JP2018136231A - 紫外線探傷灯用光源ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス性が良好な紫外線探傷灯用光源ユニットを提供する。【解決手段】紫外線探傷灯1のハウジング10に収容される紫外線探傷灯用光源ユニット30は、紫外線LED31が搭載された基板32と、支持板33と、円錐型のレンズ34と、レンズ34を支持する第1支持部材35と、第1支持部材35を支持板33に着脱可能に固定させる固定ねじ38と、を備え、支持板33は、ハウジング10に着脱可能に取り付けられ、レンズ34は、一端から紫外線LED31の側に突出する環状のリブ42を有し、第1支持部材35は、貫通孔46を有する天部44と、固定ねじ38によって支持板33に固定される脚部47と、を有し、第1支持部材35が支持板33に固定された際に、レンズ34は、リブ42に紫外線LED31が嵌合され、他端が貫通孔46に嵌合して位置決めされる。【選択図】図7

Description

本発明は、探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯用光源ユニットに関する。
鋼材等の被検査物の表面の探傷試験としては、非破壊検査方法の一種である、磁粉探傷試験や浸透探傷試験が知られている。磁粉探傷試験は、JIS Z 2320に規格化されている。磁粉探傷試験では、被検査物の表面に磁粉または磁粉を含有する磁粉溶液を塗布するとともに、被検査物に磁場を印加して被検査物を磁化する。磁化された被検査物の表面にクラック等の傷がある場合には、この傷から磁束が漏洩する。この磁束に磁粉が引き付けられて、傷に対応する指示模様が磁粉によって形成される。そして、この磁粉指示模様を観測することで欠陥としての傷を検査する。磁粉探傷試験には、傷の検出確度を向上させるために、磁粉の表面を蛍光体で被覆した蛍光磁粉を用いる蛍光磁粉探傷試験がある。
浸透探傷試験は、JIS Z 2343に規格化されている。浸透探傷試験では、まず、浸透液を被検査物の表面に塗布し、この浸透液を表面のクラック等の傷に浸透させる。次に、表面に付着している余剰浸透液を除去し、現像剤粉末を表面に塗布して傷に浸透している浸透液を毛細管現象により表面に吸い出す。吸い上げられた浸透液によって、傷に対応する指示模様が形成される。そして、この指示模様を観測することで欠陥としての傷を検査する。浸透探傷試験には、傷の検出確度を向上させるために、蛍光体を含有する蛍光浸透液を用いる蛍光浸透探傷試験がある。
磁粉探傷試験や浸透探傷試験において蛍光磁粉や蛍光浸透液を用いる場合には、被検査物の表面に紫外線を照射し、指示模様を形成する蛍光磁粉や蛍光浸透液の蛍光体を励起させる必要がある。このように被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯としては、光源に紫外線LED(Light Emitting Diode)を用いるものが知られている。
特許文献1には、浸透探傷試験または磁粉探傷試験に供せられる被探傷体を紫外線光にて照明する紫外線探傷灯であって、被探傷体を照明すべき最小照明領域の大きさよりも狭い領域に、射出光の光軸を一方向に揃えて環状に配置された複数の紫外線発光ダイオードと、これらの紫外線発光ダイオードから所定の拡がり角を有してそれぞれ射出される紫外線光の各光軸上に設けられて、各紫外線発光ダイオードから射出された紫外線光を各別に集光して被探傷体に照射する複数の集光レンズと、これらの集光レンズを一体に支持したレンズ支持体と、複数の集光レンズを紫外線発光ダイオードからそれぞれ射出された紫外線光の光軸上に位置付けたまま、レンズ支持体を該紫外線光の光軸方向に進退させて、被探傷体に照射する紫外線光の照射領域の大きさを可変するレンズ進退機構と、を具備し、集光レンズにてそれぞれ集光された紫外線光を互いに重ね合わせて被探傷体に照射する紫外線探傷灯が開示されている。
特開2011−215077号公報
特許文献1の構成によれば、被探傷体を照明する紫外線光の照度を簡易に高めることができるとされている。
ここで、多量の被検査物を浸透探傷試験または磁粉探傷試験を用いて探傷検査する場合には、検査の効率を向上させるために、高強度の紫外線を短い間隔で繰り返し照射したり、長時間連続して照射したりする必要がある。このような使用環境下においては、光源としての紫外線LEDの交換頻度が高くなる。また、紫外線の耐性が強い材料、例えばシリコン樹脂等から形成されるレンズであっても、長期間の使用によって劣化し、変色等が生じる。レンズの劣化によって被検査物に照射される紫外線の強度は低下するので、紫外線LEDとは別にレンズの交換も必要となる。しかしながら、特許文献1では、メンテナンス性、特に紫外線LEDやレンズの交換については何ら考慮がなされていない。
そこで、本発明の目的は、メンテナンス性が良好な紫外線探傷灯用光源ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、
探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯のハウジングに収容される紫外線探傷灯用光源ユニットにおいて、
紫外線LEDが搭載された基板と、
前記基板が取り付けられる支持板と、
前記紫外線LEDに対向して配置され、紫外線が入射される一端から紫外線が出射される他端へ向かって拡径する円錐型のレンズと、
前記レンズを支持する第1支持部材と、
前記第1支持部材を前記支持板に着脱可能に固定させる締結具と、
を備え、
前記支持板は、前記ハウジングに着脱可能に取り付けられ、
