JP2018131880A - 開閉体開閉機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉体が移動した際に、容易に円滑な移動が可能な開閉体開閉機構を提供すること。【解決手段】開閉体開閉機構Mは、第1開閉体D1および第2開閉体D2の移動を、第1支持部材21および第2支持部材22を介して第1案内部材31と第2案内部材32で案内する。第1案内部材31は、第1案内部材中間部31cの両端で、第1案内部材中間部31cと略同一平面上で延び、且つ、第1案内部材中間部31cよりも低くなるように配置される第1閉位置案内部31aおよび第2閉位置案内部31bを有する。第2案内部材32は、第2案内部材中間部32cの両端で、第2案内部材中間部32cと略同一平面上で延びるように設けられ、第2案内部材中間部32cよりも低くなるように配置される第3閉位置案内部32aおよび第4閉位置案内部32bを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、開閉体を引き違いに開閉可能な開閉体開閉機構に関する。
複数の開閉体(例えば、障子、ドア等)の開閉を行う開閉体開閉機構が知られている。このような開閉体開閉機構の一例として、特許文献1には、引戸装置が開示されている。この引戸装置は、左右方向に走行する走行体と、この走行体に左右方向に回動可能に取り付けられた左案内体および右案内体と、左案内体に沿って走行する左ローラおよび右案内体に沿って走行する右ローラを有する引戸取付体と、この引戸取付体に取り付けられた引戸と、走行体と引戸取付体との間に設けられ、引戸取付体を後方に付勢する付勢手段とを備える。この引戸装置は、引戸取付体の円滑な動きを得ることができ、引戸の操作性の向上を図ることができる。
特開2010−101057号公報
しかし、特許文献1に記載の引戸装置では、引戸が開口より離間する方向に平行な方向に、前側のガイドレールと後側のガイドレールとが離間して設けられている。そのため、両ガイドレールに係合して走行する走行体は、引戸の重量による回転モーメントを受けるので、ガイドレールの幅方向に荷重がかかる。これにより、円弧状ガイド等のガイドレールの延びる方向が転換される部位の走行が難しく、円滑な移動が難しい。
そこで、本発明の目的は、開閉体が移動した際に、容易に円滑な移動が可能な開閉体開閉機構を提供することにある。
本発明の開閉体開閉機構は、
第1開口部と第2開口部とを有する開口部材と、
前記第1開口部が開口する開位置と前記第1開口部が閉じられる閉位置との間を移動可能な第1開閉体と、
前記第2開口部が開口する開位置と前記第2開口部が閉じられる閉位置との間を移動可能な第2開閉体と、
前記第1開閉体に取付けられ、前記第1開閉体を支持する第1支持部材と、
前記第2開閉体に取付けられ、前記第2開閉体を支持する第2支持部材と、
前記開口部材に設けられ、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを介して、前記第1開閉体と前記第2開閉体とをそれぞれ開位置と閉位置との間で往復可能に案内する案内部材とを備える開閉体開閉機構であって、
前記案内部材は、前記開口部材の第1開口部側から第2開口部側に亘ってそれぞれ延びる第1案内部材と第2案内部材とを有し、
前記第1支持部材は、前記第1案内部材と相対移動可能に接続する第1接続部と、前記第2案内部材と相対移動可能に接続する第2接続部とを有し、
前記第2支持部材は、前記第1案内部材と相対移動可能に接続する第3接続部と、前記第2案内部材と相対移動可能に接続する第4接続部とを有し、
前記第1案内部材は、
前記第1開閉体が前記第1開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第1接続部を案内する第1閉位置案内部と、
前記第2開閉体が前記第2開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第3接続部を案内する第2閉位置案内部と、
前記第1閉位置案内部と前記第2閉位置案内部とに接続し前記第1接続部と前記第3接続部とが移動可能な第1案内部材中間部と、を有し、
前記第1閉位置案内部と、前記第2閉位置案内部と、前記第1案内部材中間部とは、それぞれが略同一平面上で延びるように構成され、
前記第2案内部材は、
前記第1開閉体が前記第1開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第2接続部を案内する第3閉位置案内部と、
前記第2開閉体が前記第2開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第4接続部を案内する第4閉位置案内部と、
前記第3閉位置案内部と前記第4閉位置案内部とに接続し前記第2接続部と前記第4接続部とが移動可能な第2案内部材中間部と、を有し、
前記第3閉位置案内部と、前記第4閉位置案内部と、前記第2案内部材中間部とは、それぞれが略同一平面上で延びるように構成され、
前記第1案内部材中間部と前記第2案内部材中間部とは、平行に配置され、且つ、前記第1案内部材中間部と前記第2案内部材中間部との一方が、前記各接続部から前記第1開閉体および前記第2開閉体による荷重を受ける方向の側に他方の案内部材中間部が位置するオーバーラップ領域を有するように配置され、
前記第1接続部、前記第2接続部、前記第3接続部および前記第4接続部には、前記案内部材に対して荷重を加える側に転動体を有し、
前記第1案内部材は、前記第1閉位置案内部の端部と前記第2閉位置案内部の端部とが、前記第1案内部材中間部よりも低くなるように傾斜して配置され、
前記第2案内部材は、前記第3閉位置案内部の端部と前記第4閉位置案内部の端部とが、前記第1案内部材中間部よりも低くなるように傾斜して配置され、
前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、前記第1開閉体と前記第2開閉体との一方が閉位置に位置するときに、他方が引き違いに移動することが可能となる位置に取付けられている。
本発明によれば、開閉体が移動した際に、容易に円滑な移動が可能な開閉体開閉機構を提供することができる。
本発明の実施形態の開閉体開閉機構を示す斜視図である。 図1の開閉体開閉機構の概略上面図である。 図2の状態から第1開閉体を開位置へと移動させた概略上面図である。 図1の開閉体開閉機構の第2開閉体が開位置にある状態を示す斜視図である。 図2の状態から第2開閉体を開位置へと移動させた概略上面図である。 図1の開閉体開閉機構における案内部材の右側面図である。 図1の開閉体開閉機構に用いられる接続部を開閉体の移動方向で見た概略図である。 図6の接続部を前面側から見た概略図である。 図6の接続部の上面図である。 図7に示す接続部の要部構成を示す部分断面図である。 接続部の変形例の要部構成を示す部分断面図である。 図1の開閉体開閉機構の、傾斜した転動面を有する第1閉位置案内部および第3閉位置案内部に、第1接続部および第2接続部が位置した状態を示す概略図である。 図1の開閉体開閉機構の概略下面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態の開閉体開閉機構を説明する。
<開閉体開閉機構Mの全体構成>
図1に示されるように、本実施形態の開閉体開閉機構Mは、第1開口部11と第2開口部12とを有する開口部材1と、第1開閉体D1と、第2開閉体D2と、第1支持部材21と、第2支持部材22と、案内部材3と、駆動部4と、を備える。
