JP2018132416A - 自動分析装置 - Google Patents

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美智男 熊田
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Abstract

【課題】 試薬の廃棄の手間を削減することができる自動分析装置を提供する。
【解決手段】 第1試薬が収容された第1試薬容器13内の第1試薬を吸引して反応容器17内に吐出する分注動作を行う第1試薬分注プローブ21と、第1試薬分注プローブ21を移動させる駆動部40と、第1試薬分注プローブ21の分注動作に基づいて第1試薬容器13内の第1試薬の量を算出する試薬量算出部50と、駆動部40を制御する分析制御部45とを備え、分析制御部45は、各検査項目の測定に用いる第1試薬の分注が終了すると、引き続き試薬量算出部50により算出された量が予め設定された下限量V以下となる第1試薬容器13内の第1試薬を、第1試薬分注プローブ21により吸引させて廃棄させる。
【選択図】 図8

Description

本発明の実施形態は、被検体から採取された試料と試薬容器に収容された試薬とを分注してその試料に含まれる成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、生化学検査項目や免疫検査項目等を対象項目とし、被検体から採取された試料と各検査項目の分析に用いる試薬とを反応容器に分注し、反応容器内の試料と試薬の反応によって生ずる色調や濁りの変化を光学的に測定する。そして、自動分析装置は、測定結果に基づいて、試料に含まれる各検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを得ることができる。
自動分析装置は、各検査項目分析用の試薬が収容された多数の試薬容器が格納され、試料毎に検査に応じて選択された各検査項目の試薬容器内の試薬を分注する。この自動分析装置では、各試薬容器内の試薬の量を算出し、試薬容器内の試薬の量が所定の量以下になると、例えば吸引不良等を起こし精度よく分注することができなくなるため、その試薬の分注を停止する。
検査が終了すると、格納された試薬容器のうち、試薬が所定量以下になった各試薬容器は自動分析装置から取り出され、作業者が試薬容器内の試薬の廃棄処理を行うことになる。このため、様々な処理を並行して行っている作業者には、試薬の廃棄処理が大きな負担となっている。
特開2015−161526号公報
本発明が解決しようとする課題は、試薬の廃棄の手間を削減することができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、実施形態の自動分析装置は、試料と各検査項目の試薬を反応容器に分注し、前記反応容器内の前記試料及び前記試薬の混合液を測定する自動分析装置において、前記試薬が収容された試薬容器内の当該試薬を吸引して前記反応容器内に吐出する分注動作を行う分注プローブと、前記分注プローブを移動する駆動部と、前記分注プローブの分注動作に基づいて、前記試薬容器内の試薬の量を算出する試薬量算出部と、前記混合液の測定に用いる前記各検査項目の試薬の分注が終了すると、前記試薬量算出部により算出された量が予め設定された下限量以下になった前記試薬容器内の試薬を前記分注プローブに吸引させて廃棄させる制御を行う制御部とを備える。
実施形態に係る自動分析装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る分析部の構成の一例を示す斜視図。 実施形態に係る第1試薬液面検出により検出された第1試薬分注プローブの停止位置を示す図。 実施形態に係る第1試薬容器内の下限量の第1試薬を示す図。 実施形態に係る表示部に表示された廃棄試薬設定画面の一例を示す図。 実施形態に係る各反応容器の各停止位置を示す図。 実施形態に係る表示部に表示された試薬情報画面の一例を示す図。 実施形態に係る第1衝突センサにより検出された第1試薬分注プローブの位置を示す図。 実施形態に係る第1試薬容器内の底面に当接して停止した第1試薬分注プローブの下端部を示す図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る自動分析装置の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、各検査項目に対応する標準試料や被検試料等の試料及び各検査項目に対応する試薬を分注し、各試料及び各試薬の混合液を測定して標準データや被検データを生成する分析部10を備えている。また、自動分析装置100は、分析部10の各試料の分注や各試薬の分注等を行う複数のユニットを駆動する駆動部40と、駆動部40を制御する分析制御部45とを備えている。
