JP2014110128A - 照明装置 - Google Patents

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暁夫 笠倉
Kota Yoshizawa
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Abstract

【課題】LEDを光源として用いる照明装置において、LEDの冷却能力を確保しつつ、照射範囲を従来に比べて拡大させることの可能な技術を提供する。
【解決手段】照明装置は、LEDを有するLED発光モジュールと、LEDが発する熱を放熱するヒートシンクを少なくとも一部に有し、LED発光モジュールを収容する筐体とを備え、ヒートシンクは、LED発光モジュールを設置する底部と、底部の外周縁に複数並べられると共に当該底部の前方及び側方に向かって伸びる板状の放熱フィンとを有し、放熱フィン同士の隙間によって、LEDが発する光を筐体の側面から外部に放出する側方開口部が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDを用いた照明装置に関する。
ハロゲン電球等の一般的な灯具に代わり、高効率でかつ長寿命であるLED(Light-emitting Diode)等の半導体発光素子を用いた照明装置が種々開発されている。LEDから発生する熱によってLEDが高温となると発光効率が低下し、照明装置の光出力が低下するという問題やLEDの寿命が短くなるといった問題がある。また、照明装置を構成するレンズは樹脂製である場合が多く、レンズがLEDの発熱によって損傷を受ける虞もある。そのため、この種の照明装置では、LEDの発熱を効率よく放熱させることが要求される。
特表2006−502551号公報 特表2004−528698号公報 特開2011−60754号公報 特開2012−169274号公報
一方、LEDが発する光は指向性が高いため、当該LEDを用いた灯具は、従来のハロゲン電球を用いた灯具に比べて光の広がり方が少ないという課題がある。例えば、従来、LEDを用いた照明装置においては、筐体やリフレクタによって、LEDが発する光を側方外部に出射することができなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、LEDを光源として用いる照明装置において、LEDの冷却能力を確保しつつ、照射範囲を従来に比べて拡大させることの可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る照明装置は、LEDを有するLED発光モジュールと、前記LEDが発する熱を放熱するヒートシンクを少なくとも一部に有し、前記LED発光モジュールを収容する筐体と、を備え、前記ヒートシンクは、前記LED発光モジュールを設置する底部と、前記底部の外周縁に複数並べられると共に、当該底部の前方及び側方に向かって伸びる板状の放熱フィンと、を有し、前記放熱フィン同士の隙間によって、前記LEDが発する光を前記筐体の側面から外部に放出する側方開口部が形成されることを特徴とする。
上記構成によれば、ヒートシンクの底部に設置されるLEDの側方は、当該底部の外周縁に沿って並べられる複数の放熱フィンによって囲まれることになる。本発明によれば、放熱フィン同士の隙間(例えば、スリット状の隙間)によって側方開口部が形成されるため、この側方開口部を通じてLEDが発する光を筐体の側方から外部に放出することができる。これにより、LEDが発する光を筐体の前方から外部に放出すると共に、上記側方開口部からも光を放出することができるので、従来に比べて照射範囲を拡大することが可能となる。また、照明装置全体としての光束である器具光束を従来よりも増やすことができる。しかも、ヒートシンクの放熱フィンは、LED発光モジュールが設置されるヒート
シンクの底部の外周縁に沿って複数配置されるため、LEDの発した熱を放熱するヒートシンクの放熱能力を十分に確保することができる。つまり、本発明によれば、LEDを光源として用いる照明装置において、LEDの冷却能力を確保しつつ、照射範囲を従来に比べて拡大させることが可能となる。
