JP2017195134A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017195134A
JP2017195134A JP2016085886A JP2016085886A JP2017195134A JP 2017195134 A JP2017195134 A JP 2017195134A JP 2016085886 A JP2016085886 A JP 2016085886A JP 2016085886 A JP2016085886 A JP 2016085886A JP 2017195134 A JP2017195134 A JP 2017195134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light guide
shaped light
plate
end surface
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016085886A
Other languages
English (en)
Inventor
康平 武永
Kohei Takenaga
康平 武永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2016085886A priority Critical patent/JP2017195134A/ja
Publication of JP2017195134A publication Critical patent/JP2017195134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)

Abstract

【課題】棒状導光体および板状導光体を備えた車両用灯具において、棒状導光体が灯具前後方向と斜めに交差する方向に延びている場合であっても、棒状導光体からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、灯具正面視において板状導光体の前端面が略均一に発光して見えるようにする。【解決手段】板状導光体40の後端面40bの構成として、棒状導光体30が延びる所要方向に関して複数の領域(光入射素子40bs)に区分けされるとともに、これら複数の領域が、互いに隣接する領域相互間に第1段差部40r1を介在させた状態で配置された構成とする。これにより、後端面40bが上記所要方向に延びているにもかかわらず、棒状導光体30からの出射光が板状導光体40に入射する際、その後端面40bにおいて灯具正面方向からずれた方向に屈折してしまうのを防止し、板状導光体40に入射した光をその前端面40aの略全域に到達可能とする。【選択図】図1

Description

本願発明は、棒状導光体および板状導光体を備えた車両用灯具に関するものである。
従来より、テールランプやクリアランスランプ等の車両用灯具の構成として、棒状導光体および板状導光体を備えたものが知られている。
例えば「特許文献1」には、光源と、この光源から入射した光を灯具前後方向と直交する方向に導く棒状導光体と、この棒状導光体の周面部から出射した光を灯具前後方向と直交する方向に延びる後端面から入射させて前端面から出射させる板状導光体とを備えた車両用灯具が記載されている。
特開2014−157804号公報
上記「特許文献1」に記載された車両用灯具のように、棒状導光体および板状導光体を備えた構成とすることにより、灯具正面視において板状導光体の前端面が略均一に発光して見えるようにすることが可能となる。
このような車両用灯具において、棒状導光体が灯具前後方向と斜めに交差する方向に延びるように配置されている場合には、板状導光体についてもその後端面が灯具前後方向と斜めに交差する方向に延びるように形成された構成とすることが、棒状導光体からの出射光の利用効率を高める上で好ましい。
しかしながら、板状導光体の後端面が灯具前後方向と斜めに交差する方向に延びている場合には、棒状導光体からの出射光が板状導光体に入射する際、その後端面において灯具正面方向からずれた方向に屈折してしまうので、板状導光体に入射した光をその前端面の略全域に到達させることが困難となる。したがって、灯具正面視において板状導光体の前端面が略均一に発光して見えるようにすることが困難となる。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、棒状導光体および板状導光体を備えた車両用灯具において、棒状導光体が灯具前後方向と斜めに交差する方向に延びている場合であっても、棒状導光体からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、灯具正面視において板状導光体の前端面が略均一に発光して見えるようにすることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、板状導光体の構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
光源と、この光源から入射した光を所要方向に導く棒状導光体と、この棒状導光体の周面部から出射した光を上記所要方向に延びる後端面から入射させて前端面から出射させる板状導光体と、を備えた車両用灯具において、
上記所要方向は、灯具前後方向と斜めに交差する方向に設定されており、
上記板状導光体の後端面は、上記所要方向に関して複数の領域に区分けされており、