また、自動分析装置100は、分析部10で測定に用いられる試薬の残量を算出する試薬量算出部50を備えている。また、自動分析装置100は、試薬量算出部50で算出された試薬の量や、不要になって廃棄させる試薬等の試薬情報を保存する試薬情報記憶部60を備えている。また、自動分析装置100は、分析部10で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量データや分析データを生成するデータ処理部70を備えている。
また、自動分析装置100は、データ処理部70で生成された検量データ及び分析データや、廃棄させる試薬を設定するための画面等を表示する表示部80を備えている。また、自動分析装置100は、各検査項目の検量データや分析データを生成させる分析パラメータを設定するための入力、廃棄試薬を設定するための入力、各試料に対して試料IDや各検査項目を設定するための入力等を行う入力部90を備えている。また、自動分析装置100は、分析制御部45、試薬量算出部50、試薬情報記憶部60、データ処理部70及び表示部80を制御するシステム制御部91を備えている。
図2は、分析部10の構成の一例を示した斜視図である。この分析部10は、試料を収容する試料容器11と、試料容器11を保持する試料ラック12とを備えている。また、分析部10は、標準試料や被検試料などの各試料に含まれる各検査項目の成分と反応する試薬である例えば1試薬系及び2試薬系の第1試薬を収容する第1試薬容器13と、複数の第1試薬容器13を移動可能に保持する第1試薬ラック14とを備えている。
また、分析部10は、2試薬系の第1試薬と対をなす第2試薬を収容する第2試薬容器15と、複数の第2試薬容器15を移動可能に保持する第2試薬ラック16とを備えている。そして、第2試薬容器15は、第1試薬容器13と同じ形状及び寸法をなしている。また、第2試薬ラック16に保持された第2試薬容器15は、第1試薬ラック14に保持された第1試薬容器13と同じ高さになる。
また、分析部10は、円周上に配置された複数の反応容器17と、この反応容器17を回転移動可能に保持する反応ディスク18とを備えている。また、分析部10は、試料ラック12に保持された試料容器11内の試料を吸引して、反応容器17内に吐出する分注動作を行う試料分注プローブ19を備えている。また、分析部10は、試料分注プローブ19を上下移動及び回動可能に支持する試料分注アーム20を備えている。
また、分析部10は、第1試薬ラック14に保持された第1試薬容器13内の第1試薬を吸引して、試料が分注された反応容器17内に吐出する分注動作を行う第1試薬分注プローブ21を備えている。また、分析部10は、第1試薬分注プローブ21を上下移動及び回動可能に支持する第1試薬分注アーム22を備えている。また、分析部10は、第1試薬の分注毎に第1試薬分注プローブ21を洗浄水で洗浄する第1洗浄槽23を備えている。
なお、第1試薬分注プローブ21の洗浄水による洗浄が不十分な場合、洗浄水よりも強力な酸性又はアルカリ性等の洗浄液を第1試薬分注プローブ21に吸引させて洗浄が可能なように、第1試薬ラック14は、洗浄液を収容する第1試薬容器13を保持している。
また、分析部10は、第1試薬分注プローブ21が第1試薬容器13内の第1試薬の液面に接触したことを検出する第1試薬液面センサ24を備えている。第1試薬液面センサ24は例えば発振器及びブリッジ回路等を有し、第1試薬容器13内の第1試薬と接触したときの第1試薬分注プローブ21の静電容量の変化をブリッジ回路で電圧信号に変換して当該第1試薬の液面を検出する。
また、分析部10は、第1試薬分注プローブ21が第1試薬容器13内の底面に当接したことを検出する第1衝突センサ25を備えている。第1衝突センサ25は、例えば第1試薬分注アーム22に配置された投光素子及び受光素子からなる透過型光センサと、第1試薬分注アーム22に対して上下移動可能に支持された第1試薬分注プローブ21に配置され、透過型センサにより検出可能な検出体とを有する。そして、第1衝突センサ25は、第1試薬分注プローブ21が下方に移動して第1試薬容器13内の底面に当接すると、第1試薬分注アーム22に対して上に移動して検出体が透過型光センサの光を遮断することにより、第1試薬容器13内の底面を検出する。
また、分析部10は、第2試薬ラック16に保持された第2試薬容器15内の第2試薬を吸引して、第1試薬が分注された反応容器17内に吐出する分注動作を行う第2試薬分注プローブ26を備えている。また、分析部10は、第2試薬分注プローブ26を上下移動及び回動可能に支持する第2試薬分注アーム27を備えている。また、分析部10は、第2試薬の分注毎に第2試薬分注プローブ26を洗浄水で洗浄する第2洗浄槽28を備えている。
なお、第2試薬分注プローブ26の洗浄水による洗浄が不十分な場合、洗浄水よりも強力な洗浄液を第2試薬分注プローブ26に吸引させて洗浄が可能なように、第2試薬ラック16は、洗浄液を収容する第2試薬容器15を保持している。
