JP2018133013A - 配達管理システム、配達システム、および配達管理方法 - Google Patents
配達管理システム、配達システム、および配達管理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018133013A JP2018133013A JP2017027523A JP2017027523A JP2018133013A JP 2018133013 A JP2018133013 A JP 2018133013A JP 2017027523 A JP2017027523 A JP 2017027523A JP 2017027523 A JP2017027523 A JP 2017027523A JP 2018133013 A JP2018133013 A JP 2018133013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delivery
- signal
- delivery destination
- customer
- destination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012384 transportation and delivery Methods 0.000 title claims abstract description 610
- 238000007726 management method Methods 0.000 title claims abstract description 189
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 34
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 description 19
- 230000006870 function Effects 0.000 description 13
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 7
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 235000013550 pizza Nutrition 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】配達員が配達先の付近に到着したときに配達先を特定することを目的とする。【解決手段】配達システム1は、配達会社の営業所Aに設置された配達管理サーバ2と、配達員Bが所持する配達員端末3と、配達先Cに設置された信号発信器4と、配達先Cの顧客が使用する顧客端末5とを備えた構成とする。本開示に係る配達管理システムは、営業所Aに設置された配達管理サーバ2と、配達員Bが所持する配達員端末3とから構成され、配達員Bによる配達先Cへの配達物の配達を管理する。【選択図】図1
Description
本開示は、配達員による配達物の配達を管理するための配達管理システム、該配達管理システムを含む配達システム、および配達員による配達物の配達を管理するための配達管理方法に関する。
従来、配達員が所持する端末が、予め取得した配達先の住所情報とGPS(Global Positioning System)等を利用して検出した位置情報とを比較する機能、および音を出す等の報知動作を行う報知機能を備えており、前記端末が配達先の近傍に達したときに音を出す等の報知動作を行うことによって、配達員に配達先への接近を通知するように構成した配達システムが知られている(特許文献1参照)。
最近では、防犯やプライバシー保護等の理由により、表札を出さない家が増えている。そのため、上記特許文献1のような従来技術では、配達員が配達先の付近に到着しても、配達先を特定することができないという問題があった。
本開示は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、配達員が配達先の付近に到着したときに配達先を特定することが可能な配達管理システム、配達システム、および配達管理方法を提供することを主目的とする。
本開示の配達管理システムは、配達員による配達物の配達を管理するための配達管理システムであって、配達先に設置された信号発信器から発信される配達先信号を識別するための識別情報を少なくとも含む顧客情報を管理する配達管理サーバと、配達員が所持する配達員端末とを含んで構成され、前記配達員端末は、プロセッサと、前記配達先の顧客が使用する顧客端末および前記配達管理サーバと通信可能な通信部と、前記配達管理サーバから受信した前記顧客情報を記憶可能な記憶部と、前記信号発信器から発信される前記配達先信号を受信可能な受信部と、前記配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知可能な報知部とを備えており、前記プロセッサは、前記受信部により或る信号が受信されると、前記記憶部に記憶された前記顧客情報に含まれる前記識別情報に基づき、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であるか否かを判定し、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記報知部により前記配達員に、前記配達先に到着または接近したことを報知することを特徴とする。
本開示によれば、配達員が配達先の付近に到着したときに配達先を特定することが可能となる。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、配達員による配達物の配達を管理するための配達管理システムであって、配達先に設置された信号発信器から発信される配達先信号を識別するための識別情報を少なくとも含む顧客情報を管理する配達管理サーバと、配達員が所持する配達員端末とを含んで構成され、前記配達員端末は、プロセッサと、前記配達先の顧客が使用する顧客端末および前記配達管理サーバと通信可能な通信部と、前記配達管理サーバから受信した前記顧客情報を記憶可能な記憶部と、前記信号発信器から発信される前記配達先信号を受信可能な受信部と、前記配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知可能な報知部とを備えており、前記プロセッサは、前記受信部により或る信号が受信されると、前記記憶部に記憶された前記顧客情報に含まれる前記識別情報に基づき、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であるか否かを判定し、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記報知部により前記配達員に、前記配達先に到着または接近したことを報知することを特徴とする。
この第1の発明に係る配達管理システムによれば、配達員に配達先の付近に到着したときに、配達先に設置された信号発信器から送信される配達先信号に基づいて配達先を特定することが可能となる。
また、第2の発明は、上記第1の発明において、前記信号発信器がビーコン装置であり、前記識別情報が、前記ビーコン装置から発信されるビーコン信号の信号識別子であることを特徴とする。
この第2の発明に係る配達管理システムによれば、ビーコン装置から発信されるビーコン信号の信号識別子に基づいて、配達先を特定することが可能となる。
