JPH08113273A - インスタント食品用容器 - Google Patents
インスタント食品用容器Info
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- JPH08113273A JPH08113273A JP6273157A JP27315794A JPH08113273A JP H08113273 A JPH08113273 A JP H08113273A JP 6273157 A JP6273157 A JP 6273157A JP 27315794 A JP27315794 A JP 27315794A JP H08113273 A JPH08113273 A JP H08113273A
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- instant food
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カップ麺等のインスタント食品の輸送効率、
収納効率を向上させる。 【構成】 容器本体（１）とスカート部を設けた蓋
（３）とを備え、蓋を前記容器本体の中に収納したイン
スタント食品の直上に位置させると共に、蓋のスカート
部を容器本体の内側壁に沿って延在させるようにしたイ
ンスタント食品用容器。
収納効率を向上させる。 【構成】 容器本体（１）とスカート部を設けた蓋
（３）とを備え、蓋を前記容器本体の中に収納したイン
スタント食品の直上に位置させると共に、蓋のスカート
部を容器本体の内側壁に沿って延在させるようにしたイ
ンスタント食品用容器。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インスタント食品用容
器に関するものであり、特に、カップ形状、どんぶり形
状、弁当箱形状等の容器に乾燥させた状態、あるいはパ
ック封入した食品を収納し、飲食時に熱湯を加えて食す
るインスタント食品の収納に好適に用いられるインスタ
ント食品用容器に関するものである。
器に関するものであり、特に、カップ形状、どんぶり形
状、弁当箱形状等の容器に乾燥させた状態、あるいはパ
ック封入した食品を収納し、飲食時に熱湯を加えて食す
るインスタント食品の収納に好適に用いられるインスタ
ント食品用容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】カップ麺と呼ばれる、カップ型、丼型、
弁当箱型などの容器に入ったインスタント食品は、飲食
時に熱湯を加えて麺を膨張させる必要があり、また、ス
ープを作る必要もあるため、容器にある程度の高さを必
要とする。しかし、飲食前の容器内に収納してあるイン
スタント食品自体の大きさは、乾燥させてあったり、パ
ック封入されているため実際の容器の半分程度である。
またスープも粉状あるいは濃縮した液状のものを容器内
に収納しているため、これらの調理前の食品自体を収納
するのに必要な容積はわずかなものである。現実的に
は、麺とスープの素を合せても、その収納に必要な容積
は、現在使用されている容器の約半分、多いものでも容
器の２／３を占める程度である。
弁当箱型などの容器に入ったインスタント食品は、飲食
時に熱湯を加えて麺を膨張させる必要があり、また、ス
ープを作る必要もあるため、容器にある程度の高さを必
要とする。しかし、飲食前の容器内に収納してあるイン
スタント食品自体の大きさは、乾燥させてあったり、パ
ック封入されているため実際の容器の半分程度である。
またスープも粉状あるいは濃縮した液状のものを容器内
に収納しているため、これらの調理前の食品自体を収納
するのに必要な容積はわずかなものである。現実的に
は、麺とスープの素を合せても、その収納に必要な容積
は、現在使用されている容器の約半分、多いものでも容
器の２／３を占める程度である。
【０００３】また、このようなインスタント食品の容器
は、飲食時に容器をそのまま食器として使用するため、
食べやすさ、持ちやすさを考慮して容器の側面を上方に
拡開した構成にしたものが多い。
は、飲食時に容器をそのまま食器として使用するため、
食べやすさ、持ちやすさを考慮して容器の側面を上方に
拡開した構成にしたものが多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようなインスタン
ト食品を収納する従来の容器は、容器内に収納した食品
の体積に比べて容器が嵩ばるため、内容物である食品が
