JP2018129148A - 灯具 - Google Patents

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麻美 仲田
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Abstract

【課題】光源からの光を導く導光体を備えた灯具において、その導光体の入射部が複数の発光素子からの光を入射させる複数の分岐部を備えている場合であっても、光源光束を有効に利用可能とする。【解決手段】3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させる入射部32として、3つの分岐部32A、32B、32Cを備えた構成とした上で、各分岐部32A、32B、32Cを、その入射端面32Aa、32Ba、32Caから発光部34へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成された構成とする。これにより、各分岐部32A、32B、32Cに入射した光がその表面で内面反射する際の入射角が次第に小さくなるようにし、各発光素子20A、20B、20Cが各分岐部32A、32B、32Cの表面および発光部34との接続部分の表面において内面反射する際の入射角が導光体30の臨界角以上になってしまうのを未然に防止する。【選択図】図2

Description

本願発明は、光源からの光を導く導光体を備えた灯具に関するものである。
従来より、テールランプやクリアランスランプ等の車両用灯具の構成として、光源からの光を導く導光体を備えたものが知られている。
「特許文献1」には、このような灯具における導光体の構成として、複数の発光素子からの光を入射させる入射部と、この入射部から入射した光を内面反射させながら出射させる発光部とを備えたものが記載されている。
この「特許文献1」に記載された導光体の入射部は、発光部から複数の方向に分岐するように形成された複数の分岐部を備えており、これら複数の分岐部の入射端面において複数の発光素子からの光を入射させる構成となっている。
そして、この「特許文献1」には、複数の分岐部として、入射端面から発光部へ向けて一定の断面積で延びるように形成された分岐部と、入射端面から発光部へ向けて断面積が徐々に小さくなるように形成された分岐部とを備えたものが記載されている。
特開2013−222540号公報
複数の分岐部を備えた入射部の構成として、各分岐部がその入射端面から発光部へ向けて一定の断面積で延びるように形成されている場合には、その入射端面から入射した光が分岐部と発光部との接続部分の表面において内面反射する際、その入射角が臨界角以上の値になってしまうことがある。
また、分岐部がその入射端面から発光部へ向けて断面積が徐々に小さくなるように形成されている場合には、その入射端面から入射した光が分岐部の表面で内面反射する際の入射角が次第に大きくなるので、分岐部の表面においても入射角が臨界角以上の値になってしまうことがある。
そして、このように内面反射する際の入射角が臨界角以上の値になってしまうと、導光体を導かれる光の一部が外部に漏れ出してしまうので、光源光束を有効に利用することができなくなってしまう。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、光源からの光を導く導光体を備えた灯具において、その導光体の入射部が複数の発光素子からの光を入射させる複数の分岐部を備えている場合であっても、光源光束を有効に利用することができる灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、導光体の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る灯具は、
光源からの光を導く導光体を備えた灯具において、
上記光源として複数の発光素子を備えており、
上記導光体は、上記複数の発光素子からの光を入射させる入射部と、この入射部から入射した光を内面反射させながら出射させる発光部とを備えており、
上記入射部は、上記発光部から複数の方向に分岐するように形成された複数の分岐部を備えており、これら複数の分岐部の入射端面において上記複数の発光素子からの光を入射させるように構成されており、
上記複数の分岐部のうち少なくとも1つの分岐部は、該分岐部の入射端面から上記発光部へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成されている、ことを特徴とするものである。
上記「発光素子」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光ダイオードやレーザダイオード等が採用可能である。
上記「入射部」は、複数の分岐部の入射端面において複数の発光素子からの光を入射させるように構成されていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。その際、上記「入射部」が3つ以上の分岐部を備えている場合には、これらは発光部の同一箇所から分岐していてもよいし、互いに異なる箇所から分岐していてもよい。
上記各「分岐部」は、その入射端面において、単一の発光素子からの光を入射させる構成となっていてもよいし、複数の発光素子からの光を入射させる構成となっていてもよい。
上記「発光部」は、入射部から入射した光を内面反射させながら出射させるように構成されていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
