JP2018137671A - 判定補助処理装置、判定補助システム、判定補助方法及び判定補助プログラム - Google Patents

判定補助処理装置、判定補助システム、判定補助方法及び判定補助プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インアウト判定に要する時間を短縮化する。【解決手段】判定補助処理装置40は、複数のカメラ10で撮影した球技のコート3のライン4の映像70を表示部30に並べて表示させる映像表示制御部51と、表示部30に表示される複数の映像70内で球BL1を検出し、映像70内での球BL1の移動速度及び移動方向を示す移動情報DT1を抽出する移動情報抽出部52と、球BL1の移動方向が映像70内のY方向において反転するかを検出し、反転時における球BL1の移動速度のX成分の大きさを少なくとも抽出する反転時情報抽出部53と、反転時における球BL1の移動速度のX成分の大きさに基づいて、表示部30に表示される複数の映像70から1つ以上の映像70を選択する映像選択部54と、表示部30に表示される複数の映像70から選択された1つ以上の映像70に対してハイライト表示を行うハイライト表示制御部55とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、判定補助処理装置、判定補助システム、判定補助方法及び判定補助プログラムに関する。
バレーボール、テニス等の球技において、球の落下点がコート内(イン)か、コート外(アウト)かの判定(以下、「インアウト判定」と表記する。)を行う際に、コートを撮影した映像を用いる場合がある(例えば、非特許文献1参照)。例えば、コートのサイドライン及びエンドラインを異なるアングルで複数のカメラにより撮影し、それぞれの映像を表示部に並べて表示する。審判等は、表示部に表示される複数の映像を見ることでインアウト判定を行う。
"バレーボール国内リーグ発足50周年に向けて新大会方式、競技日程を発表 2016/17 V・プレミアリーグ",平成28年6月29日,日本バレーボール協会,平成29年2月8日検索,インターネット <URL:https://www.jva.or.jp/index.php/topics/20160629-2>
上記のような手法でインアウト判定を行う場合、表示部に複数の映像が並んで表示されるため、審判等が複数の映像の中から判定に用いる映像を探し当てるための時間が必要になる。このため、インアウト判定に要する時間が長くなる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、インアウト判定に要する時間を短縮化することが可能な判定補助処理装置、判定補助システム、判定補助方法及び判定補助プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る判定補助処理装置は、互いに異なる角度から複数のカメラで撮影した球技のコートのラインの映像を表示部に並べて表示させる映像表示制御部と、前記表示部に表示される複数の前記映像内で球を検出し、前記映像内での前記球の移動速度及び移動方向を示す移動情報を抽出する移動情報抽出部と、前記球の移動方向が前記映像内の第1方向において反転するかを検出し、反転時における前記球の移動速度のうち前記第1方向に直交する第2方向の成分の大きさを少なくとも抽出する反転時情報抽出部と、前記反転時における前記球の移動速度の前記第2方向の成分の大きさに基づいて、前記表示部に表示される複数の前記映像から1つ以上の前記映像を選択する映像選択部と、前記表示部に表示される複数の前記映像から選択された1つ以上の前記映像に対してハイライト表示を行うハイライト表示制御部とを備える。
本発明に係る判定補助システムは、互いに異なる角度から球技のコートのラインを撮影する複数のカメラと、複数の前記カメラで撮影した映像を表示可能な表示部と、前記表示部に表示される前記映像に基づいて、前記コートに落下する球のイン又はアウトの判定を行う際の判定補助処理を行う上記の判定補助処理装置とを備える。
本発明に係る判定補助方法は、互いに異なる角度から複数のカメラで撮影した球技のコートのラインの映像を表示部に並べて表示させることと、前記表示部に表示される複数の前記映像内で球を検出し、前記映像内での前記球の移動速度及び移動方向を示す移動情報を抽出することと、前記球の移動方向が前記映像内の第1方向において反転するかを検出し、反転時における前記球の移動速度のうち前記第1方向に直交する第2方向の成分の大きさを少なくとも抽出することと、前記反転時における前記球の移動速度の前記第2方向の成分の大きさに基づいて、前記表示部に表示される複数の前記映像から1つ以上の前記映像を選択することと、前記表示部に表示される複数の前記映像から選択された1つ以上の前記映像に対してハイライト表示を行うこととを含む。
本発明に係る判定補助プログラムは、互いに異なる角度から複数のカメラで撮影した球技のコートのラインの映像を表示部に並べて表示させる処理と、前記表示部に表示される複数の前記映像内で球を検出し、前記映像内での前記球の移動速度及び移動方向を示す移動情報を抽出する処理と、前記球の移動方向が前記映像内の第1方向において反転するかを検出し、反転時における前記球の移動速度のうち前記第1方向に直交する第2方向の成分の大きさを少なくとも抽出する処理と、前記反転時における前記球の移動速度の前記第2方向の成分の大きさに基づいて、前記表示部に表示される複数の前記映像から1つ以上の前記映像を選択する処理と、前記表示部に表示される複数の前記映像から選択された1つ以上の前記映像に対してハイライト表示を行う処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、インアウト判定に要する時間を短縮化することが可能となる。
