JP2018128861A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】交通の安全性の向上を図ることが出来る情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置100は、特定の車両110の周辺の交通状況を示す情報を取得する。情報処理装置100は、取得した交通状況を示す情報を、特定の車両110の移動方向を示す情報または特定の車両110の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する。受信装置101は、特定の車両110の移動方向を示す情報または特定の車両110の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けられた交通状況を示す情報を、近距離無線通信を用いて受信する。受信装置101は、特定の車両110の移動方向を示す情報または特定の車両110の位置を示す情報の少なくともいずれかに基づいて、特定の車両110の周辺の交通状況を示す情報を利用することが好ましいか否かを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
従来、車両に搭載されたカーナビゲーション装置で、信号機などのインフラストラクチャー(Infrastructure)設備に関する情報を、道路上の各所に設置されたビーコンから受信し、その情報をドライバーに提供するVICS(Vehicle Information and Communication System:登録商標)がある。
先行技術としては、例えば、画像を解析処理して、撮像時に点灯していた信号を識別する信号識別情報を生成し、この信号識別情報を、信号位置情報、撮像日時情報とともに信号情報として格納するものがある。また、例えば、自車両の周辺を走行する他車両の挙動に関する情報を、他車両からの通信によって取得する技術がある。また、例えば、表示部およびブザーを制御して、信号灯器の表示状態が「赤色」であり進入禁止である旨の赤信号警報をドライバーに対して可視および可聴表示する技術がある。また、例えば、撮像部の撮像範囲内に含まれる信号機の消灯期間を求め、CCD(Charge Coupled Device)の電荷蓄積期間が信号機の消灯期間よりも長くなるようにシャッタを制御する技術がある。
特開2006−48624号公報 特開2013−33324号公報 特開平9−180091号公報 特開2007−161189号公報
しかしながら、従来技術では、VICSが適用されていない地域では、自動車のドライバーが、その自動車の前方の交通状況を把握することができない状態で運転を行ってしまうことがあり、交通の安全性を確保することが難しい場合がある。例えば、普通自動車のドライバーが、前方を走行する大型自動車に視界が遮られ、前方にある信号機の信号状態を目視することができず、VICSを利用して信号機の信号状態を把握することもできない状態で、運転を行ってしまうことがある。
1つの側面では、本発明は、交通の安全性の向上を図ることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
1つの実施態様によれば、車両の周辺の交通状況を示す情報を取得し、取得した前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが提案される。
本発明の一態様によれば、交通の安全性の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、運転支援システム200の一例を示す説明図である。 図3は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、情報処理装置100のハードウェア構成の別の例を示すブロック図である。 図5は、受信装置101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、運転支援システム200の機能的構成例を示すブロック図である。 図7は、運転支援システム200の第1の動作例を示す説明図である。 図8は、運転支援システム200の第2の動作例を示す説明図である。 図9は、運転支援システム200の第3の動作例を示す説明図である。 図10は、運転支援システム200の第4の動作例を示す説明図である。 図11は、発信処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、注意喚起処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置100は、特定の車両に設けられるコンピュータである。情報処理装置100は、車載装置である。情報処理装置100は、例えば、ドライブレコーダである。
情報処理装置100は、例えば、自装置と同じ車両に設けられたカーナビゲーション装置と通信可能であってもよい。以下の説明では、カーナビゲーション装置を「カーナビ」と表記する場合がある。特定の車両は、例えば、トラックなどの大型自動車である。
ここで、道路では、大型自動車と普通自動車と軽自動車と自動二輪車となどが混在して走行している。換言すれば、道路では、車高の比較的高い車両と車高の比較的低い車両とが混在して走行している。このため、車高の比較的高い車両の直後に、車高の比較的低い車両が走行する場合がある。
この場合、車高の比較的低い車両のドライバーは、前方を走行する車高の比較的高い車両によって視界が遮られてしまい、前方に設置された道路標識や信号機などを目視することが難しくなってしまうことがある。結果として、車高の比較的低い車両のドライバーは、安全な運転または円滑な運転を行うことが難しくなってしまうことがある。
例えば、交差点に向かうトラックの直後を走行する普通自動車のドライバーは、トラックによって視界が遮られ、交差点の信号機を目視しにくい場合、トラックの交差点への進入に合わせて、普通自動車を交差点に進入させるように運転を行ってしまうことがある。そして、普通自動車が交差点に進入した時点で、既に交差点の信号機の信号状態が赤信号になっていると、交通事故が発生してしまう可能性がある。
これに対し、VICSなどを利用し、車両のドライバーに、その車両に設けられたカーナビなどを介して、その車両が向かう交差点や横断歩道などに設置された信号機の信号状態を通知することにより、交通の安全性の向上を図ることが考えられる。しかしながら、VICSなどを利用することができない場合には、車両のドライバーに、その車両が向かう交差点や横断歩道などに設置された信号機の信号状態を通知することができない。例えば、信号機の信号状態を収集し管理するサーバがない場合、または、信号機の信号状態をカーナビなどに送信するビーコンが道路に設けられていない場合には、車両のドライバーに信号状態を通知することができない。
さらに、車両が交差点の信号状態を取得した場合に、その信号状態を、その車両から近距離無線通信を用いて発信し、他車両に設けられたカーナビなどに受信させ、他車両のドライバーに通知することが考えられる。しかしながら、カーナビは、信号状態の発信元との位置関係などが不明であるため、受信した信号状態を利用することが好ましいか否かを判定することができない。例えば、発信元になる車両が走行する車線に対して交差点で直交する別の車線を走行している車両のカーナビが、受信した信号状態をドライバーに通知してしまい、ドライバーを混乱させてしまうことがある。
そこで、本実施の形態では、車両の周辺の交通状況を示す情報を、近距離無線通信を用いて発信する場合に、その情報を受信したコンピュータが、その情報を利用することが好ましいか否かを判定可能なようにすることができる情報処理方法について説明する。
図1の例では、情報処理装置100は、車両110に設けられる。車両110は、例えば、トラックなどの大型自動車である。車両110は、例えば、横断歩道の手前で停止している。受信装置101は、車両110とは別の車両120に設けられる。車両120は、例えば、普通自動車である。車両120は、例えば、トラックの直後で停止している。
(1−1)情報処理装置100は、車両110の周辺の交通状況を示す情報を取得する。交通状況を示す情報は、例えば、車両110の前方にある信号機130の信号状態を示す情報である。交通状況を示す情報は、例えば、車両110の前方における渋滞状況を示す情報であってもよい。交通状況を示す情報は、例えば、車両110の前方を撮像した撮像画像を示す情報であってもよい。
情報処理装置100は、例えば、カメラを有し、そのカメラが撮像した撮像画像に基づいて、その撮像画像に映った信号機130の信号状態を解析し、解析した結果得られた信号状態を示す情報を、交通状況を示す情報として取得する。撮像画像は、動画像であっても静止画像であってもよい。これにより、情報処理装置100は、VICSなどを利用することができなくても、車両110の周辺の交通状況を示す情報を取得することができる。