また、分析部10は、第2試薬分注プローブ26が第2試薬容器15内の第2試薬の液面に接触したことを検出する第2試薬液面センサ29を備えている。第2試薬液面センサ29は、第1試薬液面センサ24と同様に構成され、第2試薬容器15内の第2試薬と接触したときの第2試薬分注プローブ26の静電容量の変化により当該第2試薬の液面を検出する。
また、分析部10は、第2試薬分注プローブ26が第2試薬容器15内の底面に当接したことを検出する第2衝突センサ30を備えている。第2衝突センサ30は、第1衝突センサ25と同様に構成され、第2試薬分注プローブ26が下方に移動して第2試薬容器15内の底面に当接すると、第2試薬容器15内の底面を検出する。
また、分析部10は、反応容器17に分注された試料及び第1試薬の混合液や、試料、第1試薬及び第2試薬の混合液を撹拌する撹拌子31と、この撹拌子31を移動可能に支持する撹拌アーム32とを備えている。また、分析部10は、撹拌子31により撹拌が行われた混合液を収容する反応容器17に光を照射し、反応容器17内の標準試料や被検試料を含む混合液を透過した光を検出して標準データや被検データを生成する測定部33を備えている。また、分析部10は、測定を終了した反応容器17内を洗浄水等を用いて洗浄する複数の洗浄ノズル34と、洗浄ノズル34を上下移動可能に支持する洗浄アーム35とを備えている。
図1に戻り、駆動部40は、搬送機構及びこの搬送機構を駆動するモータを有し、分析部10の試料ラック12を搬送移動する。また、駆動部40は、第1及び第2試薬ラック14,16をそれぞれ回転駆動するモータを有し、各第1及び第2試薬容器13,15を移動する。また、駆動部40は、反応ディスク18を回転駆動するモータを有し、各反応容器17を移動して各停止位置で停止させる。また、駆動部40は、試料分注アーム20、第1試薬分注アーム22及び第2試薬分注アーム27をそれぞれ回動駆動するモータ及び上下駆動するモータを有し、試料分注プローブ19、第1試薬分注プローブ21、及び第2試薬分注プローブ26を移動する。また、駆動部40は、撹拌アーム32を駆動するモータを有し、撹拌子31を移動する。また、駆動部40は、洗浄アーム35を上下駆動するモータを有し、洗浄ノズル34を移動する。
分析制御部45は、CPU及び記憶回路を有し、入力部90から入力された各検査項目の分析パラメータ、試料ID、この試料IDで識別される試料に設定された検査項目等の入力情報に基づき駆動部40を制御して、分析部10の各ユニットを作動させる。そして、試料ラック12の移動、第1試薬容器13の移動、第2試薬容器15の移動、試料の分注、第1試薬の分注、第2試薬の分注、混合液の撹拌、測定等を実行させる。
また、分析制御部45は、駆動部40の第1試薬分注アーム22を回動駆動するモータに駆動パルスを供給して第1試薬分注プローブ21を回動させ、図3(a)に示すように、第1試薬ラック14に保持された第1の位置R1の第1試薬容器13上方の第1の上停止位置ULに停止させる。次いで、分析制御部45は、駆動部40のモータに第1試薬分注アーム22を下駆動させる下駆動パルスを供給して第1試薬分注プローブ21を第1の上停止位置ULから下方に移動させ、図3(b)に示すように、第1試薬分注プローブ21の下端が第1試薬容器13内の第1試薬の液面に接触して第1試薬液面センサ24に検出される位置より距離D1下方となる第1の吸引位置P1で停止させる。そして、第1試薬分注プローブ21に各検査項目の分析パラメータとして設定された第1試薬の分注量に対応する量の第1試薬を吸引させ、当該分注量の第1試薬を反応容器17内に吐出させる。
また、分析制御部45は、第2試薬分注プローブ26を第2試薬ラック16に保持された第2の位置の第2試薬容器15上方の、第1の上停止位置ULの第1試薬分注プローブ21と同じ高さとなる第2の上停止位置に停止させる。次いで、分析制御部45は、駆動部40の第2試薬分注アーム27を上下駆動するモータに駆動パルスを供給して第2試薬分注プローブ26を第2の上停止位置から下方に移動させ、第2試薬分注プローブ26の下端が第2試薬容器15内の第2試薬の液面に接触して第2試薬液面センサ29に検出される位置より距離D1下方の第2の吸引位置で停止させる。そして、第2試薬分注プローブ26に各検査項目の分析パラメータとして設定された第2試薬の分注量に対応する量の第2試薬を吸引させ、当該分注量の第2試薬を反応容器17内に吐出させる。
試薬量算出部50はCPU及び記憶回路を有し、予め設定された第1及び第2試薬ラック14,16に保持された第1及び第2試薬容器13,15の高さの情報、第1の上停止位置ULにおける第1試薬分注プローブ21の高さの情報、第2の上停止位置における第2試薬分注プローブ26の高さの情報、各第1及び第2試薬容器13,15内の第1試薬の液面の高さと量の関係を示す情報等を保存している。
そして、試薬量算出部50は、第1試薬ラック14に保持された各第1試薬容器13内の第1試薬を分注する第1試薬分注プローブ21の分注動作に基づいて、当該検査項目の第1試薬容器13内の第1試薬の量を算出する。
