JP2018131794A - 雨水等の貯留施設 - Google Patents

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林 慎一郎
Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
林 和志郎
Washio Hayashi
和志郎 林
林 宏三郎
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
林 加奈子
Kanako Hayashi
加奈子 林
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Abstract

【課題】 資材費や組立工数を軽減できて、かつ、十分な強度を保つことができる貯留施設を提供する。
【解決手段】
同一形状の主ブロックと副ブロックを前後左右に密着状態で配列した1つ以上のブロック層を有し、前記主ブロックは、前後左右にブロック1つ分の間隔を空けて配列され、その間が前記副ブロックで連結されており、上下の前記ブロック層の間に間隔が空くように、前記主ブロックを柱で支持した貯留施設とした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、雨水等を貯留し、又は浸透させるための貯留施設に関する。
高空隙率の単位部材(ブロック)を多数積み上げた帯水構造体を窪地に設置し、土で埋戻すことで、雨水の貯留空間を形成した貯留施設が知られている(特許文献1)。貯留施設の上に道路や公園等を設置することもできる。
特開2004−211316号公報 特開平10−252108号公報 特開平11−222886号公報 特開2008−280775号公報 特開2010−048010号公報 特開2010−059729号公報 特開2007−332692号公報
従来、鉛直方向及び水平方向の強度を得るため、前後左右上下にブロックを密に積み上げていた。そのため、多数のブロックが必要であり、組立に手間が掛かり、コストが高かった。出願人は、前後左右に間隔を空けてブロックを配置し、その間を継手で連結することで、必要なブロック数を減少させた貯留施設を提案した(特許文献5,6)。しかし、資材の数や種類、組立の手間をさらに減少させることが望ましい。また、ブロックは樹脂製のため、貯留施設の上を通る車両の重み等でクリープが生じ、地表が沈下する問題も生じていた。
本願には、下記発明が開示される。
<構成1>