占める体積の割には搬送に多大なスペースを必要とす
る。又、販売店における収納効率が悪いという問題もあ
る。
ト食品を収納する従来の容器は、容器内に収納した食品
の体積に比べて容器が嵩ばるため、内容物である食品が
占める体積の割には搬送に多大なスペースを必要とす
る。又、販売店における収納効率が悪いという問題もあ
る。
【０００５】また、上述したとおり、ほとんどの容器の
側面がテーパ形状となっているため、容器同士を横に並
べると容器の下方に余分なスペースが生じることとな
り、搬送効率、販売の際の収納効率が一層悪くなってい
る。本発明はこのような問題点に着目し、搬送に必要な
スペースを有効に利用できると共に、食品の販売店にお
ける収納効率を上げるようにしたインスタント食品用容
器を提供することを目的とするものである。
側面がテーパ形状となっているため、容器同士を横に並
べると容器の下方に余分なスペースが生じることとな
り、搬送効率、販売の際の収納効率が一層悪くなってい
る。本発明はこのような問題点に着目し、搬送に必要な
スペースを有効に利用できると共に、食品の販売店にお
ける収納効率を上げるようにしたインスタント食品用容
器を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本願第１発
明である、容器本体と、当該容器本体に装着する蓋とを
備えるインスタント食品用容器において、前記容器本体
の側壁が底部から上方に向かうテーパ形状をなしてお
り、前記蓋にスカート部を設け、前記蓋を前記容器本体
内に収納したインスタント食品の真上に位置させると共
に、前記スカート部を前記容器本体の内側壁に沿って上
方に延在させたことを特徴とするインスタント食品用容
器を提供することによって達成することができる。
明である、容器本体と、当該容器本体に装着する蓋とを
備えるインスタント食品用容器において、前記容器本体
の側壁が底部から上方に向かうテーパ形状をなしてお
り、前記蓋にスカート部を設け、前記蓋を前記容器本体
内に収納したインスタント食品の真上に位置させると共
に、前記スカート部を前記容器本体の内側壁に沿って上
方に延在させたことを特徴とするインスタント食品用容
器を提供することによって達成することができる。
【０００７】また、本願第１発明のインスタント食品用
容器の好適な実施例は、前記蓋が紙状部材でできてお
り、当該蓋のスカート部にひだ状の折目を設けて前記容
器本体の内側壁に沿って延在させるようにしたことを特
徴とするものである。
容器の好適な実施例は、前記蓋が紙状部材でできてお
り、当該蓋のスカート部にひだ状の折目を設けて前記容
器本体の内側壁に沿って延在させるようにしたことを特
徴とするものである。
【０００８】さらに、本願第１発明のインスタント食品
用容器の他の好適な実施例は、前記蓋のスカート部の先
端が前記容器本体の上側端部より下に位置するように構
成したことを特徴とするものである。
用容器の他の好適な実施例は、前記蓋のスカート部の先
端が前記容器本体の上側端部より下に位置するように構
成したことを特徴とするものである。
【０００９】さらに、本願第１発明のインスタント食品
用容器の他の好適な実施例は、前記容器本体の底に高台
部を設けると共に、前記蓋に前記高台と同様の凹凸を設
けたことを特徴とする特徴とするものである。
用容器の他の好適な実施例は、前記容器本体の底に高台
部を設けると共に、前記蓋に前記高台と同様の凹凸を設
けたことを特徴とする特徴とするものである。
【００１０】また、上記目的は、本願第２発明である容
器本体と、当該容器本体に装着する蓋とを備えるインス
タント食品用容器において、前記容器本体の側面を折目
が縦方向に延在する蛇腹部材で構成し、前記蛇腹部材を
閉じた時に前記容器の外周が前記容器の底面の外周にほ
ぼ同じになるように構成したことを特徴とするインスタ
ント食品用容器によっても達成することができる。
器本体と、当該容器本体に装着する蓋とを備えるインス
タント食品用容器において、前記容器本体の側面を折目
が縦方向に延在する蛇腹部材で構成し、前記蛇腹部材を
閉じた時に前記容器の外周が前記容器の底面の外周にほ
ぼ同じになるように構成したことを特徴とするインスタ
ント食品用容器によっても達成することができる。
【００１１】さらに、上記目的は、本願第３発明である
容器本体と、当該容器本体に装着する蓋とを備えるイン
スタント食品用容器において、前記容器本体の側面を折
目が周方向に延在する蛇腹部材で構成したことを特徴と
するインスタント食品用容器によっても達成することが
