JP6881822B2 - 電子レンジ調理用包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は,電子レンジ調理用包装容器に係り,更に詳しくは,電子レンジで被包装物を加熱調理する際に,蓋体の穴あけや一部剥離などをすることなく,そのまま庫内へ入れて加熱調理ができる電子レンジ調理用包装容器に関する。
近年,多種多様の食品が電子レンジで加熱調理できるようになって来ている。これらの食品は概ね袋体や容器からなる電子レンジ専用の包装体で包装されている。これらの包装体は,一般のトレイや包装容器に要求される運搬や保存に耐え得るだけでなく,電子レンジでの加熱調理時に晒される高熱に耐える耐熱性,体内圧力上昇に耐える耐圧性及び安全に調理ができる安全性などを備えることが要求されている。
特に,これらの包装体は,電子レンジでの加熱調理時に,食品に含まれる水分が加熱,蒸発して,体内の圧力が上昇する。この圧力上昇により,最悪の場合,包装体が破裂して内部の食品が飛散して,庫内が汚染されたり,或いは危険な状態になるなどの恐れがあるので,これに対する安全策が必須となっている。
これまでの安全策は,例えば,加熱調理前に,予め蓋体のシールの一部を剥離し,或いは蓋体に所定大きさの孔を穿設したりなどして,水蒸気が外部へ放出されるようにしていた。しかし,このようなシールの剥離或いは孔あけは,煩わしくて,手間が掛かり,うっかりして,シール剥離などの事前準備を忘れると,包装体が破裂して危険な状態になる恐れがあった。
そこで,この課題を解決するために工夫された包装容器乃至包装体が提案されている。
例えば,下記特許文献1に記載の包装容器は,ヒートシール部の少なくとも一箇所に,シール幅より大きい深さを有するV字形状部位を設け,加熱調理時に庫内の圧力が上昇したときに自動的に内部のガスを外へ放出させるようにしたものである。
また,下記特許文献2に記載の包装体は,開口の外周囲に外方へ所定長さ延びた鍔部を設けた鍔付容器と,この容器の開口を覆い鍔部に溶着される蓋体とからなる包装体であって,この包装体は,容器側面に少なくとも一箇所に,容器の中心方向に向かった凹部が設けられて,この凹部と対応する位置の鍔部に切込み部が設けられたものである。この包装体によれば,加熱調理時に庫内の圧力が上昇したときに内部のガスが自動的に外部へ放出される。
特開平09−221177号公報 特開2013−147292号公報 特開2016− 13858号公報
しかし,これらの包装容器などは,予め蓋体のシールの一部剥離するものも含めていずれも課題がある。例えば,電子レンジで加熱調理する前に,予め蓋体のシールの一部を剥離し或いは蓋体に所定大きさの孔を穿設する包装容器は,加熱時に開封箇所から蒸気が連続して排出され続けるので,容器内の被包装物の加熱に時間が掛かり,しかも所望する加熱,例えば斑なく万遍に加熱ができないなどの課題がある。
また,上記特許文献2,3に記載の包装容器などは,いずれも加熱時に蓋体の一部は自動的に開封されるが,開封箇所からの蒸気の排出量が調節されるるものでないので,同様の課題が潜在している。
本出願人は,これまでの包装容器などはそれぞれ上記の課題を抱えていることから,これらの課題を解決するために改良した包装容器(上記特許文献3)を提案した。
この特許文献3に記載の包装容器は,所定大きさの底面部と,底面部の外周囲から立設された側面部と,側面部の上端を開口させた開口部と,開口部の周囲から外方へ延設されたフランジ部とを有する容器本体と,開口部を覆いフランジ部にヒートシールされる蓋体と,を備えた包装容器において,容器本体はプラスチック成型体及び蓋体はプラスチックフィルム材からなり,容器本体のフランジ部は,外周囲から開口部へ向かって入れた所定深さのノッチを少なくとも1箇所形成して,蓋体でヒートシールされたものである。