本願発明に係る灯具は、複数の発光素子からの光を入射部から入射させた後、発光部において内面反射させながら出射させる導光体を備えており、その入射部として、発光部から複数の方向に分岐するように形成された複数の分岐部の入射端面において複数の発光素子からの光を入射させる構成となっているが、複数の分岐部のうち少なくとも1つの分岐部は、その入射端面から発光部へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、入射端面から発光部へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成された分岐部においては、その入射端面から入射した光が該分岐部の表面で内面反射する際の入射角が次第に小さくなるので、分岐部の表面において入射角が導光体の臨界角以上になってしまうのを未然に防止することができ、かつ、発光部との接続部分の表面においても内面反射する際の入射角が導光体の臨界角以上になってしまうのを未然に防止することが容易に可能となる。そしてこれにより光源光束を有効に利用することができる。
このように本願発明によれば、光源からの光を導く導光体を備えた灯具において、その導光体の入射部が複数の発光素子からの光を入射させる複数の分岐部を備えている場合であっても、光源光束を有効に利用することができる。
上記構成において、入射部を構成する複数の分岐部として、発光部の略同一箇所から分岐した3つ以上の分岐部を備えた構成とすれば、導光体における入射部の占有比率を小さくして発光部の占有比率を大きくすることができる。そしてこれにより導光体の発光面積を大きくすることができる。
上記構成において、光源および導光体が、ランプボディと透光カバーとで形成される灯室内に収容された構成とした上で、導光体と透光カバーとの間に、灯具正面視において発光部を露出させた状態で入射部を遮蔽する遮蔽部材が配置された構成とすれば、灯具の見映えを向上させることができる。
上記構成において、複数の発光素子として、互いに異なる点灯モードで点灯する複数種類の発光素子を備えた構成とすれば、灯具機能を高めることができる。
上記構成において、複数の発光素子が共通の基板に搭載された構成とすれば、複数の発光素子の位置関係精度を高めて灯具の配光性能を高めることができ、かつ灯具構成を簡素化することができる。
本願発明の一実施形態に係る灯具を示す正面図 図1の要部を示す断面詳細図 図2のIII−III線断面図 (a)は図3のIVa詳細図、(b)は上記実施形態の第1変形例を示す(a)と同様の図 上記実施形態の第2変形例の要部を示す、図2と同様の図 上記実施形態の第3変形例の要部を示す、図2と同様の図 上記実施形態の第4変形例の要部を示す、図2と同様の図 上記実施形態の第5変形例の要部を示す、図2と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る灯具10を示す正面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る灯具10は、車両の右後部に配置されるテール&ストップランプ(すなわち車両用灯具)であって、ランプボディ12と透明のアウターカバー14とで形成される灯室内に、3つの発光素子20A、20B、20Cと、これら3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を導光する導光体30とが収容された構成となっている。
図2は、図1の要部を示す断面詳細図であり、図3は、図2のIII−III線断面図である。
本実施形態に係る灯具10としては、図3において、Xで示す方向が「前方」(車両としては「後方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「右方向」(車両としても「右方向」)である。
これらの図に示すように、導光体30は、右方向へ向けてやや灯具後方側に傾斜して延びるように形成されている。この導光体30は、その右端部が3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させる入射部32を構成しており、それ以外の部分が入射部32から入射した光を内面反射させながら出射させる発光部34を構成している。
3つの発光素子20A、20B、20Cは、いずれも赤色発光ダイオードであって、共通の基板22に対して上下方向に略等間隔をおいて搭載されている。この基板22は、ランプボディ12等に支持されている。
3つの発光素子20A、20B、20Cは、上下対称の位置関係で左方向(すなわち車幅方向内側)へ向けて配置されている。その際、中央に位置する発光素子20Aは、その発光面を水平方向に向けて配置されており、上側に位置する発光素子20Bは、その発光面を水平方向よりもやや下向き(例えば10〜20°程度下向き)の方向へ向けて配置されており、下側に位置する発光素子20Cは、その発光面を水平方向よりもやや上向き(例えば10〜20°程度上向き)の方向へ向けて配置されている。
これら3つの発光素子20A、20B、20Cは、中央に位置する発光素子20Aがテールランプ点灯モードで点灯し、上下1対の発光素子20B、20Cがストップランプ点灯モードで点灯するように構成されている。
図1に示すように、上記灯室内における導光体30と透光カバー14との間には、灯具正面視(すなわち車両後面視)において発光部34を露出させた状態で入射部32を遮蔽するパネル状の遮蔽部材16が配置されている。この遮蔽部材16は、灯具正面視において発光部34を囲むように形成された横長矩形状の開口部16aを有している。そして、この遮蔽部材16は、灯具正面視において3つの発光素子20A、20B、20Cおよび基板22をも遮蔽するように形成された状態で、ランプボディ12等に支持されている。
