JP2021501285A - 先端トレンチ付きタービンブレード - Google Patents

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Abstract

タービンブレード(1)は、ブレード翼(10)の外壁(12)の上に配置された先端キャップ(32)を含む。高温ガス経路流体に面する先端キャップ(32)の半径方向外側にトレンチ(40)が規定される。トレンチ(40)は、第1および第2のトレンチ側面(44、46)が横方向両側に位置するトレンチフロア(42)によって形成され、トレンチフロア(42)は、先端キャップ(32)の半径方向外面(32b)に対して半径方向内側に配置される。トレンチ(40)は、翼前縁(18)に、またはその近くに位置するトレンチ入口(52)から、翼後縁(20)に、またはその近くに位置するトレンチ出口(54)まで延びる。 トレンチ(40)は、トレンチ入口(52)からトレンチ出口(54)への先端漏れ流を引き込むように構成される。

Description

本発明は、ガスタービンエンジン用のタービンブレード、特にタービンブレード先端に関する。
ガスタービンエンジンなどのターボ機械では、空気は、圧縮機セクションで加圧され、その後燃料と混合され、燃焼器セクションで燃焼されて高温の燃焼ガスを生成する。高温の燃焼ガスは、エンジンのタービンセクション内で膨張し、そこでエネルギーが抽出されて圧縮機セクションに力を供給し、発電機を回して電気を生成するなどの有用な仕事を生み出す。高温の燃焼ガスは、タービンセクション内の一連のタービン段を通過する。タービン段には、静止翼列、つまりベーンが続き、その後に回転翼列、つまりタービンブレードが続き、タービンブレードは、出力を提供するために高温の燃焼ガスからエネルギーを抽出する。
通常、タービンブレードは、一端の根元部と、根元部に連結されたプラットフォームから外向きに延びる翼形部を形成する細長い部分とから形成される。翼は、半径方向外側の先端にある先端部、前縁、および後縁で構成されている。タービンブレードの先端には、タービンのガス経路内のリングセグメントとブレード間の間隙のサイズを小さくして、先端の流れの漏れを防ぎ、タービンブレードによって生成されるトルクの量を減らす先端機能部がある。先端機能部は、スキーラ先端と呼ばれることが多く、タービン段間の圧力損失を低減するために、ブレードの先端部に組み込まれることが多い。これらの機能は、ブレード先端とリングセグメント間の漏れを最小限に抑えるように設計されている。
簡潔に言えば、本発明の態様は、漏れ流を低減するための改善されたブレード先端設計を備えたタービンブレードを提供する。
本発明の態様によれは、タービンブレードが提供される。ブレードは、前縁および後縁で接合された正圧側と負圧側によって形成された外壁を備えた翼を備える。ブレードは、第1の半径方向端部のブレード先端と、ブレードを支持し、ブレードをディスクに結合するための、第1の半径方向端部の反対側の第2の半径方向端部の根元部とを有する。ブレード先端は、翼の外壁に配置された先端キャップを備える。トレンチは、高温ガス経路流体に面する先端キャップの半径方向外側に形成される。トレンチは、トレンチフロアが先端キャップの半径方向外面に対して半径方向内側に位置するように、第1および第2トレンチ側面が横方向両側に位置するトレンチフロアによって形成される。トレンチは、前縁、またはその近位にあるトレンチ入口から後縁、またはその近位にあるトレンチ出口まで延在する。トレンチは、トレンチ入口からトレンチ出口への先端漏れ流を引き込むように構成されている。
本発明は、図を援用することによりさらに詳細に示される。図は特定の構成を示しており、本発明の範囲を限定するものではない。
既知のタイプのタービンブレードの斜視図である。 図1のII−II断面に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による、先端トレンチを備えたタービンブレードの半径方向上面図である。 図3のIV−IV断面に沿った断面図である。 先端漏れ流を示す流線を示す、基線スキーラ先端構成を備えたタービンブレードの斜視図である。 先端の漏れ流を示す流線を示す、先端トレンチ構成を有するタービンブレードの斜視図である。 本発明の別の実施形態による、先端トレンチを備えたタービンブレードの半径方向上面図である。 先端トレンチと1つ以上のスキーラ先端壁との組み合わせを含む本発明の様々なさらなる実施形態を示す断面図である。 先端トレンチと1つ以上のスキーラ先端壁との組み合わせを含む本発明の様々なさらなる実施形態を示す断面図である。 先端トレンチと1つ以上のスキーラ先端壁との組み合わせを含む本発明の様々なさらなる実施形態を示す断面図である。
