JP2018131233A - 即席食品用容器 - Google Patents

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桂吾 山崎
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祥一 市田
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和裕 桶川
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Abstract

【課題】即席食品の破損を抑止すると共に、即席食品から突き出したトゲが容器を突き破りにくい即席食品用容器を提供する。【解決手段】容器1は、容器1の底を塞ぐ底面部4と、底面部4の全周から立ち上がる胴部5と、底面部4と胴部5により画成される内部空間3へ底面部4から膨出する3か所以上の中央側支持突起7とを備える。中央側支持突起7が即席食品100を底面部4よりも高い位置で受け止め、梱包時に即席食品100が底面部4へ向けて落下してきても、あるいは輸送時に即席食品100が動いても、即席食品100から突き出したトゲの底面部4への到達を抑制する。【選択図】図1

Description

本発明は、即席食品を収容する即席食品用容器に関する。
即席食品は、各種方法で一塊に固められて容器に梱包される。即席食品は、帯状の麺帯を切刃で線状の麺線にした後、一定の長さに切断し一食分毎金属の枠の中に入れて形を整える。その後、乾燥時に油揚げする手法(フライ麺)及び熱風若しくは真空下で凍結乾燥(フリーズドライ)する手法(ノンフライ麺)が挙げられる。このような即席食品としては、即席ラーメン、焼きそば及びパスタ等の麺類が例示できる。即席食品を収容する容器は、底面部の全周を囲んで上方へ拡開しながら立ち上がる胴部を有し、上面に開く口の大きさが即席食品よりも大きく設定されている。そのため、自動包装ラインによって即席食品を容器内に嵌め込み収容することが容易となる(例えば、特許文献1参照)。
自動包装ラインでは即席食品を容器に向けて上方から落下させる。傾斜した胴部は、底面部へ向けて自由落下しようとする即席食品を壁面で滑らせ、所謂いなし効果により、即席食品と容器の底面部との衝突を緩和させる役割を果たす。また、即席食品は容器に収容した後も運搬によって容器内で揺動することがあり、この即席食品の運搬中においても、傾斜した胴部は、即席食品を滑らせて底面部への衝撃を緩和している。
即席食品の製造工程において、とりわけ、油揚げにて乾燥させる際には、金属の枠の中に押えられた状態の下方に対し相対する上方は、麺線が自由な状態のままで乾燥されるために突出したトゲ状に麺先が突き出すことがある。即席食品から突き出たトゲ状の麺線(以下トゲと称す)が容器に突き刺さると、容器に孔が開く虞がある。ラーメンや焼きそば等の麺の塊から突き出した麺先が容器に突き刺さってしまうことを、「麺刺さり」と呼んでいる。即席食品を滑らせる胴部は、即席食品から突き出したトゲの穿刺力を弱め、トゲが容器を突き破ることを抑制している。
特開2002−308346号公報 特許第4341094号公報
容器の上面は開放されており、従来は、蓋を容器に嵌め込んで上面から被せることで密閉する嵌合様式の包装形態を採っていた。しかしながら、嵌合様式の包装形態を用いると、蓋による密閉性が問題となって容器に異物が混入する虞がある。そこで、近年は、容器の上面にシートフィルムを熱融着等によって貼り付けている。
即席食品は、お湯を注ぎ麺の湯戻り後に喫食する為に、シールフィルムを一部残した状態にて調理することが想定される。例えば、注入した湯を麺の湯戻りにて使用後に排出する形態のやきそばやパスタ等の食品においては、排出時に湯切り形状を有したフィルムが採用されており(例えば、特許文献2参照)、シートフィルムが全て剥がされることはない。そうすると、容器内には即席食品以外にもスープやかやく等の包装袋が収容されていることがあるが、この包装袋が取り出し難くなったり、残存の包装袋に気づかなかったりする虞がある。特に、包装袋が即席食品と胴部の間の隙間に落ち込んだり、包装袋が即席食品の下に潜ってしまうと、包装袋が格段に取り出し難くなり、また包装袋の残存に気づかない可能性が高まる。