また、本発明に係る照明装置において、前記底部は略円形を有し、前記複数の放熱フィンは、前記底部の外周縁に放射状に並べられても良い。また、前記複数の放熱フィンは、前記底部の外周縁に一定間隔に並べられても良い。これらによれば、側方開口部を通じて筐体の側方から均質な光を外部に放出することができる。
また、本発明に係る照明装置において、前記LED発光モジュールは、複数の前記LEDが略中心に基板に搭載されており、光軸と前記底部の中心が略一致するように配置されていても良い。上記のように、所謂ワンコア型のLED発光モジュールを採用することで、照明装置全体として点光源とすることができる。これによれば、複数のLEDを基板上に分散して配置する場合に比べて、側方開口部から均質な光を出射することができる。
また、本発明に係る照明装置において、前記側方開口部から出射される光の光束は、前記LEDが発する光の全光束の10%以下であっても良い。また、前記側方開口部から出射される光の光束を、前記LEDが発する光の全光束の5%以下とすることが好ましく、2%以下とすることがより好ましい。これによれば、照明装置の直下照度が低下するのを有効に防止しつつ、器具光束を向上することができると共に、従来のハロゲン照明に近い使用感を得ることができる。
また、前記放熱フィンの枚数n、前記放熱フィンの厚さt、及び前記底部の周長Lは、下記要件(1)を満たすように決定されても良い。
(1)10≦n×t/L×100≦60
上記要件(1)を満たすように、放熱フィンの枚数、放熱フィンの厚さ、及び、ヒートシンクにおける底部の周長のそれぞれを所定の範囲に調整することで、LEDの熱を良好に放熱することができると共に、簡易に照明装置を製造することができる。
また、本発明に係る照明装置は、前記ヒートシンクにおける前記底部に配設されるレンズを更に備え、前記側方開口部に面する前記レンズの側面は、ポリゴン加工等の所定の加工が施されていても良い。これによれば、前方開口部のみならず側方開口部から出射される光についても、出射される光のキラキラ感が増し、光の意匠性及び演出性を向上することができる。
なお、本発明における課題を解決するための手段は、可能な限り組み合わせて使用することができる。
本発明によれば、LEDを光源として用いる照明装置において、LEDの冷却能力を確保しつつ、照射範囲を従来に比べて拡大させることの可能な技術を提供することが可能となる。
実施形態に係る照明装置の分解斜視図である。 実施形態に係る照明装置の側面図である。 実施形態に係る照明装置の斜視断面図である。 実施形態に係る照明装置の斜視図である。 実施形態に係るドライバハウジングの斜視図である。 実施形態に係るドライバハウジングの斜視図である。 実施形態に係る導線押さえ部材の斜視図である。 実施形態に係るヒートシンクの斜視図である。 実施形態に係るヒートシンクの斜視図である。 実施形態に係るレンズの斜視図である。 実施形態に係るレンズホルダの斜視図である。 実施形態の変形例に係るレンズの斜視図である。
以下に図面を参照して、本発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態>
図1は、実施形態に係る照明装置1の分解斜視図である。図2は、実施形態に係る照明装置1の側面図である。図3は、実施形態に係る照明装置1の斜視断面図である。図4は、実施形態に係る照明装置1の斜視図である。照明装置1は、光源として、発光ダイオード(以下、「LED」という)40を備えた灯具である。照明装置1は、レンズ2、レンズホルダ3、LED発光モジュール4、ヒートシンク5、ドライバハウジング6、導線押さえ部材7、回路基板8等を備える。
本明細書においては、レンズ2が設けられている側を照明装置1の「前方」と定義し、導線押さえ部材7が設けられている側を「後方」と定義する。また、本実施形態では、照明装置1を、例えば約50mmの外径を有するMR16型ハロゲン電球に代替可能なMR16型LED照明装置とする場合を例に説明する。図4は、前方から照明装置1を眺めた場合の斜視図を示している。
