JP2018134637A - 静電紡糸成膜装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】成膜装置10は、成膜材料を吐出する吐出部60と、案内装置90を備える。前記案内装置90は、前記吐出部60から吐出された前記成膜材料を、被成膜物に設定される塗工部に導く。案内装置90は、前記成膜材料を前記塗工部に導く気流を形成する気流制御装置である。
【選択図】図1
Description
膜装置に関する。
グ法を用いて基材上に塗布する技術が提案されている。また、エレクトロスピニング法を
用いてシート上にナノファイバを塗布して、ナノファイバ膜を成膜するナノファイバ膜製
造装置が提案されている。
に、電圧が印加される導電体を設けて非堆積領域上にナノファイバ膜が成膜されることを
防止する技術が用いられている。導電体を設けることによって、非堆積領域上に降り注ぐ
ナノファイバを、導電体に帯電した電荷によって反発させて、非堆積領域上に堆積するこ
とを防止し、非堆積領域上にナノファイバ膜が成膜されることを防止している。
ナノファイバの被堆積領域への堆積を防止する技術であり、堆積領域(塗工部)にナノフ
ァイバを導くものではない。
面に成膜することが求められる場合がある。吐出部から吐出された成膜材料を、上述の側
面のように、被成膜物において吐出部に対向していない面に塗布することは比較的難しい
。
塗布することが難しくなる場合がある。
置を提供することである。
記案内装置は、前記吐出部から吐出された前記成膜材料を、前記被成膜物に設定される塗
工部に導く。
10を示す斜視図である。図1に示すように、成膜装置10は、一例としてエレクトロス
ピニング法を用いて、被成膜物の一例である電池の電極20上に、セパレータ30を成膜
する装置である。電極20は、シート形状であり、一方向に長い。
的に接続されて電極20の電位を減少する除電装置50と、電極20に向かって成膜材料
の一例である液Lを吐出する吐出装置(吐出部)60と、吐出装置60に液Lを供給する
液供給装置70と、吐出装置60に供給された液Lに電圧を印加する電圧印加装置80と
、気流制御装置(案内装置)90と、成膜装置10の動作を制御する制御装置120を有
する。
る従動ローラ45を有している。巻き取りローラ装置41は、回動可能に形成される巻き
取りローラ42と、巻き取りローラ42を回転回動するローラ駆動装置43を有している
。
離間して配置されている。従動ローラ45から巻き取りローラ42に向かう方向が、搬送
方向Aである。電極20の搬送方向Aに沿う一端は、巻き取りローラ42に固定されてい
る。電極20の搬送方向Aに沿う他端は、従動ローラ45に固定されている。電極20は
、従動ローラ45に巻回されている。
される接続線51と、接続線51に接続される接地部52を有している。本実施形態では
、一例として、接続線51は、従動ローラ45に接続されている。従動ローラ45は、電
極20にたまる電荷を接続線51に伝達可能に形成されている。接地部52は、搬送装置
40から離れた位置に設けられている。接続線51は、電極20の電荷を接地部52に逃
がすことが可能に形成されている。
ズル61を複数有している。これら複数のノズル61は、搬送装置40の上方において巻
き取りローラ42と従動ローラ45の間に、搬送方向Aに沿って直線状に並んで配置され
ている。これら複数のノズル61は、等間隔離間して配置されている。1つのノズル61
による液Lの塗布可能範囲については、後で具体的に説明する。
る液供給源71と、液供給源71内の液を各ノズル61に供給可能に形成される液供給配
管72を有している。液供給配管72は、各ノズル61に連結されている。
を印加する電源装置82を有している。基部81は、例えば板形状であり、各ノズル61
を収容する収容孔83が形成されている。ノズル61は、その周面が収容孔83の周縁に
接触した状態で、基部81に固定されている。ノズル61と基部81は、ノズル61に供
給された液Lに、電源装置82から供給される電圧を印加可能に形成されている。
液Lは、当該液Lに印加された電圧と電極20の間の電位差により、電極20に導かれ、
電極20上に到達するまでの間にナノファイバNとなり、電極20上に塗布される。そし
て、塗布されたナノファイバNによって、電極20上に成膜される。形成される膜は、ナ
ノファイバNによって形成される不織布状であり、セパレータ30になる。このように、
エレクトロスピニング法により、電極20上にセパレータ30が成膜される。
て示す、成膜装置10断面図である。図2は、成膜装置10を、搬送方向Aに垂直に切断