図1は、第1実施形態に係る判定補助システムの一例を示す図である。 図2は、判定補助システムの一例を示す機能ブロック図である。 図3は、表示部に表示される映像の一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る判定補助システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、試合中において表示部に表示される映像の一例を示す図である。 図6は、移動情報である速度ベクトルを説明するための図である。 図7は、移動情報記憶部に記憶された移動情報の一例を示すデータテーブルである。 図8は、抽出された反転速度ベクトルの各移動情報を示すデータテーブルである。 図9は、ハイライト表示の一例を示す図である。 図10は、第2実施形態に係る判定補助システムの一例を示す図である。 図11は、ライン選択部による処理を詳細に示すフローチャートである。 図12は、本実施形態に係る判定補助システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、本実施形態に係る比較用画像の一例を示す図である。
以下、本発明に係る判定補助処理装置、判定補助システム、判定補助方法及び判定補助プログラムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る判定補助システム100の一例を示す図である。判定補助システム100は、例えばバレーボール、テニス、バドミントン等の球技において、床部2に落下する球(羽球を含む)BLの落下点がコート3の内(イン)か外(アウト)かのインアウト判定を行う際に用いられる。本実施形態では、球技としてバレーボールを例に挙げて説明するが、これに限定されない。
判定補助システム100は、球技が行われる試合会場1に設置される。試合会場1は、例えば床部2にコート3が設置される。コート3は、ライン4によって区画される。ライン4は、サイドライン5及びエンドライン6を含む。コート3の中央には、ネット7が配置される。コート3は、ネット7を挟んで第1ゾーン3a及び第2ゾーン3bが設定される。本実施形態においては、ネット7の図中下側のゾーンを第1ゾーン3aとし、ネット7の図中上側のゾーンを第2ゾーン3bとする。コート3の周囲には、一階席8a及び二階席8bが設置される。ネット7の側方の一階席8aには、審判席9が配置される。なお、試合会場1の態様は、上記に限定されない。
図2は、判定補助システム100の一例を示す機能ブロック図である。図1及び図2に示すように、判定補助システム100は、カメラ10と、入力部20と、表示部30と、判定補助処理装置40とを備える。
カメラ10は、複数台、例えば8台設けられる。以下、8台のカメラ10を区別しないで説明する場合にはカメラ10と表記して説明し、8台のカメラ10を区別して説明する場合にはカメラ11〜18と異なる符号を付して説明する。なお、カメラ10の台数は、8台に限定されない。例えば、同一のエンドライン6又は同一のサイドライン5を撮影するカメラ10が少なくとも2台以上であればよい。
カメラ11は、例えばコート3に対して審判席9側(図1における右側)の二階席8bに配置される。カメラ11は、例えば第1ゾーン3aの全体を撮影する。カメラ12は、例えばコート3に対して審判席9とは反対側(図1における左側)の一階席8aに配置される。カメラ12は、例えば第1ゾーン3aのエンドライン6aの全体を撮影する。
カメラ13は、例えば第1ゾーン3a側の二階席8bに配置される。カメラ13は、第1ゾーン3aの外側から一方のサイドライン5a(例えば、図1における左側のサイドライン5)の全体を撮影する。カメラ14は、例えば第1ゾーン3a側の一階席8aに配置される。カメラ14は、第1ゾーン3aの外側から他方のサイドライン5b(例えば、図1における右側のサイドライン5)の全体を撮影する。
また、カメラ15は、例えば審判席9に対してコート3を挟んだ反対側の一階席8aに配置される。カメラ15は、例えば第2ゾーン3bのエンドライン6bの全体を撮影する。カメラ16は、コート3に対して審判席9側の二階席8bに配置される。カメラ16は、例えば第2ゾーン3bの全体を撮影する。
カメラ17は、例えば第2ゾーン3b側の二階席8bに配置される。カメラ17は、第2ゾーン3bの外側からサイドライン5bの全体を撮影する。カメラ18は、例えば第2ゾーン3b側の一階席8aに配置される。カメラ18は、第2ゾーン3bの外側からサイドライン5aの全体を撮影する。
上記のカメラ11〜18のうち、サイドライン5(5a、5b)を撮影するカメラ13、14、17、18は、それぞれ画角及びズーム等がほぼ等しく設定されている。また、エンドライン6(6a、6b)を撮影するカメラ12、15は、それぞれ画角及びズーム等がほぼ等しく設定されている。また、第1ゾーン3aの全体を撮影するカメラ11、及び第2ゾーン3bの全体を撮影するカメラ16については、例えば試合会場1の天井等に設けられ、上方から撮影する構成であってもよい。
入力部20は、情報を入力するための所定の入力操作が可能である。入力部20としては、例えばタッチパネル等の入力装置が用いられる。この場合、入力部20は、後述の表示部30と一体で設けられる。なお、入力部20として、タッチパネルに加えて又はタッチパネルに代えて、ボタン、レバー、ダイヤル、スイッチ又は他の入力装置が用いられてもよい。入力部20は、所定の入力操作に応じた指示信号を出力する。