できる。
容器本体と、当該容器本体に装着する蓋とを備えるイン
スタント食品用容器において、前記容器本体の側面を折
目が周方向に延在する蛇腹部材で構成したことを特徴と
するインスタント食品用容器によっても達成することが
できる。
【００１２】また、本願第２及び第３発明のインスタン
ト食品用容器の好適な実施例は、前記蛇腹部材の材質と
して形状記憶樹脂を用いたことを特徴とするものであ
る。
ト食品用容器の好適な実施例は、前記蛇腹部材の材質と
して形状記憶樹脂を用いたことを特徴とするものであ
る。
【００１３】また、本願第１及び第２の発明のインスタ
ント食品用容器の好適な実施例は、容器本体の内側壁の
上端近傍、あるいは前記スカート部の先端部内側に突起
部を設けたことを特徴とするものである。
ント食品用容器の好適な実施例は、容器本体の内側壁の
上端近傍、あるいは前記スカート部の先端部内側に突起
部を設けたことを特徴とするものである。
【００１４】
【作用】上述したとおり、本願第１発明にかかるインス
タント食品用容器では、容器の蓋を前記容器本体の中に
収納したインスタント食品の直上に位置させるようにし
ているため、蓋の位置が従来の容器に比べて容器の中ほ
どまで下がることになり、蓋と容器本体の側壁の上側部
材とで形成される凹みの中に他の容器を深い位置で重ね
合わせることができる。このため、同じ搬送スペースで
ほぼ倍近くの数量のインスタント食品を搬送することが
可能となり、搬送効率を飛躍的に改善することが可能と
なる。また、販売店における販売スペースについても、
容器を重ねた状態で置くことができるため、スペースの
有効利用を図ることができる。
タント食品用容器では、容器の蓋を前記容器本体の中に
収納したインスタント食品の直上に位置させるようにし
ているため、蓋の位置が従来の容器に比べて容器の中ほ
どまで下がることになり、蓋と容器本体の側壁の上側部
材とで形成される凹みの中に他の容器を深い位置で重ね
合わせることができる。このため、同じ搬送スペースで
ほぼ倍近くの数量のインスタント食品を搬送することが
可能となり、搬送効率を飛躍的に改善することが可能と
なる。また、販売店における販売スペースについても、
容器を重ねた状態で置くことができるため、スペースの
有効利用を図ることができる。
【００１５】通常、インスタント食品の容器は側面がテ
ーパ形状をなしているため、蓋を容器内に収納した食品
のすぐ上に位置させると、蓋の外周が容器の上端部の外
周よりも小さくなってしまう。このため調理時に蓋とし
て使用できるようにするべく、本願第１発明にかかるイ
ンスタント食品用容器では、前記蓋にスカート部を設
け、当該スカート部を前記容器本体の内側壁に沿って容
器本体の上端近傍まで延在させるようにしている。スカ
ート部の先端外周は容器本体の上端外周とほぼ同じ大き
さであり、調理する時は、熱湯を注いだ後蓋を裏返して
容器本体に乗せるようにすれば、調理用の蓋として作用
することになる。
ーパ形状をなしているため、蓋を容器内に収納した食品
のすぐ上に位置させると、蓋の外周が容器の上端部の外
周よりも小さくなってしまう。このため調理時に蓋とし
て使用できるようにするべく、本願第１発明にかかるイ
ンスタント食品用容器では、前記蓋にスカート部を設
け、当該スカート部を前記容器本体の内側壁に沿って容
器本体の上端近傍まで延在させるようにしている。スカ
ート部の先端外周は容器本体の上端外周とほぼ同じ大き
さであり、調理する時は、熱湯を注いだ後蓋を裏返して
容器本体に乗せるようにすれば、調理用の蓋として作用
することになる。
【００１６】なお、蓋が紙のような部材でできている場
合は、蓋のスカート部にひだ状の折目を設けることによ
って、容器同士の重ね合わせ効率を妨げることなくスカ
ート部を前記容器本体の内側壁に沿って延在させること
ができる。一方、蓋が発泡スチロールやプラスチックな
どのリジッドな部材で構成されている場合は、スカート
部が容器本体側壁に沿うように成形すればよい。
合は、蓋のスカート部にひだ状の折目を設けることによ
って、容器同士の重ね合わせ効率を妨げることなくスカ
ート部を前記容器本体の内側壁に沿って延在させること
ができる。一方、蓋が発泡スチロールやプラスチックな
どのリジッドな部材で構成されている場合は、スカート
部が容器本体側壁に沿うように成形すればよい。
【００１７】上述したとおり、本発明にかかる容器で
は、食品を調理する際に蓋を逆さにして容器本体に乗せ
るが、この場合、スカート部の先端外周を容器本体の上
端部外周より若干小さくするように構成することによっ