また、第3の発明は、上記第1の発明において、前記信号発信器が無線LAN装置であり、前記識別情報が、前記無線LAN装置のアクセスポイント識別子であることを特徴とする。
この第3の発明に係る配達管理システムによれば、無線LAN装置のアクセスポイント識別子に基づいて、配達先を特定することが可能となる。
また、第4の発明は、上記第1の発明ないし第3の発明のいずれかにおいて、前記報知部が、振動および音声の少なくとも一方により前記配達員に報知することを特徴とする。
この第4の発明に係る配達管理システムによれば、振動および音声の少なくとも一方により配達員に配達先に到着または接近したことを容易に報知することができる。
また、第5の発明は、上記第1の発明ないし第4の発明のいずれかにおいて、前記顧客情報が、前記顧客端末のメールアドレスをさらに含み、前記プロセッサは、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記通信部により前記顧客端末に前記配達員が前記配達先に到着または接近したことを報知する報知メールを送信することを特徴とする。
この第5の発明に係る配達管理システムによれば、配達員に配達先に到着または接近したときに、配達先の顧客に配達員が配達先に到着または接近したことを報知することができる。これにより、配達員が配達先に到着したときに、配達先の顧客が配達員の到着に気づかないことや、顧客が配達員を不審者等と勘違いして配達員に応対しないことを防ぐことができるので、配達をスムーズに行うことが可能となる。
また、第6の発明は、上記第1の発明ないし第5の発明のいずれかにおいて、前記配達員端末が、前記顧客端末と電話通信可能な電話通信部をさらに備え、前記顧客情報が、前記顧客端末の電話番号をさらに含み、前記プロセッサは、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記電話通信部を前記顧客端末の電話番号が入力された状態でスタンバイさせることを特徴とする。
この第6の発明に係る配達管理システムによれば、配達員は、配達先が見つからない場合等に顧客にすぐに電話をかけることができるので、配達をスムーズに行うことが可能となる。
また、第7の発明は、上記第1の発明ないし第6の発明のいずれかにおいて、前記配達員端末が表示部をさらに備え、前記顧客情報が、前記配達先の場所および外観の少なくとも一方を示す配達先情報をさらに含み、前記プロセッサは、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記表示部に前記配達先情報を表示することを特徴とする。
この第7の発明に係る配達管理システムによれば、配達員が配達先を容易に見つけることが可能となる。これにより、配達先が表札を出していない場合でも、配達をスムーズに行うことが可能となる。
また、第8の発明は、上記第1の発明ないし第7の発明のいずれかにおいて、前記配達員端末が、前記受信部により受信された前記配達先信号の信号強度を検出する信号強度検出部をさらに備え、前記プロセッサは、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記信号強度検出部により前記配達先信号の信号強度を検出し、前記信号強度が予め定められた閾値を超えた場合に、前記報知部により前記配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知することを特徴とする。
この第8の発明に係る配達管理システムによれば、配達先信号の信号強度に基づいて、配達先をより確実に特定することが可能となる。
また、第9の発明は、上記第1の発明ないし第8の発明のいずれかにおいて、前記プロセッサは、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記受信部により受信された前記配達先信号以外の信号を識別するための参照識別情報を前記記憶部に記憶し、次回以降の配達において、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記記憶部に記憶された前記参照識別情報に基づいて、前記参照識別情報により識別される信号を受信したか否かを判定し、前記参照識別情報により識別される信号を受信したと判定された場合には、前記報知部により前記配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知することを特徴とする。
この第9の発明に係る配達管理システムによれば、前回までの配達で配達先信号とともに受信した信号を参照することにより、配達先に到着または接近したことをより確実に判定することができる。
また、第10の発明は、上記第1の発明ないし第9の発明のいずれかにおいて、前記識別情報を少なくとも含む顧客情報を管理する顧客情報管理サーバをさらに備え、前記配達管理サーバは、前記顧客情報管理サーバから前記顧客情報を取得して管理することを特徴とする。
この第10の発明に係る配達管理システムによれば、識別情報を少なくとも含む個人情報を顧客情報管理サーバで一元的に管理することができるので、配達先の顧客の個人情報を保護することが可能となる。
また、第11の発明は、上記第1の発明ないし第10の発明のいずれかの配達管理システムと、配達先に設置される信号送信器と、配達先の顧客が使用する顧客端末とを備えた配達システムである。
また、第12の発明は、配達員による配達物の配達を管理するための配達管理方法であって、配達先に設置された信号発信器から発信される配達先信号を識別するための識別情報を取得するステップと、受信部により或る信号が受信されたときに、前記識別情報に基づき、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であるか否かを判定するステップと、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、報知部により配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知するステップとを有することを特徴とする。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本開示の第1実施形態に係る配達管理システムを含む配達システム1の概要を示す構成図である。図1に示すように、配達システム1は、配達会社の営業所Aに設置された配達管理サーバ2と、配達員Bが所持する配達員端末3と、配達先Cに設置された信号発信器4と、配達先Cの顧客が使用する顧客端末5とを備えて構成されている。配達管理サーバ2、配達員端末3、および顧客端末5は、インターネット等のネットワーク6を介して互いに接続されている。
図1は、本開示の第1実施形態に係る配達管理システムを含む配達システム1の概要を示す構成図である。図1に示すように、配達システム1は、配達会社の営業所Aに設置された配達管理サーバ2と、配達員Bが所持する配達員端末3と、配達先Cに設置された信号発信器4と、配達先Cの顧客が使用する顧客端末5とを備えて構成されている。配達管理サーバ2、配達員端末3、および顧客端末5は、インターネット等のネットワーク6を介して互いに接続されている。
本開示に係る配達管理システムは、営業所Aに設置された配達管理サーバ2と、配達員Bが所持する配達員端末3とから構成され、配達員Bによる配達先Cへの配達物の配達を管理する。この第1実施形態に係る配達管理システムは、例えば宅配食品(ピザ、寿司等)や通販商品等の商品を配達に適用可能である。
