JP2018137670A - 異物除去装置及びそれを備えたカメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズル部に対し流体を限られた圧力でしか供給できない場合でも透明窓の異物を良好に除去できる異物除去装置を提供する。【解決手段】カメラレンズ(1a)の前方に配置された透明の窓部(1d)に沿って所定角度範囲(θLR)で往復回動すると共に、窓部(1d)に向かって流体を所定のスプレー角度で噴出する複数の噴出口(14a〜14c)が回動半径方向に並設されているワイパアーム部(12)を備える。複数の噴出口(14a〜14c)の内の一つの噴出口(14b)が、所定角度範囲(θLR)の回動においてカメラレンズ(1a)の光軸(CL1)位置を通過する。【選択図】図2

Description

本発明は、透明窓の異物除去装置及びそれを備えたカメラ装置に係り、特に、透明窓を通して画像を撮像する場合の透明窓に付着した異物を除去する異物除去装置と異物除去装置を備えたカメラ装置とに関する。
いわゆるドームカメラが備えるドーム状の透明な窓、或いはカメラハウジングの前面の透明な窓などに付着した水滴や塵埃などの異物を、ワイパで直接掻き取って除去する異物除去装置が知られており、一例が特許文献1に記載されている。
また、透明な窓の表面に沿って往復回動するワイパアームにノズル部を設け、ノズル部の噴射口から空気や水などの流体を高圧で噴射して、窓の表面に付着した異物を除去する異物除去装置も知られており、一例が特許文献2に記載されている。水や空気などの流体を噴射させて窓の異物を除去する場合は、特許文献2に記載されているように、広範囲の異物を除去すべく噴出口を複数箇所設けるのが一般的である。
特開2008−160676号公報 特開2006−198602号公報
特許文献2に記載されたような、水や空気などの流体を高圧で噴射して透明窓に付着した異物を除去する異物除去装置の場合、カメラ装置の設置環境によっては、大型コンプレッサの設置が困難な場合がある。すなわち、ノズル部に対し流体を十分に高い圧力で供給できない状況があり得る。
この場合、ノズル部に噴出口が複数箇所あると、各噴出口から噴出される流体の圧力はさらに低下するため、異物を良好に除去できなくなる虞がある。
そのため、カメラ装置の透明窓の異物を流体の噴出で除去する異物除去装置は、設置環境の制約などによってノズル部に限られた圧力でしか流体を供給できない場合でも、できるだけ異物を良好に除去できることが望まれている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ノズル部に対し流体を限られた圧力でしか供給できない場合でも透明窓の異物を良好に除去できる異物除去装置及びそれを備えたカメラ装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成を有する。
1) カメラレンズの前方に配置された透明の窓部に沿って所定角度範囲で往復回動すると共に、前記窓部に向かって流体を所定のスプレー角度で噴出する複数の噴出口が回動半径方向に並設されているワイパアームを備え、
前記複数の噴出口の内の一つの噴出口が、前記所定角度範囲の回動において前記カメラレンズの光軸位置を通過することを特徴とする異物除去装置である。
2) カメラレンズ及び前記カメラレンズの前方に配置された透明の窓部を有する本体部と、
前記窓部に沿って所定角度範囲で往復回動すると共に前記窓部に向かって流体を所定のスプレー角度で噴出する複数の噴出口が回動半径方向に並設されているワイパアームを備え、前記複数の噴出口の内の一つの噴出口が、前記所定角度範囲の回動において前記カメラレンズの光軸位置を通過する異物除去装置と、
を備え、
前記ワイパアームは、前記回動において、前記窓部における前記本体部の撮像画角に対応した長方形の利用領域の長手方向に移動することを特徴とするカメラ装置である。
本発明によれば、ノズル部に対し流体を限られた圧力でしか供給できない場合でも透明窓の異物を良好に除去できる。
図1は、本発明の実施の形態に係るカメラ装置の実施例であるカメラ装置51の上面図である。 図2は、カメラ装置51の前面図である。 図3は、カメラ装置51の設置例を説明するための図である。 図4は、カメラ装置51が備える異物除去装置52のアーム12aを説明するための斜視図である。 図5は、アーム12aの後面図である。 図6は、アーム12aから噴出する噴流と窓部1dとの関係を説明するための側面図である。 図7は、窓部1dにおける利用領域Nと、回動噴射領域FKと、の関係を説明するための模式図である。