好ましい実施形態の以下の詳細な説明では、本明細書の一部を形成する添付の図面を参照し、本発明を実施できる特定の実施形態を限定ではなく例示として示す。他の実施形態を利用してもよく、本発明の精神および範囲から逸脱することなく変更を加えてもよいことを理解されたい。
本明細書の文脈において、用語「翼弦長」とは、前縁から後縁への翼キャンバー線に沿った距離を意味する。キャンバー線とは、翼の前縁から後縁に向かって正圧側と負圧側の間の中央に延びる仮想線を指す。ある場所が翼弦長のパーセンテージで表される場合、前縁から、ある場所から引いた垂線がキャンバー線と交差するある点までのキャンバー線に沿った距離が翼弦長のパーセントとして表されたものである。
図面を参照すると、同一の参照文字は同一の要素を示す。図1は、タービンブレード1を示している。ブレード1は、ブレードプラットフォーム6から高温ガス経路流体の流れへと半径方向外向きに延びる略中空の翼10を含む。根元部8は、プラットフォーム6から半径方向内側に延び、例えば、ブレード1をロータディスク(図示せず)に結合するための従来のモミの木形状を備えてもよい。翼10は、キャンバー線29を画定する前縁18および後縁20で互いに接合された略凹状の正圧側14および略凸状の負圧側16から形成される外壁12を含む。翼10は、半径方向内側端部の根元部8から半径方向外側端部の先端30まで延び、高温ガス流からエネルギーを抽出してロータディスクを回転させるのに適した任意の構成を取り得る。
図2に示すように、中空翼10の内部は、タービンブレード1の内部冷却システムを形成するために、正圧側14の内面14aと負圧側16の内面16aとの間に画定される少なくとも1つの内部空洞28を含むことができる。内部冷却システムは、圧縮機セクション(図示せず)から迂回した空気などの冷却剤を受け取ることができ、これは、一般にブレード根元部8に設けられた冷却剤供給通路を介して内部空洞28に入る。内部空洞28内で、冷却剤は略半径方向に流れ、外部オリフィス17、19、37、38を介して高温ガス経路に放出される前に、正圧側14および負圧側16の内面14a、16aから熱を吸収する。
特に高圧タービン段では、ブレード先端30は、いわゆる「スキーラ先端部」として形成されてもよい。図1〜図2を共に参照すると、ブレード先端30は、外壁12の半径方向外側端部で外壁12を覆って配置された先端キャップ32で形成することができる。先端キャップ32は、内部空洞28に面する半径方向内面32aと、高温ガス経路流体に曝される半径方向外面32bとを含む。ブレード先端30は、一対のスキーラ先端壁、すなわち、それぞれが先端キャップ32から半径方向外向きに延在する正圧側スキーラ先端壁34および負圧側スキーラ先端壁36をさらに含む。正圧側および負圧側スキーラ先端壁34および36は、実質的にまたは完全に先端キャップ32の周囲に沿って延びて、正圧側スキーラ先端壁34の内面34aと負圧側スキーラ先端壁36の内面36aとの間の先端空洞35を画定する。正圧側スキーラ先端壁34の外面34bは、正圧側14の外面14bと連続し、一方、負圧側スキーラ先端壁36の外面36bは、負圧側16の外面16bと連続することができる。ブレード先端30は、内部空洞28を高温ガス経路流体にさらされるブレード先端30の外面と流体的に接続する複数の冷却孔37、38をさらに含むことができる。図示の例では、冷却孔37は、正圧側スキーラ先端壁34を通り形成され、冷却孔38は、先端キャップ32を通り先端空洞35に開口するよう形成される。追加または代替として、ブレード先端30の他の場所に冷却穴を設けることができる。