(1−2)情報処理装置100は、取得した交通状況を示す情報を、車両110の移動方向を示す情報または車両110の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する。情報処理装置100は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機を有し、GPS座標の変化に基づいて、車両110の移動方向を示す情報を作成する。そして、情報処理装置100は、例えば、取得した信号状態を示す情報に、作成した車両110の移動方向を示す情報を対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する。これにより、情報処理装置100は、通信圏内にある受信装置101に、車両110の移動方向を示す情報または車両110の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けられた、車両110の周辺の交通状況を示す情報を受信させることができる。
受信装置101は、車両110の移動方向を示す情報または車両110の位置を示す情報に基づいて、受信した車両110の周辺の交通状況を示す情報を利用することが好ましいか否かを判定することができる。好ましい場合とは、例えば、車両110と車両120とが同じ車線を走行している場合である。好ましい場合とは、例えば、車両110が、車両120の前方にある場合であってもよい。
受信装置101は、例えば、受信した車両110の移動方向を示す情報に基づいて、車両110と、自装置が設けられた車両120との移動方向が一致するか否かを判定することができる。受信装置101は、移動方向が一致すれば、車両110と車両120とが同じ車線を走行していると判断することができ、移動方向が一致しなければ、車両110と車両120とが直交する車線や対向する車線を走行していると判断することができる。
受信装置101は、例えば、受信した車両110の位置を示す情報に基づいて、車両110の位置が、自装置が設けられた車両120の移動方向の先にあるか否かを判定することができる。受信装置101は、車両120の移動方向の先にあれば、車両110が車両120の前方にあると判断することができ、車両120の移動方向の先になければ、車両110が車両120の前方にはないと判断することができる。
さらに、受信装置101は、車両110の周辺の交通状況を示す情報を利用することが好ましいと判定した場合、車両110の周辺の交通状況を示す情報に基づいて所定の出力処理を行うことができる。所定の出力処理は、車両120のドライバーに対する注意や警告になる情報を出力する。所定の出力処理は、例えば、車両110の周辺の交通状況を示す情報を出力する。
結果として、受信装置101が設けられた車両120のドライバーは、車両110の周辺の交通状況を示す情報を利用することが好ましい場合に、その交通状況を示す情報を把握することができる。このため、例えば、受信装置101が設けられた車両120のドライバーは、直接目視することができない信号機130の信号状態を把握することができ、安全な運転または円滑な運転を行うことができる。
また、受信装置101が設けられた車両120のドライバーは、車両110の周辺の交通状況を示す情報を利用することが好ましくない場合には、その交通状況を示す情報を通知されて混乱してしまうことがなくなる。このため、例えば、受信装置101が設けられた車両120のドライバーは、車両120が走行する車線に直交する車線や対向する車線を走行する車両110の周辺の交通状況を通知されてしまうことがない。また、受信装置101が設けられた車両120のドライバーは、車両110の後方にある車両120の周辺の交通状況を通知されてしまうことがない。このように、情報処理装置100は、交通の安全性の向上を図ることができる。
情報処理装置100は、交通の安全性の向上を図る際、VICSなどを利用することができなくてもよい。このため、情報処理装置100は、VICSなどがまだ適用されていない地域に対しても、交通の安全性の向上を図ることができる。このため、情報処理装置100は、VICSなどをすべての地域に適用しなくてもよくなり、VICSなどの整備にかかるコストの低減化を図ることができる。また、情報処理装置100は、信号機の新規設置または撤去などがあり、交通環境の変化があった場合に対しても、その変化にかかわらず交通の安全性の向上を図ることができる。このため、情報処理装置100は、交通環境の変化に応じてVICSなどが整備されるまでの間も、交通の安全性の向上を図ることができる。
ここでは、情報処理装置100が、車両110の周辺の交通状況を示す情報を取得する都度、その交通状況を示す情報を発信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置100が、所定の条件を満たす場合に、交通状況を示す情報を発信する場合があってもよい。これにより、情報処理装置100は、所定の条件を満たさない場合には交通状況を示す情報を発信せず、消費電力の低減化を図ることができる。また、情報処理装置100は、所定の条件を満たさず、受信装置101が設けられた車両120のドライバーが、交通状況を示す情報を利用することが好ましくない場合には、その交通状況を示す情報を発信しないようにすることができる。
(運転支援システム200の一例)
次に、図2を用いて、図1に示した情報処理装置100を適用した、運転支援システム200の一例について説明する。
図2は、運転支援システム200の一例を示す説明図である。図2において、運転支援システム200は、情報処理装置100と、1以上の受信装置101とを含む。運転支援システム200において、情報処理装置100と受信装置101とは、近距離無線通信を用いて、データの送受信を行う。
情報処理装置100は、特定の車両に設けられ、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報と、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報の少なくともいずれかとを対応付けた交通情報を、近距離無線通信を用いて発信する。
情報処理装置100は、車載装置である。情報処理装置100は、例えば、ドライブレコーダである。情報処理装置100は、例えば、自装置と同じ車両に設けられたカーナビと通信可能であってもよい。情報処理装置100は、例えば、カーナビと一体であってもよい。情報処理装置100は、例えば、特定の車両に持ち込み可能な、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブル端末などであってもよい。特定の車両は、例えば、トラックなどの大型自動車である。特定の車両は、例えば、普通自動車などであってもよい。
受信装置101は、特定の車両とは異なる別の車両に設けられ、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報と、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報の少なくともいずれかとを対応付けた交通情報を受信する。1以上の受信装置101は、少なくとも、近距離無線通信を用いて、交通情報を、情報処理装置100から直接受信することができる受信装置101を含む。1以上の受信装置101は、交通情報を、他の受信装置101を介して、間接的に受信することができる受信装置101を含んでいてもよい。
受信装置101は、車載装置である。受信装置101は、例えば、カーナビである。受信装置101は、例えば、車両に持ち込み可能な、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブル端末などであってもよい。特定の車両とは異なる別の車両は、例えば、普通自動車である。特定の車両とは異なる別の車両は、例えば、原動機付自転車や軽車両などであってもよい。
ここでは、情報処理装置100と、受信装置101とが別の装置である場合について説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置100が、受信装置101としても動作可能である場合があってもよい。また、例えば、受信装置101が、情報処理装置100としても動作可能である場合があってもよい。
(情報処理装置100のハードウェア構成の一例)
次に、図3を用いて、情報処理装置100のハードウェア構成の一例について説明する。
図3は、情報処理装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3において、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、通信部303と、記録媒体I/F304と、記録媒体305と、カメラ306と、スピーカー307と、GPS受信機308とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置100の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
通信部303は、電波を送受信し、近距離無線通信を行う。通信部303は、受信した電波に対応する情報を出力し、入力された情報を電波として送信する。通信部303は、例えば、Wi−Fi(登録商標)に対応する通信回路である。通信部303は、例えば、Bluetooth(登録商標)に対応する通信回路であってもよい。