て、蓋を裏返して容器本体に乗せた時に、蓋のスカート
部先端が容器の内側面の上端近傍にひっかかり、蓋を安
定して置くことができる。
は、食品を調理する際に蓋を逆さにして容器本体に乗せ
るが、この場合、スカート部の先端外周を容器本体の上
端部外周より若干小さくするように構成することによっ
て、蓋を裏返して容器本体に乗せた時に、蓋のスカート
部先端が容器の内側面の上端近傍にひっかかり、蓋を安
定して置くことができる。
【００１８】この場合、更に容器本体の内側壁上端の近
傍に数カ所あるいは内周全体に渡って突起を設けること
により、蓋の先端がこの突起にひっかかるため、より安
定した状態で蓋をおくことができる。なお、蓋のスカー
ト部の外周を、容器本体の開口外周より大きくしたもの
については、蓋のスカート部の上端内側に同様に突起を
設けるようにすればよい。
傍に数カ所あるいは内周全体に渡って突起を設けること
により、蓋の先端がこの突起にひっかかるため、より安
定した状態で蓋をおくことができる。なお、蓋のスカー
ト部の外周を、容器本体の開口外周より大きくしたもの
については、蓋のスカート部の上端内側に同様に突起を
設けるようにすればよい。
【００１９】さらに、前記容器本体の底に高台部を設け
ている容器については、前記蓋に前記高台の形状とほぼ
同様の凹凸を設けることによって、容器を重ね合わせた
時に、蓋の凹凸部に、次の容器の高台がはまり込んで、
容器同士の積み重ね効率を上げることができる。
ている容器については、前記蓋に前記高台の形状とほぼ
同様の凹凸を設けることによって、容器を重ね合わせた
時に、蓋の凹凸部に、次の容器の高台がはまり込んで、
容器同士の積み重ね効率を上げることができる。
【００２０】本願第２発明にかかるインスタント食品用
容器では、容器本体の側面を折目が縦方向に延在する蛇
腹部材で構成し、前記蛇腹部材を閉じた時に前記容器の
外周が前記容器の底面の外周にほぼ一致するように構成
しているため、特にどんぶり形状の容器など、特に容器
側面が上方へ大きく拡開している容器において、容器の
外周を底面と同じ大きさに抑えることが可能となり、容
器の体積を横方向に小さくすることができる。従って、
第２発明によっても第１発明と同様に、食品の輸送効率
及び販売店に置ける収納効率を向上させることが可能と
なる。
容器では、容器本体の側面を折目が縦方向に延在する蛇
腹部材で構成し、前記蛇腹部材を閉じた時に前記容器の
外周が前記容器の底面の外周にほぼ一致するように構成
しているため、特にどんぶり形状の容器など、特に容器
側面が上方へ大きく拡開している容器において、容器の
外周を底面と同じ大きさに抑えることが可能となり、容
器の体積を横方向に小さくすることができる。従って、
第２発明によっても第１発明と同様に、食品の輸送効率
及び販売店に置ける収納効率を向上させることが可能と
なる。
【００２１】本願第３発明にかかるインスタント食品用
容器では、容器本体の側面を折目が周方向に延在する蛇
腹部材で構成しているため、容器の体積を縦方向に縮小
することができる。
容器では、容器本体の側面を折目が周方向に延在する蛇
腹部材で構成しているため、容器の体積を縦方向に縮小
することができる。
【００２２】この第２、第３発明場合、容器本体の側面
部材の材質に、例えば表面にコーティングを施した紙な
ど、ばね性のあるものを使用して、この容器を蛇腹部材
を閉じた状態で外側包装部材で抑え込んでおき、開封時
に外側包装部材を取り去った時に容器の側壁が側方、あ
るいは上方へ伸びるようにすることが好ましい。
部材の材質に、例えば表面にコーティングを施した紙な
ど、ばね性のあるものを使用して、この容器を蛇腹部材
を閉じた状態で外側包装部材で抑え込んでおき、開封時
に外側包装部材を取り去った時に容器の側壁が側方、あ
るいは上方へ伸びるようにすることが好ましい。
【００２３】あるいは、容器の側壁を形状記憶樹脂で構
成し、飲食時に熱湯を注いだ時の熱で容器の側壁が上に
伸びるように構成してもよい。いずれにしても、飲食前
の容器全体の体積を小さくすることができるため、搬送
効率及び収納効率の向上を図ることができる。
成し、飲食時に熱湯を注いだ時の熱で容器の側壁が上に
伸びるように構成してもよい。いずれにしても、飲食前
の容器全体の体積を小さくすることができるため、搬送
効率及び収納効率の向上を図ることができる。
【００２４】
【実施例】以下に本発明にかかるインスタント食品用容
器の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