前記レンズは、前記一端から前記紫外線LEDの側に突出する環状のリブを有し、
前記第1支持部材は、貫通孔を有する天部と、前記天部から前記支持板へ向かって延びて前記締結具によって前記支持板に固定される脚部と、を有し、
前記第1支持部材が前記支持板に固定された際に、前記レンズは、前記リブに前記紫外線LEDが嵌合され、他端が前記貫通孔に嵌合して位置決めされることを特徴とする。
更に、前記レンズが挿入される円筒状の第2支持部材を更に有し、
前記第2支持部材の一端は、前記基板と当接し、
前記第2支持部材の他端は、前記レンズが有する径方向外側へ突出するフランジと当接し、
前記リブと前記基板との間に間隙を有することを特徴とする。
更に、前記紫外線LEDの高さは、1.7mm以上、2.1mm未満であり、
前記間隙は、0.9mm以上、1.4mm未満であることを特徴とする。
更に、前記支持板に取り付けられるヒートシンクを更に有し、
前記基板は、前記締結具に対応する貫通孔を有し、粘着体を介して前記ヒートシンクと密着し、
第1支持部材及び前記ヒートシンクは、前記締結具によって前記基板に着脱可能に固定されることを特徴とする。
更に、前記基板は、円形に形成され、外周部が切り欠かれた2つの切り欠き部を有し、
前記支持板は、前記基板に対応する円形で前記基板が嵌合される貫通孔を有し、
前記第1支持部材は、3つの前記脚部を有し、
前記紫外線LEDは、正方形の表面実装型であることを特徴とする。
本発明によれば、探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯のハウジングに収容される紫外線探傷灯用光源ユニットにおいて、紫外線LEDが搭載された基板と、前記基板が取り付けられる支持板と、前記紫外線LEDに対向して配置され、紫外線が入射される一端から紫外線が出射される他端へ向かって拡径する円錐型のレンズと、前記レンズを支持する第1支持部材と、前記第1支持部材を前記支持板に着脱可能に固定させる締結具と、を備え、前記支持板は、前記ハウジングに着脱可能に取り付けられ、前記レンズは、前記一端から前記紫外線LEDの側に突出する環状のリブを有し、前記第1支持部材は、貫通孔を有する天部と、前記天部から前記支持板へ向かって延びて前記締結具によって前記支持板に固定される脚部と、を有し、前記第1支持部材が前記支持板に固定された際に、前記レンズは、前記リブに前記紫外線LEDが嵌合され、他端が前記貫通孔に嵌合して位置決めされるので、紫外線LEDが搭載された基板の交換、及びレンズの交換を容易に行うことができ、メンテナンス性が良好な紫外線探傷灯用光源ユニットを提供することができる。
更に、前記レンズが挿入される円筒状の第2支持部材を更に有し、前記第2支持部材の一端は、前記基板と当接し、前記第2支持部材の他端は、前記レンズが有する径方向外側へ突出するフランジと当接し、前記リブと前記基板との間に間隙を有するので、第1支持部材の固定の際にレンズのリブに力が作用することがなく、リブの破損が防止される。また、耐衝撃性も向上される。また、レンズの誤った取り付けを容易に防止でき、生産性が向上される。
更に、前記紫外線LEDの高さは、1.7mm以上、2.1mm未満であり、前記間隙は、0.9mm以上、1.4mm未満であるので、リブ等の破損がより確実に防止される。また、耐衝撃性及び生産性がより向上される。
更に、前記支持板に取り付けられるヒートシンクを更に有し、前記基板は、前記締結具に対応する貫通孔を有し、粘着体を介して前記ヒートシンクと密着し、前記第1支持部材及び前記ヒートシンクは、前記締結具によって前記基板に着脱可能に固定されるので、メンテナンス性がより良好な紫外線探傷灯を提供することができる。
更に、前記基板は、円形に形成され、外周部が切り欠かれた2つの切り欠き部を有し、前記支持板は、前記基板に対応する円形で前記基板が嵌合される貫通孔を有し、前記第1支持部材は、3つの前記脚部を有し、前記紫外線LEDは、正方形の表面実装型であるので、メンテナンス性がより良好な紫外線探傷灯を提供することができる。
本実施形態に係る紫外線探傷灯用光源ユニットを備える紫外線探傷灯の一例が示された正面図である。 紫外線探傷灯の平面図である。 紫外線探傷灯の底面図である。 カバー部が開いた状態の紫外線探傷灯の一例が示された底面図である。 本実施形態に係る紫外線探傷灯用光源ユニットの構成が示された分解斜視図である。 紫外線探傷灯用光源ユニットが示された底面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図7のレンズ周辺の拡大図である。 レンズが誤組み付けされた状態の一例が示された断面図である。 別の実施形態に係る紫外線探傷灯用光源ユニットが示された断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本実施形態に係る紫外線探傷灯用光源ユニットを備える紫外線探傷灯1の一例が示された正面図であり、図2は紫外線探傷灯1の平面図であり、図3は紫外線探傷灯1の底面図であり、図4はカバー部12が開いた状態の紫外線探傷灯1の一例が示された底面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1において、後述する固定アーム18の側を上とし、後述するカバー部12の側を下とし、紙面に対して手前側を前とし、奥側を後とし、右側を右とし、左側を左とする。
