JP2018128555A - ファインダ装置 - Google Patents

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JP2018128555A JP2017020953A JP2017020953A JP2018128555A JP 2018128555 A JP2018128555 A JP 2018128555A JP 2017020953 A JP2017020953 A JP 2017020953A JP 2017020953 A JP2017020953 A JP 2017020953A JP 2018128555 A JP2018128555 A JP 2018128555A
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Abstract

【課題】複数枚のレンズを有するファインダ装置では、レンズ間の中心位置合わせの精度を上げることにより、収差や湾曲などの見えに関する性能劣化を抑えることができる。簡素な構成でレンズ同士の中心位置をあわせることができる技術が必要となる。【解決手段】複数レンズをレンズホルダーの光軸に直行する2軸方向面に対して、付勢部材により付勢する。上記の構成により、簡素な構成でレンズ同士の中心位置をあわせることができる効果がある。【選択図】図8b

Description

本発明は、複数枚のレンズを有するファインダ装置に関し、レンズ同士の中心位置合わせに好適なものである。
複数枚のレンズを有するファインダ装置では、レンズ間の中心位置合わせの精度を上げることにより、収差や湾曲などの見えに関する性能劣化を抑えることが可能となる。また、成形したプラスチックレンズでは、型の仕上がりや成形条件等の影響により、完全対称形状には仕上がらない。光軸に対して回転方向の組み付け位相を合わせることで、ファインダごとの見えのバラつきを抑える必要がある。
ファインダ可動レンズをホルダーに対して落とし込みで組み付ける方式で、レンズ間の中心位置をあわせる構成と、光軸回りの位相をあわせる構成が特許文献1で開示されている。また、撮像レンズの分野において、レンズに接する2つの偏芯カムを調整することで、中心精度を高める構成が特許文献2で開示されている。
特開2012−49614号公報 特開2013−61513号公報
特許文献1では、レンズと一体となった位置決めリブ間の公差やレンズとホルダーの熱膨張を考慮した隙間が必要となる。その隙間の分だけレンズ同士の中心がズレることになる。また、特許文献2のような構成をファインダ装置に搭載するとコスト高になる。よって、簡素な構成で、レンズ同士の中心位置をあわせることができる技術が必要となる。
そこで、提案するファインダ装置は第一のレンズと、前記第一のレンズに光軸と略直行する第一の当接部と、前記第一のレンズに前記光軸と前記第一の当接部と略直行する第二の当接部と、前記第一及び第二の当接部のそれぞれ略対向するところに設けられた第一及び第二の付勢部材と、第二のレンズと、前記第二のレンズに前記光軸と略直行する第三の当接部と、前記第二のレンズに前記光軸と前記第三の当接部と略直行する第四の当接部と、前記第三及び第四の当接部のそれぞれ略対向するところに設けられた第三及び第四の付勢部材と、レンズホルダーと、前記レンズホルダーに前記第一の当接部と前記第三の当接部が当接できる第一の当て付け部と、前記レンズホルダーに前記第二の当接部と前記第四の当接部が当接できる第二の当て付け部と、前記レンズホルダーに前記第一及び第三の付勢部材と接する第三の当て付け部と、前記レンズホルダーに前記第二及び第四の付勢部材と接する第四の当て付け部とを有し、前記光軸から前記第一の当接部と前記第三の当接部までの距離が略同一で、かつ、前記光軸から前記第二の当接部と前記第四の当接部までの距離が略同一であることを特徴とする。
上記の構成により、簡素な構成でレンズ同士の中心位置をあわせることができる効果がある。
