JPWO2020170619A1 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

レンズ鏡筒及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2020170619A1
JPWO2020170619A1 JP2021501664A JP2021501664A JPWO2020170619A1 JP WO2020170619 A1 JPWO2020170619 A1 JP WO2020170619A1 JP 2021501664 A JP2021501664 A JP 2021501664A JP 2021501664 A JP2021501664 A JP 2021501664A JP WO2020170619 A1 JPWO2020170619 A1 JP WO2020170619A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
holding ring
elastic member
optical axis
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021501664A
Other languages
English (en)
Inventor
太洋 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Sony Group Corp
Original Assignee
Sony Corp
Sony Group Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp, Sony Group Corp filed Critical Sony Corp
Publication of JPWO2020170619A1 publication Critical patent/JPWO2020170619A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

光軸方向において外周部の一方の面が被受け面16として形成され他方の面が被押当面17として形成されたレンズ8と、被受け面を受けるレンズ受け面9aを有するレンズ保持環4と、被押当面に押し付けられる弾性部材18と、レンズ保持環に対して光軸方向へ移動可能にされると共に弾性部材を光軸方向から押さえる押さえ面14aを有しレンズを弾性部材を介してレンズ受け面に押し付ける押さえ環12とを備えた。

Description

本技術は、押さえ環とレンズ保持環が用いられてレンズが保持されるレンズ鏡筒及び撮像装置についての技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置にはレンズ等の撮影光学系を介して光学像を取り込むレンズ鏡筒が設けられ、レンズ鏡筒が光軸方向に並ぶ複数のレンズ群を有する構成にされているものがある。また、撮像装置にはレンズ鏡筒が設けられておらず、撮像装置に着脱可能にされた交換レンズ等がレンズ鏡筒として用いられる場合もある。
このようなレンズ鏡筒においては、押さえ環とレンズ保持環が用いられてレンズが保持される構成にされたものがある(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3参照)。
特許文献1に記載されたレンズ鏡筒においては、レンズが押さえ環とレンズ保持環によって光軸方向において挟持されて保持されている。
特許文献2に記載されたレンズ鏡筒においては、レンズが押さえ環とレンズ保持環によって光軸方向において挟持された状態でレンズの外周面とレンズ保持環の内周面との間に丸軸状の樹脂が周方向に離隔して配置され、光軸方向に直交する方向に対して衝撃が付与されたときにレンズが保護される構成にされている。
特許文献3に記載されたレンズ鏡筒においては、レンズが押さえ環とレンズ保持環によって光軸方向において挟持された状態でレンズと押さえ環の間に環状の弾性部材が配置され、光軸方向に対して衝撃が付与されたときにレンズが保護される構成にされている。
特開2017−83723号公報 特開2017−215389号公報 特許6192560号公報
ところで、レンズ鏡筒において、レンズが押さえ環とレンズ保持環によって光軸方向において挟持されることにより保持される状態であると、レンズが光軸方向において押さえ環とレンズ保持環の双方に接しているため、衝撃が押さえ環やレンズ保持環から減衰されることなくレンズに伝達され易くなり、レンズに位置ずれや損傷や歪みが生じて光学性能の低下を来すおそれがある。
そこで、本技術レンズ鏡筒及び撮像装置は、レンズに対する外的負荷を軽減して良好な光学性能を確保することを目的とする。
