JP2019089445A - 車載カメラ洗浄装置 - Google Patents

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Takahiro Katsura
隆弘 桂
祐貴 新井
Yuki Arai
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Abstract

【課題】非洗浄時にウォッシャノズルの噴射口を保護することができ、洗浄時に、風の影響を受けずに洗浄液を噴射することができ、しかも、ウォッシャノズルのカメラの映像への映り込みの問題を極力解消することのできる車載カメラ洗浄装置を提供する。【解決手段】車載カメラ1の前方に配したカバー部材2を前方位置と後方位置とに回動変位可能に設け、非洗浄時においてカバー部材2が前方位置にあるとき噴射口3aがカバー部材2の前面2aより後側に位置し、洗浄のためにカバー部材2が後方位置に変位したとき噴射口3aがカバー部材2の前面2aより前側に位置するようにウォッシャノズル3を設け、後方位置にあるカバー部材2の前面2aに向けて噴射口3aから洗浄液Sを噴射するように構成した。【選択図】図4

Description

本発明は、車載カメラ洗浄装置に関するものである。
近年、車両に各種の制御目的で屋外撮影用のカメラ(光学センサを含む)が搭載されることが多い。これら車載カメラは、車内環境に設置される場合もあるが、車室外に露出する形で設置される場合もある。車室外に露出する形で設置される場合、屋外のホコリや異物が車載カメラのレンズやレンズの前方に配した保護カバーに付着することがあり、そのまま放置すると撮像品質が悪くなる。そのため、車載カメラの近傍に洗浄装置を装備することが行われている。
この洗浄装置としては、車載カメラのレンズ(又は保護カバー)の前面に向けてウォッシャノズルの噴射口から洗浄液(ウォッシャ液)を噴射し、それによりレンズ(又は保護カバー)に付着したホコリや異物を除去するものが主流である。この種の洗浄装置として、ウォッシャノズルを固定的に設けた固定式タイプと、ウォッシャノズルを必要時に外部に突出させるようにした可動式タイプ(ポップアップタイプとも言われる)とがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−57338号公報
ところが、従来の固定式タイプの場合は、洗浄対象面(カメラのレンズ又は保護カバーの前面)よりも前側の位置にウォッシャノズルの噴射口が露出している。そのため、噴射口が屋外のホコリなどで塞がり気味になり、安定した洗浄効果を発揮できなくなることがある。
また、可動式タイプの場合は、洗浄のためにウォッシャノズルを突出させた際に、風圧を受けてウォッシャノズルが不安定になりやすい。そのため、安定した洗浄効果を発揮できないことがある。
また、いずれのタイプの場合も、固定した洗浄対象面より前方にウォッシャノズルが突き出すことになるために、ウォッシャノズルがカメラに大きく映ってしまいやすい。そのため、撮影した画像に基づく制御に誤作動を生じるおそれがある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、安定した洗浄効果を発揮できる車載カメラ洗浄装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明に係る車載カメラ洗浄装置は、車載カメラの撮像方向の前方に前後方向変位可能に配置され、可視光を透過する板状のカバー部材と、前記カバー部材を前方位置と後方位置とに変位させる駆動手段と、洗浄液を噴射する噴射口を有するウォッシャノズルと、を備え、前記ウォッシャノズルは、前記噴射口を前記車載カメラの撮像画角の中央に向けた姿勢で前記車載カメラの撮像方向の側方に固定的に配置され、非洗浄時において前記カバー部材が前方位置にあるとき前記噴射口が前記カバー部材の洗浄対象面である前面より後側に位置し、洗浄のために前記カバー部材が後方位置に変位したとき前記噴射口が前記カバー部材の前面より前側に位置して前記噴射口から前記カバー部材の前面に向けて前記洗浄液を噴射することを特徴とする。