この包装容器よれば,上記の課題を解決できるが一方でまた改善点が見つかった。それは,フランジ部のノッチを切り込みで形成したために,この切り込み形成時などに容器内に異物が混入し,或いはノッチを設けた箇所は他の箇所より脆弱になるので輸送や保管時などに破損し被包装物が損傷する恐れがあることである。
本発明は,従来技術の包装容器が抱える課題を解決すると共に,上記特許文献3に記載の包装容器の改善を図ったものであって,本発明の目的は,電子レンジでの加熱時に器材の形状変形による機械的な力でシールを剥離させて確実に蒸気吹き出し口を形成させることができる便利で安全な電子レンジ調理用包装容器を提供することにある。
また,本発明の他の目的は,被包装物の加熱時間の短縮を図り,しかも被包装物を斑なく万遍に加熱すると共に蒸らすことができ安全で使い勝手がよい電子レンジ調理用包装容器を提供することにある。
さらに,本発明の他の目的は,容器内に異物が混入することがなく,しかも輸送や保管時などにおいて容器が破損することがない便利で安全な電子レンジ調理用包装容器を提供することにある。
上記目的を達成するため,本発明の第1の態様の電子レンジ調理用包装容器は,所定大きさの底面部と,前記底面部の外周囲から立設された側面部と,前記側面部の上端を開口させた開口部と,前記開口部の外周囲から外方へ所定長さ延設された鍔状のフランジ部を有するプラスチック成型体からなる容器本体と,前記開口部を覆い前記フランジにヒートシールされるプラスチックフィルムからなる蓋体とを備え,前記容器本体に被包装物を充填し,前記蓋体を前記フランジ部にヒートシールして密封して電子レンジで加熱する電子レンジ調理用包装容器において,前記容器本体の前記フランジ部には,該フランジ部の最外周囲から前記容器本体の前記開口部へ向かった途中まで入った距離に,フランジ面を上方へ所定高さ隆起させた突起からなり、側面視で略U字型或いは半円筒型をなしているシール剥離部が少なくとも1箇所形成され,前記シール剥離部により,前記被包装物の加熱調理時に内部で発生した水蒸気による内部圧力の上昇によって前記フランジ部の形状変形による機械的な力で前記蓋体の前記ヒートシールが剥離されて前記水蒸気を外部へ放出させる蒸気吹き出し口が形成されることを特徴とする。
本発明の第2の態様の電子レンジ調理用包装容器は,第1の態様の電子レンジ調理用包装容器において,さらに前記フランジ面を所定高さ隆起させた突起に隣接して前記フラン ジ面を所定深さ下方へ突出させた突起を設けたことを特徴とする
本発明の第3の態様の電子レンジ調理用包装容器は,第1の態様の電子レンジ調理用包装容器において,前記距離は,前記フランジ部の幅の二分の一以下であることを特徴とする。
本発明の第4の態様の電子レンジ調理用包装容器は,第1〜のいずれかの態様の電子レンジ調理用包装容器において,前記シール剥離部は,前記開口部を挟んだ対向する前記フランジ部にそれぞれ形成されていることを特徴とする。
この発明の電子レンジ調理用包装容器によれば,容器内に異物が混入することがなく,しかも輸送や保管時などにおいて容器が破損することがない。一方でまた,加熱時にシール剥離部のシールが器材の形状変形による機械的な力で剥離されて確実に蒸気吹き出し口が形成されるので,予め蓋体への穴あけ,或いは蓋体の一部剥離などをすることなく,そのまま電子レンジへ入れて,安全且つ安心して被包装物を加熱できる。さらに,被包装物の加熱時間の短縮を図り,しかも被包装物を斑なく万遍に加熱すると共に蒸らすことができ安全で使い勝手がよい電子レンジ調理用包装容器を提供できる。
また,この電子レンジ調理用包装容器は,シール剥離部の突起は側面視で略U字型或い は半円筒型をなしているので,加熱時にこの突起部分の形状変形がし易くなり,この形状変形により確実に蒸気吹き出し口を形成できる。
さらに,この電子レンジ調理用包装容器は,さらにフランジ面を所定高さ隆起させた突 起に隣接してフランジ面を所定深さ下方へ突出させた突起が形成されているので,加熱時にこれらの突起部分の形状変形がし易くなり,その機械的な力でシールを剥離させて確実に蒸気吹き出し口を形成させることができる。
