JP2018129781A - 移動情報蓄積システム及び移動情報蓄積方法 - Google Patents

移動情報蓄積システム及び移動情報蓄積方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018129781A
JP2018129781A JP2017089875A JP2017089875A JP2018129781A JP 2018129781 A JP2018129781 A JP 2018129781A JP 2017089875 A JP2017089875 A JP 2017089875A JP 2017089875 A JP2017089875 A JP 2017089875A JP 2018129781 A JP2018129781 A JP 2018129781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
reception
transmission
receiving
identification information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017089875A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6954591B2 (ja
Inventor
新次 大江
Shinji Oe
新次 大江
康行 兒玉
Yasuyuki Kodama
康行 兒玉
慎吾 川喜多
Shingo Kawakita
慎吾 川喜多
恵介 柳
Keisuke Yanagi
恵介 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Solution Innovators Ltd filed Critical NEC Solution Innovators Ltd
Publication of JP2018129781A publication Critical patent/JP2018129781A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6954591B2 publication Critical patent/JP6954591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を蓄積できる、移動情報蓄積システムおよび移動情報蓄積方法を提供する。【解決手段】蓄積システムは、複数の送受信装置10及び複数の受信装置12を備える。送受信装置10は、他の送受信装置10の識別情報を受信する第1受信部と、すれ違い情報(他の送受信装置10の識別情報及びその識別情報の受信時刻)を記録する第1記録部と、自身の識別情報を他の送受信装置10及び受信装置12へ送信し、かつ前記すれ違い情報を受信装置12へ送信する送信部とを備えている。受信装置12は、送受信装置10が送信した識別情報及びすれ違い情報を受信する第2受信部と、送受信装置通過情報(第2受信部が受信した識別情報及びその識別情報の受信時刻)を記録し、かつ第2受信部が受信したすれ違い情報を記録する第2記録部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、移動体の移動経路を分析するための情報を蓄積する移動情報蓄積システム及び移動情報蓄積方法に関する。
従来、移動する物体(人、動物又は物等。以下、移動体という。)の移動情報を収集するために、種々のシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、移動無線機の位置を推定するためのシステムが開示されている。
特許文献1に開示されたシステムは、移動無線機、複数の基準局、複数の接続局、データ収集ネットワーク、及び位置推定装置を備えている。
特許文献1のシステムでは、移動無線機は、他の移動無線機とすれ違うと、相互に自身の機器IDを交換して記憶し、基準局の近くを通過した場合には、基準局の機器IDを記憶する。移動無線機では、上記のようにして記憶される他の移動無線機の機器ID及び基準局の機器IDが、交差履歴データとして蓄積される。そして、移動無線機は、接続局を介して、データ収集ネットワーク上の位置推定装置に交差履歴データをアップロードする。このようにしてアップロードされた交差履歴データに基づいて、位置推定装置によって移動無線機の位置が推定される。
国際公開第2008/146492号
ところで、特許文献1のシステムでは、複数の接続局がデータ収集ネットワークを介して位置推定装置に接続されている必要がある。このため、特許文献1のシステムは、ネットワークの構築が困難な環境(例えば、山間部等)において、移動無線機の位置を検出するのには適していない。具体的には、上記のような環境下では、接続局から位置推定装置にデータを送信することができないので、位置推定装置においての移動無線機の位置を推定することができない。
本発明の目的の一例は、ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を蓄積できる、移動情報蓄積システムおよび移動情報蓄積方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における移動情報蓄積システムは、
複数の移動体にそれぞれ設けられ、それぞれ識別情報を有し、かつ互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になる複数の送受信装置と、
それぞれ固有情報を有し、前記送受信装置が所定の通信領域内に位置している場合に前記送受信装置との間で無線通信可能になる複数の受信装置と、
を備え、
前記複数の送受信装置はそれぞれ、他の送受信装置から送信された識別情報を受信する第1受信部と、前記第1受信部が受信した前記他の送受信装置の識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに前記他の送受信装置とのすれ違い情報として記録する第1記録部と、自身の識別情報を前記他の送受信装置へ送信するとともに前記自身の識別情報及び前記第1記録部によって記録された前記すれ違い情報を前記受信装置へ送信する送信部とを備え、
前記複数の受信装置はそれぞれ、前記送受信装置の前記送信部から送信されたその送受信装置の識別情報及び前記すれ違い情報を受信する第2受信部と、前記第2受信部が受信した前記識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに送受信装置通過情報として記録し、かつ前記第2受信部が受信した前記すれ違い情報を記録する第2記録部とを備える、
ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における移動情報蓄積方法は、
複数の移動体に設けられ、それぞれ識別情報を有し、かつ互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になる複数の送受信装置と、それぞれ固有情報を有する複数の受信装置とを用いて、前記移動体の移動経路を分析するための情報を蓄積する方法であって、