この構成においては、ウォッシャノズルが撮像方向の側方に固定的に配置されており、その固定された位置で、ウォッシャノズルがカメラの撮像方向前方に移動することなく洗浄動作する。よって、ウォッシャノズルの噴射口から洗浄液を噴射する際に風の影響を軽減できると共に、ウォッシャノズルがカメラに映らないか、ほとんど映らないようにすることができる。例えば、ウォッシャノズルをカメラの撮像画角の外側に配置すれば、ウォッシャノズルがカメラに全く映らないようにすることができる。また、非洗浄時は、ウォッシャノズルの噴射口がカバー部材の前面よりも後側に位置するので、屋外のホコリなどがカバー部材の前面に付着する場合であっても、ホコリなどが噴射口まで到達しにくくなる。そのため、噴射口をホコリなどの影響から保護することができ、噴射口が異物で詰まったりしにくくなる。その結果、常に安定した洗浄を行うことができるようになる。つまり、洗浄に際して、ウォッシャノズルが動くのではなく、洗浄対象であるカバー部材の方が動く。そのため、カメラとウォッシャノズルの位置関係は変化することがなく、ノズルの突出によるカメラの映像への映り込みの問題を極力解消することができると共に、カバー部材によって非洗浄時に噴射口を保護することができる。また、カバー部材が前方位置にあるとき、ウォッシャノズルがカバー部材の内側に隠れるために意匠性も向上する。
本発明に係る車載カメラ洗浄装置において、前記カバー部材に、前記カバー部材が前方位置にあるときに前記カバー部材の前面より後側に位置する前記ウォッシャノズルの噴射口を覆うノズル保護部が一体に設けられていることを特徴とする。
この構成においては、ウォッシャノズルの噴射口を、カバー部材に一体に設けられたノズル保護部によって確実に保護することができる。従って、ウォッシャノズルを使用しないときに、ウォッシャノズルをホコリやチリ、雨、雪などから保護して、噴射口への異物の詰まりを有効に防ぐことができる。
本発明に係る車載カメラ洗浄装置において、前記板状のカバー部材は、前記車載カメラの撮像方向と直交する方向に沿うように板面を向けて前記車載カメラの撮影方向の前方に配置され、且つ前記板面方向の一端に配置された支軸によって該支軸を支点に回転自在に支持されており、それにより、前記カバー部材が前方位置と後方位置との間で変位可能とされると共に、前記カバー部材の他端側の側方に前記ウォッシャノズルが配置され、前記駆動手段は、前記支軸を支点として前記カバー部材を前方位置と後方位置との間で回動させる手段よりなることを特徴とする。
この構成においては、カバー部材を支軸を支点に回動可能に支持しているので、前方位置から後方位置にカバー部材を回動変位させることで、洗浄対象面であるカバー部材の前面をウォッシャノズルの噴射口に対して斜めに向けることができる。従って、その状態で噴射口からカバー部材の前面の必要領域に向けて洗浄液を噴射することができ、カバー部材の前面を洗浄することができる。また、洗浄後にカバー部材を前方位置に戻すときにストッパに当てるなどして衝撃を加えるようにすれば、カバー部材に付着した洗浄液や水滴を衝撃によって飛ばすことができる。
本発明に係る車載カメラ洗浄装置において、前記駆動手段は、前記カバー部材に一体に設けられたカム受け部と、回転駆動されることで、前記カム受け部に係合し該カム受け部を介して前記カバー部材を前方位置と後方位置とに回動変位させる駆動カムと、を備えていることを特徴とする。
この構成においては、カムとカム受け部の組み合わせによって、簡単な構成で、必要なときにカバー部材を前方位置と後方位置に回動変位させることができる。
本発明に係る車載カメラ洗浄装置において、前記駆動手段は、前記カバー部材を後方位置から前方位置に向けて付勢する弾性部材と、前記カバー部材に一体に設けられたカム受け部と、前記カム受け部に係合可能な駆動カムと、を備え、前記駆動カムは、一方向に回転駆動され、その回転により、前記カム受け部に係合する段階で前記カム受け部を介して前記カバー部材を前方位置から後方位置に回動変位させ、前記カバー部材が後方位置にある状態で前記ウォッシャノズルによる洗浄動作が行われた後、更に回転することで、前記カム受け部との係合が外れて、前記弾性部材の弾性復元力により前方位置に戻った前記カム受け部に係合する手前位置まで回転して停止待機することを特徴とする。
この構成においては、弾性部材の弾性復元力によってカバー部材を後方位置から前方位置に戻すようにしている。そのため、駆動カムを一方向に回転させる簡単な構成を採用するだけで、カバー部材を前方位置から後方位置に回動変位させることができる。