これら複数の領域は、互いに隣接する領域相互間に第1段差部を介在させた状態で配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光ダイオードやレーザダイオード等が採用可能である。
上記「所要方向」は、灯具前後方向と斜めに交差する方向であれば、灯具前後方向に対する具体的な傾斜角度は特に限定されるものではない。また、上記「所要方向」は、直線状に延びる方向であってもよいし、曲線状に延びる方向であってもよい。
上記「複数の領域」の具体的な数は特に限定されるものではなく、また、各「領域」の具体的な幅や表面形状等は特に限定されるものではない。
本願発明に係る車両用灯具においては、棒状導光体が延びる所要方向が灯具前後方向と斜めに交差する方向に設定されているが、板状導光体もその後端面が上記所要方向に延びるように形成されているので、棒状導光体からの出射光の利用効率を高めることができる。
その上で、本願発明に係る車両用灯具においては、板状導光体の後端面が上記所要方向に関して複数の領域に区分けされており、かつ、これら複数の領域は互いに隣接する領域相互間に第1段差部を介在させた状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、板状導光体の後端面が上記所要方向に延びているにもかかわらず、棒状導光体からの出射光が板状導光体に入射する際、その後端面において灯具正面方向からずれた方向に屈折してしまうのを防止または抑制することが可能となる。したがって、板状導光体に入射した光をその前端面の略全域に到達させることが可能となる。そしてこれにより、灯具正面視において板状導光体の前端面が略均一に発光して見えるようにすることが可能となる。
このように本願発明によれば、棒状導光体および板状導光体を備えた車両用灯具において、棒状導光体が灯具前後方向と斜めに交差する方向に延びている場合であっても、棒状導光体からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、灯具正面視において板状導光体の前端面が略均一に発光して見えるようにすることができる。
上記構成において、板状導光体として、その後端面が上記所要方向と直交する方向に関しても複数の領域に区分けされた構成とした上で、これら複数の領域が互いに隣接する領域相互間に第2段差部を介在させた状態で配置された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、板状導光体の後端面が上記所要方向と直交する方向にも傾斜している場合には、板状導光体に入射した光は板状導光体の片面または両面で全反射した後にその前端面に到達することとなる。したがって、板状導光体に入射した光を上記所要方向と直交する方向に関して板状導光体の前端面の略全域に到達させることが困難となる。
これに対し、板状導光体の後端面が上記所要方向と直交する方向に関して複数の領域に区分けされた構成とした上で、これら複数の領域が互いに隣接する領域相互間に第2段差部を介在させた状態で配置された構成とすることにより、板状導光体の後端面が上記所要方向と直交する方向に傾斜している場合であっても、板状導光体に入射した光を上記所要方向と直交する方向に関して板状導光体の前端面の略全域に到達させることが可能となる。したがって、灯具正面視において板状導光体の前端面が略均一に発光して見えるようにすることが可能となる。
上記構成において、板状導光体の前端面の構成として、上記所要方向に関して複数の領域に区分けされており、かつ、これら複数の領域が互いに隣接する領域相互間に第3段差部を介在させた状態で配置された構成とした上で、これら各領域が光拡散素子として構成されたものとすれば、板状導光体の前端面が上記所要方向に延びるように形成されている場合であっても、この前端面からの出射光を灯具正面方向を中心にして略均等に拡散する光とすることができる。
上記構成において、棒状導光体を支持するためのベース部材を備えた構成とした上で、棒状導光体における上記所要方向の一端部に、灯具前後方向と交差する第1の方向に延びる第1タブが形成された構成とし、この第1タブにおいて棒状導光体がベース部材に固定された構成とすれば、棒状導光体が上記所要方向に延びるように配置されているにもかかわらず、その支持が確実に行われるようにすることができる。
このようにした場合において、板状導光体における上記所要方向の一端面に第1の方向に延びる第2タブが形成された構成とし、この第2タブを第1タブと重ね合わせた状態で板状導光体がベース部材に固定された構成とすれば、棒状導光体と板状導光体との位置関係を一定に維持した上で、両者の支持が確実に行われるようにすることができる。
上記構成において、灯具正面視において板状導光体を囲むように配置されたカバー部材を備えた構成とすれば、車両用灯具の意匠性を高めることができる。
その際、このカバー部材における第1タブと対応する位置に第1の方向に延びる第3タブが形成された構成とし、この第3タブを第1および第2タブと重ね合わせた状態でカバー部材がベース部材に固定された構成とすれば、棒状導光体と板状導光体とカバー部材との位置関係を一定に維持した上で、三者の支持が確実に行われるようにすることができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す平断面図 図1のII−II線断面図 図1のIII 部詳細図 図1のIV方向矢視図 上記実施形態の板状導光体を単品で示す斜視図 上記実施形態の変形例を示す、図4と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す平断面図であり、図2は、図1のII−II線断面図である。また、図3は、図1のIII 部詳細図であり、図4は、図1のIV方向矢視図である。
