JP2018136269A - プリフォームの底部検査装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記第1の波長と異なる第2の波長を有し、前記第1の光量より少ない第2の光量を有する第2の光を前記プリフォームの底部の面に垂直方向から照射する第2光源と、
前記プリフォームの底部を透過した前記第1の光の透過光による撮像画像及び前記プリフォームの底部を透過した前記第2の光の透過光による撮像画像を得るカメラと、
前記第1の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のゲート部の欠陥を検出すると共に、前記第2の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のフラット部の欠陥を検出する、検査部と、
を備える。
前記第1の波長と異なる第2の波長を有し、前記第1の光量より少ない第2の光量を有する第2の光を前記プリフォームの底部の面に垂直方向から照射する第2光源と、
前記プリフォームの底部を透過した前記第1の光の透過光による撮像画像及び前記プリフォームの底部を透過した前記第2の光の透過光による撮像画像を得るカメラと、
前記第1の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のゲート部の欠陥を検出すると共に、前記第2の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のフラット部の欠陥を検出する、検査部と、
を備える。
前記プリフォームの底部を透過した前記第1の光の透過光による撮像画像及び前記第2の光の透過光による撮像画像を得るカメラと、
前記第1の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のゲート部の欠陥を検出すると共に、前記第2の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のフラット部の欠陥を検出する、検査部と、
を備える。
図1は、実施の形態1に係るプリフォームの底部検査装置20の構成を示す概略斜視図である。図2は、プリフォーム10の概要を示す側面図である。図3は、プリフォーム10の底部3の構造を示す底面図である。
このプリフォームの底部検査装置20は、第1光源12a及び第2光源12bを含む光源12と、カメラ14と、検査部16と、を備える。第1光源12aは、第1の波長を有し、第1の光量を有する第1の光をプリフォーム10の底部3の面に垂直方向から照射する。第2光源12bは、第1の波長と異なる第2の波長を有し、第1の光量より少ない第2の光量を有する第2の光をプリフォーム10の底部3の面に垂直方向から照射する。カメラ14によって、プリフォーム10の底部3を透過した第1の光の透過光による撮像画像及び第2の光の透過光による撮像画像を得る。検査部16によって、第1の光の透過光による撮像画像に基づいてプリフォーム10の底部3のゲート部4の欠陥(黒点)5を検出すると共に、第2の光の透過光による撮像画像に基づいてプリフォーム10の底部3のフラット部6の欠陥を検出する。
プリフォーム10は、例えば、ペットボトル等の飲料用容器の前駆体であるプリフォームである。このプリフォーム10は、例えば、樹脂材料を射出成形等によって成形される。図2に示すように、プリフォーム10は、口部1、胴部(側壁)2、底部3を有する。口部1は、その後の高圧流体を吹き込んで延伸する場合にもそのまま維持され、ペットボトル等の口部となる。また、底部3は封止されており、肉厚が側壁2と同程度のフラット部6とその中央にゲート部4と呼ばれる肉厚部分を有する。図3では、底部3のゲート部4に欠陥である黒点(コゲ)5が生じている様子を示している。なお、黒点(コゲ)は、例えば、樹脂が炭化したすす又は炭化物等と思われるが詳細な組成等は不明である。黒点は、それ自体で機能的な不利益は生じないと思われるものの、外観上の違和感を生じたり、見た目の印象がよくない等の問題がある。また、欠陥は、黒点に限られず、例えば、白化(変性)、われ、キズ、透明体等がある。
図4は、光源12の一つの構成例を示す概略斜視図である。図5は、光源の他の構成例を示す側面図である。
図4及び図5に示すように、光源12は、第1光源12aと、第2光源12bと、を含む。第1光源12aは、第1の波長を有し、第1の光量を有する第1の光をプリフォーム10の底部3の面に垂直方向から照射する。第2光源12bは、第1の波長と異なる第2の波長を有し、第1の光量より少ない第2の光量を有する第2の光をプリフォーム10の底部3の面に垂直方向から照射する。第1光源12a及び第2光源12bは、プリフォーム10の底部3の面に垂直方向から照射するように配置される。具体的には、図1に示すように、光源12(第1光源12a及び第2光源12b)は、プリフォーム10の底部3の鉛直下方に設けられている。なお、光源12は、プリフォーム10の底部3の鉛直下方に限られず、プリフォーム10の口部1の鉛直上方に設けてもよい。また、光源12は、プリフォーム10の底部3全体に対して同時に2つの波長の光を照射できる面光源である。光源12は、第1光源12aと第2光源12bの光量をそれぞれ独立して制御できることが好ましい。光源12には、例えば、ランプ、LED等の通常しうる光源であれば使用できる。
また、図5の光学系の構成例に示すように、第1光源12aからの第1の光13aと第2光源12bからの第2の光13bとをプリズムで同一方向(z軸方向)に向けてプリフォーム10の底部に照射してもよい。なお、図5では、第1光源12aからの第1の光13aと第2光源12bからの第2の光13bとを軸をずらして示している。これは第1の光13aと第2の光13bとをわかりやすくするための便宜上の表示であって、実際には同じ軸上を通っていてもよい。
また、第2光源12bをリング照明とし、そのリング照明中央の穴部分を通して第1光源12aの光をプリフォーム10の底部に照射してもよい。この場合、第2光源12bの中心部は相対的に光量が低下するため、拡散板を設けたり、光源とプリフォームとの距離を離す等して、検出感度の低下を防ぐことが好ましい。