第1に、本技術に係るレンズ鏡筒は、光軸方向において外周部の一方の面が被受け面として形成され他方の面が被押当面として形成されたレンズと、前記被受け面を受けるレンズ受け面を有するレンズ保持環と、前記被押当面に押し付けられる弾性部材と、前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動可能にされると共に前記弾性部材を光軸方向から押さえる押さえ面を有し前記レンズを前記弾性部材を介して前記レンズ受け面に押し付ける押さえ環とを備えたものである。
これにより、弾性部材が光軸方向から押さえ環によって押さえられ弾性部材がレンズの被押当面に押し付けられると共にレンズの被受け面がレンズ保持環のレンズ受け面によって受けられるため、押さえ環がレンズに非接触の状態でレンズを保持することが可能になる。
第2に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズ保持環に前記弾性部材を受ける部材受け面が形成され、前記弾性部材が前記部材受け面と前記被押当面に押し付けられることが望ましい。
これにより、弾性部材が押さえ環の一部とレンズの一部とレンズ保持環の一部とに三方向において押し付けられる。
第3に、上記したレンズ鏡筒においては、前記弾性部材が環状に形成されることが望ましい。
これにより、押さえ環の押圧力が弾性部材を介してレンズの外周部に均等に付与され易くなる。
第4に、上記したレンズ鏡筒においては、前記被押当面に光軸方向及び光軸方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜部が形成され、前記傾斜部に前記弾性部材が押し付けられることが望ましい。
これにより、光軸方向及び光軸方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜部に弾性部材が押し付けられた状態でレンズが保持される。
第5に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズの外周面と前記レンズ保持環の内周面とが非接触の状態にされることが望ましい。
これにより、衝撃が付与されたときにレンズの外周面がレンズ保持環に接触し難い。
第6に、上記したレンズ鏡筒においては、前記押さえ環が軸回り方向へ回転されることにより前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動され、前記押さえ環と前記弾性部材の間に環状の第1のシートが配置され、前記押さえ環が前記第1のシートを介して前記弾性部材に押し付けられることが望ましい。
これにより、軸回り方向への回転時に押さえ環が第1のシートに摺動される。
第7に、上記したレンズ鏡筒においては、前記弾性部材の光軸方向における両面がそれぞれ光軸方向を向く平面部として形成され、前記レンズ保持環に前記弾性部材を受ける部材受け面が形成され、前記部材受け面が光軸方向を向く向きに形成され、前記押さえ面が光軸方向を向く向きに形成され、前記弾性部材は一方の前記平面部が前記押さえ面に押さえられ他方の前記平面部が前記部材受け面に押し付けられることが望ましい。
これにより、弾性部材のレンズ保持環と押さえ環に対する接触面積が大きくなる。
第8に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズ保持環に複数の螺孔が周方向に離隔して形成され、前記螺孔には先端面が前記レンズの外周面に接する調整ネジが螺合され、前記螺孔に対する前記調整ネジの螺合位置によって前記レンズの光軸方向に直交する方向における位置が調整されることが望ましい。
これにより、複数の調整ネジによってレンズの光軸方向に直交する方向における位置が調整される。
第9に、上記したレンズ鏡筒においては、前記調整ネジが弾性変形可能な樹脂材料によって形成されることが望ましい。
これにより、レンズに衝撃が付与されたときに複数の調整ネジが弾性変形可能である。
第10に、上記したレンズ鏡筒においては、前記レンズ受け面と前記被受け面の間に環状の第2のシートが配置され、前記レンズが前記第2のシートを介して前記レンズ受け面に押し付けられることが望ましい。
これにより、調整ネジによる調整時にレンズが第2のシートに摺動される。
第11に、上記したレンズ鏡筒においては、前記調整ネジの線膨張係数が前記レンズ保持環の線膨張係数より大きくされ、前記レンズ保持環の線膨張係数が前記レンズの線膨張係数より大きくされることが望ましい。
これにより、レンズ鏡筒が用いられる環境が変化したときに調整ネジの膨張率又は収縮率がレンズ保持環の膨張率又は収縮率より大きく、レンズ保持環の膨張率又は収縮率がレンズの膨張率又は収縮率より大きくなる。