器の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【００２５】図１（ａ）は、本発明にかかるインスタン
ト食品用容器の第１実施例の構成を示す図である。図１
において、符号１は容器本体、２は容器内に収納したイ
ンスタント食品、３は上蓋である。図１に示すように、
蓋３はその平面部３ａの高さが容器１に収納した食品２
のすぐ上、すなわち容器１の高さ方向におけるほぼ中央
附近に位置するように構成されている。従って、容器１
の中央部分の高さは容器の側壁の高さのほぼ半分程度に
なる。本実施例では、蓋３はプラスチックでできてお
り、容器１の内側壁に沿ってスカート部３ｂが設けられ
ている。スカート部３ｂの上に更に縁部３ｄを設け、こ
の縁部３ｄが容器本体１の上端部に設けた縁部１ａに、
プラスチックの弾性によって係合するように構成されて
いる。容器に収納した食品２を調理する際には、蓋３を
取り外して容器１に熱湯を注いで、図１（ｂ）に示すよ
うに蓋３を逆向きにして容器１にかぶせるようにする。
ト食品用容器の第１実施例の構成を示す図である。図１
において、符号１は容器本体、２は容器内に収納したイ
ンスタント食品、３は上蓋である。図１に示すように、
蓋３はその平面部３ａの高さが容器１に収納した食品２
のすぐ上、すなわち容器１の高さ方向におけるほぼ中央
附近に位置するように構成されている。従って、容器１
の中央部分の高さは容器の側壁の高さのほぼ半分程度に
なる。本実施例では、蓋３はプラスチックでできてお
り、容器１の内側壁に沿ってスカート部３ｂが設けられ
ている。スカート部３ｂの上に更に縁部３ｄを設け、こ
の縁部３ｄが容器本体１の上端部に設けた縁部１ａに、
プラスチックの弾性によって係合するように構成されて
いる。容器に収納した食品２を調理する際には、蓋３を
取り外して容器１に熱湯を注いで、図１（ｂ）に示すよ
うに蓋３を逆向きにして容器１にかぶせるようにする。
【００２６】図２（ａ）は、本発明にかかるインスタン
ト食品用容器の第２実施例の構成を示す図である。な
お、以下に説明する実施例において、第１実施例と同じ
構成要素については同じ符号を付してその説明は省略す
る。
ト食品用容器の第２実施例の構成を示す図である。な
お、以下に説明する実施例において、第１実施例と同じ
構成要素については同じ符号を付してその説明は省略す
る。
【００２７】第２実施例においては、蓋３は、裏面にア
ルミコーティングをほどこした紙材で構成されており、
スカート部３ｂにひだ３ｃを設けてスカート部を容器本
体１の内側面に沿わせるようにしている。この場合、調
理時は、第１実施例と同様に蓋３を裏返して容器の上に
そのまま乗せて使用するが、蓋３を取り外した時にひだ
が伸びて平坦な形状になり、また、蓋３を構成する紙材
は軽量であるため、蓋としての安定性に欠ける。従っ
て、蓋３の内周面先端近傍に折り目４を設けて、蓋３を
この折り目４で支え、蓋３を安定した状態で容器本体１
にかぶせられるようにするのが好ましい。図２（ｂ）
は、第２実施例のインスタント食品用容器の調理時の状
態を示す図である。
ルミコーティングをほどこした紙材で構成されており、
スカート部３ｂにひだ３ｃを設けてスカート部を容器本
体１の内側面に沿わせるようにしている。この場合、調
理時は、第１実施例と同様に蓋３を裏返して容器の上に
そのまま乗せて使用するが、蓋３を取り外した時にひだ
が伸びて平坦な形状になり、また、蓋３を構成する紙材
は軽量であるため、蓋としての安定性に欠ける。従っ
て、蓋３の内周面先端近傍に折り目４を設けて、蓋３を
この折り目４で支え、蓋３を安定した状態で容器本体１
にかぶせられるようにするのが好ましい。図２（ｂ）
は、第２実施例のインスタント食品用容器の調理時の状
態を示す図である。
【００２８】図３（ａ）は、本発明にかかるインスタン
ト食品用容器の第３実施例の構成を示す断面図である。
本実施例では、容器本体１の底に高台、すなわち、容器
の底の外周部に凸部６を設けて、飲食時に容器１を持ち
やすいようにしたものである。蓋３は、発泡スチロール
あるいは硬性のプラスチック等のリジッドな材質で構成
し、蓋３にも前記高台６とほぼ同じ形状の凹凸部７を設
けるようにした。従って、容器同士を重ね合わせた時
に、上に乗せた容器本体１１の底に設けた高台１６が、
図３（ａ）に示すように下側の容器の蓋３に設けた凹凸
部７に丁度重なり合って、重ね合わせ効率が上がるよう
にしている。