撮像装置斜視図。 撮像装置上面図。 ローアングル撮影時撮像装置斜視図。 ハイアングル撮影時撮像装置斜視図。 ファインダ装置正面斜視図。 ファインダ装置背面斜視図。 光路説明図。 ルーペ部開状態斜視図。 パネルユニット斜視図。 ルーペ部斜視図。 ルーペ部分解斜視図。 レンズユニット組み付け図。 レンズユニット組み付け拡大図。 レンズユニット斜視図。 レンズユニット分解斜視図。 レンズユニット分解斜視図。 可動レンズ組み付け図。 可動レンズ組み付け図。 レンズユニット正面図。 レンズユニット断面拡大図。 ルーペ部分解斜視図。 ルーペ部分解斜視図。 ルーペ部分解斜視図。 ルーペ部分解斜視図。 ホルダー蓋組み付け図。 ホルダー蓋組み付け拡大図。 ホルダー蓋組み付け拡大図。 レンズホルダー正面図。 レンズホルダー斜視図。 ホルダー蓋正面図。 ホルダー蓋斜視図。 レンズユニット正面図。 レンズユニット断面拡大図。
<第1の実施形態>
図1aは本実施例に係る撮像装置1の斜視図である。尚、図1a中の矢印にて示す方向を以下文中でX方向・Y方向・Z方向、と定める。また、各図におけるファインダ2の各要素において、図1aに示す+Z方向側面を上面、−Z方向側面を底面、+X方向側面をR面、−X側面をL面、+Y方向側面を正面、−Y方側面を背面と記載する。
(図1a・図1b、図1c、図1dの説明)
図1a、図1b、図1c、図1dを用いて、ファインダ2と撮像装置1の位置関係について説明する。図1aのように、ファインダ2はファインダ取り付け部3、ハンドル4を介して撮像装置1の上面に取り付く。図1bは撮像装置1の上面図である。ハンドル4から伸びるハンドル側取り付け部5とファインダ取り付け部3のX方向レール部6が±X方向に並進移動可能に係合しているため、ファインダ2は撮像装置1に対して±X方向に複数の位置をとることができる。
また、ハンドル4に取りつくハンドル側締め付け部7を回動することで、撮像装置1に対してファインダ2をX方向任意の位置に固定することができる。ファインダ側前方取り付け部8とY方向レール部9が並進移動可能に係合しているため、ファインダ2は撮像装置1に対して±Y方向に複数の位置をとることができる。また、ファインダ側前方締め付け部10を回動することで、撮像装置1に対してファインダ2をY方向任意の位置に固定することができる。
また、ファインダ側前方取り付け部8と取り付けアーム部11の間と、ファインダ側後方取り付け部12と取り付けアーム部11の間には、それぞれX軸と平行な軸を中心に回動できる不図示の1軸トルクヒンジが組み込まれている。この構成によりファインダ2はX軸と平行な軸を中心として、YZ平面上で本体に対して角度を変えることができる。また、Y軸、Z軸方向に複数の位置をとることができる。このトルクヒンジの動きはファインダ側前方締め付け部10、ファインダ側後方締め付け部13を締め付けることで規制することができる。
このように、本実施系のファインダ2は撮像装置1に対して、X方向、Y方向、Z方向に位置を変えることができる。また、X軸と平行な軸を中心にして、撮像装置1に対しての角度を変えることができる。
図1cと図1dを用いて、撮像装置1とファインダ2の相対的な姿勢が変化する例を説明する。図1cは被写体が低い位置にいる場合の撮像装置1とファインダ2の関係を表している。この場合、ユーザーは上からファインダ2を覗きこむ。図1dは被写体が高い位置にいる場合の撮像装置1とファインダ2の関係を表している。この場合、ユーザーは下からファインダ2を覗きこむ。このように、ユーザーは撮影形態に応じて、ファインダ2と撮像装置1の相対的な姿勢を変化させて撮像装置1を使うことができる。
(図2a・図2b・図3・図4・図5の説明)
図2a・図2b・図3・図4・図5を用いて、ファインダ2の概要を説明する。図2aはファインダ2の正面斜視図である。ファインダ2は後述するパネル24を含むパネルユニット32と、後述するレンズ群を含むルーペ部30で構成される。ファインダ2には、ユーザーが顔をあてるためのアイカップ14、視度を調整するため視度調整操作部15、押釦式のメニューキー16、押釦式のキャンセルキー17、メニューモードの中でカーソルを動かす十字キー18が備わっている。十字キー18は4方向を選択するだけでなく、押釦することができる。
図2bはファインダ2の背面斜視図である。ファインダ2には、3連のダイヤルキー19a、19b、19c、4連のトグルキー20a、20b、20c、20d、ダイヤルキー保護部21を備えている。また、ファインダ2は撮像装置1からの映像信号とタリー信号を受け取り、撮像装置1にキー類からの入力信号を送るケーブルを差し込むための本体接続ジャック22、撮影時にタリーランプが点燈するときに、不図示のLED等の明かりを外部に透過するLED窓23を備えている。
