JPH09154517A - 容器入り即席食品の構造 - Google Patents

容器入り即席食品の構造

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JPH09154517A
JPH09154517A JP7338204A JP33820495A JPH09154517A JP H09154517 A JPH09154517 A JP H09154517A JP 7338204 A JP7338204 A JP 7338204A JP 33820495 A JP33820495 A JP 33820495A JP H09154517 A JPH09154517 A JP H09154517A
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Shigetaka Ikeguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器本体を使用時に伸張して所定の容器形状
を形作る構成のものとなし、この低減化された容器本体
に調味料類および即席麺を封入し、もって移送、保管な
らびに陳列上極めて有利な容器入り即席食品の構造を提
供する。 【解決手段】 下側部材10と中間部材20と上側部材
30とを備え、前記中間部材20を第1ヒンジ部21お
よび第2ヒンジ部31を介して上方へ反転し伸張するこ
とによって所定の容器形状9Aを形作るようにした容器
本体9と、前記容器本体内に収容された調味料類40な
らびに即席麺50と、前記容器本体の上側部材上端を覆
う蓋体60とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は容器入り即席食品
の構造に関し、特には食器を兼ねる容器に調味料類や即
席麺が収容された即席食品の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】即席食品の分野においては、食器を兼ね
るどんぶりまたはカップ状の包装用容器に即席食品が収
容されて販売されている。この容器としては発泡または
非発泡の合成樹脂シート状の成形品が多用されている。
【0003】しかるに、従来のこの種即席食品は、容器
がどんぶりまたはカップとしての最終形状に成形されて
いるので、移送、保管上非常にかさばるという問題があ
った。殊に、売場等におけるディスプレー時には数段に
積み重ねて陳列されるのであるが、売場の面積には限界
があるのでたくさん並べることができない。商品点数が
少なかったりあるいは補充が十分されない場合には、重
要者の心理上購入意欲が減退して、販売促進上好ましく
ない。
【0004】また、容器本体が容器メーカから食品メー
カに移送され、食品メーカで保管され、即席食品が収容
される場合にも、容器がかさばるのは輸送および保管な
らびに製造上の不利がある。さらに、需要者にとって
も、この種即席食品を購入する場合には、多数個を一度
に買い込むと買物途上および家庭での保管が困難となる
ので、少しずつ買い込まざるを得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上のような
製造者および販売者ならびに需要者の利益に適うことを
目的とし提案されたもので、容器本体を使用時に伸張し
て所定の容器形状を形作る構成のものとなし、この低減
化された容器本体に調味料類および即席麺を封入し、も
って移送、保管ならびに陳列上極めて有利な容器入り即
席食品の構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
底面部と上部が大径となる傾斜状の下側円周面部とを有
する下側部材と、前記下側円周面部上端と第1ヒンジ部
を介して外側下方に下部が大径となる傾斜状に一体に連
接された中間円周面部を有する中間部材と、前記中間円
周面部下端と第2ヒンジ部を介して外側上方に上部が大
径となる傾斜状に一体に連接された上側円周面部を有す
る上側部材とを備え、前記中間部材を前記第1ヒンジ部
および第2ヒンジ部を介して上方へ反転し伸張すること
によって所定の容器形状を形作るようにした容器本体
と、前記容器本体内に収容された調味料類ならびに即席
麺と、前記容器本体の上側部材上端を覆う蓋体とからな
ることを特徴とする容器入り即席食品の構造に係る。
【0007】また、請求項2の発明は、前記請求項1に
おいて、前記調味料類が容器本体のの下側部材の内側空
間に収容され、前記即席麺が同じく容器本体の第1ヒン
ジ部上部の上側部材の内側空間に収容された容器入り即
席食品の構造に係る。
【0008】また、請求項3の発明は、前記請求項1ま
たは2において、前記容器本体の下側部材と中間部材の
高さがほぼ同じである容器入り即席食品の構造に係る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明構造の一実施例を示
す断面図、図2は図1の構造における使用状態を表わす
断面図、図3はこの発明における容器本体の一例を示す