開閉体開閉機構Mは、第1開閉体D1および第2開閉体D2(以下、単にまとめて開閉体Dと呼ぶ場合がある)を引き違いに移動させ、第1開口部11および第2開口部12を開閉する機構である。開閉体開閉機構Mの用途は特に限定されないが、たとえば、業務用冷蔵・冷凍庫等の対象物を収容する構造体の扉機構に適用することができる。また、開閉体Dの移動は、手動で行ってもよいが、本実施の形態では、コントロールケーブルを用いた駆動部4(駆動機構)により、転動体を有する接続部を案内部材に沿って移動させて、開閉体Dを電動で開閉する。
<開口部材1>
開口部材1は、開口部を有する部材であり、第1開口部11と第2開口部12とが設けられている。第1開口部11は、開口部分を介して一方側と他方側とを連通させるものであり、本実施の形態では、開口部材1の収容部と開口部材1の外部とを連通させる。本実施の形態では、第1開口部11は、開口部材1の右側開口を構成する。
第2開口部12は、開口部分を介して一方側と他方側とを連通させるものであり、本実施の形態では、開口部材1の収容部と開口部材1の外部とを連通させる。本実施の形態では、第2開口部12は、開口部材1の左側開口を構成する。
開口部材1の第1開口部11および第2開口部12は、第1開閉体D1および第2開閉体D2により、それぞれ開閉される。
開口部材1は、本実施形態では、図1に示されるように、内部に収容部を有する筐体である。より具体的には、開口部材1は、前面、背面、上面、下面および一対の側面を有する略直方体状の筐体であり、前面側に第1開口部11および第2開口部12を有している。なお、本明細書において、開閉体Dが開閉するために移動する方向を開閉体Dの移動方向Xと呼び、鉛直方向を上下方向Yと呼び、移動方向Xおよび上下方向Yの両方に対して垂直な方向を前後方向Zと呼ぶ(図2参照)。開口部材1は、図示する形状に限定されるものではなく、略直方体状以外の形状を有する筐体としてもよいし、第1開口部11および第2開口部12を有する枠体等としてもよい。
本実施形態では、図1および図2に示されるように、第1開口部11および第2開口部12は、仕切部13を介して、左右方向に隣接して配置されている。第1開口部11および第2開口部12は、本実施形態ではそれぞれ略矩形状の形状を有しているが、第1開口部11および第2開口部12の形状は、開閉体Dにより開閉可能であれば特に限定されない。
<第1開閉体D1および第2開閉体D2>
閉体開閉機構Mでは、第1開閉体D1は、第1開口部11が開口する開位置と第1開口部11が閉じられる閉位置との間を移動可能であり、第2開閉体D2は、第2開口部12が開口する開位置と第2開口部12が閉じられる閉位置との間を移動可能である。
第1開閉体D1および第2開閉体D2は、図2、3および図5に示されるように、それぞれ開位置(図3および図5参照)と閉位置(図2参照)との間を移動して、引き違いに移動するように構成されている。
ここで、第1開閉体D1の開位置とは、第1開口部11が開口する位置であり、第1開口部11を介して開口部材1の内部と外部とを連通させる位置である。第1開閉体D1が開位置に移動した場合、第1開口部11が開口して、開口部材1内に収容した物品の取り出しが可能となる。また、第2開閉体D2の開位置とは、第2開口部12が開口する位置であり、第2開口部12を介して開口部材1の内部と外部とを連通させる位置である。第2開閉体D2が開位置に移動した場合、第2開口部12が開口して、開口部材1内に収容した物品の取り出しが可能となる。
本実施の形態では、第1開閉体D1および第2開閉体D2が閉位置にあるとき、第1開閉体D1が第2開口部12側へ移動すること(図3参照)により、第1開口部11が開放され、第2開閉体D2が第1開口部11側へ移動すること(図4および図5参照)により、第2開口部12が開放される。開位置とは、対象となる開口部が完全に開口する位置に限られず、対象となる開口部の一部が開口する位置でもよい。また、閉位置とは、対象となる開口部が完全に閉じられる位置に限られず、対象となる開口部の一部が閉じられる位置でもよい。第1開閉体D1および第2開閉体D2のそれぞれが、開位置にあるときは、それぞれが閉位置にあるときよりも、それぞれにより開放される第1開口部11および第2開口部12の開口面積は大きい。
また、第1開閉体D1の閉位置とは、第1開口部11が閉じられる位置であり、第1開口部11を閉じて、開口部材1の内部と外部とを遮断する位置である。第1開閉体D1が閉位置に移動した場合、第1開口部11が閉鎖して、開口部材1内空間と外部とが遮断される。また、第2開閉体D2の閉位置とは、第2開口部12が閉じられる位置であり、第2開口部12を閉じて、開口部材1の内部と外部とを遮断する位置である。第2開閉体D2が閉位置に移動した場合、第2開口部12が閉鎖して、開口部材1内空間と外部とが遮断される。これにより、開口部材1が例えば業務用冷蔵・冷凍庫等の構造体であれば、開口部材1の内部の冷気を保持できる。開閉体D1および第2開閉体D2のそれぞれが、閉位置にあるときは、それぞれが閉位置にあるときよりも、それぞれにより開放される第1開口部11および第2開口部12の閉鎖面積が大きい。
なお、第1開閉体D1および第2開閉体D2は、本実施の形態では、開口部材1の前面側に配置される左右の扉としているが、開位置或いは閉位置に移動することにより開口を閉塞するドアであってもよく、また、上下に配置される扉或いはドアであってもよい。
第1開閉体D1および第2開閉体D2は、図1および図2に示されるように、第1開閉体D1および第2開閉体D2の両方が閉位置にある場合には、表面が略同一平面上となるように横並びに隙間をあけて配置される。また、一方が閉位置に位置し、他方が開位置へと移動する場合は、図3および図5に示されるように、移動方向Xへの移動に加えて、一方の表面の前後方向Zへも移動する。本実施形態では、第1開閉体D1および第2開閉体D2は、図1に示されるように、それぞれ略矩形板状の形状を有しているが、第1開閉体D1および第2開閉体D2の形状は、第1開口部11および第2開口部12をそれぞれ開閉することができれば、特に限定されない。なお、本実施形態では、第1開閉体D1および第2開閉体D2の前面側に手動開閉用の引き手を設けることにより、第1開閉体D1および第2開閉体D2の開閉を容易にしてもよい。
第1開閉体D1および第2開閉体D2は、第1支持部材21および第2支持部材22を介して案内部材3に移動可能に接続される。この案内部材3についての詳細は後述する。
<第1支持部材21および第2支持部材22>
第1支持部材21は、図1から図7に示すように、第1開閉体D1に取付けられ、第1開閉体D1を支持し、第2支持部材22は、第2開閉体D2に取付けられ、第2開閉体D2を支持する。
第1支持部材21と第2支持部材22とは、第1開閉体D1と第2開閉体D2との一方が閉位置に位置するときに、他方が引き違いに移動することが可能となる位置に取付けられている。
第1支持部材21は、図1および図2に示されるように、第1開閉体D1を、第1および第2案内部材31、32の両方に接続する。
第1支持部材21は、第1開閉体D1の開位置および閉位置の間での移動時に第1および第2案内部材31、32に案内される。
第1支持部材21は、図1および図2に示されるように、第1案内部材31と相対移動可能に接続する第1接続部21aと、第2案内部材32と相対移動可能に接続する第2接続部21bと、を有している。なお、第1接続部21aと第2接続部21bの詳細については後述する。
