JP2020097903A - タービン翼及びこれを備えた蒸気タービン - Google Patents

タービン翼及びこれを備えた蒸気タービン Download PDF

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Abstract

【課題】漏れ流れに起因して生じ得る損失を低減可能なタービン翼及びこれを備えた蒸気タービンを提供する。【解決手段】タービン翼は、前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼型部と、前記翼型部の基端部が接続されるエンドウォールを含むプラットフォームと、を備え、前記エンドウォールは、少なくとも前記エンドウォールの負圧面側領域に位置する負圧面側凹部と、少なくとも前記エンドウォールの圧力面側領域に位置する圧力面側凸部と、を含み、前記負圧面側凹部は、前記負圧面と、該負圧面の軸方向に延びる接線との接点よりも軸方向上流側に位置する底点を有し、前記エンドウォールの前記負圧面側凹部上の1本以上の等高線は、前記負圧面と前記等高線との交点における、前記等高線の法線に沿った負の勾配を有する法線ベクトルが前記翼型部を向くとともに、前記圧力面側凸部は、前記接点よりも軸方向下流側に位置する頂点を有する。【選択図】 図5

Description

本開示は、タービン翼及びこれを備えた蒸気タービンに関する。
蒸気タービンやガスタービン等のタービンにおいては、翼列における流体の流れによって損失が生じ得る。そこで、タービン翼の翼型部が接続されるプラットフォームのエンドウォール(側壁)に凹部や凸部を設けることにより、タービンにおける流れの損失を抑制することが提案されている。
例えば、特許文献1には、プラットフォームのエンドウォールのうち、翼型部の負圧面側の領域において、負圧面突出部の近傍に設けられた凹部(passage trough)、及び、翼型部の圧力面側において前縁近傍に設けられた凸部(bump)を含むタービン翼が開示されている。
米国特許出願公開第2017/0226863号明細書
一般に、タービン運転時には負圧面の突出部近傍は静圧が低くなる傾向があるため、例えば特許文献1に記載のタービン翼のように、プラットフォームのエンドウォールの近傍において、負圧面の突出部近傍に凹部を設けることで、この部分の静圧を増大させて、翼負荷を低減することができると考えられる。
ところで、タービンの種類等に応じて、タービン翼の上流側からの漏れ流れが該タービン翼に流入することがあり、この場合、上述の漏れ流れに起因した損失が生じ得る。
しかしながら、従来、このような漏れ流れによる損失を低減するためのエンドウォール形状については提案されておらず、特許文献1においても、漏れ流れに起因する損失を低減するためのエンドウォール形状については何ら言及されていない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、漏れ流れに起因して生じ得る損失を低減可能なタービン翼及びこれを備えた蒸気タービンを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るタービン翼は、
前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼型部と、
前記翼型部の基端部が接続されるエンドウォールを含むプラットフォームと、を備え、
前記エンドウォールは、
少なくとも前記エンドウォールの負圧面側領域に位置する負圧面側凹部と、
少なくとも前記エンドウォールの圧力面側領域に位置する圧力面側凸部と、を含み、
前記負圧面側凹部は、前記負圧面と、該負圧面の軸方向に延びる接線との接点よりも軸方向上流側に位置する底点を有し、
前記エンドウォールの前記負圧面側凹部上の1本以上の等高線は、前記負圧面と前記等高線との交点における、前記等高線の法線に沿った負の勾配を有する法線ベクトルが前記翼型部を向くとともに、
前記圧力面側凸部は、前記接点よりも軸方向下流側に位置する頂点を有する。
タービン翼のエンドウォール近傍には、該タービン翼の上流側から、周方向成分を持たない漏れ流れが流入することがある。この漏れ流れは、回転するタービン翼に流入すると該タービン翼の負圧面に向かうことになるため、漏れ流れの負圧面への衝突(背打ち)が生じたり、あるいは、漏れ流れと周方向成分を持つ流れ(主流)との相互作用により、周方向において静圧分布が不均一化したりすることがある。
この点、上記(1)の構成では、負圧面側凹部の底点が、上述の接点よりも軸方向上流側に位置するとともに、上述の法線ベクトルが翼型部を向いている。すなわち、負圧面側凹部の底点は、負圧面が最も突出している位置(上述の接点の位置)よりも軸方向上流側において負圧面の近くに位置しているとともに、負圧面側凹部は、負圧面の近傍において、負圧面に向かって下降する傾斜を有する。このため、この位置近傍において静圧を増大させることができ、これにより、タービン翼の軸方向上流側部分のエンドウォール近傍における静圧分布の周方向における不均一を緩和することができ、あるいは、タービン翼よりも上流側からの漏れ流れの負圧面への衝突(背打ち)を低減することができる。よって、静圧分布の周方向不均一や、漏れ流れの背打ちに起因する損失を低減することができる。
また、上記(1)の構成では、圧力面側凸部の頂点が、上述の接点よりも軸方向下流に位置する。すなわち、圧力面側凸部の頂点は、負圧面側凹部の底点よりも軸方向下流側に位置している。このため、この位置近傍において静圧を低減させることができ、これにより、圧力面から、隣のタービン翼の負圧面へ向かう二次流れを低減することができ、例えば、上述の負圧面側凹部によって負圧面への衝突を回避した漏れ流れが圧力面の近傍で二次流れとなるのを抑制することができる。よって、タービン翼における二次流れ損失を低減することができる。