表示部30は、液晶パネル等の表示パネルを有する。表示部30は、文字及び画像を含む各種情報を表示する。表示部30は、例えば、各カメラ10によって撮影された映像や、入力部20によりタッチ操作を行うための入力操作用画像等を表示可能である。なお、上記の入力部20は、タッチパネルの表面のうち表示部30に表示される入力操作用の画像に対応する領域にタッチ操作が行われた場合、タッチ操作が行われた領域の位置情報を含む所定の指示信号を出力する。
判定補助処理装置40は、カメラ10によって撮影された映像を表示部30に表示させ、審判等がインアウト判定を行う際の判定補助処理を行う。判定補助処理装置40は、判定補助処理として、表示部30に表示される映像のうち、インアウト判定に有効な映像を選択し、当該選択した画像に対してハイライト表示を行う。なお、インアウト判定に有効な映像としては、例えば球BLが床部FLに落下する場面において球BLの落下点を撮影した映像が挙げられる。判定補助処理装置40は、図2に示すように、制御部50と、記憶部60とを有する。
制御部50は、カメラ10、入力部20及び表示部30の各部の制御を行う。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置を有している。制御部50は、映像表示制御部51と、移動情報抽出部52と、反転時情報抽出部53と、映像選択部54と、ハイライト表示制御部55とを有する。
映像表示制御部51は、複数のカメラ10で撮影した映像情報が入力される。映像表示制御部51は、入力された映像情報を表示部30に出力し、映像として表示部30に並べて表示させる。また、映像表示制御部51は、入力された映像を記憶部60に記憶させる。この場合、映像表示制御部51は、各映像を撮影時刻等の時刻情報と対応付けて記憶部60に記憶させる。
図3は、表示部30に表示される映像の一例を示す図である。図3に示すように、本実施形態において、表示部30は、第1表示部30a及び第2表示部30bを有する。映像表示制御部51は、8台のカメラ10で撮影した8つの映像70を第1表示部30a及び第2表示部30bに並べて表示させる。以下、8つの映像70を区別しないで説明する場合には映像70と表記して説明し、8つの映像70を区別して説明する場合には、映像71〜78と異なる符号を付して説明する。
映像表示制御部51は、映像71〜74を第1表示部30aに並べて表示させる。映像71は、カメラ11で撮影した映像であり、第1ゾーン3aの全体の映像である。映像72は、カメラ12で撮影した映像であり、第1ゾーン3aのエンドライン6aの全体の映像である。映像73は、カメラ13で撮影した映像であり、第1ゾーン3a側から撮影したサイドライン5aの映像である。映像74は、カメラ14で撮影した映像であり、第1ゾーン3aの外側から撮影したサイドライン5bの映像である。このように、映像表示制御部51は、コート3の第1ゾーン3a側のカメラ11〜14で撮影した映像を第1表示部30aに表示させる。
一方、映像表示制御部51は、映像75〜78を第2表示部30bに並べて表示させる。映像75は、カメラ15で撮影した映像であり、第2ゾーン3bのエンドライン6bの映像である。映像76は、カメラ16で撮影した映像であり、第2ゾーン3bの全体の映像である。映像77は、カメラ17で撮影した映像であり、第2ゾーン3bの外側から撮影したサイドライン5bの映像である。映像78は、カメラ18で撮影した映像であり、第2ゾーン3bの外側から撮影したサイドライン5aの映像である。このように、映像表示制御部51は、コート3の第2ゾーン3b側のカメラ15〜18で撮影した映像を第2表示部30bに表示させる。
各映像70は、例えば、それぞれ寸法が同一の矩形状である。各映像70は、互いに直交するY方向(第1方向)及びX方向(第2方向)が設定される。Y方向は、例えば各カメラ10の視野における鉛直方向であり、各映像70内における縦方向(図3の上下方向)である。X方向は、例えば各カメラ10の視野における水平方向であり、各映像70内の横方向(図3の左右方向)である。
本実施形態において、Y方向は、カメラ10の視野における鉛直方向の上方に向かう方向を正方向、下方に向かう方向を負方向とする。また、本実施形態において、X方向は、カメラ10の視野における水平方向の右方に向かう方向を正方向、左方に向かう方向を負方向とする。
表示部30は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。映像表示制御部51は、表示部30が1つである場合、1つの表示部30に複数の映像70を並べて表示させる。また、映像表示制御部51は、表示部30が3つ以上である場合、1つ以上の表示部30に複数の映像70を並べて表示させることができる。
なお、表示部30には、上記の映像70の他に、例えば選択ボタン39等の操作用ボタンが表示される。選択ボタン39は、インアウト判定の対象となる判定対象ラインを、サイドライン5及びエンドライン6から1つ選択するためのボタンである。選択ボタン39は、サイドライン5を選択するためのサイドライン選択ボタン39aと、エンドライン6を選択するためのエンドライン選択ボタン39bとを有する。
サイドライン選択ボタン39aは、例えば第1表示部30aに表示される。エンドライン選択ボタン39bは、例えば第2表示部30bに表示される。なお、サイドライン選択ボタン39a及びエンドライン選択ボタン39bが第1表示部30a及び第2表示部30bのいずれか一方に表示されてもよい。