紫外線探傷灯1は、磁粉探傷試験や浸透探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯である。そして、紫外線探傷灯1は、図1〜図4に示されるように、本体部11とカバー部12とを有するハウジング10と、ハウジング10の内部に収容される10個の紫外線探傷灯用光源ユニット(以下、光源ユニットと称する)30と、光源ユニット30を冷却するための4つの冷却ファン13と、カバー部12を本体部11に係止する2つの係止ロック14等を備える。本実施形態に係る光源ユニット30は、後述する紫外線LEDを有し、紫外線を照射できるように構成される。そして、紫外線探傷灯1は、光源ユニット30から照射される紫外線を、カバー部12を透過させて下方へ向けて照射するように構成されている。
本体部11は、4つの側壁15と上壁16とを有し、有頂四角筒状に形成される。本体部11は、下端の側の内部に取り付け板17を有する。取り付け板17は、上壁16と平行に延びて、外周縁部が4つの側壁15の内面に接合されている。詳細についは後述するが、取り付け板17は、各光源ユニット30に対応した図示せぬ貫通孔を有する。そして、光源ユニット30は、この貫通孔に下方側から嵌め込まれるようにして取り付け板17に着脱可能に取り付けられる。
光源ユニット30は、底面視において、3つの行を形成するように配置されている。前方側及び後方側の行においては、それぞれ3つの光源ユニット30が略等間隔で配置されている。中央の行において、4つの光源ユニット30が略等間隔で配置されている。
本体部11の下端には、光源ユニット30を下方から覆うようにカバー部12が連結される。そして、カバー部12によって、光源ユニット30等への埃や塵等の付着が防止される。
前側の側壁15及び後側の側壁15には、それぞれ2つの冷却ファン13が配設される。冷却ファン13は、側壁15、上壁16、及び取り付け板17で囲われる本体部11の内部に外気を送り込むように構成される。取り付け板17に取り付けられる10個の光源ユニット30は、この外気によって冷却される。なお、冷却ファン13は、光源ユニット30を冷却するように構成されていれば良く、その構成、数、配置等は特に限定されるものではない。例えば、前側の側壁15に配設される冷却ファン13は、外気を本体部11の内部に送り込むように構成され、後側の側壁15に配設される冷却ファン13は、本体部11の内部の空気を外に排出するように構成されても良い。
上壁16には、正面視で門型状に板状部材が折り曲げられて形成された固定アーム18が取り付けられている。固定アーム18は、紫外線探傷灯1を所望の位置に吊り下げた状態で固定させるためのものであり、固定に用いられる2つの貫通孔19を有する。なお、固定アーム18は、紫外線探傷灯1を所望の位置に固定させることができる構成であれば良く、その構成、配置等は特に限定されるものではない。
また、係止ロック14は、前側の側壁15に配設される。詳細については後述するが、カバー部12は、本体部11に揺動自在に連結される。係止ロック14は、本体部11に揺動自在に連結されたカバー部12を本体部11に係止するように構成される。係止ロック14は、いわゆるパッチン錠であり、ばねの弾性力によってカバー部12を本体部11に係止する。なお、係止ロック14は、カバー部12を本体部11に係止することできれば良く、その構成、数、配置等は特に限定されるものではない。例えば、係止ロック14は、ねじ締結によって、カバー部12を本体部11に係止する構成であっても良い。
本体部11、取り付け板17、固定アーム18等の材料としては、熱伝導性の高いアルミニウム等を例示できるが、特に限定されるものではない。また、本体部11は上述の構成に限定されるものではない。例えば、本体部11は、有頂円筒状に形成されても良い。また、本体部11は、外気を吸入したり、内部の空気を排出したりするための開口を側壁15に有する構成であっても良い。
カバー部12は、3つの貫通孔22を有する枠体20と、それぞれの貫通孔22に嵌め込まれる紫外線透過部材21等を有し、本体部11の下端を下方から覆う。枠体20は、板状部材で構成される。枠体20は、底面視で外形が本体部11の下端の外形に対応した長方形である。枠体20は、外周端部の全周に沿って延び、本体部11へ向かって突出する側壁23を有する。
枠体20の貫通孔22は、光源ユニット30に対応しており、中央及び左右両側に形成されている。左側及び右側の貫通孔22は、それぞれ3つの光源ユニット30に対応している。中央の貫通孔22は、4つの光源ユニット30に対応している。
枠体20の材料としては、熱伝導性の高いアルミニウム等を例示できるが、特に限定されるものではない。紫外線透過部材21は、石英ガラス等の紫外線の透過性に優れた材料で形成される板状部材である。そして、ハウジング10の内部に収容される光源ユニット30から照射される紫外線は、紫外線透過部材21を透過して、下方へ向けて照射される。
カバー部12は、2つの蝶番24を介して本体部11に揺動自在に連結される。より詳細には、蝶番24の一端はカバー部12の後側の側壁23に取り付けられ、蝶番24の他端は本体部11の後側の側壁15に取り付けられる。そして、カバー部12は、図3に示されるように、この蝶番24によって、本体部11の下端が閉塞された閉塞状態と、図4に示されるように、本体部11の下端が開放されて光源ユニット30が露出される開放状態との間で、揺動自在である。なお、係止ロック14によってカバー部12を本体部11に係止させることで、光源ユニット30がカバー部12によって覆われた閉塞状態が維持される。
なお、カバー部12は、本体部11の下端を閉塞するとともに、光源ユニット30から照射される紫外線を透過させることができる構成であれば良い。例えば、カバー部12は、10個の光源ユニット30に対してそれぞれ貫通孔22を備える構成であっても良い。