記録媒体I/F304は、CPU301の制御にしたがって記録媒体305に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F304は、例えば、ディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)ポートなどである。記録媒体305は、記録媒体I/F304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体305は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体305は、情報処理装置100から着脱可能であってもよい。
カメラ306は、CCDやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの光電変換素子を有する装置である。カメラ306は、情報処理装置100が設けられた車両の前方の撮像範囲を撮像し、撮像画像をメモリ302や記録媒体305に記憶する。スピーカー307は、CPU301の制御にしたがって、音声を出力する。GPS受信機308は、GPS衛星から電波を受信し、受信した電波に基づいて情報処理装置100の位置情報として、情報処理装置100のGPS座標をメモリ302や記録媒体305に記憶する。
情報処理装置100は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、タッチパネルなどを有してもよい。また、情報処理装置100は、記録媒体I/F304や記録媒体305を有していなくてもよい。
(情報処理装置100のハードウェア構成の別の例)
次に、図4を用いて、情報処理装置100のハードウェア構成の別の例について説明する。
図4は、情報処理装置100のハードウェア構成の別の例を示すブロック図である。図4に示す情報処理装置100の構成のうち、図3に示す情報処理装置100の構成と同様である構成については、図3と同じ符号を付して説明を省略する。図4において、情報処理装置100は、カーナビI/F401を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
カーナビI/F401は、CPU301の制御にしたがって、有線によってカーナビ402に接続し、カーナビ402からのデータの入出力を制御する。カーナビI/F401は、例えば、信号機などのインフラストラクチャー設備の位置情報を、カーナビ402から取得する。カーナビI/F401は、無線によってカーナビ402に接続してもよい。カーナビI/F401は、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などに対応する通信回路であってもよい。カーナビ402は、信号機などのインフラストラクチャー設備の位置情報を提供する。カーナビ402は、情報処理装置100から着脱可能であってもよい。
図4の例では、情報処理装置100は、カーナビ402に音声出力機能があれば、スピーカー307を有さずに、スピーカー307の代わりにカーナビ402を制御して、カーナビ402に音声出力を行わせてもよい。情報処理装置100は、カーナビ402にGPS受信機があれば、GPS受信機308を有さずに、GPS受信機308の代わりにカーナビ402から、GPS座標を取得してもよい。
(受信装置101のハードウェア構成の一例)
次に、図5を用いて、受信装置101のハードウェア構成の一例について説明する。
図5は、受信装置101のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図5において、受信装置101は、CPU501と、メモリ502と、通信部503と、記録媒体I/F504と、記録媒体505と、ディスプレイ506と、スピーカー507と、GPS受信機508とを有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、受信装置101の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。
通信部503は、電波を送受信し、近距離無線通信を行う。通信部503は、受信した電波に対応する情報を出力し、入力された情報を電波として送信する。通信部503は、例えば、Wi−Fi(登録商標)に対応する通信回路である。通信部503は、例えば、Bluetooth(登録商標)に対応する通信回路であってもよい。
記録媒体I/F504は、CPU501の制御にしたがって記録媒体505に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F504は、例えば、ディスクドライブ、SSD、USBポートなどである。記録媒体505は、記録媒体I/F504の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体505は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体505は、受信装置101から着脱可能であってもよい。
ディスプレイ506は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ506は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどである。スピーカー507は、CPU501の制御にしたがって、音声を出力する。GPS受信機508は、GPS衛星から電波を受信し、受信した電波に基づいて受信装置101の位置情報として、受信装置101のGPS座標をメモリ502や記録媒体505に記憶する。
受信装置101は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、タッチパネルなどを有してもよい。また、受信装置101は、記録媒体I/F504や記録媒体505を有していなくてもよい。
(運転支援システム200の機能的構成例)
次に、図6を用いて、運転支援システム200の機能的構成例について説明する。
図6は、運転支援システム200の機能的構成例を示すブロック図である。運転支援システム200において、情報処理装置100は、第1の取得部601と、第1の判定部602と、第1の出力部603とを含む。
第1の取得部601〜第1の出力部603は、情報処理装置100の制御部となる機能である。第1の取得部601〜第1の出力部603は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、通信部303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶される。
第1の取得部601は、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を取得する。特定の車両は、情報処理装置100が設けられた車両である。特定の車両は、例えば、トラックなどの大型自動車である。交通状況を示す情報は、特定の車両の前方にある信号機の信号状態を示す情報である。信号状態は、例えば、特定の車両に対して停止を示す状態である。停止を示す状態は、例えば、信号機が赤信号および黄信号の状態である。信号状態は、例えば、特定の車両に対して進行許可を示す状態であってもよい。進行許可を示す状態は、例えば、信号機が青信号の状態である。
交通状況を示す情報は、特定の車両の前方における渋滞状況を示す情報であってもよい。渋滞状況は、例えば、特定の車両の前方に停止中の他の車両の数である。交通状況を示す情報は、例えば、特定の車両の前方を撮像した撮像画像を示す情報であってもよい。撮像画像を示す情報は、信号機の信号状態を示す情報としても扱うことができる。撮像画像を示す情報は、渋滞状況を示す情報としても扱うことができる。
第1の取得部601は、例えば、特定の車両から前方を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて、特定の車両の前方における交通状況を示す情報を取得する。撮像部は、例えば、カメラ306である。撮像画像は、動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。第1の取得部601は、具体的には、カメラ306が撮像した撮像画像に基づいて、その撮像画像に映った信号機の信号状態を解析し、信号状態を示す情報を取得する。これにより、第1の取得部601は、交通の安全性の向上を図るために、特定の車両とは異なる別の車両に設けられた受信装置101に利用させる情報を取得することができる。別の車両は、例えば、普通自動車である。別の車両は、例えば、原動機付自転車や軽車両などであってもよい。
第1の判定部602は、所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を発信する条件である。所定の条件は、例えば、特定の車両の前方にある信号機の信号状態が、特定の車両に対して停止を示すことを含んでもよい。所定の条件は、具体的には、特定の車両の前方にある信号機の信号状態が、赤信号または黄信号のいずれかであることを含む。第1の判定部602は、例えば、カメラ306が撮像した撮像画像に基づいて、その撮像画像に映った特定の車両の前方にある信号機の信号状態を解析し、信号状態が赤信号または黄信号のいずれかであるか否かを判定する。