本発明に係る車載カメラ洗浄装置において、前記駆動手段は、本体部に対して伸縮動作可能な作動ロッドを持つ直動アクチュエータにより構成され、前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか一方が固定側部材に連結されると共に、前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか他方が前記カバー部材の前記支軸から離れた部位に連結されており、前記直動アクチュエータの作動ロッドの伸縮動作によって前記カバー部材を前方位置と後方位置との間で回動変位させることを特徴とする。
この構成においては、直動アクチュエータによって、簡単な構成で、必要なときにカバー部材を前方位置と後方位置に回動変位させることができる。
本発明に係る車載カメラ洗浄装置において、前記カバー部材は、板面に直交する方向に湾曲変形可能な可撓性材料により構成され、前記カバー部材の一端が、前記車載カメラに対する位置が不変の固定側部材に固定され、前記駆動手段は、本体部に対して伸縮動作可能な作動ロッドを持つ直動アクチュエータにより構成され、前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか一方が固定側部材に連結されると共に、前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか他方が前記カバー部材の他端側に連結されており、前記直動アクチュエータの作動ロッドの伸縮動作によって前記カバー部材が湾曲変形することによって、前記カバー部材の自由端側が前記前方位置から前記後方位置に変位することを特徴とする。
この構成においては、カバー部材に可撓性を持たせることで、カバー部材全体を変位させずに、一部(例えば一端から他端までの寸法の半分程度の領域)だけを湾曲変形(変位)させるだけで、カバー部材の前面(洗浄対象面)をウォッシャノズルの噴射口に向けることができる。そのため、カバー部材を回動自在に支持するなどの複雑な構成を採用せずに、簡単な構成を採用するだけで、必要時にカバー部材の前面に向けて洗浄液を噴射することができる。また、カバー部材自身の持つ弾性復元力によって、カバー部材を後方位置から前方位置に戻すことができる。そのため、カバー部材の他に弾性部材を使用する必要がなく、直動アクチュエータに往復動式のものではなく単動式のものを採用することができる。また、カバー部材が前方位置に自身の弾性復元力で復帰した際に、その弾性復帰による衝撃で、カバー部材に付着した洗浄剤や水滴を飛ばすこともできる。
本発明に係る車載カメラ洗浄装置によれば、ウォッシャノズルの噴射口から洗浄液を噴射する際の風の影響を軽減できると共に、ウォッシャノズルがカメラの映像に映り込む問題を極力解消することができる。しかも、非洗浄時にウォッシャノズルの噴射口を保護することができて、噴射口が異物で詰まったりしにくくなり、その結果、安定した洗浄効果を発揮できるようになる。
本発明の第1実施形態の正面側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態の背面側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態の上から見た平面図である。 本発明の第1実施形態の上から見た平面図で、(a)はカバー部材が前方位置にあるときの状態を示す図、(b)はカバー部材が後方位置にありウォッシャノズルの噴射口から洗浄液をカバー部材の前面に噴射しているときの状態を示す図である。 本発明の第1実施形態の駆動手段の第1例としてカム式の駆動機構の構成及び作用の説明図で、(a)はカバー部材を前方位置から後方位置に変位させる際の初期の状態を示す図、(b)はカバー部材が後方位置に変位した後に駆動カムが次回の準備のために待機位置まで回転することを説明する図である。 本発明の第1実施形態の駆動手段の第2例として直動アクチュエータ式の駆動機構の構成及び作用の説明図である。 本発明の第2実施形態の洗浄装置の概略構成を示す図で、(a)はカバー部材が前方位置にあるときの状態を示す平面図、(b)はカバー部材が後方位置に変位したときの状態を示す平面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(車載カメラ洗浄装置)