これらの図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の左前端部に設けられるクリアランスランプであって、ランプボディ12と素通し状の透光カバー14とで形成される灯室内に、光源20と、この光源20から入射した光を灯具前後方向と斜めに交差する所要方向に導く棒状導光体30と、この棒状導光体30の周面部30cから出射した光を上記所要方向に延びる後端面40bから入射させて前端面40aから出射させる板状導光体40とが収容された構成となっている。
なお、車両用灯具10としては、図1において、Xで示す方向が「前方」(車両としても「前方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「左方向」(車両としても「左方向」であるが灯具正面視では「右方向」)である。
透光カバー14は、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方側に回り込むように形成されており、また、図2に示すように、後方へ向けて斜め上方側に延びるように形成されている。
上記灯室内には、さらに、灯具正面視において板状導光体40を囲むように配置されたカバー部材50と、このカバー部材50を光源20、棒状導光体30および板状導光体40と共に支持するベース部材60とが収容されている。
光源20は、白色発光ダイオードであって、その発光面を前方へ向けた状態で、基板22を介してヒートシンク24に支持されている。
ヒートシンク24は、ベース部材60にネジ締め等によって固定されている。ベース部材60は、ランプボディ12に固定支持されている。
棒状導光体30は、水平面に沿って車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方側に回り込むようにして凸曲線状に延びており、その曲率は車幅方向外側へ向かうに従って徐々に大きくなっている。
この棒状導光体30は、車幅方向外側の第1端面30aが車幅方向に延びる鉛直面で構成されており、車幅方向内側の第2端面30bが前後方向に延びる鉛直面で構成されている。そして、この棒状導光体30は、光源20からの出射光を、その第1端面30aから入射させた後、その第2端面30bへ向けて該棒状導光体30内を導くようになっている。
この棒状導光体30の周面部30cは、略円形の断面形状を有しており、その後方側表面には複数の反射素子30sが形成されている。これら各反射素子30sは、上記所要方向に連続的に略等間隔で並ぶようにして配置された状態で、周面部30cの後方側表面から平面視において楔状に突出するように形成されている。
そして、この棒状導光体30においては、その第1端面30aから入射した第1光源22からの光を、各反射素子30sにおいて全反射により内面反射させて、その周面部30cの前方側表面から前方へ出射させるようになっている。
この棒状導光体30は、ベース部材60に固定支持されている。
すなわち、この棒状導光体30における第1端面30a側の端部には、その周面部30cから水平面に沿って車幅方向外側へ延びる第1タブ30dが形成されている。また、この棒状導光体30における第2端面30b側の端部には、平面視において前方へ延びてから車幅方向内側へ延びるL字形の第1タブ30eが形成されている。そして、この棒状導光体30は、第1タブ30dにおいてネジ62によってベース部材60にネジ締め固定されるとともに、第1タブ30eにおいてネジ64によって板状導光体40およびカバー部材50と共にベース部材60にネジ締め固定されている(これについては後述する)。
板状導光体40は、水平面に沿って平板状に延びるように形成されている。
この板状導光体40の前端面40aは、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方側に回り込むように形成された透光カバー14に対応させて、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方側に変位するように形成されている。
また、この板状導光体40の後端面40bも、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方側に変位するように形成されている。その際、この後端面40bは、棒状導光体30の周面部30cと略一定の間隔をおいて延びるように形成されている。
この板状導光体40は、車幅方向外側の側端面40cが前後方向に延びるように形成されており、その後端部には鉛直面に沿って車幅方向外側へ延びる第2タブ40dが形成されている。また、この板状導光体40は、車幅方向内側の側端面40eが略前後方向に延びるように形成されており、その後端近傍部位には鉛直面に沿って車幅方向内側へ延びる第2タブ40fが形成されている。その際、第2タブ40fは、棒状導光体30の第1タブ30dと対応する位置に形成されている。
カバー部材50は、灯具正面視において横長矩形状の開口部50aを有しており、この開口部50aにおいて板状導光体40をその後端面40b寄りの位置で囲むように配置されている。
このカバー部材50の車幅方向内側の端部には、前後方向と直交する鉛直面に沿って車幅方向内側へ延びる第3タブ50bが形成されている。この第3タブ50bは、板状導光体40の第2タブ40fと対応する位置に形成されている。
そして、このカバー部材50は、その第3タブ50bを棒状導光体30の第1タブ30dおよび板状導光体40の第2タブ40fと重ね合わせた状態で、ネジ64によって前方側からベース部材60にネジ締め固定されている。