紫外線探傷灯1の光源ユニット30、冷却ファン13等には、ハウジング10とは別体として形成され、外部電源に接続される図示せぬ電源ユニットから電力が供給される。光源ユニット30、冷却ファン13等は、電源ユニットから供給される電力によって駆動する。電源ユニットは、CPUや電源回路等が内蔵されたケーシングと、主電源スイッチと、出力調節ダイアル等を備える。そして、電源ユニットは、出力調節ダイアルの操作に応じて、光源ユニットに供給する電流を制御し、光源ユニットから照射される紫外線の強度を調節できるように構成されている。
なお、電源ユニットの構成は特に限定されるものではない。例えば、電源ユニットは、ハウジング10と一体に形成されても良く、主電源スイッチや出力調節ダイアル等が外部に露出した状態で本体部11に収容されても良い。また、主電源スイッチ、出力調節ダイアル等の形態は特に限定されるものではない。
次に、本実施形態に係る光源ユニット30について詳述する。図5は本実施形態に係る光源ユニット30の構成が示された分解斜視図であり、図6は光源ユニット30が示された底面図であり、図7は図6のVII−VII線断面図であり、図8は図7のレンズ34周辺の拡大図である。なお、図5において、光源ユニット30は、構成部材が分離されて示され、後述する支持板33、後述するヒートシンク37等の記載は省略されている。また、図6において、光源ユニット30は、本体部11の取り付け板17に取り付けられた状態である。また、図7では、主に光源ユニット30が示され、本体部11の側壁15、上壁16等の記載は省略されている。また、図7、図8においては、上側が下方であり、下側が上方である。
図5〜図8に示されるように、光源ユニット30は、紫外線LED31が搭載された基板32と、支持板33と、レンズ34と、第1支持部材35と、第2支持部材36と、ヒートシンク37と、締結具としての3つの固定ねじ38等を備える。
基板32は、プリント配線基板に例示される樹脂等から形成される絶縁板上に金属配線からなる回路を形成したものである。基板32は、底面視で略円形に形成され、基板32の回路には、図示せぬ配線が接続される。図示せぬ配線は、図示せぬコネクタを介して電源ユニットに断接可能に接続される。基板32の中央には、紫外線LED31が搭載される。紫外線LED31は、底面視で長方形の表面実装型のLEDである。紫外線LED31は、4つの発光素子を有し、基板32の回路と電気的に接続され、紫外線を発光する。基板32は、外周部が切り欠かれた2つの切り欠き部39と、板厚方向に貫通する3つの貫通孔40等も有する。基板32はヒートシンク37を介して支持板33に取り付けられる。
支持板33は、底面視で長方形の板状部材であり、中央に基板32の外形に対応する円形の貫通孔54を有する。支持板33には基板32に取り付けられたヒートシンク37が取り付けられる。支持板33の材料としては、熱伝導性の高いアルミニウム等を例示できるが、特に限定されるものではない。
レンズ34は、紫外線LED31に対向して配置される。レンズ34は、一端(上方側の端)から他端(下方側の端)に向へ向かって拡径する円錐型のレンズである。レンズ34は、一端に、他端側へ向かって窪む円柱状の凹部41を有する。凹部41の底面は、紫外線LED31の側である一端側に膨らむように湾曲している。また、レンズ34は、一端から紫外線LED31の側(上方)に突出する環状のリブ42を有する。リブ42は、紫外線LED31の外形に対応した四角環状に形成される。そして、リブ42には、紫外線LED31が着脱自在に嵌合される。また、レンズ34は、他端の近傍に、径方向外側へ突出するフランジ43を有する。フランジ43の外形は、底面視で円形である。レンズ34の材料としては、紫外線の耐性が強く透過性に優れたシリコン樹脂等を例示できるが、特に限定されるものではない。
なお、リブ42の内周面には、紫外線LED31の側(上方)に向かって拡径するようなテーパが付けられても良い。このような構成にすることで、リブ42の紫外線LED31への嵌合が容易となる。なお、このテーパは、紫外線LED31に嵌合された際にレンズ34が紫外線LED31に対して傾いたり、大きながたつきが生じたりしない程度であることが好ましい。
レンズ34には、紫外線LED31から照射される紫外線が一端から入射される。レンズ34に入射された紫外線は、他端から下方へ向けて出射される。なお、紫外線の大部分は、凹部41を通過し、凹部41の底面からレンズ34に入射する。そして、紫外線は、他端へ向けて効果的に拡散される。レンズ34の他端には、出射される紫外線を効果的に拡散させるために、図示せぬ凹凸加工が施されている。
なお、レンズ34は、紫外線LED31に対向して配置され、紫外線が入射される一端から紫外線が出射される他端へ向かって拡径する円錐型のレンズであって、一端に紫外線LED31が嵌合されるリブ42を備える構成であれば良い。そして、一端に形成される凹部41の大きさ及び形状、他端に施される凹凸等は、紫外線LED31の形態、紫外線LED31と一端との距離等に応じて適宜設計される。
第1支持部材35は、第2支持部材36とともに、レンズ34を支持する。第1支持部材35は、板状部材が折り曲げられて形成される。第1支持部材35は、底面視で長方形の天部44と、天部の外周縁から上方側である基板32に向かって延びる4つの側部45とを有する。天部44は、レンズ34の他端の外形に対応した円形の板厚方向に貫通する貫通孔46を有する。天部44の貫通孔46には、レンズ34の他端が嵌合される。この際、レンズ34のフランジ43が天部44に当接する。
左右の両側及び後方側の側部45は、基板32に向かって更に延びる脚部47を有する。脚部47の端部は、外側へ向けて折り曲げられており、組み立て時に基板32と当接する。脚部47の端部には、基板32の貫通孔40に対応し、固定ねじ38が挿通される貫通孔48が形成される。
