JP2016054080A - 灯具 - Google Patents

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邦人 野口
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Abstract

【課題】出射面の輝度ムラを抑えるとともに、その出射面の輝度分布の美観を向上させる。
【解決手段】光源10と、光源10によって発せられた光を前方に向かう光として取り込む取込部30と、取込部30の前から側方へ延びたミドル導光部40と、取込部30の前に配置されたアッパー導光部50と、上から見てミドル導光部40の前に配置されたロア導光部60と、を備え、アッパー導光部50が、取込部30の上部からミドル導光部の後面のうち光軸Ax寄りの部位まで続いて設けられ、取込部30によって取り込まれた光の一部を出射面46の第二領域46bまでガイドし、ロア導光部60が、取込部30の下部の前から側方に延びて、ミドル導光部40の側部の下に回り込んで、ミドル導光部40の側部の後面まで続いて設けられ、取込部30によって取り込まれた光の一部を出射面46の第三領域46cまでガイドする。
【選択図】図1

Description

本発明は、灯具に関する。
特許文献1には、光源及び導光体を用いた灯具が開示されている。この導光体の後面には入射部が形成され、導光体の前面には四角錐型凹部が形成され、その四角錐型凹部が入射部の前に配置されている。この導光体の上面及び下面には、正面から見て直角三角形型ノッチがそれぞれ形成され、それら直角三角形型ノッチが四角錐型凹部の上下に配置されている。導光体の後面であって入射部の左右両側には、左右方向に沿って階段状に配列された複数の反射面が形成されている。光源の光が入射部によって平行光として導光体に取り込まれ、その光が四角錐型凹部の錐面によって上下左右に反射される。四角錐型凹部の錐面によって左右に反射された光は複数の反射面によって前方に反射される。四角錐型凹部の錐面によって上下に反射された光は直角三角形型ノッチの側面によって左右に反射され、その光が更に複数の反射面によって前方へ反射される。従って、導光体の前面が出射面であり、複数の反射面によって反射された光が導光体の出射面から前方へ出射する。
特許第5506610号公報
特許文献1に記載の技術では、1つの光源によって光る導光体の出射面の左右幅が狭い。また、導光体の左右幅を広げて、1つの光源によって光る導光体の出射面の左右幅を広くしたものとしても、その出射面の輝度ムラが生じるとともに、その出射面の輝度分布が美観を損ねるものとなる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、出射面の輝度ムラを抑えることと、その出射面の輝度分布の美観を向上させることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、前方に向けて光を発する光源と、前記光源の前に配置され、前記光源によって発せられた光を前方に向かう光として取り込む取込部と、前記取込部の上下方向中央部の前方から側方へ延びたミドル導光部と、前記取込部の上部の前に配置され、上から見て前記ミドル導光部と前記取込部との間に配置されたアッパー導光部と、上から見て前記ミドル導光部の前に配置されたロア導光部と、を備え、前記ミドル導光部が、前記ミドル導光部の前面に形成され、前記取込部の上下方向中央部の前方に配置され、前記取込部によって取り込まれた光の一部を側方へ反射する第一反射面と、前記ミドル導光部の前面に形成され、前記第一反射面から側方へ帯状に延びた出射面と、前記ミドル導光部の後面に形成され、前記出射面の左右方向中央部の後方において左右に間隔を置いて階段状に配列され、前記第一反射面によって反射された光を前記出射面のうち左右方向中央の第一領域に向けて反射する複数の第二反射面と、を有し、前記アッパー導光部が、前記取込部の上部から前記ミドル導光部の後面のうち前記複数の第二反射面の配列よりも前記第一反射面側の部位まで続いて設けられ、前記取込部によって取り込まれた光の一部を前記出射面のうち前記第一領域よりも前記第一反射面側の第二領域までガイドし、前記ロア導光部が、前記取込部の下部の前から側方に延びて、前記第一領域よりも側方において前記ミドル導光部の側部の下に回り込んで、前記ミドル導光部の後面のうち前記複数の反射面の配列の側方の部位まで続いて設けられ、前記取込部によって取り込まれた光の一部を前記出射面のうち前記第一領域よりも側方の第三領域までガイドすることを特徴とする灯具である。