ドライバハウジング6は、LED発光モジュール4に係るLED40への駆動電力を電源から供給する電源用の回路基板8を収容するハウジングであり、照明装置1の筐体10の一部を構成している。図5及び図6に、実施形態に係るドライバハウジング6の斜視図を示す。図7に、実施形態に係る導線押さえ部材7の斜視図を示す。ドライバハウジング6は、種々の樹脂、セラミック等の無機材料、アルミ等の金属を適用することができ、また、これらの併用でもよい。本実施形態では、ドライバハウジング6の材質は、PBT(polybutylene terephthalate)を用いたが、これに限らず、導電性性能を持たない樹脂系部材が好ましい。ドライバハウジング6は、回路基板8(図2を参照)を収容する基板収容部61と、この基板収容部61の後方に連設された導線押さえ装着部62とを備える。基板収容部61は、底部611と、この底部611に立設されている筒壁部612を有する。筒壁部612は、ヒートシンク5に嵌合され、ネジ等の締結具を介してヒートシンク5にドライバハウジング6を連結する連結部である。
また、ドライバハウジング6は、後述する取付ビス42を固定するためのネジ溝が形成された一組の固定部613を備えている。固定部613は、図5に示すように、筒壁部612の内面に沿って配置されている。本実施形態では、筒壁部612の周方向において、各固定部613が向かい合わせとなる位置に配置されているが、固定部613の設置数、配置位置等は適宜変更しても良い。更に、ドライバハウジング6(基板収容部61)における筒壁部612の前端縁には、コの字形の切欠き614が一組形成されている。この一組の切欠き614も、筒壁部612の周方向において、ちょうど向かい合わせとなる位置に配置されている。
図6に示すように、ドライバハウジング6における装着部62は、略角筒形状を有しており、基板収容部61の底部611に装着部62の一端が接続されることで、当該装着部62の内部と基板収容部61の内部とが連通している。ドライバハウジング6における装着部62の後端側には、図7に示す導線押さえ部材7が嵌め込まれる開口端621が形成されている。図7に示すように、導線押さえ部材7は、略矩形板状のベース板部71、口金ピン81(図2を参照)を保持するための保持部72、一組のロック部73等を有する。導線押さえ部材7は、絶縁部材によって形成されている。装着部62の内面には、当該内面を周回するように帯状の突起622(図6を参照)が設けられている。
導線押さえ部材7の保持部72は、略直方体形状を有しており、図2に示す回路基板8に設けられる口金の口金ピン81を挿通可能な一組の挿通孔74が穿設されている。この挿通孔74は、保持部72及びベース板部71を、厚さ方向に貫通するように形成されている。口金ピン81を、導線押さえ部材7の挿通口74を通じて外部のソケット(図示省略)に差し込み、接続することにより、回路基板8に対して外部電源から電力を供給することができる。
導線押さえ部材7のロック部73は、保持部72の各短辺に沿うようにして、ベース板部71の前面から立設している。そして、図7に示すように、ロック部73の先端には、係止爪75が形成されている。また、保持部72の長辺方向に沿った一組の側面の前端部近傍には、係止溝76が形成されている。導線押さえ部材7におけるロック部73の係止爪75、及び、保持部72の係止溝76は、ドライバハウジング6の装着部62に形成された突起622と係合することができる。ドライバハウジング6の装着部62に導線押さえ部材7を嵌め込んだ際、装着部62に形成された突起622に係止爪75及び係止溝76が係止されることで、導線押さえ部材7がドライバハウジング6に装着される。
次に、ヒートシンク5と、このヒートシンク5に装着されるレンズ2、レンズホルダ3、LED発光モジュール4等の詳細について説明する。図8、9は、実施形態に係るヒートシンク5の斜視図である。ヒートシンク5は、ドライバハウジング6と共に照明装置1における筐体10の一部を構成する部材である。つまり、照明装置1の筐体10は、ヒートシンク5及びドライバハウジング6を含んで構成されている。また、ヒートシンク5は、LED40の熱を外部に放出して当該LED40を冷却するための放熱部材でもある。ヒートシンク5は、放熱性が良好な部材、例えばアルミニウムなどによって形成されている。
ヒートシンク5は、LED発光モジュール4を設置する底部51、底部51よりも後方に位置する外筒部52、複数の放熱フィン53等を備える。ヒートシンク5の底部51は、平面形状が略円形をなしている。また、外筒部52の内径は、ドライバハウジング6における筒壁部612の外径よりも僅かに大きく、筒壁部612を外筒部52に差し込むことができる。図3に示すように、ヒートシンク5の底部51には、LED発光モジュール4が設置されている。