(a)互いの距離が前記所定距離以下となった少なくとも2つの前記送受信装置において、互いに識別情報を送受信する、ステップと、
(b)各送受信装置において、前記(a)のステップで受信した識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに他の前記送受信装置とのすれ違い情報として記録する、ステップと、
(c)前記送受信装置が前記受信装置に対して所定の通信領域内に位置している場合に、その送受信装置から、自身の前記識別情報及び前記(b)のステップで記録された前記すれ違い情報を前記受信装置へ送信する、ステップと、
(d)前記受信装置において、前記(c)のステップで前記送受信装置が送信した前記識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに送受信装置通過情報として記録する、ステップと、
(e)前記受信装置において、前記(c)のステップで前記送受信装置が送信した前記すれ違い情報を記録する、ステップと、
を備えることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を蓄積することができる。
図1は、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、送受信装置及び受信装置の概略構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの具体的構成を示す図である。 図4は、送受信装置、受信装置及び情報収集装置の構成を示すブロック図である。 図5は、送受信装置の第1記録部によって記録された情報を例示する図である。 図6は、受信装置の第2記録部によって記録された情報を例示する図である。 図7は、分析装置の構成の一例を示すブロック図である。 図8は、蓄積システムの利用例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの動作を示すフロー図である。 図10は、移動情報蓄積システムの変形例を示す図である。 図11は、受信装置及び撮像装置の構成を示すブロック図である。 図12は、受信装置の変形例を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システム及び移動情報蓄積方法について、図1〜12を参照しながら説明する。
[システム構成]
最初に、図1を用いて、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの概略構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの概略構成を示す図である。
図1を参照して、本実施の形態における移動情報蓄積システム100(以下、蓄積システム100と略記する。)は、複数の送受信装置10及び複数の受信装置12を備えている。
なお、図1においては3個の送受信装置10が示されているが、蓄積システム100が備える送受信装置10の数は、3個に限定されず、4個以上であってもよく、2個であってもよい。また、図1においては、8個の受信装置12が示されているが、蓄積システム100が備える受信装置12の数は、8個に限定されず、9個以上であってもよく、7個以下であってもよい。また、蓄積システム100が利用される環境は特に限定されず、街中において屋外で利用されてもよく、店舗等の屋内で利用されてもよく、山間部等の僻地で利用されてもよい。
複数の送受信装置10はそれぞれ、移動体50に設けられる。本実施形態では、複数の送受信装置10は、互いに異なる識別情報を有している。すなわち、移動体50ごとに異なる識別情報が設定されている。複数の送受信装置10は、互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になる。本実施形態では、送受信装置10は、例えば、WiFi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)等の公知の近距離無線通信の通信規格を利用して、無線通信を行なうことができる。
複数の受信装置12は、互いに間隔を空けて配置される。複数の受信装置12は、互いに異なる固有情報を有している。受信装置12は、送受信装置10が所定の通信領域20内に位置している場合に送受信装置10との間で無線通信可能になり、送受信装置10の後述する送信部10cが発信した識別情報及びすれ違い情報を受信する。なお、通信領域20は、受信装置12が送受信装置10と通信可能になる領域であり、受信装置12からの距離が所定距離以下の領域である。本実施形態では、受信装置12は、WiFi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)等の公知の近距離無線通信の通信規格を利用して、無線通信を行なうことができる。固有情報の詳細は後述する。
なお、図1においては、移動体50が人である場合を示しているが、本実施形態に係る蓄積システム100は、種々の物体の移動情報を蓄積することができる。例えば、移動体50は、動物であってもよく、物(自動車、自転車、バイク、店舗で利用されるカート、又は空港等で扱われる荷物等)であってもよい。
図2は、送受信装置10及び受信装置12の概略構成を示すブロック図である。
図2を参照して、複数の送受信装置10はそれぞれ、第1受信部10aと、第1記録部10bと、送信部10cとを備えている。第1受信部10aは、他の送受信装置10の送信部10cから送信された他の送受信装置10の識別情報を受信する。第1記録部10bは、第1受信部10aが受信した他の送受信装置10の識別情報、及びその識別情報の受信時刻を、上記他の送受信装置10とのすれ違い情報として記録する。本実施形態では、第1記録部10bは、他の送受信装置10と通信可能状態になるごとに、その送受信装置10とのすれ違い情報を蓄積する。
送信部10cは、送受信装置10の識別情報を他の送受信装置10へ送信する。本実施形態では、2つの送受信装置10の距離が所定距離以下になった場合に、一方の送受信装置10が自身の識別情報を他方の送受信装置10へ送信し、他方の送受信装置10が自身の識別情報を一方の送受信装置10へ送信する。
また、送信部10cは、第1記録部10bによって記録されたすれ違い情報を、識別情報とともに受信装置12へ送信する。図1及び図2を参照して、本実施形態では、送受信装置10は、いずれかの受信装置12の通信領域20内に移動したときに、その受信装置12に対して、自身の識別情報及び上記すれ違い情報を送信する。
図2を参照して、複数の受信装置12はそれぞれ、第2受信部12aと第2記録部12bとを備えている。第2受信部12aは、送受信装置10の送信部10cから送信された識別情報及びすれ違い情報を受信する。
第2記録部12bは、第2受信部12aが受信した識別情報及びその識別情報の受信時刻を、送受信装置通過情報として記録する。また、第2記録部12bは、第2受信部12aが受信したすれ違い情報を記録する。本実施形態では、第2記録部12bは、送受信装置10と受信装置12とが通信可能状態になるごとに、送受信装置通過情報及びすれ違い情報を蓄積する。