図1は、車載カメラ洗浄装置(以下、単に「洗浄装置」という)100の正面側から見た斜視図である。図2は、洗浄装置100を背面側から見た斜視図である。図3は、洗浄装置100を上から見た平面図である。図4は、洗浄装置100を上から見た平面図で、(a)はカバー部材が前方位置にあるときの状態を示す図、(b)はカバー部材が後方位置にありウォッシャノズルの噴射口から洗浄液をカバー部材の前面に噴射しているときの状態を示す図である。
図1〜図3に示すように、洗浄装置100は、車載カメラ(以下、単に「カメラ」という)1と、カメラ1の撮像方向の前方に配置され、可視光を透過する矩形板状のカバー部材2と、カバー部材2の前面2aを洗浄するためのウォッシャノズル3と、を備えている。
カメラ1は、車体5(図3参照)の車外(屋外)に面する外面(前面、後面、側面など)の近傍に設けられた凹所6(図3参照)の内部などに、撮像方向を車外に向けて設置されている。
カバー部材2は、カメラ1を保護する保護カバーとも呼ばれるものである。カバー部材2は、透明で硬質なガラス板や樹脂板で構成されている。このカバー部材2は、カメラ1の撮像方向と直交する方向に沿うように板面を向けて配されている。カバー部材2の前面2aは、車外に面している。
カバー部材2は、樹脂製等のホルダ10に一体に取り付けられている。ホルダ10は、固定端側支持枠11と自由端側支持枠12とを有している。カバー部材2は、固定端側支持枠11と自由端側支持枠12にそれぞれ設けられた固定溝15、16に幅方向両端を差し込んだ状態で、固定端側支持枠11と自由端側支持枠12とに挟持固定されている。本第1実施形態では、固定端側支持枠11が、車体5の外面近傍に設けられた凹所6の内部の上側に配置され、自由端側支持枠12が、凹所6の内部の下側に配置されている。
なお、図示例では、固定端側支持枠11と自由端側支持枠12とが別体に構成されているが、一体に構成されていてもよい。
カバー部材2の板面方向の一端(本第1実施形態では上端)に配された固定端側支持枠11は、固定端側支持枠11を貫通する支軸13によって、該支軸13を支点にして、カバー部材2の板面と直交する方向に回転自在に支持されている。ここでは、撮像方向の前後方向に回動自在に支持されている。これにより、両端が固定端側支持枠11と自由端側支持枠12に一体化されたカバー部材2は、図3及び図4(a)に示すように、車体5の外面にほぼ平行となる前方位置と、図4(b)に示すように、その前方位置からカメラ1側(後方)に適当な角度だけ回動した後方位置との間で回動変位可能とされている。
ここで、カバー部材2を少なくとも前方位置に適正に位置決め停止するために図示しないストッパが設けられているものとする。ストッパの位置については限定されない。また、後方位置に位置決めするストッパは、必ずしも設けなくてもよい。
固定端側支持枠11には、弾性部材としての円筒状の巻きバネ14が装着されている。円筒状の巻きバネ14は、捩り方向に弾性力を発生するものである。巻きバネ14の内部には支軸13が通されており、巻きバネ14の一端は固定端側支持枠11又はカバー部材12に係合され、巻きバネ14の他端は車体5(固定側部材)に係合されている。この巻きバネ14によって、カバー部材2は、後方位置から前方位置に向けて回転付勢されている。
また、洗浄装置100には、図1〜図4には図示しないが、カバー部材2を前方位置から後方位置に回動変位させるための駆動手段が設けられている。この駆動手段としては、駆動源としての回転式のアクチュエータや直動式のアクチュエータなどを用いた種々の構造のものが採用可能であり、幾つかの具体的な例について後述する。
自由端側支持枠12には一体的に板状のアーム17が設けられている。この板状のアーム17は、カバー部材2に対して直交するよう後方に延びている。そして、カバー部材2の他端側(支軸13と反対側)に位置するこのアーム17の外側に、ウォッシャノズル3が配置されている。
ウォッシャノズル3は、洗浄液(ウォッシャ液)を噴射する噴射口3aを備えている。噴射口3aは、ウォッシャノズル3の内部通路3bを介して洗浄液供給パイプ4に接続されている。ウォッシャノズル3は、噴射口3aをカメラ1の撮像画角の中央(図4(a)、図4(b)におけるセンターラインL)に向けた姿勢(本第1実施形態では上方に向けた姿勢)で、カメラ1の撮像方向の側方(本第1実施形態では下側)に固定的に配置されている。なお、ウォッシャノズル3は、カバー部材2の側方のうち、上下左右のいずれかの方向の側方に固定的に配置されていればよい。