表示部30の画面のうちサイドライン選択ボタン39aが表示される領域が操作者等によりタッチされた場合、入力部20は、制御部50に対して、判定対象ラインとしてサイドライン5が選択された旨の信号を出力する。表示部30の画面のうちエンドライン選択ボタン39bが表示される領域が操作者等によりタッチされた場合、入力部20は、制御部50に対して、判定対象ラインとしてエンドライン6が選択された旨の信号を出力する。
移動情報抽出部52は、表示部30に表示される複数の映像70内で球(以下、映像70における球の符号をBL1とする)BL1を検出し、球BL1が検出された映像70内での球BL1の移動情報を抽出する。移動情報は、球BL1の移動速度及び移動方向を示す。移動情報抽出部52は、抽出した移動情報を記憶部60に記憶させる。
反転時情報抽出部53は、映像70内における球BL1の移動方向がY方向において反転するかを検出し、反転時における映像70内の球BL1の移動速度のX成分の大きさを少なくとも抽出する。例えば試合会場1で球BLが床部2に落下して跳ね返る場合、カメラ10で撮影した映像70内においては、球BL1の移動方向のY成分の値が負から正に反転する。したがって、反転時情報抽出部53は、球BLが床部2に落下する落下点において、映像70内の球BL1の移動速度のX成分の大きさを抽出することになる。反転時情報抽出部53は、抽出した反転時情報を記憶部60に記憶させる。
映像選択部54は、反転時における映像70内の球BL1の移動速度のX成分の大きさに基づいて、表示部30に表示される複数の映像70から1つ以上の映像70を選択する。映像選択部54は、例えば、サイドライン5及びエンドライン6のうち一方の判定対象ラインが選択された場合、判定対象ラインを撮影した複数の映像70のうち、反転時での球BL1の移動速度のX成分が最も大きい値となる映像70と、2番目に大きい値となる映像70とを選択する。
ハイライト表示制御部55は、表示部30に表示される複数の映像のうち映像選択部54が選択した1つ以上の映像に対してハイライト表示を行う。
記憶部60は、例えばハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等のストレージを有している。なお、記憶部60として、リムーバブルディスク等の外部記憶媒体が用いられてもよい。記憶部60は、判定補助処理のオペレーティングシステムや、カメラ10、入力部20及び表示部30の動作を制御するための各種プログラム、判定補助処理装置40において処理を行うための各種プログラム及びデータ等を記憶する。
また、記憶部60は、互いに異なる角度から複数のカメラ10で撮影した球技のコート3のライン4の映像70を表示部30に並べて表示させる処理と、表示部30に表示される複数の映像70内で球BL1を検出し、映像70内での球BL1の移動速度及び移動方向を示す移動情報を抽出する処理と、球BL1の移動方向が映像70内のY方向において反転するかを検出し、反転時における球BL1の移動速度のX成分の大きさを少なくとも抽出する処理と、反転時における球BL1の移動速度のX成分の大きさに基づいて、表示部30に表示される複数の映像70から1つ以上の映像70を選択する処理と、表示部30に表示される複数の映像70から選択された1つ以上の映像70に対してハイライト表示を行う処理とを判定補助処理装置40に実行させる判定補助プログラムを記憶する。また、記憶部60は、上記判定補助プログラムに加えて、例えば選択ボタン39を表示させる処理、球BL1を検出する画像処理等を判定補助処理装置40に行わせるプログラムを記憶する。
また、記憶部60は、映像記憶部61と、移動情報記憶部62と、ハイライト表示情報記憶部63とを有する。
映像記憶部61は、映像表示制御部51から出力された映像情報が入力される。映像記憶部61は、入力された映像情報を記憶する。映像記憶部61は、例えば映像情報を時刻情報と対応付けて記憶する。
移動情報記憶部62は、移動情報抽出部52で抽出された移動情報が入力される。移動情報記憶部62は、入力された移動情報を記憶する。
ハイライト表示情報記憶部63は、表示部30に表示させるハイライト表示の表示データ及び表示プログラム等を記憶する。
次に、上記のように構成された判定補助システム100の動作を説明する。図4は、本実施形態に係る判定補助システム100の動作の一例を示すフローチャートである。図4に示すように、映像表示制御部51は、複数のカメラ10で撮影された映像を取得し、表示部30に表示させる(ステップS10)。図5は、試合中において表示部30に表示される映像の一例を示す図である。ステップS10において、映像表示制御部51は、図5に示すように、カメラ11〜14で撮影された映像71〜74を第1表示部30aに表示させ、カメラ15〜18で撮影された映像75〜78を第2表示部30bに表示させる。
次に、移動情報抽出部52は、表示部30に表示される複数の映像70内で球BL1を検出し、移動情報を抽出する(ステップS20)。ステップS20において、移動情報抽出部52は、表示部30に表示される複数の映像70において、例えば画像処理等により、映像70内に含まれる球状体を検出することで、球BL1を検出する。例えば図5に示す例においては、移動情報抽出部52は、映像71〜78のうち、映像74、76、77の3つについて球BL1を検出する。
球BL1を検出した後、移動情報抽出部52は、球BL1が検出された映像74、76、77について、映像毎に球BL1の移動情報を抽出する。移動情報抽出部52は、例えば球BL1の移動情報を速度ベクトルとして抽出する。速度ベクトルは、ベクトルの大きさにより移動速度が規定され、ベクトルの方向により移動方向が規定される。
