JP2018133867A - 電力制御システムおよび電力制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この従来の電力制御システムでは、蓄電装置の電圧、温度、容量などを検出し、これらの検出値に基づいて蓄電装置の異常の有無を判定し、蓄電装置の保守を行うようにしている。
建物に設置されて電力を消費して作動する電力負荷と、
前記建物に設けられ、充電および放電可能な蓄電装置と、
前記建物の外部の系統電力網と、前記建物内の前記電力負荷および前記蓄電装置との間に介在され、前記系統電力網に対する買電力および売電力、前記電力負荷への供給電力、前記蓄電装置に対する充放電電力を中継する分電盤と、
前記建物に設けられ、前記系統電力網との間の買電電力量および売電電力量、前記蓄電装置との間の充電量および放電量、前記電力負荷に対する供給電力量とを計測可能な電力計測装置と、
前記建物と通信ネットワークを介して接続され、前記電力計測装置で計測された設定期間における前記買電電力量、前記売電電力量、前記充電量、前記放電量、前記供給電力量に基づいて、前記蓄電装置の異常判定を行う異常判定装置と、
を備えることを特徴とする電力制御システムとした。
さらに、前記運転監視部は、前記蓄電装置自体に異常が無く通信系に異常があると判定した場合には、前記蓄電装置の作動は維持したままで前記充電量および前記放電量の計測値の前記運転監視部への入力を停止し、一方、前記蓄電装置自体が異常と判定した場合には、前記蓄電装置の作動を停止させることが好ましい。
そして、前記建物に、発電装置が設けられているとともに、前記電力計測装置が、前記発電装置の発電量も計測可能であり、前記運転監視部は、前記総消費電力量を、前記買電電力量に前記発電量を加算した値から前記売電電力量を減算して求めることが好ましい。
建物に設置されて電力を消費して作動する電力負荷と、
前記建物に設けられ、充電および放電可能な蓄電装置と、
前記建物の外部の系統電力網と、前記建物内の前記電力負荷および前記蓄電装置との間に介在され、前記系統電力網に対する買電力および売電力、前記電力負荷への電力供給、前記蓄電装置に対する充放電を中継する分電盤と、
前記建物に設けられ、前記系統電力網との間の買電電力量および売電電力量、前記蓄電装置との間の充電量および放電量、前記電力負荷に対する供給電力量とを計測可能な電力計測装置と、
前記建物と通信ネットワークを介して接続され、前記電力計測装置で計測された設定期間における前記買電電力量、前記売電電力量、前記充電量、前記放電量、前記供給電力量に基づいて、前記蓄電装置の異常判定を行う異常判定装置と、
を備えた電力制御システムにおける電力制御方法であって、
前記電力計測装置の計測に基づいて、設定期間に前記充電量と前記放電量とのいずれかの計測が有れば前記蓄電装置が異常無しと判定するステップと、
前記蓄電装置の異常無しと判定しない場合、さらに、設定期間における前記買電電力量から前記売電電力量を差し引いて前記建物の総消費電力量を求め、前記供給電力量が前記総消費電力量を上回っていれば、前記蓄電装置自体に異常が無く前記蓄電装置との通信系に異常があると判定し、前記供給電力量が前記総消費電力量を上回っていなければ、前記蓄電装置自体に異常が有ると判定するステップと、
を備えることを特徴とする電力制御方法とした。
そして、建物に設けられた発電装置の発電量を計測可能であり、運転監視部は、総消費電力量を、買電電力量に発電量を加算した値から売電電力量を減算して求めるものでは、光発電装置を備える建物においても、蓄電装置の異常判定を行うことを可能とする。
(実施の形態1)
図1を参照しながら実施の形態1の電力制御システムの全体構成について説明する。この電力制御システムは、制御される建物としての住宅H1,H2,H3,・・・,HXは、電力会社の発電所や地域毎に設置されたコジェネレーション設備などの系統電力網としての商用電源20(図2参照)に接続されている。なお、以下の説明において、住宅H1,・・・,HXのうちの特定のものを指さない場合は、単に住宅Hと表記する。