また、所定の条件は、例えば、特定の車両の前方にある信号機に、特定の車両が一定以上近づいたことを含んでもよい。第1の判定部602は、例えば、特定の車両の前方にある信号機の位置情報をカーナビ402から取得し、情報処理装置100のGPS座標をGPS受信機308から取得する。そして、第1の判定部602は、その信号機に、情報処理装置100が設けられた特定の車両が一定以上近づいたか否かを判定する。また、所定の条件は、例えば、特定の車両が停止したことを含んでもよい。第1の判定部602は、例えば、情報処理装置100のGPS座標をGPS受信機308から取得し、情報処理装置100が設けられた特定の車両が停止したか否かを判定する。
所定の条件は、具体的には、特定の車両の前方にある信号機の信号状態が、赤信号または黄信号のいずれかであって、かつ、特定の車両の前方にある信号機に、特定の車両が一定以上近づいたことであってもよい。これにより、第1の判定部602は、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を発信するための所定の条件を満たすか否かを判定することができ、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を発信する頻度を抑制し、消費電力の低減化を図ることができる。
第1の出力部603は、第1の取得部601が取得した交通状況を示す情報を、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する。移動方向を示す情報は、例えば、特定の車両の移動方向に対応する方角を示す情報である。移動方向を示す情報は、例えば、GPS受信機308から取得可能な、複数時点でのGPS座標である。位置を示す情報は、例えば、GPS受信機308から取得可能なGPS座標である。
第1の出力部603は、例えば、第1の判定部602が所定の条件を満たすと判定した場合に、交通状況を示す情報を、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報と対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する。第1の出力部603は、具体的には、所定の条件を満たす場合に、交通状況を示す情報と、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報とを対応付けた交通情報を、近距離無線通信を用いて発信する。これにより、第1の出力部603は、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を発信する場合に、その情報を受信した受信装置101が、その情報を利用することが好ましいか否かを判定可能なようにすることができる。
第1の出力部603は、交通状況を示す情報、特定の車両の移動方向を示す情報、または、特定の車両の位置を示す情報を出力してもよい。また、第1の出力部603は、交通状況を示す情報を、近距離無線通信を用いて発信した時点などに関する情報を、ログ情報として出力してもよい。出力形式は、例えば、ディスプレイ(不図示)への表示、プリンタ(不図示)への印刷出力、通信部303による外部装置への送信、または、メモリ302や記録媒体305などの記憶領域への記憶である。これにより、第1の出力部603は、交通状況を示す情報などを、特定の車両のドライバー、または、運転支援システム200の管理者などが利用可能にすることができる。
また、運転支援システム200において、受信装置101は、第2の取得部611と、第2の判定部612と、第2の出力部613とを含む。
第2の取得部611〜第2の出力部613は、受信装置101の制御部となる機能である。第2の取得部611〜第2の出力部613は、具体的には、例えば、図5に示したメモリ502や記録媒体505などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU501に実行させることにより、または、通信部503により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図5に示したメモリ502や記録媒体505などの記憶領域に記憶される。
第2の取得部611は、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けられた、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を、近距離無線通信を用いて取得する。第2の取得部611は、例えば、交通状況を示す情報と、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報とを対応付けた交通情報を、近距離無線通信を用いて受信する。これにより、第2の取得部611は、第2の出力部613が注意喚起情報を出力するために用いる、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を取得することができる。
第2の判定部612は、特定の車両の移動方向を示す情報または特定の車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに基づいて、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報に基づく所定の出力処理を行うか否かを判定する。所定の出力処理は、受信装置101が設けられた車両のドライバーに対する注意や警告になる注意喚起情報を出力する。所定の出力処理は、例えば、注意喚起情報として、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報をそのまま出力してもよい。注意喚起情報は、例えば、「前方の信号機が赤信号です」などのメッセージである。第2の判定部612は、例えば、第2の取得部611が取得した交通情報に基づいて、所定の出力処理を行う所定の条件を満たすか否かを判定する。
所定の条件は、注意喚起情報を出力する条件である。所定の条件は、例えば、交通情報の発信元の情報処理装置100が設けられた特定の車両が、受信装置101が設けられた車両と同じ車線を走行する車両であることを含んでもよい。第2の判定部612は、例えば、特定の車両の移動方向を示す情報に基づいて、受信装置101が設けられた車両と、特定の車両との移動方向が一致する場合に、同じ車線を走行するとして、所定の条件を満たすと判定する。第2の判定部612は、具体的には、GPS受信機508から出力された、現在までの複数の時点でのGPS座標に基づいて、受信装置101が設けられた車両の移動方向を特定し、特定の車両の移動方向と一致するか否かを判定する。
また、所定の条件は、例えば、交通情報の発信元の情報処理装置100が設けられた特定の車両が、受信装置101が設けられた車両の前方にある車両であることを含んでもよい。第2の判定部612は、例えば、特定の車両の位置を示す情報に基づいて、特定の車両が、受信装置101が設けられた車両の前方にある車両であるか否かを判定する。第2の判定部612は、具体的には、GPS受信機508から出力された、現在までの複数の時点でのGPS座標に基づいて、受信装置101が設けられた車両の移動方向を特定する。そして、第2の判定部612は、特定の車両の位置が、現在のGPS座標が示す位置から、受信装置101が設けられた車両の移動方向の先にある場合、特定の車両が、受信装置101が設けられた車両の前方にある車両であると判定する。
また、所定の条件は、例えば、信号機の信号状態が、特定の車両に対して停止を示すことを含んでもよい。所定の条件は、具体的には、信号機の信号状態が、赤信号または黄信号のいずれかであることを含む。第2の判定部612は、例えば、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報に基づいて、信号機の信号状態が、赤信号または黄信号のいずれかであるか否かを判定する。これにより、第2の判定部612は、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報を利用して、注意喚起情報を出力することが好ましいか否かを判定することができる。
第2の出力部613は、第2の判定部612が所定の出力処理を行うと判定した場合に、第2の取得部611が取得した特定の車両の周辺の交通状況を示す情報に基づいて、所定の出力処理を行う。第2の出力部613は、例えば、交通情報に含まれる信号状態に基づいて、ディスプレイ506またはスピーカー507を用いて注意喚起情報を出力する。第2の出力部613は、具体的には、信号状態が赤信号または黄信号であることを示す注意喚起情報を出力する。これにより、第2の出力部613は、交通の安全性の向上を図ることができる。
第2の出力部613は、第2の取得部611が取得した、特定の車両の周辺の交通状況を示す情報、特定の車両の移動方向を示す情報、または、特定の車両の位置を示す情報を出力してもよい。出力形式は、例えば、ディスプレイ506への表示、プリンタ(不図示)への印刷出力、通信部503による外部装置への送信、または、メモリ502や記録媒体505などの記憶領域への記憶である。これにより、第2の出力部613は、交通状況を示す情報などを、特定の車両のドライバー、または、運転支援システム200の管理者などが利用可能にすることができる。