本発明の実施の形態に係る異物除去装置及びそれを備えたカメラ装置を、実施例の異物除去装置52及びそれを備えたカメラ装置51により説明する。
まず、図1〜図5を参照して、異物除去装置52及びカメラ装置51の構成などを説明する。
以下の説明において、上下前後左右の各方向を、図1及び図2に示した矢印で規定する。前方は、カメラ装置51で撮像する被写体Hが位置する方向である。
図1はカメラ装置51の上面図、図2は前面図である。図3は、カメラ装置51の設置例を説明する図である。図4は、異物除去装置52に備えられたワイパアーム部12のアーム12aを説明するための斜視図である。図5は、アーム12aの前面図である。
図1〜図3に示されるように、カメラ装置51は、本体部1と、本体部1を載置固定して設置柱3に取り付けるための載置台2と、本体部1の前下方に配置され載置台2に取り付けられた異物除去装置52と、を有する。
図1において、本体部1は、内部前方に配置されたカメラレンズとしてのレンズ部1aと、レンズ部1aの後方に配置された撮像素子1b及び信号処理部1cと、レンズ部1aの前方に配置された透明部材である窓部1dと、を有する。
窓部1dは、カメラ装置51の撮像画角に対応した利用領域N(図7参照)を含む大きさ及び形状で形成された透明部材であって、レンズ部1aの前玉(レンズ)を保護すべく前玉の前方に配置されている。
窓部1dは、例えば、透明の、アクリル板やガラス板などで形成されている。
カメラ装置51のレンズ部1aは、外部から窓部1dを通して入射した光から、被写体Hの像を撮像素子1bの受光面に結像させる。撮像素子1bは、被写体Hの像を光電変換し、光電変換で得た出力信号を信号処理部1cに向け送出する。
信号処理部1cは、撮像素子1bから入来した出力信号を処理し、映像信号SG1(図3)として外部に出力する。
一方、異物除去装置52は、モータMと、モータMを収容し載置台2に固定された箱状のハウジング11と、モータMの出力軸Maに固定され、モータMの動作で回動するワイパアーム部12と、を有する。モータMと出力軸Maとの間に減速機構を介在させてもよい。
ハウジング11は、本体部1の前下方に配置されている。モータMは、出力軸Maの軸線CLmが、レンズ部1aの光軸CL1に対しその下方において平行になる姿勢でハウジング11の内部に収容固定されている。
次に、ワイパアーム部12について図4及び図5を主に参照して説明する。
ワイパアーム部12は、パイプ部121及びパイプ部121の一端部に連結されたノズル部122を有するアーム12aと、アーム12aのパイプ部121を挿通支持すると共にモータMの出力軸Maに連結されたホルダ12bと、を有する。
パイプ部121の他端部には、ホース13が取り付けられている。
ノズル部122は、複数(この例で3つ)の噴出口14a〜14cを有する。
噴出口14a〜14cは、パイプ部121の延在方向である回動半径方向に並設され、その延在方向に概ね直交する方向(カメラ装置51においては後方)に流体を噴出する。以下、噴出口14a〜14cをまとめて噴出口群14とも称する。
パイプ部121の内部を貫く貫通孔(不図示)は、一端側がホース13に接続し、他端側がノズル部122の内部で3つに分岐し、それぞれ噴出口14a〜14cに接続している。
図2及び図5に示されるように、アーム12aの幅方向の中心軸線を軸線CL12とすると、噴出口14a〜14cは、軸線CL12上に並設されている。
また、以下の説明のため、図5に示されるように、アーム12aをワイパアーム部12として取り付けた状態での、軸線CLmから中央の噴出口14bまでの距離を距離L1とし、噴出口14bと、噴出口14a及び噴出口14cと、の間の距離を、それぞれ距離Lab,距離Lbcとする。距離Labと距離Lbcは、例えば等しく設定する。
ワイパアーム部12は、後述する制御部53bの制御の下、モータMの動作により、所定の角度範囲θLR(図7参照)で往復回動する。また、その所定の角度範囲θLRに含まれない別の回動位置で停止維持するようになっている。次に、これらについて具体的に説明する。
図2に示されるように、ワイパアーム部12は、上下方向に起立した起立位置12CTに対し、左方(図2の時計まわり方向)に角度θLだけ回動した左回動位置12Lと、右方(図2の反時計まわり方向)に角度θRだけ回動した右回動位置12Rと、の間で往復回動する。すなわち、角度θLと角度θRとを加えた角度範囲θLRで往復回動する。