タービン効率を向上させるため、および過渡的なエンジン動作中に先端30がリングセグメント90に対してこすられる場合に先端キャップ32の下の翼内部冷却システムを保護するために、スキーラ先端壁34、36は、典型的には、ブレード先端の半径方向最外点と固定タービン構成要素との間の小さな半径方向先端間隙Gを維持するために、リングセグメント90(図2参照)などのタービンブレードにおける犠牲的特徴部として設計されている。作動中、タービンブレード1の正圧側と負圧側との間の圧力差は、回転するブレード先端部30と周囲の静止タービン構成要素(図示せず)との間の隙間を通って正圧側から負圧側への漏れ流Fを駆動し得る。漏れ流Fは、タービンローターの効率の低下につながる可能性がある。このような効率の低下には、主に2つの原因がある。1つ目は、先端漏れ流Fがブレードに作用しないため、生成される力が減少することである。2つ目は、先端漏れ流Fは、隙間を出る際に、ガス経路流体の主流F(一般に軸方向に沿っている)と混合し、渦構造V(図2参照)へと巻き込まれる場合があるということである。先端漏れ渦と呼ばれる渦構造Vにより、圧力損失が発生し、ローター効率がさらに低下する。ブレード先端部を1つまたは複数のスキーラ先端壁34、36を備えたスキーラとして構成すると、先端漏れ流に関連する問題のいくつかを軽減できる場合がある本発明の実施形態は、ブレード先端にトレンチを組み込んだ新規なブレード先端形状を提供することにより、先端漏れ損失をさらに改善することを目的としている。
本発明の第1の実施形態は、図3および図4に図示されており、ここでは、同様の参照番号は、同様の要素を示すものである。図1〜図2に示す構成と同様に、図3〜図4に示すタービンブレード1は、前縁18および後縁20で接合された、略凹状の正圧側14および略凸状の負圧側16によって形成される外壁12を備える翼10を備える。ブレード先端30は、第1の半径方向端部にあり、ブレード根元部8は、第1の半径方向端部の反対側の第2の半径方向端部にあり、ブレード1を支持し、ブレード1をディスク(図示せず)に結合する。ブレード先端30は、翼10の外壁12の上に配置された先端キャップ32を含む。先端キャップ32は、前縁18から後縁20まで延在し、正圧側14と負圧側16との間で横方向にさらに延在する。先端キャップ32は、半径方向外面32bを有し、これは、例示された実施形態では、本質的に平坦な表面であり、すなわち、一定の半径方向高さである。
本発明の態様によれば、トレンチ40は、高温ガス経路流体に面する先端キャップ32の半径方向外側に形成される。トレンチ40は、横方向に対向する第1および第2トレンチ側面44、46(図4を参照)に面するトレンチフロア42によって形成される。トレンチ側面44、46は、トレンチフロア42から先端キャップ32の半径方向外面32bまで半径方向外向きに延びる。これにより、トレンチフロア42は、先端キャップ32の半径方向外面32bに対して半径方向内側に配置される。トレンチ40は、前縁18またはその近くに配置されたトレンチ入口52から、後縁20またはその近くに配置されたトレンチ出口54まで延びる。トレンチ40は、トレンチ入口52からトレンチ出口54(図6参照)へ先端漏れ流を引き込むように幾何学的に構成されている。ここに示されている本発明の実施形態は、少なくとも上記の技術的効果を可能にする。
本発明の概念の様々な変形例によれば、トレンチ入口52は、前縁、または前縁18の後方で、負圧側16または正圧側14に配置することができる。トレンチ出口54は、後縁20に、または後縁20の前方で、負圧側16または正圧側14に配置することができる。例えば、トレンチ入口52は翼10の翼弦長0%〜30%の位置に配置することができ、トレンチ出口54は翼10の翼弦長60%〜100%の位置に配置することができる。特に、トレンチ入口52は、翼10の翼弦長の5%〜20%の間の位置で正圧側14または負圧側14に配置することができる。トレンチ出口54は、翼10の翼弦長の65%〜95%の間の位置で、正圧側14または負圧側14に配置することができる。示されている実施形態では、トレンチ入口52とトレンチ出口54の両方が負圧側14に配置されている。図示の実施形態では、トレンチ40は、トレンチ入口52からトレンチ出口54まで延びる際に、一定の横幅W(すなわち、トレンチ側面44、46間の垂直距離)を有する。トレンチ40の横幅Wは、ブレード先端30における翼10の最大横幅Wの50%以下、つまり、正圧側14と負圧側16の間の最大垂直距離であってよい。他の実施形態(図示せず)では、トレンチ40は、例えば、ディフューザまたはノズルとして形成されるように、トレンチ入口52からトレンチ出口54まで延びる際に、横方向の幅が変化してもよい。