閉塞してもよい。重要なことは、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が低圧側領域に放出される冷却空気7の流量よりも多くなる、又は、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出される構造を実現することである。
上記では、冷却空気孔6が、翼形部3の冷却流路13(又は空洞16)から延伸する流路として構成されている実施形態について記載されているが、チップシュラウド4の冷却構造及びチップシュラウド4から冷却空気7を放出する構造はこれに限定されない。高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が低圧側領域に放出される冷却空気7の流量よりも多くなる、又は、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出される構造は、様々な構造で実現され得る。例えば、図15及び図16に図示されているように、内部に空洞30が設けられるような冷却構造を採用するチップシュラウド4についても、本発明は適用可能である。
詳細には、図15に図示されているチップシュラウド4の構造では、チップシュラウド4の空洞30に連通する開口31が翼形部3に設けられ、冷却空気7が開口31を介して空洞30の内部に導入される。空洞30にはピンフィン32が設けられており、そのピンフィン32によって冷却空気7の流れが乱されることでチップシュラウド4が効果的に冷却される。チップシュラウド4の内部の空洞30に導入された冷却空気7は、チップシュラウド4の端に設けられた開口33から放出される。ここで、図15に図示されているチップシュラウド4の構造では、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全部が高圧側領域に放出されるように開口33が設けられている。即ち、開口33が高圧側領域にのみ設けられ、低圧側領域には設けられていない。図15では、全ての開口33が高圧側領域に設けられているが、高圧側領域に放出される冷却空気7の流量が低圧側領域に放出される冷却空気7の流量よりも多くなるのであれば、一部の開口33が低圧側領域に設けられてもよい。
一方、図16に図示されているチップシュラウド4の構造でも、チップシュラウド4の空洞30にピンフィン32が設けられ、更に、空洞30に導入された冷却空気7を放出する開口33がチップシュラウド4の端に設けられている。加えて、図16の構造では、チップシュラウド4の空洞30に隔壁34が形成されている。この隔壁34により、翼形部3からの冷却空気7が供給される位置(図16では、冷却流路13の位置)から高温ガスの下流側に延伸して(詳細には、高温ガスの下流の方向の成分を有する方向に延伸して)低圧側領域の特定位置に到達し、更に、その特定位置から高圧側領域に設けられた開口33に連通するように延伸している流路35が形成されている。図16の構造では、低圧側領域の部分を通過する冷却空気7が確保され、図13の構造と同様に、チップシュラウド4の低圧側領域の部分の冷却の問題を解消することができる。
以上に述べられた実施形態では、各チップシュラウド4に単一のフィン5が設けられている構成が図示されているが、各チップシュラウド4に軸方向に複数のフィンが設けられる場合がある。図17には、3枚のフィン5a〜5cが設けられたチップシュラウド4が図示されている。この場合には、高温ガスの流れの最も下流側に位置するフィン5cによって高圧側領域と低圧側領域とを規定する。フィン5cよりも高温ガスの上流側の領域(即ち、高圧側領域)に放出される冷却空気7の流量をフィン5cよりも下流側の領域(即ち、低圧側領域)に放出される冷却空気7の流量よりも多くするか、又は、チップシュラウド4に供給される冷却空気7の全量が高圧側領域に放出されることで、本発明の作用効果が得られる。なお、この場合、冷却空気7が高圧側領域に放出される位置は、図17の領域(1)〜(3)の何れであってもよい。ここで、領域(1)はフィン5aよりも上流側の領域であり、領域(2)はフィン5a、5bの間の領域であり、領域(3)はフィン5b、5cの間の領域である。領域(1)〜(3)の複数に冷却空気7が放出されてもよい。
ただし、一層にガスタービンの出力及び/又はエネルギー効率を向上させるという観点では、冷却空気7が高圧側領域に放出される位置としては領域(1)が最も好ましく、次に領域(2)が好ましい。
以上には本発明の実施形態が具体的に記述されているが、本発明は、上記の実施形態に限定されると解釈してはならず、当業者に自明的な様々な変更がなされて実施され得る。また、上記の実施形態は、技術的に相反しない限り、複数が組み合わせて実施され得ることに留意されたい。
1:ガスタービン動翼
2:翼根部
3:翼形部
4:チップシュラウド
5、5a、5b、5c:フィン
6、6a、6b、6c:冷却空気孔
7:冷却空気
8:キャビティ
9:ケーシング
9a:チップクリアランス
11:空洞
12:ピンフィン
13:冷却流路
14:コア支持リブ
15:傾斜タービュレータ
16:空洞
21:貫通穴
22:連通部
23:閉止板
24:金属ろう
30:空洞
31:開口
32:ピンフィン
33:開口
34:隔壁
35:流路

Claims (7)

  1. 高温ガスを受けて動作するガスタービン動翼であって、
    翼面が形成された翼形部と、
    前記翼形部の先端に接合された内周面と、前記内周面に対向する外周面を有するチップシュラウドと、
    前記外周面に設けられたフィン
    とを具備し、
    前記翼形部は、前記チップシュラウドに冷却空気を供給するように構成され、
    前記チップシュラウドは、その内部空間を介して供給された前記冷却空気を放出するように構成され、