太陽電池パネル1は、太陽光を、太陽電池を利用することによって、電力に変換して発電を行う装置である。この太陽電池パネル1は、太陽光を受けることができる時間帯のみ電力を供給することが可能である。また、太陽電池パネル1によって発電された直流電力は、通常、図示を省略したパワーコンディショナによって交流電力に変換されて使用される。なお、この住宅Hに設置された太陽電池パネル1の発電量の容量などの仕様については、管理サーバ5側の後述する邸情報データベース53a(図3参照)に記憶されている。
分電盤10は、外部の商用電源20に接続され、かつ、住宅Hの太陽電池パネル1、蓄電装置2、負荷群3に接続されている。
売電用CTセンサ12は、分電盤10から商用電源20へ供給される電力、すなわち、住宅Hから商用電源20へ売られる電力である売電力を計測する。
発電用CTセンサ13は、太陽電池パネル1で発電された電力を計測する。
放電用CTセンサ14は、蓄電装置2から放電される電力を計測する。
充電用CTセンサ15は、蓄電装置2に充電される電力を計測する。
分岐回路別CTセンサ16a〜16nは、各分岐回路20a〜20nを介して負荷群3の電力負荷へ供給される電力を計測する。
管理サーバ5は、通信インタフェース51と、各種制御を行う制御部52と、邸情報データベース(DB)53aと、消費電力履歴データベース53bと、電力価格データベース53cと、気象データベース53dと、運転パターンデータベース53eとを備える。
運転計画部52aは、翌日の気象予報および過去の消費電力データに基づいて、翌日の時間毎の必要な消費電力量、発電量、運転パターンを予測し、蓄電装置2の蓄電運転時刻、放電運転時刻、給湯装置31による蓄湯運転時刻などの設定を行う。
ステップS101では、予め設定された複数日を遡った過去の複数日間(本実施の形態では、これを7日間とする)の蓄電装置2における放電量の合計値および充電量の合計値を演算し、ステップS102に進む。
また、この分岐回路合計電力量は、商用電源20からの買電電力量と、太陽電池パネル1による発電力量と、蓄電装置2からの放電力量との合計値から、売電電力量を差し引いた値に相当する。
すなわち、総消費電力量<分岐回路合計電力量の時間帯が生じていない場合は、蓄電装置2からの放電が全くないことを示すため、蓄電装置2自体に異常が生じていると判定する。
次に、実施の形態1の作用を説明する。
図5は、1日の自家の消費電力量、買電電力量、売電電力量、発電量の変化の一例を示すタイムチャートであって、この電力制御は、運転計画部52aの運転計画に基づいて実行されたものである。
図5に示すように、昼間は太陽電池パネル1により発電し、この発電量のうち自家の消費電力量を上回る電力量は売電する。また、夜間は、電力価格が安価であるため、給湯装置31の蓄熱や蓄電装置2の充電は、夜間に行うように制御する。
なお、夜間の買電価格と昼間の売電価格との比較に基づいて、夜間の買電価格が昼間の売電価格を上回る場合には、発電電力の一部により蓄電装置2に充電するよう制御してもよい。
そして、この監視において、本実施の形態1では、蓄電装置2に関連する放電用CTセンサ14および充電用CTセンサ15からの信号のみに基づいて行うのではなく、各CTセンサ11,12,1316a〜16nからの信号に基づいて、より精度の高い蓄電装置2の異常判定処理およびこの判定結果に応じた処理を行う。
ここで、総消費電力量は、買電用CTセンサ11により検出された買電電力量と、発電用CTセンサ13により検出された発電量とを加算し、その加算値から売電用CTセンサ12により検出された買電電力量を減算して求める。すなわち、外部の商用電源20から買電した電力量と発電装置1の発電量との加算値が、住宅Hに入力された電力量であり、売電電力量が住宅Hから出力された電力量である。したがって、買電電力量と発電量との加算値から売電電力量を差し引いた値が、住宅Hにおいて消費された総電力量、つまり、総消費電力量となる。