請求項2に係る発明は、前記アッパー導光部が、前記アッパー導光部の前面に形成され、前記取込部の上部の前方に配置され、前記取込部によって取り込まれた光の一部を側方へ反射する第三反射面と、前記アッパー導光部の後面に形成され、前記第二領域の後方の上において左右に間隔を置いて階段状に配列され、前記第三反射面によって反射された光を前方へ反射する複数の第四反射面と、前記アッパー導光部の上面に形成され、前下りに傾斜して、前記複数の第四反射面の配列の前方に配置され、前記複数の第四反射面によって反射された光を下方へ反射する第五反射面と、前記アッパー導光部の下面に形成され、前下りに傾斜して、前記複数の第四反射面の配列の下方及び前記第二領域の後方に配置され、前記第五反射面によって反射された光を前記第二領域に向けて反射する第六反射面と、を有することを特徴とする請求項1に記載の灯具である。
請求項3に係る発明は、前記ロア導光部が、前記ロア導光部の前面に形成され、前記取込部の下部の前方に配置され、前記取込部によって取り込まれた光の一部を側方へ反射する第七反射面と、前記ロア導光部の前面に形成され、前記第三領域の前方の下において左右に間隔を置いて階段状に配列され、前記第七反射面によって反射された光を後方へ反射する複数の第八反射面と、前記第三領域よりも後側において前記ロア導光部の下面に形成され、後ろ上りに傾斜し、前記複数の第八反射面の配列の後方に配置され、前記複数の第八反射面によって反射された光を上方へ反射する第九反射面と、前記第三領域よりも後側において前記ロア導光部の上面に形成され、後ろ下りに傾斜し、前記第九反射面の上方及び前記第三領域の後方に配置され、前記第九反射面によって反射された光を前記第三領域に向けて反射する第十反射面と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の灯具である。
本発明によれば、取込部によって取り込まれた光のうち取込部の上下方向中央部を前方へ進行する光はミドル導光部によって出射面の第一領域にガイドされ、取込部の上部を前方へ進行する光はアッパー導光部によって出射面の第二領域にガイドされ、取込部の下部を前方へ進行する光はロア導光部によって出射面の第三領域にガイドされる。出射面の第一領域、第二領域及び第三領域が左右方向に配列されているので、出射面の左右幅を広げることができる。また、取込部の中央部の光、上部の光及び下部の光がそれぞれミドル導光部、アッパー導光部及びロア導光部によって第一領域、第二領域及び第三領域へ個別にガイドされるため、出射面の輝度ムラを抑えることができるとともに、その出射面の輝度分布の美観が向上する。また、出射面の上下長を取込部の上下長よりも短くして、出射面の左右幅を広げても、取込部によって取り込まれた光を有効利用することができる。
灯具の導光体の正面側の斜視図である。 導光体の背面側の斜視図である。 導光体の正面図である。 導光体の背面図である。 灯具の上面図である。 図5のVI−VI線に沿った面の断面図である。 図5のVII−VII線に沿った面の断面図である。 図5のVIII−VIII線に沿った面の断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1〜図10を参照して、灯具1について説明する。以下の説明において、灯具1によって照明する向きを「前」とし、「左」と「右」は灯具1の後ろから前に向かって見た場合の左と右のことをいう。また、「上下方向」は必ずしも鉛直方向をいうのではなく、「下向き」は必ずしも重力の働く向きをいうものではない。
図1は灯具1の光学素子20をその斜め前から見て示した斜視図である。図2は光学素子20をその斜め後ろから見て示した斜視図である。図3は光学素子20の正面図である。図4は光学素子20の背面図である。図5は灯具1の上面図である。図6は図5のVI−VI線に沿った面を矢印方向に向かって見て示した断面図である。図7は図5のVII−VII線に沿った面を矢印方向に向かって見て示した断面図である。図8は図5のVIII−VIII線に沿った面を矢印方向に向かって見て示した断面図である。