した状態を示している。
ート21と、集電シート21の第1の主面22上に設けられる第1の活物質層23と、集
電シート21の第2の主面24上に設けられる第2の活物質層25を有している。活物質
層23,25は、活物質と導電剤とが、バインダによって集電シート21上に定着される
ことによって、形成される。
塗工部140が設定されている。言い換えると、未塗工部140は、セパレータ30を成
膜しない範囲である。
の主面22において、未塗工部以外の部分上に積層されている。第1の活物質層23の側
縁23bは、集電シート21の他端21aまで延びている。同様に、第2の活物質層25
の端25aは、集電シート21の他端21aまで延びている。
23の側面26が露出している。活物質層23,25の他端の側面27,28と、集電シ
ート21の他端の側面29とは、面一に形成されている。側面27,28,29は、電極
20の側面20aを形成している。
50は、第1の活物質層23の表面23aと、第1の活物質層23の側面26,27と、
集電シート21の側面28と、第2の活物質層25の側面29である。
る、電極20に対するナノファイバNの塗布可能範囲について、説明する。なお、気流制
御装置90の作用が影響しない状態とは、気流制御装置90が動作していない状態である
。塗布可能範囲とは、不織布形状のナノファイバNを塗布可能な範囲である。
1つのノズル61による、気流制御装置90の作用が影響しない状態での塗布可能範囲1
60を、2点鎖線で示している。
る。塗布可能範囲160の形状は、例えばノズル61の形状によって決定されている。塗
布可能範囲160は、電極20が巻き取りローラ42と従動ローラ45に対して所定の設
置状態で設置された状態において、幅方向Wの両側縁161,162が、塗工部150の
幅方向Wの両側縁151,152よりも外側に位置している。塗工部150の側縁152
は、第1の活物質層23の側縁23bである。所定の設置状態は、電極20を搬送装置4
0に設置する際に予め決定されている。なお、幅方向Wは、電極20の上面に沿って搬送
方向Aに垂直な方向である。
150を収容する大きさを有している。具体的には、幅方向Wの一方では、塗布可能範囲
160を規定する側縁161は、未塗工部140内に位置する。また、幅方向Wの他方で
は、塗布可能範囲160を規定する側縁162は、電極20の外側に位置する。
とする。第1の突出範囲163は、塗布可能範囲160の側縁161と塗工部150の側
縁151の間に規定される範囲である。塗布可能範囲160のうち、電極20の外側に突
出する範囲を第2の突出範囲164とする。第2の突出範囲164は、塗布可能範囲16
0の側縁162と塗工部150の側縁152、つまり第1の活物質層23の側縁23bの
間に規定される範囲である。
形態では、複数のノズル61が電極20の搬送方向Aに沿って並んでいる。さらに、電極
20は、搬送方向Aに搬送される。このため、実際には、各ノズル61の塗布可能範囲1
60が搬送方向Aにつながること、かつ、電極20が搬送されることによって、気流制御
装置90の作用が影響しない状態での吐出装置60の塗布可能範囲は、塗工部150を内
側に収容する大きさを有するようになる。具体的には、塗工部150を規定する周縁は、
吐出装置60による塗布可能範囲、つまり、各ノズル61の塗布可能範囲160が合わさ
った範囲の周縁の内側に位置する。
20によって動作が制御される第1の送風装置(塗り分け気流発生装置)100と、制御
装置120によって動作が制御される第2の送風装置(回り込み気流発生装置)110を
有している。
口部101に、送風される気体の一例である空気を供給可能に形成される第1の空気供給
装置102と、第1の空気供給装置102から第1の送風口部101に空気を導くことを
可能に形成される第1の空気配管103を有している。
しており、ローラ42,45の間上において、未塗工部140の近傍に配置されている。
第1の送風口部101は、その下端に第1の送風口104が形成されている。第1の送風
口104から送風される。
送風が、第1の主面22の未塗工部140側から塗工部150である第1の活物質層23
の表面23aに向かう位置と姿勢に調整されており、固定されている。具体的には、第1
の送風口部101は、未塗工部140に、幅方向外側から内側に向かって斜め下方に送風
している。
風によって形成される気流105によって、第1の突出範囲163内に降り注ぐナノファ
イバNの一部が第1の活物質層23の表面23a上に移動し、残りの部分が、移動する際
に第1の活物質層23の側面26に塗布される位置と姿勢に調整されている。言い換える