ここでは、情報処理装置100が、第1の取得部601と、第1の判定部602と、第1の出力部603とを含む場合について説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置100が、さらに、第2の取得部611と、第2の判定部612と、第2の出力部613とを含み、受信装置101の制御部となる機能も有する場合があってもよい。この場合、第2の取得部611〜第2の出力部613は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、通信部303により、その機能を実現する。
ここでは、受信装置101が、第2の取得部611と、第2の判定部612と、第2の出力部613とを含む場合について説明したが、これに限らない。例えば、受信装置101が、さらに、第1の取得部601と、第1の判定部602と、第1の出力部603とを含み、情報処理装置100の制御部となる機能も有する場合があってもよい。
(運転支援システム200の第1の動作例)
次に、図7を用いて、運転支援システム200の第1の動作例について説明する。
図7は、運転支援システム200の第1の動作例を示す説明図である。図7の例では、信号機701が設置された交差点700があり、その交差点700の周辺に車両A〜Cがある場合における、第1の動作例について説明する。車両Aは、交差点700の手前にある。車両Bは、交差点700の手前、かつ、車両Aの直後にある。車両Cは、車両A,Bが走行する車線に対して交差点700で直交する別の車線にある。
車両Aは、情報処理装置100が設けられる。以下の説明では、車両Aに設けられた情報処理装置100を「情報処理装置100A」と表記する場合がある。車両Bは、受信装置101が設けられる。以下の説明では、車両Bに設けられた受信装置101を「受信装置101B」と表記する場合がある。車両Cは、受信装置101が設けられる。以下の説明では、車両Cに設けられた受信装置101を「受信装置101C」と表記する場合がある。
情報処理装置100Aは、交差点700に設置された信号機701の位置情報を、カーナビ402から取得する。また、情報処理装置100Aは、車両Aの位置情報として、情報処理装置100AのGPS座標をGPS受信機308から取得する。そして、情報処理装置100Aは、取得した信号機701の位置情報と、車両Aの位置情報とに基づいて、車両Aが信号機701に一定以上近づいたか否かを判定する。
情報処理装置100Aは、車両Aが信号機701に一定以上近づいたため、カメラ306が撮像した撮像画像に基づいて、その撮像画像に映った信号機701の信号状態を解析する。次に、情報処理装置100Aは、解析によって得られた信号機701の信号状態が、赤信号または黄信号のいずれかであるか否かを判定する。図7の例では、信号機701の信号状態が、赤信号であるとする。
情報処理装置100Aは、赤信号であるため、現在までの複数の時点での情報処理装置100AのGPS座標に基づいて、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを作成する。次に、情報処理装置100Aは、信号機701の信号状態を示す情報と、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を作成し、近距離無線通信を用いて発信する。これにより、情報処理装置100Aは、自装置の通信圏内にある受信装置101に、交通情報を受信させることができる。
受信装置101Bは、信号機701の信号状態を示す情報と、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を受信する。受信装置101Bは、現在までの複数の時点での受信装置101BのGPS座標に基づいて、車両Bの移動方向を特定する。受信装置101Bは、例えば、車両Aの移動方向を示す情報に基づいて、車両Aの移動方向と、特定した車両Bの移動方向とが同じ方向であるか否かを判定する。
受信装置101Bは、同じ方向であれば、車両Aと車両Bとが同じ車線上にあると判断し、信号機701の信号状態を示す情報を利用することが好ましいと判断する。このため、受信装置101Bは、信号機701の信号状態を示す情報を、ディスプレイ506やスピーカー507を用いて出力し、信号機701の信号状態を車両Bのドライバーに把握させる。これにより、受信装置101Bは、交通の安全性の向上を図ることができる。
受信装置101Cは、信号機701の信号状態を示す情報と、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を受信する。受信装置101Cは、現在までの複数の時点での受信装置101CのGPS座標に基づいて、車両Cの移動方向を特定する。受信装置101Cは、例えば、車両Aの移動方向を示す情報に基づいて、車両Aの移動方向と、特定した車両Cの移動方向とが同じ方向であるか否かを判定する。
受信装置101Cは、同じ方向でなければ、車両Aと車両Cとが同じ車線上にはないと判断し、信号機701の信号状態を示す情報を利用することが好ましくないと判断する。このため、受信装置101Cは、信号機701の信号状態を、車両Cのドライバーに通知しない。これにより、受信装置101Cは、車両Cのドライバーを混乱させないようにすることができる。
このように、運転支援システム200は、車両Aと同じ車線を走行する車両Bのドライバーには、車両Aの周辺の交通状況として、信号機701の信号状態が通知されるようにすることができる。一方で、運転支援システム200は、車両Aと異なる車線を走行する車両Cのドライバーには、車両Aの周辺の交通状況が通知されないようにすることができる。このため、運転支援システム200は、交通の安全性の向上を図るとともに、ドライバーを混乱させないようにすることができる。
ここでは、情報処理装置100Aが、信号機701の信号状態を発信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、情報処理装置100Aは、さらに、車両Aの前方の、交差点700を通過した先における車両の詰まり具合を示す情報を発信してもよい。
(運転支援システム200の第2の動作例)
次に、図8を用いて、運転支援システム200の第2の動作例について説明する。
図8は、運転支援システム200の第2の動作例を示す説明図である。図8の例では、信号機701が設置された交差点700があり、その交差点700の周辺に車両A〜Dがある場合における、第2の動作例について説明する。車両Aは、交差点700の手前にある。車両Bは、交差点700の手前、かつ、車両Aの直後にある。車両Cは、車両A,Bが走行する車線に対して交差点700で直交する別の車線にある。
図8の例では、図7の例と同様に、車両Aは、情報処理装置100Aが設けられる。車両Bは、受信装置101Bが設けられる。車両Cは、受信装置101Cが設けられる。情報処理装置100Aは、図7の例と同様の動作を行うため、説明を省略する。
受信装置101Bは、図7の例と同様に、信号機701の信号状態を示す情報と、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を受信する。受信装置101Bは、図7の例と同様に、現在までの複数の時点での受信装置101BのGPS座標に基づいて、車両Bの移動方向を特定する。受信装置101Bは、図7の例と同様に、車両Aの移動方向を示す情報に基づいて、車両Aの移動方向と、特定した車両Bの移動方向とが同じ方向であるか否かを判定する。
受信装置101Bは、図7の例と同様に、同じ方向であれば、車両Aと車両Bとが同じ車線上にあると判断し、信号機701の信号状態を示す情報を利用することが好ましいと判断する。このため、受信装置101Bは、図7の例と同様に、信号機701の信号状態を示す情報を、ディスプレイ506やスピーカー507を用いて出力し、信号機701の信号状態を車両Bのドライバーに把握させる。これにより、受信装置101Bは、交通の安全性の向上を図ることができる。
受信装置101Bは、図8の例では、さらに、受信した、信号機701の信号状態を示す情報と、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を、近距離無線通信を用いて発信する。交通情報は、転送される回数が限られていてもよい。受信装置101Cは、図7の例と同様の動作を行うため、説明を省略する。
受信装置101Dは、信号機701の信号状態を示す情報と、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を、受信装置101Bを介して受信する。受信装置101Dは、現在までの複数の時点での受信装置101DのGPS座標に基づいて、車両Dの移動方向を特定する。受信装置101Dは、例えば、車両Aの移動方向を示す情報に基づいて、車両Aの移動方向と、特定した車両Dの移動方向とが同じ方向であるか否かを判定する。