配達管理サーバ2は、顧客情報を含む配達情報を管理する機能を有する装置であり、一般的なコンピュータ装置と、表示装置(モニタ)、入力装置、通信装置等の周辺機器とから構成される。顧客情報は、詳細については後述するが、配達先Cに設置された信号発信器4から発信される信号(以降、「配達先信号」と称する)を識別するための識別情報を少なくとも含む。
配達員端末3は、配達管理サーバ2および顧客端末5とデータ通信する機能と、信号発信器4および他の近距離通信装置(不図示)から信号を受信する機能と、顧客端末5と電話通信する機能と、配達員Bに配達先Cに到着または接近したことを報知する機能とを少なくとも有する装置であり、スマートホン、タブレット型パーソナルコンピュータ、ウェアラブル型端末等の一般的な携帯端末装置から構成される。
信号発信器4は、近距離通信で信号を発信可能な近距離通信装置であり、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の無線LAN装置、またはBluetooth(登録商標)等のビーコン装置である。なお、信号発信器4は、赤外線通信装置等の他の近距離通信装置であってもよい。
顧客端末5は、配達員端末3とデータ通信および電話通信を行う機能を少なくとも有する一般的な携帯端末または固定通信端末であり、例えば、携帯電話、スマートホン、タブレット型パーソナルコンピュータ、パーソナルコンピュータ等から構成される。顧客端末5は、配達員端末3から報知メールを受信することができ、かつ配達員端末3と電話通信することができれば、その構成は特に限定されるものではない。
図2は、配達管理サーバ2の構成を示すブロック図である。配達管理サーバ2は、公知のハードウェア構成を備えており、所定の制御プログラム(例えば配達管理プログラム)に基づき配達管理の各処理を統括的に実行するプロセッサ11、このプロセッサ11のワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAM12、プロセッサ11が実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROM13、HDDやフラッシュメモリ等からなるストレージ(記憶装置)14、液晶モニタ等からなるモニタ15、キーボードおよびマウス等の入力デバイスである入力装置16、ネットワーク6に接続するためのネットワークアダプタからなるネットワークインタフェース17等を有している。配達管理サーバ2の各機能は、図2に示したハードウェア構成において、プロセッサ11が所定の制御プログラムを実行することによって実現可能である。
図3は、配達員端末3の構成を示すブロック図である。配達員端末3は、公知のハードウェア構成を備えており、所定の制御プログラム(例えば配達管理プログラム)に基づき配達管理の各処理を統括的に実行するプロセッサ21、このプロセッサ21のワークエリア等として機能する揮発性メモリであるRAM22、プロセッサ21が実行する制御プログラムやデータを格納する不揮発性メモリであるROM23、SSD(Solid State Drive)、eMMC(Embedded Multi Media Card)、フラッシュメモリ等からなるストレージ(記憶部)24、ユーザへの各種情報の表示およびユーザからの操作入力に用いられるタッチパネルディスプレイ(表示部/入力部)25、ネットワーク6を介したデータ通信を実行する通信部26、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の近距離通信規格の信号を受信する受信部27、顧客端末5と電話通信する電話通信部28、およびユーザ(配達員B)に配達先到着または接近したことを振動や音声等により報知可能な報知部29等を有している。配達員端末3の各機能は、図3に示したハードウェア構成において、プロセッサ21が所定の制御プログラムを実行することによって実現可能である。
なお、本開示に係る配達管理システムを構成する配達管理サーバ2および配達員端末3は、コンピュータ装置に限らず、同様の機能を果たすことが可能な他の情報処理装置(例えばサーバ等)を用いることもできる。また、配達管理サーバ2および配達員端末3の機能の少なくとも一部を他の公知のハードウェアによる処理によって代替してもよい。
配達管理サーバ2のストレージ14には、配達員による配達物(この第1実施形態では商品)の配達を管理するための各種情報(以降、「配達情報」と称する)を登録した配達管理データベース(DB)31が格納されている。図4は、配達管理DB31の構成を示す図である。配達管理DB31は、顧客マスタ32、商品マスタ34、配達員マスタ33、および配達管理マスタ35を有している。図5は、配達管理DB31の各マスタ32−35の一例を示す図である。
顧客マスタ32には、顧客毎に付与した顧客IDに紐付けて、その顧客の顧客情報が登録される。顧客情報は、顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、報知メールの送信希望の有無、配達先情報、識別情報を含む。顧客情報は、営業所Aの従業員が配達管理サーバ2の入力装置16を操作して顧客マスタ32に入力するものとする。
報知メールは、配達員Bが配達先Cに到着または接近したことを顧客に報知するメールであり、例えば、「配達員がもうすぐ到着します」等の予め登録されたメッセージを含む。
配達先情報は、配達先Cの場所や外観等を示す情報である。図5の例では、「コンビニの左隣」、「本屋の向かい」が配達先Cの場所を示す情報であり、「青い玄関」が配達先Cの外観を示す情報である。
識別情報は、配達先Cに設置された信号発信器4から発信される配達先信号を識別するための情報である。具体的には、信号発信器4がビーコン装置や赤外線通信装置である場合は、その装置から発信される信号の信号識別子(ID)が識別情報となる。また、信号発信器4がWi−Fi(登録商標)等の無線LAN装置である場合は、その無線LANのアクセスポイント識別子であるSSID(Service Set Identifier)が識別情報となる。
配達員マスタ33には、配達員B毎に付与した配達員識別子(ID)に紐付けて、その配達員B毎の配達員情報が予め登録されている。図5の例では、配達員情報として、配達員Bの氏名が登録されている。なお、配達員情報は、配達員Bの氏名に限らず、配達員Bの年齢や性別等の他の様々な情報であってよい。
商品マスタ34には、商品毎に付与した商品識別子(ID)に紐付けて、その商品の商品情報が予め登録されている。図5の例では、商品情報として、その商品の商品名が登録されている。なお、商品情報は、商品名に限らず、商品の価格等の他の様々な情報であってよい。
配達管理マスタ35には、注文毎に付与した注文識別子(ID)に紐付けて、顧客情報(顧客ID)、配達員情報(配達員ID)、商品情報(商品ID)とその商品の注文数(数量)が登録される。顧客情報、配達員情報、商品情報の各情報は、顧客マスタ32、配達員マスタ33、商品マスタ34の各マスタから自動的に取得するものとする。なお、商品の注文数は、営業所Aの従業員が配達管理サーバ2の入力装置16を操作して配達管理マスタ35に入力するものとする。
図6は、本開示の第1実施形態に係る配達管理システムにおける一連の処理を示すフロー図である。この配達管理システムの処理は、営業所Aの従業員が、配達先Cの顧客から商品の注文を受け付けたときに開始される。商品の注文は、顧客端末5または他の通信機器から行われるものとする。また、商品の注文は、配達先Cの顧客以外の者(以降、「注文者」と称する)が行ってもよい。