また、第1支持部材21は、第1開閉体D1に取り付けられる第1取付部21cを有し、第1取付部21cを介して第1開閉体D1に取り付けられる。具体的には、第1接続部21aと、第2接続部21bとが、第1取付部21cを介して第1開閉体D1に取り付けられている。第1取付部21cは、本実施例では、開閉体の移動において第2開閉体D2との相対移動を干渉しないように第1の開閉体D1の表面または裏面と平行に設けられ、第1開閉体D1の移動方向である横方向に沿った長辺部材から構成されており、第1開閉体D1を、より安定した状態で第1支持部材21に取り付けている。なお、第1取付部21cは、ネジ等の公知の固定手段により第1開閉体D1に取り付けることができる。
これにより、第1開閉体D1の開閉移動時に第1開閉体D1と第1支持部材21とは、開位置および閉位置の間で共に移動する。
また、本実施形態では、第1支持部材21は、第1取付部21cと第1接続部21aとの間に延びる第1延在部21eと、第1取付部21cと第2接続部21bとの間に延びる第2延在部21fとを備えている。第1接続部21aは、第1延在部21eに対して揺動可能に接続され、第2接続部21bは、第2延在部21fに対して揺動可能に接続されている。第1延在部21eおよび第2延在部21fについての詳細な説明は、第1接続部21aと第2接続部21bとともに後述する。
第2支持部材22は、図1および図2に示されるように、第2開閉体D2を、第1および第2案内部材31、32の両方に接続する。
第2支持部材22は、第2開閉体D2の開位置および閉位置の間での移動時に第1および第2案内部材31、32に案内される。
第2支持部材22は、図1および図2に示されるように、第1案内部材31と相対移動可能に接続する第3接続部22aと、第2案内部材32と相対移動可能に接続する第4接続部22bと、を有している。なお、第3接続部22aと第4接続部22bは、それぞれ、第1支持部材21の第1接続部21aと第2接続部21bと略同様の構成であり、詳細については第1接続部21aと第2接続部21bとともに後述する。
また、第2支持部材22は、第2開閉体D2に取り付けられる第2取付部22cを有し、第2取付部22cを介して第2開閉体D2に取り付けられる。具体的には、第3接続部22aと、第4接続部22bとが、第2取付部22cを介して第2開閉体D2に取り付けられている。第2取付部22cは、本実施の形態では、開閉体の移動において第1開閉体D1との相対移動を干渉しないように第2の開閉体D2の表面または裏面と平行に設けられ、第2開閉体D2の移動方向である横方向に沿った長辺部材から構成されており、第2開閉体D2を、より安定した状態で第2支持部材22に取り付けている。なお、第2取付部22cは、ネジ等の公知の固定手段により第2開閉体D2に取り付けることができる。
これにより、第2開閉体D2の開閉移動時に第2開閉体D2と第2支持部材22とは開位置および閉位置の間で共に移動する。
また、本実施形態では、第2支持部材22は、図1および図2に示されるように、第2取付部22cと第3接続部22aとの間に延びる第3延在部22eと、第2取付部22cと第4接続部22bとの間に延びる第4延在部22fとを有している。第3接続部22aは、第3延在部22eに対して揺動可能に接続され、第4接続部22bは、第4延在部22fに対して揺動可能に接続されている。第3延在部22eおよび第4延在部22fについての詳細な説明は、第3接続部22aおよび第2接続部22bとともに後述する。
<案内部材3>
案内部材3は、図1から図5に示されるように、開口部材1に設けられ、第1支持部材21と第2支持部材22とを介して、第1開閉体D1および第2開閉体D2を所定の位置に案内する。案内部材3は、第1支持部材21と第2支持部材22とが円滑に相対移動することで、第1開閉体D1および第2開閉体D2を円滑に案内する。案内部材3は、第1支持部材21と第2支持部材22を介して、第1開閉体D1と第2開閉体D2とをそれぞれ開位置と閉位置との間で往復可能に案内する。
案内部材3は、第1支持部材21と第2支持部材22と相対移動可能に接続される。本実施の形態では、案内部材3は、第1支持部材21と第2支持部材22とに第1接続部21a、第2接続部21b、第3接続部22a、第4接続部22bを介して、第1開口部11と第2開口部12とが並ぶ方向に沿って相対移動可能に接続される。
案内部材3は、開口部材1の第1開口部11側から第2開口部12側に亘ってそれぞれ延びる第1案内部材31と第2案内部材32とを有する。第1開閉体D1および第2開閉体D2は、第1案内部材31と第2案内部材32とにより案内されることで、所定の高さにおいて開口部材1の幅方向(図面の横方向)へ移動する状態から移行して、開口部材1の奥行き方向(図面の奥方向)に位置する閉位置へと移動するときに、その所定の高さから降下しながら移動して、その所定の高さよりも低い閉位置へ到達することとなる。
第1案内部材31は、図1〜図5に示されるように、第1開閉体D1が第1開口部11を閉じる閉位置に移動するように第1接続部21aを案内する第1閉位置案内部31aと、第2開閉体D2が第2開口部12を閉じる閉位置に移動するように第3接続部22aを案内する第2閉位置案内部31bと、第1閉位置案内部31aと第2閉位置案内部31bとに接続し第1接続部21aと第3接続部22aとが移動可能な第1案内部材中間部31cと、を有する。
第1案内部材31は、本実施形態では、図1および図2に示されるように、開閉体Dの移動方向Xに沿って延びる細長いレール状の部材である。
第1案内部材中間部31cは、開閉体Dの移動方向Xに略平行に直線状に延びるように配置され、この第1案内部材中間部31cの長手方向の両端側のそれぞれに、第1および第2閉位置案内部31a、31bが、それぞれ設けられている。
第1閉位置案内部31aと、第2閉位置案内部31bと、第1案内部材中間部31cとは、それぞれが略同一平面上で延びるように構成される。
本実施の形態では、第1案内部材31は、直線状のレール部材を2次元的に折曲或いは湾曲した形状をなしており、第1案内部材中間部31cの両端から第1閉位置案内部31a、第2閉位置案内部31bが、第1案内部材31cの延在方向に対して同一平面上で折曲或いは湾曲した形状である。
また、第1および第2閉位置案内部31a、31bは、第1案内部材中間部31cの長手方向の両端側から、第1案内部材31の両端部のそれぞれに進むにつれて開閉体Dから離れるように延びる。第1案内部材31は、図1、図2および図6に示すように、第1および第2閉位置案内部31a、31bが第1案内部材31の手前側、つまり開口部11の開口側(図1等に図示したZ軸の正方向)から、第1案内部材31の奥側、つまり開口部の奥側(図1等に図示したZ軸の負方向)に、下り傾斜となるように、開口部材1に配置されている。
第1案内部材31は、荷重が加わる方向(図6中、下側)に設けられ、後述する転動体が転動する底面311と、第1接続部21aおよび第3接続部22aが外れないように係合する側面312とを備えている。底面311と側面312とは第1案内部材31の長手方向に延びているが、第2案内部材32においても同様である。
第1案内部材31は、本実施形態では、図6および図7に示されるように、後述する第2案内部材32とともにそれぞれ、断面が略C字状に構成されている。