受信装置101Dは、同じ方向であれば、車両Aと車両Dとが同じ車線上にあると判断し、信号機701の信号状態を示す情報を利用することが好ましいと判断する。このため、受信装置101Dは、信号機701の信号状態を示す情報を、ディスプレイ506やスピーカー507を用いて出力し、信号機701の信号状態を車両Dのドライバーに把握させる。これにより、受信装置101Dは、信号機701の信号状態を示す情報と、車両Aの移動方向を示す情報と、車両Aの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を、情報処理装置100Aから直接受信することができなくても、交通の安全性の向上を図ることができる。
(運転支援システム200の第3の動作例)
次に、図9を用いて、運転支援システム200の第3の動作例について説明する。
図9は、運転支援システム200の第3の動作例を示す説明図である。図9の例では、道路900上に車両E〜Hがある場合における、第3の動作例について説明する。車両Eは、道路900上にある。車両Fは、車両Eの直後にある。車両Gは、車両Eの前方にある。車両Hは、車両Gの前方にある。
車両Eは、情報処理装置100が設けられる。以下の説明では、車両Eに設けられた情報処理装置100を「情報処理装置100E」と表記する場合がある。車両Fは、受信装置101が設けられる。以下の説明では、車両Fに設けられた受信装置101を「受信装置101F」と表記する場合がある。車両Gは、受信装置101が設けられる。以下の説明では、車両Gに設けられた受信装置101を「受信装置101G」と表記する場合がある。車両Hは、受信装置101が設けられる。以下の説明では、車両Hに設けられた受信装置101を「受信装置101H」と表記する場合がある。
情報処理装置100Eは、車両Eの位置情報として、現在までの複数の時点での情報処理装置100EのGPS座標をGPS受信機308から取得する。そして、情報処理装置100Eは、現在までの複数の時点での車両Eの位置情報に基づいて、車両Eが停止したか否かを判定する。情報処理装置100Eは、車両Eが停止したため、カメラ306が撮像した撮像画像に基づいて、その撮像画像に映った、車両Eの前方における渋滞状況を解析する。
情報処理装置100Eは、現在までの複数の時点での情報処理装置100EのGPS座標に基づいて、車両Eの移動方向を示す情報と、車両Eの位置を示す情報とを作成する。次に、情報処理装置100Eは、解析によって得られた渋滞状況を示す情報と、車両Eの移動方向を示す情報と、車両Eの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を作成し、近距離無線通信を用いて発信する。
受信装置101Fは、渋滞状況を示す情報と、車両Eの移動方向を示す情報と、車両Eの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を受信する。受信装置101Fは、受信装置101FのGPS座標を、車両Fの位置情報として取得する。受信装置101Fは、例えば、車両Eの位置を示す情報と、受信装置101FのGPS座標とに基づいて、車両Eが、車両Fの前方にある車両であるか否かを判定する。
受信装置101Fは、車両Eが、車両Fの前方にある車両であれば、渋滞状況を示す情報を利用することが好ましいと判断する。このため、受信装置101Fは、渋滞状況を示す情報を、ディスプレイ506やスピーカー507を用いて出力し、渋滞状況を車両Fのドライバーに把握させる。これにより、受信装置101Fは、交通の安全性の向上を図ることができる。
受信装置101Gは、渋滞状況を示す情報と、車両Eの移動方向を示す情報と、車両Eの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を受信する。受信装置101Gは、受信装置101GのGPS座標を、車両Gの位置情報として取得する。受信装置101Gは、例えば、車両Eの位置を示す情報と、受信装置101GのGPS座標とに基づいて、車両Eが、車両Gの前方にある車両であるか否かを判定する。
受信装置101Gは、車両Eが、車両Gの前方にある車両でなければ、渋滞状況を示す情報を利用することが好ましくないと判断する。このため、受信装置101Gは、渋滞状況を、車両Gのドライバーに通知しない。これにより、受信装置101Gは、車両Gのドライバーを混乱させないようにすることができる。
受信装置101Hは、渋滞状況を示す情報と、車両Eの移動方向を示す情報と、車両Eの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を受信する。受信装置101Hは、受信装置101HのGPS座標を、車両Hの位置情報として取得する。受信装置101Hは、例えば、車両Eの位置を示す情報と、受信装置101HのGPS座標とに基づいて、車両Eが、車両Hの前方にある車両であるか否かを判定する。
受信装置101Hは、車両Eが、車両Hの前方にある車両でなければ、渋滞状況を示す情報を利用することが好ましくないと判断する。このため、受信装置101Hは、渋滞状況を、車両Hのドライバーに通知しない。これにより、受信装置101Hは、車両Hのドライバーを混乱させないようにすることができる。
(運転支援システム200の第4の動作例)
次に、図10を用いて、運転支援システム200の第4の動作例について説明する。
図10は、運転支援システム200の第4の動作例を示す説明図である。図10の例では、横断歩道1000があり、その横断歩道1000の周辺に車両I,Jがある場合における、第4の動作例について説明する。車両Iは、横断歩道1000の手前にある。車両Jは、横断歩道1000の手前、かつ、車両Iの直後にある。
車両Iは、情報処理装置100が設けられる。以下の説明では、車両Iに設けられた情報処理装置100を「情報処理装置100I」と表記する場合がある。車両Jは、受信装置101が設けられる。以下の説明では、車両Jに設けられた受信装置101を「受信装置101J」と表記する場合がある。
情報処理装置100Iは、横断歩道1000の位置情報を、カーナビ402から取得する。また、情報処理装置100Iは、車両Iの位置情報として、情報処理装置100IのGPS座標をGPS受信機308から取得する。そして、情報処理装置100Iは、取得した横断歩道1000の位置情報と、車両Iの位置情報とに基づいて、車両Iが横断歩道1000に一定以上近づいたか否かを判定する。
情報処理装置100Iは、車両Iが横断歩道1000に一定以上近づいたため、車両Iの位置情報として、現在までの複数の時点での情報処理装置100IのGPS座標をGPS受信機308から取得する。そして、情報処理装置100Iは、現在までの複数の時点での車両Iの位置情報に基づいて、車両Iが停止したか否かを判定する。
情報処理装置100Iは、車両Iが停止したため、カメラ306が撮像した撮像画像に基づいて、その撮像画像に映った横断歩道1000の横断状態を解析する。次に、情報処理装置100Iは、解析によって得られた横断歩道1000の横断状態が、歩行者や自転車などの横断中であるか否かを判定する。図10の例では、横断歩道1000の横断状態が、横断中であるとする。
情報処理装置100Iは、横断中であるため、現在までの複数の時点での情報処理装置100IのGPS座標に基づいて、車両Iの移動方向を示す情報と、車両Iの位置を示す情報とを作成する。次に、情報処理装置100Iは、横断歩道1000の横断状態を示す情報と、車両Iの移動方向を示す情報と、車両Iの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を作成し、近距離無線通信を用いて発信する。
受信装置101Jは、横断歩道1000の横断状態を示す情報と、車両Iの移動方向を示す情報と、車両Iの位置を示す情報とを対応付けた交通情報を受信する。受信装置101Jは、現在までの複数の時点での受信装置101JのGPS座標に基づいて、車両Jの移動方向を特定する。受信装置101Jは、例えば、車両Iの移動方向を示す情報に基づいて、車両Iの移動方向と、特定した車両Jの移動方向とが同じ方向であるか否かを判定する。
受信装置101Jは、同じ方向であれば、車両Iと車両Jとが同じ車線上にあると判断し、横断歩道1000の横断状態を示す情報を利用することが好ましいと判断する。このため、受信装置101Jは、横断歩道1000の横断状態を示す情報を、ディスプレイ506やスピーカー507を用いて出力し、横断歩道1000の横断状態を車両Jのドライバーに把握させる。これにより、受信装置101Jは、交通の安全性の向上を図ることができる。
このように、運転支援システム200は、車両Iの前方にある横断歩道1000の横断状態を示す情報が、車両Jのドライバーに通知されるようにすることができる。このため、運転支援システム200は、車両Jのドライバーが、車両Iを追い抜いて、横断歩道1000を横断中の歩行者などに衝突してしまうことを防止することができる。
(発信処理手順の一例)
次に、図11を用いて、発信処理手順の一例について説明する。