カラー画像を取得可能なカメラ14によって、プリフォーム10の底部3を透過した第1の光の透過光による撮像画像及び第2の光の透過光による撮像画像を得る。カメラ14は、光源12に対してプリフォーム10を挟んで対向する箇所に設けられる。例えば、図1に示すように光源12をプリフォーム10の底部3の鉛直下方に配置した場合には、カメラ14は、プリフォーム10を挟んで口部1の鉛直上方に配置すればよい。このように配置したカメラ14によって、図6及び図7に示すように、第1の光の透過光によるプリフォーム10の底部3の撮像画像と、第2の光の透過光によるプリフォーム10の底部3の撮像画像と、を1枚のカラー画像として同時に得ることができる。カメラ14は、例えば、CCD、CMOS等の撮像素子と、撮像素子を制御する撮像制御手段とを含んでもよい。
検査部16によって、第1の光の透過光による撮像画像(第1検査画像)に基づいてプリフォーム10の底部3のゲート部4の欠陥(黒点)5を検出すると共に、第2の光の透過光による撮像画像(第2検査画像)に基づいてプリフォーム10の底部3のフラット部6の欠陥を検出する。カメラ14から取得した1枚のカラー画像を色分解することで第1検査画像及び第2検査画像を生成してもよい。検査部16は、カメラ14及び光源12と接続されている。具体的には、より光量の多い、つまり明るい第1の光の透過光による撮像画像(図6)によって底部3のゲート部4の欠陥(黒点)5を検出できる。また、より光量の少ない、つまり暗い第2の光の透過光による撮像画像(図7)によって底部3のフラット部6の欠陥5aを検出できる。
また、プリフォーム10の底部3において、ゲート部4がどのような位置に形成されるか一定していない。そこで、第2の光の透過光による撮像画像(図7)によって底部3のゲート部4の位置を検出してもよい。検出されたゲート部4の位置に基づいて、第1の光の透過光による撮像画像によって底部3のゲート部4の欠陥(黒点)5を検出できる。
また、光源12を、第1の光量を有する第1の光と、第1の光量より少ない第2の光量を有する第2の光と、を時間分割してプリフォーム10の底部3の面に垂直方向から照射する構成としてもよい。
この場合には、第1の光と第2の光とは、同じ波長とすることができので、波長の異なる複数の光を照射する複数の光源を用意する必要がない。また、カメラはモノクロカメラでよい。具体的には、第1の光と第2の光の切り替えを、カメラの撮像と同期させて高速に行う。
2 胴部
3 底部
4 ゲート部
5 黒点
5a 欠陥
6 フラット部
10 プリフォーム
12 光源
12a 第1光源
12b 第2光源
13a 第1の光
13b 第2の光
14 カメラ
16 検査部
20 プリフォームの底部検査装置
Claims (2)
- 第1の波長を有し、第1の光量を有する第1の光をプリフォームの底部の面に垂直方向から照射する第1光源と、
前記第1の波長と異なる第2の波長を有し、前記第1の光量より少ない第2の光量を有する第2の光を前記プリフォームの底部の面に垂直方向から照射する第2光源と、
前記プリフォームの底部を透過した前記第1の光の透過光による撮像画像及び前記プリフォームの底部を透過した前記第2の光の透過光による撮像画像を得るカメラと、
前記第1の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のゲート部の欠陥を検出すると共に、前記第2の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のフラット部の欠陥を検出する、検査部と、
を備えた、プリフォームの底部の検査装置。 - 第1の光量を有する第1の光と、前記第1の光量より少ない第2の光量を有する第2の光と、を時間分割してプリフォームの底部の面に垂直方向から照射する光源と、
前記プリフォームの底部を透過した前記第1の光の透過光による撮像画像及び前記第2の光の透過光による撮像画像を得るカメラと、
前記第1の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のゲート部の欠陥を検出すると共に、前記第2の光の透過光による撮像画像に基づいて前記プリフォームの底部のフラット部の欠陥を検出する、検査部と、
を備えた、プリフォームの底部の検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017032502A JP6744240B2 (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | プリフォームの底部検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017032502A JP6744240B2 (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | プリフォームの底部検査装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6744240B2 JP6744240B2 (ja) | 2020-08-19 |
Family
ID=63366828
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2482473A (en) * | 2010-06-29 | 2012-02-08 | Constar Internat Uk Ltd | Inspection of articles |
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WO2017008944A1 (de) * | 2015-07-16 | 2017-01-19 | Krones Ag | Inspektionsvorrichtung für einen vorformling |
-
2017
- 2017-02-23 JP JP2017032502A patent/JP6744240B2/ja active Active
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