第1支持部材35の材料としては、ステンレス鋼等を例示できるが、特に限定されるものではない。
なお、第1支持部材35は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、第1支持部材35は、前後左右の側部45から延びる4つの脚部47を備える構成であっても良い。しかしながら、第1支持部材35は、上述のように、底面視で略等間隔に配設される3つの脚部47を備える構成であることが好ましい。このような構成にすることで、レンズ34を安定して支持できる。また、締結具としての固定ねじ38の数が必要以上に多くならず、部品数の削減が図れる。また、固定ねじ38の締結に要する時間が低減されて光源ユニット30の生産性及びメンテナンス性が良好となる。
第2支持部材36は、円筒状に形成される。第2支持部材36の内径は、フランジ43の内径に対応している。一方、第2支持部材36の外径は、フランジ43の外径に対応している。そして、第2支持部材36には、下方側の端からレンズ34が挿入される。第2支持部材36の一端(上方側の端)は、基板32と当接する。第2支持部材36の他端(下方側の端)は、レンズ34のフランジ43と当接する。
そして、レンズ34は、第1支持部材35の天部44と第2支持部材36とによってフランジ43が挟持される。また、レンズ34は、リブ42に紫外線LED31が嵌合され、他端が貫通孔46に嵌合して位置決めされる。そして、レンズ34は、基板32に対してがたついたり、回転したりすることがない。ここで、レンズ34は、接着剤や粘着テープ等で基板32等の他の部材に接着されないため、レンズ34の交換時の手間が軽減される。
ここで、第2支持部材36の長さは、レンズ34のリブ42の端からフランジ43の第2支持部材36と当接する面までの長さよりもわずかに大である。したがって、リブ42と基板32との間に間隙CL1が形成され、レンズ34は基板32から離間した状態で支持される。
第2支持部材36の材料としては、熱伝導性の高いアルミニウム等を例示できるが、特に限定されるものではない。
なお、第2支持部材36は、上述の構成に限定されるものではない。例えば、第2支持部材36は、四角筒状に形成されても構わない。このような構成の場合には、レンズ34のフランジ43の形状を第2支持部材36に対応した形状としても良い。
ヒートシンク37は、放熱器であり、紫外線LED31が紫外線を発光する際に生じる熱を放熱するように構成されている。ヒートシンク37は、アルミニウム等の熱伝導性の高い材料で形成される。ヒートシンク37は、長方形の平板の基部49と、基部49から上方へ向けて垂設される複数の平板の突起部50とで構成される。底面視において、基部49の外形は、基板32の外形よりも大きく、支持板33の外形よりも小さい。基部49の下方側の面は、基板32の紫外線LED31が搭載されている側と反対側である上方側の面に接している。また、基部49の下方側の面は、基板32よりも外方の周縁部が支持板33の上方側の面に接している。そして、ヒートシンク37は、基部49の基板32よりも外方の周縁部であって、四隅が固定ねじ51によって支持板33に締結される。つまり、ヒートシンク37は、支持板33の上方側に着脱可能に取り付けられている。
ここで、基部49の下方側の面と基板32の上方側の面との間には、粘着体52が介在している。つまり、基板32は、粘着体52を介してヒートシンク37の基部49と密着している。粘着体52は、自重によって基板32が基部49から剥がれず、作業員が基板32を基部49から容易に剥がすことができる粘着性(接着強度)を有する。粘着体52としては、例えば熱伝導性に優れる放熱グリスを用いることができる。このような構成にすることで、紫外線LED31の冷却効率が向上される。なお、基板32とヒートシンク37の基部49とは、粘着体52を介することなく、直接密着していても構わない。
なお、ヒートシンク37は、紫外線LED31が紫外線を発光する際に生じる熱を放熱できる構成であれば良く、その構成は特に限定されるものではない。突起部50の数、大きさ、形状等は適宜設計できる。
締結具としての固定ねじ38は、頭部とねじ部を有する軸部とからなるいわゆるおねじである。第1支持部材35及びヒートシンク37は、締結具としての固定ねじ38によって基板32に着脱可能に固定される。より詳細には、固定ねじ38は、第1支持部の脚部47の貫通孔48と基板32の貫通孔40に挿通されて、ヒートシンク37の基部49の図示せぬめねじ部に螺合される。そして、第1支持部材35の脚部47の端部とヒートシンク37の基部49とが基板32に締結される。
この際、レンズ34は第1支持部材35によって基板32の側に押し付けられ、第2支持部材36は基板32に押し付けられる。そして、レンズ34、第1支持部材35、第2支持部材36、及びヒートシンク37が基板32に固定される。なお、ヒートシンク37は支持板33に締結されているため、基板32、レンズ34、第1支持部材35、及び第2支持部材36は、ヒートシンク37を介して支持板33に固定されることになる。
なお、締結具は、脚部47の端部及び基部49を基板32に締結させることができる構成であれば良い。締結具は、例えば着脱可能な樹脂製のリベット等であっても良い。