ここでは、試薬量算出部50は、図3(b)に示すように、第1試薬の分注毎に、分析制御部45が駆動部40に供給した下駆動パルスの数から第1の上停止位置ULより第1の吸引位置P1まで第1試薬分注プローブ21が移動した距離Dxを求め、求めた距離Dxから第1試薬容器13内の第1試薬の液面の高さを求めることにより、当該第1試薬容器13内の第1試薬の量を算出する。そして、試薬量算出部50は、図4に示すように、第1の上停止位置ULから第1の吸引位置P1までの第1試薬分注プローブ21の移動距離が距離D2になったとき、下限量Vを算出する。
なお、下限量Vとは、第1試薬容器13内の第1試薬が不足して、分析パラメータとして設定可能な最大の分注量に対応する量の第1試薬を第1試薬分注プローブ21に吸引させることができなくなる量のことである。
また、試薬量算出部50は、算出した各検査項目の第1試薬容器13内の第1試薬の量、当該検査項目の分析パラメータとして設定された第1試薬の分注量、及び予め設定された下限量Vに基づいて、当該第1試薬の分注毎に、算出した第1試薬の量が下限量Vに減少するまでの間に分注可能な回数(分注回数)を算出する。
また、試薬量算出部50は、第2試薬ラック16に保持された各第2試薬容器15内の第2試薬を分注する第2試薬分注プローブ26の分注動作に基づいて、各第2試薬容器15内の第1試薬の量を算出する。ここでは、第2試薬の分注毎に分析制御部45が駆動部40に供給した下駆動パルスの数から第2の上停止位置より第2の吸引位置まで第2試薬分注プローブ26が移動した距離を求め、求めた距離から第2試薬容器15内の第2試薬の液面の高さを求めることにより、当該第2試薬容器15内の第2試薬の量を算出する。
また、試薬量算出部50は、分析制御部45が駆動部40に供給した下駆動パルスの数に基づいて第2の上停止位置から第2の吸引位置まで第2試薬分注プローブ26が移動した距離を求め、求めた距離から第2試薬容器15内の第2試薬の液面の高さを求めることにより、当該第2試薬容器15内の第2試薬の量を算出する。そして、試薬量算出部50は、求めた距離が距離D2になったとき、下限量Vを算出する。
また、試薬量算出部50は、算出した各検査項目の第2試薬容器15内の第2試薬の量、当該検査項目の分析パラメータとして設定された第2試薬の分注量、及び予め設定された下限量Vに基づいて、当該第2試薬の分注毎に、算出した第2試薬の量が下限量Vに減少するまでの間に分注可能な回数(分注回数)を算出する。
試薬情報記憶部60は記憶回路等を有し、入力部90から入力された各検査項目の第1試薬の試薬名及びこの試薬名の第1試薬容器13が第1試薬ラック14に保持された保持位置、試薬量算出部50により算出された第1試薬容器13内の第1試薬の量及び分注回数、入力部90から入力された各検査項目の第2試薬の試薬名及びこの試薬名の第2試薬容器15が第2試薬ラック16に保持された保持位置、試薬量算出部50により算出された第2試薬容器15内の第2試薬の量及び分注回数等の情報を保存する。
データ処理部70は、例えばCPU及び記憶回路や、ハードディスクドライブ(HDD)等のストレージを有し、分析部10の測定部33で生成された標準データ及びこの標準データの標準試料に予め設定された標準値の関係を示す検量データを生成する。また、データ処理部70は、生成した検量データを用いて被検データから濃度値や酵素の活性値で表される分析データを生成する。また、データ処理部70は、生成した検量データを検査項目毎に保存し、生成した各検査項目の分析データを被検試料毎に保存する。
表示部80は、例えばCRTや液晶パネルなどのモニタを有し、データ処理部70で生成された検量データや分析データを表示する。また、表示部80は、検査項目毎に試料の分注量、第1試薬の分注量及び第2試薬の分注量等の分析パラメータを設定するための分析パラメータ設定画面を表示する。また、表示部80は、被検試料毎にこの被検試料を識別する試料ID及び検査対象の検査項目を設定するための検査項目設定画面を表示する。
また、表示部80は、試薬情報記憶部60に保存された各検査項目の第1及び第2試薬の試薬名、この試薬名の第1及び第2試薬容器13,15が保持された第1及び第2試薬ラック14,16の保持位置、第1及び第2試薬容器13,15内の第1及び第2試薬の量及び分注回数等の試薬情報をモニタすることができる試薬情報画面を表示する。また、表示部80は、廃棄する試薬を設定するための廃棄試薬設定画面を表示する。
入力部90は、例えばキーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備えている。そして、入力部90は、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力、試料ID及び検査項目を設定するための入力、各検査項目の試薬名、この試薬名の各第1及び第2試薬容器13,15の保持位置等の試薬情報を設定するための入力等を行う。