詳細には、第1案内部材31は、開閉体D側が開口した断面略C字状に構成されており、下部側に設けられた転動面である底面311から上方に向かって背面313が延びるように設けられ、この背面313の上端に、天面314が、底面311に平行に設けられている。この天面314の前側から側面312が、垂直方向下方に延びていて、後述するスラストローラTRが転動可能に係合する。本実施の形態においては、背面313と前側の側面312とは略平行に設けられている。ここで、第1案内部材31および第2案内部材32は、背面313、323と前側の側面312、322とがそれぞれ鉛直方向に対して角度を有するように、開口部材1に取付けられている。背面313、323と前側の側面312、322とがそれぞれ鉛直方向に対して角度を有し、後述の回転軸部206が鉛直方向に延びるために、スラストローラTRが背面313、323または前側の側面312、322に当接した状態を維持することができるので、第1案内部材31および第2案内部材32は、第1開閉体D1および第2開閉体D2を安定して案内することができる。
第2案内部材32は、図1から図5に示されるように、第1開閉体D1が第1開口部11を閉じる閉位置に移動するように第2接続部21bを案内する第3閉位置案内部32aと、第2開閉体D2が第2開口部12を閉じる閉位置に移動するように第4接続部22bを案内する第4閉位置案内部32bと、第3閉位置案内部32aと第4閉位置案内部32bとに接続し第2接続部21bと第4接続部22bとが移動可能な第2案内部材中間部32cと、を有する。第2案内部材32およびその各部は、基本的には第1案内部材31およびその各部と同様の構成であるため、具体的な説明は省略する。
特に、第3閉位置案内部32aと、第4閉位置案内部32bと、第2案内部材中間部32cとは、それぞれが略同一平面上で延びるように構成される。本実施の形態では、第2案内部材32は、第1案内部材31と同様に、直線状のレール部材を二次的に折曲或いは湾曲した形状をなしており、第2案内部材中間部32cの両端から第3閉位置案内部32a、第4閉位置案内部32bが、第2案内部材32cの延在方向に対して同一平面上で折曲或いは湾曲した形状である。
第2案内部材32は、第1案内部材31と同様に、第3閉位置案内部32aの端部と第4閉位置案内部32bの端部とが、第2案内部材中間部32cよりも低くなるように傾斜して配置される。
第1案内部材31においては、第1閉位置案内部31a、第2閉位置案内部31bおよび第1案内部材中間部31cを、2次元的な折曲加工や拡径加工を施すこと無く形成して、各接続部21a、21b、22a、22b、ひいては開閉体Dを案内可能としている。
同様に、第2案内部材32においては、第3閉位置案内部32a、第4閉位置案内部32bおよび第2案内部材中間部32cを、3次元的な折曲加工や拡径加工を施すこと無く形成して、各接続部21a、21b、22a、22b、ひいては開閉体Dを案内可能としている。
第1案内部材中間部31cと第2案内部材中間部32cとは、図1から図6に示されるように、平行に配置され、且つ第1案内部材中間部31cと第2案内部材中間部32cとの一方(本実施形態では、第1案内部材中間部31c)が、各接続部21a、21b、22a、22bから第1開閉体D1および第2開閉体D2による荷重を受ける方向の側に他方の案内部材中間部(本実施形態では、第2案内部材中間部32c)が位置するオーバーラップ領域OL(図2参照)を有するように配置されている。
オーバーラップ領域OLは、図2に示されるように、第1および第2案内部材中間部31c、32cの長手方向に沿って、開閉体Dの荷重を受ける方向の側(すなわち、上下方向Yにおける下側)に重なりを持って配置された、第1および第2案内部材中間部31c、32cの領域である。
本実施形態では、図1から図5に示されるように、第1接続部21aおよび第2接続部21bが第1開閉体D1の上側に取付けられ、第3接続部22aおよび第4接続部22bが第2開閉体D2の上側に取付けられている。
また、第1および第2案内部材31、32は、上下方向Yに重ねて、かつ開閉体Dの移動方向Xに沿って一直線上に配置されている(図1から図6参照)。オーバーラップ領域OLは、図2に示されるように、第1案内部材31の、第2開閉体D2の開位置側と、第2案内部材32の、第1開閉体D1の開位置側とが重なり、第1案内部材31と第2案内部材32とを合わせた全体の長手方向中央部に構成されている。
このようなオーバーラップ領域OLを有するように、第1および第2案内部材31、32が配置されることにより、例えば、第1および第2案内部材31、32を、開口部材1の前後方向Z(図2中、上下方向)にずらして水平に配置する場合などと比較して、第1および第2案内部材31、32の前後方向Zの占有スペースを小さくすることができ、また開閉体の移動に差し支えるほどの摩擦力を案内部材との間に生じるような、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bを中心とした大きな回転モーメントが生じることを抑制できる。そのため、例えば、開口部材1の上面などに図示しない他部材を設置する場合などにおいて、設置スペースを広く確保することも可能となる。なお、本実施形態では、第1案内部材31が上側に配置され、第2案内部材32が下側に配置されているが、第1案内部材31と第2案内部材32との上下関係を逆にして第1案内部材31と第2案内部材32とを配置しても構わない。
<第1〜第4接続部21a、21b、22a、22b>
第1接続部21a、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bは、第1案内部材31および第2案内部材32に案内される。なお、図7〜図10は、第1案内部材31および第1案内部材31に案内される第1接続部21aを示すが、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bも略同様な構成を有する。よって、図7〜図10を参照して、第1接続部21aとともに、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bの構成を説明する。
第1接続部21a、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bは、それぞれ、第1転動体R1、R2、R3、R4(以下、単にまとめて転動体Rと呼ぶ場合がある)と、第2転動体RBと、第3転動体TRとを有する。
転動体Rは、第1接続部21a、前記第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bの停止中および移動中において、垂直方向に荷重を受けるラジアルローラである。
転動体Rは、第1接続部21a、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bにおいて、案内部材3に対して荷重を加える側に配置される。
転動体Rは、図7〜図9、図12に示されるように、第1および第2案内部材31、32の下部側に設けられた底面311、321上に配置されている。
転動体Rは、第1および第2開閉体D1、D2が、第1および第2案内部材31、32に沿って移動する際に、第1および第2案内部材31、32の底面311、321に沿って転動する。
第2転動体RB(以下、単に転動体RBと呼ぶ場合がある)は、垂直方向で第1転動体Rの反対側に設けられ、垂直方向の荷重を受ける。転動体RBは、本実施の形態では、ボール部材である。転動体RBは、第1および第2案内部材31、32の上部側に設けられた天面314の下方に配置され、天面314、324と接触し、天面314、324に沿って摺動する。転動体RBは、特に上方からの荷重を受けて転動する。