さらにまた,この電子レンジ調理用包装容器は,距離をフランジ部の幅の二分の一以下にしたので,輸送や保管時などに剥がれることがなく,また,加熱時にシール剥離部のシールが剥がれて確実に蒸気吹き出し口を形成させることができる。
さらにまた,この電子レンジ調理用包装容器は,シール剥離部は開口部を挟んだ対向するフランジ部にそれぞれ形成されているので,加熱時に確実に蒸気吹き出し口を形成させることができる。
図1は本発明の実施形態に係る電子レンジ調理用包装容器の斜視図である。 図2Aは図1のIIA部分の拡大図,図2Bは図2Aから蓋体を剥がしたフランジ部分の拡大図である。 図3Aは図2AのIIIA−IIIAの断面図,図3Bは図2AのIIIB−IIIBの断面図である。 図4は図1の電子レンジ調理用包装容器の加熱調理時の変形状態を示した斜視図である。 図5は図4のV部分における加熱調理時の包装容器の変形状態を示し,図5Aは加熱初期の状態の断面図,図5Bは加熱途中の断面図,図5Cは蒸気吹き出し口が形成された状態の断面図である。 図6は本実施形態に係る包装容器と市販の包装容器とを電子レンジにいれて加熱しときの状態を示し,図6Aは本実施形態に係る包装容器の斜視図,図6Bは市販の包装容器の斜視図である。 図7は本実施形態に係る包装容器と市販の包装容器とを電子レンジに入れて加熱したときの状態を示し,図7Aは本実施形態に係る包装容器の斜視図,図7Bは市販の包装容器の斜視図である。 図8は本実施形態に係る包装容器と市販の包装容器とを電子レンジに入れて加熱したときの状態を示し,図8Aは本実施形態に係る包装容器の斜視図,図8Bは市販の包装容器の斜視図である。 図9は図1の電子レンジ調理用包装容器におけるシール剥離部の変形例を示し,図9Aは変形例1の拡大図,図9Bは変形例2の拡大図である。 図10は図1の電子レンジ調理用包装容器におけるシール剥離部の変形例 3の拡大図を示す。
以下,図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし,以下に示す実施形態は本発明の技術思想を具体化するための電子レンジ調理用包装容器を例示するものであって,本発明をここに記載の電子レンジ調理用包装容器に特定することを意図するものではなく,本発明は特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも均しく適用し得るものである。
図1,図2を参照して,本発明の実施形態に係る電子レンジ調理用包装容器の概要を説明する。なお,図1は本発明の実施形態に係る電子レンジ調理用包装容器の斜視図,図2Aは図1のIIA部分の拡大図,図2Bは図2Aから蓋体を剥がしたフランジ部分の拡大図である。
本発明の実施形態に係る電子レンジ調理用包装容器(以下,包装容器という。)1は,図1に示したように,所定大きさの底面部2aと,この底面部の外周囲から所定高さ立設された側面部2b〜2eと,これらの側面部の上端を開口させた開口部2fと,この開口部の縁から外方へ所定長さ延設された鍔状のフランジ部3と,を有するプラスチック成型体からなる容器本体2と,この容器本体の開口部2fを覆いフランジ部3に熱溶着(以下,ヒートシールまたはシールともいう。)されるプラスチックフィルムからなる蓋体5と,とで構成されている。
容器本体2は,図1に示したように,長辺のフランジ部3の略中央部にシール剥離部4が形成されている。このシール剥離部3は,鍔状のフランジ部3にあって,このフランジ部分を貫通せず,すなわち,従来技術のノッチのように切り込みなどにしてフランジ片が分離されず,にフランジ部の最外周囲から容器本体の開口部2fへ向かった途中までの距離に形成されている。その構成は,図2に示したように,前方の開口4a'から容器本体2の開口部2fへ向かって所定深さ窪み所定大きさの空洞4aと,この空洞4aの奥の奥壁4cと,空洞4aを覆う湾曲した天井4bとを有し,側面視で略U字型或いは半円筒型をなし,また上面視で表面の一部が上方へ所定高さ隆起した突起で形成されている。