また、左回動位置12Lと右回動位置12Rとの間の回動範囲以外の、例えば右回動位置12Rからさらに角度θWだけ回動させた待機位置12Wで維持されるように制御される。待機位置12Wは、例えばワイパアーム部12が左右方向に伏せた姿勢となる位置に設定される。
角度θL,θR,θWは、例えば、制御部53bにより設定される。この設定については後述する。
また、距離L1は、ワイパアーム部12の起立位置12CTにおいて、ノズル部122の並設された3つの噴出口14a〜14cの、例えば中央の噴出口14bが光軸CL1上に位置するように設定されている(図6も参照)。
すなわち、ワイパアーム部12の回動において、ノズル部122は、光軸CL1の位置を通過する噴出口を一つ有する。
光軸CL1の位置を通過する噴出口は、噴出口が奇数箇所ある場合は、中央の噴出口とし、偶数箇所ある場合は、中央の二つの内のいずれかにすることが望ましい。
次に、図3を参照してカメラ装置51の設置例を説明する。
この設置例は、カメラ装置51をサーキットのコースを走る競争車を撮影すべく設置するものである。
異物除去装置52を備えたカメラ装置51は、コース近傍の設置柱3の上部に取り付けられている。
そして、異物除去装置52の動作を含むカメラ装置51の動作は、設置場所近傍の地中などに設置された制御装置53を介して、コースから数km離れた制御室Rから遠隔制御される。
カメラ装置51と制御室Rとの間は、制御装置53を通してケーブル15,16により接続されている。
制御装置53は、送受信部53a,制御部53b,及びリレー回路53cを含んで構成されている。
また、設置場所の近傍には、制御装置53により動作制御されるコンプレッサ54が配置されている。コンプレッサ54は、制御装置53に含めて設置されていてもよい。
カメラ装置51の本体部1における信号処理部1cから出力された映像信号SG1は、ケーブル15を通り、送受信部53aを介して制御室Rの画像表示装置31に接続される。
これにより、カメラ装置51で撮影された映像が画像表示装置31に表示される。
また、制御室Rに備えられたスイッチ32を操作員が操作することで、スイッチ信号SG2が、ケーブル16を通り、送受信部53aを介して制御部53bに送信される。
制御部53bは、スイッチ信号SG2のON又はOFFの指示に基づいて、コンプレッサ54の動作をリレー回路53cを介して制御すると共に、異物除去装置52のモータMの動作を、モータ制御信号SG3を送出して制御する。
コンプレッサ54は、空気取り入れ口ARから取り入れた空気を昇圧し、ホース13を通してワイパアーム部12に高圧空気として供給する。ワイパアーム部12に供給された高圧空気は、パイプ部121を通りノズル部122の噴出口14a〜14cから噴出する。
次に、ワイパアーム部12の動作について図6及び図7を参照して説明する。
図6は、ノズル部122から噴出する高圧空気の噴流について説明する部分側面図であり、ワイパアーム部12が、起立位置12CTにある状態で示されている。この状態で、既述のように、噴出口14bは、光軸CL1上にある。
図6に示されるように、コンプレッサ54により供給された高圧空気は、噴出口14a〜14cそれぞれから噴流Fa〜Fcとして噴出する。
噴流Fa〜Fcは、所定のスプレー角度及びスプレーパターンで噴出し、窓部1dに噴射領域Fa1〜Fc1として噴射される。スプレーパターンは、例えば円形であり、その場合、噴射領域Fa1〜Fc1も円形領域となる。
スプレー角度、及び窓部1dとノズル部122との前後方向距離は、3つの噴射領域Fa1〜Fc1における隣接する噴射領域が、隙間を空けずに接する(図6)又は一部が重なり合うように設定するとよい。
次に、窓部1dにおける噴射領域Fa1〜Fc1と撮像画角に対応した利用領域Nとの関係について図7を参照して説明する。
図7は、窓部1dの前面図であり、カメラ装置51のレンズ部1aが固定焦点レンズの場合の撮像画角に対応した領域が、利用領域Nとして示されている。利用領域Nは、例えば左右を長手とする縦横比9:16の矩形領域である。
窓部1dにおける噴射領域Fa1〜Fc1の大きさ、及びワイパアーム部12の回動における角度θL,θRは、例えば次のように設定するとよい。
ここで、噴射領域Fa1〜Fc1は、同じ直径の円形領域に設定するものとする。すなわち、噴出口14a〜14cのスプレー角度を同じに設定する。