転動体RBは、本実施の形態では、2つのスラストローラTRが回転自在に取り付けられる回転軸部206上に配置される。転動体RBは、本実施の形態では、図10に示されるように、回転軸部206のそれぞれの上端部に配置されたボール部材である。ボール部材としての転動体RBは、回転軸部206の上端に設けられた凹状のボール保持部208内に、転動自在に配置される。転動体RBとしてのボール部材は、ボール保持部204内に、ボール部材でわる転動体RBの一部を上方に突出させた状態で、転動体RBの中心点を中心に全方向に回転可能に取り付けられる。なお、転動体RBは、転動体TRの軸と同軸上に配置されていなくてもよい。
本実施の形態では、転動体RBは、天面314を有する第1および第2案内部材31、32が、それぞれの両端部を、開口部材1の前面側から後側に向かって下り傾斜となるように配置されていることにより天面314、324が水平面に対して傾斜する天面314、324であっても、傾斜による荷重を受けつつ、天面314との間の摩擦を抑制し、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bが移動する際に、円滑に摺動させる。
第3転動体TR(以下、単に転動体TRと呼ぶ場合がある)は、第1接続部21a、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bにおいて、水平方向の荷重を受けるスラストローラTRである。転動体TRは、第1および第2案内部材31、32の側面312、322に当接し、側面312、322を転動する。転動体TRは、第1および第2案内部材31、32の側面312、322と背面313、323との間に配置されている。
より具体的には、図7〜図10に示されるように、第1接続部21a、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bは、それぞれ転動体R、転動体TRおよび転動体RBに加えて、接続基部Bと、ボール支持部208を有する。
接続基部Bは、転動体R、転動体TRを回転可能に支持するとともに、ボール支持部2208を介して転動体RBを回転可能に支持する。
接続基部Bには、転動体Rが水平軸周りに回転可能に取り付けられ、2つの転動体TRが、垂直軸周りに回転可能に取り付けられている。
接続基部Bは、図7〜図10に示されるように、第1〜第4延在部21e、21f、22e、22f(図7、図9及び図10では、21eで示す)に対して垂直軸周りに揺動可能に接続されている。なお、転動体R、RB、TRが転動する底面311(図12では、第2案内部材の底面321も図示)、天面314(図12では、第2案内部材の天面324も図示)および側面312(図12では、第2案内部材の側面322も図示)は、第1閉位置案内部31a、第2閉位置案内部31b、第3閉位置案内部32aおよび第4閉位置案内部32bのそれぞれが有する。
また、本実施の形態では、第1接続部21a、第2接続部21b、第3接続部22aおよび第4接続部22bは、転動体RBを有していなくてもよい。例えば、図11に示される接続部21aAに示すように、第1接続部21の構成において、転動体RBが無い構成、つまり、接続基台Bに取り付けられる転動体TRの回転軸部206Aの上端にボール保持部208を設けることなく、転動体RBを配置しない構成としてもよい。
また、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bは、第1および第2案内部材中間部31c、32cから第1〜第4閉位置案内部31a、31b、32a、32bに移動する際に、第1〜第4延在部21e、21f、22e、22fに対して揺動する。例えば、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bの接続基部Bが、それぞれ対応する第1〜第4延在部21e、21f、22e、22fの一端部に軸部を介し揺動可能に取り付けられる。また、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bと、それぞれ対応する第1〜第4延在部21e、21f、22e、22fと、をユニバーサルジョイント結合するなどして複数軸を中心に揺動可能に接続してもよい。
これにより、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bの転動体R(R1〜R4)が第1〜第4閉位置案内部31a、31b、32a、32bに沿って向きを変えて、円滑に移動する。
第1〜第4閉位置案内部31a、31b、32a、32bにおいて、図1、図6および図12に示されるように、底面311、321は、第1および第2案内部材31、32の各案内部の端部に向かって下りとなる傾斜を有する。本実施の形態では、第1案内部材31、32自体を傾斜させて開口部材1に取り付けられることで、第1および第2案内部材31、32の底面311、321を、各案内部材31、32の端部に向かって下る傾斜を付けている。この場合、開閉体Dの閉位置まで転動体Rが転動するときに、転動体Rが重力により転動しやすく、開閉体Dを容易に閉位置まで案内できる。また、開閉体Dが閉位置にあるときには、開閉体Dが自重により開口部へ押圧された状態となるため、開口部を開放するためには底面311、312が傾斜した第1〜第4閉位置案内部31a、31b、32a、32bを登って移動する必要もあるので、開閉体Dの閉鎖状態を保つことができる。
上述したように、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bは、第1および第2案内部材31、32に対して荷重を加える側に転動体Rを有している。したがって、転動体Rによって支持される開閉体Dの荷重は、第1および第2案内部材31、32に対して、転動体Rからそれぞれ同方向、つまり下方に加わる。
第1および第2案内部材31、32は、第1および第2開閉体D1、D2の閉位置と開位置との間で、転動体Rによる下向きの荷重を受け続ける。これにより、転動体Rから第1および第2案内部材31、32への荷重が加わる方向がばらつくことが抑制される。そのため、荷重が加わる方向がばらつくことにより生じる第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bの第1および第2案内部材31、32内でのガタつきや、第1〜第4接続部21a、21b、22a、22bと第1および第2案内部材31、32との間の摩擦を抑制することができる。したがって、第1開閉体D1および第2開閉体D2を円滑に移動させることができる。
また、図1、図4および図6に示されるように、第1および第2案内部材31、32を上下方向にオーバーラップさせることにより、1つの開閉体Dを移動させるときに、転動する2か所の転動体R1、R2(R3、R4)は、開閉体D1(D2)の移動方向にわたって、開閉体D1(D2)からの前後方向Zでの離間距離が同様となる。そのため、開閉体Dの重量によって開閉体Dに加わるモーメントの影響が転動体R1、R2(R3、R4)間でほぼ変わらない。これにより、開閉体Dを開閉させるときに2つの転動体Rを第1および第2案内部材31、32に沿って円滑に移動させることができる。
また、本実施形態では、第1支持部材21は、図1〜図5に示されるように、第1開閉体D1が閉位置に位置する際に第1取付部21cが第1接続部21aから、第1案内部材31から離間する方向に延びる第1延在部21eを有している。
第1延在部21eは、第1接続部21aと第1取付部21cとの間に延びている。第1延在部21eは、第1開閉体D1が閉位置に位置する際の第1接続部21aから、第1案内部材31に対して離間する方向に向かって延びている。本実施形態では、第1案内部材31から離間する方向は、図1に示されるように、第1開閉体D1の移動方向X、荷重が加わる方向である上下方向Y、移動方向Xおよび上下方向Yに垂直な前後方向Zを含んでいる。具体的には、図1および図2に示されるように、第1延在部21eは、第1接続部21aから前後方向Zで第1開閉体D1側に向かって延びた後、第1開閉体D1の移動方向Xで閉位置側(図2中、右側)に延びるとともに、上下方向Yの下方へ延びて、第1取付部21cにつながるように構成されている。