この包装容器1は,容器本体2内に加熱調理する食品などの被包装物を充填し,フランジ部3にプラスチックフィルムからなる蓋体5をヒートシールして,開口部2fを密封し,そのまま電子レンジへ入れて加熱調理ができるものであって,以下の特徴を備えている。
すなわち,この包装容器1によれば,シール剥離部4,ここに蒸気吹き出し口が形成されるが,この箇所のシール強度を十分に保持できる一方でまた,加熱時にこの箇所のシールを器材の形状変形による機械的な力で剥離させて確実に蒸気吹き出し口を形成させることによって,予め蓋体への穴あけ,或いは蓋体の一部剥離などをすることなく,そのまま電子レンジへ入れて,安全且つ安心して被包装物を加熱できる。
また,この包装容器1は,被包装物の加熱時間の短縮を図って被包装物を斑なく万遍に加熱ができて,さらに,容器内に異物が混入することがなく,しかも輸送や保管時などにおいて容器が破損することがないなどの特徴を備えている。
次に,図1,図2に図3を追加して,この特徴を備えた包装容器の構成を詳述する。なお,図3Aは図2AのIIIA−IIIAの断面図,図3Bは図2AのIIIB−IIIBの断面図である。
図1を参照して,容器本体2は,所定大きさの底面部2a,この底面部の外周囲から所定高さ立設された側面部2b〜2e,これらの側面部の上端を開口させた開口部2f,この開口部の縁から外方へ所定の肉厚及び長さで延設された鍔状のフランジ部3を備え,内部に所望の空間を有する細長角型の箱状体からなり,プラスチック成型体で形成されている。なお,フランジ部3は,その肉厚を略同一にし,長さも略同一幅にするのが好ましい。これにより,容器本体におけるフランジ部のプラスチック成型が容易になる。
この成型体のプラスチック材は,電子レンジで加熱調理できる材料であればよく,特定のものに限定されるものでない。しかし,電子レンジで調理される食品は,半調理品,調理済の冷凍食品,チルド食品或いはレトルト食品など様々なものとなり,これらを包装収容することになるので,輸送や保管条件に適した被包装物(食品)の輸送・保管機能,マイクロ波透過性及び耐熱性を備えていることが不可欠となる。特に,耐熱性は概ね100〜130℃範囲の温度に耐える材料を選択しなければならない。また,この容器本体2は蓋体5とヒートシールされるので,蓋体材とヒートシール性が良好なもの,もしくは易剥離性のものを選択するのが好ましい。これらの条件を満たす材料として,例えばポリプロピレン系樹脂,ポリエチレン系樹脂,ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂の混合樹脂,ポリエチレンテレフタレート樹脂,ポリスチレン系樹脂,ポリ乳酸系樹脂等があり,これらのプラスチック材を選択して使用する。
また,容器本体2は,その形状,大きさは上記のものに限定されずに任意のもの,例えば,角型,楕円型,丸型等いずれの型でもよい。また,容積は包装収容される被包装物(食品)の種類,量などによって任意に決定される。
フランジ部3の肉厚は,加熱調理時にシール剥離部4を機械的な力,すなわちフランジ部分の弾性変形によりシールを剥離させる働きをする厚さにしてある。また,この肉厚及び他の仕様は包装する被包装物(食品)の種類,量などによって決定される。
図2,図3を参照して,容器本体2は,フランジ部3の長辺の略中央部にシール剥離部4が形成されている。このシール剥離部4は,図2Bに示したように,フランジ部3にあって,このフランジ部3の最外周囲から開口部2fの途中まで入った距離に形成されている。その構成は,前方の開口4a'から容器本体2の開口部2fへ向かって所定深さ窪んだ空洞4aと,この空洞の奥の奥壁4cと,空洞を覆う湾曲した略ドーム状の天井4bとを有し,側面視で略U字型或いは半円筒型をなし,また上面視で表面の一部が上方へ所定高さ隆起した突起で形成されている。なお,このシール剥離部4は突起に限定するものでないことは後記する