まず、配達管理サーバ2のユーザ(営業所Aの従業員)が、配達先Cの顧客が過去に取引があった既存顧客であるか否かを判断する(ステップST101)。配達先Cの顧客が既存顧客であると判断された場合(ステップST101:Yes)は、ステップST103に進み、既存顧客ではないと判断された場合(ステップST101:No)はステップST102に進む。
ステップST102では、配達管理サーバ2のユーザは、配達先Cの顧客から、配達先Cの顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、報知メールの送信希望の有無、配達先情報、識別情報等の顧客情報を取得し、顧客マスタ32に登録する。なお、配達先Cの顧客以外の注文者が注文を行った場合は、その注文者から配達先Cの顧客情報を取得する。顧客情報の登録後は、ステップST103に進む。
ステップST103では、配達管理サーバ2のユーザは、顧客または注文者から、注文する商品の種類(商品情報)および注文数を取得する。そして、配達管理サーバ2のユーザは、商品の商品情報(商品ID)と注文数(数量)を配達管理マスタ35に登録する。なお、商品情報は、配達管理サーバ2のユーザが入力画面等を操作して顧客が注文した商品を指定することにより、配達管理マスタ35に登録されるものとする。商品の注文数は、上述したように、配達管理サーバ2のユーザが配達管理マスタ35に入力する。
続いて、配達管理サーバ2のプロセッサ11は、顧客マスタ32および配達員マスタ33から顧客情報および配達員情報を取得して配達管理マスタ35に登録する(ステップST104)。なお、配達員Bの指定は、配達管理サーバ2のユーザが入力画面等を操作して指定してもよいし、自動的に行われるようにしてもよい。そして、配達管理サーバ2のプロセッサ11は、配達管理マスタ35に登録された顧客情報、配達員情報、および商品情報を含む配達情報を、ネットワーク6を介して、配達管理サーバ2から配達員端末3に送信される(ステップST105)。なお、配達情報は、少なくとも顧客情報を含んでいれば、配達員情報および商品情報を含んでいなくてもよい。配達員端末3は、配達管理サーバ2から配達情報を受信すると、その配達情報を記憶部であるストレージ24に格納する。
次に、配達員端末3は、配達管理サーバ2から配達情報を受信したか否かを判定する(ステップST106)。配達情報を受信したと判定された場合(ステップST106:Yes)は、ステップST107に進み、配達情報を受信していないと判定された場合(ステップST106:No)はステップST106に戻る。
ステップST107では、配達員Bは、配達員端末3が受信した配達情報に含まれている配達先Cの住所を確認し、配達先Cに向かって移動を開始する。これにより、配達が開始される。配達が開始されると、配達員端末3の受信部27は、その受信範囲内に存在する近距離通信装置から発信された信号(以降、「近距離信号」と称する)を受信する。上述したように、配達先Cの信号発信器4から配達先信号が発信されている。したがって、配達員端末3が配達先Cに接近し、配達先Cの信号発信器4が受信部27の受信範囲に入ると、受信部27は、信号発信器4から発信された配達先信号を受信することとなる。
続くステップST108では、配達員端末3のプロセッサ21は、受信部27が受信した近距離信号が配達先信号であるか否かを判定する。具体的には、配達管理サーバ2から受信した配達情報に含まれている識別情報(信号IDまたはSSID)を参照して、受信部27が受信した近距離信号が配達先信号であるか否か、すなわち配達先信号を受信したか否かを判定する。配達先信号を受信したと判定された場合(ステップST108:Yes)は、ステップST109に進み、配達先信号を受信していないと判定された場合(ステップST108:No)はステップST108に戻る。
ステップST109では、配達員端末3のプロセッサ21は、報知部29を動作させ、振動および音声の少なくとも一方により、配達員Bに配達先Cに到着または接近したことを報知する(ステップST107)。振動により報知する場合は、報知部29は、配達員端末3を振動させることにより、配達員Bに報知する。音声により報知する場合は、報知部29は、ブザー音や予め設定されたメッセージ等の音声を出力することにより、配達員Bに報知する。
次に、ステップST110では、配達員端末3のプロセッサ21は、報知メールを送信するか否かを判断する。この判断は、配達情報に含まれている報知メールの送信希望の有無を示す情報を参照して判定する。報知メールを送信すると判定された場合(ステップST110:Yes)は、ステップST111に進み、報知メールを希望しないと判定された場合(ステップST110:No)はステップST112に進む。
ステップST111では、配達員端末3のプロセッサ21は、顧客端末5のメールアドレスに、配達員Bが配達先Cに到着または接近したことを報知する報知メールを送信する。顧客端末5のメールアドレスは、ストレージ24に格納された配達情報に含まれている。報知メールの送信後は、ステップST112に進む。
ステップST112では、配達員端末3のプロセッサ21は、電話通信部28である電話アプリを起動させ、表示部であるタッチパネルディスプレイ25に、顧客端末5の電話番号が入力された電話画面をスタンバイ状態で表示する。顧客端末5の電話番号は、ストレージ24に格納された配達情報に含まれている。
次のステップST113では、配達員端末3のプロセッサ21は、表示部であるタッチパネルディスプレイ25に、配達先Cの配達先情報を表示する。配達先情報は、ストレージ24に格納された配達情報に格納されている。なお、配達先情報は、タッチパネルディスプレイ25に、上記の電話画面と同時に表示する。
そして、配達員Bが配達先Cの顧客に商品を引き渡すと、配達が完了する(ステップST114)。配達が完了すると、配達員Bは配達員端末3のタッチパネルディスプレイ25に表示された図示しない配達完了ボタンを操作して配達完了情報を配達管理サーバ2に送信する(ステップST115)。
そして、続くステップST116では、配達員Bは、配達を継続するか否かを判断する。配達を継続すると判断した場合(ステップST116:Yes)は、ステップST106に戻る。配達を継続しないと判断した場合(ステップST116:No)は、処理を終了する。
このように、本開示の第1実施形態に係る配達管理システムによれば、配達員Bが配達先Cに到着または接近したときに、配達員端末3の報知部29を動作させることにより、配達員Bに配達先Cに到着または接近したことを報知することができる。これにより、配達先Cの付近に到着した配達員Bが配達先Cを特定することが可能となる。また、配達員Bが地図を見て配達先Cの付近に到着または接近したことを確認する必要がなくなるので、配達をスムーズに行うことが可能となる。とりわけ、配達員Bが車を使用して配達を行っている場合は、配達員Bは車の運転に集中することができるので有益である。
また、本開示の第1実施形態に係る配達管理システムによれば、配達員Bが配達先Cに到着または接近したときに、報知メールを送信することにより、配達先Cの顧客に配達員Bが到着または接近したことを報知することができる。これにより、配達員Bが配達先Cに到着したときに、配達先Cの顧客が配達員Bの到着に気づかないことや、顧客が配達員Bを不審者等と勘違いして配達員Bに応対しないことを防ぐことができるので、配達をスムーズに行うことが可能となる。