カバー部材2は、非洗浄時に前方位置に位置決めされている。この状態で、カバー部材2は、カメラ1の撮像方向(撮像画角θの中心線(センターラインL)の延長方向)に対してほぼ正確に垂直に位置する。このようにカバー部材2が前方位置にあるとき、ウォッシャノズル3の噴射口3aは、カバー部材2の前面2a(洗浄対象面)よりも後側に位置するようになっている。
また、洗浄時は、カバー部材2は、駆動手段によってこの前方位置から後方位置に回動変位させられる。このようにカバー部材2が後方位置に変位したとき、ウォッシャノズル3の噴射口3aは、カバー部材2の前面2aよりも前側に位置する。そして、カバー部材2の前面2aよりも前方に位置するようになった噴射口3aから、後方位置において斜め姿勢のカバー部材2の前面2a(洗浄対象面)に向けて洗浄液Sを噴射するようになる。
また、自由端側支持枠12に一体的に設けられたアーム17の一部には、カバー部材2が前方位置に位置決めされている状態で、ウォッシャノズル3の噴射口3aを覆うノズル保護部17aが設けられている。このノズル保護部17aは、自由端側支持枠12やアーム17が後方位置に動くのを妨げない程度のできるだけ小さい隙間で噴射口3aに対向しており、噴射口3aを覆い隠す。
(洗浄装置の作用)
次に作用を説明する。
カメラ1は、撮像画角θに応じた屋外の様子を透明なカバー部材2を通して撮影する。非洗浄時には、図3及び図4(a)に示すように、カバー部材2は、巻きバネ14の付勢力によって前方位置に位置決め保持されている。この状態で、カバー部材2は、車体5の外面に平行に位置しており、カメラ1をホコリやチリ、雨、雪、風などから保護している。
そして、車外環境に面したカバー部材2の前面2aにホコリなどが付着した場合には(あるいは、適当に設定された時間間隔などに応じて)、カバー部材2の洗浄を行う。洗浄に当たっては、図4(b)に示すように、前方位置にあるカバー部材2を後方位置に回動変位させる。そうすると、カバー部材2と一体のアーム17に隠れていたウォッシャノズル3の噴射口3aが、カバー部材2の前面2aよりも前側に露出するようになる。
そこで、その状態で噴射口3aから洗浄液Sを噴射し、カバー部材2の前面2aに付いたホコリなどを洗浄液Sで除去する。洗浄が終わったら、カバー部材2を巻きバネ14の力に抗して後方位置に保持していた力を解除する。そうすると、巻きバネ14の弾性復元力により、カバー部材2が後方位置から前方位置に回動して前方位置にて位置決め停止される。
本第1実施形態の洗浄装置100では、ウォッシャノズル3が撮像方向の側方に固定的に配置されており、その固定された位置で、ウォッシャノズル3がカメラ1の撮像方向前方に移動することなく洗浄動作する。よって、ウォッシャノズル3の噴射口3aから洗浄液Sを噴射する際に風の影響を軽減できると共に、ウォッシャノズル3がカメラ1に映らないか、ほとんど映らないようにすることができる。
例えば、ウォッシャノズル3をカメラ1の撮像画角θの外側に配置すれば、ウォッシャノズル3がカメラ1に全く映らないようにすることができる。また、非洗浄時は、ウォッシャノズル3の噴射口3aがカバー部材2の前面2aよりも後側に位置するので、屋外のホコリなどがカバー部材2の前面2aに付着する場合であっても、ホコリなどが噴射口3aまで到達しにくくなる。
特に、本第1実施形態では、非洗浄時にウォッシャノズル3の噴射口3aが、カバー部材2に一体に設けられたアーム17のノズル保護部17aによって覆われている。そのため、噴射口3aをホコリやチリ、雨、雪などの影響から確実に保護することができる。従って、噴射口3aが異物で詰まったりするのを有効に防止することができ、その結果、常に安定した洗浄を行うことができる。
つまり、洗浄に際して、ウォッシャノズル3が動くのではなく、洗浄対象であるカバー部材2の方が動く。そのため、カメラ1とウォッシャノズル3の位置関係は変化することがなく、ウォッシャノズル3の突出によるカメラ1の映像への映り込みの問題が極力回避される。また、カバー部材2に一体化されたアーム17のノズル保護17aによって非洗浄時に噴射口3aが保護されるので、噴射口3aの詰まりのおそれを確実に防げる。また、カバー部材2が前方位置にあるとき、ウォッシャノズル3がカバー部材2の内側に隠れるために意匠性も向上する。