このシール剥離部4を構成する突起は,突起近傍のフランジ部3の平坦面3a(図3B参照)と天井4bとの両境目が略直角乃至鈍角の角部4,4(図2B参照)となり,また奥壁4cは突起近傍の平坦面3bから略垂に立設した角部4(図3A参照)になっている。
図2Aを参照して,このシール剥離部4は,フランジ部3の横幅をW,開口4a'から奥壁4cまでの幅をW,この奥壁4cから開口部2fまでの幅をWとしたときに,幅Wと幅Wとの関係は,幅W≦幅Wの範囲,すなわち幅Wはフランジ部3の最外周囲から開口部2fの途中までの距離となっており,この距離はフランジ部の幅の略二分の一以下するのが好ましい。これらの幅の関係で,幅Wを幅Wより狭くすると,この部分のシール強度が弱くなってしまい,輸送や保管時などに剥がれる恐れがあり,一方,大幅に拡大するとシール剥離部分の形成が難しくなるとと共に加熱時に剥がれ難くなってしまいシール剥離部が機能しなくなる恐れがあるので,これらのバランスを考慮して,幅W≦幅Wの範囲で決定される。
なお,シール剥離部4は,一方の長辺フランジ部の中央部に設けたが,対向する他方の長辺フランジ部に設けてもよく,また,他の辺のフランジ部に設けてもよい。また,シール剥離部4の寸法は,例えばフランジ部3の肉厚,突起の高さ,開口4a'の幅などは容器で包装する包装物の大きさ,種類などによって決定される。
この容器本体2は,シール剥離部4を含めて既に公知の成型法,例えば,真空成型,圧空成型,射出成型などによって成型される。これらの成型で真空成型が主流になるので,ドーム状の天井4bの成形,すなわちフランジ部3の平坦面3aから天井に向かうに従って肉厚が薄くする成型が容易になる。
容器本体2の開口部2fは,プラスチックフィルム材からなる蓋体5によって,ヒートシールして密封される。このフィルム材は透明乃至半透明であって,マイクロ波を透過し,少なくとも容器本体2と対向する部分が容器本体2とヒートシールできる材からなり,可撓性のある部材で形成されている物であれば,単一の部材からなるものであっても,複数層装構造の部材からなるものであってもよい。これらの材は,例えば,ポリエステル系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリエチレン系樹脂,ポリエチレンテレフタレート樹脂,ポリプロピレン系樹脂,ポリスチレン系樹脂,ポリ乳酸系樹脂,ポリ塩化ビニル系樹脂,ポリ塩化ビニリデン系樹脂,ポリカーボネート系樹脂等である。
ヒートシール法は,既に公知の方法,例えば,金型によるヒートシール,超音波シールなどを用いる。なお,容器本体と蓋体とのシートシールは,シール部分が複雑な形状をしていないので,単純な金型などで簡単にシールすることができる。
このヒートシールにより,フランジ部3において,幅Wの領域ではフランジ部3の平坦面でシールされ,この平坦面でのシールは堅固になる。一方,シール剥離部4を構成する突起を覆った箇所はそれぞれ角部4〜4が存在するので,これらの角部における角シール部6〜6は平坦面でのシールに比べて,剥がれ易くなっている。
以下,図1〜図5を参照して,包装容器1の作用を説明する。なお,図4は図1の電子レンジ調理用包装容器の加熱調理時の変形状態を示した斜視図,図5は図4のV部分における加熱調理時の包装容器の変形状態を示し,図5Aは加熱初期の状態の断面図,図5Bは加熱途中の断面図,図5Cは蒸気吹き出し口が形成された状態の断面図である。