図11は、発信処理手順の一例を示すフローチャートである。図11において、情報処理装置100は、カーナビ402の接続有無を確認する(ステップS1101)。次に、情報処理装置100は、確認した結果、カーナビ402が接続されているか否かを判定する(ステップS1102)。ここで、カーナビ402が接続されていない場合(ステップS1102:No)、情報処理装置100は、ステップS1105の処理に移行する。
一方で、カーナビ402が接続されている場合(ステップS1102:Yes)、情報処理装置100は、信号機の位置情報を、カーナビ402から取得する(ステップS1103)。次に、情報処理装置100は、情報処理装置100が設けられた車両が、信号機に一定以上近づいたか否かを判定する(ステップS1104)。ここで、近づいていない場合(ステップS1104:No)、情報処理装置100は、ステップS1103の処理に戻る。
一方で、近づいた場合(ステップS1104:Yes)、情報処理装置100は、カメラ306が撮像した撮像画像に基づいて、その撮像画像に映った信号機の信号状態を解析する(ステップS1105)。次に、情報処理装置100は、解析によって得られた信号機の信号状態が、赤信号または黄信号のいずれかであるか否かを判定する(ステップS1106)。ここで、赤信号または黄信号のいずれでもない場合(ステップS1106:No)、情報処理装置100は、ステップS1105の処理に戻る。
一方で、赤信号または黄信号のいずれかである場合(ステップS1106:Yes)、情報処理装置100は、信号機の信号状態と、車両の位置や移動方向を示すGPS情報とを含む交通情報を、近距離無線通信を用いて発信する(ステップS1107)。次に、情報処理装置100は、信号機の設置場所を通過したか否かを判定する(ステップS1108)。ここで、通過していない場合(ステップS1108:No)、情報処理装置100は、ステップS1105の処理に戻る。
一方で、通過した場合(ステップS1108:Yes)、情報処理装置100は、ステップS1101の処理に戻る。これにより、情報処理装置100は、交通情報を、他車両に設けられた受信装置101に受信させることができる。また、情報処理装置100は、受信装置101に、情報処理装置100と受信装置101との位置関係を特定可能なようにすることができる。
(注意喚起処理手順の一例)
次に、図12を用いて、注意喚起処理手順の一例について説明する。
図12は、注意喚起処理手順の一例を示すフローチャートである。図12において、受信装置101は、信号状態とGPS情報とを含む交通情報を受信したか否かを判定する(ステップS1201)。ここで、受信していない場合(ステップS1201:No)、受信装置101は、ステップS1201の処理に戻る。
一方で、受信している場合(ステップS1201:Yes)、受信装置101は、交通情報に含まれるGPS情報に基づいて、交通情報の発信元が、前方車両に設けられた情報処理装置100であるか否かを判定する(ステップS1202)。ここで、発信元が前方車両に設けられた情報処理装置100ではない場合(ステップS1202:No)、受信装置101は、注意喚起処理を終了する。
一方で、発信元が前方車両に設けられた情報処理装置100である場合(ステップS1202:Yes)、受信装置101は、ステップS1203の処理に移行する。受信装置101は、ステップS1203に移行すると、交通情報に含まれる信号状態に基づいて、ディスプレイ506またはスピーカー507を用いて注意喚起情報を出力する(ステップS1203)。
次に、受信装置101は、受信した交通情報を、近距離無線通信を用いて発信する(ステップS1204)。そして、受信装置101は、注意喚起処理を終了する。これにより、受信装置101は、交通の安全性の向上を図るとともに、交通の円滑化を図ることができる。また、受信装置101は、交通情報を直接受信することができない他の受信装置101が、その交通情報を受信することができるようにすることができる。
以上説明したように、情報処理装置100によれば、自装置が設けられた車両110の周辺の交通状況を示す情報を取得することができる。また、情報処理装置100によれば、取得した交通状況を示す情報を、車両110の移動方向を示す情報または車両110の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信することができる。これにより、情報処理装置100は、通信圏内にある受信装置101に、車両110の移動方向を示す情報または車両110の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けられた、車両110の周辺の交通状況を示す情報を受信させることができる。そして、情報処理装置100は、受信装置101に、車両110の周辺の交通状況を示す情報に基づく所定の出力処理を行うか否かを判定させることができる。
情報処理装置100によれば、カメラ306によって撮像された撮像画像に基づいて、車両110の前方における交通状況を示す情報を取得することができる。これにより、情報処理装置100は、VICSなどを利用することができなくても、車両110の周辺の交通状況を示す情報を取得することができる。
情報処理装置100によれば、所定の条件を満たす場合に、交通状況を示す情報を、車両110の移動方向を示す情報または車両110の位置を示す情報と対応付けて、近距離無線通信を用いて発信することができる。これにより、情報処理装置100は、所定の条件を満たさない場合には交通状況を示す情報を発信せず、消費電力の低減化を図ることができる。また、情報処理装置100は、所定の条件を満たさず、受信装置101が設けられた車両120のドライバーが、交通状況を示す情報を利用することが好ましくない場合には、その交通状況を示す情報を発信しないようにすることができる。
情報処理装置100によれば、所定の条件として、車両110の前方にある信号機130の信号状態が車両110に対して停止を示すことを用いることができる。これにより、情報処理装置100は、車両110の前方にある信号機130が設けられた交差点などを通過することが危険である場合に、受信装置101が設けられた車両120のドライバーに、交通状況を示す情報を利用させることができる。また、情報処理装置100は、車両110の前方にある信号機130が設けられた交差点などを通過することが危険ではない場合には、交通状況を示す情報を発信せず、消費電力の低減化を図ることができる。
情報処理装置100によれば、所定の条件として、車両110の前方にある信号機130に車両110が一定以上近づいたことを用いることができる。これにより、情報処理装置100は、受信装置101に受信させることが好ましい交通状況を示す情報がない場合には、交通状況を示す情報を取得せず、または、交通状況を示す情報を発信せず、消費電力の低減化を図ることができる。
情報処理装置100によれば、所定の条件として、車両110が停止したことを用いることができる。これにより、情報処理装置100は、車両110が停止し、車両110の周辺に交通事故の発生を招く可能性がある場合に、受信装置101が設けられた車両120のドライバーに、交通状況を示す情報を利用させることができる。
情報処理装置100によれば、交通状況を示す情報として、車両110の前方にある信号機130の信号状態を示す情報を取得することができる。これにより、情報処理装置100は、信号機130の信号状態を、受信装置101が設けられた車両120のドライバーが目視することができない場合であっても、そのドライバーが把握することができるようにすることができる。
情報処理装置100によれば、交通状況を示す情報として、車両110の前方における渋滞状況を示す情報を取得することができる。これにより、情報処理装置100は、渋滞状況を、受信装置101が設けられた車両120のドライバーが目視することができない場合であっても、そのドライバーが把握することができるようにすることができる。
情報処理装置100によれば、車両110とは異なる別の車両の移動方向を示す情報または別の車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けられた、別の車両の周辺の交通状況を示す情報を受信することができる。また、情報処理装置100によれば、受信した別の車両の移動方向を示す情報または別の車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに基づいて、受信した別の車両の周辺の交通状況を示す情報に基づく所定の出力処理を行うか否かを判定することができる。また、情報処理装置100によれば、所定の出力処理を行うと判定した場合に、別の車両の周辺の交通状況を示す情報に基づいて、所定の出力処理を行うことができる。これにより、情報処理装置100は、車両110のドライバーが目視することが難しい、別の車両の周辺の交通状況を、そのドライバーに把握させることができる。