図6は、移動情報である速度ベクトルを説明するための図である。図6では、球BL1を識別した3つの映像74、76、77のうち、映像77を例に挙げて示しているが、他の映像74、76においても同様の説明が可能である。移動情報抽出部52は、例えば球BL1の重心Gを検出し、当該球BL1の重心Gについての速度ベクトルを、所定の期間毎に抽出する。なお、所定の期間については、例えばカメラ11〜18のフレーム周期と同一の期間としてもよいし、複数フレーム分の期間としてもよい。この場合、移動情報抽出部52は、X方向の成分(以下、「X成分」と表記する)と、Y方向の成分(以下、「Y成分」と表記する)とに分解した状態で速度ベクトルを抽出する。
図6には、移動情報抽出部52によって抽出された3つの速度ベクトルA1、A2、A3が代表的に示されている。移動情報抽出部52は、速度ベクトルA1として、X成分XA1と、Y成分YA1とを抽出する。移動情報抽出部52は、速度ベクトルA2として、X成分XA2と、Y成分YA2とを抽出する。移動情報抽出部52は、速度ベクトルA3として、X成分XA3と、Y成分YA3とを抽出する。なお、図6では映像77に速度ベクトルA1、A2、A3の表示を重ねた状態で示しているが、実際に表示部30に表示される映像77には速度ベクトルA1、A2、A3は表示されなくてもよい。
移動情報抽出部52は、抽出した速度ベクトルA1、A2、A3を移動情報として移動情報記憶部62に記憶させる。図7は、移動情報記憶部62に記憶された移動情報の一例を示すデータテーブルである。図7に示すように、移動情報DT1は、識別情報62aと、時刻情報62bと、X方向情報62cと、Y方向情報62dとを含む。識別情報62aは、速度ベクトルを識別するための情報である。時刻情報62bは、速度ベクトルを抽出した時点における撮影時刻を示す。なお、図7に示す移動情報は、撮影時刻が古い順に配置されている。X方向情報62cは、X方向についての球BL1の移動速度(X成分)及び移動方向(正負)を示す。Y方向情報62dは、Y方向についての球BL1の移動速度(Y成分)及び移動方向(正負)を示す。図7では、例えば図6に示す速度ベクトルA1、A2、A3についての識別情報62a、時刻情報62b、X方向情報62c及びY方向情報62dを示している。
次に、反転時情報抽出部53は、球BL1の移動方向が映像70内のY方向において反転するかを検出し、球BL1の移動方向のY成分の値が反転した時(反転時)における球BL1の移動速度のX方向成分を少なくとも抽出する(ステップS30)。
ステップS30において、反転時情報抽出部53は、まず、移動情報抽出部52によって抽出された移動情報を撮影時刻が古い順に検索し、移動方向のY成分の値が負から正に最初に変化した速度ベクトルを、反転速度ベクトルとして検出する。反転時情報抽出部53は、反転速度ベクトルを検出した場合、例えば記憶部60の移動情報記憶部62に反転情報62e(図7参照)として記憶させる。図7では、一例として、速度ベクトルA2が反転速度ベクトルである場合を示している。次に、反転時情報抽出部53は、反転速度ベクトルについて、時刻情報62b及びX方向情報62cを抽出する。これにより、反転時情報抽出部53は、反転時の時刻情報と、反転時の移動速度のX成分の値とを対応付けて抽出することが可能となる。
次に、映像選択部54は、反転時における球BL1の移動速度のX成分の値の大きさに基づいて、表示部30に表示される複数の映像70から1つ以上の映像70を選択する(ステップS40)。
ステップS40において、映像選択部54は、まず、判定対象ラインがサイドライン5及びエンドライン6のいずれであるかを判断する。本実施形態において、制御部50は、この判断を行わせる際に、判定対象ラインを操作者に選択させる。例えば、制御部50は、表示部30に表示されるサイドライン選択ボタン39a又はエンドライン選択ボタン39bにタッチ(入力)させるための指示を表示部30に表示させてもよい。このような指示としては、例えば表示部30に表示されるサイドライン選択ボタン39a及びエンドライン選択ボタン39bを点滅させること等が挙げられる。制御部50は、入力部20からの出力信号に基づいて、選択された判定対象ラインを判断する。その後、映像選択部54は、選択された判定対象ラインを撮影した複数の映像70のうち、判定対象ラインが選択された時点から遡って最も直近に球BL1のY成分が反転した反転時についての各映像70同士を比較し、球BL1の移動速度のX成分が最も大きい値となる映像70を選択する。
本実施形態では、球BLの落下点がサイドライン5の近傍であり、例えば審判等の操作者により判定対象ラインとしてサイドライン5が選択される場合を例に挙げて説明する。この場合、映像選択部54は、サイドライン5を撮影した映像70として、映像71、73、74、76、77、78を検出する。映像選択部54は、検出した映像71、73、74、76、77、78のうち、球BL1を識別した上記の3つの映像74、76、77から取得される反転速度ベクトルを抽出する。