以上より、上記(1)の構成によれば、タービンにおいて漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記圧力面側凸部の1本以上の等高線は、前記圧力面と前記等高線との交点における、前記等高線の法線に沿った正の勾配を有する法線ベクトルが前記翼型部を向く。
上記(2)の構成によれば、上述の法線ベクトルが翼型部を向いている。すなわち、圧力面側凸部の頂点が圧力面の近くに位置しているとともに、圧力面側凸部は、圧力面の近傍において、圧力面に向かって上昇する傾斜を有する。このため、この位置近傍において静圧を低減させることができ、これにより、タービン翼における二次流れを効果的に低減し、二次流れによる損失をより効果的に低減することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記圧力面側凸部は、少なくとも、前記軸方向における前記頂点の位置から前記負圧面側凹部の前記底点の位置まで、前記圧力面に沿って拡がっている。
上記(3)の構成によれば、圧力面側凸部は、軸方向において、少なくとも該圧力面側凸部の頂点の位置から負圧面側凹部の底点の位置までの広範囲にわたって圧力面に沿って延在しているので、圧力面近傍において広範囲にわたって静圧を低減することができる。よって、負圧面側凹部によって負圧面への衝突を回避した漏れ流れが、隣接するタービン翼の圧力面の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができる。よって、タービン翼における二次流れ損失を効果的に低減することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、
前記負圧面側凹部の前記底点と、前記圧力面側凸部の前記頂点との前記軸方向における距離L1と、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0との比L1/L0は、0.1以上0.9以下である。
上記(4)の構成によれば、負圧面側凹部の底点と圧力面側凸部の頂点との距離L1と、エンドウォール上での翼型部の軸方向長さL0との比L1/L0を0.1以上0.9以下としたので、負圧面側凹部によって負圧面への衝突を回避した漏れ流れが圧力面側凸部の近傍に導かれやすい。よって、この漏れ流れが圧力面の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができ、タービン翼における二次流れ損失を効果的に低減することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかの構成において、
前記負圧面側凹部の前記底点と、隣接するタービン翼の前記圧力面側凸部の前記頂点とを結ぶ直線と、前記軸方向の直線とがなす角度は、10度以上80度以下である。
上記(5)の構成によれば、負圧面側凹部の底点と、隣接するタービン翼の圧力面側凸部の頂点とを結ぶ直線と、軸方向の直線とがなす角度が、10度以上80度以下となるようにしたので、負圧面側凹部によって負圧面への衝突を回避した漏れ流れが圧力面側凸部の近傍に導かれやすい。よって、この漏れ流れが圧力面の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができ、タービン翼における二次流れ損失を効果的に低減することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記圧力面側凸部は、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0の90%以上にわたって、前記圧力面に沿って延在する。
上記(6)の構成によれば、圧力面側凸部は、軸方向において、エンドウォール上での翼型部の軸方向長さL0の90%以上にわたって圧力面に沿って延在しているので、圧力面近傍において広範囲にわたって静圧を低減することができる。よって、負圧面側凹部によって負圧面への衝突を回避した漏れ流れが、隣接したタービン翼の圧力面の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができる。よって、タービン翼における二次流れ損失を効果的に低減することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかの構成において、
前記負圧面側凹部と、隣接するタービン翼の前記圧力面側凸部とが、前記負圧面側凹部の前記底点から前記圧力面側凸部の前記頂点にかけて滑らかな斜面を形成するように構成される。
上記(7)の構成によれば、負圧面側凹部の底点から、隣接するタービン翼の圧力面側凸部の頂点にかけて、これらの負圧面側凹部と圧力面側凸部とが滑らかな斜面を形成するので、負圧面側凹部によって負圧面への衝突を回避した漏れ流れを、圧力面側凸部の近傍へと円滑に導くことができる。よって、この漏れ流れが圧力面の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができ、タービン翼における二次流れ損失を効果的に低減することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れかの構成において、
前記エンドウォールは、少なくとも前記負圧面側領域に位置する負圧面側凸部をさらに含み、
前記負圧面側凸部は、前記負圧面において前記接点よりも軸方向下流側に位置するスロート形成位置を含む範囲にわたり、前記負圧面に沿って拡がっている。