まず、軸線CL12が、利用領域Nの上側の隅点N1を通るときのワイパアーム部12の回動位置を、隅位置12Eとする。
ワイパアーム部12の回動中心である軸線CLmと隅点N1との間の距離を求め、起立位置12CTにおける軸線CLmからその距離に対応する位置を基準点N2とする。
そして、基準点N2と光軸CL1との間の上下方向の距離Lhを3等分した値を、噴射領域Fa1〜Fc1に対し共通に設定する半径r1の最小値とする。
すなわち、距離Lh/3≦半径r1とする。
これにより、ワイパアーム部12が起立位置12CTにあるときに、利用領域Nの上下方向範囲は、噴射領域Fa1〜Fc1内に収まる。
ワイパアーム部12の左方回動の角度θL及び右方回動の角度θRは、例えば、軸線CL12が利用領域Nの左下の隅点NL及び右下の隅点NRを通るまでの角度とする。
ワイパアーム部12の、角度θLと角度θRとを加えた角度範囲θLRの回動で、窓部1dにおける噴射領域Fa1〜Fc1の通過領域は、太い二点鎖線で囲まれた幅広弧状の回動噴射領域FKとなる。回動噴射領域FKは、利用領域Nを包含する領域となる。
窓部1dにおける利用領域Nの大きさや縦横比は、撮像素子1b及びレンズ部1aの仕様により異なるので、カメラ装置51の設置場所や利用用途などを考慮して予め決定する。その決定内容に基づいて、例えば上述の方法で、半径r1及び角度θL,θRを設定する。
次に、ワイパアーム部12を往復回動させて行うカメラ装置51の異物除去動作の例を説明する。ワイパアーム部12は、動作開始前に待機位置12Wに移動させてある。
図3において、制御室Rの操作者は、画像表示装置31に表示されるカメラ装置51による撮影画像に水滴や塵埃などの異物が付着していて除去が必要と判断した場合に、或いはカメラ装置51の長期停止後の使用開始前などの特定時期に、スイッチ32により動作ONを指示する。
制御部53bは、送受信部53aを介してスイッチ32からのスイッチ信号SG2を受信したら、コンプレッサ54を動作させて、ノズル部122の噴出口14a〜14cから高圧空気を噴出させる。
制御部53bは、高圧空気の噴出と並行して、モータMを動作させてワイパアーム部12を待機位置12Wから回動させ、左回動位置12Lと右回動位置12Rとの間の角度範囲θLRで予め設定した所定の回数だけ往復回動させる。
ワイパアーム部12を所定の回数往復回動させたら、コンプレッサ54を停止すると共にワイパアーム部12を待機位置12Wに移動し、異物除去動作を終了する。
ワイパアーム部12を往復回動させる回数は、操作員がスイッチ32から指定できるようにしてもよい。
以上詳述したカメラ装置51は、ワイパアーム部12の回動において、複数の噴出口14a〜14cの内の一つが、光軸CL1の位置を通過するようになっている。
これにより、撮影画像の少なくとも中央部分の異物が優先的に良好に除去される。通常、画像の中央部分にターゲットとなる被写体を位置させるので、撮影画像から得られる情報の有用性が確保される。
また、光軸CL1の位置を通過する噴出口は、噴出口が奇数箇所ある場合は、中央の噴出口とし、偶数箇所ある場合は、中央の二つの内のいずれかにすることが望ましい。
これにより、利用画像の上半分と下半分との異物除去を担う噴出口が同数又は一つ違いの近い数になるので、異物除去効果が平均化され良好な撮影画像が得られる。
また、カメラ装置51は、ワイパアーム部12の回動軸である出力軸Maの位置を、窓部1dにおける撮像画角に対応した利用領域Nに対し、その両短辺を延ばした間の範囲に設定している。
より詳しくは、利用領域Nの長辺に直交し、光軸CL1と交わる直線(図7における軸線CL12a)上に設定している。
これにより、ノズル部122は、ワイパアーム部12の回動により、長方形の利用領域Nの長手方向に沿って移動する。
そのため、ワイパアーム部12の回動中心である軸線CLmを、利用領域Nの短辺に直交し光軸CL1と交わる直線上に設定した場合と比べて、回動噴射領域FKのワイパアーム部12に沿う方向の幅を小さくできるので、噴射領域Fa1〜Fc1の直径を小さく設定できる。すなわち、スプレー角をより小さくすることができる。
これにより、噴流Fa〜Fcが窓部1dの噴射領域Fa1〜Fc1に与える圧力を大きくすることができ、その結果、回動噴射領域FKに与える圧力も大きくできる。そのため、窓部1dの利用領域Nに付着した水滴や塵埃を噴流の圧力及びその流れによって良好に除去することができる。