以上のように、本実施形態では、複数の送受信装置10が、互いに無線通信可能となった場合に、識別情報を交換する。また、複数の送受信装置10はそれぞれ、他の送受信装置10の識別情報及びその識別情報の受信時刻を、他の送受信装置10とのすれ違い情報として記録する。また、複数の送受信装置10はそれぞれ、自身の識別情報及びすれ違い情報を、無線通信可能となった受信装置12へ送信する。各受信装置12は、送受信装置10から送信された識別情報及びその識別情報の受信時刻を、送受信装置通過情報として記録するとともに、送受信装置10から送信されたすれ違い情報を記録する。
このように、本実施形態では、各受信装置12において、送受信装置10ごとの通過時刻を示す送受信装置通過情報が蓄積される。このため、蓄積システム100の利用者は、各受信装置12において記録された送受信装置10ごとの送受信装置通過情報及び各受信装置12の固有情報に基づいて、複数の送受信装置10が、どの受信装置12の近くをどの時間に移動したのかを把握することができる。また、蓄積システム100の利用者は、各受信装置12において記録されたすれ違い情報を更に考慮することによって、複数の送受信装置10が、どの受信装置12の近くでどの時間にすれ違ったのかを把握することができる。これにより、送受信装置10の移動経路のより詳細な分析が可能になる。
また、本実施形態では、各受信装置12において、送受信装置10ごとに、送受信装置通過情報及びすれ違い情報が蓄積される。すなわち、本実施形態では、ネットワークが構築されていない環境下においても、移動体50の移動経路を分析するための情報(送受信装置通過情報及びすれ違い情報)を、各受信装置12において蓄積することができる。これにより、各受信装置12が他の装置にネットワークを介して接続されていなくても、各受信装置12から個別に情報を収集することによって、移動体50の移動経路を分析することができる。
続いて、図3を用いて、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの構成について更に具体的に説明する。図3は、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの具体的構成を示す図である。
図3に示すように、本実施形態では、蓄積システム100は、上述の複数の送受信装置10及び複数の受信装置12に加えて更に、情報収集装置14及び分析装置16を備えている。
図3を参照して、本実施形態では、複数の移動体50にそれぞれ、送受信装置10が設けられている。複数の送受信装置10は、互いに異なる識別情報を有している。すなわち、移動体50ごとに異なる識別情報が設定されている。図3においては、3つの送受信装置10の識別情報として、「001」、「002」、及び「003」の識別番号が設定されている。なお、移動体50及び送受信装置10の数は図3の例に限定されない。
また、上述したように、複数の受信装置12はそれぞれ、固有情報を有している。本実施形態では、受信装置12はそれぞれ、固有情報として、予め設定された自身の位置情報を有している。図3の例では、複数の受信装置12の位置情報がポイントA〜Hで示されている。なお、位置情報の形態は図3の例に限定されず、例えば、位置情報が、受信装置12の位置を示す緯度及び経度であってもよい。また、複数のエリアに区画された店舗において蓄積システム100を用いる場合には、固有情報が、受信装置12が配置されているエリア名を示す情報であってもよい。
図4は、送受信装置10、受信装置12及び情報収集装置14の構成を示すブロック図である。
図4を参照して、送受信装置10は、上述したように、第1受信部10a、第1記録部10b及び送信部10cを備えている。上述したように、第1受信部10aは、他の送受信装置10から送信された識別情報を受信する。第1記録部10bは、上述したように、第1受信部10aが受信した識別情報及びその識別情報の受信時刻を、他の送受信装置10とのすれ違い情報として記録する。
図5は、第1記録部10bによって記録されたすれ違い情報を例示する図であり、図5(a)は、図3の識別番号001の送受信装置10において記録された情報の一例を示す図であり、図5(b)は、図3の識別番号002の送受信装置10において記録された情報の一例を示す図であり、図5(c)は、図3の識別番号003の送受信装置10によって記録された情報の一例を示す図である。
より具体的には、図5(a)は、識別番号001の送受信装置10の第1記録部10bに、識別番号002の送受信装置10とのすれ違い情報(識別番号002、及び識別番号002の受信時刻)、及び識別番号003の送受信装置10とのすれ違い情報(識別番号003、及び識別番号003の受信時刻)が記録されている場合の例を示す。また、図5(b)は、識別番号002の送受信装置10の第1記録部10bに、識別番号001の送受信装置10とのすれ違い情報、及び識別番号003の送受信装置10とのすれ違い情報が記録されている場合の例を示す。更に、図5(c)は、識別番号003の送受信装置10の第1記録部10bに、識別番号001の送受信装置10とのすれ違い情報、及び識別番号002の送受信装置10とのすれ違い情報が記憶されている場合の例を示す。
図5に示すように、本実施形態では、各送受信装置10の第1記録部10bは、すれ違い相手である送受信装置10の識別番号ごとに、その識別番号の受信時刻(すれ違い時刻)を、すれ違い情報として記録する。また、第1記録部10bは、他の送受信装置10とすれ違うごとに、すれ違い情報を蓄積する。
なお、図5に示したすれ違い情報は、識別番号001の送受信装置10と識別番号002の送受信装置10とが2回すれ違い、識別番号001の送受信装置10と識別番号003の送受信装置10とが2回すれ違い、識別番号002の送受信装置10と識別番号003の送受信装置10とが1回すれ違ったことを示している。
図4を参照して、送信部10cは、上述したように、識別情報を他の送受信装置10及び受信装置12へ送信するとともに、第1記録部10bによって記録されたすれ違い情報を受信装置12へ送信する。
受信装置12は、上述の第2受信部12a及び第2記録部12bに加えて更に、出力部12cを備えている。第2受信部12aは、上述したように、送受信装置10から送信された識別情報及びすれ違い情報を受信する。
本実施形態では、各受信装置12の第2記録部12bは、第2受信部12aが受信した識別情報、その識別情報の受信時刻、及び受信装置12の固有情報(位置情報)を、送受信装置通過情報として記録する。
図6は、第2記録部12bによって記録された情報を例示する図であり、図6(a)は、図3のポイントAの受信装置12によって記録された情報の一例を示す図であり、図6(b)は、図3のポイントBの受信装置12によって記録された情報の一例を示す図であり、図6(c)は、図3のポイントCの受信装置12によって記録された情報の一例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態では、各受信装置12の第2記録部12bは、上記受信時刻および位置情報(固有情報)を、識別情報と紐付けて記録する。また、本実施形態では、第2記録部12bは、識別情報を受信するごとに、その識別情報の受信時刻を蓄積する。