と、第1の送風装置100は、ナノファイバNを、塗工部150に導く気流105を形成
する。上述の位置と姿勢は、例えば実験によって得ることができる。
1に空気を供給する。第1の送風口104からの送風の強さは、第1の空気供給装置10
2から供給される空気の圧力によって決定される。第1の空気供給装置102によって供
給される空気の圧力は、気流105によって、第1の活物質層23の表面23a上に降り
注ぐナノファイバNが吹き飛ばされる等、第1の活物質層23上に降り注ぐナノファイバ
Nに対し、電極20の品質を悪化させる影響がないものに設定されている。
口部111に、送風される気体の一例である空気を供給可能に形成される第2の空気供給
装置112と、第2の空気供給装置112が吐出した空気を第2の送風口部111に供給
可能に形成される第2の空気配管113を有している。
まで延びる長さを有している。第2の送風口部111の下端には、第2の送風口114が
形成されている。第2の送風口114から送風される。第2の送風口114は、巻き取り
ローラ42から従動ローラ45までの範囲に形成されている。第2の送風口部111は、
電極20を、第1の送風口部101との間に幅方向Wに挟む位置に配置されている。
送風によって形成される気流115が、第1の活物質層23の表面23aに対して垂直に
上方から下方に進むとともに、第1の活物質層23に接触しないように設定されている。
さらに、第2の送風口部111の位置と姿勢は、第2の送風口部111からの送風によっ
て形成される気流115によって、第2の突出範囲164上に降り注ぐナノファイバNが
、電極20の側面20aに回り込んで側面20a上に塗布可能となる位置と姿勢に設定さ
れている。言い換えると、第2の送風装置110は、ナノファイバNを、塗工部150に
導く気流115を形成している。上述の位置と姿勢は、例えば実験によって得ることがで
きる。
に形成されている。第2の空気配管113は、第2の空気供給装置112と第2の送風口
部111に連結されており、第2の空気供給装置112が吐出した空気を第2の送風口部
111に導くことが可能に形成されている。
71の動作と、電圧印加装置80の電源装置82の動作と、第1の送風装置100の第1
の空気供給装置102の動作と、第2の送風装置110の第2の空気供給装置112の動
作を制御可能に形成されている。
に設置されている。具体的には、電極20は、その長手方向が搬送方向Aに沿い、未塗工
部140が第1の送風口部101側に位置し、塗工部150が幅方向Wに1つのノズル6
1による塗布可能範囲160内に収容されて第1の突出範囲163と第2の突出範囲16
4が形成される状態で、巻き取りローラ42と従動ローラ45に固定されている。なお、
成膜されていない電極20は、従動ローラ45に複数層巻回されている。
作を開始する。動作が開始されると、上述した各装置の動作を開始する。
。巻き取りローラ42が回転すると、電極20が巻き取られるとともに、電極20に引っ
張られることによって、従動ローラ45に巻回されていた電極20が繰り出される。この
ことによって、電極20が搬送方向Aに搬送される。
ファイバNを形成する液Lが供給される。また、各ノズル61に供給された液Lは、電圧
が印加された後に吐出される。
の送風によって気流105が形成される。また、第2の空気供給装置112の動作が開始
されることによって、第2の送風口114からの送風によって気流115が形成される。
にナノファイバNを形成する。ナノファイバNは、塗工部150の一部である、第1の活
物質層23の表面23a上に降り注ぐ。表面23a上に降り注いだナノファイバNは、不
織布状の膜を形成する。
塗工部140側から第1の活物質層23の表面23a上に移動して、表面23a上に降り
注ぐ。第1の突出範囲163上に降り注ぐナノファイバNの残りの部分は、気流105に
よって未塗工部140から第1の活物質層23側に移動するときに、第1の活物質層23
の側面26に塗布される。このことにより、塗工部150の一部である、第1の活物質層
23の側面26上に不織布状の膜が成膜される。
物質層23の側面27と、集電シート21の側面28と、第2の活物質層25の側面29
に回り込むことによって、これら側面27,28,29上に塗布される。
ることがなく、塗工部150上にのみナノファイバNが堆積することによって、塗工部1
50上にのみナノファイバNによる不織布状のセパレータ30が成膜される。
れる。
よって、言い換えると、電極20の周囲に、塗工部150に向かう気流を形成することに
よって、ナノファイバNを、未塗工部140に導くことなく、塗工部150に導くことが