また、本第1実施形態では、カバー部材2を、支軸13を支点に回動可能に支持している。そのため、カバー部材2を前方位置から後方位置に回動変位させることで、洗浄対象面であるカバー部材2の前面2aをウォッシャノズル3の噴射口3aに対して斜めに向けることができる。従って、その状態で噴射口3aからカバー部材2の前面2aの必要領域に向けて洗浄液Sを噴射することができ、カバー部材2の前面2aを洗浄することができる。また、洗浄後にカバー部材2を前方位置に戻すときにストッパに当てるなどして衝撃を加えるようにすれば、カバー部材2に付着した洗浄液Sや水滴を衝撃によって飛ばすことができる。
(駆動手段の具体例)
次に、前述したカバー部材2を回動変位させるための駆動手段の具体例について述べる。
図5は、駆動手段の第1例としてカム式の駆動機構を示している。図5(a)は、カバー部材2(図5では不図示)を、前方位置から後方位置に変位させる際の初期の状態を示す図、図5(b)は、カバー部材2が後方位置に変位した後に駆動カム20が次回の準備のために待機位置まで回転することを説明する図である。
図5(a)に示すように、カバー部材2を保持するホルダ10は、後方位置から前方位置に向けて弾性部材(巻きバネ14)によって回転付勢されている。ホルダ10に一体化されたアーム17には、凹状のカム受け部22が設けられている。また、そのカム受け部22に関連付けて駆動カム20が設けられている。駆動カム20は、回転式アクチュエータ(回転モータ等)により、矢印Nで示す方向に一方向に回転駆動される。
図5(b)に示すように、駆動カム20のカム棒21は、駆動カム220の回転により、カム受け部22に係合する段階で、カム受け部22を介してカバー部材(ホルダ10)を二点鎖線で示す前方位置から実線で示す後方位置に回動変位させる。そして、カバー部材(ホルダ10)が後方位置にある状態でウォッシャノズルによる洗浄動作が行われた後、更に図5(b)の矢印のように回転することで、駆動カム20のカム棒21が、カム受け部22との係合が外れる。また、弾性部材の弾性復元力により前方位置に戻ったカム受け部22に係合する手前位置まで、矢印Mのように回転して停止待機する。
このように、駆動カム20とカム受け部22の組み合わせによって、簡単な構成で、必要なときにカバー部材(ホルダ10)を前方位置から後方位置に回動変位させることができる。また、この例では、弾性部材(巻きバネ14)の弾性復元力によってカバー部材(ホルダ10)を後方位置から前方位置に戻すようにしている。そのため、駆動カム20を一方向に回転させる簡単な構成を採用するだけで、カバー部材(ホルダ10)を前方位置から後方位置に回動変位させることができる。
なお、図示しないが、弾性部材を用いずに、駆動カム20の正逆回転だけで、カム受け部を介してカバー部材(ホルダ10)を前方位置と後方位置とに回動変位させることも可能である。
図6は、駆動手段の第2例として、直動アクチュエータ式の駆動機構を示している。
直動アクチュエータ30は、本体部31に対して伸縮動作可能な作動ロッド32を持っている。本体部31と作動ロッド32の先端部のいずれか一方が、固定側部材である車体5に連結されている。また、本体部31と作動ロッド32の先端部のいずれか他方が、カバー部材2の支軸13から離れた部位に連結されている。
これにより、直動アクチュエータ30の作動ロッド32の伸縮動作によって、カバー部材2を前方位置(実線で示す位置)と後方位置(二点鎖線で示す位置)との間で回動変位させることができる。このように、直動アクチュエータ30によってカバー部材2を回動変位させる場合は、簡単な構成とすることができる。
なお、カバー部材2を前方位置と後方位置とに変位させる方法は、上述の第1実施形態のように、カバー部材2を回動変位させる方法に限らない。例えば、前方位置と後方位置とに平行移動させることも可能である。
また、上述の第1実施形態では、カバー部材2を撓みにくい硬質の材料で構成した場合を示したが、カバー部材を板面に直交する方向に湾曲変形可能な可撓性材料により構成することもできる。そうした場合は、カバー部材の全体を変位させずに一部だけ変位させることも可能である。
(第2実施形態)