そこで、近年、即席食品の外部形状と容器の内部形状とをほぼ合致させるようにし、即席食品と容器の胴部との間の隙間を狭くし、包装袋が即席食品と胴部との間に落ち込みにくくしている。即席食品と容器の胴部との間の隙間を狭くするには、胴部の傾斜角度を垂直に近づけることが簡便である。
しかしながら、胴部の傾斜角度をきつくした場合、即席食品を胴部に沿って滑らせる、いなし効果が低減する。そのため、即席食品が容器の底面部に向けて垂直落下する頻度が高くなり、即席食品と容器の底面部との衝撃が緩和し難く、麺塊が衝撃により破損したり、即席食品から突き出したトゲが容器に孔を開け易くなる。
尚、胴部の傾斜角度を確保できたとしても、即席食品が胴部に当たらずに底面部へ垂直落下する場合がある。このとき、即席食品から突き出したトゲが容器を突き破ってしまうこともある。そのため、容器の蓋の種類に限らず、胴部の傾斜の程度に関わらず、上記の容器ほど顕著でないにしろ、多かれ少なかれ同様の問題を抱えている。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、麺塊の破損を防ぐと共に、即席食品から突き出したトゲが容器を突き破りにくい即席食品用容器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の即席食品用容器は、即席食品を収容する上面が開口した容器であって、該容器の底を塞ぐ底面部と、前記底面部の全周から立ち上がる胴部と、前記底面部と前記胴部により画成される容器内部空間へ前記底面部から膨出する3か所以上の突起と、を備えること、を特徴とする。
前記底面部の中央領域に上げ底を更に備え、前記突起は、前記上げ底から前記容器内部空間に膨出するようにしてもよい。
前記突起は、曲面で構成されたドーム形状を有するようにしてもよい。
前記底面部の各辺と前記胴部との境界から前記容器内部空間へ膨出する4か所以上の棚を更に備えるようにしてもよい。
前記棚は、前記底面部の各辺につき、辺の中心から等距離の位置の2か所から膨出するようにしてもよい。
前記突起と前記棚は、前記底面部の枠状の端領域を内周側及び外周側から包囲して配置されるようにしてもよい。前記枠状の端領域は、例えば、前記底面部の各辺まで及ぶ糸尻である。
前記内部空間に収容される即席食品と、前記胴部の口縁に貼り付いたシートと、を更に備え、前記即席食品が前記容器内部空間に密閉されるようにしてもよい。
本発明によれば、麺塊の破損を防ぐと共に、即席食品から突き出したトゲが底面部に刺さりにくく、底面部に孔が開くことが抑制される。
本実施形態に係る容器を上面開口から見た斜視図である。 本実施形態に係る容器の平面図である。 本実施形態に係る容器の正面図である。 本実施形態に係る容器の底面図である。 本実施形態に係る容器を底面から見た斜視図である。 本実施形態に係る容器の断面を示し、図2のA−B−C−D−E−F線の断面図である。 本実施形態に係る容器に即席食品を収容させた状態を示し、図2のA−B−C−D−E−F線の断面図である。
本発明の実施形態に係る即席食用容器について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(構成)
図1乃至図6に示す容器1は、典型的にはシート成型により作製される。耐熱性を持たせた、発泡ポリスチレンなどの発泡樹脂材により成るシートを加熱することで、より発泡性を付加しつつ軟化させ、真空や圧空を用いて容器1の内面側形状と外面側形状を有する雄型と雌型で挟み込み成型する。この容器1は、主に即席食品100を収容する。即席食品100は、乾燥時に油揚げするフライ麺及び熱風若しくは真空下で凍結乾燥するノンフライ麺が挙げられ、上記手法を用いて麺線を一塊に固められて成る。この即席食品100は、例えば油揚げにて乾燥する手法や熱風乾燥若しくは真空下で凍結乾燥する手法によって製造された即席ラーメンや焼きそば及びパスタ等の麺類である。
容器1は、上面2が開口して内部空間3に通じる略四角錐台形状を有し、底から上面2に向けて次第に拡開している。底面部4は、即席食品100の大きさにほぼ一致させた概略正方形である。胴部5は、底面部4の全周を囲って立ち上がっている。この胴部5は、底面部4から垂直乃至急傾斜で立ち上がり、上面2側で一度緩やかな傾斜に変化して上面2が即席食品100よりも大きく開くように外方へ拡がった後、垂直乃至垂直に近い傾斜で上面2に向かう。これにより、容器1の上面2側は即席食品100よりも大きく、容器1の底面部4側は即席食品100の大きさとほぼ一致する。