できる。
ート21の側面28と、第2の活物質層25の側面29のように、ノズル61に対向して
いない面にも、ナノファイバNを導くことができる。
ノファイバNの塗布可能範囲は、その内側に塗工部150を収容する大きさを有しており
、第1の突出範囲163と第2の突出範囲164を有している。第1の突出範囲163を
有することによって、気流105により、ナノファイバNを第1の活物質層23の側面2
6に塗布することができる。第2の突出範囲164を有することによって、気流115に
より、ナノファイバNを、第1の活物質層23の側面27と、集電シート21の側面28
と、第2の活物質層25の側面29に塗布することができる。
態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、気流制御装置90が第1の実施形態と異なる。他の構造は同じである。
上記異なる点について、具体的に説明する。
うに、本実施形態の第1の送風装置100は、さらに、反射壁部106を有している。反
射壁部106は、第1の送風口部101の近傍に配置されており、第1の送風口部101
の第1の送風口104からの送風を受けて、未塗工部140側から第1の活物質層23の
表面23a側に向かって反射可能に形成されている。
と姿勢は、反射壁部106で反射された送風によって形成される気流107が、第1の実
施形態で説明された第1の送風口部101からの送風によって形成される気流105と同
じ機能を有するように調整されている。ここで言う同じ機能とは、第1の突出範囲163
上に降り注ぐナノファイバNを、未塗工部140側から第1の活物質層23の表面23a
及び側面26に導くことが可能となる機能である。
、反射壁部106によって反射された送風によって形成される気流107を用いることに
加えて、第1の送風口部101から反射壁部106までの経路において、送風によって形
成される気流108を利用することもできる。
って形成される気流108は、第1の実施形態で説明された気流105に比較して、未塗
工部140から第1の活物質層23に向かう成分が小さい。
層23側に移動する作用が、小さくなる。言い換えると、ノズル61と電極20との間の
空間の上方において、ナノファイバNが第2の送風装置110側に移動し過ぎることを防
止できる。このことは、塗工部150上に均一に成膜することに対して有効である。
て形成される気流の向きを多段的に変更することができるので、例えば、ノズル61から
電極20までの間の範囲の各位置において適切な気流を形成することができる。
ば、第2の送風装置110が反射壁部を有してもよい。また、本実施形態では、1つの反
射壁部106が用いられているが、反射壁部106の数は、1つに限定されるものではな
い。
おいて第1の実施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付し
て説明を省略する。本実施形態では、吐出装置60が第1の実施形態と異なる。他の構造
は、第1の実施形態と同じである。上記異なる点を具体的に説明する。
うに、本実施形態では、吐出装置60は、ノズル61に換えて、複数のノズル62を有す
る。
、電極20の幅方向Wに複数並んでいる。言い換えると、複数のノズル62は、搬送方向
Aと幅方向Wとにマトリクス状に配置されている。図5に示すように、本実施形態では、
一例として、3つのノズル62が幅方向Wに並んでいる。幅方向Wに並ぶ複数のノズル6
2の列が、搬送方向Aに複数配置されている。
れゆえ、本実施形態のノズル62の塗布可能範囲は、第1の実施形態のノズル61の塗布
可能範囲160よりも小さい。本実施形態のノズル62は、図5に示すように幅方向Wに
並ぶ複数のノズル62の各々の塗布可能範囲を合わせたものが、図3に示すように第1の
実施形態のノズル61の塗布可能範囲160と同じになる。
さいノズル62を複数用いることによって、塗布可能範囲を細かく調整することができる
ので、塗工部150上への成膜の精度を向上することができる。
置90が用いられてもよい。
態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、吐出装置60が第1の実施形態と異なる。他の構造は、第1の実施形態
と同じである。上記異なる点について具体的に説明する。
うに、本実施形態では、ノズル61に代えて、第3の実施形態で説明されたノズル62が
用いられる。
沿って複数配置されている。また、吐出装置60は、各ノズル62を幅方向Wに、第1位
置P1と2点鎖線で示す第2の位置P2の間で移動可能に支持する移動装置63を有して