以下に、本実施の形態1の電力制御システムの効果を列挙する。
1)実施の形態1の電力制御システムは、
建物としての住宅Hに設置されて電力を消費して作動する電力負荷としての負荷群3と、
住宅Hに設けられ、充電および放電可能な蓄電装置2と、
住宅Hに設けられ、太陽光を電力に変換して発電を行う太陽電池パネル1と、
住宅Hの外部の系統電力網としての商用電源20と、住宅H内の負荷群3および蓄電装置2との間に介在されて、商用電源20に対する買電力および売電力、太陽電池パネル1の発電電力、負荷群3に対する供給電力、蓄電装置2に対する充放電電力を中継する分電盤10と、
住宅Hに設けられ、商用電源20との間の買電電力量および売電電力量、蓄電装置2との間の充電量および放電量と、太陽電池パネル1の発電電力と、負荷群3に対する供給電力量としての分岐回路合計電力量とを計測可能な電力計測装置としての各CTセンサ11,12,13,14,15、16a〜16nおよび計測装置17と、
住宅Hと通信ネットワークNを介して接続され、各CTセンサ11,12,14,15、16a〜16nおよび計測装置17で計測された設定期間における買電電力量、売電電力量、充電量、放電量、発電量、分岐回路合計電力量に基づいて、蓄電装置2の異常判定を行う異常判定装置としての管理サーバ5の運転監視部52bと、を備えることを特徴とする。
したがって、買電電力量、売電電力量、充電量、放電量、分岐回路合計電力量に基づいて蓄電装置2の異常判定を行うため、充電量、放電量などの蓄電装置に関する情報が送られない場合でも、住宅Hと通信ネットワークNを介して接続された遠隔地の管理サーバ5において、蓄電装置2の異常の有無の判定が可能となる。よって、蓄電装置2の異常をより正確に判定可能な電力制御システムを提供できる。
運転監視部52bは、設定期間に充電量と放電量とのいずれかの計測があった場合には、蓄電装置2に異常無しと判定し、充電量と放電量とのいずれも検出しない場合は、さらに、分岐回路合計電力量が、買電電力量に発電量を加算した値から売電電力量を減算して求めた総消費電力量を上回っていれば、蓄電装置2自体に異常が無く蓄電装置2との通信系に異常があると判定し、分岐回路合計電力量が総消費電力量を上回っていなければ、蓄電装置2自体に異常が有ると判定することを特徴とする。
したがって、蓄電装置2自体に異常が生じているか、蓄電装置2自体は正常で、充電量、放電量の計測値を送る通信系に異常があるか、を判別して、より詳細に蓄電装置の状態を判定することができる。
運転監視部52bは、蓄電装置2自体に異常が無く通信系に異常があると判定した場合には、蓄電装置2の作動は維持したままで充電量および放電量の計測値の運転監視部52bへの入力を停止し、一方、蓄電装置2自体が異常と判定した場合には、蓄電装置2の作動を停止させることを特徴とする。
したがって、蓄電装置2において、放電量を計測するセンサ、充電量を計測するセンサの接続不良などの通信系の異常により放電量、充電量の計測が成されない場合、異常が無い蓄電装置2の作動を維持できる。よって、このような場合に蓄電装置2の作動を停止させるものと比較して、不必要に蓄電装置2を停止させることなく、効率的な電力制御が可能となる。
建物としての住宅Hに設置されて電力を消費して作動する複数の電力負荷から成る負荷群3と、
住宅Hに設けられ、充電および放電可能な蓄電装置2と、
住宅Hに設けられ、太陽光を電力に変換して発電を行う太陽電池パネル1と、
住宅Hの外部の系統電力網としての商用電源20と、住宅H内の負荷群3および蓄電装置2との間に介在されて、商用電源20に対する買電力および売電力、太陽電池パネル1の発電電力、負荷群3に対する供給電力、蓄電装置2に対する充放電電力を中継する分電盤10と、