また、図6には示していないが、本実施形態では、第2記録部12bは、第2受信部12aが受信したすれ違い情報を記録する。例えば、図3及び図5の例において、ポイントAの受信装置12の通信領域20内を、識別番号001及び002の送受信装置10が通過した場合、ポイントAの受信装置12の第2記録部12bには、図5(a),(b)に示したすれ違い情報が記録される。
なお、本実施形態では、第2記録部12bは、識別情報ごとに、送受信装置通過情報及びすれ違い情報を暗号化して記録する。
図4を参照して、出力部12cは、第2記録部12bが記録した情報(送受信装置通過情報及びすれ違い情報)を発信する。本実施形態では、受信装置12と情報収集装置14との距離が所定距離以下である場合に、受信装置12と情報収集装置14とが無線通信可能になり、第2記録部12bが記録した情報が、出力部12cから情報収集装置14に発信される。なお、詳細な説明は省略するが、出力部12cは、例えば、WiFi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)等の公知の近距離無線通信の通信規格を利用して、記録部12bが記録した情報を情報収集装置14へ発信することができる。
なお、図示は省略するが、本実施形態では、送受信装置10は、例えば、第1記録部10bにおける情報の記録及び送信部10cからの情報の発信を行なうための電源(太陽電池等)を備えている。受信装置12も同様に、例えば、第2記録部12bにおける情報の記録及び出力部12cからの情報の発信を行なうための電源(太陽電池等)を備えている。なお、蓄積システム100が屋外に設置される場合には、例えば、信号機(図示せず)ごとに受信装置12が設置されてもよい。この場合には、信号機の電源から受信装置12に給電を行うことができるので、受信装置12が電源を備えていなくても良い。
情報収集装置14は、第3受信部14a及び第3記録部14bを備えている。第3受信部14aは、各受信装置12から、送受信装置通過情報及びすれ違い情報を、その受信装置12の固有情報(位置情報)とともに取得する。なお、本実施形態では、上述したように、送受信装置通過情報に固有情報(位置情報)が含まれている。したがって、本実施形態では、情報収集装置14は、複数の受信装置12から送受信装置通過情報及びすれ違い情報を取得することによって、各受信装置12の固有情報も取得することができる。第3記録部14bは、第3受信部14aが受信した情報を記録する。情報収集装置14としては、例えば、タブレット型端末およびスマートフォン等の携帯型の端末装置を用いることができる。
なお、図3の例では、情報収集装置14は、複数の受信装置12から情報を収集する作業者60によって保持されているが、情報収集装置14の使用方法は図3の例に限定されない。例えば、複数の受信装置12の周辺を巡回する車両等(例えば、警察車両、路線バス等)に情報収集装置14を取り付けて、複数の受信装置12から情報を収集してもよい。また、上述の例では、無線通信によって情報収集装置14が複数の受信装置12から情報を収集しているが、情報の収集方法は上述の例に限定されない。例えば、情報収集装置14として、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な記憶デバイスを用いる場合には、受信装置12において、情報収集装置14に情報を書き込んでもよい。
図3を参照して、情報収集装置14によって複数の受信装置12から収集された情報は、分析装置16に送信される。なお、情報収集装置14から分析装置16への情報の送信は、無線通信によって行なってもよく、情報収集装置14に記憶された情報を分析装置16において読み出すことによって行なってもよい。また、詳細な説明は省略するが、本実施形態では、例えば、送受信装置10の識別情報の保有者、または共通鍵の保有者が、受信装置12において暗号化された情報を、分析装置16を利用して復号化することができる。情報収集装置14による情報収集は、送受信装置10の保有者が行なっても良く、蓄積システム100の管理者(システム運用会社、自治体又は警察等)が行なっても良い。
分析装置16は、情報収集装置14が収集した送受信装置通過情報及びすれ違い情報に基づいて、各移動体50の移動経路を分析する。更に、本実施形態では、分析装置16は、分析結果を蓄積システム100の利用者に提示する。
図7は、分析装置16の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態では、分析装置16は、読出部16a、設置情報記憶部16b、実情報記憶部16c及び分析部16dを備えている。
読出部16aは、情報収集装置14から情報(送受信装置通過情報、すれ違い情報及び受信装置12の固有情報(位置情報))を読み出す。設置情報記憶部16bには、各受信装置12の設置位置を示す設置情報(例えば、緯度および経度)が記憶されている。本実施形態では、設置情報記憶部16bには、複数の受信装置12それぞれの固有情報(図6の例では、位置情報)と、各固有情報に紐付けられた設置情報とが記憶されている。
実情報記憶部16cには、蓄積システム100を利用する契約者の情報(契約者情報)が記憶されている。契約者情報には、例えば、送受信装置10を保有する契約者(システム利用者)の氏名、及び契約者ごとに設定された識別情報(ID)等が含まれる。本実施形態では、実情報記憶部16cには、例えば、複数の送受信装置10それぞれの識別情報と、各識別情報に紐付けられた契約者情報とが記憶されている。なお、設置情報記憶部16b及び実情報記憶部16cは、外部装置として分析装置の外部に設けられても良い。
分析部16dは、読出部16aが情報収集装置14から読み出した情報、設置情報記憶部16bに記憶されている設置情報、及び実情報記憶部16cに記憶されている契約者情報に基づいて、種々の分析を行うことができる。例えば、分析装置16dは、図6に示した送受信装置通過情報に基づいて、識別番号001の送受信装置10を有する移動体50が、ポイントAの受信装置12の近傍から、ポイントBの受信装置12の近傍を通って、再びポイントAの受信装置12の近傍に戻ったこと、およびその後にポイントCの受信装置12の近傍に移動したことを示す移動経路を、蓄積システム100の利用者に提示することができる。本実施形態では、分析部16dは、例えば、マップ上に示された移動体50の移動経路を蓄積システム100の利用者に提示することができる。また、分析部16dは、例えば、送受信装置10の識別番号ごとに、受信時刻及び位置情報を時系列に並べた情報を蓄積システム100の利用者に示すこともできる。
更に、分析部16dは、図5及び図6に示す情報に基づいて、例えば、識別番号001の送受信装置10を有する移動体50がポイントAの受信装置12の近傍からポイントBの受信装置12の近傍に移動する際に、識別番号002の送受信装置10を有する移動体50とすれ違ったことを、蓄積システム100の利用者に提示することができる。
図8は、本実施形態に係る蓄積システムの利用例を示す図である。図7には、送受信装置10A、送受信装置10B、並びに5行及び5列に配置された25個の受信装置12が示されている。また、図8においては、送受信装置10Aの移動経路が、実線の矢印で示され、送受信装置10Bの移動経路が、一点鎖線の矢印で示されている。更に、図8においては、送受信装置10Aと送受信装置10Bとがすれ違った位置P1が、破線の円で示されている。