容器本体2に,水分を含んだ食品などを収容して,蓋体5で容器本体の開口部2fを覆い,フランジ部3にヒートシールする。このシールにより,フランジ部3はシール剥離部4の突起を含めて略全面的に蓋体5で覆われてヒートシールされて密封される。このためシール剥離部4を設けたフランジ部は他の部分と比べてシール強度を低下させることなく略同じシール強度を保持できる。これにより,包装容器1は,輸送や保管時に,この部分から破損される恐れがなく,包装食品を良好に輸送,保管ができる。すなわち,シール剥離部3は,鍔状のフランジ部3にあって,このフランジ部分を貫通せず,従来技術のノッチのように切り込みなどにしてフランジ片が分離されるものでないもので,容器内に異物が混入することがなく,しかも輸送や保管時などにおいて容器が破損することがない。
次に,この包装容器1を電子レンジの庫内に入れて加熱調理を始めると,食品に含まれた水が加熱され,蒸発して,器内の圧力が上昇して,先ず蓋体5に掛かり,蓋体が上方へ持ち上がって,包装容器1が膨らみ,この膨らみに追随してフランジ部3の長辺中央に設けたシール剥離部4が上方へ持ち上がる(図4参照)。この包装容器1は,シール剥離部4が持ち上がり易くなっている。すなわち,シール剥離部4は,突起の内部に空洞4aが形成されおり,また,ドーム状の天井4bは,フランジ部3の平坦面3aから天井に向かうに従って肉厚が薄く形成されていることから,この箇所が他のフランジ部の箇所より形状変形し易くなっているので,この形状変形によりシール剥離部4が上方へ持ち上がる。なお,この箇所が持ち上がっても,略フランジ部の変形に留まり,包装容器内の被包装物に悪影響を与えることはない。
このシール剥離部分の形状変形による機械的な力によって,フランジ部3から蓋体5が剥がれる。この蓋体5の剥がれは,先ず,フランジ部3の平坦面3b(図3A参照)のシール部6の一部から始まり(図5A参照),包装容器1内の圧力上昇に伴ってその剥がれが進行して,角部4の角シール部分6が剥がれ,次いで,両サイド角部4,4の角シール部6,6へと波及して進みこれらの箇所が剥れる。これら一連のシールの剥がれにより,剥がれた箇所に内部の圧力及び蒸気を外部へ逃がす流路,すなわちこれらを外部へ吹き出させる隙間からなる蒸気吹き出し口Pが形成される。
この蒸気吹き出し口Pは,包装容器1内の蒸気などの吹き出し量によって,蒸気などが通過する隙間形状が変化する。すなわち,包装容器1で大量の蒸気が発生し内圧が上昇すると隙間が拡大,すなわち,シール剥離部4の突起と蓋体5との隙間がシール剥離部分の形状変形による機械的な力によって拡大されて,多量の蒸気が外部へ排出される。一方で,大量の蒸気が排出されてしまうと,包装容器1内の圧力が低下し,これに伴って隙間が狭く,すなわち突起と蓋体との隙間がシール剥離部分の形状変形による機械的な力が弱まり,器材が元の状態に復元し始めて狭くなって,蒸気の排出量が少なくなる。このシール剥離部分の形状変形による機械的な力の強弱は,包装容器1を構成するプラスチック成形体の材料が変形する弾性力に依存している。すなわち,材料が変形する弾性力および元の形に戻ろうとする弾性復元力に依存している。
したがって,この蒸気吹き出し口Pが形成されるシール剥離部4と蓋体5とのシール部分は,シール剥離部4における器材の形状変形による機械的な力でシール部が剥離されて蒸気吹き出し量が自動的に調節される一種の弁乃至ダンパー機能を果たす部分となっている。
この包装容器1は,電子レンジでの加熱調理時に,蒸気吹き出し口Pが確実に形成されるので,従来技術のように,蓋体に予め穴あけ,或いは一部剥離などをすることなく,そのまま電子レンジへ入れて,安全且つ安心して被包装物を加熱できる。
また,この包装容器1は,蒸気吹き出し口Pがもつ弁乃至ダンパー機能によって,以下ア,イの作用効果を奏する。
ア 加熱時間の短縮
イ 蒸気を逃がさないふっくら加熱
図6〜図8を参照して,上記作用効果ア,イを説明する。なお,図6〜図8は本実施形態に係る包装容器と市販の包装容器とを電子レンジに入れて加熱したときの状態を示し,図6A〜図8Aは本実施形態に係る包装容器の斜視図,図6B〜図8Bは市販の包装容器の斜視図である。