同一形状の主ブロックと副ブロックを前後左右に密着状態で配列した1つ以上のブロック層を有し、
前記主ブロックは、前後左右に前記主ブロック1つ分の間隔を空けて配列され、その間に前記副ブロックが配置されて前後左右の前記主ブロックを連結する継手の役割を果たし、
前記主ブロックを柱で支持することで、前記ブロック層の下に空間を設けた雨水等の貯留施設。
<構成2>
前記柱が耐クリープ性である構成1の貯留施設。
<構成3>
窪地の底から前記ブロック層までブロックを積み上げた外壁部を有する構成1又は2の貯留施設。
<構成4>
前記主ブロックの4角をそれぞれ前記柱で支持し、
前後左右に隣接する4つの前記主ブロックの対向する4つの角に跨って天板を配置した構成1〜3のいずれかの貯留施設。
<構成5>
前記空間を避難空間としたことを特徴とする構成1〜4のいずれかの貯留施設。
本発明の一実施形態の貯留施設1を示す。 (a)は、貯留施設1に使用されるブロック20を示す。(b)は(a)のX−X断面図を示す。(c)は、2つのブロック20を連結したユニットを示す。 (a)〜(c)は、ブロック20の連結の態様を示す。 帯水構造体10の全体を上から見た図である。 図4の破線で囲った部分を横から見たときのブロック20の並びを示す。 図4の破線で囲った部分を上から見たときのブロック20の並び(ブロック層L1,L2のブロック20の並び)を示す。 他の実施形態における帯水構造体10Aを示す。 他の実施形態における帯水構造体10Bを示す。 他の実施形態における帯水構造体10Cを示す。
図1は、本実施形態の貯留施設1を示す。窪地の底2に帯水構造体10を設置し、地表3まで土4で埋め戻すことで雨水等を帯水構造体10内の空間に貯留又は浸透させる。窪地は、自然の窪地でもよく、人工の窪地でもよい。適宜壁材を用いて帯水構造体10の側面を覆い、及び/又は、シートで覆い土砂の貯留空間への浸入を防止し、流入管、流出管、溢流管、泥だめます、人孔、オリフィスなど必要に応じた付帯設備を設けてよいことは従来と同様である。
図2は、帯水構造体10に使用する例示的なブロック20を示す。ブロック20は、上板21と、その4角の脚部22を有する。ブロック20の平面形状(上板21の形状)は、正方形状である。他の形状でもよい。脚部22には、上板21側に開口した凹部23が形成されている。凹部23は、後述の柱30,31を収容可能である。図示しないが、凹部23の底面24が穴空きのブロック20(穴空きブロック)と、穴空きでないブロック20(有底のブロック)の2種類がある。当該穴は、柱30を貫通させることができる。
図3は、ブロック20の連結の態様を示す。(a)は、ブロック20を水平(前後又は左右)に連結した例で、(b)は、ブロック20を上下に脚部22で連結した例で、(c)は、ブロック20を上下に上板21で連結した例である。ブロック20は、(a)〜(c)の連結をするための連結手段を有するのがよい。図2では、(a)のための連結手段の例として、継手25,26を示す。ブロック20を水平に並べ、継手25,26をはめ合うことで連結できる。連結手段は、特許文献6,7など種々のものが公知であり、任意のものを採用してよい。
図4は、帯水構造体10の全体を上から見た図である。帯水構造体10の外周の斜線部分は、外壁部10aであり、その内側は、内周部10bである。
図5は、図4の破線で囲った部分を横から見た図である。図5に示すように、帯水構造体10は、複数のブロック20を前後左右に配列したブロック層L1,L2と、ブロック層L1,L2を支持する複数の柱30を有する。ブロック層L1,L2は、凹部23を対向させて配置され、柱30は、対向する凹部23に収容されている。柱30は、凹部23の2個分よりも長く、ブロック層L1,L2の間に空間Vが形成される。
外壁部10aでは、ブロック20が底2から最上層まで積み上げられている。上下のブロック20同士は、継手手段で連結するとよい。ブロック層L1,L2の間には穴空きブロックを積層し、柱30を貫通させて最上層と最下層のブロック20を支持している。外壁部10aのブロック20をすべて有底のブロックとし、各凹部23に凹部23と同じ長さの柱を挿入してもよい。
図6は、ブロック層L1,L2におけるブロック20の配列を示す。図6では、柱30で支持されたブロック20(主ブロック)は符号Aで示され、柱30で支持されていないブロック20(副ブロック)が符号Bで示されている。また、各ブロックA,B内の丸印は4本の脚部22に対応し、黒丸は柱30が挿入されていることを、白丸は柱30が挿入されていないことを示す。
図6のように、内周部10bの主ブロックAは、前後左右に間隔を開けて配列されている。間隔は、主ブロックAの縦横の幅と同一である。隣接する主ブロックAの間は、副ブロックBで連結されている。換言すれば、各ブロック層L1,L2において、副ブロックBは、前後左右の主ブロックA同士を連結する継手の役割を果たしている。これにより、主ブロックAと副ブロックBが前後左右に密に連結されている。連結には、継手25,26を使用できる。ただし、外壁部10aは、すべてが主ブロックAであり、主ブロックA同士が連結されている。