図8は、抽出された反転速度ベクトルの各移動情報を示すデータテーブルである。映像選択部54は、抽出した各映像70の反転速度ベクトルの移動情報DT2について、図8に示すようなデータテーブルを記憶部60に作成してもよい。移動情報DT2は、上記の識別情報62a、時刻情報62b、X方向情報62c及びY方向情報62dに加えて、映像情報62f及び順序情報62gを含んでいる。映像情報62fは、各反転速度ベクトルA2、B2、C2が複数の映像70のうちどの映像から抽出されたかを示す情報である。順序情報62gは、抽出された複数の反転速度ベクトル間において、移動速度のX成分の大きさの順序を示すデータである。識別情報62aについて、図8では、3つの映像74、76、77のうち、映像77から抽出された反転速度ベクトルをA2、映像74から抽出された反転速度ベクトルをB2、映像76から抽出された反転速度ベクトルをC2として示している。
映像選択部54は、抽出した3つの反転速度ベクトルA2、B2、C2のうち、X方向データ62bを検索し、反転時の移動速度のX成分が大きい順に順序付けを行う。映像選択部54は、順序付けの結果を順序情報62gとして記憶部60のデータテーブルに記憶させる。その後、映像選択部54は、移動速度のX成分が最も大きい値となる反転速度ベクトルを検出する。本実施形態では、映像選択部54は、順序情報62gを検索して順序が1位である反転速度ベクトルA2を検出する。映像選択部54は、検出された反転速度ベクトルA2の映像情報62fを検索し、映像情報62fに基づいて映像77を抽出する。そして、映像選択部54は、抽出した映像77を選択する。
なお、映像選択部54は、移動速度のX成分が最も大きい値となる反転速度ベクトルだけではなく、移動速度のX成分が2番目に大きい値となる反転速度ベクトルについても検出してもよい。この場合、映像選択部54は、順序情報62gを検索して順序が2位である反転速度ベクトルB2を検出する。映像選択部54は、検出された反転速度ベクトルB2の映像情報62fを検索し、映像情報62fに基づいて映像74を抽出する。そして、映像選択部54は、抽出した映像74を選択する。
次に、ハイライト表示制御部55は、映像選択部54が選択した映像70に対して、ハイライト表示を行う(ステップS50)。ステップS50において、ハイライト表示制御部55は、ハイライト表示情報記憶部63に記憶された表示データを選択して表示させたり、表示プログラム等を実行したりすることで、ハイライト表示を行う。図9は、ハイライト表示の一例を示す図である。図9に示すように、映像選択部54は、例えば移動速度のX成分が最も大きい値となる反転速度ベクトルを抽出した映像74と、移動速度のX成分が2番目に大きい値となる反転速度ベクトルを抽出した映像77とに対して、外縁を目立たせるハイライト表示81、82をそれぞれ行っている。なお、ハイライト表示の例としては、外縁を目立たせる表示に限定されない。例えば、ハイライト表示制御部55は、選択した映像74、77を拡大してもよいし、選択した映像74、77を指し示すアイコン等を表示させてもよい。また、ハイライト表示制御部55は、ハイライト表示81、82を点滅させてもよい。
以上のように、本実施形態に係る判定補助処理装置40は、互いに異なる角度から複数のカメラ10で撮影した球技のコート3のライン4の映像70を表示部30に並べて表示させる映像表示制御部51と、表示部30に表示される複数の映像70内で球BL1を検出し、映像70内での球BL1の移動速度及び移動方向を示す移動情報DT1を抽出する移動情報抽出部52と、球BL1の移動方向が映像70内のY方向において反転するかを検出し、反転時における球BL1の移動速度のX成分の大きさを少なくとも抽出する反転時情報抽出部53と、反転時における球BL1の移動速度のX成分の大きさに基づいて、表示部30に表示される複数の映像70から1つ以上の映像70を選択する映像選択部54と、表示部30に表示される複数の映像70から選択された1つ以上の映像70に対してハイライト表示を行うハイライト表示制御部55とを備える。
この判定補助処理装置40は、表示部30に表示される複数の映像70から、インアウト判定に有効な映像70を自動的に選択してハイライト表示を行うため、審判等が複数の映像70の中からインアウト判定の対象となる映像70を選択するための時間が短縮される。これにより、判定補助処理装置40は、インアウト判定に要する時間を短縮化することが可能となる。
また、判定補助処理装置40は、映像70及び移動情報DT1を記憶する記憶部60をさらに備えるため、外部の記憶部等を用いなくても、制御部50と連携した処理を高速で安定的に行うことが可能となる。
また、複数のカメラ10が、ライン4のうちサイドライン5を撮影する複数のカメラ11、13、14、16、17、18と、エンドライン6を撮影する複数のカメラ11、12、15、16とを有し、判定補助処理装置40において、映像選択部54が、サイドライン5及びエンドライン6のうち一方の判定対象ラインが選択された場合、判定対象ラインを撮影した複数の映像70のうち、反転時での球BL1の移動速度のX成分が最も大きい値となる映像70を選択する。これにより、サイドライン5を撮影する複数のカメラ10とエンドライン6を撮影する複数のカメラ10との両方のカメラ10で球BLが撮影された場合、映像70内の球BL1の移動方向のX成分を求める対象となる映像70を絞ることができる。これにより、判定補助処理装置40は、判定補助処理をより速く行うことができる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態を説明する。図10は、第2実施形態に係る判定処理システム200の一例を示すブロック図である。第2実施形態では、第1実施形態に係る判定処理システム100と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。図10に示すように、判定補助システム200は、カメラ10と、入力部20と、表示部30と、判定補助処理装置140とを備える。