ト食品用容器の第３実施例の構成を示す断面図である。
本実施例では、容器本体１の底に高台、すなわち、容器
の底の外周部に凸部６を設けて、飲食時に容器１を持ち
やすいようにしたものである。蓋３は、発泡スチロール
あるいは硬性のプラスチック等のリジッドな材質で構成
し、蓋３にも前記高台６とほぼ同じ形状の凹凸部７を設
けるようにした。従って、容器同士を重ね合わせた時
に、上に乗せた容器本体１１の底に設けた高台１６が、
図３（ａ）に示すように下側の容器の蓋３に設けた凹凸
部７に丁度重なり合って、重ね合わせ効率が上がるよう
にしている。
【００２９】第３実施例では、蓋３のスカート部の上端
３ｅを、容器本体１の上端部１ｃよりも下に位置させる
ようにしている。このように構成することによって、調
理時に蓋を逆さにして使用する場合に、図３（ｂ）に示
すように、蓋３の上端部が容器本体の内側壁にはまり込
むため蓋３が安定した状態で調理することができる。容
器本体１の内側壁の適当な箇所に内側に突出した突起部
１ｄを設けることによって、蓋３をより一層安定させる
ことができる。また、この場合、蓋３が容器本体１の中
に入り込んで飲食時に蓋が取れにくくなると言った事態
を防止することができる。
３ｅを、容器本体１の上端部１ｃよりも下に位置させる
ようにしている。このように構成することによって、調
理時に蓋を逆さにして使用する場合に、図３（ｂ）に示
すように、蓋３の上端部が容器本体の内側壁にはまり込
むため蓋３が安定した状態で調理することができる。容
器本体１の内側壁の適当な箇所に内側に突出した突起部
１ｄを設けることによって、蓋３をより一層安定させる
ことができる。また、この場合、蓋３が容器本体１の中
に入り込んで飲食時に蓋が取れにくくなると言った事態
を防止することができる。
【００３０】図４は、本発明にかかるインスタント食品
用容器の第４実施例の構成を示す図である。図４に示す
ように、本実施例の容器は、容器本体１の側面を折目が
縦方向に延在する蛇腹部材１ｅで構成するようにした。
蛇腹部材１ｅを閉じた時に容器側壁の外周が容器の底面
１ｆの外周にほぼ一致するように構成されている。従っ
て、蛇腹部材１ｅを閉じた状態においては、容器はほぼ
円筒形状となり、テーパ形状の従来の容器に比べて容器
全体を水平方向において小さくすることができる。図４
（ａ）は、蛇腹部材を閉じた状態を示す図、図４（ｂ）
は蛇腹部材を開いて調理する時の状態を示す図である。
蛇腹部材１ｅを開くと容器１は上方が拡開した形状とな
り、食べやすさ、容器の扱いやすさを維持することが可
能となる。
用容器の第４実施例の構成を示す図である。図４に示す
ように、本実施例の容器は、容器本体１の側面を折目が
縦方向に延在する蛇腹部材１ｅで構成するようにした。
蛇腹部材１ｅを閉じた時に容器側壁の外周が容器の底面
１ｆの外周にほぼ一致するように構成されている。従っ
て、蛇腹部材１ｅを閉じた状態においては、容器はほぼ
円筒形状となり、テーパ形状の従来の容器に比べて容器
全体を水平方向において小さくすることができる。図４
（ａ）は、蛇腹部材を閉じた状態を示す図、図４（ｂ）
は蛇腹部材を開いて調理する時の状態を示す図である。
蛇腹部材１ｅを開くと容器１は上方が拡開した形状とな
り、食べやすさ、容器の扱いやすさを維持することが可
能となる。
【００３１】図５は、本発明のインスタント食品用容器
の第５実施例の構成を示す図である。第４実施例では、
容器本体１の側面を折目が周方向に延在する蛇腹部材１
ｇで構成するようにした。
の第５実施例の構成を示す図である。第４実施例では、
容器本体１の側面を折目が周方向に延在する蛇腹部材１
ｇで構成するようにした。
【００３２】カップラーメンなどのインスタント食品
は、通常、容器が透明なフィルム状部材８でラッピング
されている。上述の第４、第５実施例の容器はこのラッ
ピングを利用して、蛇腹部材の弾性を抑え、飲食時にラ
ップを解いたときに蛇腹部材のばねが伸びて容器本体が
調理、飲食に必要な大きさあるいは高さに戻るようにす
る。なお、蛇腹部材１ｅ，１ｇは容器の側面全体に、あ
るいは、部分的に設けるようにしてもよい。
は、通常、容器が透明なフィルム状部材８でラッピング
されている。上述の第４、第５実施例の容器はこのラッ
ピングを利用して、蛇腹部材の弾性を抑え、飲食時にラ
ップを解いたときに蛇腹部材のばねが伸びて容器本体が
調理、飲食に必要な大きさあるいは高さに戻るようにす
る。なお、蛇腹部材１ｅ，１ｇは容器の側面全体に、あ
るいは、部分的に設けるようにしてもよい。
【００３３】また、第３及び第４実施例の容器は、蛇腹