口縁6は、胴部5の上端が外側に折り返されることで幅広に張り出す。口縁6には、即席食品100が収容された後、容器1の上面2を塞ぐ大きさの概略正方形のシートフィルムが熱融着されることになる。容器1は、このシートフィルムとともに即席食品100を内部に閉じ込める。尚、容器1の各コーナーは、滑らかな丸みが付けられている。
底面部4の中央領域には上げ底41が設けられている。上げ底41は、底面部4と相似の概略正方形を有し、容器1の内部空間3側へ膨出して一段高くなっている。上げ底41からは、内部空間3側へ中央側支持突起7が膨出している。中央側支持突起7は、即席食品100を面で支えるべく、少なくとも3か所に形成され、望ましくは上げ底41の四隅に形成されている。この中央側支持突起7は、曲面で構成され、上面視で円形、側面視で滑らかな山型のドーム形状を有する。尚、中央側支持突起7は、底面部4に設けられ、内部空間3側へ膨出すれば、必ずしも上げ底41に形成される必要はなく、上げ底41が無い容器1においても底面部4の中央領域から膨出させればよいが、上げ底41から膨出させれば、高さを稼ぐことができ、シート成型によって密度が疎にならず、強度を保てる。
底面部4と胴部5との境界43には、内部空間3側へ底縁側支持棚8が膨出している。底縁側支持棚8は、即席食品100の端領域を支えるべく、底面部4の各辺に少なくとも1か所形成され、望ましくは、辺中央から等距離の位置に2か所ずつ、計8か所に形成されている。更に望ましくは、底縁側支持棚8は、強度が相対的に弱い辺端から少し離して、辺中央寄りに設けられるとよい。この底縁側支持棚8は、容器の縁に沿って長めであり、中央が平坦で、それ以外が滑らかに湾曲しており、90度ずつ4分割した俵片の形状を有する。
上げ底41の四隅に形成された中央側支持突起7と底面部4の各辺に2か所ずつ形成された底縁側支持棚8は、換言すると、上げ底41の周囲に発生する枠状の領域である糸尻部42を内周側及び外周側から包囲するように配置されることになる。シート成型された容器1は、上げ底41と比べて糸尻部42の密度が疎になっており強度が相対的に弱い。
尚、中央側支持突起7と底縁側支持棚8は、糸尻部42を基点にした最高点の高さが概略等しいか、中央側支持突起7が高く設定されている。また中央側支持突起7と底縁側支持棚8の裾から最高点までの高さは、即席食品100から飛び出し得るトゲ101の平均的な長さよりも高い。また、中央側支持突起7と底縁側支持棚8の最高点から容器1の上面2までの距離は、即席食品100の厚みよりも十分に長く設定されている。
(作用)
図7は、容器1に即席食品100を収容した状態を示す断面図である。容器1に収容された即席食品100は、食品中央領域が中央側支持突起7で支えられ、食品端領域が底縁側支持棚8で支えられ、底面部4から浮いた状態となる。特に、中央側支持突起7は上げ底41に形成されているため、糸尻部42から即席食品100までの距離は長くなっている。
そのため、即席食品100が底面部4に向けて垂直落下しても、まず中央側支持突起7が即席食品100を受け止め、即席食品100から突き出したトゲ101が底面部4へ到達するのを阻む。トゲ101は、例えば麺塊から突き出した麺先である。即ち、中央側支持突起7が即席食品100を底面部4より高い位置で支えることで、即席食品100から突き出したトゲ101が底面部4に届く可能性が低くなる。特に、即席食品100が突き出したトゲ101が糸尻部42に届く可能性が低くなる。上げ底41と比べて密度が疎な糸尻部42とトゲ101との非接触は、トゲ101が容器1を突き破る可能性を大きく低減させる。
また、底縁側支持棚8は、中央側支持突起7で受け止められた即席食品100の端を支え、中央側支持突起7で受け止められた即席食品100が勢いにより傾こうとする動きを阻止する。または、即席食品100が傾いて落下してきても、底縁側支持棚8が即席食品100の姿勢を整える。そのため、即席食品100の端にトゲ101が突き出していても、トゲ101が糸尻部42に衝突する可能性は低くなる。