この場合、トレンチ40は、ブレード先端30における翼10の最大横幅Wの50%以下の最大横幅を有することができる。本実施形態では、図3に示すように、トレンチ40は、負圧側16に配置された入口52および出口54の両方を有し、トレンチ40は、翼10の翼弦長の40%〜70%で正圧側14に最大に近接する(すなわち、最小距離Q)。図4を参照すると、トレンチ40は、先端キャップ32の半径方向外面32bとトレンチフロア42との間の半径方向距離として定義される半径方向深さDを有する。トレンチ40は、トレンチ入口52からトレンチ出口54まで一定または可変の半径方向深さDを有することができる。どちらの場合でも、トレンチ40の最大半径方向深さは、ブレード先端30の半径方向最外点と周囲の固定タービン部品90との間の半径方向隙間Gの1倍から7倍の間にあるように構成できる。
トレンチ40の上述した特徴は、単独および組み合わせで、トレンチ内の漏れ流を引き込み、それを後縁へリダイレクトすることによって、翼の正圧側から負圧側へ先端漏れを大幅に低減することができる。以上の効果を図5〜図6を参照して説明する。図5は、ベースラインのスキーラ先端構成を有するブレード先端の先端漏れ流を示す流線82を示す。図6は、本発明の態様による、先端トレンチを有するブレード先端の先端漏れ流を示す流線84を示す。図6から分かるように、トレンチ40によって形成された空洞は、先端漏れ流84を引き込む局所渦を誘発し、大部分の先端漏れ流84が負圧側にあふれるのを阻止する。特に、トレンチ40は、ブレード先端の正圧側の近くで、空洞を介して小さく緊密に結合した渦構造を誘発することができる。この小さく緊密に拘束された渦は、先端漏れ流を引き込み、それを後縁20にリダイレクトする。これにより、バルク通路流(軸流)とのさらなる相互作用が減少する。先端漏れ流とバルク通路流の間の相互作用が最小限に抑えられることで、混合によるエントロピー生成が減少し、全体的な損失が減少する。ブレード先端を通る先端漏れ流を低減することにより、トレンチは出力を増加することができる。
図3に示された実施形態では、トレンチ40は、直線形状に沿ってトレンチ入口52からトレンチ出口54まで延在する。別の実施形態では、図7に示すように、トレンチ40は、湾曲した形状に沿ってトレンチ入口52からトレンチ出口54まで延在することができる。さらなる変形(図示せず)では、トレンチ40の形状は、翼10のキャンバー線29に実質的に平行であってもよい。
上記の先端トレンチ構成は、従来のスキーラ構成の代替として使用することができる。先端漏れ流の大部分を引き込むことにより、先端トレンチ構成は、ブレード先端と固定リングセグメントとの間の半径方向のクリアランス(先端間隙)が大きくなる可能性があり、これにより、スキーラ先端壁などの犠牲的特徴部の必要がなくなる可能性がある。さらに他の実施形態では、先端トレンチ構成は、他の先端漏れ軽減方法とともに使用することができる。そのような例の1つは、先端キャップから半径方向外側に延びる1つ以上のスキーラ先端壁と組み合わせて先端トレンチを使用することである。例えば、図8に示すように、先端トレンチ構成は、先端キャップ32から半径方向外向きに延びる正圧側スキーラ先端壁34のみと併せて使用されてもよい。正圧側スキーラ先端壁34は、前縁18と後縁20との間で全体的または部分的に延在してもよく、正圧側スキーラ先端壁34の前面34bが翼の正圧側14の外面14aと連続するように正圧側14と面一に配置されてもよい。異なる変形例では、スキーラ先端壁34は、トレンチ40と正圧側14との間に配置されてもよい(すなわち、正圧側14と同一平面ではない)。別の実施形態では、図9に示すように、先端トレンチ構成は、先端キャップ32から半径方向外向きに延びる負圧側スキーラ先端壁36のみと組み合わせて使用されてもよい。負圧側スキーラ先端壁36は、前縁18と後縁20との間で全体的または部分的に延在し、負圧側スキーラ先端壁36の後面36bが翼の負圧側16の外面16aと連続するように負圧側16と面一に配置されてもよい。異なる変形例では、スキーラ先端壁36は、トレンチ40と負圧側16との間に配置されてもよい(すなわち、負圧側16と同一平面ではない)。別の実施形態では、図10に示すように、先端トレンチ構成は、それぞれが先端キャップ32から半径方向外向きに延びる正圧側スキーラ先端壁34および負圧側スキーラ先端壁36と併せて使用することができる。正圧側スキーラ先端壁34と負圧側スキーラ先端壁36は、それぞれ前縁18と後縁20の間で全体的または部分的に延在し、それぞれ正圧側14および負圧側16と面一に配置される(図10に示すように)か、または、それぞれ、トレンチ40と正圧側14との間、またはトレンチと負圧側16との間に配置される。図8〜図10には示していないが、上記の各シナリオでは、スキーラ先端壁34、36の一方または両方を半径方向に対して傾斜させて、先端漏れ流をさらに制御することができる。