部材の材質に形状記憶樹脂を用いて、調理時に注ぐ熱湯
の温度で容器の形状を飲食に必要な形状に戻すようにし
てもよい。
部材の材質に形状記憶樹脂を用いて、調理時に注ぐ熱湯
の温度で容器の形状を飲食に必要な形状に戻すようにし
てもよい。
【００３４】本発明は上述した実施例に限定されるもの
ではなく、様々な変形が考えられる。容器の形状は実施
例に示した丼型に限らず、カップ型、四角な弁当箱型の
ものでも良い。
ではなく、様々な変形が考えられる。容器の形状は実施
例に示した丼型に限らず、カップ型、四角な弁当箱型の
ものでも良い。
【００３５】
【発明の効果】上述したとおり、本願第１発明にかかる
インスタント食品用容器によれば、複数の容器を深い位
置で重ね合せることができるため、また、本願第２、第
３発明にかかるインスタント食品用容器では、容器の体
積を縦方向、あるいは横方向に圧縮することができるた
め、輸送スペースを有効に利用することができ、輸送コ
ストを大幅な削減を図ることが可能となると共に、販売
店における製品の陳列スペースの利用効率を向上させる
ことができる。
インスタント食品用容器によれば、複数の容器を深い位
置で重ね合せることができるため、また、本願第２、第
３発明にかかるインスタント食品用容器では、容器の体
積を縦方向、あるいは横方向に圧縮することができるた
め、輸送スペースを有効に利用することができ、輸送コ
ストを大幅な削減を図ることが可能となると共に、販売
店における製品の陳列スペースの利用効率を向上させる
ことができる。
【図１】 本発明のインスタント食品用容器の第１実
施例の構成を示す断面図である。
施例の構成を示す断面図である。
【図２】 本発明のインスタント食品用容器の第２実
施例の構成を示す断面図である。
施例の構成を示す断面図である。
【図３】 本発明のインスタント食品用容器の第３実
施例の構成を示す断面図である。
施例の構成を示す断面図である。
【図４】 本発明のインスタント食品用容器の第４実
施例の構成を示す断面図である。
施例の構成を示す断面図である。
【図５】 本発明のインスタント食品用容器の第５実
施例の構成を示す断面図である。
施例の構成を示す断面図である。
１・・・容器本体 ２・・・インスタント食品 ３・・・蓋 ３ｂ・・・スカート部 １ｄ・・・突起 ６、１６・・・高台部 ７、１７・・・凹凸部 １ｅ、１ｇ・・・蛇腹部材
Claims (8)
- 【請求項１】 容器本体と、当該容器本体に装着する蓋
とを備えるインスタント食品用容器において、前記容器
本体の側壁が底部から上方に向かうテーパ形状をなして
おり、前記蓋にスカート部を設け、前記蓋を前記容器本
体内に収納したインスタント食品の直上に位置させると
共に、前記スカート部を前記容器本体の内側壁に沿って
上方に延在させたことを特徴とするインスタント食品用
容器。 - 【請求項２】 請求項１に記載のインスタント食品用容
器において、前記蓋が紙状部材でできており、当該蓋の
スカート部にひだ状の折目を設けて前記容器本体の内側
壁に沿って延在させるようにしたことを特徴とするイン
スタント食品容器。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載のインスタント
食品用容器において、前記蓋のスカート部の先端が前記
容器本体の上側端部より下に位置するように構成したこ
とを特徴とするインスタント食品容器。 - 【請求項４】 請求項１、２または３に記載のインスタ
ント食品用容器において、前記容器本体の底に高台部を
設けると共に、前記蓋に前記高台とほぼ同じ形状の凹凸
部を設けたことを特徴とするインスタント食品用容器。 - 【請求項５】 容器本体と、当該容器本体に装着する蓋
とを備えるインスタント食品用容器において、前記容器
本体の側面を折目が縦方向に延在する蛇腹部材で構成
し、前記蛇腹部材を閉じた時に前記容器側面の外周が前
記容器の底面の外周にほぼ同じになるように構成したこ
とを特徴とするインスタント食品用容器。 - 【請求項６】 請求項３、４、又は５に記載のインスタ
ント食品用容器において、前記容器本体内側壁の上端近
傍にあるいは前記スカート部の先端部の内側近傍に突起
あるいは折り目を設けたことを特徴とするインスタント
食品用容器。 - 【請求項７】 容器本体と、当該容器本体に装着する蓋
とを備えるインスタント食品用容器において、前記容器
本体の側面を折目が周方向に延在する蛇腹部材で構成し
たことを特徴とするインスタント食品用容器。 - 【請求項８】 請求項２、５、又は７に記載のインスタ