システム制御部91は、CPU及び記憶回路を備え、入力部90から入力されたコマンド信号、各検査項目の分析パラメータ、試料ID及び検査項目の情報、試薬情報等の入力情報を記憶回路に記憶した後、これらの入力情報に基づいて、分析制御部45、試薬量算出部50、試薬情報記憶部60、データ処理部70及び表示部80等を統括してシステム全体を制御する。
以下、図1乃至図9を参照して、自動分析装置100の動作の一例を説明する。
廃棄試薬設定画面を表示させる入力が入力部90から行われると、表示部80は廃棄試薬設定画面を表示する。
図5は、表示部80に表示された廃棄試薬設定画面の一例を示した図である。この廃棄試薬設定画面81には、分析パラメータが設定された各検査項目の第1及び第2試薬の試薬名が表示される。そして、検査項目Aの第1試薬の試薬名を示す「A1」、検査項目Aの第2試薬の試薬名を示す「A2」、検査項目Bの第1試薬の試薬名を示す「B1」、検査項目Bの第2試薬の試薬名を示す「B2」、検査項目Cの第1試薬の試薬名を示す「C1」、検査項目Cの第2試薬の試薬名を示す「C2」等が表示されている。
ここでは、残量が下限量V以下になった第1及び第2試薬容器13,15内の第1及び第2試薬のうち、例えば量が少なくなると劣化しやすい第1試薬や第2試薬、次の第1試薬容器13からロットが変わることによって測定に使用することができない第1試薬や次の第2試薬容器15からロットが変わることによって測定に使用することができない第2試薬等のように、検査終了後に量が少なくなって廃棄する検査項目の第1試薬や第2試薬を選択設定する。
表示部80に表示された各検査項目の試薬名の中から、例えば「A1」、「A2」、「B1」及び「B2」を選択設定する入力が入力部90から行われると、試薬情報記憶部60は、入力された「A1」、「A2」、「B1」及び「B2」を廃棄試薬として保存する。
各検査項目の第1試薬が収容された複数の第1試薬容器13及び第2試薬が収容された複数の第2試薬容器15を第1及び第2試薬ラック14,16に保持させ、各第1及び第2試薬容器13,15が保持された第1及び第2試薬ラック14,16の保持位置の入力が入力部90から行われる。また、検査対象の各試料が収容された試料容器11を保持する試料ラック12が分析部10の所定の位置に載置される。そして、検査対象の各試料に対して試料IDや各検査項目を設定するための入力が入力部90から行われた後、検査開始の入力が行われると、自動分析装置100は動作を開始する。
システム制御部91は、分析制御部45、試薬量算出部50、試薬情報記憶部60、データ処理部70及び表示部80に検査を指示する。分析制御部45は、駆動部40を制御して分析部10の各ユニットを作動させる。
図6は、各反応容器17の各停止位置を示した図である。各反応容器17は、複数の洗浄位置Pwで複数の洗浄ノズル34により洗浄が行われてから、時間Ta経過に試料吐出位置Paで停止する。試料吐出位置Paで停止した各反応容器17は、時間Tb経過後に第1試薬吐出位置Pbで停止する。第1試薬吐出位置Pbで停止した各反応容器17は、時間Tc経過後に第2試薬吐出位置Pcで停止する。第2試薬吐出位置Pcで停止した各反応容器17は、時間Tw経過後に洗浄位置Pwで停止する。そして、洗浄が行われた洗浄位置Pwの各反応容器17は、再び試料吐出位置Pa、第1試薬吐出位置Pb、第2試薬吐出位置Pcの各停止位置で停止する。
試料分注プローブ19は、試料吐出位置Paに停止する各反応容器17に、試料ラック12に保持された各試料容器11内の試料に設定された各検査項目の当該試料を吐出する。第1試薬分注プローブ21は、第1試薬吐出位置Pbに停止する各反応容器17に、この反応容器17に分注された試料に対して設定された各検査項目の第1試薬容器13内の第1試薬を分注する。
試薬量算出部50は、各検査項目の第1試薬の分注毎に、当該検査項目の第1試薬容器13内の第1試薬の量及び分注回数を算出する。また、試薬情報記憶部60は、試薬量算出部50により算出された各検査項目の第1試薬容器13内の第1試薬の量及び分注回数の情報を保存する。
分析制御部45は、試薬量算出部50により算出された第1試薬容器13内の第1試薬の量が下限量V以下になると、当該第1試薬容器13内の第1試薬の反応容器17への分注を停止させる。
このように、第1試薬容器13内の第1試薬の量が下限量V以下になったとき、第1試薬容器13内の第1試薬の分注を停止させることにより、第1試薬分注プローブ21による当該第1試薬の分注精度の低下を防ぐことができる。
試薬量算出部50は、第1試薬容器13内の量が下限量V以下になった検査項目の第1試薬の分注回数を0にする。また、試薬情報記憶部60は、試薬量算出部50により算出された第1試薬容器13内の量が下限量V以下になった第1試薬に対して分注回数0の情報を保存する。