次に、導光体30の具体的な構成について説明する。
導光体30は、アクリル(PMMA)樹脂やポリカーボネート(PC)樹脂等の透明な樹脂成形品として構成されており、上下対称の形状を有している。
導光体30の発光部34は、円柱状に形成されており、その後面部には複数の反射素子34sがその長手方向に略等間隔で形成されている。
図2に示すように、導光体30の入射部32は、発光部34の右端に位置する同一箇所(すなわち、発光部34の中心軸線Ax上に位置する点A)から上下3方向に分岐するように形成された3つの分岐部32A、32B、32Cを備えている。そして、各分岐部32A、32B、32Cは、その先端に位置する入射端面32Aa、32Ba、32Caにおいて各発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させるように構成されている。
中央に位置する分岐部32Aは、点Aから中心軸線Axと同軸の中心軸線Axaに沿って右方向へ延びており、その入射端面32Aaが発光素子20Aの発光面と正対している。上側に位置する分岐部32Bは、点Aから中心軸線Axbに沿って右斜め上方向(例えば中心軸線Axaに対して10〜20°程度上向きの方向)に延びており、その入射端面32Baが発光素子20Bの発光面と正対している。下側に位置する分岐部32Cは、点Aから中心軸線Axcに沿って右斜め下方向(例えば中心軸線Axaに対して10〜20°程度下向きの方向)に延びており、その入射端面32Caが発光素子20Cの発光面と正対している。
3つの分岐部32A、32B、32Cの表面は、いずれも中心軸線Axa、Axb、Axcを中心とする同一サイズの円錐面形状を有している。すなわち、各分岐部32A、32B、32Cは、その中心軸線Axa、Axb、Axcと直交する平面に沿った断面形状が円形になっている。そして、各分岐部32A、32B、32Cは、その入射端面32Aa、32Ba、32Caから発光部34の右端位置へ向けて円形の断面形状の断面積が徐々に大きくなるように形成されており、その基端部において互いに一体化した状態で発光部34に接続されている。
図4(a)は、図3のIVa詳細図である。
図4(a)にも示すように、発光部34の後面部に形成された複数の反射素子34sは、いずれも発光部34の外周面を削るようにして凹状に形成されている。その際、各反射素子34sは、直線部を有する楔状の水平断面形状で上下方向に延びるように形成されている。そして、入射部32から入射して発光部34の外周面を全反射により内面反射しながら左方向へ導かれる光のうち、その途中で各反射素子34sに到達した光を、該反射素子34sにおいて灯具正面方向寄りの方向へ全反射により内面反射させ、発光部34の前面部から灯具前方へ出射させるようになっている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る灯具10は、3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射部32から入射させた後、発光部34において内面反射させながら出射させる導光体30を備えており、その入射部32として、発光部34から上下3方向に分岐するように形成された3つの分岐部32A、32B、32Cの入射端面32Aa、32Ba、32Caにおいて3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させる構成となっているが、各分岐部32A、32B、32Cは、その入射端面32Aa、32Ba、32Caから発光部34へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、入射端面32Aa、32Ba、32Caから発光部34へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成された分岐部32A、32B、32Cにおいては、その入射端面32Aa、32Ba、32Caから入射した光が該分岐部32A、32B、32Cの表面(すなわち外周面)で内面反射する際の入射角が次第に小さくなるので、分岐部32A、32B、32Cの表面において入射角が導光体30の臨界角以上になってしまうのを未然に防止することができ、かつ、発光部34との接続部分の表面においても内面反射する際の入射角が導光体30の臨界角以上になってしまうのを未然に防止することが容易に可能となる。そしてこれにより光源光束を有効に利用することができる。
このように本実施形態によれば、光源からの光を導く導光体30を備えた灯具10において、その導光体30の入射部32が3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させる3つの分岐部32A、32B、32Cを備えている場合であっても、光源光束を有効に利用することができる。
本実施形態においては、入射部32を構成する3つの分岐部32A、32B、32Cが発光部34の同一箇所から分岐しているので、導光体30における入射部32の占有比率を小さくして発光部34の占有比率を大きくすることができる。そしてこれにより導光体30の発光面積を大きくすることができる。
本実施形態においては、3つの発光素子20A、20B、20Cおよび導光体30がランプボディ12と透光カバー14とで形成される灯室内に収容された構成となっているが、導光体30と透光カバー14との間には、灯具正面視において発光部34を露出させた状態で入射部32を遮蔽する遮蔽部材16が配置されているので、灯具10の見映えを向上させることができる。