図8に示す例では、ポイントaの受信装置12には、送受信装置通過情報として、送受信装置10Aが10時10分に通過したこと及び送受信装置10Bが10時36分に通過したことを示す情報が記録され、すれ違い情報として、送受信装置10Aと送受信装置10Bとが、10時23分にすれ違ったことを示す情報が記録されている。また、ポイントbの受信装置12には、送受信装置通過情報として、送受信装置10Aが10時20分に通過したこと及び送受信装置10Bが10時26分に通過したことを示す情報が記録され、すれ違い情報として、送受信装置10Aと送受信装置10Bとが、10時23分にすれ違ったことを示す情報が記録されている。更に、ポイントcの受信装置12には、送受信装置通過情報として、送受信装置10Bが10時16分に通過したことを示す情報が記録されている。なお、ポイントcの受信装置12に記録された送受信装置通過情報には、送受信装置10Aに関する情報は含まれていない。また、ポイントcの受信装置12には、送受信装置10Aと送受信装置10Bとがすれ違ったことを示す情報は記録されていない。
図8に示した例では、ポイントa〜cの受信装置12に記録された送受信装置通過情報及びすれ違い情報に基づいて、蓄積システムの利用者は、送受信装置10Aがポイントaからポイントbに向かって移動していたことを把握することができる。また、蓄積システムの利用者は、送受信装置10Bがポイントcからポイントaに向かって移動していたことを把握することができる。更に、蓄積システムの利用者は、ポイントbとポイントcとの間で、送受信装置10Aと送受信装置10Bとがすれ違ったことを把握することができる。これにより、蓄積システムの利用者は、例えば、ポイントbとポイントcとの間で、送受信装置10Aが停止している可能性があることを把握することができる。
以上のように、本実施形態では、蓄積システムの利用者は、複数の受信装置に記録された情報に基づいて、複数の送受信装置の移動経路及び位置を容易に把握することができる。すなわち、移動体の移動経路及び位置を容易に把握することができる。
[システム動作]
次に、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの動作について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態における移動情報蓄積システムの動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1〜図6を参酌する。また、本実施の形態では、蓄積システム100を動作させることによって、移動情報蓄積方法が実施される。よって、本実施の形態における移動情報蓄積方法の説明は、以下の蓄積システム100の動作説明に代える。
図9に示すように、蓄積システム100においては、上述したように、互いの距離が所定距離以下となった少なくとも2つの送受信装置10間において、識別情報の送受信が行なわれる(ステップA1)。すなわち、2つの送受信装置10によって、識別情報の交換が行なわれる。
次に、上述したように、各送受信装置10において、他の送受信装置10から受信した識別情報が、その識別情報の受信時刻とともに他の送受信装置10とのすれ違い情報として記録される(ステップA2)。本実施形態では、送受信装置10は、他の送受信装置10と通信可能状態になるごとに、その送受信装置10とのすれ違い情報を蓄積する。
次に、上述したように、送受信装置10が受信装置12の通信領域20内に位置している場合に、送受信装置10から受信装置12に対して、その送受信装置10の識別情報及びその送受信装置10において記録されているすれ違い情報が送信される(ステップA3)。
次に、上述したように、受信装置12において、送受信装置10から送信された識別情報が、その識別情報の受信時刻とともに送受信装置通過情報として記録される(ステップA4)。本実施形態では、受信装置12は、識別情報の受信時刻および自身の位置情報(固有情報)を、識別情報と紐付けて記録する。また、本実施形態では、受信装置12は、送受信装置10と通信可能状態になるごとに、送受信装置通過情報を蓄積する。更に、本実施形態では、受信装置12は、識別情報ごとに、送受信装置通過情報を暗号化して記録する。
また、上述したように、受信装置12において、送受信装置10から送信されたすれ違い情報が記録される(ステップA5)。本実施形態では、受信装置12は、送受信装置10と通信可能状態になるごとに、すれ違い情報を蓄積する。また、本実施形態では、受信装置12は、識別情報ごとに、すれ違い情報を暗号化して記録する。なお、ステップA5の処理がステップA4の処理よりも前に実行されてもよく、ステップA4の処理とステップA5の処理が同時に実行されてもよい。
次に、上述したように、情報収集装置14が、各受信装置12において記録された送受信装置通過情報及びすれ違い情報を収集する(ステップA6)。本実施形態では、受信装置12と情報収集装置14との距離が所定距離以下である場合に、受信装置12から発信された情報が情報収集装置14によって取得される。
最後に、上述したように、分析装置16が、情報収集装置14が各受信装置12から収集した情報(送受信装置通過情報及びすれ違い情報)に基づいて、各移動体50の移動経路を分析する(ステップA7)。
本実施形態では、各受信装置12において、送受信装置通過情報及びすれ違い情報が記録される。このため、複数の受信装置12と情報収集装置14とがネットワークを介して接続されていなくても、情報収集装置14によって、複数の受信装置12から個別に、移動体50の移動経路を分析するための情報(送受信装置通過情報及びすれ違い情報)を収集することができる。これにより、例えば、ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を収集することができる。
また、本実施形態では、情報収集装置14は、受信装置12から直接、又は近距離無線通信を利用することによって情報を取得することができる。この場合、情報収集装置14が衛星通信を利用して受信装置12から情報を取得する場合に比べて、蓄積システム100を使用する際のコストを低減することができる。
なお、本実施形態に係る蓄積システム100は、例えば、ペットの捜索、自転車等の盗難物の探索、行方不明者の捜索、レンタサイクルの返却場所の特定、スーパーマーケット等の店舗内におけるカートの場所又はカートの動線の把握、観光地における観光客の周遊経路の把握、登山者の位置、登山者の登山ルートの把握等に利用することができる。複数の受信装置12の間隔は、蓄積システム100の利用目的等に応じて、適宜設定すればよい。例えば、隣り合う受信装置12の通信領域20が互いに重なるように、複数の受信装置12が配置されてもよいし、隣り合う受信装置12の通信領域20が互いに重ならないように、複数の受信装置12が配置されてもよい。また、本実施形態に係る蓄積システム100は、ネットワークが構築されている環境で利用してもよい。この場合、ネットワークを利用した情報収集及びネットワークを利用しない情報収集の両方が可能になり、蓄積システム100の利便性が更に向上する。