LED発光モジュール4は、LED基板41およびこれに実装(搭載)されたLED40を備える。本実施形態において、LEDLEDモジュール4は、LED基板41の中央部にLED40を集約配置したいわゆるワンコア型のモジュールとなっている。つまり、LED発光モジュール4は、LED40が略中心にLED基板41に搭載されており、光軸と底部51の中心が略一致するように配置されている。LED基板41は、例えば、放熱性が良好なアルミニウム等の金属材料、或いは絶縁材料等により形成されたメタルベース基板である。LED発光モジュール4は、ヒートシンク5と熱的に接触することで、LED40が発した熱を放熱する。
LED40は、例えば、1又は複数の近紫外LEDチップをLED基板41の実装面に設けた配線上に直接実装するチップ・オン・ボード構造であり、近紫外LEDチップにより励起されて発光する青色蛍光体、緑色蛍光体及び赤色蛍光体が混ぜ込まれた透光性樹脂によってポッティング等されることにより構成されている。なお、LEDチップは、近紫外LEDチップのみならず、青色LEDチップ等の種々のLEDチップを用いることができ、用いるLEDチップに応じて種々の蛍光体を選択することができる。また、GaN基板を用いたLEDチップを適用した場合、大電流を投入することができ、大光束の点光源を実現することができる。
なお、LED40は、チップ・オン・ボード構造を用いる代わりに、パッケージ構造を採用することもでき、種々の形態に適用することができる。また、LED40は、複数のLED40をLED基板41上に分散して設けることもできる。
LED発光モジュール4は、一組の固定ビス42を有しており、固定ビス42を、ドライバハウジング6における固定部613に螺合させることができる。より詳しくは、ヒートシンク5の底部51には、固定ビス42を挿通させる一組のビス挿通孔511が形成されている。また、LED基板41には、固定ビス42を挿通させるビス挿通孔43が形成されている。LED基板41のビス挿通孔43、ヒートシンク5における底部51のビス挿通孔511に順次、固定ビス42を挿通させた後、この固定ビス42をドライバハウジング6における固定部613に形成されたネジ溝に螺合させる。これにより、LED発光モジュール4におけるLED基板41を、ヒートシンク5の底部51に固定することができる。なお、ヒートシンク5の底部51には、ドライバハウジング6に収容される回路基板8及びLED基板41を接続する配線を通すための配線用開口部512が形成されている。LED基板41に実装されたLED40に対して、回路基板8からの配線を通じて駆動電力を供給することができる。
次に、図10及び図11を参照して、レンズ2、レンズホルダ3の詳細について説明する。図10は、実施形態に係るレンズ2の斜視図である。図11は、実施形態に係るレンズホルダ3の斜視図である。レンズホルダ3は、レンズ2を保持することが可能である。図3に示すように、レンズ2とこれを保持したレンズホルダ3は、ヒートシンク5の底部51に配設されている。ここで、ヒートシンク5の底部51には、LED発光モジュール4が設置されている。レンズホルダ3は、LED発光モジュール4のLED40にレンズ2が対向するように、レンズ2を保持している。レンズ2は、例えばアクリル樹脂などによって形成されており、図10に示す例では略円錐台形状を有している。レンズ2は、ヒートシンク5に装着された状態において、LED40が発する光を、照明装置1の前方に出射する出射面21を有している。レンズ2のうち、出射面21が形成される方を、レンズ2の前方部位と定義する。レンズ2の後方部位には、レンズ2を収容するための凹部22が形成されている。出射面21は、例えば、コリメータレンズである。また、凹部22の底部には、例えば、後方部位に向かって凸となるように凸レンズが設けられている。レンズはコリメータレンズに限定されず、フレネルレンズ等、種々のレンズも好ましく使用できる。図3に示すように、レンズ2は、LED基板41に実装されたLED40と対向する位置に設けられると共に、その凹部22にLED40を収容することで、レンズ2とLED40とが干渉することを抑制している。なお、レンズ2の形状、大きさ、材質等は適宜変更することができる。