第12に、本技術に係る撮像装置は、光学像を取り込むレンズ鏡筒と取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記レンズ鏡筒は、光軸方向において外周部の一方の面が被受け面として形成され他方の面が被押当面として形成されたレンズと、前記被受け面を受けるレンズ受け面を有するレンズ保持環と、前記被押当面に押し付けられる弾性部材と、前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動可能にされると共に前記弾性部材を光軸方向から押さえる押さえ面を有し前記レンズを前記弾性部材を介して前記レンズ受け面に押し付ける押さえ環とを備えたものである。
これにより、レンズ鏡筒において、弾性部材が光軸方向から押さえ環によって押さえられ弾性部材がレンズの被押当面に押し付けられると共にレンズの被受け面がレンズ保持環のレンズ受け面によって受けられるため、押さえ環がレンズに非接触の状態でレンズを保持することが可能になる。
図2乃至図7と共に本技術レンズ鏡筒及び撮像装置の実施の形態を示すものであり、本図は、レンズ鏡筒と装置本体を分離して示す撮像装置の斜視図である。 レンズ鏡筒の一部を示す分解斜視図である。 レンズ鏡筒の一部を示す断面図である。 レンズ鏡筒の一部を示す拡大断面図である。 押さえ環の一部を示す側面図である。 別の弾性部材が用いられた例を示す拡大断面図である。 撮像装置のブロック図である。
以下に、本技術を実施するための形態を添付図面を参照して説明する。
以下に示す実施の形態は、本技術撮像装置をスチルカメラに適用し、本技術レンズ鏡筒をこのスチルカメラの装置本体に対して着脱可能な交換レンズに適用したものである。
尚、本技術の適用範囲はスチルカメラ、スチルカメラの装置本体に対して着脱可能な交換レンズに限られることはない。本技術は、例えば、撮像装置としてビデオカメラや他の機器に組み込まれる各種の撮像装置、これらの撮像装置に設けられるレンズ群等により構成されるレンズユニット等のレンズ鏡筒に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、スチルカメラの撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
また、以下に示すレンズ群は、単数又は複数のレンズにより構成されたものの他、これらの単数又は複数のレンズと絞りやアイリス等の他の光学素子を含んでもよい。
<撮像装置の構成>
撮像装置100は装置本体200とレンズ鏡筒1によって構成されている(図1参照)。レンズ鏡筒1は、例えば、装置本体200に着脱可能な交換レンズである。尚、本技術は、装置本体の内部にレンズ鏡筒1の内部構造と同様の構造を有するレンズユニットが組み込まれたタイプやこのレンズユニットが装置本体に対して突出又は収納される沈胴タイプにも適用することが可能である。
装置本体200は外筐201の内外に所要の各部が配置されて成る。
外筐201には、例えば、上面や後面に各種の操作部202、202、・・・が配置されている。操作部202、202、・・・としては、例えば、電源釦、シャッター釦、ズーム摘子、モード切替摘子等が設けられている。
外筐201の後面には図示しないディスプレイ(表示部)が配置されている。
外筐201の前面には円形状の開口201aが形成され、開口201aの周囲の部分がレンズ鏡筒1を装着するためのマウント部203として設けられている。
外筐201の内部にはCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子204が配置され、撮像素子204は開口201aの後方に位置されている。
<レンズ鏡筒の構成>
レンズ鏡筒1は軸方向が前後方向にされた略円筒状の外筒2と外筒2の内外に取り付けられ又は支持された所要の各部とから成る(図1及び図2参照)。軸方向は光軸方向に一致されている。
外筒2は、例えば、本体筒部3とレンズ保持環4が軸方向において結合されて構成され、本体筒部3とレンズ保持環4は何れも、例えば、金属材料によって形成されている。本体筒部3は、後端部を除く部分がベース筒部5として設けられ、後端部がベース筒部5より外径が稍小さい結合筒部6として設けられている。
結合筒部6にはマウント用突部6a、6a、6aが周方向に離隔して設けられている。レンズ鏡筒1はマウント用突部6a、6a、6aがマウント部203に、例えば、バヨネット結合によって結合されることにより、装置本体200に装着される。
レンズ鏡筒1にはズームリングやフォーカスリングとして機能する操作リング7、7が設けられている。操作リング7、7はベース筒部5に回転可能に支持され、操作リング7、7が回転操作されることによりズーミングやフォーカシングが行われる。