図3は 図2aから外装部材を取り除き、主要部材を表示した図である。図3内の破線はパネル24の中心から発せられた光の光軸25a、光軸25bである。パネル24から発せられた光はミラー26でX軸と平行軸を中止に90度曲げられて、固定レンズ27・可動レンズ28、可動レンズ29の順で通過して、ユーザーの瞳に導かれる。可動レンズ28と可動レンズ29は 図2aの視度調整操作部15の動きと連動して±Y方向に複数の位置をとることができる。
図3において、メニューキー16、キャンセルキー17、十字キー18、パネル24、ミラー26は前述したパネルユニット32に内に配置している。また、固定レンズ27、可動レンズ28、可動レンズ29は前述したルーペ部30内に配置している。ここで、光軸25bのミラー26に向かう方向を視認方向と呼ぶことにする。ユーザーはルーペ部30の跳ね上げや着脱にかかわらず、パネルユニット32に対して一定となる視認方向を覗くことになる。ファインダ2において十字キー18は視認方向に配置されている。
図4はファインダ2のルーペ部30をトルクヒンジ31を中心に略垂直に跳ね上げた状態の図である。この形態をとることで、ユーザーはミラー26で反射したパネル24に表示される不図示の画像をレンズを介さずに見ることができる。また、図5のように跳ね上げたルーペ部30を外して、パネルユニット32だけで使用することもできる。また、本実施形態におけるパネルユニット32は、外装部材33 、外装部材33、外装部材35、外装部材36の4つの金属外装で構成される。
(図6a・図6b・図7a・図7bの説明)
図6a・図6b・図7a・図7bを用いて、ルーペ部30の概要につい説明する。図6aはルーペ部30の斜視図、図6bはルーペ部30の分解斜視図である。図6bにおいて、アイカップ14はユーザーの眼に接することで、外光を遮光する機能を持つ。透明の保護板37はルーペ部30内にゴミや水滴が侵入することを防止する機能を持つ。押さえ部材38はカム環39やレンズユニット40が外装部材41から脱落するのを防止すると共に、保護板37とアイカップ14を固定する機能を持つ。
レンズユニット40には、不図示の可動レンズと可動レンズ29が内蔵されている。カム環39のカム溝42aにはレンズユニット40の係合凸部43aが係合する。係合凸部43aは外装部材41の不図示の係合溝部と係合している。カム環39の視度調整操作部15を光軸25b回りに回動すると、レンズユニット40はY軸方向に直動する。これにより、固定レンズ27とレンズユニット40の距離が変化する。これによりユーザーは視度を調整することができる。
また、レンズユニット40の外周には弾性部材44aと不図示の2つの弾性部材が貼られており、組立状態ではカム環39と接する。これにより、レンズユニット40とカム環39とのガタを抑えることができる。外装部材41には、板金45と不図示の2つの板金が取り付けられている。この板金45はカム環39と接している。これにより、視度調整操作部15を回動する場合の荷重出しを行うとともに、レンズユニット40が不用意に移動することを防ぐことができる。外装部材41の−Y方向側には固定レンズ27、偏光板46、弾性部材47、透明な保護板48が組み込まれている。
また、これらの部材は機構部取り付け部材49により脱落しないよう固定されている。偏光板46は不図示のパネルが外部から侵入する太陽光により焼けることを防ぐ役割がある。保護板48はルーペ部30内にゴミや水滴が侵入するのを防止する機能を持つ。弾性部材47は固定レンズ27と偏光板46を外装部材41に対して押しつけることにより、固定する役割がある。また、弾性部材47は保護板48を機構部取り付け部材49に対して押しつけることにより、固定する役割がある。また、弾性部材47を、偏光板46と保護板48の間に配置することにより、偏光板46と保護板48の適切な間隔を確保し、干渉縞を防止することが可能となる。
偏光板46と保護板48を隣接させた場合、偏光板46と保護板48の境界面に干渉縞が発生して、ファインダ2の見えに影響を与えることがある。弾性部材47を偏光板46と保護板48の間に配置することにより、干渉縞の発生を抑えている。