この灯具1は車両用の灯具として利用される。具体的には、この灯具1は車両用信号灯(例えば尾灯、制動灯、方向指示灯及び後退灯)である。この灯具1は光源10及び光学素子20等を備える。
光源10は半導体発光素子(例えば、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED))である。この光源10が基板11に表面実装されている。そして、光源10が前向きに設けられ、光源10が前方に向けて光を発し、光源10の光軸Axが光源10から前方へ延びる。光源10の光軸Axとは、光源10によって発せられた光の空間的光度分布(配光)のうち最大光度の向きに光源10から延びる仮想的な線をいう。
なお、半導体発光素子の代わりに電球又は放電灯を光源10に用いてもよい。
光学素子20は光源10の前に配置されている。光学素子20は光源10によって発せられた光をガイドして、その光を前方へ照射するものである。この光学素子20の出射面(発光領域)46,46が前方に向いており、光学素子20をその前から見ると(図3参照)、出射面46,46がこれらの間に間隔をおいて左右に並列する。そして、これら出射面46,46が帯状に形成され、出射面46,46の左右長が出射面46,46の上下長よりも長い。
出射面46は、出射面46の左右方向中央の第一領域46aと、第一領域46aよりも中心側(光軸Ax側)の第二領域46bと、第一領域46aよりも側方の第三領域46cとからなる。第一領域46aの左右幅は第二領域46bの左右幅よりも広く、第一領域46aの左右幅は第三領域46cの左右幅よりも僅かに広い。正面から見て出射面46が長方形状であるので、これら領域46a,46b,46cの上下長が互いに等しい。そして、光学素子20に取り込まれてから出射面46に至るまでの光の経路はこれら領域46a,46b,46cごとに異なる。なお、領域46a,46b,46cを識別しやすいように、図3では領域46a,46b,46cに模様を付す。
光学素子20は取込部30、ミドル導光部40、アッパー導光部50及びロア導光部60を備える。取込部30、ミドル導光部40、アッパー導光部50及びロア導光部60は空気の屈折率よりも高い屈折率の透明材料からなる。そして、取込部30、ミドル導光部40、アッパー導光部50及びロア導光部60が一体に成形されており、取込部30、ミドル導光部40、アッパー導光部50及びロア導光部60の屈折率が互いに等しい。
取込部30は、光学素子20の後部に設けられている。取込部30は、光源10によって発せられた光を取り込むとともにその光を平行ビームにする。図6に示すように、取込部30は第一入射面31、第二入射面32及び反射面33を有する。
第一入射面31が取込部30の後面に形成されている。具体的には、取込部30の後面の中央部が凹んでおり、第一入射面31がその凹んだ部分の突き当たりに形成され、この第一入射面31が光源10に対向する。第一入射面31は、光源10に向けて膨出する凸面状に形成されている。第一入射面31は光源10の光軸Ax回りに回転対称な面である。光源10によって発せられた光が第一入射面31によって取込部30の内部に取り込まれる。その光が第一入射面31を通過する際に第一入射面31によって屈折されて前向きの平行ビームになる。
第二入射面32は、取込部30の内周面(取込部30の後面の凹んだ部分を囲う面)に形成されている。第二入射面32は、第一入射面31の外周縁から光源10側へ立ち上がった面である。第二入射面32は、光源10の光軸Ax回りに回転対称な面であり、より具体的には円柱面又は円錐面に形作られている。又は、第二入射面32は、その円柱面又は円錐面を基調とした自由曲面である。
反射面33は、取込部30の外周面に形成されていて、第二入射面32の外側(光源10の光軸Axから離れる方)を囲うように設けられている。反射面33は、光源10の光軸Ax回りに回転対称な面である。反射面33は、第二入射面32の後縁から前へ向かって外側に広がった錐面状に形成されている。光源10によって発せられた光が第二入射面32によって取込部30の内部に取り込まれ、その取り込まれた光が反射面33によって前方へ反射される。第二入射面32に取り込まれる光は、第二入射面32による屈折と反射面33による反射とによって、前向きの平行ビームになる。