次に、図7(a)、図7(b)に基づいて、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態の洗浄装置(車載カメラ洗浄装置)200の概略構成を示す図で、(a)はカバー部材が前方位置にあるときの状態を示す平面図、(b)はカバー部材が後方位置に変位したときの状態を示す平面図である。
図7(a)に示すように、この第2実施形態の洗浄装置200では、カメラ1の撮像方向の前方に配置された透明なカバー部材42が、板面に直交する方向に湾曲変形可能な可撓性材料(例えば、ポリカーボネートの板材)により構成されている。そして、カバー部材42の一端42eが、カメラ1に対する位置が不変の固定側部材(車体5)に固定され、自由端42f側にウォッシャノズル3が固定的に配置されている。カバー部材42の自由端側には、非洗浄時(カバー部材42が前方位置になるとき)にウォッシャノズル3の噴射口3aを覆うノズル保護部17aが設けられている。
カバー部材42を湾曲変形(変位)させる駆動手段は、本体部45に対して伸縮動作可能な作動ロッド46を持つ直動アクチュエータ44により構成されている。本体部45と作動ロッド46の先端部のいずれか一方が固定側部材(車体5)に連結されると共に、本体部45と作動ロッド46の先端部のいずれか他方がカバー部材42の自由端(他端)側に連結されている。
そして、図7(b)に示すように、直動アクチュエータ44の作動ロッド46の収縮動作によって、カバー部材42が湾曲変形することによって、カバー部材42の自由端側が前方位置から後方位置に変位する。この状態で、ウォッシャノズル3の噴射口3aがカバー部材42の前面42aより前側に位置し、その噴射口3aから洗浄液Sをカバー部材42の前面42aに向けて噴射することで、カバー部材42の前面42aを洗浄する。洗浄後は、作動ロッド46の収縮動作を解除する。そうすると、カバー部材42が自身の弾性復元力によって前方位置に復帰する。
以上のように、カバー部材42に可撓性を持たせることで、カバー部材42全体を変位させずに、一部(例えば、一端42eから自由端42fまでの寸法の半分程度)だけを湾曲変形(変位)させるだけで、カバー部材42の前面(洗浄対象面)42aをウォッシャノズル3の噴射口3aに向けることができる。そのため、カバー部材42を回動自在に支持するなどの面倒な構成を採用せずに、必要時にカバー部材42の前面42aに向けてウォッシャノズル3の噴射口3aから洗浄液Sを噴射することができる。
また、カバー部材42自身の持つ弾性復元力によって、カバー部材42を後方位置から前方位置に戻すことができるので、別に弾性部材を使用する必要がなく、直動アクチュエータ44を往復動式にものではなく単動式のものとして構成することができる。例えば、ソレノイドのようなもので構成することができる。また、カバー部材42が前方位置に自身の弾性復元力で復帰した際に、その衝撃でカバー部材42に付着した洗浄剤や水滴を飛ばすこともできる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
1…車載カメラ
2…カバー部材
2a…前面
3…ウォッシャノズル
3a…噴射口
5…車体(固定側部材)
13…支軸
14…巻きバネ(弾性部材、駆動手段)
17a…ノズル保護部
20…駆動カム(駆動手段)
21…カム棒
22…カム受け部(駆動手段)
30…直動アクチュエータ(駆動手段)
31…本体部
32…作動ロッド
42…カバー部材
42a…前面
42e…一端
42f…自由端
44…直動アクチュエータ(駆動手段)
45…本体部
46…作動ロッド
100、200…車載カメラ洗浄装置
S…洗浄液
θ…車載カメラの撮像画角
L…車載カメラの撮像画角の中央のライン、センターライン

Claims (7)

  1. 車載カメラの撮像方向の前方に前後方向変位可能に配置され、可視光を透過する板状のカバー部材と、
    前記カバー部材を前方位置と後方位置とに変位させる駆動手段と、
    洗浄液を噴射する噴射口を有するウォッシャノズルと、
    を備え、
    前記ウォッシャノズルは、
    前記噴射口を前記車載カメラの撮像画角の中央に向けた姿勢で前記車載カメラの撮像方向の側方に固定的に配置され、
    非洗浄時において前記カバー部材が前方位置にあるとき前記噴射口が前記カバー部材の洗浄対象面である前面より後側に位置し、