なお、同一の第1試薬を収容する2個の第1試薬容器13を第1試薬ラック14に保持させ、2個の第1試薬容器13の一方の第1試薬容器13内の第1試薬が下限量V以下になったとき、他方の第1試薬容器13内の第1試薬を反応容器17に分注させるようにしてもよい。
検査中に、検査対象の全ての試料に設定された全ての検査項目のうち、第1試薬の分注が停止された検査項目以外の全ての検査項目の第1試薬の反応容器17への分注が終了すると、引き続き、分析制御部45は、試薬量算出部50により算出された第1試薬の量が下限量V以下になった第1試薬容器13のうち、廃棄試薬として設定された例えば検査項目Aの第1試薬容器13がほぼ空になるまで、第1試薬を第1試薬分注プローブ21に吸引させて廃棄させる廃棄動作を実行させる。
分析制御部45は、廃棄対象の第1試薬が収容されていた全ての第1試薬容器13がほぼ空になって第1試薬分注プローブ21による廃棄動作が終了すると、第1試薬ラック14に保持された第1試薬容器13内の洗浄液を吸引させて第1洗浄槽23に吐出させる洗浄動作を行わせ、更に第1洗浄槽23で洗浄水による洗浄を行わせる。
なお、全ての検査項目の第1試薬の分注を終了した後、第1試薬吐出位置Pbに停止する反応容器17を測定に用いることがないので、その反応容器17に第1試薬を廃棄させるように実施してもよい。また、廃棄試薬として設定された検査項目に対して同一の第1試薬を収容する2個の第1試薬容器13を第1試薬ラック14が保持し、2個の第1試薬容器13の一方の第1試薬容器13内の第1試薬が下限量V以下になり、他方の第1試薬容器13内の第1試薬の量が下限量Vよりも多い場合、一方の第1試薬容器13内の第1試薬が廃棄対象となる。
試薬量算出部50は、廃棄動作が行われた検査項目の第1試薬容器13内の第1試薬の量を0にする。また、試薬情報記憶部60は、試薬量算出部50により算出された検査項目の第1試薬容器13内の第1試薬量0の情報を保存する。
第2試薬分注プローブ26は、第2試薬吐出位置Pcに停止する各反応容器17に、この反応容器17に分注された第1試薬と対をなす第2試薬が収容された第2試薬容器15から当該第2試薬を分注する。
試薬量算出部50は、各検査項目の第2試薬の分注毎に、当該検査項目の第2試薬容器15内の第2試薬の量及び分注回数を算出する。また、試薬情報記憶部60は、試薬量算出部50により算出された各検査項目の第2試薬容器15内の第2試薬の量及び分注回数の情報を保存する。
分析制御部45は、試薬量算出部50により算出された第2試薬容器15内の第2試薬の量が下限量V以下になると、当該第2試薬容器15内の第2試薬の反応容器17への分注を停止させる。
このように、第2試薬容器15内の第2試薬の量が下限量V以下になったとき、第2試薬容器15内の第2試薬の分注を停止させることにより、第2試薬分注プローブ26による当該第2試薬の分注精度の低下を防ぐことができる。
試薬量算出部50は、第2試薬容器15内の量が下限量V以下になった検査項目の第2試薬の分注回数を0にする。また、試薬情報記憶部60は、試薬量算出部50により算出された第2試薬容器15内の量が下限量V以下の第2試薬に対して分注回数0の情報を保存する。
検査中に、検査対象の全ての試料に設定された全ての検査項目のうち、第1試薬の分注が停止された検査項目及び第2試薬の分注が停止された検査項目以外の全ての検査項目の第2試薬の分注が終了すると、引き続き、分析制御部45は、試薬量算出部50により算出された第2試薬の量が下限量V以下になった第2試薬容器15のうち、廃棄試薬として設定された例えば検査項目Bの第2試薬容器15がほぼ空になるまで、第2試薬を第2試薬分注プローブ26に吸引させて廃棄させる廃棄動作を行わせる。
分析制御部45は、廃棄対象の第2試薬が収容されていた全ての第2試薬容器15がほぼ空になって第2試薬分注プローブ26による第2試薬の廃棄動作が終了すると、第2試薬ラック16に保持された第2試薬容器15内の洗浄液を吸引させて第2洗浄槽28に吐出させる洗浄動作を行わせ、更に第2洗浄槽28で洗浄水による洗浄を行わせる。
試薬量算出部50は、廃棄動作が行われた検査項目の第2試薬容器15内の第2試薬の量を0にする。また、試薬情報記憶部60は、試薬量算出部50により算出された検査項目の第2試薬容器15内の第2試薬量0の情報を保存する。
ここで、試薬情報記憶部60に保存されている試薬情報を表示部80に表示させる入力が行われると、表示部80は試薬情報画面を表示する。
表示部80に表示された試薬情報画面の一例を示した図である。この試薬情報画面82は、「試薬名」、「位置」、「テスト数」、「試薬量」等の欄により構成される。そして、「試薬名」の欄には、廃棄試薬設定画面81に表示された試薬名が表示される。そして、検査項目Aの第1試薬の試薬名を示す「A1」、検査項目Aの第2試薬の試薬名を示す「A2」、検査項目Bの第1試薬の試薬名を示す「B1」、検査項目Bの第2試薬の試薬名を示す「B2」、検査項目Cの第1試薬の試薬名を示す「C1」、検査項目Cの第2試薬の試薬名を示す「C2」等が表示されている。