取込部30の前面の上下方向中央部及び下部には、平面状の出射面34が形成されている。この出射面34は光源10の光軸Axに対して直交する。取込部30のうち出射面34よりも上側の部位がアッパー導光部50に続いて、取込部30とアッパー導光部50が一体成形されている。そのため、取込部30によって取り込まれた平行ビームの一部が出射面34を通過して前方に出射し、他の一部が出射せずに取込部30からアッパー導光部50に進行する。
取込部30の上下長(つまり、取込部30の最大直径)は出射面46の上下長よりも長い。
上から見て(図5参照)、取込部30から前方に離れた位置には、ミドル導光部40が配置されている。前から見て(図3参照)、ミドル導光部40は、取込部30の前面の上下方向中央部(つまり、出射面34のうち上の部位)の前方の位置から左右両側へ延びている。そして、ミドル導光部40は、取込部30の出射面34から出射した平行ビームの一部を取り込んで、その取り込んだ平行ビームを出射面46の中央の第一領域46a,46aまでガイドして、第一領域46a,46aから前方に出射させる。以下、ミドル導光部40について詳細に説明する。
ミドル導光部40の上面41及びその下面42が光源10の光軸Axに対して平行である。ミドル導光部40の後面の左右方向中央部に入射面43が形成されている。その入射面43は、取込部30の前面の上下方向中央部(つまり、出射面34のうち上の部位)に対向する。この入射面43は、光源10の光軸Axに対して直交するとともに、取込部30の出射面34に対して平行である。取込部30の出射面34から前方に出射した平行ビームがミドル導光部40の入射面43に入射して、ミドル導光部40に取り込まれる。
ミドル導光部40の前面の左右方向中央部に第一反射面44,44が形成されている。具体的には、ミドル導光部40の前面の左右方向中央部にノッチが形成され、そのノッチが上から見て三角形型に形成され、そのノッチの底を挟む反射面44,44がそのノッチの左右にそれぞれ形成されている。
左の反射面44は前左に傾斜し、光軸Axを通るとともに上下前後に沿った基準面(以下、第一基準面という。)と左の反射面44の成す角は例えば45°である。右の反射面44は前右に傾斜し、第一基準面と右の反射面44の成す角は例えば45°である。反射面44,44が光源10の光軸Axの左右両側にそれぞれ配置され、上から見て反射面44,44が例えば90°で交差し、反射面44,44の交線が光源10の光軸Axに対して直交する。
反射面44,44は、入射面43に対して例えば45°に傾斜した状態で入射面43の前に配置されている。入射面43によって取り込まれた平行ビームは反射面44,44によって左右に分割され、その平行ビームの一部が左の反射面44によって左へ反射され、その平行ビームの他の一部が右の反射面44によって右へ反射される。なお、ミドル導光部40の反射面44,44の後側の部位が後方へ延出して、その延出した部位が取込部30の前面の上下方向中央部に繋がって一体になることによって、ミドル導光部40の入射面43と取込部30の出射面34の上下方向中央部が消失してもよい。
ミドル導光部40の後面のうち入射面43から左に離れた部位には、複数の第二反射面45,…が形成され、入射面43から右に離れた部位にも、複数の第二反射面45,…が形成されている。左の反射面45,…及び右の反射面45,…は階段状に配列されている。つまり、左の反射面45,…は、左右に間隔を置いて左右方向に配列されているとともに、左のものほど前にずれて配置されている。右の反射面45,…は、左右に間隔をおいて左右方向に配列されているとともに、右のものほど前にずれて配置されている。
左の反射面45,…は左の反射面44の左方に配置され、左の反射面45,…と左の反射面44が互いに平行である。右の反射面45,…は右の反射面44の右方に配置され、右の反射面45,…と右の反射面44が互いに平行である。左の反射面44によって反射された光が左の反射面45,…によって前方に反射されるが、これら反射面45,…が階段状に配列されているため、反射面45,…によって反射された平行ビームの左右幅が広くなる。右の反射面44によって反射された平行ビームが右の反射面45,…によって前方に反射され、その反射された平行ビームの左右幅が広くなる。
ミドル導光部40の前面のうち反射面44,44の左右両側には、出射面46,46が形成されている。左の出射面46が左の反射面44の左縁から左方へ帯状に延びた平面であり、右の出射面46が右の反射面44の右縁から右方へ帯状に延びた平面である。出射面46,46は入射面43に対して平行に設けられている。