レンズ鏡筒1は、例えば、複数のレンズ(レンズ群)8、8、・・・を有している(図1乃至図3参照)。尚、図1乃至図3には、最も前側のレンズ8Aのみを図示する。レンズ8、8、・・・は光軸方向(前後方向)に離隔して位置され、光軸方向へ移動可能な可動レンズ(可動レンズ群)と光軸方向へ移動不能な固定レンズ(固定レンズ群)とを有している。
レンズ保持環4は略円環状に形成され、本体筒部3の前端部に結合されている。レンズ保持環4の前後方向(軸方向)における中間部には、内方に張り出されたフランジ状の受け突部9が設けられている(図3参照)。受け突部9の前面は前方を向くレンズ受け面9aとして形成されている(図4参照)。
レンズ保持環4における受け突部9の前側の部分は孔形成部10として設けられ、孔形成部10にはレンズ保持環4の径方向において貫通された螺孔10a、10a、・・・が周方向に等間隔に離隔して形成されている。孔形成部10の外周部には螺孔10aに連続して外方に開口された充填用凹部10bが形成されている(図5参照)。充填用凹部10bは接着剤が充填される凹部であり、レンズ保持環4の周方向において螺孔10aに連続して形成されている。
孔形成部10の内周面における前端部を除く部分は光軸P(図2参照)に平行なレンズ対向面10cとして形成され、レンズ対向面10cは後縁がレンズ受け面9aの外周縁に連続されている(図4参照)。孔形成部10にはレンズ対向面10cの前縁に連続して部材受け面10dが形成されている。部材受け面10dはレンズ対向面10cから前方へ行くに従って孔形成部10の外周面10eに近付く方向へ傾斜されている。孔形成部10には内周側に前方を向くシート受け面10fが形成され、シート受け面10fは部材受け面10dより前側に位置されている。
レンズ保持環4における孔形成部10の前側の部分は結合部11として設けられ、結合部11の内周面における一部はネジ溝が形成された螺溝部11aとして形成されている。
レンズ保持環4の結合部11には押さえ環12が結合される(図2及び図3参照)。押さえ環12は、例えば、金属材料によって略円環状に形成され、後方へ行くに従って内径が小さくなる形状に形成されている。
押さえ環12の外周面における一部はネジ溝が形成された螺合部12aとして形成されている。押さえ環12の内周面は径が異なる複数の径変化部12b、12b、・・・がそれぞれ段差を介して連続的に形成され、径変化部12b、12b、・・・の径は後方へ行くに従って小さくなるようにされている。押さえ環12の内周面が複数の径変化部12b、12b、・・・を有する構成にされることにより、外光が押さえ環12の内部に入射されたときに入射された外光が乱反射され強度の高い光の撮像素子204への入射が抑制される。
押さえ環12の前端部は径方向において他の部分より外側に位置された最大径部13として設けられている。押さえ環12の後端部は作用部14として設けられている。作用部14の後面における外周側の略半部分の部分は後方を向く押さえ面14aとして形成されている(図4参照)。作用部14の内周側の略半部分の部分には逃げ凹部14bが形成され、逃げ凹部14bは後方及び光軸P方向に開口されている。
レンズ保持環4の内部には最も前側に位置されるレンズ8Aが保持される(図2乃至図4参照)。レンズ8Aは、例えば、ガラス材料によって形成された凸レンズであり、光軸方向における一方の面(前面)が凸面に形成され、光軸方向における他方の面(後面)が平面に形成されている。
レンズ8Aの外周部はコバ部15とされ、コバ部15の前面は被押当面16として形成されコバ部15の後面は被受け面17として形成されている。被押当面16の外周部は傾斜部16aとして形成され、傾斜部16aは光軸方向及び光軸方向に直交する方向に対して傾斜され、径方向においてレンズ8Aの外周面8aに近付くに従って被受け面17に近付くように傾斜されている。
レンズ8Aはコバ部15が弾性部材18を介して押さえ環12に光軸方向から押さえられた状態でレンズ保持環4の内部に保持される。弾性部材18は、例えば、ゴム材料によって円環状に形成されている。弾性部材18の径はレンズ8Aの径と略同じにされ、弾性変形されていない状態における断面形状が、例えば、円形状に形成されている。
レンズ8Aは円環状の第1のシート19と円環状の第2のシート20と弾性部材18を介して押さえ環12とレンズ保持環4に挟持された状態でレンズ保持環4の内部に保持されている(図3及び図4参照)。第1のシート19は押さえ環12の作用部14と弾性部材18との間に配置され、第2のシート20はレンズ8Aとレンズ保持環4の受け突部9との間に配置され、弾性部材18がレンズ保持環4の部材受け面10dとレンズ8Aの傾斜部16aとに押し付けられる。