いる。
能範囲を、幅方向Wに調整可能となる。本実施形態では、移動装置63は、ノズル62を
移動することによって、ノズル62による塗布可能範囲を、第1の実施形態のノズル61
の塗布可能範囲160と同じにする。本実施形態では、第3の実施形態と同様の効果が得
られる。
動を可能にするために、幅方向Wに長く形成されている。なお、本実施形態に、第2の実
施形態で説明された反射壁部106を有する気流制御装置90が用いられてもよい。
施形態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略す
る。本実施形態では、気流制御装置90に代えて、第1の帯電体200と第2の帯電体2
10を有している。他の構造は、第1の実施形態と同じである。上記異なる点について具
体的に説明する。
施形態では、成膜装置10は、気流制御装置90に代えて、第1の帯電体200と、第2
の帯電体210を有している。図8は、図7に示すF8−F8線に沿って示す成膜装置1
0の断面図である。図8は、成膜装置10を、搬送方向Aに対して垂直に切断した状態を
示している。
体200は、搬送方向Aに沿って未塗工部140よりも長く形成されており、未塗工部1
40の搬送方向Aの一端から他端までの範囲に上下方向に対向している。なお、第1の帯
電体200は、未塗工部140の幅方向Wの外端から第1の活物質層23の側面26の近
傍までの範囲に対向している。第1の帯電体200は、帯電しており、電荷を有している
。
換えると、電極20は、一対の帯電体200,210に挟まれている。第2の帯電体21
0は、搬送方向Aに沿ってローラ42,45間よりも長く形成されており、ローラ42,
45間において電極20の側面20aに対して幅方向に対向している。第2の帯電体21
0は、帯電しており、電荷を有している。
200によって反発されて、未塗工部140側から塗工部150側に移動される。第1の
帯電体200の位置と電荷の量は、第1の突出範囲163に降り注ぐナノファイバNの一
部が第1の帯電体200によって反発されて第1の活物質層23の表面23a上に移動し
て表面23a上に降り注ぐとともに、残りの部分が第1の活物質層23の側面26に塗布
可能に設定されている。上述の第1の帯電体200の位置と帯電量は、実験等によって得
ることができる。
バNが第2の帯電体210によって反発されて、電極20の側面20aに回り込んで、側
面20a、つまり側面27,28,29に塗布可能に設定されている
本実施形態では、電極20を第1の帯電体200と第2の帯電体210の間に配置する
ことによって、第1の帯電体200と第2の帯電体210で反発されたナノファイバNを
、塗工部150に効率よく導くことができる。
されている場合では、電極20において帯電体が配置される側のみ、ナノファイバが堆積
することを防止できるが、これは、堆積を防止するものであって、塗工部に導くものでは
ない。さらに、電極20の大きさによっては、電極20の一方側に配置された帯電体によ
って反発されたナノファイバが塗工部を超えた位置まで移動する場合も考えられる。
部150を配置することによって、第1の帯電体200と第2の帯電体210によって反
発されたナノファイバNが、両側から塗工部150上に導かれるようになるので、反発さ
れたナノファイバが塗工部150を越えた位置まで移動することが防止され、ナノファイ
バNを塗工部150に効率よく導くことができる。
26のようにノズル61に対向していない面にも、ナノファイバNを塗布することができ
る。同様に、第2の帯電体210の位置を調整することによって、電極20の側面20a
のようにノズル61に対向していない面にも、ナノファイバNを塗布することができる。
置60が用いられても良い。
態と同様の機能を有する構成は、第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、さらに、第3の送風装置220と、第1のパンチングメタル(整流器)
230と、第2のパンチングメタル(整流器)240を有している。
置10を、搬送方向Aに垂直に切断した状態を示している。図9に示すように、成膜装置
10は、第3の送風装置220と、第1のパンチングメタル230と、第2のパンチング
メタル240を有している。
形成される第4の送風口部222と、送風口部221,222に空気を供給可能に形成さ
れる第3の空気供給装置223と、第3の空気供給装置223と送風口部221,222
に連結される空気配管224を有している。
の送風口部101側に配置されている。第3の送風口部221は、第1の送風口部101