図7aは外装部材41にレンズユニット40を組み付けた様子を図示している。説明のために、カム環は不図示としている。また、図7bは図7aの破線部内の拡大図である。図7a、図7bのように、レンズユニット40の係合凸部43a、係合凸部43b、係合凸部43cの中で、係合凸部43bだけには切り欠き部50が設けられている。また、外装部材41の2つの凸部51により形成される溝形状には対応する切り欠き部50と係合する凸部52が設けられている。この、凸部52と切り欠き部50が係合する位相以外では、レンズユニット40と外装部材41を組み付けることができない構造となっている。
(図8a・図8b・図8c・図9a・図9b・図10a・図10bの説明)
図8a・図8b・図8c・図9a・図9b・図10a・図10bを用いて、レンズユニット40の構成について説明する。図8aはレンズユニット40の斜視図である。また、図8b・図8cはレンズユニット40の分解斜視図である。
可動レンズ28の凸面53a、凸面53bにはそれぞれ弾性部材54a、弾性部材54bが貼り付けられる。可動レンズ29の凸面55a、凸面55bにはそれぞれ弾性部材56a、弾性部材56bが貼り付けられる。レンズホルダー57の凹部58に弾性部材59を落とし込んで組む。その後に、可動レンズ28、レンズ間部材60、可動レンズ29、弾性部材61が+Y方向に落とし込みで組まれる。これらの部材はレンズホルダー57とホルダー蓋62が後述する手段で締結されることによりY軸方向に固定される。
レンズホルダー57に可動レンズ28と可動レンズ29が組まれた状態において、可動レンズ28の凸面63aと可動レンズ29の凸面64aはレンズホルダー57の凸面65aと接した状態となる。
弾性部材54aはレンズホルダー57の面66aに、弾性部材56aはレンズホルダー57の面67aに圧縮変形した状態で接する。図9aはレンズホルダー57に可動レンズ28までが組み込まれた図を−Y方向から見た図を表している。弾性部材54aによって、可動レンズ28が図中A方向に付勢されることになる。図9bはレンズホルダー57に可動レンズ29までが組み込まれた図を−Y方向から見た図を表している。弾性部材56aによって、可動レンズ29が図中C方向に付勢されることになる。
可動レンズ28の光学中心から凸面63aまでの距離と可動レンズ29の光学中心から凸面64aまでの距離が略同一に設計されているため、可動レンズ28と可動レンズ29とのX方向の光学中心が略一致することになる。Z軸方向も同様に、可動レンズ28と可動レンズ29が組まれた状態において、可動レンズ28の凸面63bと可動レンズ29の凸面64bはレンズホルダー57の面66bに、弾性部材56bはレンズホルダー57の面67bに、に圧縮変形した状態で接する。
図9a、図9bにおいて、弾性部材54bによって、可動レンズ28が図中B方向に付勢されることになる。弾性部材56bによって、可動レンズ29が図中D方向に付勢されることになる。可動レンズ28の光学中心から凸面63bまでの距離と可動レンズ29の光学中心から凸面64bまでの距離が略同一に設計されているため、可動レンズ28と可動レンズ29とのZ方向の光学中心が略一致することになる。
図10aはレンズホルダー57を−Y方向から見た図である。図10bは図10aのE−E断面図である。弾性部材59の付勢力より弾性部材61付勢力の方が大きく設定されているため、可動レンズ28は弾性部材59に接するとともに、レンズホルダー57の当て付け面83に接することになる。これにレンズホルダーに対するY方向の位置が決まる。可動レンズ28と可動レンズ29のY方向距離はレンズ間部材60の幅で決まる。弾性部材59がレンズホルダー57と可動レンズ28と接するのと、弾性部材61が可動レンズ29とレンズホルダー57と接するため、レンズユニット40内は密閉構造となる。
図8cにおいて、レンズホルダー57の面66aは面66bより光軸25bに近く、面66aと面66bは滑らかに繋がった形状をしている。同様に面67aは面67bより光軸25bに近く、面67aと面67bは滑らかに繋がった形状をしている。これにより、可動レンズ28、をレンズホルダー57に組み付ける際に、弾性部材54a、弾性部材54bが面67a、面67b に擦られながら移動する距離を減らすことができる。よって、弾性部材54a、弾性部材54bが摩耗して壊れることなく、可動レンズ28をレンズホルダー57に組み付けることができる。