なお、本実施形態では、配達員端末3の受信部27により受信された信号が配達先信号であると判定された場合に、顧客端末5に報知メールを送信するように構成したが、報知メールは、配達員端末3が備えるGPS機能等の位置検出機能により検出した位置情報に基づいて、配達員端末3が配達先Cの付近に到着したと判定された場合に、顧客端末5に報知メールを送信するように構成してもよい。
さらに、本開示の第1実施形態に係る配達管理システムによれば、配達員Bが配達先Cの付近に到着したときに、電話通信部28を顧客端末5の電話番号が入力された状態でスタンバイさせることができる。これにより、配達員Bは、配達先Cが見つからない場合等に顧客にすぐに電話をかけることができるので、配達をスムーズに行うことが可能となる。
さらに、本開示の第1実施形態に係る配達管理システムによれば、配達員Bが配達先Cの付近に到着したときに、配達先Cの場所や外観を示す配達先情報を配達員端末3のタッチパネルディスプレイ25に表示することができるので、配達員Bが配達先Cを容易に見つけることが可能となる。これにより、配達先が表札を出していない場合でも、配達をスムーズに行うことが可能となる。
また、本開示に係る配達管理システムでは、配達員端末3の受信部27が配達先信号を受信したときに、配達先信号の信号強度を検出し、信号強度が予め定められた信号強度の閾値を超えた場合に、報知部29により配達員Bに配達先Cに到着または接近したことを報知するようにしてもよい。この場合、図7に示すように、配達員端末3は、受信部27が受信した配達先信号の信号強度を検出する信号強度検出部30をさらに備えている。
図8は、信号発信器からの距離と配達先信号の信号強度との関係を示す図である。図8に示すように、信号発信器4から送信される配達先信号の信号強度は、信号発信器4からの距離が大きくなるにしたがって減衰する。したがって、配達先信号の信号強度に基づき、信号発信器4からの距離を特定することが可能である。図8の例では、信号発信器4からの距離が2mのときに、配達先信号の信号強度は70dBmとなる。よって、配達先信号の信号強度の閾値を70dBmに設定すれば、配達先信号の信号強度が閾値(70dBm)を超えたときに、配達先Cから2m以内の距離であることが分かる。そして、配達先Cから2m以内の距離は配達先Cの場所と見なすことができるので、配達先信号の信号強度が閾値(70dBm)を超えたとときに、配達先Cに到着したと判断することができる。このようにして、配達先信号の信号強度に基づいて、配達先Cの場所を特定することが可能となる。
信号強度の閾値は、顧客情報の一部として顧客マスタ32に登録される。図9は、顧客マスタ32に登録された信号強度の閾値の一例を示す図である。上述したように、顧客マスタ32に登録された顧客情報を含む配達情報は、配達管理サーバ2から配達員端末3に送信され、配達員端末3のストレージ24に格納される。したがって、配達員端末3のプロセッサ21は、ストレージ24に格納された配達情報(顧客情報)に含まれる信号強度の閾値を参照して、信号強度検出部30で検出された信号強度が閾値を超えたか否かを判定することができる。
また、本開示に係る配達管理システムでは、配達員端末3の受信部27が配達先信号を受信したときに、受信部27が配達先信号とともに受信した近距離信号を識別するための参照識別情報をストレージ24に格納しておき、次回以降の配達において、受信部27が、配達先信号とともに、ストレージ24に格納された参照識別情報により識別される近距離信号(すなわち、前回までの配達において、配達先信号とともに受信された近距離信号)を受信したときに、報知部29により配達員Bに配達先Cに到着または接近したことを報知するようにしてもよい。
図10に示すように、配達員端末3の受信部27は、配達先Cの信号発信器4から配達先信号を受信したときに、信号発信器4以外の近距離通信装置7、8から発信された近距離信号を受信することがある。このような場合は、近距離通信装置7、8から発信された近距離信号を識別するための参照識別情報をストレージ24に格納しておく。そして、次回以降の配達において、受信部27が配達先信号を受信したときに、ストレージ24に格納された参照識別情報により識別される近距離信号も受信したこと確認することにより、配達員端末3が配達先Cに到着または接近したことをより確実に判定することができる。したがって、配達員Bに配達先Cに接近したことを報知する精度を向上させることが可能となる。なお、配達先信号とともに受信した近距離信号が複数存在する場合は、そのうちの少なくとも1つの近距離信号を配達先信号とともに受信した場合に、報知部29により報知するようにするとよい。
参照識別情報は、顧客情報の一部として顧客マスタ32に登録される。図11は、顧客マスタ32に登録された参照識別情報の一例を示す図である。上述したように、顧客マスタ32に登録された顧客情報を含む配達情報は、配達管理サーバ2から配達員端末3に送信され、配達員端末3のストレージ24に格納される。したがって、配達員端末3のプロセッサ21は、ストレージ24に格納された配達情報(顧客情報)に含まれる参照識別情報を参照して、近距離信号の受信の有無を判定することができる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に係る配達管理システムについて説明する。なお、この第2実施形態では、以下で特に言及しない事項については、上述の第1実施形態の場合と同様とする。この第2実施形態は、顧客から注文を受けない点が第1実施形態と異なる。この第2実施形態に係る配達管理システムは、例えば、宅配便貨物や郵便物等の荷物の配達に適用可能である。
次に、本開示の第2実施形態に係る配達管理システムについて説明する。なお、この第2実施形態では、以下で特に言及しない事項については、上述の第1実施形態の場合と同様とする。この第2実施形態は、顧客から注文を受けない点が第1実施形態と異なる。この第2実施形態に係る配達管理システムは、例えば、宅配便貨物や郵便物等の荷物の配達に適用可能である。
図12は、本開示の第2実施形態に係る配達管理システムを含む配達システム1の概要を示す構成図である。図12に示すように、この第2実施形態では、配達先Cが複数存在し、配達員Bは、複数の配達先C1、C2、C3にその順に配達物を配達する。なお、図12では図示していないが、配達先C2、C3の顧客端末5も、配達先C1の顧客端末5と同様に、ネットワーク6に接続されているものとする。また、図12では、複数の配達先Cとして3つの配達先C1、C2、C3が示されているが、配達先Cが4つ以上存在する場合も同様である。配達管理サーバ2のストレージ14には、配達管理データベース41が格納されている。
図13は、配達管理データベース41の構成を示す図である。図13に示すように、配達管理データベース41は、顧客マスタ42、配達員マスタ43、および配達管理マスタ44を有している。この第2実施形態では、顧客から注文を受けないので、配達管理データベース41は、商品マスタを有していない。
図14は、配達管理DB41の各マスタ42−44の一例を示す図である。顧客マスタ42および配達員マスタ43は、第1実施形態の顧客マスタ32および配達員マスタ33(図5参照)と同様なので説明は省略する。配達管理マスタ44は、配達先毎に付与した配達先識別子(ID)に紐付けて、顧客情報(顧客ID)と配達員情報(配達員ID)が登録される。顧客情報および配達員情報の各情報は、第1実施形態の場合と同様に、顧客マスタ42および配達員マスタ43の各マスタから自動的に取得するものとする。