また、本実施形態では、第1支持部材21は、図1および図2に示されるように、第2延在部21fを有している。第2延在部21fは、第2接続部21bと第1取付部21cとの間に延びている。第2延在部21fは、第2接続部21bから前後方向Zで第1開閉体D1側に向かって延びた後、第1開閉体D1の移動方向Xで開位置側に延びている。第1延在部21eおよび第2延在部21fは、第1取付部21cを起点として、第1開閉体D1の移動方向Xの両側に向かってそれぞれ延びている。したがって、第1取付部21cは、第1開閉体D1の移動方向Xで、第1延在部21eおよび第2延在部21fの中央領域に配置される。
また、本実施形態では、第2支持部材22は、図1および図2に示されるように、第3延在部22eを有している。第3延在部22eは、第3接続部22aと第2取付部22cとの間に延びている。第3延在部22eは、第3接続部22aから前後方向Zで第2開閉体D2側に向かって延びた後、第2開閉体D2の移動方向Xで開位置側に延びている。
また、第2支持部材22は、図1〜図5に示されるように、第4延在部22fを有している。第4延在部22fは、第2取付部22cと第4接続部22bとの間に介在している。本実施形態では、図4および図5に示されるように、第4延在部22fは、第4接続部22bから第2開閉体D2の移動方向Xで閉位置側に延びた後、前後方向Zで第2開閉体D2側に向かって延びている。第3延在部22eおよび第4延在部22fは、第2取付部22cを起点として、第2開閉体D1の移動方向Xの両側に向かってそれぞれ延びている。したがって、第2取付部22cは、第2開閉体D1の移動方向Xで、第2延在部22eおよび第4延在部22fの中央領域に配置される。
第4延在部22fは、図4および図5に示されるように、第2開閉体D2が開位置に位置する際に第1延在部21eと第2開閉体D2の移動方向で交差するように設けられている。ここで、「交差する」とは、第1延在部21eと第4延在部22fとが、第2開閉体D2の開位置に移動するまでに、第1支持部材21と第2支持部材22が接触することなく、交差することをいう。なお、第2開閉体D2が開位置に移動したとき、第1接続部21aと第1延在部21eの第1開閉体D1への接続部位(第1取付部21c)とを結ぶ直線と、第4接続部22bと第4延在部22fの第2開閉体D2への接続部位(第2取付部22c)とを結ぶ直線とが交差して、第1開閉体D1と第2開閉体D2とが移動するように開閉体開閉機構Mが構成されている。
本実施形態では、図1および図4に示されるように、第1延在部21eは、第2案内部材32に対して上側に位置する第1案内部材31へと延びており、第4延在部22fは、下側に位置する第2案内部材32へと延びている。第2開閉体D2が開位置へと移動する際に、第4接続部22bおよび第4延在部22fが第2開閉体D2と共に移動方向Xで開位置側へと移動し、第4接続部22bが、移動方向Xで第1接続部21aの位置を越えて移動する。さらに第2開閉体D2を開位置側へと移動させると、第4延在部22fが第1延在部21eの下方へと、第1延在部21eと接触せずに交差し、第2開閉体D2が開位置へと到達する。なお、本実施形態では、第4延在部22fのうち、前後方向Zに延びる部分が、第2開閉体D2を開位置に移動するまでに、第1延在部21eまたは第1取付部21cに接触しない位置に設定されている。第1延在部21eと第4延在部22fとの間の交差は、図示する態様に限定されるものではなく、第1延在部21eと第4延在部22fとの間の干渉を防止するように、第1および第4延在部21e、22fのうちのいずれか一方の延在部が、他方の延在部の下方に延在するか、一方の延在部が、他方の延在部の上側を跨ぐように延在していればよい。また、第1および第4延在部21e、22fの形状は、第2開閉体D2の開位置に移動するまでに、第1支持部材21と第2支持部材22とが接触することなく、交差できるものであれば、特に限定されるものではない。
このように、第1延在部21eと第4延在部22fとが交差することにより、図3〜図5に示されるように、開閉体Dの開放時に、第1延在部21eと第4延在部22fとが干渉することなく開閉体Dの開放が可能である。そして、このように第1延在部21eと第4延在部22fと、を交差させ、干渉しないような構成とすることにより、1つの支持部材に設けられた2つの接続部(たとえば、第2開閉体D2の第2支持部材22の場合、第3および第4接続部22a、22b)間の間隔を広くすることができる。開閉体Dを支持する接続部の間隔を広くすることにより、開閉体Dの重量の支持が容易となり、開閉体Dの支持状態が安定する。そして、開閉体Dを支持する接続部の間隔を広くすることにより、開閉体Dの表面に垂直な軸周りの回転モーメントが生じにくくなる。そのため、開閉体Dの開閉時に、開閉体Dがガタつきにくく、開閉体Dをより円滑に移動させることができる。
<駆動機構>
駆動機構は、開閉体Dの移動を移動して、第1および第2開口部11、12の開閉を自動で行う。
駆動機構は、図2、図3および図5に示されるように、駆動部4と、駆動部4と第1案内部材31の両端との間に配索されて双方を接続するコントロールケーブルと、を有する。コントロールケーブルは、駆動部4と第1案内部材31の両端との間に延びるアウターケーシング51と、アウターケーシング51内に摺動可能に収容されたインナーケーブル52(図12参照)とを備える。
また、駆動機構は、図12に示されるように、駆動部4により駆動されるインナーケーブル52によって第1案内部材31に沿って移動し、第1接続部21aに接続されて、第1接続部21aを第1案内部材31に沿って移動させる移動部材6を備えている。なお、移動部材6は、本実施形態では、第1接続部21aに接続されているが、第3接続部22aに接続されていてもよい。
本実施形態では、移動部材6は、図12に示されるように、第1インナーケーブル52aおよび第2インナーケーブル52bにより操作され、第1および第2インナーケーブル52a、52bは、一端が移動部材6に接続され、他端が駆動部4に設けられたドラム41(図2、図3および図5参照)に接続されている。第1および第2インナーケーブル52a、52bは、第1案内部材31に沿って配索され、第1案内部材31の端部において、プーリ等の方向転換部材7により方向転換されて、アウターケーシング51内を駆動部4に向かって延びている。
本実施形態では、駆動部4は、ドラム41を回転駆動する電動モータ(図示せず)を備え、モータが作動すると、ドラム41の回転により、第1および第2インナーケーブル52a、52bが巻き取り、繰り出しされ、移動部材6が第1案内部材31に沿って移動する。移動部材6が第1案内部材31に沿って移動すると、移動部材6が接続された第1接続部21aの転動体R1が第1案内部材31に沿って転動して、第1支持部材21が移動して、第1開閉体D1が移動する。このとき、第1支持部材21の第2接続部21bの転動体R2は、移動部材6により駆動される転動体R1に従動する。第2開閉体D2の開閉についても同様である。モータの作動は、図示せぬスイッチやセンサなどを使用者が操作することで行われる。
このように、本実施形態の開閉体開閉機構は、電動で転動体Rを駆動することにより、容易かつ円滑に開閉体Dを移動させることができる。特に、業務用冷蔵庫、冷凍庫など、重い開閉体を開閉させる場合に、本実施形態の開閉体開閉機構は適している。