図9a、図9bにおいて、可動レンズ28の凸面63bのX方向幅と可動レンズ29の凸面64bのX方向幅とレンズホルダー57の凹形状70bのX方向幅は略同一である。この幅の長さをX1とする。また、可動レンズ28の凸面63aのZ方向幅と可動レンズ29の凸面64aのZ方向幅とレンズホルダー57の凹形状70aのZ方向幅は略同一である。この幅の長さをZ1とする。ここで、X1とZ1の関係はX1>Z1となっている。よって、レンズホルダー57に対して、可動レンズ28と可動レンズ29の組み付け方向を限定することが可能となる。
本実施形において、可動レンズ28と可動レンズ29は成形品である。よって、可動レンズ28、可動レンズ29の有効光線面も光軸中心に対して、完全対称には成形できない。レンズユニット40に対して、可動レンズ28と可動レンズ29の組み付け方向を限定する構成になっているため、組み付け方向によるファインダ2の見えのバラつきを無くすことができる。
(図11a・図11b・図11c・図11dの説明)
図11a・図11b・図11c・図11dを用いて、可動レンズ28と偏光板の固定方法について説明する。図11はルーペ部30の固定レンズ27側の分解斜視図である。図11aは+Z方向から見た図、図11bは−X方向から見た図、図11cは−Z方向から見た図、図11dは+Z方向から見た図である。固定レンズ27の凸面68a、凸面68bにはそれぞれ弾性部材69a、弾性部材69b が貼り付けられる。外装部材41に対して、固定レンズ27、偏光板46、弾性部材47、保護板48、機構部取り付け部材49の順に組み付けられる。
組み付けられた状態において、固定レンズ27の凸面71aと凸面71bはそれぞれ、外装部材41の凸面72aと凸面72bと接する。また、弾性部材69aと弾性部材69bは外装部材41の面73aと面73bに圧縮して接する。つまり、固定レンズ27は外装部材41にX、Z方向に押しつけられた状態となり、固定レンズ27の中心とファインダ2の光学中心を一致させることができる。
固定レンズ27の凸面71aのX方向幅と偏光板46の凸部74aのX方向幅と外装部材41の凹部75aのX方向幅とが略一致している。この幅をX2とする。同様に固定レンズ27の凸面71bのZ方向幅と偏光板46のZ方向幅と外装部材41の凹部75bのZ方向幅とが略一致している。この幅をZ2とする。
ここで、X1>Z2となっている。よって、外装部材41に対して、固定レンズ27と偏光板46の組み付け方向を限定する構成となる。本実施形において、固定レンズ27は成形品である。よって、有効光線面も光軸中心に対して、完全対称に成形できない。また、不図示のパネルユニットには不図示の偏光板が搭載されており、偏光板46を誤った向きに組むと、パネルユニットの画が正しく見えなくなる。外装部材41に対して、固定レンズ27と偏光板46を1通りにしか組むことができない構成になっているため、ファインダ2の見えのバラつきを抑えることができる。
(図12a・図12b・図12c・図13a・図13bの説明)
図12a・図12b・図12c・図13a・図13b・図14・図15を用いて、レンズホルダー57とホルダー蓋62の締結方法について説明する。図12aはレンズホルダー57にホルダー蓋62を組み付ける様子を−Z方向から見た図である。また、図12bは図12aの破線部の拡大図であり、図12cはレンズホルダー57にホルダー蓋62を組み付けた図である。図13aはレンズホルダー57を−Y方向から見た図である。図13bはレンズホルダー57の斜視図である。図14aはホルダー蓋62を−Y方向から見た図である。図14bはホルダー蓋62の斜視図である。図15aはレンズユニット40を−Y方向から見た図である。15(b)は図15aのB−B断面図である。
図12a、図12bにおいて、レンズホルダー57には挿入部76a、当接部77a、抜け止め部78aから構成される係合部80a が設けられている。図13aのように、係合部80aから光軸25b回りに120度、240度の位置にも係合部80aと同様の構成をもつ係合部80b、係合部80cが設けられている。図14a、図14bにおいて、ホルダー蓋62には係合凸部79a、指係80aが設けられている。係合凸部79aから光軸25b回りに120度、240度の位置にも係合凸部79b、係合凸部79cが設けられている。