図15は、本開示の第2実施形態に係る配達管理システムにおける一連の処理を示すフロー図である。この第2実施形態での配達管理システムの処理は、営業所Aに宅配便貨物や郵便物等の荷物が届き、営業所Aの従業員がその荷物の配達先Cを確認する作業を始めたときに開始される。
まず、配達管理サーバ2のユーザ(営業所Aの従業員)が、配達先C1、C2、C3の顧客が過去に取引があった既存顧客であるか否かを判断する(ステップST201)。配達先C1、C2、C3の顧客が既存顧客であると判断された場合(ステップST201:Yes)は、ステップST203に進み、既存顧客ではないと判断された場合(ステップST201:No)はステップST202に進む。
ステップST202では、配達管理サーバ2のユーザは、図示しない配達先データベース等の所定の情報源から配達先C1、C2、C3の顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、報知メールの送信希望の有無、配達先情報、識別情報等の顧客情報を取得し、顧客マスタ32に登録する。顧客情報の登録後は、ステップST203に進む。
ステップST203では、配達管理サーバ2のプロセッサ11は、顧客マスタ42および配達員マスタ43から顧客情報および配達員情報を取得して配達管理マスタ44に登録する。そして、ステップST204では、配達管理サーバ2のプロセッサ11は、配達管理マスタ44に登録された顧客情報および配達員情報を含む配達情報を、ネットワーク6を介して、配達管理サーバ2から配達員端末3に送信する。なお、配達情報は、少なくとも顧客情報を含んでいれば、配達員情報を含んでいなくてもよい。以降は、第1実施形態のステップST106以降と同様なので、説明は省略する。
このように、本開示の第2実施形態に係る配達管理システムによれば、宅配便貨物や郵便物等の顧客からの注文を受けない配達物でも、上述した第1実施形態の場合と同様に、配達を行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態に係る配達管理システムについて説明する。なお、この第3実施形態では、以下で特に言及しない事項については、上述の第1実施形態の場合と同様とする。この第3実施形態では、顧客情報が、営業所Aではなく、顧客情報管理会社Dで管理されている点が第1実施形態と異なる。
次に、本開示の第3実施形態に係る配達管理システムについて説明する。なお、この第3実施形態では、以下で特に言及しない事項については、上述の第1実施形態の場合と同様とする。この第3実施形態では、顧客情報が、営業所Aではなく、顧客情報管理会社Dで管理されている点が第1実施形態と異なる。
図16は、本開示の第2実施形態に係る配達管理システムを含む配達システム1の概要を示す構成図である。図16に示すように、この第3実施形態では、配達システム1は、顧客情報管理会社Dに設置された顧客情報管理サーバ51をさらに備える。この顧客情報管理サーバ51の図示しないストレージ(記憶部)に顧客マスタ62が格納されている(図17参照)。配達管理サーバ2のストレージ14には、配達管理データベース61が格納されている。
図17は、配達管理データベース61の構成と、顧客情報管理サーバ51に格納された顧客マスタ62とを示す図である。図17に示すように、配達管理データベース61は、配達員マスタ63、商品マスタ64、配達管理マスタ65を有している。配達管理マスタ65は、顧客情報管理サーバ51に顧客の顧客IDを送信し、その顧客IDに対応する顧客情報を顧客情報管理サーバ51の顧客マスタ62から取得する。
図18は、顧客情報管理サーバ51に格納された顧客マスタ62、および配達管理サーバ2に格納された配達管理DB41の各マスタ63−65の一例を示す図である。各マスタ62−65は、第1実施形態の各マスタ32−35(図5参照)と同様なので説明は省略する。また、各顧客の顧客情報は、顧客情報管理会社Dが各顧客から予め取得し、顧客毎に付与した顧客IDに紐付けて、顧客マスタ62に予め登録されているものとする。また、各顧客は、自分の顧客IDを保持しているものとする。
図19は、本開示の第3実施形態に係る配達管理システムにおける一連の処理を示すフロー図である。この第3実施形態での配達管理システムの処理は、営業所Aの従業員が、配達先Cの顧客から商品の注文を受け付けたときに開始される。
まず、配達管理サーバ2のユーザ(営業所Aの従業員)が、顧客端末5等を介して配達先Cの顧客と通信し、配達先Cの顧客から顧客IDを取得する(ステップST301)。続いて、配達管理サーバ2のプロセッサ11は、配達先Cの顧客から取得した顧客IDを顧客情報管理会社Dの顧客情報管理サーバ51に送信する(ステップST302)。
顧客情報管理サーバ51の図示しないプロセッサは、配達管理サーバ2から受信した顧客IDに対応する顧客情報を顧客マスタ62から読み出して、配達管理サーバ2に送信する(ステップST303)。そして、配達管理サーバ2のプロセッサ11は、顧客情報管理サーバ51から送信された顧客情報を取得し、ストレージ14に格納する(ステップST304)。以降は、第1実施形態のステップST104以降と同様なので、説明は省略する。
このように、本開示の第3実施形態に係る配達管理システムによれば、識別情報を少なくとも含む個人情報を顧客情報管理会社Dの顧客情報管理サーバ51で一元的に管理することができるので、配達先Cの顧客の個人情報を保護することが可能となる。また、顧客は、自分の個人情報を1つの顧客情報管理会社Dに登録するだけで、様々な配達業者からサービスを受けることが可能となる。
以上、本開示を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本開示はこれらの実施形態によって限定されるものではない。また、上記実施形態に示した本開示に係る配達管理システム、配達システム、および配達管理方法の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本開示の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本開示に係る配達管理システム、配達システム、および配達管理方法は、配達員が配達先の付近に到着したときに配達先を特定することができる配達管理システム、配達システム、および配達管理方法として有用である。
1 配達システム
2 配達管理サーバ(配達管理システム)
3 配達員端末(配達管理システム)
4 信号発信器
5 顧客端末
6 ネットワーク
51 顧客情報管理サーバ
21 プロセッサ
24 ストレージ(記憶部)
25 タッチパネルディスプレイ(表示部)
26 通信部
27 受信部
28 電話通信部
29 報知部
30 信号強度検出部
A 営業所
B 配達員
C 配達先
D 顧客情報管理会社
2 配達管理サーバ(配達管理システム)
3 配達員端末(配達管理システム)
4 信号発信器
5 顧客端末
6 ネットワーク
51 顧客情報管理サーバ
21 プロセッサ
24 ストレージ(記憶部)
25 タッチパネルディスプレイ(表示部)
26 通信部
27 受信部
28 電話通信部
29 報知部
30 信号強度検出部
A 営業所
B 配達員
C 配達先
D 顧客情報管理会社
Claims (12)
- 配達員による配達物の配達を管理するための配達管理システムであって、
配達先に設置された信号発信器から発信される配達先信号を識別するための識別情報を少なくとも含む顧客情報を管理する配達管理サーバと、配達員が所持する配達員端末とを含んで構成され、