上記(8)の構成によれば、エンドウォールに上述の負圧面側凸部を設けたので、負圧面側凸部の近傍における静圧を低減させることができ、これにより、エンドウォール近傍のスロート形成位置を含む範囲において、負圧面上の等圧線を、翼高さ方向に平行なものに近づけることができる。また、負圧面側凹部は、負圧面に沿って、底点から下流側に向けて上昇する傾斜を有するので、該負圧面側凹部の軸方向位置において、上述の負圧面上の等圧線を、翼高さ方向に平行なものにより近づけることができる。これにより、翼型部の基端部近傍において生じ得る二次流れ渦の巻き上がりを抑制することができ、二次流れ損失をより効果的に低減することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(8)の構成において、
前記圧力面側凸部と、隣接するタービン翼の前記負圧面側凸部とは、少なくとも1本の等高線を共有する。
上記(9)の構成によれば、圧力面側凸部と、隣接するタービン翼の負圧面側凸部とが少なくとも1本の等高線を共有するので、互いに隣接するタービン翼間において、エンドウォールは、圧力面側凸部と負圧面側凸部とが滑らかにつながった形状を有する。よって、タービン翼間における流体の流れの阻害が抑制され、これにより、タービンの効率低下を抑制することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(9)の何れかの構成において、
前記軸方向における前記プラットフォームの前端と前記前縁との距離L2と、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0との比L2/L0は、0.1以下である。
タービンの種類等に応じて、上記(10)のように、プラットフォームの前端と翼型部の前縁との軸方向距離L2と、エンドウォール上での翼型部の軸方向長さL0との比L2/L0が0.1以下のタービン翼、すなわち、プラットフォームの前端と翼型部の前縁との軸方向距離L2が比較的短いタービン翼が用いられることがある。この点、上記(10)の構成によれば、このようにプラットフォームの前端と翼型部の前縁との軸方向距離L2が比較的短いタービン翼が採用されるとき、上記(1)で述べたように、タービンにおいて漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(10)の何れかの構成において、
前記翼型部の前記基端部は、前記プラットフォームとの接続部に設けられるフィレット部を含み、
前記軸方向における前記プラットフォームの前端と前記前縁との距離L2は、平面視における前記フィレット部の幅の50%以上100%以下である。
上記(11)の構成によれば、
タービンの種類等に応じて、上記(11)のように、プラットフォームの前端と翼型部の前縁との軸方向距離L2が、翼型部の基端部に設けられるフィレット部の幅の50%以上100%以下であるタービン翼、すなわち、プラットフォームの前端と翼型部の前縁との軸方向距離L2が比較的短いタービン翼が用いられることがある。この点、上記(11)の構成によれば、このようにプラットフォームの前端と翼型部の前縁との軸方向距離L2が比較的短いタービン翼が採用されるとき、上記(1)で述べたように、タービンにおいて漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(11)の何れかの構成において、
前記負圧面側凹部は、隣接するタービン翼との境界を形成する分割線を超えずに延在する。
上記(12)の構成によれば、負圧面側凹部は、隣接するタービン翼との境界を形成する分割線を超えずに延在し、分割線を跨がないようにしたので、タービン翼の製造性が良好となる。
(13)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る蒸気タービンは、
上記(1)乃至(12)の何れか一項に記載のタービン翼を備える。
蒸気タービンにおいて、タービン翼のエンドウォール近傍には、該タービン翼の上流側から、周方向成分を持たない漏れ流れが流入することがある。この漏れ流れは、回転するタービン翼に流入すると該タービン翼の負圧面に向かうことになるため、漏れ流れの負圧面への衝突(背打ち)が生じたり、あるいは、漏れ流れと周方向成分を持つ流れ(主流)との相互作用により、周方向において静圧分布が不均一化したりすることがある。
この点、上記(13)の構成では、負圧面側凹部の底点が、上述の接点よりも軸方向上流側に位置するとともに、上述の法線ベクトルが翼型部を向いている。すなわち、負圧面側凹部の底点は、負圧面が最も突出している位置(上述の接点の位置)よりも軸方向上流側において負圧面の近くに位置しているとともに、負圧面側凹部は、負圧面の近傍において、負圧面に向かって下降する傾斜を有する。このため、この位置近傍において静圧を増大させることができ、これにより、タービン翼の軸方向上流側部分のエンドウォール近傍における静圧分布の周方向における不均一を緩和することができ、あるいは、タービン翼よりも上流側からの漏れ流れの負圧面への衝突(背打ち)を低減することができる。よって、静圧分布の周方向不均一や、漏れ流れの背打ちに起因する損失を低減することができる。
また、上記(13)の構成では、圧力面側凸部の頂点が、上述の接点よりも軸方向下流に位置する。すなわち、圧力面側凸部の頂点は、負圧面側凹部の底点よりも軸方向下流側に位置している。このため、この位置近傍において静圧を低減させることができ、これにより、圧力面から、隣のタービン翼の負圧面へ向かう二次流れを低減することができ、例えば、上述の負圧面側凹部によって負圧面への衝突を回避した漏れ流れが圧力面の近傍で二次流れとなるのを抑制することができる。よって、タービン翼における二次流れ損失を低減することができる。
以上より、上記(13)の構成によれば、タービンにおいて漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(13)の構成において、