「位置」の欄には、検査項目A,B,C等の第1試薬容器13が保持された第1試薬ラック14の保持位置を示す「11」、「12」、「13」等が表示され、検査項目A,B,C等の第2試薬容器15が保持された第2試薬ラック16の保持位置を示す「21」、「22」、「23」等が表示されている。
「テスト数」の欄には、試薬量算出部50に算出された第1及び第2試薬ラック14,16に保持されている各第1及び第2試薬容器13,15内の第1及び第2試薬の分注回数が表示されている。
ここでは、検査項目Aの第1試薬容器13内の第1試薬の量及び検査項目Bの第2試薬容器15内の第2試薬の量が下限量V以下になったため、「A1」及び「B2」の第1及び第2試薬の分注回数が0であることを示す「0」が表示されている。また、検査項目Aの第2試薬容器15内の第2試薬の量、検査項目Bの第1試薬容器13内の第1試薬の量、並びに検査項目Cの第1及び第2試薬容器13,15内の第1及び第2試薬の量が下限量Vよりも多いので、「A2」の第2試薬の分注回数を示す「150」、「B1」の第1試薬の分注回数を示す「200」、「C1」の第1試薬の分注回数を示す「175」、「C2」の第2試薬の分注回数を示す「163」等が表示されている。
「試薬量」の欄には、試薬量算出部50に算出された第1及び第2試薬ラック14,16に保持されている各第1及び第2試薬容器13,15内の第1及び第2試薬の量が表示されている。
ここでは、検査項目Aの第1試薬容器13内の第1試薬の量及び検査項目Bの第2試薬容器15内の第2試薬の量が下限量V以下になったため、廃棄して空になったことを示す「0」が表示されている。また、検査項目Aの第2試薬容器15内の第2試薬の量を示す「30」、検査項目Bの第1試薬容器13内の第1試薬の量を示す「55」、検査項目Cの第1試薬容器13内の第1試薬の量を示す「40」、検査項目Cの第2試薬容器15内の第2試薬の量を示す「21」等が表示されている。
廃棄対象の試薬のうち、下限量V以下の量を収容している第1及び第2試薬容器13,15内の第1及び第2試薬が廃棄され、且つ、試料、第1試薬及び第2試薬の分注が行われた全ての反応容器17内の混合液の測定により生成された全ての分析データが表示部80に表示されると、システム制御部91が検査の終了を指示して、分析制御部45、試薬量算出部50、試薬情報記憶部60、データ処理部70及び表示部80の検査動作が停止すると、自動分析装置100は動作を終了する。
次に、図4、図8及び図9を参照して、廃棄試薬として設定された第1試薬の廃棄動作の詳細を説明する。
廃棄対象の下限量V以下の第1試薬が収容されている第1試薬容器13を空にするための第1試薬分注プローブ21による廃棄動作の回数(廃棄回数)は、第1試薬分注プローブ21が吸引可能な各検査項目の第1試薬の分注量に対応する量以上の量(廃棄量)で下限量Vを除することにより求める。そして、第1試薬分注プローブ21に廃棄量の第1試薬を廃棄対象の第1試薬容器13から吸引させて第1洗浄槽23内に吐出させる廃棄動作を、求めた廃棄回数以上行わせることにより、廃棄対象の第1試薬容器13をほぼ空にすることができる。
分析制御部45は、第1試薬分注プローブ21を第1の上停止位置ULから下方向に移動させ、図8に示すように、第1試薬分注プローブ21が第1試薬容器13内の底面に当接して第1衝突センサ25により検出される位置P3で停止させる。そして、分析制御部45は、第1試薬分注プローブ21に廃棄量の第1試薬を吸引させて第1洗浄槽23内に吐出させる廃棄動作を廃棄回数以上行わせる。
なお、第1試薬分注プローブ21は、図9に示すように、下端部の第1試薬を吸引する開口部が斜めに形成され、下端面の一部が第1試薬容器13内の底面131に当接するため、開口部から第1試薬を吸引することができる。
このように、第1試薬分注プローブ21を第1衝突センサ25により検出される位置P3で停止させてから廃棄量の第1試薬を吸引させて第1洗浄槽23に吐出させる廃棄動作を廃棄回数以上行わせることにより、廃棄対象の第1試薬が収容されていた第1試薬容器13をほぼ空にすることができる。
また、分析制御部45は、第2試薬分注プローブ26を第2の上停止位置から下方向に移動させ、第2試薬分注プローブ26が第2試薬容器15内の底面に当接して第2衝突センサ30により検出される位置で停止させる。そして、第2試薬分注プローブ26に廃棄量の第2試薬を吸引させて第2洗浄槽28内に吐出させる廃棄動作を廃棄回数以上行わせる。
このように、第2試薬分注プローブ26を第2衝突センサ30により検出される位置で停止させてから廃棄量の第2試薬を吸引させて第2洗浄槽28に吐出させる廃棄動作を廃棄回数以上行わせることにより、廃棄対象の第2試薬容器15をほぼ空にすることができる。