以上のような構成の光源ユニット30は、本体部11の取り付け板17に、ねじ締結によって着脱可能に取り付けられる。より詳細には、取り付け板17は、ヒートシンク37の基部49に対応する長方形の貫通孔25を有する。この貫通孔25にはヒートシンク37が下方側から挿通され、取り付け板17の下面と支持板33の外周縁部の上面とが密着される。そして、取り付け具としての2つの取り付けねじ53によって、支持板33の外周縁部が取り付け板17に締結される。この際、支持板33は、ヒートシンク37の基部49よりも大きいため、取り付け板17の貫通孔25は光源ユニット30によって閉塞される。取り付けねじ53は、固定ねじ38と同様に、いわゆるおねじである。取り付けねじ53の頭部は、工具を用いることなく作業員の手で締め付けられるように、固定ねじ38の頭部よりも大きく形成されている。したがって、光源ユニット30は、取り付け板17との脱着が容易であり、メンテナンス性に優れる。
ここで、光源ユニット30の脱着は、係止ロック14によるカバー部12の本体部11への係止を外し、カバー部12を揺動させて、本体部11の下端が開放される開放状態で行われる。係止ロック14は、パッチン錠であり、工具等を必要としない構成である。したがって、紫外線探傷灯1は、光源ユニット30の脱着が容易であり、メンテナンス性に優れる。
なお、取り付け具は、光源ユニット30を本体部11の取り付け板17に着脱可能に取り付けられる構成であれば良い。取り付け具は、例えば着脱可能な樹脂製のリベット等であっても良い。
次に、光源ユニット30の組立手順の一例について詳述する。まず、ヒートシンク37を基部49が上方側で突起部50が下方側に位置するように配置する。基部49の上に支持板33を密着させ、固定ねじ51によって基部49を支持板33に締結させる。
次に、基板32の紫外線LED31が搭載されている側と反対側の面に粘着体52を塗布する。基板32の粘着体52が塗布された面がヒートシンク37の基部49と密着するように、基板32を支持板33の貫通孔54に嵌合させる。したがって、基板32と支持板33との間に大きな段差が形成されることがなく、生産性及びメンテナンス性が低下しにくい。この際、基板32の貫通孔40がヒートシンク37の図示せぬめねじ部に一致するように基板32を配置する。なお、基板32と支持板33との間の段差を小さくするために、基板32と支持板33の厚さを略同一にすることが好ましい。
次に、第2支持部材36の筒軸上に紫外線LED31が位置するように、第2支持部材36を基板32の上に配置する。
次に、レンズ34を、リブ42がある一端の側から第2支持部材36に挿通させる。そして、リブ42に紫外線LED31を嵌合させる。ここで、リブ42が紫外線LED31に嵌合されたかどうかは、第2支持部材36の他端と、レンズ34のフランジ43との間に形成される間隙CL2によって容易に判断することができる。したがって、レンズ34の誤った組み付けを容易に防止でき、生産性が向上される。
より詳細には、リブ42が紫外線LED31に嵌合されていない場合には、例えば、図9に示されるように、リブ42の端が紫外線LED31に当接する。そして、第2支持部材36の他端とレンズ34のフランジ43との間に間隙CL2が形成される。この間隙CL2によって、リブ42が紫外線LED31に嵌合されたかどうかを判断することができる。なお、図9は、レンズ34が誤組み付けされた状態の一例が示された断面図であり、図8と同様にレンズ34周辺が示された鉛直断面図である。
ここで、第2支持部材36は固定されていない。したがって、第2支持部材36及びレンズ34を動かしながらリブ42に紫外線LED31を嵌合させることでき、リブ42に過度な力が作用しにくく、リブ42の破損が抑制される。
なお、リブ42が紫外線LED31に嵌合されていない状態でリブ42が紫外線LED31と当接しない状態、つまり第2支持部材36の筒軸が紫外線LED31から大きくずれている状態となることもある。このような状態では、第2支持部材36の他端とレンズ34のフランジ43との間に間隙CL2が形成されない。しかしながら、このような状態では、レンズ34及び第2支持部材36が基板32に固定されずに移動してしまう。したがって、このような状態であってもリブ42が紫外線LED31に嵌合されていないことを容易に認識できる。
次に、レンズ34及び第2支持部材36に第1支持部材35を上方から被せる。そして、天部44の貫通孔46にレンズ34の他端を嵌合させる。この際、レンズ34のリブ42は紫外線LED31に嵌合しているため、レンズ34及び第2支持部材36は位置決めされており、大きく動くことがない。したがって、天部44の貫通孔46にレンズ34の他端を容易に嵌合させることができる。なお、脚部47の貫通孔48が基板32の貫通孔40に一致するように第1支持部材35を配置する。
次に、固定ねじ38を第1支持部の脚部47の貫通孔48と基板32の貫通孔40に挿通し、ヒートシンク37の基部49の図示せぬめねじ部に螺合させる。レンズ34は第1支持部材35によって基板32の側に押し付けられ、第2支持部材36は基板32に押し付けられる。そして、レンズ34、第1支持部材35、第2支持部材36、及びヒートシンク37が基板32に固定され、光源ユニット30が組み立てられる。
なお、レンズ34は、リブ42に紫外線LED31が嵌合され、他端が貫通孔46に嵌合して位置決めされるため、基板32に対してがたついたり、回転したりすることがない。
ここで、光源ユニット30は、3つの固定ねじ38の締結によってレンズ34、第1支持部材35、第2支持部材36、及びヒートシンク37を基板32に固定させることができる。したがって、組み立て作業が容易であるとともに、固定のための部品点数が少なく、生産性が良好である。