また、カメラ装置51は、噴射領域Fa1〜Fc1を同一半径とし、各半径を、利用領域Nの隅点N1を通る円と光軸CL1との間の距離Lhの3等分の値又はそれよりわずかに大きい値の半径r1に設定している。
そのため、利用領域Nの全域を回動噴射領域FKに含みつつ、噴射領域Fa1〜Fc1の半径を可能な限り小さく設定できる。
これにより、コンプレッサ54がノズル部122に供給する高圧空気の圧力に対し、噴流Fa〜Fcによって噴射領域Fa1〜Fc1に与えることができる圧力をより大きくすることができ、その結果、回動噴射領域FKに与える圧力もより大きくできる。そのため、窓部1dの利用領域Nに付着した水滴や塵埃を噴流の圧力及びその流れによって良好に除去することができる。
以上詳述した実施例は、上述の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形した変形例としてもよい。
ノズル部122から噴出する流体は、空気などの気体に限定されず、例えば水などの液体でもよい。
ワイパアーム部12の回動中心となる軸線CLmは、窓部1dの下方ではなく上方に設定してもよい。
複数の噴出口14a〜14cそれぞれを独立的に開閉可能な弁部を設け、制御部53bの制御により、任意の噴出口14a〜14cから流体を噴出させるようにしてもよい。
すなわち、ワイパアーム部12の1往復毎に流体を噴出する噴出口を一つずつ変えてもよい。
例えば、ノズル部122に噴出口がn(n:2以上の整数)箇所ある場合に、制御部53bは、k(1≦k≦n)回目の回動往復で、k番目の噴出口のみから流体を噴出させるように弁部を制御する。
これにより、利用領域N全領域に流体を噴射するために必要なワイパアーム部12の往復回動回数は増えるものの、噴流Fa〜Fcから噴出される流体の圧力が高くなるので、異物が窓部1dから取れにくい場合でも、より良好に除去することができる。
噴出口14a〜14cの数は、3つに限定されない。二つ以上あるとよい。
異物除去装置52は、載置台2に取り付けられているものに限らず、本体部1及び載置台2から分離した別体であってもよい。
1 本体部
1a レンズ部、 1b 撮像素子、 1c 信号処理部
1d 窓部
2 載置台
3 設置柱
11 ハウジング
12 ワイパアーム部
12a アーム、 12b ホルダ
12CT 起立位置、 12E 隅位置、 12L 左回動位置
12R 右回動位置、 12W 待機位置
13 ホース
14 噴出口群、 14a〜14c 噴出口
15,16 ケーブル
31 画像表示装置、 32 スイッチ
51 カメラ装置、 52 異物除去装置
53 制御装置
53a 送受信部、 53b 制御部、 53c リレー回路
54 コンプレッサ
121 パイプ部、 122 ノズル部
AR 空気取り入れ口
CL1 光軸、 CL12,CL12a,CLm 軸線
Fa〜Fc 噴流
Fa1〜Fc1 噴射領域、 FK 回動噴射領域
H 被写体
L1,Lab,Lbc,Lh 距離
M モータ、 Ma 出力軸
N 利用領域
N1 隅点、 N2 基準点
R 制御室
r1 半径
SG1 映像信号、 SG2 スイッチ信号、 SG3 モータ制御信号
θL,θR 角度、 θLR 角度範囲

Claims (4)

  1. カメラレンズの前方に配置された透明の窓部に沿って所定角度範囲で往復回動すると共に、前記窓部に向かって流体を所定のスプレー角度で噴出する複数の噴出口が回動半径方向に並設されているワイパアーム部を備え、
    前記複数の噴出口の内の一つの噴出口が、前記所定角度範囲の回動において前記カメラレンズの光軸位置を通過することを特徴とする異物除去装置。
  2. 前記複数は奇数であって、前記一つの噴出口は、中央の噴出口であることを特徴とする請求項1記載の異物除去装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の異物除去装置と、
    前記カメラレンズ及び前記窓部を有する本体部と、
    を備え、
    前記ワイパアーム部は、前記回動において、前記窓部における前記本体部の撮像画角に対応した長方形の利用領域の長手方向に移動することを特徴とするカメラ装置。
  4. 前記所定角度範囲は、前記利用領域の長手方向の距離に応じて設定されることを特徴とする請求項3記載のカメラ装置。
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