なお、このカバー部材50は、その車幅方向外側の端部をベース部材60に当接させることによって、その位置決めが図られるようになっている。
また、板状導光体40は、その車幅方向外側の第2タブ40dにおいてもネジ66によってベース部材60にネジ締め固定されている。
図5は、板状導光体40を単品で示す斜視図である。
同図にも示すように、板状導光体40の後端面40bは、上記所要方向(すなわち棒状導光体30が延びる方向)およびこれと直交する方向に関して複数の領域に区分けされている。
具体的には、この後端面40bは、車幅方向に複数の領域に区分けされた上で、これら各領域はさらに上下方向に複数の領域に区分けされている。そしてこれにより、この後端面40bは、灯具背面視において複数の矩形状の光入射素子40bsが縦横格子状に配置された構成となっている。その際、これら各光入射素子40bsは、前後方向と直交する鉛直面に沿って延びる平面で構成されており、略同一の外形形状を有している。
この後端面40bには、車幅方向に隣接する光入射素子40bs相互間に第1段差部40r1が介在しており、また、上下方向に隣接する光入射素子40bs相互間に第2段差部40r2が介在している。
その際、各第1段差部40r1は、車幅方向外側に位置するものほど前後方向の幅が大きい値に設定されている。そしてこれにより、後端面40bが棒状導光体30の周面部30cと略一定の間隔をおいて延びるようにしている。
一方、各第2段差部40r2は、各光入射素子40bsの下端縁から前方へ向けて略同じ幅で延びるように形成されている。そしてこれにより、後端面40bが全体的に後方へ向けて斜め上方側に延びるように形成されたものとなるようにしている。
板状導光体40の前端面40aも、上記所要方向およびこれと直交する方向に関して複数の領域に区分けされている。
具体的には、この前端面40aも、車幅方向に複数の領域に区分けされた上で、これら各領域がさらに上下方向に複数の領域に区分けされている。そしてこれにより、この前端面40aは、灯具正面視において複数の光拡散素子40asが縦横格子状に配置された構成となっている。その際、これら各光拡散素子40asは、前後方向と直交する鉛直面に対して前方側へ膨らんだ略球面状の凸曲面で構成されており、略同一の矩形状の外形形状を有している。
この前端面40aには、車幅方向に隣接する光拡散素子40as相互間に第3段差部40r3が介在しており、また、上下方向に隣接する光拡散素子40as相互間に第4段差部40r4が介在している。
その際、各第4段差部40r4は、各光拡散素子40asの下端縁から前方へ向けて略同じ幅で延びるように形成されている。そしてこれにより、前端面40aが全体的に後方へ向けて斜め上方側に延びるように形成されたものとなるようにしている。
図1に示すように、棒状導光体30内を導かれて、その周面部30cの前方側表面から前方へ出射した光は、板状導光体40に対して、その後端面40bから入射するが、この後端面40bを構成する各光入射素子40bsは前後方向と直交する鉛直面に沿って延びる平面で構成されているので、棒状導光体30からの出射光は各光入射素子40bsにおいて灯具正面方向寄りの方向に屈折することとなる。そして、このようにして板状導光体40に入射した光は、その前端面40aに形成された各光拡散素子40asにおいて上下方向および左右方向に拡散する光として前方へ出射することとなる。その際、各光拡散素子40asは、前後方向と直交する鉛直面に対して前方側へ膨らんだ略球面状の凸曲面で構成されているので、該光拡散素子40asからの出射光は灯具正面方向を略中心として拡散する光となる。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10においては、棒状導光体30が延びる所要方向が、水平面に沿って車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方側に回り込む方向(すなわち灯具前後方向と斜めに交差する方向)に設定されているが、板状導光体40もその後端面40bが上記所要方向に延びるように形成されているので、棒状導光体30からの出射光の利用効率を高めることができる。
その上で、本実施形態に係る車両用灯具10においては、板状導光体40の後端面40bが上記所要方向に関して複数の領域に区分けされており、かつ、これら複数の領域は互いに隣接する領域相互間に第1段差部40r1を介在させた状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、仮に、図3において2点鎖線で示すように、板状導光体40の後端面40b´が、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて後方側に変位する単一の曲面または平面で構成されているとした場合には、棒状導光体30からの出射光が板状導光体40に入射する際、その後端面40b´において車幅方向外側へ大きく屈折してしまうので、その前端面40aにおける車幅方向内側の側端面40e寄りの部分に到達する光が得られなくなってしまう。
これに対し、本実施形態の板状導光体40は、その後端面40bが上記所要方向に関して複数の領域に区分けされており、かつ、これら複数の領域は互いに隣接する領域相互間に第1段差部40r1を介在させた状態で配置されているので、板状導光体40の後端面40bが上記所要方向に延びているにもかかわらず、棒状導光体30からの出射光が板状導光体40に入射する際、その後端面40bにおいて灯具正面方向からずれた方向に屈折してしまうのを防止または抑制することが可能となる。したがって、板状導光体40に入射した光をその前端面40aの略全域に到達させることが可能となる。そしてこれにより、灯具正面視において板状導光体40の前端面40aが略均一に発光して見えるようにすることが可能となる。