レンズホルダ3は、略円筒形状を有している。レンズホルダ3は、透光性を有し、例えば、透明樹脂によって形成されている。レンズホルダ3は、円筒状のホルダ本体31と、このホルダ本体31から下方に向かって伸びる一組の固定腕部32が設けられている。レンズホルダ3の内径は、レンズ2の外径と略等しいか僅かに大きく、レンズホルダ3の内側にレンズ2を装着することが可能である。レンズホルダ3の固定腕部32は、その先端
側に係止爪33を有している。LED基板41には、レンズホルダ3の固定腕部32を挿通可能な一組の切欠き44が形成されている。また、ヒートシンク5の底部51には、レンズホルダ3の固定腕部32を挿通可能な一組の挿通孔513が形成されている。レンズホルダ3の固定腕部32は、LED基板41の切欠き44、及び、ヒートシンク5の挿通孔513を順次挿通し、その鉤爪33をヒートシンク5の底部51の後面に引っ掛けることで、ヒートシンク5にレンズホルダ3を固定することができる。
次に、ヒートシンク5の放熱フィン53について説明する。放熱フィン53は、板形状を有しており、底部51の外周縁に放射状に並べられている。放熱フィン53は、ヒートシンク5の表面積を増加させ、LED40からヒートシンク5の底部51に伝達された熱を放熱し易いように設けられている。各放熱フィン53は、外筒部52の外面に接続されており、外筒部52の側部外方に向かって(言い換えると、底部51の側部外方に向かって)放射状に延びている(図8、9を参照)。放熱フィン53は、ヒートシンク5における底部51の中心を基準として、互いに一定間隔で放射状に配置されている。また、放熱フィン53は、ヒートシンク5の底部51を基準として、底部51よりも前方に伸びている。ここで、底部51は外筒部52の前端部に位置しているため、放熱フィン53は、外筒部52よりも前方に伸びるように設けられているとも言える。つまり、本実施形態に係るヒートシンク5は、底部51の前方及び側方に向かって伸びる板状の放熱フィン53を複数備えている。
ここで、放熱フィン53のうち、外筒部52と接続されている部位を「接続部531」と称する。また、放熱フィン53のうち、底部51の径方向外側に位置する縁部を「外側縁部532」と称する。図8、9に示すように、各放熱フィン53における外側縁部532の前端部同士は、環状のリム部54によって互いに接続されている。また、放熱フィン53は、リム部54から、底部51に沿って伸びる「前縁部533」を有する。また、放熱フィン53は、外筒部52の内面と略面一となるように、当該内面に沿って伸びる「内側縁部534」を有する。放熱フィン53は、接続部531、外側縁部532、前縁部533、内側縁部534によって平面形状を画定している。なお、放熱フィン53の前縁部533及びリム部54の位置は、レンズ2の出射面31が配置されている位置に、概ね対応している。また、より詳しくは、放熱フィン53の前縁部533は、リム部54からの距離が離反するに従って前方に張り出すように、前方に向かって斜めに傾斜している。また、放熱フィン53の内側縁部534は、放熱フィン53の径方向における内側の縁部ということができる。
照明装置1は、図3に示すように、レンズ2の出射面21の前方は、放熱フィン53によって覆われておらず、外部に開放されている。LED40が発した光のうち、レンズ2の出射面21から出射された光は、図3中、前方開口部9から前方に向けて放出される。また、照明装置1は、上記のように、LED発光モジュール4を設置するヒートシンク5の底部51の側方に外筒部52は設けられておらず、LED発光モジュール4の側方を放射状に配置する放熱フィン53によって囲むようにしたので、隣接する放熱フィン53同士の間には、LED40が発する光を筐体10の側面から外部に放出する側方開口部11が形成される。図4においては、側方開口部11が形成される部位を理解しやすくする意図で、便宜上、側方開口部11に該当する箇所にドット柄のハッチングを付すようにしている。