[変形例]
送受信装置10は、所定の電波強度で一定時間毎に識別情報を発信してもよい。例えば、送受信装置10が、アップル社が提供する、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)を利用したiBeacon(登録商標)を備えていても良い。この場合、受信装置12の受信部12aは、一定時間毎に識別情報を受信し、識別情報を受信した際に受信電波強度を測定しても良い。また、記録部12bは、識別情報及び受信時刻に加えて更に、受信部12aによって測定された受信電波強度を記録しても良い。各受信装置12において記録部12bに記録された受信電波強度は、情報収集装置14によって収集され、分析装置16に与えられる。分析装置16の分析部16dは、各受信装置12で記録された受信電波強度に基づいて、送受信装置10と受信装置12との距離を算出する。これにより、分析部16dは、移動体50の移動経路を分析することができる。
受信装置12が有する固有情報は、図6に示した位置情報に限定されない。例えば、複数の受信装置12がそれぞれ、互いに異なる識別情報を固有情報として有していても良い。この場合、上述の設置情報記憶部16bには、各受信装置12の識別情報に紐付けられた設置情報(例えば、緯度および経度)が記憶される。
また、蓄積システム100の構成は上述の例に限定されない。例えば、図10に示すように、蓄積システム100が複数の撮像装置22を備えていても良い。図10に示す例では、受信装置12ごとに、撮影装置22が設けられている。なお、図10においては、全ての受信装置12に対してそれぞれ撮像装置22が設けられているが、いずれかの受信装置12に対して撮像装置22が設けられていなくても良い。
図11は、撮像装置22の構成を示すブロック図である。なお、図11においては、撮像装置22に加えて、受信装置12のブロック図を示している。本実施形態では、受信装置12は、上述の第2受信部12a、第2記録部12b、及び出力部12cに加えて更に、撮影指示部12dを備える。撮影指示部12dは、第2受信部12aが送受信装置10(図10参照)から送信された識別情報を受信した場合に、撮像装置22に対して、撮影の開始を指示するための撮影指示信号を送信する。
図11を参照して、撮像装置22は、指示信号受信部22aと、制御部22bと、撮像部22cと、撮影情報記録部22dとを備えている。本実施形態では、撮像装置22は、例えば、WiFi(登録商標)及びBluetooth(登録商標)等の公知の近距離無線通信の通信規格を利用して、受信装置12から発信された信号を受信することができる。なお、受信装置12と撮像装置22とが有線で接続され、受信装置12から発信された信号を該有線を介して撮像装置22が受信してもよい。
指示信号受信部22aは、受信装置12の撮影指示部12dから発信された撮影指示信号を受信する。制御部22bは、指示信号受信部22aが受信した撮影指示信号に基づいて、撮像部22cを制御する。撮像部22cはカメラを含み、映像を撮影する。本実施形態では、撮像部22cは、制御部22bによって駆動制御されることによって、映像の撮影を開始する。撮像部22cは、例えば、予め設定された期間、映像の撮影を継続する。
撮影情報記録部22dは、撮像部22cが撮影した映像を撮影時刻に紐付けて記録する。
以上のように、本実施形態では、各撮像装置22は、自身に対応付けられた受信装置12が送受信装置10から識別情報を受信した場合に、映像の撮影を開始する。すなわち、本実施例では、移動体50が受信装置12に近付いたときに、撮像部22cによる撮影が行われ、撮影された映像は、撮影時刻と紐付けて撮影情報記録部22dに記録される。これにより、蓄積システム100の利用者は、情報収集装置14によって収集された情報に基づいて移動体50の移動経路を分析することができるだけでなく、撮像装置22によって記録された映像に基づいて、分析した移動経路上を移動体50が実際に移動したことを確認することができる。これにより、移動体50の移動経路をより的確に把握することができる。
詳細な説明は省略するが、例えば、撮像装置22は、信号機又は電柱等に設けることができる。
なお、受信装置が図12に示す構成を有していても良い。図12は、受信装置の変形例を示す図である。図12に示した受信装置18が、図4に示した受信装置12と異なるのは、位置設定部18aを更に有している点である。位置設定部18aは、GPS信号に基づいて受信装置18の設置位置を示す位置情報を予め設定する。位置設定部18aによって設定される位置情報とは、例えば、受信装置18の位置を示す緯度および経度である。位置設定部18aによって設定された位置情報は、固有情報として第2記録部12bに記録される。なお、受信装置12の代わりに受信装置18を備えた蓄積システムにおいては、図9に示した処理が実行される前に、位置設定部18aによって予め位置情報が設定される。また、この場合、分析装置16の分析部16dは、位置設定部18aによって設定された位置情報に基づいて移動体50の移動経路を分析できるので、設置情報記憶部16bは不要になる。
受信装置18を用いた蓄積システムにおいても、受信装置12を用いた上述の蓄積システム100と同様の効果が得られる。
以上のように、本発明によれば、ネットワークが構築されていない環境下においても移動体の移動経路を分析するための情報を蓄積することができる。
10 送受信装置
12,18 受信装置
14 情報収集装置
16 分析装置
20 通信領域
50 移動体
60 作業者
100 蓄積システム

Claims (16)

  1. 複数の移動体にそれぞれ設けられ、それぞれ識別情報を有し、かつ互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になる複数の送受信装置と、
    それぞれ固有情報を有し、前記送受信装置が所定の通信領域内に位置している場合に前記送受信装置との間で無線通信可能になる複数の受信装置と、
    を備え、
    前記複数の送受信装置はそれぞれ、他の送受信装置から送信された識別情報を受信する第1受信部と、前記第1受信部が受信した前記他の送受信装置の識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに前記他の送受信装置とのすれ違い情報として記録する第1記録部と、自身の識別情報を前記他の送受信装置へ送信するとともに前記自身の識別情報及び前記第1記録部によって記録された前記すれ違い情報を前記受信装置へ送信する送信部とを備え、
    前記複数の受信装置はそれぞれ、前記送受信装置の前記送信部から送信されたその送受信装置の識別情報及び前記すれ違い情報を受信する第2受信部と、前記第2受信部が受信した前記識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに送受信装置通過情報として記録し、かつ前記第2受信部が受信した前記すれ違い情報を記録する第2記録部とを備える、
    ことを特徴とする移動情報蓄積システム。