図5に示すように、天板40は、最上層のブロック20の上に配置される。天板40は、コンクリート等の剛性の板がよい。鉄板等でもよい。天板40の配列を図6において破線で示す。図6のように、ブロックの4枚分の面積の正方形の天板40を使用し、前後左右の隣接する4つの主ブロックAの対向する4つの角を跨いで天板40を配置するとよい。これにより、天板40の4角が各主ブロックAの柱30で支持されるので、天板40を安定に支持できる。図6では、天板40を4つだけ示したが、実際には、帯水構造体10の上面の全体に天板40を敷き詰めることができる。天板40の上の空間は、駐車場や公園、道路等、任意の目的で使用できる。天板40の上に土層や舗装を設けてもよい。
貯留施設1では、ブロック層L1,L2でブロック20が前後左右に密に連結されているので、横方向の十分な強度を確保できる。主ブロックAと副ブロックBが同一形状なので、資材管理や組立作業が容易である。ブロック層L1の下に空間Vが形成されるので、ブロック20の数を少なくできる。主ブロックAのみを柱30で支持したので、柱30の本数を少なくできる。柱30を凹部23に収容したので、柱30を安定に保持できる。
柱30を耐クリープ性にすることで、地表3の沈下を防止できる。耐クリープ性の柱30は、例えば、コンクリートの柱やコンクリートを詰めたプラスチック(塩ビ等)や金属パイプを使用できる。地表3に大きな重量が掛からない場合(例えば、地表3が畑の場合)は、プラスチックなどの非耐クリープ性の柱30を使用してもよい。
外壁部10aでは、ブロック20を底部から最上部まで積み上げたので、埋戻土の土圧等に強い。柱30で支持することで一層強くなる。図では、帯水構造体10の最外周の1列のブロック20だけが外壁部10aであるが、土圧が大きい場合は複数列にしてもよい。
空間Vがあるため、貯留施設1は、地震・火災・洪水など災害時の一時避難所としても利用できる。人が快適に滞在出来る広さの空間Vを確保できるよう、柱30の間隔や高さを設定するとよい。貯留施設1を公園やグランドの下に設けると、避難所として利用し易い。貯留施設1が浸透施設の場合、流入管を閉じれば避難所として利用できる。貯水施設の場合は、水を汲み出してから利用すればよい。
図7,8は、他の実施形態の帯水構造体10A,10Bを示す。帯水構造体10Aでは、ブロック層L2の下に、帯水構造体10Bでは、ブロック層L1の上に、それぞれ付加的なブロック層L3,L4を配置した。ブロック層L3は、上板21が下向きで、ブロック層L4は、上板21が上向きなので、底2及び天板40との接地面積が大きくなり、支持が安定化する。
ブロック層L3,L4の主ブロックAと副ブロックBの並びは、ブロック層L1,L2と同様である。ブロック層L3,L4の主ブロックAの凹部23に短い柱31を収容すると、上下方向の強度が高くなる。
帯水構造体10A〜10Cを適宜上下に積み重ねることで、高い帯水構造体を構成できる。図8は、その一例の帯水構造体10Cである。
上記実施形態に記載した貯留施設やその要素の寸法、形状、配置、個数、材料等は例示であり、他の態様も可能である。例えば、ブロック20の形状や連結方法は任意であり、特許文献2〜7のものを使用してもよい。1つの主ブロックAを4本の柱30で支持した場合を示したが、1本の柱30で支持してもよい。主ブロックAと副ブロックBは、平面形状(上板21の形状)が同一であればよい。例えば、副ブロックBの脚部22を省略してもよい。継手は、ブロック20と別の部材で構成してもよい。ブロック層L1〜L4の主ブロックAと副ブロックBの配列は変更可能である。例えば、主ブロックAの数を増やせば上下方向の強度を高くでき、主ブロックAの数を減らせば空間Vが広くなる。外壁部10aは、ブロック20が1列の場合を示したが、土圧が強い場合等は、外壁部10aのブロック20の列数を複数にしてもよい。
1・・・貯留施設
2・・・底
3・・・地表
4・・・土
10,10A〜10C・・・帯水構造体
10a・・・外壁部
10b・・・内周部
20・・・ブロック
21・・・上板
22・・・脚部
23・・・凹部
24・・・底面
25,26・・・継手
30,31・・・柱
40・・・天板
A・・・主ブロック
B・・・副ブロック
L1,L2・・・ブロック層
L3,L4・・・付加的なブロック層
V・・・空間

Claims (5)

  1. 同一形状の主ブロックと副ブロックを前後左右に密着状態で配列した1つ以上のブロック層を有し、
    前記主ブロックは、前後左右に前記主ブロック1つ分の間隔を空けて配列され、その間に前記副ブロックが配置されて前後左右の前記主ブロックを連結する継手の役割を果たし、
    前記主ブロックを柱で支持することで、前記ブロック層の下に空間を設けた雨水等の貯留施設。
  2. 前記柱が耐クリープ性である請求項1の貯留施設。
  3. 窪地の底から前記ブロック層までブロックを積み上げた外壁部を有する請求項1又は2の貯留施設。
  4. 前記主ブロックの4角をそれぞれ前記柱で支持し、
    前後左右に隣接する4つの前記主ブロックの対向する4つの角に跨って天板を配置した請求項1〜3のいずれかの貯留施設。
  5. 前記空間を避難空間としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの貯留施設。
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