以上のように、本実施形態に係る照明装置1によれば、放熱フィン53同士の隙間によって側方開口部11が形成されるため、この側方開口部11を通じて、LED40が発する光を筐体10の側面から外部に放出することができる。つまり、照明装置1は、前方開口部9に加えて、側方開口部11からもLED40が発した光を外部に出射することができるため、光の照射範囲を従来に比べて拡大させることが可能となる。また、側方開口部
11は、筐体10(ヒートシンク5)における周方向の全域に亘って形成されるため、筐体10の側方における特定方向だけでなく、全周方向にLED40が発した光を出射することができる。
なお、照明装置1の側方開口部11を通じて外部に漏れる光は、主として、レンズ2の側面23(図10を参照)において反射せずに、当該側面23を透過した光である。このようにレンズ2の側面23を透過した光は、従来において、筐体やリフレクタによって照明装置の側方外部に出射することができなかった光であり、無駄になっていた。これに対して、本実施形態に係る照明装置1によれば、前方開口部9に加えて、側方開口部11からもLED40が発した光を外部に出射することにより、従来、外部に出射することができなかった光を有効に活用してエネルギーの無駄を低減しつつ、照明装置1全体としての光束である器具光束を増やすことができる。また、ヒートシンク5に係る放熱フィン53は、底部51の周囲に一定間隔(等間隔)、且つ放射状に配置されているため、照明装置1の側方に、より均質な光を出射することができる。
なお、本実施形態においては、レンズホルダ3に透光性材料を使用したので、レンズ2の側面23から漏れた光を透過させて、側方開口部11に導くことができる。また、本実施形態に係る照明装置1によれば、筐体10の側面に形成される側方開口部11から光を出射することで、従来のハロゲン照明に近い使用感を得ることができる。また、照明装置1の側方から、消灯、点灯状態を容易に確認することができる。また、本実施形態に係る照明装置1によれば、側方開口部11の面積を確保しつつ、ヒートシンク5の放熱フィン53の面積も確保できるため、LED40の冷却能力を確保しつつ、光の照射範囲を拡大することが可能となる。
また、照明装置1におけるLED発光モジュール4は、いわゆるワンコア型のLED40を有しているので、器具全体として点光源とすることができる。これによれば、前方開口部9のみならず側方開口部11を通じて、LED40が集積されていない場合に比して均質な光を出射することができる。
なお、本実施形態に係る照明装置1において、側方開口部11から出射される光の光束は、LED40が発する光の全光束の10%以下としている。また、側方開口部11から出射される光の光束を、LED40が発する光の全光束の5%以下とすることが好ましく、2%以下とすることがより好ましい。これによれば、照明装置1の直下照度が低下するのを有効に防止しつつ、器具光束を向上することができると共に、従来のハロゲン照明に近い使用感を得ることができる。
また、本実施形態に係る照明装置1においては、ヒートシンク5における放熱フィン53の枚数n、放熱フィン53の厚さt、及び底部51の周長Lは、下記要件(1)を満たすように決定されている。
要件(1) 10≦n×t/L×100≦60
上記要件(1)を満たすように、放熱フィン53の枚数、放熱フィンの厚さ、及び、底部51の周長のそれぞれを所定の範囲に調整することで、LED40の熱を良好に放熱することができると共に、簡易に照明装置1を製造することができる。ここで、n×t/L×100の値が、好ましくは、20%〜50%程度となるように、放熱フィン53の枚数n、放熱フィン53の厚さt、及び底部51の周長Lの相対関係を調整し、より好ましくは、30%〜40%程度となるように、放熱フィン53の枚数n、放熱フィン53の厚さt、及び底部51の周長Lの相対関係を調整し、さらに好ましくは、34%程度となるように、放熱フィン53の枚数n、放熱フィン53の厚さt、及び底部51の周長Lの相対関係を調整する。なお、ここでいう放熱フィン53の厚さtは、図4に示すように、放熱フィン53の径方向内側の縁部である内側縁部534の厚さを指している。