  2. 前記複数の受信装置の前記第2記録部は、前記受信時刻及び前記固有情報を前記識別情報と紐付けて、前記送受信装置通過情報として記録する、
    請求項1に記載の移動情報蓄積システム。
  3. 前記複数の受信装置それぞれから、前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報を、前記固有情報とともに収集する情報収集装置を更に備える、
    請求項1または2に記載の移動情報蓄積システム。
  4. 前記複数の受信装置から前記情報収集装置が収集した前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報に基づいて前記移動体の移動経路を分析する分析装置を更に備える、
    請求項3に記載の移動情報蓄積システム。
  5. 前記情報収集装置は、前記受信装置との距離が所定距離以下である場合に、その受信装置との間で無線通信可能になり、前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報を取得する、
    請求項3または4に記載の移動情報蓄積システム。
  6. 前記複数の受信装置の前記第2記録部は、前記識別情報ごとに、前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報を暗号化して記録する、
    請求項1から5のいずれかに記載の移動情報蓄積システム。
  7. それぞれ前記受信装置に対応付けられた複数の撮像装置を更に備え、
    前記複数の撮像装置はそれぞれ、対応する前記受信装置が前記送受信装置から前記識別情報を受信した場合に、映像の撮影を開始する、請求項1から6のいずれかに記載の移動情報蓄積システム。
  8. 前記撮影装置は、撮影した映像を、撮影時刻に紐付けて記録する、請求項7に記載の移動情報蓄積システム。
  9. 複数の移動体に設けられ、それぞれ識別情報を有し、かつ互いの距離が所定距離以下である場合に互いに無線通信可能になる複数の送受信装置と、それぞれ固有情報を有する複数の受信装置とを用いて、前記移動体の移動経路を分析するための情報を蓄積する方法であって、
    (a)互いの距離が前記所定距離以下となった少なくとも2つの前記送受信装置において、互いに識別情報を送受信する、ステップと、
    (b)各送受信装置において、前記(a)のステップで受信した識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに他の前記送受信装置とのすれ違い情報として記録する、ステップと、
    (c)前記送受信装置が前記受信装置に対して所定の通信領域内に位置している場合に、その送受信装置から、自身の前記識別情報及び前記(b)のステップで記録された前記すれ違い情報を前記受信装置へ送信する、ステップと、
    (d)前記受信装置において、前記(c)のステップで前記送受信装置が送信した前記識別情報を、その識別情報の受信時刻とともに送受信装置通過情報として記録する、ステップと、
    (e)前記受信装置において、前記(c)のステップで前記送受信装置が送信した前記すれ違い情報を記録する、ステップと、
    を備えることを特徴とする、移動情報蓄積方法。
  10. 前記(d)のステップでは、前記受信装置は、前記識別情報の受信時刻及び自身の前記固有情報を、前記識別情報と紐付けて、前記送受信装置通過情報として記録する、
    請求項9に記載の移動情報蓄積方法。
  11. (f)情報収集装置によって、前記複数の受信装置それぞれから、前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報を前記固有情報とともに収集する、ステップを更に備える、
    請求項9または10に記載の移動情報蓄積方法。
  12. (g)前記(f)のステップで収集した前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報に基づいて前記移動体の移動経路を分析する、ステップを更に備える、
    請求項11に記載の移動情報蓄積方法。
  13. 前記(f)のステップでは、前記情報収集装置と前記受信装置との距離が所定距離以下である場合に、前記情報収集装置が無線通信によって、前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報を取得する、
    請求項11または12に記載の移動情報蓄積方法。
  14. 前記(d)及び(e)のステップで、前記受信装置は、前記識別情報ごとに、前記送受信装置通過情報及び前記すれ違い情報を暗号化して記録する、
    請求項9から13のいずれかに記載の移動情報蓄積方法。
  15. (h)前記(d)のステップにおいて前記受信装置が前記識別情報を受信した場合に、その受信装置に対応付けられた撮像装置によって映像の撮影を開始するステップ、を更に備える、
    請求項9から14のいずれかに記載の移動情報蓄積方法。
  16. 前記(h)のステップでは、撮影した映像を、撮影時刻に紐付けて記録する、
    請求項15に記載の移動情報蓄積方法。
JP2017089875A 2017-02-10 2017-04-28 移動情報蓄積システム及び移動情報蓄積方法 Active JP6954591B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017023412 2017-02-10
JP2017023412 2017-02-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018129781A true JP2018129781A (ja) 2018-08-16
JP6954591B2 JP6954591B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=63174478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017089875A Active JP6954591B2 (ja) 2017-02-10 2017-04-28 移動情報蓄積システム及び移動情報蓄積方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6954591B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020046369A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 Zホールディングス株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217681A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Takeshi Shigehiro 対象者移動軌跡把握支援システム及びこれに使用される関連システム
JP2009058999A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Panasonic Corp 監視サーバ、監視システム、監視方法およびプログラム