尚、第2のシート20はレンズ8Aとレンズ保持環4の受け突部9との間に配置されるため、厚みによってレンズ8Aの光軸方向における位置を調整することが可能である。従って、レンズ保持環4の内部に配置する第2のシート20の枚数を必要な枚数にすることにより、レンズ8Aの光軸方向における位置を適正な位置に調整することができる。
レンズ鏡筒1においては、光軸方向に直交する方向におけるレンズ8Aの調整が調整ネジ21、21、・・・によって行われる(図2乃至図4参照)。調整によってレンズ8Aの他のレンズ8等との光軸が一致される。調整ネジ21は、例えば、弾性変形可能な樹脂材料によって形成され、ドライバー等の治具によってレンズ保持環4に形成された螺孔10aに螺合される。
調整ネジ21が螺孔10aに螺合されることにより、調整ネジ21の先端面21aがレンズ8Aの外周面8aに接し、調整ネジ21の螺孔10aに対する螺合位置によってレンズ8Aが光軸方向に直交する方向に変位され、レンズ8Aの光軸方向に直交する方向における調整が行われる。レンズ8Aは調整が行われた状態において、外周面8aが孔形成部10のレンズ対向面10cと光軸方向に直交する方向において離隔して位置される。
レンズ8Aの光軸方向に直交する方向における調整が完了したときには、孔形成部10に形成された充填用凹部10bに図示しない接着剤が充填され、調整ネジ21が孔形成部10に固定され、レンズ8Aは調整が完了した位置に保持される。
上記したように、レンズ鏡筒1にあっては、レンズ保持環4に複数の螺孔10aが周方向に離隔して形成され、螺孔10aには先端面21aがレンズ8Aの外周面8aに接する調整ネジ21が螺合され、螺孔10aに対する調整ネジ21の螺合位置によってレンズ8Aの光軸方向に直交する方向における位置が調整される。
従って、複数の調整ネジ21によってレンズ8Aの光軸方向に直交する方向における位置が調整されるため、レンズ8Aの光軸の位置調整を容易かつ確実に行うことができる。
また、調整ネジ21が弾性変形可能な樹脂材料によって形成されているため、レンズ8Aに外筒2等を介して衝撃が付与されたときに複数の調整ネジ21が弾性変形可能であるため、調整ネジ21によって衝撃が吸収されてレンズ8Aの損傷や位置ずれや歪みの発生を防止することができる。
さらに、レンズ8Aの外周面8aとレンズ保持環4の内周面とが非接触の状態にされているため、衝撃が付与されたときにレンズ8Aの外周面8aがレンズ保持環4に接触し難く、レンズ8Aの損傷を防止することができる。また、環境の変化が生じレンズ8Aとレンズ保持環4の膨張又は収縮が生じた場合においても、レンズ8Aの外周面8aとレンズ保持環4の内周面とが非接触の状態が保持され、レンズ8Aの歪みの発生を防止することができる。
尚、レンズ鏡筒1においては、上記したように、レンズ保持環4が金属材料によって形成され、レンズ8Aがガラス材料によって形成され、調整ネジ21が樹脂材料によって形成されており、調整ネジ21の線膨張係数がレンズ保持環4の線膨張係数より大きくされ、レンズ保持環4の線膨張係数がレンズ8Aの線膨張係数より大きくされている。
<レンズの保持作業>
以下に、レンズ8Aの保持作業について説明する(図3及び図4参照)。
レンズ8Aの保持作業においては、先ず、第2のシート20がレンズ保持環4の内部に前側から挿入され、次に、レンズ8Aがレンズ保持環4の内部に前側から挿入される。第2のシート20はレンズ保持環4における受け突部9のレンズ受け面9aに押し当てられ、レンズ8Aは被受け面17が第2のシート20に押し当てられる。
次に、弾性部材18がレンズ保持環4の内部に前側から挿入され、続いて、第1のシート19がレンズ保持環4の内部に前側から挿入される。弾性部材18はレンズ保持環4の部材受け面10dとレンズ8Aの傾斜部16aとに押し当てられ、第1のシート19が弾性部材18と孔形成部10のシート受け面10fに押し当てられる。
次いで、押さえ環12がレンズ保持環4の内部に前側から挿入されて押さえ環12がレンズ保持環4に結合される。押さえ環12のレンズ保持環4への挿入は、押さえ環12が軸回り方向へ回転されて螺合部12aが結合部11の螺溝部11aに螺合されることにより行われる。押さえ環12が軸回り方向へ回転されてレンズ保持環4の内部に挿入された状態において、押さえ環12の押さえ面14aによって第1のシート19が前方から押さえられ、第1のシート19がシート受け面10fに押し付けられると共に弾性部材18に第1のシート19を介して押さえ面14aが押し付けられる。
このとき回転される押さえ環12が第1のシート19に対して円滑に摺動されるため、押さえ環12の円滑な回転状態が確保される。