ア 加熱時間短縮
2個の包装容器10A,10Bは,米飯が詰まった市販の包装容器であって,電子レンジに入れる前に予め蓋体の一部を開封し,一方の本発明の実施形態にかかる各包装容器1A,1Bは各包装容器10Aと同一サイズにして,同量の米飯を詰めたものあって,それぞれ電子レンジに入れて加熱し,サーモフォトグラフで撮影し,観察した。
(a)各包装容器1A,10Aの対比観察
包装容器10Aは,容器本体20Aと蓋体50Aからなり,600ワット(W)−60秒と表記されたのものである。本発明の実施形態にかかる各包装容器1A,10Aをそれぞれ電子レンジに入れて,電力600W,加熱時間を60秒に設定して加熱した。
その結果,包装容器1Aは30〜40秒で内部温度が88.5℃まで上昇し,内部がくまなく万遍に加熱された。一方,包装容器10Aは60秒で内部温度が高い箇所で75℃まで上昇したが,開封箇所40A部分の近傍及び中央部分では30℃程度となり,内部の温度差が大きかった。
(b)各包装容器1B,10Bの対比観察
包装容器10Bは,容器本体20Bと蓋体50Bからなり,800ワット(W)−50秒と表記されたのものである。本発明の実施形態にかかる各包装容器1B,10Bをそれぞれ電子レンジに入れて,電力800W,加熱時間を50秒に設定して加熱した。
その結果,包装容器1Bは30〜40秒で内部がくまなく万遍に高温(約90℃前後)に加熱されたが,包装容器10Bは開封箇所40B付近及び中央部分が加熱されておらず,一番低いところは30.5℃,他の高温箇所は74.4℃であり,内部の温度差が大きかった。この現象は何度テストしても同じであった。
以上(a),(b)から,各包装容器10A,10Bは全体を暖めるのに50〜60秒掛かっても内部の温度差が大きく均一に加熱されていなかったが,各包装容器1A,1Bは30〜40秒で,各包装容器10A,10Bに比べて,加熱時間が短縮されて,より高温でくまなく万遍に加熱されたものとなった。これらの差は,弁乃至ダンパー作用の有無によるものである。
(c)各包装容器1C,10Cの対比観察
本発明の実施形態にかかる包装容器1Cは,容器本体2Cと蓋体5C,包装容器10Cは,容器本体20Cと蓋体50Cからなり,これらの各包装容器1C,10Cは,各包装容器1A,10Aと比べて,背高で深底にたものであり,内部に水を入れて,電子レンジでテストした。
電子レンジは,食品に含まれる水分子をマイクロ波で振動させ,その摩擦熱で調理するものである。加熱物が水の場合,マイクロ波の電力半減深度は約1cmであり,この電力低減深度は水の表面から1cmの深さに達する間に50%のマイクロ波電力が水に吸収され,残りは1cmより深い内部に侵入して行き,深くなるに従って減衰し,例えば4cmでは約6.2%になる。この現象から表面から浅い水は高いマイクロ波電力で加熱されて蒸発し,深くなるに従ってマイクロ波電力が減衰し浅い箇所に比べて加熱温度が低くなる。
その結果,包装容器1Cは,弁乃至ダンパー作用によって水蒸気が対流し,内部が斑なく略均一に加熱されたが,一方包装容器10Cは発生した水蒸気が剥離した箇所から外へ放出されて,開封箇所40C部分の近傍及び中央部分では30℃程度となり,内部の温度差が大きく均一な加熱にならなかった。
イ ふっくら加熱
各包装容器1A,1Bにおいて,被包装物として肉まんなどを包装すると,内部は水蒸気の対流が強く,水分の蒸発量が少ないため,ふっくらした状態で仕上がる。一方,各包装容器10A,10Bではこのような仕上がりにならかった。
また,各包装容器1A,1Bは,内部温度が短時間で高温(例えば90℃)に上昇するので,仮に内部に一般的な菌が存在していればこれが死滅し,安心して食することができるようになる。なお,一般的な菌は30〜40度では増殖し,例えば大腸菌群は75度1分で死滅するので,各包装容器1A,1Bはこれらに効果がある。