住宅Hに設けられ、商用電源20との間の買電電力量および売電電力量、蓄電装置2との間の充電量および放電量と、太陽電池パネル1の発電電力と、負荷群3に対する供給電力量としての分岐回路合計電力量とを計測可能な電力計測装置としての各CTセンサ11,12,13,14,15、16a〜16nおよび計測装置17と、
住宅Hと通信ネットワークNを介して接続され、各CTセンサ11,12,14,15、16a〜16nおよび計測装置17で計測された設定期間における買電電力量、売電電力量、充電量、放電量、発電量、分岐回路合計電力量に基づいて、蓄電装置2の異常判定を行う異常判定装置としての管理サーバ5の運転監視部52bと、を備えた電力制御システムにおける電力制御方法であって、
各CTセンサ11,12,13,14,15、16a〜16nおよび計測装置17の計測に基づいて、設定期間における蓄電装置2の充電量と放電量とのいずれかが計測されていれば蓄電装置2が異常無しと判定するステップ(S102)と、
蓄電装置2の異常無しと判定しない場合、さらに、分岐回路合計電力量が、設定期間における買電電力量に発電量を加算した値から売電電力量を差し引いて求めた総消費電力量を上回っていれば、蓄電装置2自体に異常が無く充電量および放電量の計測系統に異常があると判定し、分岐回路合計電力量が総消費電力量を上回っていなければ、蓄電装置2自体に異常が有ると判定するステップ(S103,S104)と、
を備えることを特徴とする。
したがって、買電電力量、売電電力量、充電量、放電量、発電量、分岐回路合計電力量に基づいて蓄電装置2の異常判定を行うため、充電量、放電量などの蓄電装置に関する情報が送られない場合でも、住宅Hと通信ネットワークNを介して接続された遠隔地の管理サーバ5において、蓄電装置2自体に異常が生じているか、蓄電装置2自体は正常で、充電量、放電量の計測値を送る通信系に異常があるか、を判別して、より詳細に蓄電装置の状態を判定することができる。
蓄電装置2自体に異常が無く充電量および放電量の計測系統に異常があると判定した場合
には、蓄電装置2の作動は維持したままで充電量および放電量の計測を停止するステップ(S106)と、
蓄電装置2自体が異常と判定した場合には、蓄電装置2の作動を停止させるステップ(S104)とを備えることを特徴とする。
したがって、蓄電装置2において、放電量を計測するセンサ、充電量を計測するセンサの接続不良などの通信系の異常により放電量、充電量の計測が成されない場合、異常が無い蓄電装置2の作動を維持できる。よって、このような場合に蓄電装置2の作動を停止させるものと比較して、不必要に蓄電装置2を停止させることなく、効率的な電力制御が可能となる。
この場合、実施の形態の電力制御システムは、
建物としての住宅Hに設置されて電力を消費して作動する電力負荷としての負荷群3と、
住宅Hに設けられ、充電および放電可能な蓄電装置2と、
住宅Hの外部の系統電力網としての商用電源20と、住宅H内の負荷群3および蓄電装置2との間に介在されて、商用電源20に対する買電力および売電力、負荷群3に対する供給電力、蓄電装置2に対する充放電電力を中継する分電盤10と、
住宅Hに設けられ、商用電源20との間の買電電力量および売電電力量、蓄電装置2との間の充電量および放電量と、負荷群3に対する供給電力量としての分岐回路合計電力量とを計測可能な電力計測装置としての各CTセンサ11,12,14,15、16a〜16nおよび計測装置17と、
住宅Hと通信ネットワークNを介して接続され、各CTセンサ11,12,14,15、16a〜16nおよび計測装置17で計測された設定期間における買電電力量、売電電力量、充電量、放電量、分岐回路合計電力量に基づいて、蓄電装置2の異常判定を行う異常判定装置としての管理サーバ5の運転監視部52bと、を備える電力制御システムとしてもよい。