このように本実施形態によれば、棒状導光体30および板状導光体40を備えた車両用灯具10において、その棒状導光体30が灯具前後方向と斜めに交差する方向に延びているにもかかわらず、棒状導光体30からの出射光の利用効率を低下させてしまうことなく、灯具正面視において板状導光体40の前端面40aが略均一に発光して見えるようにすることができる。
しかも本実施形態においては、板状導光体40として、その後端面40bが上下方向(すなわち上記所要方向と直交する方向)に関しても複数の領域に区分けされた構成とした上で、これら複数の領域が互いに隣接する領域相互間に第2段差部40r2を介在させた状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、仮に、図2において2点鎖線で示すように、板状導光体40の後端面40b´が、鉛直面内において後方へ向けて斜め上方側に延びる単一の曲面または平面で構成されているとした場合には、棒状導光体30からの出射光が板状導光体40に入射する際、その後端面40b´において上方側へ大きく屈折してしまうので、板状導光体40に入射した光の多くは板状導光体40の上面で全反射した後にその前端面40aに到達することとなる。このため、前端面40aにおける下面寄りの部分に到達する光が得られなくなってしまう。
これに対し、本実施形態の板状導光体40は、その後端面40bが上下方向に関して複数の領域に区分けされており、かつ、これら複数の領域は互いに隣接する領域相互間に第2段差部40r2を介在させた状態で配置されているので、板状導光体40の後端面40bが全体として後方側へ傾斜しているにもかかわらず、板状導光体40に入射した光を上下方向に関して板状導光体40の前端面40aの略全域に到達させることが可能となる。したがって、灯具正面視において板状導光体40の前端面40aが略均一に発光して見えるようにすることが可能となる。
さらに本実施形態においては、板状導光体40の前端面40aが上記所要方向および上下方向に関して複数の領域に区分けされており、かつ、これら複数の領域は互いに隣接する領域相互間に第3段差部40r3および第4段差部40r4を介在させた状態で配置されており、その上で、これら各領域が光拡散素子40asとして構成されているので、板状導光体40の前端面40aが上記所要方向に延びるように形成されておりかつ後方側へ傾斜しているにもかかわらず、この前端面40aからの出射光を灯具正面方向を中心にして略均等に拡散する光とすることができる。
また、本実施形態に係る車両用灯具10は、棒状導光体30を支持するためのベース部材60を備えているが、棒状導光体30における車幅方向内側の端部(すなわち上記所要方向の一端部)には、車幅方向内側へ延びる(すなわち灯具前後方向と交差する第1の方向に延びる)第1タブ30eが形成されており、この第1タブ30eにおいて棒状導光体30がベース部材60に固定されているので、棒状導光体30が上記所要方向に延びるように配置されているにもかかわらず、その支持が確実に行われるようにすることができる。
しかも本実施形態においては、板状導光体40における車幅方向内側の側端面40e(すなわち上記所要方向の一端面)に車幅方向内側へ延びる第2タブ40fが形成されており、この第2タブ40fを第1タブ30eと重ね合わせた状態で板状導光体40がベース部材60に固定されているので、棒状導光体30と板状導光体40との位置関係を一定に維持した上で、両者の支持が確実に行われるようにすることができる。
さらに、本実施形態に係る車両用灯具10は、灯具正面視において板状導光体40を囲むように配置されたカバー部材50を備えているので、車両用灯具10の意匠性を高めることができる。
その際、このカバー部材50における第2タブ40fと対応する位置には車幅方向内側へ延びる第3タブ50bが形成されており、この第3タブ50bを第1タブ30eおよび第2タブ40fと重ね合わせた状態でカバー部材50がベース部材60に固定されているので、棒状導光体30と板状導光体40とカバー部材50との位置関係を一定に維持した上で、三者の支持が確実に行われるようにすることができる。
上記実施形態においては、板状導光体40の後端面40bの構成として、車幅方向に複数の領域に区分けされた上で、これら各領域がさらに上下方向に複数の領域に区分けされているものとして説明したが、車幅方向の区分けと上下方向の区分けとが互いに独立して行われている構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、板状導光体40の後端面40bを構成する各光入射素子40bsが、前後方向と直交する鉛直面に沿って延びる平面で構成されているものとして説明したが、前後方向と直交する鉛直面に対して傾斜した平面で構成されたものとすることも可能であり、また、平面ではなく凸曲面や凹曲面等で構成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、光源22からの出射光を棒状導光体30に対して、その第1端面30aから入射させる構成となっているものとして説明したが、その第2端面30bから入射させる構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、板状導光体40が平板状に延びるように形成されているものとして説明したが、部位によって肉厚が変化するように形成された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、板状導光体40が水平面に沿って延びるように形成されているものとして説明したが、それ以外の方向に延びるように形成された構成とすることも可能である。