前記タービン翼である動翼と、
前記蒸気タービンの軸方向における前記動翼の上流側において前記動翼の隣に設けられた静翼と、を備え、
前記動翼と前記静翼との間に形成されるキャビティの前記軸方向における幅L3と、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0との比L3/L0は、0.15以上である。
上記(14)のように、キャビティの軸方向幅L3と翼型部の軸方向長さL0との比L3/L0が0.15以上であり、すなわちキャビティが比較的広い蒸気タービンでは、キャビティからの漏れ流れによる影響が顕著となる場合があり、上述した漏れ流れの負圧面への衝突や、周方向における静圧分布の不均一化が生じやすい。
この点、上記(14)の構成によれば、上記(13)で述べたように、静圧分布の周方向不均一や、漏れ流れの背打ちに起因する損失を低減することができ、あるいは、タービン翼における二次流れ損失を低減することができる。よって、上記(13)の構成によれば、タービンにおいて漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、漏れ流れに起因して生じ得る損失を低減可能なタービン翼及びこれを備えた蒸気タービンを提供することを目的とする。
一実施形態に係る蒸気タービンの軸方向に沿った概略断面図である。 一実施形態に係るタービンの静翼及び動翼を含む概略拡大図である。 一実施形態に係る蒸気タービンに設置された動翼を示す概略図である。 一実施形態に係る動翼の概略図である。 一実施形態に係る動翼の概略図である。 一実施形態に係る動翼のエンドウォールの等高線図である。 一実施形態に係る動翼のエンドウォールの等高線図である。 一実施形態に係る動翼のエンドウォールの等高線図である。 一実施形態に係る動翼のエンドウォールの等高線図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、図1及び図2を参照して、幾つかの実施形態に係るタービン翼が適用されるタービンの一例としての蒸気タービンの全体構成について説明する。なお、本発明におけるタービンは、蒸気タービンに限定されず、例えばガスタービンであってもよい。
図1は、一実施形態に係る蒸気タービンの軸方向に沿った概略断面図であり、図2は、一実施形態に係るタービンの静翼及び動翼を含む概略拡大図である。
図1に示すように、蒸気タービン1は、軸受部6によって回転自在に支持されるロータ2と、複数段の動翼8及び静翼9と、内側ケーシング10及び外側ケーシング12を備える。複数の動翼8及び複数の静翼9は、それぞれ、周方向に配列されて列を形成しており、軸方向において動翼8の列と静翼9の列とが交互に配列されている。
図1及び図2に示すように、動翼8は、翼型部30と、翼型部30が接続されるプラットフォーム40と、を含み、プラットフォーム40を介してロータ2のロータディスク4に取付けられている。ロータ2及び動翼8は、内側ケーシング10に収容されている。
また、静翼9は、翼型部50と、翼型部50の径方向外側及び内側に設けられる外輪52及び内輪54と、を含み、外輪52及び内輪54を介して、内側ケーシング10に支持されている。
このような蒸気タービン1において、蒸気入口3から内側ケーシング10に蒸気が導入されると、蒸気が静翼9を通過する際に膨張して増速され、動翼8に対して仕事をしてロータ2を回転させるようになっている。
また、蒸気タービン1は排気室14を備える。内側ケーシング10内にて動翼8及び静翼9を通過した蒸気(蒸気流れS)は排気室14に流入し、排気室14の内部を通って、排気室14の下方側に設けられた排気室出口13から蒸気タービン1の外部に排出されるようになっている。
排気室14の下方には、復水器(不図示)が設けられている。蒸気タービン1で動翼8に対して仕事をし終えた蒸気は、排気室14から排気室出口13を介して排出され、復水器に流入するようになっている。
幾つかの実施形態に係るタービン翼は、蒸気タービン1の動翼8であってもよい。
以下、幾つかの実施形態に係るタービン翼の一例として、上述した蒸気タービン1の動翼8についてより詳細に説明する。
図3は、一実施形態に係る蒸気タービン1に設置された動翼を示す概略図であり、図4A〜図4Bは、それぞれ、一実施形態に係る動翼の概略図である。なお、図3〜図4Bは、タービン翼の基本的構成について説明するための図であり、このため図3〜図4Bにおいて、後述する「負圧面側凹部」や「圧力面側凸部」等は図示されていない。
図3図〜図4に示すように、動翼8(タービン翼)は、翼型部30と、翼型部30が接続されるプラットフォーム40と、翼根部44と、を含む。
翼型部30は、翼高さ方向に沿って延在する前縁31及び後縁32と、前縁31と後縁32との間において延在する圧力面33及び負圧面34を有している。翼型部30の基端部35は、プラットフォーム40のエンドウォール42(側壁)に接続されている。基端部35とプラットフォーム40との接続部には、該接続部における応力集中を緩和するためのフィレット部36が設けられている。
翼根部44は、翼型部30とは反対側において、プラットフォーム40に接続されている。図3に示すように、翼根部44がロータディスク4に形成された溝4Aに係合することによって、動翼8がロータ2(図1参照)に取り付けられる。
図3に示すように、蒸気タービン1においては、複数の動翼8が中心軸まわりに周方向に配列され、環状の翼列を形成するようになっている。なお、図3には、環状の翼列を形成する複数の動翼8のうち、隣接する一対の動翼8、8’が示されている。上述の中心軸の方向である軸方向は、上述の周方向に直交する方向であり、蒸気タービン1のロータ2の中心軸O(図1参照)と同じ方向である。