この電力制御システムでは、買電電力量、売電電力量、充電量、放電量、分岐回路合計電力量に基づいて蓄電装置2の異常判定を行うため、充電量、放電量などの蓄電装置に関する情報が送られない場合でも、住宅Hと通信ネットワークNを介して接続された遠隔地の管理サーバ5において、蓄電装置2の異常の有無の判定が可能となる。よって、蓄電装置2の異常をより正確に判定可能な電力制御システムを提供できる。
建物としての住宅Hに設置されて電力を消費して作動する複数の電力負荷から成る負荷群3と、
住宅Hに設けられ、充電および放電可能な蓄電装置2と、
住宅Hの外部の系統電力網としての商用電源20と、負荷群3および蓄電装置2との間に介在されて、商用電源20に対する買電力および売電力の入出力、負荷群3に対する電力供給、蓄電装置2に対する充放電を行う分電盤10と、
商用電源20に対する買電電力量および売電電力量と、蓄電装置2に対する充電量および放電量と、負荷群3に対する分岐回路合計電力量とを計測可能な電力計測装置としての各CTセンサ11,12,14,15、16a〜16nおよび計測装置17と、
住宅Hと通信ネットワークNを介して接続され、各CTセンサ11,12,14,15、16a〜16nおよび計測装置17で計測された設定期間における買電電力量、売電電力量、充電量、放電量、分岐回路合計電力量に基づいて、蓄電装置2の異常判定を行う異常判定装置としての管理サーバ5の運転監視部52bと、を備えた電力制御システムにおける電力制御方法であって、
各CTセンサ11,12,14,15、16a〜16nおよび計測装置17の計測に基づいて、設定期間における蓄電装置2の充電量と放電量とのいずれかが計測されていれば蓄電装置2が異常無しと判定するステップ(S102)と、
蓄電装置2の異常無しと判定しない場合、さらに、分岐回路合計電力量が、設定期間における買電電力量から売電電力量を差し引いて求めた総消費電力量を上回っていれば、蓄電装置2自体に異常が無く充電量および放電量の計測系統に異常があると判定し、分岐回路合計電力量が総消費電力量を上回っていなければ、蓄電装置2自体に異常が有ると判定するステップ(S103,S104)と、
を備えることを特徴とする電力制御方法としてもよい。
さらに、実施の形態では、総消費電力量および供給電力量(分岐回路合計電力量)を合算する設定期間の例として、複数日間(7日間)を示したが、これに限定されない。すなわち、この設定期間は、蓄電装置が正常であれば、必ず、放電が実行される期間であればよく、1日、複数日のいずれでもよく、また、複数日としても2,3日〜半月、1か月程度の日にちとしてもよい。ただし、この期間は、短い方が、蓄電装置のより最新の状態が反映され、最新の異常状態を検出しやすくなる。
加えて、実施の形態では、発電装置として太陽光により発電を行う太陽電池パネルを示したが、住宅において発電可能なものであれば、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃焼させて発電するものや、水力、風力による運動エネルギにより発電するものなど、他の発電装置を用いることも可能である。
あるいは、供給電力量と総消費電力量とを比較して、両者の差が、所定の範囲内であるか否かにより、所定の範囲内であれば、蓄電装置が、充放電を行っておらずに蓄電装置自体に異常が生じており、両者の差が、所定の範囲を越えていれば、蓄電装置は正常に充電と放電との少なくとも一方を行っていて、充電量、放電量の計測値に異常が生じていると判定するようにしてもよい。
2 蓄電装置
3 負荷群(電力負荷)
5 管理サーバ
10 分電盤
11 買電用CTセンサ(電力計測装置)
12 売電用CTセンサ(電力計測装置)
13 発電用CTセンサ(電力計測装置)
14 放電用CTセンサ(電力計測装置)
15 充電用CTセンサ(電力計測装置)
16a-16n 分岐回路別CTセンサ(電力計測装置)
17 計測装置(電力計測装置)
20 商用電源(系統電力網)
31 給湯装置(電力負荷)
32 空調装置(電力負荷)
52b 運転監視部