    洗浄のために前記カバー部材が後方位置に変位したとき前記噴射口が前記カバー部材の前面より前側に位置して前記噴射口から前記カバー部材の前面に向けて前記洗浄液を噴射する
    ことを特徴とする車載カメラ洗浄装置。
  2. 前記カバー部材に、前記カバー部材が前方位置にあるときに前記カバー部材の前面より後側に位置する前記ウォッシャノズルの噴射口を覆うノズル保護部が一体に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車載カメラ洗浄装置。
  3. 前記板状のカバー部材は、前記車載カメラの撮像方向と直交する方向に沿うように板面を向けて前記車載カメラの撮影方向の前方に配置され、且つ前記板面方向の一端に配置された支軸によって該支軸を支点に回転自在に支持されており、
    それにより、前記カバー部材が前方位置と後方位置との間で変位可能とされると共に、前記カバー部材の他端側の側方に前記ウォッシャノズルが配置され、
    前記駆動手段は、前記支軸を支点として前記カバー部材を前方位置と後方位置との間で回動させる手段よりなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載カメラ洗浄装置。
  4. 前記駆動手段は、
    前記カバー部材に一体に設けられたカム受け部と、
    回転駆動されることで、前記カム受け部に係合し該カム受け部を介して前記カバー部材を前方位置と後方位置とに回動変位させる駆動カムと、を備えている
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載カメラ洗浄装置。
  5. 前記駆動手段は、
    前記カバー部材を後方位置から前方位置に向けて付勢する弾性部材と、
    前記カバー部材に一体に設けられたカム受け部と、
    前記カム受け部に係合可能な駆動カムと、を備え、
    前記駆動カムは、一方向に回転駆動され、その回転により、前記カム受け部に係合する段階で前記カム受け部を介して前記カバー部材を前方位置から後方位置に回動変位させ、前記カバー部材が後方位置にある状態で前記ウォッシャノズルによる洗浄動作が行われた後、更に回転することで、前記カム受け部との係合が外れて、前記弾性部材の弾性復元力により前方位置に戻った前記カム受け部に係合する手前位置まで回転して停止待機する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載カメラ洗浄装置。
  6. 前記駆動手段は、本体部に対して伸縮動作可能な作動ロッドを持つ直動アクチュエータにより構成され、
    前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか一方が固定側部材に連結されると共に、前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか他方が前記カバー部材の前記支軸から離れた部位に連結されており、
    前記直動アクチュエータの作動ロッドの伸縮動作によって前記カバー部材を前方位置と後方位置との間で回動変位させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の車載カメラ洗浄装置。
  7. 前記カバー部材は、板面に直交する方向に湾曲変形可能な可撓性材料により構成され、
    前記カバー部材の一端が、前記車載カメラに対する位置が不変の固定側部材に固定され、
    前記駆動手段は、本体部に対して伸縮動作可能な作動ロッドを持つ直動アクチュエータにより構成され、
    前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか一方が固定側部材に連結されると共に、前記本体部と前記作動ロッドの先端部のいずれか他方が前記カバー部材の他端側に連結されており、
    前記直動アクチュエータの作動ロッドの伸縮動作によって前記カバー部材が湾曲変形することによって、前記カバー部材の自由端側が前記前方位置から前記後方位置に変位する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載カメラ洗浄装置。
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