第1のシート19を介して押さえ面14aが押し付けられた弾性部材18は弾性変形され、レンズ保持環4の部材受け面10dとレンズ8Aの傾斜部16aとに弾性変形された状態で押し付けられる。従って、レンズ8Aが弾性部材18によって前方から押圧され、被受け面17が第2のシート20を介して受け突部9のレンズ受け面9aに押し付けられる。
このとき押さえ環12は作用部14がレンズ8Aの被押当面16に接触されておらず、レンズ8Aとの間に隙間Sが形成された状態でレンズ保持環4に結合される。特に、押さえ環12には逃げ凹部14bが形成されているため、押さえ環12とレンズ8Aの接触が確実に防止される。レンズ8Aに結合された押さえ環12は最大径部13がレンズ保持環4の前側に位置された状態にされる。
上記のように、押さえ環12とレンズ保持環4が結合され、押さえ環12によって第1のシート19を介して弾性部材18がレンズ8Aに押し付けられ、レンズ8Aが第2のシート20を介してレンズ保持環4のレンズ受け面9aに押し付けられることにより、レンズ8Aの保持作業が完了する。レンズ8Aの保持作業が完了した状態においては、レンズ8Aが弾性部材18と第1のシート19と第2のシート20を介して押さえ環12とレンズ保持環4によって光軸方向において挟持される。
また、上記した調整ネジ21、21、・・・による光軸方向に直交する方向におけるレンズ8Aの調整は、レンズ8Aの保持作業が完了した状態において行われる。このとき調整ネジ21の回転に伴ってレンズ8Aが光軸に直交する方向へ変位されるが、レンズ8Aが第2のシート20に対して円滑に摺動される。
<まとめ>
以上に記載した通り、撮像装置100及びレンズ鏡筒1にあっては、レンズ8Aの被受け面17を受けるレンズ受け面9aを有するレンズ保持環4と、レンズ8Aの被押当面16に押し付けられる弾性部材18と、レンズ保持環4に対して光軸方向へ移動可能にされると共に弾性部材18を光軸方向から押さえる押さえ面14aを有しレンズ8Aを弾性部材18を介してレンズ受け面9aに押し付ける押さえ環12とを備えている。
従って、弾性部材18が光軸方向から押さえ環12によって押さえられ弾性部材18がレンズ8Aの被押当面16に押し付けられると共にレンズ8Aの被受け面17がレンズ保持環4のレンズ受け面9aによって受けられるため、押さえ環12がレンズ8Aに非接触の状態でレンズ8Aを保持することが可能になる。これにより、レンズ鏡筒1に対して衝撃等が付与されたときに、押さえ環12からレンズ8Aに伝達される衝撃が弾性部材18によって低減され、レンズ8Aに対する外的負荷を軽減して良好な光学性能を確保することができる。
また、弾性部材18を介して押さえ環12によってレンズ8Aが押し付けられているため、レンズ8Aにおいて歪みの発生を抑制することができる。特に、コバ部15が他の部分より薄肉にされたレンズ8Aにおいては押圧力がコバ部15に集中し易いため歪みが生じ易いため、コバ部15が他の部分より薄肉にされたレンズ8Aを弾性部材18を介して押さえることにより高い効果を得ることができる。
さらに、押さえ環12とレンズ8Aの間において弾性部材18が弾性変形された状態でレンズ8Aに押し付けられており、環境の変化が生じて線膨張係数の差により押さえ環12とレンズ8Aの隙間Sが変化した場合においても、弾性部材18の弾性変形の程度が変化されるが弾性部材18がレンズ8Aに押し付けられた状態は保持されるため、環境の変化に拘わらずレンズ8Aの安定した保持状態を確保することができる。
また、レンズ保持環4に弾性部材18を受ける部材受け面10dが形成され、弾性部材18が部材受け面10dと被押当面16に押し付けられている。
従って、弾性部材18が押さえ環12の一部とレンズ8Aの一部とレンズ保持環4の一部とに三方向において押し付けられるため、弾性部材18を安定した状態でレンズ保持環4の内部に配置することができる。
さらに、弾性部材18が環状に形成され、押さえ環12の押圧力が弾性部材18を介してレンズ8Aの外周部に均等に付与され易くなるため、レンズ8Aのレンズ保持環4と押さえ環12を用いた一層安定した保持状態を確保することができる。
さらにまた、被押当面16に光軸方向及び光軸方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜部16aが形成され、傾斜部16aに弾性部材18が押し付けられている。
従って、光軸方向及び光軸方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜部16aに弾性部材18が押し付けられた状態でレンズ8Aが保持されるため、光軸方向における衝撃及び光軸方向に直交する方向における衝撃が弾性部材18に吸収されてレンズ8Aの位置ずれ及び歪みの発生を防止することができる。