ここで、左の出射面46のうち中央の第一領域46aが左の反射面45,…の配列の前に配置され、右の出射面46のうち中央の第一領域46aが右の反射面45,…の配列の前に配置されている。従って、左の反射面45,…によって反射された平行ビームが左の出射面46の前方へ出射し、右の反射面45,…によって反射された平行ビームが右の出射面46の前方へ出射するが、主に出射面46,46のうち第一領域46a,46aが光って見える。
上から見て(図5参照)、アッパー導光部50が取込部30とミドル導光部40の間に配置されている。このアッパー導光部50は取込部30の前面(特に、出射面34よりも上の部分)からミドル導光部40の後面(特に、出射面46の第二領域46b,46bの裏側の部分)まで続いている。アッパー導光部50は、取込部30によって取り込まれた平行ビームの一部を出射面46の第二領域46b,46bまでガイドして、第二領域46b,46bから前方に出射させる。以下、アッパー導光部50について詳細に説明する。
アッパー導光部50の上面の後部領域51と下面の後部領域52が互いに平行に設けられている。アッパー導光部50の下面の後部領域52を前方に延長させた延長面は、ミドル導光部40の上面41と同一平面となる。
アッパー導光部50の前面の左右方向中央部には、第三反射面54,54が形成されている。具体的には、取込部30の前面の左右方向中央部にノッチが形成され、そのノッチが上から見て左右対称な五角形型(正方形又は長方形の2つの角を切り落とした五角形型)に形成され、そのノッチの底を挟む反射面54,54がそのノッチの左右にそれぞれ形成されている。
左の反射面54は前左に傾斜し、左の反射面54と第一基準面の成す角は例えば45°である。右の反射面54は前右に傾斜し、右の反射面54と第一基準面の成す角は例えば45°である。
反射面54,54が光源10の光軸Axの左右両側にそれぞれ配置され、上から見て反射面54,54が例えば90°で交差し、反射面54,54の交線が光源10の光軸Axに対して垂直である。前から見て(図3参照)、反射面54,54の下縁はミドル導光部40の反射面44,44の上縁に重なっている。
反射面54,54は取込部30(特に、出射面34よりも上の部分)の前に配置されている。そのため、取込部30によって取り込まれた平行ビームの一部が反射面54,54によって左右に分割され、その平行ビームの一部が左の反射面54によって左へ反射され、その平行ビームの他の一部が右の反射面54によって右へ反射される。
アッパー導光部50の後面のうち取込部30の左右両側には、複数の第四反射面55,…が形成されている。左の反射面55,…及び右の反射面55,…は階段状に配列されている。つまり、左の反射面55,…は、左右方向に間隔をおいて左右に配列されているとともに、左のものほど前にずれて配置されている。右の反射面55,…は、左右方向に間隔をおいて左右に配列されているとともに、右のものほど前にずれて配置されている。
上から見て(図5参照)、左の反射面55,…の配列はミドル導光部40の左の反射面45,…の配列よりも光軸Ax側(右側)に配置され、右の反射面55,…の配列はミドル導光部40の右の反射面45,…の配列よりも光軸Ax側(左側)に配置されている。左の反射面55,…は左の反射面54の左方に配置され、左の反射面55,…と左の反射面54が互いに平行である。右の反射面55,…は右の反射面54の右方に配置され、右の反射面55,…と右の反射面54が互いに平行である。左の反射面54によって反射された光が左の反射面55,…によって前方に反射され、その反射された平行ビームの左右幅が広くなる。右の反射面54によって反射された平行ビームが右の反射面55,…によって前方に反射され、その平行ビームの左右幅が広くなる。
アッパー導光部50の上面の前部領域には、第五反射面56,56が形成されている。反射面56,56はアッパー導光部50の上面の後部領域51の前縁からミドル導光部40の上面41の後縁にかけて前下りに傾斜する。光軸Axを通るとともに前後左右に沿った基準面(以下、第二基準面という。第二基準面と第一基準面は光軸Axにおいて直交する。)と反射面56,56の成す角は例えば45°である。左の反射面56は左の反射面55,…の配列の前に配置され、右の反射面56は右の反射面55,…の配列の前に配置されている。左の反射面55,…によって反射された平行ビームは左の反射面56によって下方へ反射され、右の反射面55,…によって反射された平行ビームは右の反射面56によって下方へ反射される。