また、第2支持部材36の長さは、レンズ34のリブ42の端からフランジ43の第2支持部材36と当接する面までの長さよりもわずかに大であり、リブ42と基板32との間に間隙CL1が形成されている。したがって、リブ42には、固定ねじ38の締結によって力が作用することがなく、リブ42を太くするといった補強をすることなく、リブ42の破損が防止される。また、レンズ34の重量の増加が防止される。
また、光源ユニット30は、振動や落下等の衝撃が加わったとしても、リブ42が基板32に衝突して破損することがなく、耐衝撃性が向上される。なお、光源ユニット30にレンズ34の径方向の振動や衝撃が加わった際、リブ42は、紫外線LED31に衝突する可能性があるものの、径方向外側へたわむことで衝撃を吸収することができ、破損が防止される。また、光源ユニット30は、緩衝部材等を用いることなく耐衝撃性を向上させることができ、生産性が向上される。
なお、リブ42の保護及びレンズ34の位置決めの観点において、紫外線LEDの高さH(図8参照)が1.7mm以上、2.1mm未満である場合、間隙CL1は0.9mm以上、1.4mm未満であることが好ましい。なお、紫外線LED31の高さHは、基板32の紫外線LED31が搭載されている側の面から紫外線LED31のレンズ34の側の端までの距離である。紫外線LED31は半田によって基板32の回路に接続される。この半田は、紫外線LED31の基板32の側の端部から側方(外方)へ突出する場合がある。間隙CL1が0.9mm未満であると、光源ユニット30に落下等の衝撃が加わった際、リブ42が側方へ突出した半田に当接して破損する可能性があり、衝撃荷重に対する光源ユニット30の耐久性が低下する。一方、間隙CL1が1.4mm以上であると、リブ42の紫外線LED31への嵌合が外れやすく、レンズ34が位置決めされにくくなる。そして、光源ユニット30の生産性及びメンテナンス性が低下する。
次に、光源ユニット30のメンテナンス時の分解手順の一例について詳述する。光源ユニット30の分解手順は、上述した組立と略逆の手順である。固定ねじ38をヒートシンク37から取り外すだけで、レンズ34、第1支持部材35、及び第2支持部材36がそれぞれ基板32から取り外される。したがって、光源ユニット30は、レンズ34、第1支持部材35、及び第2支持部材36の取り外しが容易であり、レンズ34、第1支持部材35、及び第2支持部材36の交換作業時間を短縮することができ、メンテナンス性が良好である。
なお、基板32は、粘着体52を介してヒートシンク37の基部49と密着しているため、固定ねじ38が取り外されてもヒートシンク37に付着した状態のままとなる。そして、レンズ34等の交換作業において、交換後の光源ユニット30の組み立ての際に、基板32の取り付けに関する作業を行う必要がない。したがって、レンズ34等の交換作業時間を短縮することができ、メンテナンス性が良好である。
なお、基板32(紫外線LED31)を交換する際には、切り欠き部39にドライバー等の工具や爪を引っ掛けて、基板32をヒートシンク37から引きはがす。なお、粘着体52の粘着性は、容易に剥がすことができる程度であるため、メンテナンス性が悪化することはない。
なお、光源ユニット30は、上述の構成に限定されるものではい。光源ユニット30は、例えば、図10に示されるように、第2支持部材36を備えない構成であっても良い。ここで、図10は、別の実施形態に係る光源ユニット130が示された断面図であり、図8、図9と同様にレンズ134周辺が示された鉛直断面図である。別の実施形態に係る光源ユニット130は、上述の光源ユニット30において、第2支持部材36を備えないとともに、レンズ34のリブ42の形状が異なる構成であり、これら以外は上述の光源ユニット30と同様の構成であり、同様の構成の説明については省略される。
光源ユニット130におけるレンズ134は、リブ142の端が基板32と当接するように構成される。つまり、レンズ134は、第1支持部材35によって基板32に押し付けられ、第1支持部材35と基板32とで挟持される。このような構成にすることで、部品数が減少され、生産性が向上される。なお、このような構成であっても、固定ねじ38をヒートシンク37から取り外すだけで、レンズ34、及び第1支持部材35がそれぞれ基板32から取り外されるので、メンテナンス性が良好である。
なお、リブ142には、固定ねじ38の締結によって力が作用する。したがって、リブ142の太さを固定ねじ38の締結による力によって破損しない程度とする。
また、光源ユニット30は、ヒートシンク37を備えない構成であっても良い。このような構成の場合には、基板32を、紫外線LED31が搭載されている側と反対側の面が支持板33に密着される構成とする。また、第1支持部材35及び基板32を、固定ねじ38によって支持板33に着脱可能に固定される構成とする。このような構成であっても、固定ねじ38を支持板33から取り外すだけで、基板32、レンズ34、及び第1支持部材35がそれぞれ支持板33から取り外されるので、メンテナンス性が良好である。
また、基板32は、紫外線LED31が搭載された構成であれば良く、上述の構成に限定されるものではない。基板32は、例えば底面視で長方形に形成されても構わない。また、紫外線LED31は、紫外線を発光する構成であれば良く、上述の構成に限定されるものではない。紫外線LED31は、例えば、底面視で円形であっても良く、備える発光素子の数も適宜設計できる。しかしながら、レンズ34の位置決めの観点において、紫外線LED31は、表面実装型のLEDであって、底面視で多角形であることが好ましい。特に、紫外線LED31は、正方形を形成するように配置される4つの発光素子を有し、4つの発光素子が形成する正方形に対応した正方形の表面実装型であることが好ましい。このような構成にすることで、紫外線LED31にレンズ34のリブ42を嵌合させる際、紫外線LED31に対するレンズ34の周方向の向きを考慮する必要がなく、生産性及びメンテナンス性が良好となる。また、レンズ34から出射される紫外線の強度を容易に均等化させることができる。