前記配達員端末は、
プロセッサと、
前記配達先の顧客が使用する顧客端末および前記配達管理サーバと通信可能な通信部と、
前記配達管理サーバから受信した前記顧客情報を記憶可能な記憶部と、
前記信号発信器から発信される前記配達先信号を受信可能な受信部と、
前記配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知可能な報知部とを備えており、
前記プロセッサは、
前記受信部により或る信号が受信されると、前記記憶部に記憶された前記顧客情報に含まれる前記識別情報に基づき、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であるか否かを判定し、
前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記報知部により前記配達員に、前記配達先に到着または接近したことを報知することを特徴とする配達管理システム。 - 前記信号発信器がビーコン装置であり、
前記識別情報が、前記ビーコン装置から発信されるビーコン信号の信号識別子であることを特徴とする請求項1に記載の配達管理システム。 - 前記信号発信器が無線LAN装置であり、
前記識別情報が、前記無線LAN装置のアクセスポイント識別子であることを特徴とする請求項1に記載の配達管理システム。 - 前記報知部が、振動および音声の少なくとも一方により前記配達員に報知することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の配達管理システム。
- 前記顧客情報が、前記顧客端末のメールアドレスをさらに含み、
前記プロセッサは、
前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記通信部により前記顧客端末に前記配達員が前記配達先に到着または接近したことを報知する報知メールを送信することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の配達管理システム。 - 前記配達員端末が、前記顧客端末と電話通信可能な電話通信部をさらに備え、
前記顧客情報が、前記顧客端末の電話番号をさらに含み、
前記プロセッサは、
前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記電話通信部を前記顧客端末の電話番号が入力された状態でスタンバイさせることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の配達管理システム。 - 前記配達員端末が表示部をさらに備え、
前記顧客情報が、前記配達先の場所および外観の少なくとも一方を示す配達先情報をさらに含み、
前記プロセッサは、
前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記表示部に前記配達先情報を表示することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の配達管理システム。 - 前記配達員端末が、前記受信部により受信された前記配達先信号の信号強度を検出する信号強度検出部をさらに備え、
前記プロセッサは、
前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記信号強度検出部により前記配達先信号の信号強度を検出し、前記信号強度が予め定められた閾値を超えた場合に、前記報知部により前記配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の配達管理システム。 - 前記プロセッサは、
前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記受信部により受信された前記配達先信号以外の信号を識別するための参照識別情報を前記記憶部に記憶し、
次回以降の配達において、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、前記記憶部に記憶された前記参照識別情報に基づいて、前記参照識別情報により識別される信号を受信したか否かを判定し、前記参照識別情報により識別される信号を受信したと判定された場合には、前記報知部により前記配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の配達管理システム。 - 前記識別情報を少なくとも含む顧客情報を管理する顧客情報管理サーバをさらに備え、
前記配達管理サーバは、前記顧客情報管理サーバから前記顧客情報を取得して管理することを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の配達管理システム。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載の配達管理システムと、
配達先に設置される信号送信器と、
配達先の顧客が使用する顧客端末とを備えた配達システム。 - 配達員による配達物の配達を管理するための配達管理方法であって、
配達先に設置された信号発信器から発信される配達先信号を識別するための識別情報を取得するステップと、
受信部により或る信号が受信されたときに、前記識別情報に基づき、前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であるか否かを判定するステップと、
前記受信部により受信された前記信号が前記配達先信号であると判定された場合には、報知部により配達員に前記配達先に到着または接近したことを報知するステップと
を有することを特徴とする配達管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017027523A JP2018133013A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 配達管理システム、配達システム、および配達管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017027523A JP2018133013A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 配達管理システム、配達システム、および配達管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018133013A true JP2018133013A (ja) | 2018-08-23 |
Family
ID=63249714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017027523A Pending JP2018133013A (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 配達管理システム、配達システム、および配達管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018133013A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111311144A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-06-19 | 拉扎斯网络科技(上海)有限公司 | 数据处理方法、装置、服务器和非易失性存储介质 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002334137A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Yazaki Corp | 顧客情報管理システム |