本実施形態においては、3つの発光素子20A、20B、20Cのうち、中央に位置する発光素子20Aがテールランプ点灯モードで点灯し、上下1対の発光素子20B、20Cがストップランプ点灯モードで点灯する構成となっているので、灯具機能を高めることができ、かつ灯具10が各点灯モードでバランス良く光って見えるようにすることができる。
本実施形態においては、3つの発光素子20A、20B、20Cが共通の基板22に搭載されているので、3つの発光素子20A、20B、20Cの位置関係精度を高めて灯具10の配光性能を高めることができ、かつ灯具構成を簡素化することができる。
上記実施形態においては、導光体30の発光部34が円柱状に形成されているものとして説明したが、それ以外の形状(例えば楕円柱状や角柱状等)に形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、複数の反射素子34sが発光部34の外周面を削るようにして凹状に形成されているものとして説明したが、複数の反射素子34sが発光部34の外周面から突出するように形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、3つの分岐部32A、32B、32Cがいずれも同一サイズの円錐形状を有しているものとして説明したが、互いに異なるサイズの円錐形状を有する構成とすることも可能である。また、各分岐部32A、32B、32Cとして、円錐形状以外の形状(例えば楕円錐形状や角錐形状等)を有する構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、各分岐部32A、32B、32C毎に、その入射端面32Aa、32Ba、32Caと正対した状態で発光素子20A、20B、20Cが1つずつ配置されているものとして説明したが、これ以外の構成(例えば、中央の分岐部32Aの入射端面32Aaに対して複数の発光素子20Aが配置されるとともに上下両側の各分岐部32B、32Cの入射端面32Ba、32Caに対して1つの発光素子20B、20Cが配置された構成等)とすることも可能である。
上記実施形態においては、中央の発光素子20Aがテールランプ点灯モードで点灯し、上下1対の発光素子20B、20Cがストップランプ点灯モードで点灯するものとして説明したが、それ以外の態様で点灯する構成(例えば、上下1対の発光素子20B、20Cがテールランプ点灯モードで点灯し、中央の発光素子20Aがストップランプ点灯モードで明るく点灯する構成等)を採用することも可能である。
上記実施形態においては、灯具10がテール&ストップランプである場合について説明したが、それ以外の車両用灯具(例えば、クリアランスランプ、デイタイムランニングランプ、ターンシグナルランプ、ルームランプ等)であってもよく、さらには車両用灯具以外の灯具であってもよい。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図4(b)は、本変形例に係る灯具の要部を示す、図4(a)と同様の図である。
図4(b)に示すように、本変形例に係る灯具の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、導光体130における発光部134の構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の導光体130は、その発光部134の後面部に形成された各反射素子134sが、左方向へ向けて傾斜角度が順次大きくなる3つの直線部134s1、134s2、134s3を備えた構成となっている。
本変形例の構成を採用することにより、発光部134を導かれる途中で各反射素子134sに到達した光を、該反射素子134sにおいて全反射により内面反射させる際、その反射方向を3つの直線部134s1、134s2、134s3によって左右方向に拡げることができ、これにより発光部134の前面部から灯具前方へ出射する光を左右両側に拡がる拡散光とすることができる。そしてこれにより点灯時における灯具10の見映えを一層向上させることができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る灯具の要部を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る灯具の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、導光体230における入射部232の構成および3つの発光素子20A、20B、20Cの配置が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の導光体230も、上記実施形態の導光体30と同様、その発光部234が円柱状に形成されており、その後面部には複数の反射素子234sが形成されている。また本変形例においても、導光体230の入射部232が発光部234の同一箇所から上下3方向に分岐するように形成された3つの分岐部232A、232B、232Cを備えており、その入射端面232Aa、232Ba、232Caにおいて3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させる構成となっている。
その際、3つの分岐部232A、232B、232Cは、上記実施形態の分岐部32A、32B、32Cと同一形状で形成されているが、その入射端面232Aa、232Ba、232Caが、発光部34の中心軸線Ax(および分岐部232Aの中心軸線Axa)と直交する同一の鉛直面に沿って延びるように形成されている点で、上記実施形態の場合と異なっている。