以上述べた実施形態によれば、各第1及び第2試薬容器13,15内の各第1及び第2試薬の量を算出する試薬量算出部50を設け、試薬量算出部50により算出された量が下限量V以下になった第1試薬容器13内の第1試薬の反応容器17への分注を停止させ、第1試薬の分注を停止させた検査項目以外の全ての検査項目の第1試薬の分注が終了すると、引き続き、下限量V以下になった第1試薬容器13内の第1試薬のうち、廃棄試薬として設定された第1試薬を第1試薬容器13がほぼ空になるまで第1試薬分注プローブ21に吸引させて廃棄させることができる。これにより、廃棄対象の第1試薬を廃棄する手間を削減することができる。
また、試薬量算出部50により算出された量が下限量V以下になった第2試薬容器15内の第2試薬の反応容器17への分注を停止させ、第1及び第2試薬の分注を停止させた検査項目以外の全ての検査項目の第2試薬の分注が終了すると、引き続き、下限量V以下になった第2試薬容器15内の第2試薬のうち、廃棄試薬として設定された第2試薬を第2試薬容器15がほぼ空になるまで第2試薬分注プローブ26に吸引させて廃棄させることができる。これにより、廃棄対象の第2試薬を廃棄する手間を削減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
UL 第1の上停止位置
V 下限量
13 第1試薬容器
21 第1試薬分注プローブ
40 駆動部
45 分析制御部
50 試薬量算出部

Claims (8)

  1. 試料と各検査項目の試薬を反応容器に分注し、前記反応容器内の前記試料及び前記試薬の混合液を測定する自動分析装置において、
    前記試薬が収容された試薬容器内の当該試薬を吸引して前記反応容器内に吐出する分注動作を行う分注プローブと、
    前記分注プローブを移動する駆動部と、
    前記分注プローブの分注動作に基づいて、前記試薬容器内の試薬の量を算出する試薬量算出部と、
    前記混合液の測定に用いる前記各検査項目の試薬の分注が終了すると、前記試薬量算出部により算出された量が予め設定された下限量以下になった前記試薬容器内の試薬を前記分注プローブに吸引させて廃棄させる制御を行う制御部とを
    備える自動分析装置。
  2. 前記分注プローブが前記試薬容器内の試薬の液面に接触したことを検出する液面センサを有し、
    前記試薬量算出部は、前記分注プローブが前記試薬容器上方の上停止位置から前記液面センサにより検出される位置まで移動した距離に基づいて、当該試薬容器内の試薬の量を算出する請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記制御部は、
    前記試薬量算出部により算出された量が前記下限量以下になった前記試薬容器内の試薬の前記反応容器への分注を停止させ、
    前記反応容器への分注を停止させた前記試薬容器内の試薬以外の前記各検査項目の試薬の分注が終了すると、引き続き前記下限量以下になった前記試薬容器内の試薬を前記分注プローブに吸引させて廃棄させる請求項1又は請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記分注プローブの洗浄を行う洗浄槽を有し、
    前記制御部は、前記下限量以下になった前記試薬容器内の試薬を前記分注プローブに吸引させて前記洗浄槽内に吐出させる廃棄を行わせ、前記分注プローブによる廃棄動作が終了すると、前記分注プローブの洗浄を前記洗浄槽で行わせる請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動分析装置。
  5. 前記分注プローブが前記試薬容器内の底面に当接したことを検出する衝突センサを有し、
    前記制御部は、前記下限量以下になった前記試薬容器内の底面に当接して前記衝突センサにより検出された位置で前記分注プローブを停止させてから、当該試薬容器内の試薬を前記分注プローブにより吸引させて廃棄させる請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動分析装置。
  6. 前記制御部は、前記衝突センサにより検出された位置で前記分注プローブを停止させてから、前記混合液の測定に用いる前記各検査項目の試薬を吸引する量以上の量の試薬を前記分注プローブに吸引させて廃棄させる請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記制御部は、前記混合液の測定に用いる前記各検査項目の試薬を吸引する量以上の廃棄量の試薬を前記分注プローブに吸引させて廃棄させる廃棄動作を、前記下限量を前記廃棄量で除した回数以上行わせる請求項6に記載の自動分析装置。
  8. 前記各検査項目の試薬の中から廃棄させる試薬を設定するための廃棄試薬設定画面を表示する表示部を有する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の自動分析装置。
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