ント食品用容器において、前記蛇腹部材の材質に形状記
憶樹脂を用いたことを特徴とするインスタント食品用容
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6273157A JPH08113273A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | インスタント食品用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6273157A JPH08113273A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | インスタント食品用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08113273A true JPH08113273A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17523907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6273157A Pending JPH08113273A (ja) | 1994-10-13 | 1994-10-13 | インスタント食品用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08113273A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002284252A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Toppan Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップ包装体 |
| JP2007161290A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Toppan Printing Co Ltd | スタッキング可能な発泡食品用カップ |
| WO2012050310A3 (ko) * | 2010-10-14 | 2012-07-26 | Shin Ho Cheol | 일회용 용기 |
| JP6253215B1 (ja) * | 2017-02-15 | 2017-12-27 | エースコック株式会社 | 即席食品用容器 |
| JP6261796B1 (ja) * | 2017-06-27 | 2018-01-17 | 株式会社Ｄｅｓｉｇｎ ＺＥＮＢＵ | 皿及び皿搬送コンベア |
-
1994
- 1994-10-13 JP JP6273157A patent/JPH08113273A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002284252A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Toppan Printing Co Ltd | 電子レンジ用紙カップ包装体 |
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| JP6253215B1 (ja) * | 2017-02-15 | 2017-12-27 | エースコック株式会社 | 即席食品用容器 |
| JP2018131233A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-08-23 | エースコック株式会社 | 即席食品用容器 |
| JP6261796B1 (ja) * | 2017-06-27 | 2018-01-17 | 株式会社Ｄｅｓｉｇｎ ＺＥＮＢＵ | 皿及び皿搬送コンベア |
| WO2019004251A1 (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-03 | 株式会社Ｄｅｓｉｇｎ ＺＥＮＢＵ | 皿、食器、皿搬送コンベア、及び食器搬送コンベア |
| JP2019005329A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社Ｄｅｓｉｇｎ ＺＥＮＢＵ | 皿及び皿搬送コンベア |
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