そして本変形例においては、各発光素子20A、20B、20Cが、各分岐部232A、232B、232Cの入射端面232Aa、232Ba、232Caと正対した状態で左向きに配置されている。そして、3つの発光素子20A、20B、20Cは、平板状に形成された共通の基板222に搭載されている。
本変形例の構成を採用した場合には、各入射端面232Aa、232Ba、232Caから入射した各発光素子20A、20B、20Cからの光が各分岐部232A、232B、232Cの表面で内面反射する際の入射角が上記実施形態の場合とは異なったものとなるが、その入射角が導光体230の臨界角以上になってしまうことはなく、また発光部234との接続部分の表面においても導光体230の臨界角以上になってしまうことはない。
したがって、本変形例の構成を採用した場合においても上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
そして、本変形例の構成を採用することにより、基板222の形状を簡素化することができる。
次に、上記実施形態の第3変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る灯具の要部を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る灯具の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、導光体330における入射部332の構成および3つの発光素子20A、20B、20Cの配置が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の導光体330も、上記実施形態の導光体30と同様、その発光部334が円柱状に形成されており、その後面部には複数の反射素子334sが形成されている。また本変形例においても、導光体330の入射部332が発光部334から上下3方向に分岐するように形成された3つの分岐部332A、332B、332Cを備えており、その入射端面332Aa、332Ba、332Caにおいて3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させる構成となっている。
その際、3つの分岐部332A、332B、332Cは、上記実施形態の分岐部32A、32B、32Cと同一形状で形成されているが、上側の分岐部332Bが上記実施形態の分岐部32Bよりも左側に大きく変位しているとともに下側の分岐部332Cが上記実施形態の分岐部32Cよりも左側に多少変位している点で上記実施形態の場合と異なっている。
そして本変形例においては、各発光素子20A、20B、20Cが、各分岐部332A、332B、332Cの入射端面332Aa、332Ba、332Caと正対した状態で互いに左右方向にずれた位置に配置されている。これら3つの発光素子20A、20B、20Cは、別々の基板322A、322B、322Cに搭載されている。
本変形例の構成を採用した場合には、入射部332として、3つの分岐部332A、332B、332Cの基端部が一体化する位置が左右方向にずれた構成となるが、各入射端面332Aa、332Ba、332Caから入射した各発光素子20A、20B、20Cからの光が各分岐部332A、332B、332Cの表面で内面反射する際の入射角が導光体330の臨界角以上になってしまうことはなく、また発光部334との接続部分の表面においても導光体330の臨界角以上になってしまうことはない。
したがって、本変形例の構成を採用した場合においても上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
次に、上記実施形態の第4変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る灯具の要部を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る灯具の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、導光体430における入射部432の構成および2つの発光素子20A、20Bの配置が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の導光体430も、上記実施形態の導光体30と同様、その発光部434が円柱状に形成されており、その後面部には複数の反射素子434sが形成されている。
一方、本変形例の導光体430は、その入射部432が発光部434から上下2方向に分岐するように形成された2つの分岐部432A、432Bを備えており、その入射端面432Aa、432Baにおいて2つの発光素子20A、20Bからの光を入射させる構成となっている。
その際、下側の分岐部432Aは、中心軸線Axと同軸の中心軸線Axaに沿って右方向へ延びており、発光部434をそのまま延長させた円柱形状を有している。上側の分岐部432Bは、中心軸線Axbに沿って右斜め上方向へ延びており、上記実施形態の分岐部32Bと同一の形状を有している。
そして本変形例においては、各発光素子20A、20Bが、各分岐部432A、432Bの入射端面432Aa、432Baと正対した状態で配置されている。これら2つの発光素子20A、20Bは、別々の基板422A、422Bに搭載されている。