また、押さえ環12が軸回り方向へ回転されることによりレンズ保持環4に対して光軸方向へ移動され、押さえ環12と弾性部材18の間に環状の第1のシート19が配置され、押さえ環12が第1のシート19を介して弾性部材18に押し付けられている。
従って、軸回り方向への回転時に押さえ環12が第1のシート19に摺動されるため、押さえ環12がレンズ保持環4に対して円滑に回転され押さえ環12のレンズ保持環4に対する良好な組立性を確保することができる。
さらに、レンズ受け面9aと被受け面17の間に環状の第2のシート20が配置され、レンズ8Aが第2のシート20を介してレンズ受け面9aに押し付けられている。
従って、調整ネジ21による調整時にレンズ8Aが第2のシート20に摺動されるため、レンズ8Aがレンズ保持環4に対して円滑に変位されレンズ8Aの光軸方向に直交する方向における位置調整を容易かつ正確に行うことができる。
加えて、調整ネジ21の線膨張係数がレンズ保持環4の線膨張係数より大きくされ、レンズ保持環4の線膨張係数がレンズ8Aの線膨張係数より大きくされている。
従って、レンズ鏡筒1が高温環境下において使用されるときに、レンズ8Aの外周面8aとレンズ保持環4の内周面との間の隙間が大きくなっても調整ネジ21の先端面21aがレンズ8Aの外周面8aに接した状態が保持されるため、レンズ8Aのガタ付きを防止することができる。
一方、レンズ鏡筒1が低温環境下において使用されるときに、レンズ8Aの外周面8aとレンズ保持環4の内周面との間の隙間が小さくなっても調整ネジ21の収縮率がレンズ保持環4の収縮率より大きいため、レンズ8Aに調整ネジ21から過度の負荷が付与されずレンズ8Aの変形や割れを防止することができる。
<その他>
上記には、弾性変形されていない状態における断面形状が円形状に形成された弾性部材18の例を示したが、弾性部材18は断面形状が円形状に限らず、各種の形状に形成されていてもよい。
例えば、弾性部材18に代えて平面部を有する弾性部材18Aが用いられてもよい(図6参照)。弾性部材18Aは前後方向における両面がそれぞれ光軸方向を向く平面部18a、18bとして形成されている。弾性部材18Aが用いられる場合には、レンズ保持環4における孔形成部10の部材受け面10dが光軸方向を向く向きに形成され、押さえ環12における作用部14の押さえ面14aが光軸方向を向く向きに形成される。弾性部材18Aは一方の平面部18aが押さえ面14aに押さえられ他方の平面部18bが部材受け面10dに押し付けられる。
このように両面がそれぞれ光軸方向を向く平面部18a、18bとして形成された弾性部材18Aが用いられ、平面部18aが光軸方向を向く押さえ面14aに押さえられ平面部18bが光軸方向を向く部材受け面10dに押し付けられることにより、弾性部材18Aのレンズ保持環4と押さえ環12に対する接触面積が大きくなる。
従って、押さえ環12がレンズ保持環4に対して軸回り方向へ回転されて押さえ面14aによって弾性部材18が押さえられていくときに、弾性部材18Aに一部が内側に変位するような変形が生じ難く、弾性部材18のレンズ8Aに対する位置ずれを防止することができる。
<撮像装置の一実施形態>
以下に、本技術撮像装置の一実施形態の構成例について説明する(図7参照)。
撮像装置100は、撮像機能を担うレンズ鏡筒1と、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部81と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部82とを有している。また、撮像装置100は、撮影された画像等を表示する表示部(ディスプレイ)83と、メモリー90への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)84と、撮像装置100の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)85と、ユーザーによって所要の操作が行われる各種のスイッチ等の操作部202と、レンズ鏡筒1に配置されたレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部86とを備えている。
撮像装置100には、レンズ鏡筒1によって取り込まれた光学像を電気的信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子204が設けられている。
カメラ信号処理部81は、撮像素子204からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部82は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