なお、動翼8の翼型部30において、軸方向における上流側に前縁31が位置し、軸方向における下流側に後縁32が位置する。また、プラットフォーム40は、前端40a及び後端40bを有し、軸方向において、前端40aと後端40bとの間に延在している。すなわち、プラットフォーム40の前端40aは、軸方向における上流側端であり、後端40bは、軸方向における下流側端である。
ここで、図4Aに示す動翼8のプラットフォーム40は、軸方向に沿って延在する。この場合、周方向に隣接して配列される複数の動翼8のプラットフォーム40は円柱の側面の形状を有する。この円柱の側面を形成する面S1を、図4Aに示す動翼8のエンドウォール42の基準面と呼ぶ。
一方、図4Bに示す動翼8のプラットフォーム40は、軸方向に対して傾斜して延在している。この場合、周方向に隣接して配列される複数の動翼8のプラットフォーム40は、円錐台の側面の形状を有する。図4Bにおけるプラットフォーム40は、軸方向に対して角度φだけ傾斜している。この円錐の側面を形成する面S2を、図4Bに示す動翼8のエンドウォール42の基準面と呼ぶ。
以下、幾つかの実施形態に係る動翼8のエンドウォール42の特徴について説明するが、以下の説明では、エンドウォール42は、上述の基準面S1,S2に直交する方向から中心軸に向かってエンドウォール42を視た状態を基準とする。例えば、エンドウォール42上における軸方向の直線とは、軸方向の直線をエンドウォール42に対して垂直に投影したものを意味する(図4Bの「エンドウォール上の軸方向」を参照)。
図5及び図6は、一実施形態に係る動翼8A(動翼8)のエンドウォール42の等高線図である。図5においては、エンドウォール42の各位置における高さを、複数の等高線及び色の濃淡で示している。なお、上述の基準面(図4AのS1又は図4BのS2)が高さゼロの面である。図6は、図5と同じ等高線図を、色の濃淡をつけずに示したものである。
なお、本明細書中の等高線は、後述する圧力面側領域及び負圧面側領域を含むエンドウォール42上の等高線であり、翼型部30(フィレット部36を含む)の等高線は含まない。
図5及び図6に示すように、動翼8Aのエンドウォール42は、少なくともエンドウォール42の負圧面側領域RSSに位置する負圧面側凹部102と、少なくともエンドウォール42の圧力面側領域RPSに位置する圧力面側凸部104と、を含む。ここで、エンドウォール42は、領域境界線Lによって、負圧面側領域RSSと、圧力面側領域RPSとに区分けされる。領域境界線Lは、動翼8Aの負圧面34と、隣接する動翼の圧力面との中央位置を結んだ線である。負圧面側領域RSSは、負圧面34と領域境界線Lとの間の領域であり、圧力面側領域RPSは、圧力面33と領域境界線Lとの間の領域である。なお、図5及び図6では、動翼8Aの負圧面34側において、動翼8A’が動翼8Aに隣接して配置されている。
なお、幾つかの実施形態では、負圧面側凹部102の一部が圧力面側領域RPS上に存在していてもよく、あるいは、圧力面側凸部104の一部が負圧面側領域RSS上に存在していてもよい。
負圧面側凹部102のうち最も高さが低い点である底点P1は、負圧面34と、該負圧面34の軸方向に延びる接線Ltan−axとの接点Ptanよりも軸方向上流側に位置している。そして、エンドウォール42の負圧面側凹部102上の等高線Lcon1は、負圧面34と等高線Lcon1との交点における、等高線Lcon1の法線に沿った負の勾配を有する法線ベクトルVn1−A,Vn1−Bが翼型部30を向くような形状を有する。
また、圧力面側凸部104のうち最も高さが高い点である頂点P2は、上述の接点Ptanよりも軸方向下流側に位置している。軸方向における前縁31の位置を0%Caxとし、後縁の位置を100%Caxとしたとき、頂点P2の軸方向位置は、50%Cax以上80%Caxであってもよい。
動翼8(タービン翼)のエンドウォール42近傍には、該動翼8の上流側からの周方向成分を持たない漏れ流れ112が流入することがある。例えば、図2に示す蒸気タービン1では、動翼8の上流側に配置される静翼9で整流されて、周方向成分を持ち、動翼8の圧力面33に向かう主流112が流れ込むのに加え、動翼8と静翼9との間のキャビティ60からの周方向成分を持たない漏れ流れ114が、動翼8に流入することがある。この周方向成分を持たない漏れ流れ114は、動翼8(タービン翼)が回転しているため、該動翼8の負圧面34に向かうことになる。このため、漏れ流れ114の負圧面34への衝突(背打ち)が生じたり、あるいは、静翼9を通過後の周方向成分を持つ主流112と、漏れ流れ114との相互作用により、動翼8のプラットフォーム40の前端40a近傍において、周方向において静圧分布が不均一化したりすることがある。
この点、上述の動翼8Aでは、負圧面側凹部102の底点P1が、上述の接点Ptanよりも軸方向上流側に位置するとともに、上述の法線ベクトルVn1−A,Vn1−Bが翼型部30を向いている。すなわち、負圧面側凹部102の底点P1は、負圧面34が最も突出している位置(上述の接点Ptanの位置)よりも軸方向上流側において負圧面34の近くに位置しているとともに、負圧面側凹部102は、負圧面34の近傍において、負圧面34に向かって下降する傾斜を有する。このため、この位置近傍において静圧を増大させることができ、これにより、動翼8Aの軸方向上流側部分のエンドウォール42近傍における静圧分布の周方向における不均一を緩和することができ、あるいは、動翼8Aよりも上流側からの漏れ流れの負圧面34への衝突(背打ち)を低減することができる。よって、静圧分布の周方向不均一や、漏れ流れの背打ちに起因する損失を低減することができる。