例えば、本実施形態に係る照明装置1のように、MR16型LED照明装置の場合、放熱フィン53の枚数nを20枚程度としても良い。ここで、放熱フィン53の厚さtが薄いほど、ヒートシンク5の表面積を増やす観点からは好ましいが、製造の簡易化、歩留まりを考慮して、放熱フィン53の厚さtを1.5mm程度とするのが良い。また、ヒートシンク5における底部51の周長Lは、LED基板41に搭載するLED40をワンコア型とすることで小さくすることができるが、周長Lを過度に小さくすると放熱性が低下する虞があるため、底部51の直径を少なくとも15mm程度は確保することが好ましい。但し、上記各種寸法の数値範囲はあくまでも例示的なものであり、これらの範囲に限定されるものではない。
<変形例>
次に、実施形態に係る照明装置1の変形例について説明する。図12は、実施形態の変形例に係るレンズ2Aの斜視図である。レンズ2Aは、側方開口部11に面する側面23Aに、ポリゴン加工が施されている。その他の点については、上述の実施形態1と共通である。このように、レンズ2Aの側面23Aにポリゴン加工等の微細な加工を側面23Aに施すことにより、前方開口部9のみならず側方開口部11から出射される光についても、出射される光のキラキラ感が増し、光の意匠性、演出性を向上することができる。
以上の実施形態で述べた照明装置1は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
1・・・照明装置
2・・・レンズ
3・・・レンズホルダ
4・・・LED発光モジュール
5・・・ヒートシンク
6・・・ドライバハウジング
7・・・導線押さえ部材
8・・・回路基板
9・・・前方開口部
10・・・筐体
11・・・側方開口部
40・・・LED
41・・・LED基板
51・・・底部
52・・・外筒部
53・・・放熱フィン

Claims (7)

  1. LEDを有するLED発光モジュールと、
    前記LEDが発する熱を放熱するヒートシンクを少なくとも一部に有し、前記LED発光モジュールを収容する筐体と、
    を備え、
    前記ヒートシンクは、
    前記LED発光モジュールを設置する底部と、
    前記底部の外周縁に複数並べられると共に、当該底部の前方及び側方に向かって伸びる板状の放熱フィンと、
    を有し、
    前記放熱フィン同士の隙間によって、前記LEDが発する光を前記筐体の側面から外部に放出する側方開口部が形成される
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記底部は略円形を有し、
    前記複数の放熱フィンは、前記底部の外周縁に放射状に並べられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記複数の放熱フィンは、前記底部の外周縁に一定間隔に並べられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記LED発光モジュールは、複数の前記LEDが略中心に基板に搭載されており、光軸と前記底部の中心が略一致するように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の照明装置。
  5. 前記側方開口部から出射される光の光束は、前記LEDが発する光の全光束の10%以下であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の照明装置。
  6. 前記放熱フィンの枚数n、前記放熱フィンの厚さt、及び前記底部の周長Lは、下記要件(1)を満たすように決定される請求項1から請求項5の何れか一項に記載の照明装置。
    (1)10≦n×t/L×100≦60
  7. 前記ヒートシンクにおける前記底部に配設されるレンズを更に備え、
    前記側方開口部に面する前記レンズの側面は、所定の加工が施されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160131364A (ko) * 2015-05-07 2016-11-16 주식회사 말타니 조명장치
JP2018136231A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 マークテック株式会社 紫外線探傷灯用光源ユニット

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