斜視図、図4は図3の中央縦断面図、図5は図4の伸張
状態を示す断面図、図6は図4の6−6線で切断した状
態の全体横断面図、図7はこの発明の容器本体の伸張状
態を表す模式図、図8はこの発明の容器本体と伸張後の
容器本体の高さを対比した図である。
【0010】図1に図示したように、この発明構造に係
る容器入り即席食品Fは、下側部材10と中間部材20
と上側部材30とからなる伸張式の容器本体9と、この
容器本体9内に収容された調味料類40ならびに即席麺
50と、容器本体9の上側部材30上端を覆う蓋体60
の各部よりなる。なお、図の符号70は熱収縮フィルム
等よりなる外被である。
【0011】図1の実施例では、容器本体9の内側空間
を有効に利用するために、請求項2に記載したように、
容量の小さい調味料類40が下側部材10の内側空間S
1に収容され、容量の大きい即席麺50が第1ヒンジ部
21上部の上側部材30の内側空間S2に収容されてい
る。
【0012】そして、この容器入り即席食品Fは、その
使用に際しては、外被70を剥がし、蓋体60を外し、
図2のように、容器本体9の中間部材20を第1ヒンジ
部21および第2ヒンジ部31を介して上方へ反転する
ことによって該中間部材20を上方へ伸張し、もって所
定の容器形状、ここではどんぶり形状9Aを形作る。そ
して、このどんぶり形状9A内に、前記容器本体9内に
封入されている即席麺50および調味料類40、ここで
は粉末スープの素41ならびに乾燥野菜等の具42に入
れ、通常の即席食品のように、熱湯Wを注ぎ、所定時間
経過後食用に供する。
【0013】図3以下に、この発明構造に係る伸張式の
容器本体9の具体的構造が示される。この容器本体9
は、前記の通り、使用時にはどんぶり状の食器となるも
のであって、断熱性を考慮して合成樹脂発泡体のシート
状物の一体成形品より構成される。実施例のものは厚さ
2〜3mmの発泡ポリスチレン樹脂シート状物の真空成
形品よりなる。このほかに、非発泡の合成樹脂成形品
(射出成形品を含む)あるいは紙製もしくは紙を主体と
するものなどが使用できる。
【0014】この容器9は、図3およびその正面中央縦
断面図である図4に示すように、下から順に連設された
下側部材10と中間部材20と上側部材30より構成さ
れる。下側部材10は、底面部11と上部が大径となる
傾斜状の下側円周面部12とを有する。また、中間部材
20は、前記下側円周面部12上端と第1ヒンジ部21
を介して外側下方に下部が大径となる傾斜状に一体に連
接された中間円周面部22を有する。下側部材30は、
前記中間円周面部22下端と第2ヒンジ部31を介して
外側上方に上部が大径となる傾斜状に一体に連接された
上側円周面部32を有する。
【0015】そして、図5に示すように、図4における
中間部材20を第1ヒンジ部21および第2ヒンジ部3
1を介して上方へ反転し伸張することによって所定のど
んぶり容器形状9Aが形作られる。
【0016】図7はこの発明の容器本体の伸張状態を表
す模式図(断面)であるが、図中破線で示した位置が伸
張前の容器本体9の状態で、鎖線で示した位置が伸張後
のどんぶり容器9Aである。実線で示す位置は中間部材
20が反転状態中の容器9Rである。この模式図からよ
く理解されるように、中間部材20を第1ヒンジ部21
および第2ヒンジ部31を介して反転させるために、該
中間部材20を引上げると(または押し下げると)、第
2ヒンジ部31Rの上方への移動に伴って第1ヒンジ部
21Rは中間円周面部22によって、一旦容器の内側
(縮径)方向Iに移動する。そして、図の実線の容器9
Rで示す臨界位置を超えると、中間円周面部22は反転
して、第2ヒンジ部31Rの上方への移動とともに第1
ヒンジ部21Rは再び容器の外側(復元)方向Oに移動
し、鎖線で示す伸張容器9Aの符号21Aおよび31A
位置に移動する。
【0017】上のように、中間部材20の反転に際して
は、第1ヒンジ部21および第2ヒンジ部31が容器の
内外方向へ位置移動し、これに伴って下側円周面部12
および中間円周面部22に容器の内外方向、つまり径方
向への伸縮動作が生ずる。このような下側円周面部12
および中間円周面部22の径方向への伸縮動作は、容器
を形成するシート状物の柔軟性によって吸収することが
可能である。
【0018】しかしながら、当該シート状物の厚みある
いは物性もしくは容器形状等によっては、当該下側円周
面部12および中間円周面部22の径方向への伸縮動作
が容易ではなかったりあるいは亀裂ないしは破壊を伴う
ことがある。このような場合には、図示のように、当該
下側円周面部12および中間円周面部22の上下方向に
放射状の伸縮溝部13および23を形成することが好ま
しくすすめられる。図6の横断面図からわかるように、
この伸縮溝部13および23は容器本体の内面側のみに
形成するようにしてもよい。なお、図示しないが、円周
方向の溝部を設けることも可能である。
【0019】また、図4および図5に図示したように、
中間円周面部22を容器内側へ膨らむ曲面24にて形成