また、上述の動翼8Aでは、圧力面側凸部104の頂点P2が、上述の接点Ptanよりも軸方向下流に位置する。すなわち、圧力面側凸部104の頂点P2は、負圧面側凹部102の底点P1よりも軸方向下流側に位置している。このため、この位置近傍において静圧を低減させることができ、これにより、圧力面33から、隣の動翼8Aの負圧面34へ向かう二次流れを低減することができ、例えば、上述の負圧面側凹部102によって負圧面34への衝突を回避した漏れ流れが圧力面33の近傍で二次流れとなるのを抑制することができる。よって、動翼8Aにおける二次流れ損失を低減することができる。
以上より、上述の動翼8Aによれば、蒸気タービン1において漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図5〜図6に示すように、圧力面側凸部104の等高線Lcon2は、圧力面33と等高線Lcon2との交点における、等高線Lcon2の法線に沿った正の勾配を有する法線ベクトルVn2−Aが翼型部30を向くような形状を有する。
この場合、上述の法線ベクトルVn2−Aが翼型部30を向いており、すなわち、圧力面側凸部104の頂点P2が圧力面33の近くに位置しているとともに、圧力面側凸部104は、圧力面33の近傍において、圧力面33に向かって上昇する傾斜を有する。このため、この位置近傍において静圧を低減させることができ、これにより、動翼8A(タービン翼)における二次流れを効果的に低減し、二次流れによる損失をより効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図5〜図6に示すように、圧力面側凸部104は、少なくとも、軸方向における頂点P2の位置から負圧面側凹部102の底点P1の位置まで、圧力面33に沿って拡がっている。
例えば、圧力面側凸部104は、エンドウォール42上での翼型部30の軸方向の長さ(即ち軸方向における前縁31の位置と後縁32の位置との距離)L0の90%以上にわたって、圧力面33に沿って延在していてもよい。言い換えれば、圧力面側凸部104の圧力面33に沿った延在範囲の軸方向長さLPTは、上述の翼型部30の軸方向長さL0の90%以上であってもよい。
この場合、圧力面側凸部104は、軸方向において、少なくとも該圧力面側凸部104の頂点P2の位置から負圧面側凹部102の底点P1の位置までの広範囲にわたって圧力面33に沿って延在しているので、圧力面33近傍において広範囲にわたって静圧を低減することができる。よって、動翼8Aの負圧面側凹部102によって負圧面34への衝突を回避した漏れ流れが、隣接する動翼8Aの圧力面33の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができる。よって、動翼8Aにおける二次流れ損失を効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、動翼8Aの負圧面側凹部102の底点P1と、圧力面側凸部104の頂点P2との軸方向における距離L1(図6参照)と、エンドウォール42上での翼型部30の軸方向の長さL0(図6参照)との比L1/L0は、0.1以上0.9以下であってもよい。
この場合、負圧面側凹部の底点と圧力面側凸部の頂点との距離L1と、エンドウォール42上での翼型部30の軸方向長さL0との比L1/L0が0.1以上0.9以下であるので、負圧面側凹部102によって負圧面34への衝突を回避した漏れ流れが、隣接する動翼8Aの圧力面側凸部104の近傍に導かれやすい。よって、この漏れ流れが隣接する動翼8Aの圧力面33の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができ、動翼8Aにおける二次流れ損失を効果的に低減することができる。
あるいは、幾つかの実施形態では、動翼8Aの負圧面側凹部102の底点P1と、隣接する動翼8A’の圧力面側凸部104の頂点P1’とを結ぶ直線Lと、軸方向の直線Laxとがなす角度θ(図6参照)は、10度以上80度以下である。
この場合、負圧面側凹部102の底点P1と、隣接する動翼8A’の圧力面側凸部104の頂点P2’とを結ぶ直線Lと、軸方向の直線Laxとがなす角度が、10度以上80度以下となるようにしたので、負圧面側凹部102によって負圧面34への衝突を回避した漏れ流れが、隣接する動翼8A’の圧力面側凸部104の近傍に導かれやすい。よって、この漏れ流れが圧力面33の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができ、動翼8Aにおける二次流れ損失を効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図5〜図6に示すように、動翼8Aの負圧面側凹部102と、隣接する動翼8A’の圧力面側凸部104とが、負圧面側凹部102の底点P1から圧力面側凸部104の頂点P2’にかけて滑らかな斜面を形成するように構成される。即ち、図5〜図6に示す実施形態において、エンドウォール42の高さは、動翼8Aの負圧面側凹部102の底点P1から、隣接する動翼8A’の圧力面側凸部104の頂点P2’にかけて単調増加している。
この場合、動翼8Aの負圧面側凹部102の底点P1から、隣接する動翼8A’の圧力面側凸部104の頂点P2’にかけて、これらの負圧面側凹部102と圧力面側凸部104とが滑らかな斜面を形成するので、負圧面側凹部102によって負圧面34への衝突を回避した漏れ流れを、隣接する動翼8A’の圧力面側凸部104の近傍へと円滑に導くことができる。よって、この漏れ流れが動翼8A’の圧力面33の近傍で二次流れとなるのを効果的に抑制することができ、動翼8Aにおける二次流れ損失を効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、軸方向におけるプラットフォーム40の前端40aと、エンドウォール42における翼型部30の前縁31との距離L2(図6参照)と、エンドウォール42上での翼型部30の軸方向の長さL0との比L2/L0は、0.1以下であってもよい。