また、光源ユニット30にはサイズによる限定はなく、紫外線LED31の形状、出力等に応じて適宜設計できる。
また、紫外線探傷灯1は、光源ユニット30を備える構成であれば良く、上述の構成に限定されるものではない。光源ユニット30の数、配置等は適宜設定される。更に、紫外線探傷灯1は、外部機器によって遠隔操作が可能な構成であっても良い。
また、紫外線探傷灯1にはサイズによる限定はなく、適宜設計できる。紫外線探傷灯1は、携帯可能なサイズであって、例えば作業員によって把持されるグリップを備える構成であっても良い。
以上に説明がなされたように、本実施形態に係る光源ユニット30は、探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯1のハウジング10に収容され、紫外線LED31が搭載された基板32と、基板32が取り付けられる支持板33と、紫外線LED31に対向して配置され、紫外線が入射される一端から紫外線が出射される他端へ向かって拡径する円錐型のレンズ34と、レンズ34を支持する第1支持部材35と、第1支持部材35を支持板33に着脱可能に固定させる固定ねじ38と、を備え、支持板33は、ハウジング10に着脱可能に取り付けられ、レンズ34は、一端から紫外線LED31の側に突出する環状のリブ42を有し、第1支持部材35は、貫通孔46を有する天部44と、天部44から支持板33へ向かって延びて固定ねじ38によって支持板33に固定される脚部47と、を有し、第1支持部材35が支持板33に固定された際に、レンズ34は、リブ42に紫外線LED31が嵌合され、他端が貫通孔46に嵌合して位置決めされる構成である。
そして、本実施形態によれば、メンテナンス性が良好な紫外線探傷灯用光源ユニット30を提供することができる。
本開示は、探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯用光源ユニットに好適に利用することができ、特に、蛍光磁粉探傷試験、及び蛍光浸透探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯用光源ユニットに有用である。
1 紫外線探傷
10 ハウジング
30,130 光源ユニット(紫外線探傷灯用光源ユニット)
31 紫外線LED
32 基板
33 支持板
34 レンズ
35 第1支持部材
36 第2支持部材
37 ヒートシンク
38 固定ねじ(締結具)
39 切り欠き部
40 貫通孔
42,142 リブ
43 フランジ
44 天部
46 貫通孔
47 脚部
52 粘着体
54 貫通孔
CL1 リブと基板との間の間隙
H 紫外線LEDの高さ

Claims (5)

  1. 探傷試験における被検査物に紫外線を照射する紫外線探傷灯のハウジングに収容される紫外線探傷灯用光源ユニットにおいて、
    紫外線LEDが搭載された基板と、
    前記基板が取り付けられる支持板と、
    前記紫外線LEDに対向して配置され、紫外線が入射される一端から紫外線が出射される他端へ向かって拡径する円錐型のレンズと、
    前記レンズを支持する第1支持部材と、
    前記第1支持部材を前記支持板に着脱可能に固定させる締結具と、
    を備え、
    前記支持板は、前記ハウジングに着脱可能に取り付けられ、
    前記レンズは、前記一端から前記紫外線LEDの側に突出する環状のリブを有し、
    前記第1支持部材は、貫通孔を有する天部と、前記天部から前記支持板へ向かって延びて前記締結具によって前記支持板に固定される脚部と、を有し、
    前記第1支持部材が前記支持板に固定された際に、前記レンズは、前記リブに前記紫外線LEDが嵌合され、他端が前記貫通孔に嵌合して位置決めされることを特徴とする、紫外線探傷灯用光源ユニット。
  2. 前記レンズが挿入される円筒状の第2支持部材を更に有し、
    前記第2支持部材の一端は、前記基板と当接し、
    前記第2支持部材の他端は、前記レンズが有する径方向外側へ突出するフランジと当接し、
    前記リブと前記基板との間に間隙を有することを特徴とする、
    請求項1に記載の紫外線探傷灯用光源ユニット。
  3. 前記紫外線LEDの高さは、1.7mm以上、2.1mm未満であり、
    前記間隙は、0.9mm以上、1.4mm未満であることを特徴とする、
    請求項2に記載の紫外線探傷灯用光源ユニット。
  4. 前記支持板に取り付けられるヒートシンクを更に有し、
    前記基板は、前記締結具に対応する貫通孔を有し、粘着体を介して前記ヒートシンクと密着し、
    前記第1支持部材及び前記ヒートシンクは、前記締結具によって前記基板に着脱可能に固定されることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の紫外線探傷灯用光源ユニット。
  5. 前記基板は、円形に形成され、外周部が切り欠かれた2つの切り欠き部を有し、
    前記支持板は、前記基板に対応する円形で前記基板が嵌合される貫通孔を有し、
    前記第1支持部材は、3つの前記脚部を有し、
    前記紫外線LEDは、正方形の表面実装型であることを特徴とする、
    請求項4に記載の紫外線探傷灯用光源ユニット。
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