例えば、図6に上記実施形態の変形例として示す車両用灯具110のように、板状導光体140が、棒状導光体130、カバー部材150およびベース部材160と共に、車幅方向内側から車幅方向外側へ向けて途中まで水平方向に延びた後、斜め上方に延びるように形成された構成とすることも可能である。その際、板状導光体140の前端面140aを構成する複数の光拡散素子140asが、灯具正面視において板状導光体140が延びる方向と直交する方向に延びる第3段差部140r3および上記所要方向に延びる第4段差部140r4によって区分けされた構成することも可能である。また、板状導光体140の後端面を構成する複数の光入射素子(図示せず)についても同様である。
上記実施形態においては、光源20が基板22を介してヒートシンク24に支持された白色発光ダイオードであるものとして説明したが、光源20とヒートシンク24とが一体的に形成された、いわゆるLEDバルブとして構成されたものとすることも可能である。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、車両の左前端部に設けられるクリアランスランプである場合について説明したが、クリアランスランプ以外にも、デイタイムランニングランプ、テールランプ、ストップランプ、ターンシグナルランプ、ルームランプ等、車両に設けられる箇所や機能にかかわらず、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110 車両用灯具
12 ランプボディ
14 透光カバー
20 光源
22 基板
24 ヒートシンク
30、130 棒状導光体
30a 第1端面
30b 第2端面
30c 周面部
30d、30e 第1タブ
30s 反射素子
40、140 板状導光体
40a、140a 前端面
40as、140as 光拡散素子
40b 後端面
40bs 光入射素子
40c、40e 側端面
40d、40f 第2タブ
40r1 第1段差部
40r2 第2段差部
40r3、140r3 第3段差部
40r4、140r4 第4段差部
50、150 カバー部材
50a 開口部
50b 第3タブ
60、160 ベース部材
62、64、66 ネジ

Claims (6)

  1. 光源と、この光源から入射した光を所要方向に導く棒状導光体と、この棒状導光体の周面部から出射した光を上記所要方向に延びる後端面から入射させて前端面から出射させる板状導光体と、を備えた車両用灯具において、
    上記所要方向は、灯具前後方向と斜めに交差する方向に設定されており、
    上記板状導光体の後端面は、上記所要方向に関して複数の領域に区分けされており、
    これら複数の領域は、互いに隣接する領域相互間に第1段差部を介在させた状態で配置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記板状導光体の後端面は、上記所要方向と直交する方向に関して複数の領域に区分けされており、
    これら複数の領域は、互いに隣接する領域相互間に第2段差部を介在させた状態で配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記板状導光体の前端面は、上記所要方向に関して複数の領域に区分けされており、
    これら複数の領域は、互いに隣接する領域相互間に第3段差部を介在させた状態で配置されており、
    これら各領域は光拡散素子として構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記棒状導光体を支持するためのベース部材を備えており、
    上記棒状導光体における上記所要方向の一端部に、灯具前後方向と交差する第1の方向に延びる第1タブが形成されており、
    上記棒状導光体は、上記第1タブにおいて上記ベース部材に固定されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の車両用灯具。
  5. 上記板状導光体における上記所要方向の一端面に、上記第1の方向に延びる第2タブが形成されており、
    上記板状導光体は、上記第2タブを上記第1タブと重ね合わせた状態で上記ベース部材に固定されている、ことを特徴とする請求項4記載の車両用灯具。
  6. 灯具正面視において上記板状導光体を囲むように配置されたカバー部材を備えており、
    上記カバー部材における上記第2タブと対応する位置に、上記第1の方向に延びる第3タブが形成されており、
    上記カバー部材は、上記第3タブを上記第1および第2タブと重ね合わせた状態で上記ベース部材に固定されている、ことを特徴とする請求項5記載の車両用灯具。
JP2016085886A 2016-04-22 2016-04-22 車両用灯具 Pending JP2017195134A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085886A JP2017195134A (ja) 2016-04-22 2016-04-22 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016085886A JP2017195134A (ja) 2016-04-22 2016-04-22 車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017195134A true JP2017195134A (ja) 2017-10-26