本変形例においては、下側の分岐部432Aが入射端面432Aaから発光部434へ向けて一定の断面積で延びるように形成されているが、上側の分岐部432Bが入射端面432Baから発光部434へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成されているので、各入射端面432Aa、432Baから入射した各発光素子20A、20Bからの光が各分岐部432A、432Bの表面で内面反射する際の入射角が導光体430の臨界角以上になってしまうことはなく、また発光部434との接続部分の表面においても導光体430の臨界角以上になってしまうことはない。
したがって、本変形例の構成を採用した場合においても上記実施形態の場合と略同様の作用効果を得ることができる。
次に、上記実施形態の第5変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る灯具の要部を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る灯具の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、導光体530における入射部532の構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の導光体530も、上記実施形態の導光体30と同様、その発光部534が円柱状に形成されており、その後面部には複数の反射素子534sが形成されている。また本変形例においても、導光体530の入射部532が発光部534の同一箇所から上下3方向に分岐するように形成された3つの分岐部532A、532B、532Cを備えており、その入射端面532Aa、532Ba、532Caにおいて3つの発光素子20A、20B、20Cからの光を入射させる構成となっている。
その際、各分岐部532A、532B、532Cは、上記実施形態の場合と同様、円形の断面形状で入射端面532Aa、532Ba、532Caから発光部534へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成されているが、上記実施形態の場合のように断面積が一定の割合で大きくなるのではなく、その割合が次第に大きくなるように形成されている。そして、各分岐部532A、532B、532Cの表面は、その基端部において発光部534の表面と滑らかの接続されるように形成されている。
本変形例の構成を採用することにより、各入射端面532Aa、532Ba、532Caから入射した各発光素子20A、20B、20Cからの光が各分岐部532A、532B、532Cの表面や発光部534との接続部分の表面で内面反射する際の入射角が導光体530の臨界角以上になってしまうのを、より一層効果的に防止することができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10 灯具
12 ランプボディ
14 アウターカバー
16 遮蔽部材
16a 開口部
20A、20B、20C 発光素子(光源)
22、222、322A、322B、322C、422A、422B 基板
30、130、230、330、430、530 導光体
32、232、332、432、532 入射部
32A、32B、32C、232A、232B、232C、332A、332B、332C、432A、432B、532A、532B、532C 分岐部
32Aa、32Ba、32Ca、232Aa、232Ba、232Ca、332Aa、332Ba、332Ca、432Aa、432Ba、532Aa、532Ba、532Ca 入射端面
34、134、234、334、434、534 発光部
34s、134s、234s、334s、434s、534s 反射素子
134s1、134s2、134s3 直線部
A 点
Ax、Axa、Axb、Axc 中心軸線

Claims (5)

  1. 光源からの光を導く導光体を備えた灯具において、
    上記光源として複数の発光素子を備えており、
    上記導光体は、上記複数の発光素子からの光を入射させる入射部と、この入射部から入射した光を内面反射させながら出射させる発光部とを備えており、
    上記入射部は、上記発光部から複数の方向に分岐するように形成された複数の分岐部を備えており、これら複数の分岐部の入射端面において上記複数の発光素子からの光を入射させるように構成されており、
    上記複数の分岐部のうち少なくとも1つの分岐部は、該分岐部の入射端面から上記発光部へ向けて断面積が徐々に大きくなるように形成されている、ことを特徴とする灯具。
  2. 上記複数の分岐部として、上記発光部の略同一箇所から分岐した3つ以上の分岐部を備えている、ことを特徴とする請求項1記載の灯具。
  3. 上記光源および上記導光体は、ランプボディと透光カバーとで形成される灯室内に収容されており、上記導光体と上記透光カバーとの間に、灯具正面視において上記発光部を露出させた状態で上記入射部を遮蔽する遮蔽部材が配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の灯具。
  4. 上記複数の発光素子として、互いに異なる点灯モードで点灯する複数種類の発光素子を備えている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の灯具。
  5. 上記複数の発光素子は、共通の基板に搭載されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の灯具。
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