とノズル61の間に配置されている。第3の送風口部221は、従動ローラ45から巻き
取りローラ42まで延びている。第3の送風口部221の下端には第3の送風口225が
形成されている。第3の送風口225から送風される。
の送風口部111側に配置されている。第4の送風口部222は、第2の送風口部111
とノズル61の間に配置されている。第4の送風口部222は、従動ローラ45から巻き
取りローラ42間で伸びている。第4の送風口部222の下端には第4の送風口226が
形成されている。第4の送風口226から送風される。
成されている。空気配管224は、第3の空気供給装置223と送風口部221,222
に連結されており、第3の空気供給装置223が吐出した空気を、送風口部221,22
2に送ることが可能に形成されている。
配置されている。第1のパンチングメタル230は、板形状であり、第1の活物質層23
の表面23aに平行である。第1のパンチングメタル230には複数の貫通孔231が形
成されている。第1のパンチングメタル230の貫通孔231は、第1の活物質層23の
表面23aに垂直な方向に、第1のパンチングメタル230を貫通している。第1の活物
質層23の表面23aに垂直な方向は、本実施形態では、一例として、上下方向である。
配置されている。第2のパンチングメタル240は、板形状であり、第1の活物質層23
の表面23aに平行である。第2のパンチングメタル240には複数の貫通孔241が形
成されている。第2のパンチングメタル240の貫通孔241は、第1の活物質層23の
表面23aに垂直な方向に、第2のパンチングメタル240を貫通している。
する。成膜装置10の動作を開始するスイッチが操作されると、第3の空気供給装置22
3から送風口部221,222に空気が供給され、送風口225,226から第1の活物
質層23の表面23aに向かって送風される。
って整流される。送風は、整流されることによって、上下方向に平行な気流232を形成
する。第4の送風口226からの送風は、第2のパンチングメタル240を通過すること
によって整流される。送風は、整流されることによって、上下方向に平行な気流242を
形成する。気流232,242は、第1の活物質層23の表面23aに当たる。
質層23の表面23aに当たることによって、表面23a上の風圧が均される。このため
、表面23a上に成膜されるセパレータ30の厚みが不均一になることを防止することが
できる。
40と同様のパンチングメタルが用いられてもよい。第2〜5の実施形態に用いられる場
合では、パンチングメタルは、各実施形態のノズルに干渉しないように適宜変形されても
よい。要するに、塗工面において吐出装置に対向する面上の風圧を一定にするように、送
風装置とパンチングメタルとは適宜変更されて用いることができる。
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
省力、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や
要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる
。
0…第1の送風装置(塗り分け気流発生装置)、106…反射壁部、110…第2の送風
装置(回り込み気流発生装置)、140…未塗工部、150…塗工部、200…第1の帯
電体(案内装置)、210…第2の帯電体(案内装置)、230…第1のパンチングメタ
ル(整流器)、240…第2のパンチングメタル(整流器)、L…液(成膜材料)。
吐出された前記成膜材料を、前記被成膜物に設定される塗工部に導く案内装置とを具備す
ることを特徴とする成膜装置であって、前記案内装置は、前記吐出部と前記被成膜物との
間において、前記塗工部を挟んで一方に配置される第1の帯電体と、他方に配置される第
2の帯電体を具備する。
Claims (12)
- 成膜材料を吐出する吐出部と、
前記吐出部から吐出された前記成膜材料を、前記被成膜物に設定される塗工部に導く案
内装置と
を具備することを特徴とする成膜装置。 - 前記案内装置は、前記成膜材料を前記塗工部に導く気流を形成する気流制御装置である
ことを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。 - 前記気流制御装置は、前記被成膜物に設定される未塗工部側から前記塗工部側に向かう
気流を発生する塗り分け気流発生装置を具備する
ことを特徴とする請求項2に記載の成膜装置。 - 前記塗り分け用気流発生装置は、送風装置である