アッパー導光部50の下面の前部領域には、第六反射面57,57が形成されている。反射面57,57はアッパー導光部50の下面の後部領域52の前縁からミドル導光部40の下面42の後縁にかけて前下りに傾斜する。反射面57,57は反射面56,56に対して平行である。反射面57,57は反射面56,56の下方に配置されている。左の反射面56によって反射された平行ビームは左の反射面57によって前方へ反射され、右の反射面56によって反射された平行ビームは右の反射面57によって前方へ反射される。
左の反射面57の前には、ミドル導光部40の左の出射面46のうち第二領域46bが配置され、右の反射面57の前には、右の出射面46のうち第二領域46bが配置されている。従って、左の反射面57によって反射された平行ビームは左の出射面46の前方へ出射し、右の反射面57によって反射された平行ビームが右の出射面46の前方へ出射し、主に出射面46,46のうち第二領域46b,46bが光って見える。
なお、アッパー導光部50の後面の左右方向中央部が取込部30の前面から切り離され、取込部30の出射面34が取込部30の前面全体に形成され、アッパー導光部50の後面の左右方向中央部(入射面)が取込部30の前面の上部に対向していてもよい。
取込部30から前方に離れた位置には、ロア導光部60が配置されている。上から見て(図5参照)、ロア導光部60がミドル導光部40の前に配置されている。前から見て(図3参照)、ロア導光部60がミドル導光部40の下に配置されている。また、前から見て(図3参照)、ロア導光部60は、取込部30の前面の下部(つまり、出射面34のうち下の部位)の前方の位置から左右両側へ延びている。そして、ロア導光部60の左右両側の部位が、ミドル導光部40の下を後ろに回り込んで、ミドル導光部40の左右両側の部位の後面に続いている(図8参照)。このロア導光部60は、取込部30の出射面34から出射した平行ビームの一部を取り込んで、その取り込んだ平行ビームを出射面46,46の第三領域46c,46cまでガイドして、第三領域46c,46cから前方に出射させる。以下、ロア導光部60について詳細に説明する。
ロア導光部60のうちミドル導光部40よりも前の部位の上面61及び下面62が光源10の光軸Axに対して平行である。その上面61はミドル導光部40の出射面46の下縁から前へ続く面である。ロア導光部60の後面の左右方向中央部に入射面63が形成されている。その入射面63は、取込部30の前面の下部(つまり、出射面34のうち下の部位)に対向する。この入射面63は、光源10の光軸Axに対して垂直であるとともに、取込部30の出射面34に対して平行である。取込部30の出射面34から前方に出射した平行ビームがロア導光部60の入射面63に入射して、ロア導光部60に取り込まれる。
ロア導光部60の前面の左右方向中央部に第七反射面64,64が形成されている。具体的には、ロア導光部60の前面の左右方向中央部にノッチが形成され、そのノッチが上から見て三角形型に形成され、そのノッチの底を挟む反射面64,64がそのノッチの左右にそれぞれ形成されている。左の反射面64が前左に傾斜し、左の反射面64と第一基準面の成す角は例えば45°である。右の反射面64が前右に傾斜し、右の反射面64と第一基準面の成す角は例えば45°である。反射面64,64が光源10の光軸Axの左右両側にそれぞれ配置され、上から見て反射面64,64が90°で交差し、反射面64,64の交線が光源10の光軸Axに対して垂直である。
反射面64,64は、入射面63に対して45°に傾斜した状態で入射面63の前に配置されている。入射面63によって取り込まれた平行ビームは反射面64,64によって左右に分割され、その平行ビームの一部が左の反射面64によって左へ反射され、その平行ビームの他の一部が右の反射面64によって右へ反射される。なお、ロア導光部60の反射面64の後側の部位が後方へ延出して、その延出した部位が取込部30の前面の上下方向中央部に繋がって一体になることによって、ロア導光部60の入射面63と取込部30の出射面34の下部が消失してもよい。