なお、本実施の形態で説明した情報処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本実施の形態で説明した情報処理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本実施の形態で説明した情報処理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)車両の周辺の交通状況を示す情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する送信部と、を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記2)前記取得部は、前記車両から前方を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて、前記車両の前方における交通状況を示す情報を取得する、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)前記送信部は、所定の条件を満たす場合に、前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報と対応付けて、前記近距離無線通信を用いて発信する、ことを特徴とする付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)前記条件は、前記車両の前方にある信号機の信号状態が前記車両に対して停止を示すことである、ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
(付記5)前記条件は、前記車両の前方にある信号機に前記車両が一定以上近づいたことである、ことを特徴とする付記3または4に記載の情報処理装置。
(付記6)前記条件は、前記車両が停止したことである、ことを特徴とする付記3〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記7)前記交通状況を示す情報は、前記車両の前方にある信号機の信号状態を示す情報である、ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記8)前記交通状況を示す情報は、前記車両の前方における渋滞状況を示す情報である、ことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記9)前記車両とは異なる車両の移動方向を示す情報または前記異なる車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けられた、前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記車両とは異なる車両の移動方向を示す情報または前記異なる車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに基づいて、前記受信部が受信した前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報に基づく所定の出力処理を行うか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記所定の出力処理を行うと判定した場合に、前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報に基づいて、前記所定の出力処理を行う出力部と、
をさらに有することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記10)前記受信部は、前記異なる車両の移動方向を示す情報に対応付けられた、前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報を受信し、
前記判定部は、前記異なる車両の移動方向を示す情報に基づいて、前記車両と、前記異なる車両との移動方向が一致する場合に、前記所定の出力処理を行うと判定する、ことを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記11)前記受信部は、前記異なる車両の位置を示す情報に対応付けられた、前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報を受信し、
前記判定部は、前記異なる車両の位置を示す情報と、前記車両の移動方向および位置とに基づいて、前記異なる車両が、前記車両の前方にある場合に、前記所定の出力処理を行うと判定する、ことを特徴とする付記9または10に記載の情報処理装置。
(付記12)車両に設けられたコンピュータが、
前記車両の周辺の交通状況を示す情報を取得し、
取得した前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する、
処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記13)車両に設けられたコンピュータに、
前記車両の周辺の交通状況を示す情報を取得し、
取得した前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する、
処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
100 情報処理装置
101 受信装置
110,120 車両
200 運転支援システム
300,500 バス
301,501 CPU
302,502 メモリ
303,503 通信部
304,504 記録媒体I/F
305,505 記録媒体
306 カメラ
307,507 スピーカー
308,508 GPS受信機
401 カーナビI/F
402 カーナビ
506 ディスプレイ
601 第1の取得部
602 第1の判定部
603 第1の出力部
611 第2の取得部
612 第2の判定部
613 第2の出力部

Claims (9)

  1. 車両の周辺の交通状況を示す情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する送信部と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得部は、前記車両から前方を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて、前記車両の前方における交通状況を示す情報を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記送信部は、所定の条件を満たす場合に、前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報と対応付けて、前記近距離無線通信を用いて発信する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記条件は、前記車両の前方にある信号機の信号状態が前記車両に対して停止を示すことである、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記条件は、前記車両の前方にある信号機に前記車両が一定以上近づいたことである、ことを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
  6. 前記交通状況を示す情報は、前記車両の前方にある信号機の信号状態を示す情報である、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. 前記車両とは異なる車両の移動方向を示す情報または前記異なる車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けられた、前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記車両とは異なる車両の移動方向を示す情報または前記異なる車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに基づいて、前記受信部が受信した前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報に基づく所定の出力処理を行うか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記所定の出力処理を行うと判定した場合に、前記異なる車両の周辺の交通状況を示す情報に基づいて、前記所定の出力処理を行う出力部と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  8. 車両に設けられたコンピュータが、
    前記車両の周辺の交通状況を示す情報を取得し、
    取得した前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する、
    処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
  9. 車両に設けられたコンピュータに、
    前記車両の周辺の交通状況を示す情報を取得し、
    取得した前記交通状況を示す情報を、前記車両の移動方向を示す情報または前記車両の位置を示す情報の少なくともいずれかに対応付けて、近距離無線通信を用いて発信する、
    処理を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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