ことを特徴とする請求項3に記載の成膜装置。 - 前記塗り分け用気流発生装置は、送風する送風装置と、前記送風装置からの送風を受け
て前記未塗工部側から前記塗工部側へ反射させる反射壁部を具備する
ことを特徴とする請求項2に記載の成膜装置。 - 前記塗工部は、前記被成膜物において前記吐出部から前記被成膜物に向かう方向に沿う
側面を備え、
前記気流調整装置は、前記被成膜物の前記側面に対向する位置に、前記吐出装置から前
記被成膜物に向かう方向に沿う気流を発生させる回り込み気流発生装置を具備する
ことを特徴とする請求項2に記載の成膜装置。 - 前記案内装置は、前記吐出部と前記被成膜物との間において、前記塗工部を挟んで一方
に配置される第1の帯電体と、他方に配置される第2の帯電体を具備することを特徴とす
る請求項1に記載の成膜装置。 - 前記第1の帯電体、または、前記第2の帯電体は、前記被成膜物に設定される未塗工部
に、前記吐出部から前記被成膜物に向かう方向に沿って重なる位置に設置される
ことを特徴とする請求項7に記載の成膜装置。 - 前記塗工部は、前記被成膜物において前記吐出部から前記被成膜物に向かう方向に沿う
側面を備え、
前記第1帯電体、または、前記第2の帯電体は、前記被成膜物の前記側面側に配置され
る
ことを特徴とする請求項7に記載の成膜装置。 - 前記案内装置が動作していない状態において、前記吐出部による前記被成膜物への前記
成膜材料の塗布可能範囲は、内側に前記塗工部の全域を含む大きさに設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。 - 前記吐出部から前記被成膜物に向かう方向に沿って、前記塗工部に送風する送風装置と
、
前記送風装置からの送風を整流する整流器と
を具備することを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。 - 前記整流器は、パンチングメタルである
ことを特徴とする請求項11に記載の成膜装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018049776A JP2018134637A (ja) | 2018-03-16 | 2018-03-16 | 静電紡糸成膜装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018049776A JP2018134637A (ja) | 2018-03-16 | 2018-03-16 | 静電紡糸成膜装置 |
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JP2014055274A Division JP6389626B2 (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 静電紡糸成膜装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018134637A true JP2018134637A (ja) | 2018-08-30 |
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ID=63366491
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JP2018049776A Pending JP2018134637A (ja) | 2018-03-16 | 2018-03-16 | 静電紡糸成膜装置 |
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JP (1) | JP2018134637A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011099178A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Panasonic Corp | ナノファイバ製造装置、ナノファイバ製造方法 |
JP2013218801A (ja) * | 2012-04-04 | 2013-10-24 | Toyota Boshoku Corp | 電池素子構成体の製造方法 |
-
2018
- 2018-03-16 JP JP2018049776A patent/JP2018134637A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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