あるいは、幾つかの実施形態では、上述の距離L2は、翼型部30の基端部35に設けられるフィレット部36の平面視における幅(即ち、上述の基準面S1又はS2に直交する方向からエンドウォール42を見たときのフィレット部36の幅)W(図6参照)の50%以上100%以下である。
プラットフォーム40の前端40a近傍における静圧の周方向分布均一化のためには、なるべく前端40aの近くに上述の負圧面側凹部102を設けることが望ましい。
一方、タービンの種類等に応じて、上述のように、プラットフォーム40の前端40aと翼型部30の前縁31との軸方向距離L2が比較的短いタービン翼が用いられることがある。例えば、タービンにおける振動対策の観点から、ロータ長さをなるべく短くしたい要請がある場合等である。この場合、翼型部30の前縁31よりも上流側に負圧面側凹部を設けることは、スペースの制約上難しい。
この点、上述した実施形態に係る動翼8Aによれば、プラットフォーム40の前端40aと翼型部30の前縁31との軸方向距離L2が比較的短い場合であっても、既に述べたように、タービンにおいて漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図5〜図6に示すように、動翼8Aの負圧面側凹部102は、隣接する動翼8A’との境界を形成する分割線LSを超えずに延在する。
このように、動翼8Aの負圧面側凹部102が、隣接する動翼8A’との境界を形成する分割線LSを超えずに延在するように、すなわち、負圧面側凹部102が分割線LSを跨がないようにしたので、動翼8Aの製造性が良好となる。
図7及び図8は、図5〜図6に示すものとは別の一実施形態に係る動翼8B(動翼8)のエンドウォール42の等高線図である。図7においては、エンドウォール42の各位置における高さを、複数の等高線及び色の濃淡で示している。なお、上述の基準面(図4AのS1又は図4BのS2)が高さゼロの面である。図8は、図7と同じ等高線図を、色の濃淡をつけずに示したものである。
本実施形態に係る動翼8Bは、図5及び図6を参照して既に説明した動翼8Aの特徴を有する。すなわち、図7〜図8に示す動翼8Bのエンドウォール42は、上述した特徴を有する負圧面側凹部102や、圧力面側凸部104を有する。
図7及び図8に示す動翼8Bのエンドウォール42は、少なくとも負圧面側領域RSSに位置する負圧面側凸部106をさらに含む。そして、負圧面側凸部106は、負圧面34において接点Ptanよりも軸方向下流側に位置するスロート形成位置PTHを含む範囲にわたり、負圧面34に沿って拡がっている。
なお、負圧面側凸部106は、負圧面側領域RSS以外の領域に部分的に延在していてもよい。
一般に、流体は、等圧線に直交する方向に流れようとするが、上述の負圧面側凸部106を有しないタービン翼の場合、特に負圧面34の基端側(エンドウォール42近傍)において、翼高さ方向(スパン方向)に対する等圧線の傾斜が大きくなり、このため、この負圧面近傍において二次流れ渦の巻き上がりが起こり、損失が増大する場合がある。
この点、図7〜図8に示す実施形態では、エンドウォール42に上述の負圧面側凸部106を設けたので、負圧面側凸部106の近傍における静圧を低減させることができ、これにより、エンドウォール42近傍のスロート形成位置PTHを含む範囲において、負圧面34上の等圧線を、翼高さ方向に平行なものに近づけることができる。また、負圧面側凹部102は、負圧面34に沿って、底点P1から下流側に向けて上昇する傾斜を有するので、該負圧面側凹部102の軸方向位置において、上述の負圧面34上の等圧線を、翼高さ方向に平行なものにより近づけることができる。これにより、翼型部30の基端部35近傍において生じ得る二次流れ渦の巻き上がりを抑制することができ、二次流れ損失をより効果的に低減することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図7〜図8に示すように、動翼8B’の圧力面側凸部104と、隣接する動翼8Bの負圧面側凸部106とは、少なくとも1本の等高線(図8においては等高線Lcon3,Lcon4)を共有する。すなわち、動翼8B’の圧力面側凸部104と、隣接する動翼8Bの負圧面側凸部106とは、1つの連なったリッジを形成する。
この場合、動翼8B’の圧力面側凸部104と、隣接する動翼8Bの負圧面側凸部106とが少なくとも1本の等高線(Lcon3,Lcon4)を共有するので、互いに隣接する動翼8B間において、エンドウォール42は、圧力面側凸部104と負圧面側凸部106とが滑らかにつながった形状を有する。よって、動翼8B,8B’間における流体の流れの阻害が抑制され、これにより、タービンの効率低下を抑制することができる。
幾つかの実施形態では、蒸気タービン1において、動翼8と、該動翼8よりも軸方向上流側に位置する静翼9との間に形成されるキャビティ60の軸方向における幅L3(図2参照)と、エンドウォール42上での翼型部30の軸方向長さL0(図2、図6参照)との比L3/L0は、0.15以上である。
上述のように、キャビティ60の軸方向幅L3と翼型部30の軸方向長さL0との比L3/L0が0.15以上であり、すなわちキャビティ60が比較的広い蒸気タービン1では、キャビティ60からの漏れ流れ114による影響が顕著となる場合があり、上述した漏れ流れの負圧面34への衝突や、周方向における静圧分布の不均一化が生じやすい。
この点、上述の実施形態によれば、このように、漏れ流れ114に起因した損失が生じやすい状況であっても、既に述べたように、静圧分布の周方向不均一や、漏れ流れの背打ちに起因する損失を低減することができ、あるいは、動翼8における二次流れ損失を低減することができる。よって、蒸気タービン1において漏れ流れに起因して生じ得る損失を効果的に低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 蒸気タービン