し、上方への反転時においては外側へ膨らむ曲面24A
となるように構成すれば、伸張時において腰強い中間円
周面部とすることができる。
【0020】さらに、図5のように、中間部材20の上
方への反転、伸張によってその伸張された中間円周面部
22Aが下側円周面部12および上側円周面部32とほ
ぼ連続する容器側壁面を形作るように構成すれば、外観
的に優れたものとなり、使用感も向上する。
【0021】さらにまた、請求項2に記載し図4に図示
したように、下側部材10と中間部材20の高さhをほ
ぼ同じとすれば、中間部材20による容器高さの低減化
を最も効果的に行うことができる。
【0022】
【効果】図8はこの発明の容器本体9と伸張後の容器9
Aの高さを対比した図であるが、図からよく理解される
ように、この発明によれば、中間部材20の高さ分Hの
2倍の容器高さの低減を図ることができる。図中斜線部
で示す部分2Hが高さを低減した部分である。従って、
この発明は、従来の最終形状に成形された容器本体を有
するこの種食品と比し、即席食品全体の大きさを小さく
することができ、製造者および販売者ならびに需要者に
とっても、移送、保管上極めて有利となる。殊に売場等
におけるディスプレー時には、より多くの商品を積み重
ねて陳列することができ、他の従来の同種商品と差別化
され、販売促進上大きなメリットを有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明構造の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の容器の使用状態を表わす断面図である。
【図3】この発明構造における容器本体の一例を示す斜
視図である。
【図4】図3の中央縦断面図である。
【図5】図4の容器本体の伸張状態を示す断面図であ
る。
【図6】図4の6−6線で切断した状態の全体横断面図
である。
【図7】容器本体の伸張状態を表す模式図である。
【図8】容器本体と伸張後の容器の高さを対比した図で
ある。
【符号の説明】
9 容器本体 9A 伸張後の容器 10 下側部材 11 底面部 12 下側円周面部 13 伸縮溝部 20 中間部材 21 第1ヒンジ部 22 中間円周面部 23 伸縮溝部 30 上側部材 31 第2ヒンジ部 32 上側円周面部 40 調味料類 50 即席麺 60 蓋体 F 容器入り即席食品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部と上部が大径となる傾斜状の下側
    円周面部とを有する下側部材と、前記下側円周面部上端
    と第1ヒンジ部を介して外側下方に下部が大径となる傾
    斜状に一体に連接された中間円周面部を有する中間部材
    と、前記中間円周面部下端と第2ヒンジ部を介して外側
    上方に上部が大径となる傾斜状に一体に連接された上側
    円周面部を有する上側部材とを備え、前記中間部材を前
    記第1ヒンジ部および第2ヒンジ部を介して上方へ反転
    し伸張することによって所定の容器形状を形作るように
    した容器本体と、 前記容器本体内に収容された調味料類ならびに即席麺
    と、 前記容器本体の上側部材上端を覆う蓋体とからなること
    を特徴とする容器入り即席食品の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記調味料類が容器
    本体の下側部材の内側空間に収容され、前記即席麺が同
    じく容器本体の第1ヒンジ部上部の上側部材の内側空間
    に収容された容器入り即席食品の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記容器本
    体の下側部材と中間部材の高さがほぼ同じである容器入
    り即席食品の構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013028365A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Athena Kogyo Co Ltd 容器の折り畳み構造並びにこの容器を用いた食品
WO2014027705A1 (ko) * 2012-08-14 2014-02-20 Byun Donghwan 접이식 컵라면 용기
JP2017159926A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 凸版印刷株式会社 可変容量容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014027705A1 (ko) * 2012-08-14 2014-02-20 Byun Donghwan 접이식 컵라면 용기
JP2017159926A (ja) * 2016-03-08 2017-09-14 凸版印刷株式会社 可変容量容器

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