ロア導光部60の前面のうち左の反射面64から左に離れた部位には、複数の第八反射面65,…が形成され、右の反射面64から右に離れた部位にも、複数の第八反射面65,…が形成されている。左の反射面65,…及び右の反射面65,…は階段状に配列されている。つまり、左の反射面65,…は、左右方向に間隔をおいて左右に配列されているとともに、左のものほど後ろにずれて配置されている。右の反射面65,…は、左右方向に間隔をおいて左右に配列されているとともに、右のものほど後ろにずれて配置されている。
上から見て(図5参照)、左の反射面65,…の配列はミドル導光部40の左の反射面45,…の配列よりも左に配置され、右の反射面65,…の配列はミドル導光部40の右の反射面45,…の配列よりも右に配置されている。左の反射面65,…は左の反射面64の左方に配置され、右の反射面65,…は右の反射面54の右方に配置されている。左の反射面65,…が前右に傾斜し、これら左の反射面65,…と左の反射面64が垂直である。右の反射面65,…が前左に傾斜し、これら右の反射面65,…と右の反射面64が垂直である。左の反射面64によって反射された平行ビームが左の反射面65,…によって後方に反射され、その平行ビームの左右幅が広くなる。右の反射面64によって反射された平行ビームが右の反射面65,…によって後方に反射され、その平行ビームの左右幅が広くなる。
ロア導光部60のうちミドル導光部40よりも後ろの部位の下面には第九反射面66,66が形成され、その部位の上面には第十反射面67,67が形成されている。反射面66,66が下面62の後縁から後ろ上りに傾斜し、反射面67,67が領域46c,46cの上縁から反射面66、66の後縁まで後ろ下りに傾斜する。反射面66,66と第二基準面の成す角が例えば45°であり、反射面67,67と第二基準面の成す角が例えば45°である。左の反射面66が左の反射面65の配列の後方に配置され、左の反射面67が左の反射面66の上方に配置される。右の反射面66が右の反射面65の配列の後方に配置され、右の反射面67が右の反射面66の上方に配置される。左の反射面65,…によって反射された平行ビームは左の反射面67によって上方へ反射され、左の反射面67によって反射された平行ビームは左の反射面67によって前方へ反射される。右の反射面65,…によって反射された平行ビームは右の反射面67によって上方へ反射され、右の反射面67によって反射された平行ビームは右の反射面67によって前方へ反射される。
左の反射面67の前には、ミドル導光部40の左の出射面46のうち第三領域46cが配置され、右の反射面57の前には、右の出射面46のうち第三領域46cが配置されている。従って、左の反射面67によって反射された平行ビームは左の出射面46の前方へ出射し、右の反射面67によって反射された平行ビームが右の出射面46の前方へ出射し、主に出射面46,46のうち第三領域46c,46cが光って見える。
本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
(1) 取込部30の上下方向中央部の光、取込部30の上部の光及び取込部30の下部の光がそれぞれミドル導光部40、アッパー導光部50及びロア導光部60によって第一領域46a、第二領域46b及び第三領域46cへ個別にガイドされるため、出射面46の輝度ムラを抑えることができるとともに、その出射面46の輝度分布の美観が向上する。
(2) 領域46a,46b,46cから出射する光は領域46a,46b,46cごとに異なる経路を経由したものであり、そのような領域46a,46b,46cが左右方向に並んでいるため、領域46a,46b,46cからなる出射面46の左右幅を広げることができる。
(3) 取込部30の上下方向中央部の光、取込部30の上部の光及び取込部30の下部の光がそれぞれミドル導光部40、アッパー導光部50及びロア導光部60によって第一領域46a、第二領域46b及び第三領域46cへ個別にガイドされるため、出射面46の上下長を取込部30の上下長(直径)よりも短くして、出射面46の左右幅を広げても、取込部30によって取り込まれた光を有効利用することができる。
1 灯具
10 光源
20 光学素子
30 取込部
40 ミドル導光部
44 第一反射面
45 第二反射面
46 出射面
46a 第一領域
46b 第二領域
46c 第三領域
50 アッパー導光部
54 第三反射面
55 第四反射面
56 第五反射面
57 第六反射面
60 ロア導光部
64 第七反射面
65 第八反射面
66 第九反射面
67 第十反射面

Claims (3)