同様に、指係80aから光軸25b回りに120度、240度の位置にも指係80b、指係80cが設けられている。図15aにおいて、図15bの弾性部材61の付勢力に反して、指係にY方向に荷重を加えつつ反時計まわりに回動すると、図12bの実線の軌跡でレンズホルダー57の係合凸部79aとレンズホルダー57の係合部80aが係合する。図12cにおいて、ホルダー蓋62の係合凸部79aは図15bの弾性部材61の付勢力により、レンズホルダー57の当接部77aに当接する。
また、この状態において、ホルダー蓋62をレンズホルダー57に対して回動しようとしても、係合凸部79aが抜け止め部78aに接触する。よって、単にホルダー蓋62を回動するだけでは、ホルダー蓋62がレンズホルダー57から外れない構造となる。また、ホルダー蓋62の係合凸部79aの突出量はレンズホルダー57の肉厚以下に設定してある。レンズホルダー57の係合部80b、係合部80cとホルダー蓋62の係合部80b、係合部80cの関係も前述した係合部80aと 係合凸部79aと同様となる。
この構成により、レンズユニット40のX,Z軸最外形はレンズの径とレンズホルダー57の肉厚で決まる。よって、レンズホルダー57とホルダー蓋62の締結構造のために大型せず、ビス等で締結するより小型化できている。また、締結部に外開きの爪を使用していないので、組立時の爪部の塑性変形にも強い。また、接着工程がないため、容易に組みバラシが可能である。これに加え、前述した構成により、防塵性能も高いレンズユニット40となっている。
図15bにおいて、弾性部材61のホルダー蓋62に接している面はPET面となっており、レンズホルダー57と可動レンズ29と接している面より摩擦係数が低い。よって、レンズホルダー57にホルダー蓋62を組み付ける際は、弾性部材61とホルダー蓋62 が滑ることになる。よって、可動レンズ29とレンズホルダー57と弾性部材61の位置関係を変えることなく、レンズホルダー57とホルダー蓋62を締結することができる。
図15bにおいて、ホルダー蓋62は−Y軸方向に進むにつれ、光軸25b方向に傾斜した傾斜面81が設けられている。この傾斜面81は破線で表現した光路範囲82よりX,Z軸方向に外側にある位置関係になっている。指係80a、指係80b、指係80cはこの傾斜面81よりX,Z軸方向に遠い位置、かつ、レンズホルダー57よりX、Z軸方向に近い位置関係になっている。
この構成により、レンズユニット40の最外形を大きくしない範囲で指係80a、指係80b、指係80cを大きくできる。これにより、小型化と組立性の向上を両立できる効果がある。また、指係80a、指係80b、指係80cと可動レンズ29の間に傾斜面81があることにより、指係80a、指係80b、指係80cを触った場合に、に誤って可動レンズ29に触れることを防ぐことができる効果がある。また、光線に略平行に配置した傾斜面81により、ファインダ使用時に不要光をカットできる効果がある。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれらとくていの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
1‥‥撮像装置
2‥‥ファンダ
3‥‥ファインダ取り付け部
4‥‥ハンドル
5‥‥ハンドル側取り付け部
6‥‥X方向レール部
7‥‥ハンドル側締め付け部
8‥‥ファインダ側前方取り付け部
9‥‥Y方向レール部
10‥‥ファインダ側前方締め付け部
11‥‥取り付けアーム部
12‥‥ファインダ側後方取り付け部
13‥‥ファインダ側後方締め付け部
14‥‥アイカップ
15‥‥視度調整操作部
16‥‥メニューキー
17‥‥キャンセルキー
18‥‥十字キー
19a‥‥ダイヤルキー
19b‥‥ダイヤルキー
19c‥‥ダイヤルキー
20a‥‥トグルキー
20b‥‥トグルキー
20c‥‥トグルキー
20d‥‥トグルキー
21‥‥ダイヤルキー保護部
22‥‥本体接続ジャック
23‥‥LED窓
24‥‥パネル
25a‥‥光軸
25b‥‥光軸
26‥‥ミラー
26a‥‥反射面
26b‥‥非反射面
27‥‥固定レンズ
28a‥‥可動レンズ
28b‥‥可動レンズ
29‥‥ルーペ部
30‥‥トルクヒンジ
31‥‥パネルユニット
32‥‥外装部材
33‥‥外装部材
34‥‥外装部材
35‥‥外装部材