JP2011014017A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Panasonic Corp 無線端末、情報生成方法、および情報記録方法
JP2014045287A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Fujitsu Ltd 中継プログラム、中継装置及び中継方法
JP2015069516A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 トヨタ自動車株式会社 安否情報伝達方法および安否情報伝達システム
KR20160028703A (ko) * 2014-09-04 2016-03-14 인포뱅크 주식회사 근거리 무선 통신 장치를 이용한 위치 추적 서비스 제공 방법, 그를 이용한 서버 장치 및 시스템

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217681A (ja) * 2007-03-07 2008-09-18 Takeshi Shigehiro 対象者移動軌跡把握支援システム及びこれに使用される関連システム
JP2009058999A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Panasonic Corp 監視サーバ、監視システム、監視方法およびプログラム
JP2011014017A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Panasonic Corp 無線端末、情報生成方法、および情報記録方法
JP2014045287A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Fujitsu Ltd 中継プログラム、中継装置及び中継方法
JP2015069516A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 トヨタ自動車株式会社 安否情報伝達方法および安否情報伝達システム
KR20160028703A (ko) * 2014-09-04 2016-03-14 인포뱅크 주식회사 근거리 무선 통신 장치를 이용한 위치 추적 서비스 제공 방법, 그를 이용한 서버 장치 및 시스템

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
辻 広志 他: "災害時のVirtual Segment方式におけるベースノード復旧順序決定法", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.112 NO.464, JPN6021001122, 28 February 2013 (2013-02-28), pages 203 - 208, ISSN: 0004427220 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020046369A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 Zホールディングス株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP6998849B2 (ja) 2018-09-20 2022-01-18 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6954591B2 (ja) 2021-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108986539B (zh) 停车管理系统、方法、车辆信息采集装置及管理服务器
KR101096376B1 (ko) 차량 단말 및 이동 단말을 이용하여 차량 운행 데이터 기반의 서비스를 제공하는 방법 및 상기 방법을 사용하는 장치
US10582162B2 (en) Image information collecting system and method for collecting image information on moving object
US9602711B2 (en) Wearable camera system and recording control method
US9237267B2 (en) Imaging systems, moving bodies, and imaging control methods for remote monitoring of a moving target
KR20180034568A (ko) 비디오 데이터 관리 방법, 장치, 단말 및 서버
CN111479224B (zh) 高精度轨迹恢复方法、系统及电子设备
KR101201944B1 (ko) 주차 관리 시스템 및 그 방법
RU180536U1 (ru) Автоматизированный комплекс видеорегистрации для патрульно-постовых машин
JP5481678B2 (ja) 位置情報収集システム
US20120184289A1 (en) Positioning system and positioning method thereof
EP2715653A1 (en) Adjacent person specifying apparatus
KR20160096256A (ko) 보호자 디바이스, 피보호자 모니터링 시스템 및 그 방법
KR101885520B1 (ko) 차량 정보 수집 장치 및 그 방법
JP6954591B2 (ja) 移動情報蓄積システム及び移動情報蓄積方法
JP7281505B2 (ja) 捜査支援システム及び捜査支援方法
KR101894145B1 (ko) 이벤트 데이터를 수집하는 방법, 이벤트 데이터를 수집하는 시스템 및 카메라
JP2021124297A (ja) マップ生成システム、マップ生成方法およびプログラム
KR20200000297A (ko) 영상 감시시스템및 드론을 이용한 영상감시방법
CN108366338B (zh) 用于查找电子设备的方法和装置
JP6923249B2 (ja) 移動情報収集システム及び移動情報収集方法
KR101929671B1 (ko) Cctv망 연동형 비콘 신호 수집 전송 장치와 그 장치를 이용한 지능형 관제 시스템
KR20160106975A (ko) 영상 감시시스템 및 이를 이용한 영상 감시방법
KR20160127526A (ko) 이벤트 발생 지점의 영상 정보를 수집하는 방법, 서버 및 시스템
JP2014143477A (ja) 撮像システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6954591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150