  1. 前方に向けて光を発する光源と、
    前記光源の前に配置され、前記光源によって発せられた光を前方に向かう光として取り込む取込部と、
    前記取込部の上下方向中央部の前方から側方へ延びたミドル導光部と、
    前記取込部の上部の前に配置され、上から見て前記ミドル導光部と前記取込部との間に配置されたアッパー導光部と、
    上から見て前記ミドル導光部の前に配置されたロア導光部と、を備え、
    前記ミドル導光部が、
    前記ミドル導光部の前面に形成され、前記取込部の上下方向中央部の前方に配置され、前記取込部によって取り込まれた光の一部を側方へ反射する第一反射面と、
    前記ミドル導光部の前面に形成され、前記第一反射面から側方へ帯状に延びた出射面と、
    前記ミドル導光部の後面に形成され、前記出射面の左右方向中央部の後方において左右に間隔を置いて階段状に配列され、前記第一反射面によって反射された光を前記出射面のうち左右方向中央の第一領域に向けて反射する複数の第二反射面と、を有し、
    前記アッパー導光部が、前記取込部の上部から前記ミドル導光部の後面のうち前記複数の第二反射面の配列よりも前記第一反射面側の部位まで続いて設けられ、前記取込部によって取り込まれた光の一部を前記出射面のうち前記第一領域よりも前記第一反射面側の第二領域までガイドし、
    前記ロア導光部が、前記取込部の下部の前から側方に延びて、前記第一領域よりも側方において前記ミドル導光部の側部の下に回り込んで、前記ミドル導光部の後面のうち前記複数の反射面の配列の側方の部位まで続いて設けられ、前記取込部によって取り込まれた光の一部を前記出射面のうち前記第一領域よりも側方の第三領域までガイドする
    ことを特徴とする灯具。
  2. 前記アッパー導光部が、
    前記アッパー導光部の前面に形成され、前記取込部の上部の前方に配置され、前記取込部によって取り込まれた光の一部を側方へ反射する第三反射面と、
    前記アッパー導光部の後面に形成され、前記第二領域の後方の上において左右に間隔を置いて階段状に配列され、前記第三反射面によって反射された光を前方へ反射する複数の第四反射面と、
    前記アッパー導光部の上面に形成され、前下りに傾斜して、前記複数の第四反射面の配列の前方に配置され、前記複数の第四反射面によって反射された光を下方へ反射する第五反射面と、
    前記アッパー導光部の下面に形成され、前下りに傾斜して、前記複数の第四反射面の配列の下方及び前記第二領域の後方に配置され、前記第五反射面によって反射された光を前記第二領域に向けて反射する第六反射面と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の灯具。
  3. 前記ロア導光部が、
    前記ロア導光部の前面に形成され、前記取込部の下部の前方に配置され、前記取込部によって取り込まれた光の一部を側方へ反射する第七反射面と、
    前記ロア導光部の前面に形成され、前記第三領域の前方の下において左右に間隔を置いて階段状に配列され、前記第七反射面によって反射された光を後方へ反射する複数の第八反射面と、
    前記第三領域よりも後側において前記ロア導光部の下面に形成され、後ろ上りに傾斜し、前記複数の第八反射面の配列の後方に配置され、前記複数の第八反射面によって反射された光を上方へ反射する第九反射面と、
    前記第三領域よりも後側において前記ロア導光部の上面に形成され、後ろ下りに傾斜し、前記第九反射面の上方及び前記第三領域の後方に配置され、前記第九反射面によって反射された光を前記第三領域に向けて反射する第十反射面と、
    を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018045940A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 市光工業株式会社 車両用光学部材、および、車両用光学部材を備える車両用灯具
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JP2021061184A (ja) * 2019-10-08 2021-04-15 スタンレー電気株式会社 導光レンズ、レンズ結合体及び車両用灯具

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