H 住宅(建物)
N 通信ネットワーク
Claims (5)
- 建物に設置されて電力を消費して作動する電力負荷と、
前記建物に設けられ、充電および放電可能な蓄電装置と、
前記建物の外部の系統電力網と、前記建物内の前記電力負荷および前記蓄電装置との間に介在され、前記系統電力網に対する買電力および売電力、前記電力負荷への供給電力、前記蓄電装置に対する充放電電力を中継する分電盤と、
前記建物に設けられ、前記系統電力網との間の買電電力量および売電電力量、前記蓄電装置との間の充電量および放電量、前記電力負荷に対する供給電力量とを計測可能な電力計測装置と、
前記建物と通信ネットワークを介して接続され、前記電力計測装置で計測された設定期間における前記買電電力量、前記売電電力量、前記充電量、前記放電量、前記供給電力量に基づいて、前記蓄電装置の異常判定を行う異常判定装置と、
を備えることを特徴とする電力制御システム。 - 請求項1に記載の電力制御システムにおいて、
前記運転監視部は、前記設定期間に前記充電量と前記放電量とのいずれかの計測があった場合には、前記蓄電装置に異常無しと判定し、前記充電量と前記放電量とのいずれも検出しない場合は、さらに、前記供給電力量が、前記買電電力量から前記売電電力量を減算して求めた前記建物の総消費電力量を上回っていれば、前記蓄電装置自体に異常が無く前記蓄電装置との通信系に異常があると判定し、前記供給電力量が前記総消費電力量を上回っていなければ、前記蓄電装置自体に異常が有ると判定することを特徴とする電力制御システム。 - 請求項2に記載の電力制御システムにおいて、
前記運転監視部は、前記蓄電装置自体に異常が無く通信系に異常があると判定した場合には、前記蓄電装置の作動は維持したままで前記充電量および前記放電量の計測値の前記運転監視部への入力を停止し、一方、前記蓄電装置自体が異常と判定した場合には、前記蓄電装置の作動を停止させることを特徴とする電力制御システム。 - 請求項2または請求項3に記載の電力制御システムにおいて、
前記建物に、発電装置が設けられているとともに、前記電力計測装置が、前記発電装置の発電量も計測可能であり、
前記運転監視部は、前記総消費電力量を、前記買電電力量に前記発電量を加算した値から前記売電電力量を減算して求めることを特徴とする電力制御システム。 - 建物に設置されて電力を消費して作動する電力負荷と、
前記建物に設けられ、充電および放電可能な蓄電装置と、
前記建物の外部の系統電力網と、前記建物内の前記電力負荷および前記蓄電装置との間に介在され、前記系統電力網に対する買電力および売電力、前記電力負荷への電力供給、前記蓄電装置に対する充放電を中継する分電盤と、
前記建物に設けられ、前記系統電力網との間の買電電力量および売電電力量、前記蓄電装置との間の充電量および放電量、前記電力負荷に対する供給電力量とを計測可能な電力計測装置と、
前記建物と通信ネットワークを介して接続され、前記電力計測装置で計測された設定期間における前記買電電力量、前記売電電力量、前記充電量、前記放電量、前記供給電力量に基づいて、前記蓄電装置の異常判定を行う異常判定装置と、
を備えた電力制御システムにおける電力制御方法であって、
前記電力計測装置の計測に基づいて、設定期間に前記充電量と前記放電量とのいずれかの計測が有れば前記蓄電装置が異常無しと判定するステップと、
前記蓄電装置の異常無しと判定しない場合、さらに、設定期間における前記買電電力量から前記売電電力量を差し引いて前記建物の総消費電力量を求め、前記供給電力量が前記総消費電力量を上回っていれば、前記蓄電装置自体に異常が無く前記蓄電装置との通信系に異常があると判定し、前記供給電力量が前記総消費電力量を上回っていなければ、前記蓄電装置自体に異常が有ると判定するステップと、
を備えることを特徴とする電力制御方法。
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