2 ロータ
3 蒸気入口
4 ロータディスク
4A 溝
6 軸受部
8,8A,8B 動翼
9 静翼
10 内側ケーシング
12 外側ケーシング
13 排気室出口
14 排気室
30 翼型部
31 前縁
32 後縁
33 圧力面
34 負圧面
35 基端部
36 フィレット部
40 プラットフォーム
40a 前端
40b 後端
42 エンドウォール
44 翼根部
50 翼型部
52 外輪
54 内輪
60 キャビティ
102 負圧面側凹部
104 圧力面側凸部
106 負圧面側凸部
112 主流
領域境界線
LS 分割線
Lcon1〜Lcon4 等高線
Ltan−ax 接線
O 中心軸
P1 底点
P2 頂点
TH スロート形成位置
Ptan 接点
PS 圧力面側領域
SS 負圧面側領域
S1 基準面
S2 基準面
Vn 法線ベクトル

Claims (14)

  1. 前縁と後縁との間において延在する圧力面及び負圧面を有する翼型部と、
    前記翼型部の基端部が接続されるエンドウォールを含むプラットフォームと、を備え、
    前記エンドウォールは、
    少なくとも前記エンドウォールの負圧面側領域に位置する負圧面側凹部と、
    少なくとも前記エンドウォールの圧力面側領域に位置する圧力面側凸部と、を含み、
    前記負圧面側凹部は、前記負圧面と、該負圧面の軸方向に延びる接線との接点よりも軸方向上流側に位置する底点を有し、
    前記エンドウォールの前記負圧面側凹部上の1本以上の等高線は、前記負圧面と前記等高線との交点における、前記等高線の法線に沿った負の勾配を有する法線ベクトルが前記翼型部を向くとともに、
    前記圧力面側凸部は、前記接点よりも軸方向下流側に位置する頂点を有する
    タービン翼。
  2. 前記圧力面側凸部の1本以上の等高線は、前記圧力面と前記等高線との交点における、前記等高線の法線に沿った正の勾配を有する法線ベクトルが前記翼型部を向く
    請求項1に記載のタービン翼。
  3. 前記圧力面側凸部は、少なくとも、前記軸方向における前記頂点の位置から前記負圧面側凹部の前記底点の位置まで、前記圧力面に沿って拡がっている
    請求項1又は2に記載のタービン翼。
  4. 前記負圧面側凹部の前記底点と、前記圧力面側凸部の前記頂点との前記軸方向における距離L1と、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0との比L1/L0は、0.1以上0.9以下である
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のタービン翼。
  5. 前記負圧面側凹部の前記底点と、隣接するタービン翼の前記圧力面側凸部の前記頂点とを結ぶ直線と、前記軸方向の直線とがなす角度は、10度以上80度以下である
    請求項1乃至4の何れか一項に記載のタービン翼。
  6. 前記圧力面側凸部は、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0の90%以上にわたって、前記圧力面に沿って延在する
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のタービン翼。
  7. 前記負圧面側凹部と、隣接するタービン翼の前記圧力面側凸部とが、前記負圧面側凹部の前記底点から前記圧力面側凸部の前記頂点にかけて滑らかな斜面を形成するように構成された
    請求項1乃至6の何れか一項に記載のタービン翼。
  8. 前記エンドウォールは、少なくとも前記負圧面側領域に位置する負圧面側凸部をさらに含み、
    前記負圧面側凸部は、前記負圧面において前記接点よりも軸方向下流側に位置するスロート形成位置を含む範囲にわたり、前記負圧面に沿って拡がっている
    請求項1乃至7の何れか一項に記載のタービン翼。
  9. 前記圧力面側凸部と、隣接するタービン翼の前記負圧面側凸部とは、少なくとも1本の等高線を共有する
    請求項8に記載のタービン翼。
  10. 前記軸方向における前記プラットフォームの前端と前記前縁との距離L2と、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0との比L2/L0は、0.1以下である
    請求項1乃至9の何れか一項に記載のタービン翼。
  11. 前記翼型部の前記基端部は、前記プラットフォームとの接続部に設けられるフィレット部を含み、
    前記軸方向における前記プラットフォームの前端と前記前縁との距離L2は、平面視における前記フィレット部の幅の50%以上100%以下である
    請求項1乃至10の何れか一項に記載のタービン翼。
  12. 前記負圧面側凹部は、隣接するタービン翼との境界を形成する分割線を超えずに延在する
    請求項1乃至11の何れか一項に記載のタービン翼。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載のタービン翼を備える蒸気タービン。
  14. 前記タービン翼である動翼と、
    前記蒸気タービンの軸方向における前記動翼の上流側において前記動翼の隣に設けられた静翼と、を備え、
    前記動翼と前記静翼との間に形成されるキャビティの前記軸方向における幅L3と、前記エンドウォール上での前記翼型部の前記軸方向の長さL0との比L3/L0は、0.15以上である
    請求項13に記載の蒸気タービン。
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