また、容器1が発泡樹脂材により成る場合、中央側支持突起7は柔軟性を有しており、即席食品100が中央側支持突起7に衝突した瞬間、複数有する中央側支持突起7は弾性変形すると共に衝撃を分散させ、クッション効果と相まって即席食品100の運動エネルギーを減衰させる。そのため、万一、即席食品100から突き出したトゲ101が底面部4に届く長さを有していたとしても、トゲ101が底面部4を突き破るほどの穿刺力を喪失させ得る。また、即席食品100の破損を防ぐ効果も奏する。尚、中央側支持突起7は所謂肉だまり領域に形成されているため、密度が相対的に高く、またドーム形状により力を分散するため、破壊される可能性が低くなっている。
また、即席食品100を収容する際、即席食品100のトゲ101が中央側支持突起7に向かうこともある。しかしながら、中央側支持突起7は、ドーム形状を有し、また肉だまり領域に形成されて高い強度を有するため、トゲ101を滑らせる所謂いなし効果によって、トゲ101の突き刺さりを阻止する。
(効果)
以上のように、容器1は、容器1の底を塞ぐ底面部4と、底面部4の全周から立ち上がる胴部5と、底面部4と胴部5により画成される内部空間3へ底面部4から膨出する3か所以上の中央側支持突起7とを備えるようにした。これにより、中央側支持突起7が即席食品100を底面部4よりも高い位置で受け止め、梱包時に即席食品100が底面部4へ向けて落下してきても、あるいは輸送時に即席食品100が動いても、即席食品100から突き出したトゲ101が底面部4を突き破る可能性が低くなる。また、即席食品100も衝撃緩和によって破損し難くなる。
また、底面部4の中央領域に上げ底41を更に備えるようにし、中央側支持突起7は、上げ底41から内部空間3に膨出するようにした。上げ底41はシート成型時に肉だまりになっていて密度が高い。上げ底41無しの状態で、トゲ101が刺さり難くなる高さまで中央側支持突起7を膨出する場合と比べて、中央側支持突起7の強度も高くなり、即席食品100を受け止めても破壊され難くなる。但し、上げ底41が無くとも、中央側支持突起7は即席食品100を受け止めることができるため、容器1の材料の種類や材料の使用量、またトゲ101の強度等に応じて、上げ底41に中央側支持突起7を設けるか、上げ底41無しで中央側支持突起7を設けるか選択すればよい。
また、中央側支持突起7は、曲面で構成されたドーム形状を有するようにした。これにより、中央側支持突起7に即席食品100のトゲ101が向かっても、曲面でトゲ101を滑らせる所謂いなし効果により、トゲ101が中央側支持突起7に刺さって容器1を突き破ることを抑制できる。
また、底面部4の各辺と胴部5との境界から内部空間3へ膨出する4か所以上の底縁側支持棚8を更に備え、中央側支持突起7と底縁側支持棚8は同一の高さを有するようにした。これにより、即席食品100の端領域を底縁側支持棚8が支えるため、即席食品100が傾いて食品端領域が底面部4に近づくことを阻止できる。特に、底面部4の枠状の端領域は、シート成型によって密度が相対的に疎になっているため、この端領域に対する即席食品100のトゲ101の到達を効果的に抑制するできることで、容器1へ孔が開く虞を大幅に低減できる。
この底縁側支持棚8は、底面部4の各辺につき、辺の中心から等距離の位置の2か所から膨出するようにした。これにより、底縁側支持棚8が1か所の場合と比べて、即席食品100の姿勢を整えやすく、即席食品100が傾いて底面部4にトゲ101が刺さることをより一層抑制することができる。
尚、棚長を辺に沿って長くすることも考えられるが、容器1の容積が小さく見えてしまう。また文字や図形を印刷した包装用フィルムで容器1を覆って包装用フィルムをシュリンクさせた場合に、底縁側支持棚8の形成の結果として生じる容器1の外側の凹みに包装用フィルムが貼りついて、文字や図形が歪んでしまう虞がある。一方、各辺につき2か所の底縁側支持棚8を設けるようにすれば、一つ一つの底縁側支持棚8の長さを短くできるため、容器1の小容積に見えず見栄えが良くなり、また包装用フィルムが底縁側支持棚8に張り付き難く、包装用フィルムの文字や図形が歪むのを阻止できる。
更に、この中央側支持突起7と底縁側支持棚8は、底面部4の枠状の端領域を内周側及び外周側から包囲して配置されることになるので、シート成型の特性上、強度が弱くなる箇所を効果的に保護することが可能となる。