さらなる実施形態では、さらに他の先端損失軽減方法を、上に示した先端トレンチ構成と併せて使用することができる。例として、翼の負圧側にノッチを採用することが挙げられる。前述のタイプの負圧側のノッチは、2017年8月16日に本出願人によって提出された欧州特許出願第17186342.6号に記載されており、その内容は参照により全体が本明細書に組み込まれる。1つ以上の上記の先端損失軽減方法(スキーラ先端壁、負圧側ノッチなど)を現在開示されている先端トレンチと組み合わせて、先端漏れ流をさらに制御する実施形態も考えられる。
図示していないが、ブレード先端は、翼の内部冷却システムからの高温ガス経路に冷却剤を排出する冷却孔を含むことができる。冷却孔の出口は、たとえば、トレンチフロア、先端キャップの半径方向外面、または1つ以上のスキーラ先端壁に配置することができる。一般化されたブレード先端形状は、先端漏れ流路を制御することにより、冷却剤トの流れを有効活用することができる。先端形状と冷却孔の位置を同時に最適化すると、流路の変化を利用してブレード先端を冷却できるため、冷却剤の流れを減らし、エンジン効率を向上させ、コンポーネントの寿命を延ばすことができる。
一の実施形態では、ブレード先端は、例えば、選択的レーザ溶融(SLM)のような、付加製造(AM)法により形成することができる。例示的な実施形態では、ブレード先端は、鋳造タービンブレードの上部への層ごとの材料堆積を含むAM法によって形成することができる。別の実施形態では、ブレード先端は、例えばAM法により製造品として別個に製造され、その後、例えばろう付けにより鋳造タービンブレードの上部に取り付けられてもよい。さらに別の実施形態では、例えば鋳造によって、またはAM法によって、ブレード先端を含むタービンブレード全体をモノリシック構成要素として形成することが可能である。なお、上記の方法は一例であり、ここで例示する本発明の概念は製造方法に限定されるものではない。
特定の実施形態を詳細に説明したが、当業者は、本開示の全体的な教示に照らして、これらの詳細に対する様々な修正および代替案を開発できることを理解するであろう。したがって、開示された特定の構成は、例示のみを意図しており、添付の特許請求の範囲およびそのあらゆる同等物の全範囲が与えられる本発明の範囲を限定するものではない。
1 タービンブレード
6 ブレードプラットフォーム
8 ブレード根元部
10 翼
12 外壁
14 正圧側
16 負圧側
17 外部オリフィス
18 前縁
19 外部オリフィス
20 後縁
28 内部空洞
29 キャンバー線
30 ブレード先端
32a 半径方向内面
32b 半径方向外面
32 先端キャップ
34 正圧側スキーラ先端壁
35 先端空洞
36 負圧側スキーラ先端壁
37 外部オリフィス
38 外部オリフィス
40 トレンチ
42 トレンチフロア
44 第1トレンチ側面
46 第2トレンチ側面
52 トレンチ入口
54 トレンチ出口
60 翼弦長
90 固定タービン部品

Claims (15)

  1. 前縁(18)および後縁(20)で接合される正圧側(14)および負圧側(16)によって形成された外壁(12)を備える翼(10)と、
    第1の半径方向端部におけるブレード先端(30)、および前記ブレード(1)を支持しかつ前記ブレード(1)をディスクに結合するための、前記第1の半径方向端部の反対側の第2の半径方向端部における翼根元部と、
    を備えるタービンブレード(1)であって、
    前記ブレード先端(30)が、前記翼(10)の前記外壁(12)上に配置された先端キャップ(32)を備え、
    トレンチ(40)が高温ガス経路流体に面する前記先端キャップ(32)の半径方向外側に形成され、前記トレンチ(40)は、横方向の両側が第1および第2トレンチ側面(44,46)に隣接するトレンチフロア(42)によって形成されて、前記トレンチフロア(42)は、前記先端キャップ(32)の半径方向外面(32b)に対して半径方向内側に配置され、