判定補助処理装置140は、制御部150と、記憶部160とを有する。制御部150は、映像表示制御部51、移動情報抽出部52、反転時情報抽出部53、映像選択部54及びハイライト表示制御部55に加えて、ライン選択部56を有する。ライン選択部56は、映像選択部54が判定対象ラインを判断する処理の前に、判定対象ラインを自動的に選択する。
記憶部160は、映像記憶部61、移動情報記憶部62及びハイライト表示情報記憶部63に加えて、比較用画像記憶部64を有する。比較用画像記憶部64は、ライン選択部56が判定対象ラインを選択する際に、映像70内における球BL1の画像と比較するための比較用画像を記憶する。
図13は、比較用画像BL2の一例を示す図である。比較用画像BL2は、エンドライン6を撮影するカメラ10により、サイドライン5上に配置された状態の球BLを予め撮影した画像である。また、比較用画像BL2は、サイドライン5を撮影するカメラ10により、エンドライン6上に配置された状態の球BLを予め撮影した画像である。なお、比較用画像BL2は、各カメラ10の位置、アングル、画角等の撮影条件が上記試合中にライン4を撮影する場合と同様の撮影条件に設定された状態で撮影される。図13では、サイドライン5bを撮影するカメラ17により、エンドライン6b上に配置された球BLを撮影した比較用画像BL2を一例として示している。図13に示すように、比較用画像BL2は、エンドライン6b上の複数位置に同一寸法の球BLを配置した状態で撮影される。各比較用画像BL2は、映像77内における直径R2の情報と対応付けて、比較用画像記憶部64に記憶される。
次に、上記のように構成された判定補助システム200の動作を説明する。図11は、本実施形態に係る判定補助システム200の動作の一例を示すフローチャートである。図11に示すように、判定補助処理装置140は、第1実施形態と同様の手順により、ステップS10からステップS30の処理を行わせる。
ステップS30において反転時情報抽出部53が球BL1のY成分の反転を検出した場合、ライン選択部56は、ステップS30の後に、球映像BLと予め設定された比較用画像とに基づいて、判定対象ラインを選択する(ステップS60)。図12は、ライン選択部56によるステップS60の処理を詳細に示すフローチャートである。ステップS60において、ライン選択部56は、図12に示すように、ライン選択部56は、各映像70内において反転時の球BL1の画像を抽出する(ステップS61)。ステップS61において、ライン選択部56は、例えば画像処理等により、球BL1を識別した上記の3つの映像74、76、77から反転時の球BL1の画像(図13参照)を抽出する。
次に、ライン選択部56は、抽出した球BL1の画像と比較用画像BL2とを比較する(ステップS62)。ステップS62において、ライン選択部56は、球BL1の画像の直径R1と、比較用画像BL2の直径R2とを比較する。
次に、ライン選択部56は、比較の結果に応じて判定対象となるラインを選択する(ステップS63)。ステップS63において、ライン選択部56は、球BL1の画像の直径R1が比較用画像BL2の直径R2よりも小さい場合、サイドライン5を撮影するカメラ10による映像70については判定対象ラインをサイドライン5とする。また、エンドライン6を撮影するカメラ10による映像70については判定対象ラインをエンドライン6とする。また、ライン選択部56は、球BL1の画像の直径R1が比較用画像BL2の直径R2以上の場合、サイドライン5を撮影するカメラ10による映像70については判定対象ラインをエンドライン6とする。また、エンドライン6を撮影するカメラ10による映像70については判定対象ラインをサイドライン5とする。以上によりステップS60が終了し、ステップS40に移行する。
ステップS40において、映像選択部54は、ライン選択部56の選択結果に基づいて、判定対象ラインがサイドライン5及びエンドライン6のいずれであるかを判断する。つまり、ライン選択部56が判定対象ラインをサイドライン5とした場合、映像選択部54は、判定対象ラインがサイドライン5であると判断する。また、ライン選択部56が判定対象ラインをエンドライン6とした場合、映像選択部54は、判定対象ラインがエンドライン6であると判断する。その後、映像選択部54は、第1実施形態と同様に、選択された判定対象ラインを撮影した複数の映像70を検出し、当該選択された判定対象ラインを撮影した複数の映像70のうち、反転時での球BL1の移動速度のX成分が最も大きい値となる映像70を選択する。その後、ハイライト表示制御部55により、第1実施形態と同様にステップS50を行う。
以上のように、本実施形態に係る判定補助処理装置140は、球BL1の画像と予め設定された比較用画像BL2とに基づいて、判定対象ラインを選択するライン選択部56を更に備える。これにより、審判等の操作者が判定対象ラインを選択する手間を省くことができるため、インアウト判定をより短時間で行うことができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。例えば、上記の判定補助処理装置40、140は、ハイライト表示81、82を行わせた後、映像表示制御部51において、映像70のうち反転時の時刻t2の前後所定時間を含む部分を表示部30に再生させてもよい。これにより、審判等の判断に有効な場面を抜き出して表示部30に表示させることができるため、インアウト判定に要する時間を短縮化することが可能となる。