JP2006168914A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Takara Butsuryu System Kk | 荷物配送支援システムおよび荷物配送方法 |
JP2010092398A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Nec Electronics Corp | 配達作業支援システム、配達作業支援方法、及び配達作業支援プログラム |
JP2016540957A (ja) * | 2013-09-18 | 2016-12-28 | アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド | 無線指紋方式を使用する配達位置の確認 |
-
2017
- 2017-02-17 JP JP2017027523A patent/JP2018133013A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002334137A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Yazaki Corp | 顧客情報管理システム |
JP2006168914A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Takara Butsuryu System Kk | 荷物配送支援システムおよび荷物配送方法 |
JP2010092398A (ja) * | 2008-10-10 | 2010-04-22 | Nec Electronics Corp | 配達作業支援システム、配達作業支援方法、及び配達作業支援プログラム |
JP2016540957A (ja) * | 2013-09-18 | 2016-12-28 | アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド | 無線指紋方式を使用する配達位置の確認 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111311144A (zh) * | 2020-01-19 | 2020-06-19 | 拉扎斯网络科技(上海)有限公司 | 数据处理方法、装置、服务器和非易失性存储介质 |
CN111311144B (zh) * | 2020-01-19 | 2023-09-26 | 拉扎斯网络科技(上海)有限公司 | 数据处理方法、装置、服务器和非易失性存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11170337B2 (en) | Authenticated transfer of an article using verification tokens | |
TWI658428B (zh) | 快遞送件系統及方法 | |
US20170024805A1 (en) | Systems and methods for facilitating customer interaction during pick-up of retail orders | |
KR100841697B1 (ko) | 수신자들에 대한 일반 수신자 메시지들의 전달을 급송 및우선순위화하는 방법, 장치 및 컴퓨터 프로그램 생성물 | |
US11284219B2 (en) | Lost device detection using geospatial location data | |
US20140279291A1 (en) | Systems and methods for communicating to a computing device information associated with the replenishment status of a retail item | |
US11055654B2 (en) | Packet delivery management | |
KR102380643B1 (ko) | 물품 배송에 관한 시간 정보를 제공하는 방법 및 이를 위한 장치 | |
KR101177862B1 (ko) | 스마트 폰을 이용한 배달 주문 서비스 제공 장치 및 그 방법 | |
US20190087810A1 (en) | Automated checkout system using information from customer device | |
US20020010629A1 (en) | Method and system for electronic anonymous proximity based tracking | |
KR20200054790A (ko) | 배송 업무 지원 방법 및 이를 위한 장치 | |
US10713708B2 (en) | On-demand routing upon location detection | |
JP2018133013A (ja) | 配達管理システム、配達システム、および配達管理方法 | |
JP2018025896A (ja) | 物品配達管理システム | |
US10535039B2 (en) | Systems and methods for determining stocking locations of products having more than one stocking location on a sales floor | |
WO2002019194A1 (fr) | Procede et appareil de vente de marchandises | |
FI125277B (fi) | Menetelmä, laite, tietokoneohjelma sähköisten palvelupyyntöjen toteuttamiseksi | |
KR20170014510A (ko) | 스마트밴드를 이용한 배달관리 시스템 | |
US20130262334A1 (en) | Systems and methods for providing secondary delivery service | |
US20210090056A1 (en) | Store checkout verification system | |
CA2884747A1 (en) | Customer controlled management of shipments | |
KR20150081400A (ko) | 서버와 통신하여 실시간으로 각종예약 및 배달주문을 처리하고 대리운전기사를 부르는 장치와 방법 | |
JP2002024627A (ja) | 荷物集配システム及びそれに用いる荷物集配方法 | |
TWI809287B (zh) | 取貨預告系統及方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210608 |