36‥‥外装部材
37‥‥保護板
38‥‥押さえ部材
39‥‥カム環
40‥‥レンズユニット
41‥‥外装部材
42a‥‥カム溝
43a‥‥係合凸部
43b‥‥係合凸部
44‥‥弾性部材
45‥‥板金
46‥‥偏光板
47‥‥弾性部材
48‥‥保護板
49‥‥機構部取り付け部材
50‥‥切り欠き部
51‥‥凹部
52‥‥凸部
53a‥‥凸面
53b‥‥凸面
54a‥‥弾性部材
54b‥‥弾性部材
55a‥‥凸面
55b‥‥凸面
56a‥‥弾性部材
56b‥‥弾性部材
57‥‥レンズホルダー
58‥‥凹部
59‥‥弾性部材
60‥‥レンズ間部材
61‥‥弾性部材
62‥‥ホルダー蓋
63a‥‥凸面
63b‥‥凸面
64a‥‥凸面
64b‥‥凸面
65a‥‥凸面
65b‥‥凸面
66a‥‥面
66b‥‥面
67a‥‥面
67b‥‥面
68a‥‥凸面
68b‥‥凸面
69a‥‥弾性部材
69b‥‥弾性部材
70a‥‥凹形状
70b‥‥凹形状
71a‥‥凸面
71b‥‥凸面
72a‥‥凸面
72b‥‥凸面
73a‥‥面
73b‥‥面
74a‥‥凸部
75a‥‥凹部
75b‥‥凹部
76a‥‥挿入部
77a‥‥当接部
78a‥‥抜け止め部
79a‥‥係合凸部
80a‥‥係合部
80b‥‥係合部
80c‥‥係合部
79b‥‥係合凸部
79c‥‥係合凸部
80a‥‥指係
80b‥‥指係
80c‥‥指係
81‥‥傾斜面
82‥‥光路範囲
83‥‥当て付け面

Claims (4)

  1. 第一のレンズと、前記第一のレンズに光軸と実質直行する第一の当接部と、前記第一のレンズに前記光軸と前記第一の当接部と実質直行する第二の当接部と、前記第一及び第二の当接部のそれぞれ実質対向するところに設けられた第一及び第二の付勢部材と、第二のレンズと、前記第二のレンズに前記光軸と実質直行する第三の当接部と、前記第二のレンズに前記光軸と前記第三の当接部と実質直行する第四の当接部と、前記第三及び第四の当接部のそれぞれ実質対向するところに設けられた第三及び第四の付勢部材と、レンズホルダーと、前記レンズホルダーに前記第一の当接部と前記第三の当接部が当接できる第一の当て付け部と、前記レンズホルダーに前記第二の当接部と前記第四の当接部が当接できる第二の当て付け部と、前記レンズホルダーに前記第一及び第三の付勢部材と接する第三の当て付け部と、前記レンズホルダーに前記第二及び第四の付勢部材と接する第四の当て付け部とを有し、前記光軸から前記第一の当接部と前記第三の当接部までの距離が実質同一で、かつ、前記光軸から前記第二の当接部と前記第四の当接部までの距離が実質同一であることを特徴とするファインダ装置。
  2. 前記第三の当て付け部は前記レンズホルダーの底面と前記光軸に近い第一の面と、前記レンズホルダーの前記底面と前記光軸から遠い第二の面から構成され、前記第四の当て付け部は前記レンズホルダーの前記底面に近い第三の面と、前記レンズホルダーの前記底面から遠い第四の面から構成され、前記第一の面と前記第二の面が滑らかに接続され、前記第三の面と前記第四の面が滑らかに接続されることを特徴とする請求項1に記載のファインダ装置。
  3. 前記第一のレンズに第一の光軸方向当接面、前記レンズホルダーに前記第一の光軸方向当接面に当接する前記第一の光軸方向当て付け面、前記レンズホルダーに付勢部材凹部、前記付勢部材凹部と前記第一の光軸方向当接面の間に第五の付勢部材、前記第一のレンズと前記第二のレンズの間に光軸方向位置規定部材、ホルダー蓋、前記第二のレンズおよび前記レンズホルダーと前記ホルダー蓋の間に第六の付勢部材を有し、前記第五の付勢部材の付勢力より、前記第六の付勢部材の付勢力が大きいことを特徴とする請求項1に記載のファインダ装置。
  4. 前記第一の当接面の光軸に直行する方向の長さと前記第三の当接面の光軸に直行する方向の長さと、前記第一の当て付け部の光軸に直行する方向の長さが実質同一、前記第二の当接面の光軸に直行する方向の長さと前記第四の当接面の光軸に直行する方向の長さと、前記第三の当て付け部の光軸に直行する方向の長さが実質同一、前記第一の当接面の光軸に直行する方向の長さと前記第二の当接面の光軸に直行する方向の長さとが異なることを特徴とする請求項1に記載のファインダ装置。
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