    前記トレンチ(40)は、前記前縁(18)に、または前記前縁(18)の近くに配置されたトレンチ入口(52)から、前記後縁(20)に、または前記後縁(20)の近くに配置されたトレンチ出口(54)まで延在し、前記トレンチ(40)は、前記トレンチ入口(52)から前記トレンチ出口(54)に先端漏れ流を引き込むよう構成されている、タービンブレード(1)。
  2. 前記トレンチ入口(52)が前記前縁(18)に、または前記正圧側(14)または前記負圧側(16)の前記翼(10)の翼弦長の0%〜30%の間の位置に配置され、および
    前記トレンチ出口(54)が前記後縁(20)に、または前記正圧側(14)または前記負圧側(16)の前記翼(10)の翼弦長の60〜100%の間の位置に配置されている、請求項1に記載のタービンブレード(1)。
  3. 前記トレンチ入口(52)が前記正圧側(14)または前記負圧側(14)の前記翼(10)の翼弦長の5%〜20%の間の位置に配置されている、請求項2に記載のタービンブレード(1)。
  4. 前記トレンチ出口(54)が前記正圧側(14)または前記負圧側(16)の前記翼(10)の翼弦長の65%〜95%の位置に配置されている、請求項2または3に記載のタービンブレード(1)。
  5. 前記トレンチ入口(52)および前記トレンチ出口(54)の両方が前記負圧側(16)に配置されている、請求項2〜4のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
  6. 前記トレンチ(40)が前記翼(10)の翼弦長の40%〜70%にて前記正圧側(14)に最大に近接する、請求項5に記載のタービンブレード(1)。
  7. 前記トレンチ(40)が前記トレンチ入口(52)から前記トレンチ出口(54)まで一定の横幅(W)を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
  8. 前記トレンチ(40)の前記横幅(W)が前記ブレード先端(30)における前記翼(10)の最大横幅(W)の50%以下である、請求項7に記載のタービンブレード(1)。
  9. 前記トレンチ(40)が前記トレンチ入口(52)から前記トレンチ出口(54)まで可変の横幅(W)を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
  10. 前記トレンチ(40)の最大横幅(W)が前記ブレード先端(30)における前記翼(10)の最大横幅(WA)の50%以下である、請求項9に記載のタービンブレード(1)。
  11. 前記トレンチ(40)が前記トレンチ入口(52)から前記トレンチ出口(54)まで一定または可変の半径方向深さ(D)を有し、前記トレンチ(40)の最大半径方向深さ(D)は、前記ブレード先端(30)の半径方向最外点および固定タービン部品(90)の間の半径方向間隔(G)の1倍〜7倍の間である、請求項1〜10のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
  12. 前記トレンチ(40)が前記トレンチ入口(52)から前記トレンチ出口(54)まで直線プロファイルに沿って延在する、請求項1〜11のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
  13. 前記トレンチ(40)が前記トレンチ入口(52)から前記トレンチ出口(54)まで湾曲したプロファイルに沿って延在する、請求項1〜11のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
  14. 先端キャップ(32)の前記半径方向外面(32b)が一定の半径方向高さである、請求項1〜13のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
  15. 前記先端キャップ(32)から半径方向外向きに延在する1または複数のスキーラ先端壁(34,36)をさらに備える、請求項1〜14のいずれか一項に記載のタービンブレード(1)。
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