A1,A2,A3…速度ベクトル、A2,B2,C2…反転速度ベクトル、G…重心、BL、BL1…球、FL,2…床部、DT1,DT2…移動情報、XA1,XA2,XA3…X成分、YA1,YA2,YA3…Y成分、1…試合会場、3…コート、3a…第1ゾーン、3b…第2ゾーン、4…ライン、5,5a,5b…サイドライン、6,6a,6b…エンドライン、7…ネット、8a…1階席、8b…2階席、9…審判席、10〜18…カメラ、20…入力部、30…表示部、30a…第1表示部、30b…第2表示部、39…選択ボタン、39a…サイドライン選択ボタン、39b…エンドライン選択ボタン、40…判定補助処理装置、50…制御部、51…映像表示制御部、52…移動情報抽出部、53…反転時情報抽出部、54…映像選択部、55…ハイライト表示制御部、60…記憶部、61…映像記憶部、62…移動情報記憶部、62a…識別情報、62b…時刻情報,X方向データ、62c…X方向情報、62d…Y方向情報、62e…反転情報、62f…映像情報、62g…順序情報、63…ハイライト表示情報記憶部、70〜78…映像、81,82…ハイライト表示、100…判定補助システム。

Claims (8)

  1. 互いに異なる角度から複数のカメラで撮影した球技のコートのラインの映像を表示部に並べて表示させる映像表示制御部と、
    前記表示部に表示される複数の前記映像内で球を検出し、前記映像内での前記球の移動速度及び移動方向を示す移動情報を抽出する移動情報抽出部と、
    前記球の移動方向が前記映像内の第1方向において反転するかを検出し、反転時における前記球の移動速度のうち前記第1方向に直交する第2方向の成分の大きさを少なくとも抽出する反転時情報抽出部と、
    前記反転時における前記球の移動速度の前記第2方向の成分の大きさに基づいて、前記表示部に表示される複数の前記映像から1つ以上の前記映像を選択する映像選択部と、
    前記表示部に表示される複数の前記映像から選択された1つ以上の前記映像に対してハイライト表示を行うハイライト表示制御部と
    を備える判定補助処理装置。
  2. 前記映像及び前記移動情報を記憶可能な記憶部を更に備える
    請求項1に記載の判定補助処理装置。
  3. 前記反転時情報抽出部は、前記反転時における前記球の移動速度の前記第2方向の成分の大きさと、前記反転時の時刻とを対応付けて抽出し、
    前記映像表示制御部は、前記映像のうち前記反転時の時刻の前後所定時間を含む部分を前記表示部に表示させる
    請求項1又は請求項2に記載の判定補助処理装置。
  4. 複数の前記カメラは、前記ラインのうちサイドラインを撮影する複数の前記カメラと、前記サイドラインに直交するエンドラインを撮影する複数の前記カメラとを有し、
    前記映像選択部は、前記サイドライン及び前記エンドラインのうち一方の判定対象ラインが選択された場合、前記判定対象ラインを撮影した複数の前記映像のうち、前記反転時での前記球の移動速度の前記第2方向の成分が最も大きい値となる前記映像を選択する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の判定補助処理装置。
  5. 前記反転時の前記球の画像と予め設定された比較用の画像とに基づいて、前記判定対象ラインを選択するライン選択部を更に備える
    請求項4に記載の判定補助処理装置。
  6. 互いに異なる角度から球技のコートのラインを撮影する複数のカメラと、
    複数の前記カメラで撮影した映像を表示可能な表示部と、
    前記表示部に表示される前記映像に基づいて、球の落下点が前記コートの内か外かの判定を行う際の判定補助処理を行う請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の判定補助処理装置と
    を備える判定補助システム。
  7. 互いに異なる角度から複数のカメラで撮影した球技のコートのラインの映像を表示部に並べて表示させることと、
    前記表示部に表示される複数の前記映像内で球を検出し、前記映像内での前記球の移動速度及び移動方向を示す移動情報を抽出することと、
    前記球の移動方向が前記映像内の第1方向において反転するかを検出し、反転時における前記球の移動速度のうち前記第1方向に直交する第2方向の成分の大きさを少なくとも抽出することと、
    前記反転時における前記球の移動速度の前記第2方向の成分の大きさに基づいて、前記表示部に表示される複数の前記映像から1つ以上の前記映像を選択することと、
    前記表示部に表示される複数の前記映像から選択された1つ以上の前記映像に対してハイライト表示を行うことと
    を備える判定補助方法。
  8. 互いに異なる角度から複数のカメラで撮影した球技のコートのラインの映像を表示部に並べて表示させる処理と、
    前記表示部に表示される複数の前記映像内で球を検出し、前記映像内での前記球の移動速度及び移動方向を示す移動情報を抽出する処理と、
    前記球の移動方向が前記映像内の第1方向において反転するかを検出し、反転時における前記球の移動速度のうち前記第1方向に直交する第2方向の成分の大きさを少なくとも抽出する処理と、
    前記反転時における前記球の移動速度の前記第2方向の成分の大きさに基づいて、前記表示部に表示される複数の前記映像から1つ以上の前記映像を選択する処理と、
    前記表示部に表示される複数の前記映像から選択された1つ以上の前記映像に対してハイライト表示を行う処理と
    をコンピュータに実行させる判定補助プログラム。
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