また、上述したように、第1開閉体D1および第2開閉体D2は、開口部11、12を開閉する際に、レール状の第1案内部材31および第2案内部材32における端部を中央部分側である第1案内部材中間部31cおよび第2案内部材中間部32c側から端部に向かって進むように移動する。特に閉位置から開位置に移動する際には、第1開閉体D1および第2開閉体D2は、第1案内部材31および第2案内部材32により、下から上に案内され、移動状態から開位置へ移動する際には、上から下へ案内する。
<第1案内部材および第2案内部材の二次元的な曲げ加工による製造と三次元的な曲げ加工による製造との違い>
従来、第1支持部材および第2支持部材を介して第1開閉体D1、第2開閉体D2の移動を案内する第1案内部材および第2案内部材を製造する際には、レールを3次元的に曲げて加工し、さらに、裾が広がる形状にする必要があった。しかしながら、3次元加工を行う場合、精度よく曲げることは困難である。3次元曲げ加工の精度が低いと、開閉体Dの移動時のガタの要因となるおそれがある。つまり、第1案内部材および第2案内部材を、背面313が鉛直方向と平行な面とするには、背面313の幅方向に力を加えることで背面313を幅方向に湾曲させながら、背面313の長手方向に湾曲させなければならないのであるが、背面313の幅方向に力を加えることで背面313を幅方向に湾曲させることは力学的に難しい。そのため、第1案内部材および第2案内部材を、背面313が鉛直方向と平行な面とするように製造すると、第1案内部材および第2案内部材にゆがみを生じることになってしまう。また、レールの形状を、裾が拡がる形状にすると、レール部材の端部の幅が広くなるため、転動体とレール上部との隙間が広くなるという問題があり、また、特殊形状とする加工が必要であるためコスト高となるという問題が生じる。例えば扉を開ける際は一般に、特に大きな力がレールに対してかかるので、ガタが生じやすいところに、3次元的な曲げ加工による製造では、上記問題により一層ガタが生じやすくなっていた。第1支持部材および第2支持部材21、22は、断面C字状のレールが平面的に湾曲しているので、背面313と前側の側面312とが鉛直方向に対して傾斜することとなり、背面313と前側の側面312とが延びる方向にゆがみもなく、スラストローラTRが背面313または前側の側面312に容易に当接することができる。
<本実施の形態による効果>
これに対して、本実施の形態では、レール状の第1案内部材31および第2案内部材32は、2次元的に曲げた後、第1案内部材中間部31cおよび第2案内部材中間部32cが、第1〜第4閉位置案内部31a、31b、32a、32bの位置よりも高くなるように、開口部材1の開口側に取り付けられ、第1〜第4閉位置案内部31a、31b、32a、32bが奥側に下るように取り付けられている。
つまり、レール状の案内部材を3次元的に曲げたり、形状の異なるレール部品を繋げたり、3次元的に曲げる際に、裾が広がる特殊な形状にする加工を併せて行う必要が無い。
すなわち、第1案内部材31、第2案内部材32は、レールを2次元的に曲げるだけで製造でき、その寸法精度が確保しやすく、また、裾を広げる加工が必要ないので、特に、閉位置から開位置への動作の際にガタが生じにくい。また、曲げ加工や配置が単純であるため、製造が簡単になるので、コストの低廉化を図ることができる。
また、本実施形態では、図2に示されるように、上述した第1および第4延在部21e、22fの構成により、1つの支持部材に設けられた2つの接続部間の距離を広くすることができるため、第1および第2案内部材31、32の長さを短くすることができる。したがって、本実施形態によれば、開閉体Dを安定して支持できるうえ、第1および第2案内部材31、32の長さを短くすることができ、開閉体開閉機構Mの軽量化および省スペース化が可能になる。
また、本実施形態では、開口部材1は、図13に示されるように、第1案内部材31および第2案内部材32が設けられた側と反対側に、第3案内部材33を有する。第1開閉体D1には、図13に示されるように、第1支持部材21が取付けられる位置とは反対側の位置に、第3案内部材33に接続する第5接続部23aを有する第3支持部材23が取付けられている。本実施の形態では、第3支持部材23は、第1開閉体D1の下面に取り付けられている。また、第2開閉体D2は、図13に示されるように、第2支持部材22が取付けられる位置とは反対側の位置に、第3案内部材33に接続する第6接続部24aを有する第4支持部材24が取付けられている。本実施の形態では、第4支持部材24は、第2開閉体D2の下面に取り付けられている。
第3案内部材33は、第1および第2案内部材31、32と同様の構成とすることができるため、説明は省略する。第3および第4支持部材23、24は、第1および第2開閉体D1、D2を、第5および第6接続部23a、24aを介して第3案内部材33に接続している。第5および第6接続部23a、24aは、図8に示す第2接続部21bと同様の構成とすることができ、ラジアルローラ等の転動体Rや、スラストローラTRを設けることができる。第5および第6接続部23a、24aは、第1および第2開閉体D1、D2の開閉時に、同じ第3案内部材33を共有して移動する。第1および第2開閉体D1、D2が、第1および第2案内部材31、32だけでなく、第3案内部材33にも案内されることにより、第1および第2開閉体D1、D2はより安定して開閉動作が可能となる。
<第3案内部材33>
また、本実施形態では、図13に示されるように、第3案内部材33は、第5接続部23aが第3案内部材33を押圧する位置に設けられている。第3案内部材33を押圧する位置に第5接続部23aが設けられていることにより、開閉体Dが、開口部材1の上側の第1および第2案内部材31、32側を支点として、開閉体Dに移動方向Xに平行な軸を中心とする回転モーメントが加わった場合であっても、開閉体Dの振れを防止することができる。
すなわち、開閉体Dに回転モーメントが加わり、開閉体Dの下端側が開口部材1に近付く方向の力が加わった場合に、第5接続部23aが第3案内部材33を押圧して、開閉体Dの動きを規制する。これにより、開閉体Dの下端の振れを抑制することができ、より円滑な開閉体Dの移動が可能となる。なお、第6接続部24aについても同様である。また、本実施形態では、第3案内部材33は、第1および第2案内部材31、32よりも開閉体Dに近い側に配置され、第5および第6接続部23a、24aのスラストローラTRにより、第3案内部材33の背面が押圧され、開閉体Dの下端の振れを抑制している。なお、第5接続部23a、第6接続部24aは、TRとしたが、これに限らず、ボール部材により構成し、ボール部材を介して開閉体Dの移動は、第3案内部材33により案内するようにしてもよい。開閉体Dは、第1支持部材21、22により支持されているので、第5接続部23a、第6接続部24aおよび第3案内部材33を有しない構成であってもよい。このように本実施の形態によれば、第1開閉体D1および第2開閉体D2が移動した際に、容易に円滑な移動が可能となっている。
以上、本発明の実施の形態について説明した。なお、以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されない。つまり、上記装置の構成や各部分の形状についての説明は一例であり、本発明の範囲においてこれらの例に対する様々な変更や追加が可能であることは明らかである。