Family

ID=60154936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016085886A Pending JP2017195134A (ja) 2016-04-22 2016-04-22 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017195134A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3578876A1 (en) * 2018-06-04 2019-12-11 Stanley Electric Co., Ltd. Vehicular lamp
EP3643965A1 (en) * 2018-10-24 2020-04-29 Stanley Electric Co., Ltd. Vehicular tail lamp
WO2022049195A1 (de) * 2020-09-03 2022-03-10 HELLA GmbH & Co. KGaA Verfahren zum herstellen eines flachlichtleiters und beleuchtungsvorrichtung
IT202100008030A1 (it) * 2021-03-31 2022-10-01 Marelli Automotive Lighting Italy S P A Con Socio Unico Sistema ibrido a guida di luce per dispositivi di illuminazione per veicoli, e dispositivo di illuminazione associato

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3578876A1 (en) * 2018-06-04 2019-12-11 Stanley Electric Co., Ltd. Vehicular lamp
EP3643965A1 (en) * 2018-10-24 2020-04-29 Stanley Electric Co., Ltd. Vehicular tail lamp
US10969533B2 (en) 2018-10-24 2021-04-06 Stanley Electric Co., Ltd. Vehicular lamp fitting
WO2022049195A1 (de) * 2020-09-03 2022-03-10 HELLA GmbH & Co. KGaA Verfahren zum herstellen eines flachlichtleiters und beleuchtungsvorrichtung
IT202100008030A1 (it) * 2021-03-31 2022-10-01 Marelli Automotive Lighting Italy S P A Con Socio Unico Sistema ibrido a guida di luce per dispositivi di illuminazione per veicoli, e dispositivo di illuminazione associato
EP4067733A1 (en) * 2021-03-31 2022-10-05 Marelli Automotive Lighting Italy S.p.A. Con Socio Unico Light guide hybrid system for lighting devices for vehicles, and associated lighting device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5441801B2 (ja) 車両用灯具
JP6050048B2 (ja) 車両用灯具
JP5753012B2 (ja) 車両用灯具
JP5937836B2 (ja) 車両用灯具
JP2015201278A (ja) 車両用灯具
JP6709095B2 (ja) 車両用灯具
JP6114025B2 (ja) 車両用灯具
JP6256972B2 (ja) 車両用灯具
WO2018003428A1 (ja) 車両用灯具
JP2014089941A (ja) 車両用灯具
JP2017195134A (ja) 車両用灯具
JP2015133219A (ja) 車両用灯具
JP6827275B2 (ja) 光源ユニット及び照明器具
JP5668920B2 (ja) 照明装置
JP2019110049A (ja) 車両用灯具
JP2013171678A (ja) 導光部材および車両用灯具
JP2014022212A (ja) 車両用灯具
JP6742228B2 (ja) 灯具
JP6727043B2 (ja) 光源装置及び照明器具
JP2016225254A (ja) 車両用灯具
JP5938227B2 (ja) 導光部材および車両用灯具
JP6599647B2 (ja) 車両用灯具
JP7382563B2 (ja) 照明器具
JP6144898B2 (ja) 車両用灯具
JP2015225819A (ja) 車両用灯具