    前記フィンよりも前記高温ガスの流れの上流側である高圧側領域に前記チップシュラウドから放出される前記冷却空気の流量が、前記フィンよりも前記高温ガスの流れの下流側である低圧側領域に前記チップシュラウドから放出される前記冷却空気の流量よりも多く、
    前記チップシュラウドは、前記翼形部から前記冷却空気が供給される位置から前記高温ガスの下流側の方向の成分を有する方向に延伸して特定位置に到達し、前記特定位置から前記高圧側領域に設けられた開口に連通する流路を有しており、
    前記チップシュラウドに供給された前記冷却空気の少なくとも一部が、前記高圧側領域に設けられた前記開口から放出される
    ガスタービン動翼。
  2. 高温ガスを受けて動作するガスタービン動翼であって、
    翼面が形成された翼形部と、
    前記翼形部の先端に接合された内周面と、前記内周面に対向する外周面を有するチップシュラウドと、
    前記外周面に設けられたフィン
    とを具備し、
    前記翼形部は、前記チップシュラウドに冷却空気を供給するように構成され、
    前記チップシュラウドは、その内部空間を介して供給された前記冷却空気を放出するように構成され、
    前記チップシュラウドに供給される前記冷却空気の全量が、前記フィンよりも前記高温ガスの流れの上流側である高圧側領域に放出され、
    前記チップシュラウドは、前記翼形部から前記冷却空気が供給される位置から前記高温ガスの下流側の方向の成分を有する方向に延伸して特定位置に到達し、前記特定位置から前記高圧側領域に設けられた開口に連通する流路を有している
    ガスタービン動翼。
  3. 高温ガスを受けて動作するガスタービン動翼を製造する製造方法であって、
    前記ガスタービン動翼が、
    翼面が形成された翼形部と、
    前記翼形部の先端に接合された内周面と、前記内周面に対向する外周面を有するチップシュラウドと、
    前記外周面に設けられたフィン
    とを具備し、
    前記翼形部は、前記チップシュラウドに冷却空気を供給するように構成され、
    前記チップシュラウドは、その内部空間を介して供給された前記冷却空気を放出するように構成され、
    前記フィンよりも前記高温ガスの流れの上流側である高圧側領域に前記チップシュラウドから放出される前記冷却空気の流量が、前記フィンよりも前記高温ガスの流れの下流側である低圧側領域に前記チップシュラウドから放出される前記冷却空気の流量よりも多く、
    前記高圧側領域に放出される前記冷却空気の流量が、前記チップシュラウドに供給される前記冷却空気の全量の70%以上であり、
    前記翼形部は、前記チップシュラウドに前記冷却空気を供給する冷却通路を有し、
    前記チップシュラウドは、前記冷却通路から供給された前記冷却空気を放出する冷却空気孔を有し、
    当該製造方法が、
    前記チップシュラウドの前記高圧側領域の位置と前記低圧側領域の位置とを貫通する貫通穴を作製する工程と、
    前記貫通穴を前記低圧側領域において閉塞して前記冷却空気孔を形成する工程
    とを具備する
    ガスタービン動翼の製造方法。
  4. 高温ガスを受けて動作するガスタービン動翼を製造する製造方法であって、
    翼面が形成された翼形部と、
    前記翼形部の先端に接合された内周面と、前記内周面に対向する外周面を有するチップシュラウドと、
    前記外周面に設けられたフィン
    とを具備し、
    前記翼形部は、前記チップシュラウドに冷却空気を供給するように構成され、
    前記チップシュラウドは、その内部空間を介して供給された前記冷却空気を放出するように構成され、
    前記フィンよりも前記高温ガスの流れの上流側である高圧側領域に前記チップシュラウドから放出される前記冷却空気の流量が、前記フィンよりも前記高温ガスの流れの下流側である低圧側領域に前記チップシュラウドから放出される前記冷却空気の流量よりも多く、
    前記高圧側領域に放出される前記冷却空気の流量が、前記チップシュラウドに供給される前記冷却空気の全量の70%以上であり、
    前記翼形部は、前記チップシュラウドに前記冷却空気を供給する空洞を有し、
    前記チップシュラウドは、前記空洞から供給された前記冷却空気を放出する複数の冷却空気孔を有し、
    当該製造方法が、
    前記チップシュラウドの前記高圧側領域の位置と前記低圧側領域の位置とを貫通する貫通穴を作製する工程と、
    前記貫通穴を前記低圧側領域において閉塞して前記冷却空気孔を形成する工程
    とを具備する
    ガスタービン動翼の製造方法。
  5. 請求項に記載のガスタービン動翼を製造する製造方法であって、
    前記チップシュラウドの前記高圧側領域の位置と前記低圧側領域の位置とを貫通する複数の貫通穴と、前記貫通穴を連通し、且つ、前記低圧側領域に開口する連通部を形成する工程と、
    前記連通部を前記低圧側領域において閉塞して前記流路を形成する工程
    とを具備する
    ガスタービン動翼の製造方法。
  6. 請求項に記載のガスタービン動翼を製造する製造方法であって、
    前記チップシュラウドの前記高圧側領域の位置と前記フィンよりも前記高温ガスの流れの下流側である低圧側領域の位置とを貫通する複数の貫通穴と、前記貫通穴を連通し、且つ、前記低圧側領域に開口する連通部を形成する工程と、
    前記連通部を前記低圧側領域において閉塞して前記流路を形成する工程
    とを具備する
    ガスタービン動翼の製造方法。
  7. 請求項又はに記載の製造方法であって、
    前記貫通穴と前記連通部は、複数の放電棒とそれを支持する根元部分とで構成されている放電電極を前記チップシュラウドに挿入することで形成される
    ガスタービン動翼の製造方法。
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