本発明に係る開閉体開閉機構は、容易かつ円滑に開閉体を移動させることができ、電動で転動体を駆動することも可能であり、特に、業務用冷蔵庫、冷凍庫など、重い開閉体を開閉させる構造に適用されるものとして有用である。
1 開口部材
11 第1開口部
12 第2開口部
21 第1支持部材
21a 第1接続部
21b 第2接続部
21c 第1取付部
21e 第1延在部
21f 第2延在部
22 第2支持部材
22a 第3接続部
22b 第4接続部
22c 第2取付部
22e 第3延在部
22f 第4延在部
23 第3支持部材
23a 第5接続部
24 第4支持部材
24a 第6接続部
3 案内部材
31 第1案内部材
31a 第1閉位置案内部
31b 第2閉位置案内部
31c 第1案内部材中間部
32 第2案内部材
32a 第3閉位置案内部
32b 第4閉位置案内部
32c 第2案内部材中間部
33 第3案内部材
311、321 底面(転動面)
312、322 側面
313、323、333 背面
314、324 天面
4 駆動部
41 ドラム
51 アウターケーシング
52 インナーケーブル
52a 第1インナーケーブル
52b 第2インナーケーブル
6 移動部材
7 方向転換部材
B 接続基部
D 開閉体
D1 第1開閉体
D2 第2開閉体
M 開閉体開閉機構
OL オーバーラップ領域
R、R1、R2、R3、R4 第1転動体(ラジアルローラ)
RB 第2転動体(ボール部材)
TR 第3転動体(スラストローラ)
X 開閉体の移動方向
Y 上下方向
Z 前後方向

Claims (5)

  1. 第1開口部と第2開口部とを有する開口部材と、
    前記第1開口部が開口する開位置と前記第1開口部が閉じられる閉位置との間を移動可能な第1開閉体と、
    前記第2開口部が開口する開位置と前記第2開口部が閉じられる閉位置との間を移動可能な第2開閉体と、
    前記第1開閉体に取付けられ、前記第1開閉体を支持する第1支持部材と、
    前記第2開閉体に取付けられ、前記第2開閉体を支持する第2支持部材と、
    前記開口部材に設けられ、前記第1支持部材と前記第2支持部材とを介して、前記第1開閉体と前記第2開閉体とをそれぞれ開位置と閉位置との間で往復可能に案内する案内部材とを備える開閉体開閉機構であって、
    前記案内部材は、前記開口部材の第1開口部側から第2開口部側に亘ってそれぞれ延びる第1案内部材と第2案内部材とを有し、
    前記第1支持部材は、前記第1案内部材と相対移動可能に接続する第1接続部と、前記第2案内部材と相対移動可能に接続する第2接続部とを有し、
    前記第2支持部材は、前記第1案内部材と相対移動可能に接続する第3接続部と、前記第2案内部材と相対移動可能に接続する第4接続部とを有し、
    前記第1案内部材は、
    前記第1開閉体が前記第1開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第1接続部を案内する第1閉位置案内部と、
    前記第2開閉体が前記第2開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第3接続部を案内する第2閉位置案内部と、
    前記第1閉位置案内部と前記第2閉位置案内部とに接続し前記第1接続部と前記第3接続部とが移動可能な第1案内部材中間部と、を有し、
    前記第1閉位置案内部と、前記第2閉位置案内部と、前記第1案内部材中間部とは、それぞれが略同一平面上で延びるように構成され、
    前記第2案内部材は、
    前記第1開閉体が前記第1開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第2接続部を案内する第3閉位置案内部と、
    前記第2開閉体が前記第2開口部を閉じる閉位置に移動するように前記第4接続部を案内する第4閉位置案内部と、
    前記第3閉位置案内部と前記第4閉位置案内部とに接続し前記第2接続部と前記第4接続部とが移動可能な第2案内部材中間部と、を有し、
    前記第3閉位置案内部と、前記第4閉位置案内部と、前記第2案内部材中間部とは、それぞれが略同一平面上で延びるように構成され、
    前記第1案内部材中間部と前記第2案内部材中間部とは、平行に配置され、且つ、前記第1案内部材中間部と前記第2案内部材中間部との一方が、前記各接続部から前記第1開閉体および前記第2開閉体による荷重を受ける方向の側に他方の案内部材中間部が位置するオーバーラップ領域を有するように配置され、
    前記第1接続部、前記第2接続部、前記第3接続部および前記第4接続部には、前記案内部材に対して荷重を加える側に転動体を有し、
    前記第1案内部材は、前記第1閉位置案内部の端部と前記第2閉位置案内部の端部とが、前記第1案内部材中間部よりも低くなるように傾斜して配置され、
    前記第2案内部材は、前記第3閉位置案内部の端部と前記第4閉位置案内部の端部とが、前記第2案内部材中間部よりも低くなるように傾斜して配置され、
    前記第1支持部材と前記第2支持部材とは、前記第1開閉体と前記第2開閉体との一方が閉位置に位置するときに、他方が引き違いに移動することが可能となる位置に取付けられた、開閉体開閉機構。
  2. 前記第1支持部材は、
    前記第1開閉体に取付けられる第1取付部と、
    前記第1開閉体が閉位置に位置する際に前記第1取付部が前記第1接続部から、前記第1案内部材から離間する方向に延びる第1延在部と、を有し、
    前記第2支持部材は、
    前記第2開閉体に取付けられる第2取付部と、
    前記第2取付部と前記第4接続部との間に介在し、前記第2開閉体が開位置に位置する際に前記第1延在部と前記第2開閉体の移動方向で交差するように設けられた第4延在部とを有する、請求項1に記載の開閉体開閉機構。
  3. 前記第1接続部および前記第2接続部が前記第1開閉体の上側に取付けられ、
    前記第3接続部および前記第4接続部が前記第2開閉体の上側に取付けられ、
    前記第1案内部材と前記第2案内部材とが、上下方向に重ねて配置された、請求項1または請求項2に記載の開閉体開閉機構。
  4. 前記第1接続部、前記第2接続部、前記第3接続部および前記第4接続部は、それぞれ、
    垂直方向に荷重を受ける第1転動体と、
    垂直方向で前記第1転動体の反対側に設けられる第2転動体と、
    水平方向の荷重を受ける第3転動体と、を有し、
    前記第1閉位置案内部、前記第2閉位置案内部、前記第3閉位置案内部および前記第4閉位置案内部は、それぞれ、
    前記1転動体が転動する底面と、
    前記2転動体が転動する天面と、
    前記3転動体が転動する側面と、を有する、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の開閉体開閉機構。
  5. 前記開口部材は、前記第1案内部材および前記第2案内部材が設けられた側と反対側に、第3案内部材が設けられ、
    前記第1開閉体は、前記第1支持部材が取付けられる位置とは反対側の位置に、前記第3案内部材に接続する第5接続部を有する第3支持部材が取付けられ、
    前記第2開閉体は、前記第2支持部材が取付けられる位置とは反対側の位置に、前記第3案内部材に接続する第6接続部を有する第4支持部材が取付けられ、
    前記第3案内部材は、前記第5接続部と前記第6接続部が前記第3案内部材を押圧する位置に設けられた、請求項1から請求項4のいずれかに記載の開閉体開閉機構。
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