図9,図10を参照して,シール剥離部4の変形例を説明する。なお,図9,図10は図1の電子レンジ調理用包装容器におけるシール剥離部の変形例を示し,図9Aは変形例1の拡大図,図9Bは変形例2の拡大図,図10は変形例3の拡大図である。これらの変形例1〜はいずれも図1の包装容器1のIIA部分を拡大したものとなっている。
変形例1〜のシール剥離部は,それぞれ図1の包装容器1のシール剥離部4を構成する突起に代えて他の形状に変更したものである。
変形例1のシール剥離部4Aは,シール剥離部4を構成する突起の形状,すなわち,
側面視で略U字型或いは半円筒型に代えて,内部に空洞乃至空間を有し上面視で天井が略半円錐型に隆起させた突起で形成したものである。また,変形例2のシール剥離部4Bは,シール剥離部4を構成する突起を2個併設したものであり,さらに,変形例3のシール剥離部4Cは,変形例2のシール剥離部の2個の突起間に略U字型の下方へ突出させた突起を介在させたものである。
これらのシール剥離部4A〜4Cは,いづれも内部に空洞乃至空間を有する突起であって,シール剥離部4と略同じ方法で形成できて,これらと同じかより高い作用効果を奏するものである。例えば,シール剥離部4Aによれば,シール剥離部4と比べてシール剥離部分のシール強度が強くなり,また,シール剥離部4B,4Cはシール剥離部4と比べて弁乃至ダンパー機能が高くなる。
なお,シール剥離部を構成する突起は,シール剥離部4及び4A〜4Cを形成する突起に限定するものでなく,他の形状の突起,例えば,内部に空洞乃至空間のない形状の突起或いは複数の小突起(例えばイボ状突起)や線状突起などで形成してもよい。
1,1A,1B,1C 電子レンジ調理用包装容器
2 容器本体
2a 底面部
2b〜2e 側面部
2f 開口部
3 フランジ部
4,4A,4B,4C シール剥離部
4a' 開口
4b 天井
4c 奥壁
〜4 角部
5 蓋体
6 ヒートシール部
〜6 角シール部
P 蒸気吹き出し口

Claims (4)

  1. 所定大きさの底面部と,前記底面部の外周囲から立設された側面部と,前記側面部の上端を開口させた開口部と,前記開口部の外周囲から外方へ所定長さ延設された鍔状のフランジ部を有するプラスチック成型体からなる容器本体と,前記開口部を覆い前記フランジにヒートシールされるプラスチックフィルムからなる蓋体とを備え,前記容器本体に被包装物を充填し,前記蓋体を前記フランジ部にヒートシールして密封して電子レンジで加熱する電子レンジ調理用包装容器において,
    前記容器本体の前記フランジ部には,該フランジ部の最外周囲から前記容器本体の前記開口部へ向かった途中まで入った距離に,フランジ面を上方へ所定高さ隆起させた突起からなり、側面視で略U字型或いは半円筒型をなしているシール剥離部が少なくとも1箇所形成され,前記シール剥離部により,前記被包装物の加熱調理時に内部で発生した水蒸気による内部圧力の上昇によって前記フランジ部の形状変形による機械的な力で前記蓋体のヒートシールが剥離されて前記水蒸気を外部へ放出させる蒸気吹き出し口が形成されることを特徴とする電子レンジ調理用包装容器。
  2. さらに前記フランジ面を所定高さ隆起させた突起に隣接して前記フランジ面を所定深さ下方へ突出させた突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ調理用包装容器。
  3. 前記距離は,前記フランジ部の幅の二分の一以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ調理用包装容器。
  4. 前記シール剥離部は,前記開口部を挟んだ対向する前記フランジ部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電子レンジ調理用包装容器。
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