この容器1は、シートの貼り付けにより密閉する方式を採ることで、即席食品100と胴部5の隙間を狭めた場合に特に有効である。但し、胴部5の傾斜角を確保できても、即席食品100が底面部4へ向けて垂直落下した場合には、この中央側支持突起7、又はそれに加えて底縁側支持棚8は有効に作用する。従って、容器1の密閉態様が如何様であろうとも、胴部5の傾斜が如何様であっても、この中央側支持突起7、又はこれに加えて底縁側支持棚8を設けるようにしてもよい。
また、この実施形態では、略四角錐台の容器1を例に説明したが、容器1は、四角形、五角形等の多角形錐台であっても、略円筒形であっても、即席食品100から突き出たトゲ101が底面部4を突き破る可能性があれば、何れの概略形状でも採用できる。
更に、中央側支持突起7は、即席食品100を面で支えるため、最低限3か所に設けられればよく、底面部4の枠状の端領域の保護の程度をいかほど厚くするかに応じて4か所、5か所と数を増やしてもよい。
また、即席食品100の傾きを防止する観点からは、底縁側支持棚8の数は多ければよいが、傾き阻止の確実性とサイズインプレッションやフィルムの文字や図名のシュリンクとの兼ね合いで数を決定すればよく、底面部4の各辺に最低1か所設けられればよい。
1 容器
2 上面
3 内部空間
4 底面部
41 上げ底
42 糸尻部
43 境界
5 胴部
6 口縁
7 中央側支持突起
8 底縁側支持棚
100 即席食品
101 トゲ
上記の目的を達成するため、本発明の即席食品用容器は、麺塊から突出したトゲ状の麺先を有する即席食品を落下させて収容する上面が開口した容器であって、該容器の底を塞ぐ底面部と、前記底面部の全周から立ち上がる胴部と、前記底面部と前記胴部により画成される容器内部空間へ前記底面部から膨出し、前記即席食品を接触して支持する3か所以上の突起と、を備えること、を特徴とする。
上記の目的を達成するため、本発明の即席食品用容器は、麺塊から突出したトゲ状の麺先を有する即席食品を落下させて収容する上面が開口した容器であって、該容器の底を塞ぐ底面部と、前記底面部の全周から立ち上がる胴部と、前記底面部と前記胴部により画成される容器内部空間へ前記底面部から膨出し、前記即席食品を接触して支持する3か所以上の突起と、前記底面部の各辺と前記胴部との境界から前記容器内部空間へ膨出する4か所以上の棚と、を備え、前記突起と前記棚は、前記底面部の枠状の端領域を内周側及び外周側から包囲して配置されること、を特徴とする。前記枠状の端領域は、例えば、前記底面部の各辺まで及ぶ糸尻である。

Claims (8)

  1. 即席食品を収容する上面が開口した容器であって、
    該容器の底を塞ぐ底面部と、
    前記底面部の全周から立ち上がる胴部と、
    前記底面部と前記胴部により画成される容器内部空間へ前記底面部から膨出する3か所以上の突起と、
    を備えること、
    を特徴とする即席食品用容器。
  2. 前記底面部の中央領域に上げ底を更に備え、
    前記突起は、前記上げ底から前記容器内部空間に膨出すること、
    を特徴とする請求項1記載の即席食品用容器。
  3. 前記突起は、曲面で構成されたドーム形状を有すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の即席食品用容器。
  4. 前記底面部の各辺と前記胴部との境界から前記容器内部空間へ膨出する4か所以上の棚を更に備えること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の即席食品用容器。
  5. 前記棚は、前記底面部の各辺につき、辺の中心から等距離の位置の2か所から膨出すること、
    を特徴とする請求項4記載の即席食品用容器。
  6. 前記突起と前記棚は、前記底面部の枠状の端領域を内周側及び外周側から包囲して配置されること、
    を特徴とする請求項4又は5記載の即席食品用容器。
  7. 前記枠状の端領域は、前記底面部の各辺まで及ぶ糸尻であること、
    を特徴とする請求項6記載の即席食品用容器。
  8. 前記内部空間に収容される即席食品と、
    前記胴部の口縁に貼り付いたシートと、
    を更に備え、
    前記即席食品が前記容器内部空間に密閉されること、
    を特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の即席食品用容器。
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