表示部83はユーザーの操作部202に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。尚、撮像装置100においては、表示部83が設けられていなくてもよく、撮影された画像データが他の表示装置に送出されて画像が表示されるように構成されていてもよい。
R/W84は、画像処理部82によって符号化された画像データのメモリー90への書込及びメモリー90に記録された画像データの読出を行う。
CPU85は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、操作部202からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
操作部202はユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU85に対して出力する。
レンズ駆動制御部86は、CPU85からの制御信号に基づいてレンズを移動させる駆動源を制御する。
メモリー90は、例えば、R/W84に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
以下に、撮像装置100における動作を説明する。
撮影の待機状態では、CPU85による制御の下で、撮影された画像信号がカメラ信号処理部81を介して表示部83に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、操作部202からの指示入力信号が入力されると、CPU85がレンズ駆動制御部86に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部86の制御に基づいてレンズが移動される。
操作部202からの指示入力信号により撮影動作が行われると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部81から画像処理部82に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W84に出力され、メモリー90に書き込まれる。
メモリー90に記録された画像データを再生する場合には、操作部202に対する操作に応じて、R/W84によってメモリー90から所定の画像データが読み出され、画像処理部82によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が表示部83に出力されて再生画像が表示される。
尚、本技術において、「撮像」とは、撮像素子204による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理から、カメラ信号処理部81による撮像素子204からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理、画像処理部82による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理、R/W84によるメモリー90への画像信号の書込処理までの一連の処理の一部のみ、または全てを含む処理のことを言う。
即ち、「撮像」とは、撮像素子204による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理のみを指してもよく、撮像素子204による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部81による撮像素子204からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理までを指してもよく、撮像素子204による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部81による撮像素子204からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理を経て、画像処理部82による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理までを指してもよく、撮像素子204による取り込まれた光を電気信号に変換する光電変換処理からカメラ信号処理部81による撮像素子204からの出力信号に対するデジタル信号への変換、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の処理、及び画像処理部82による所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理までを指してもよく、R/W84によるメモリー90への画像信号の書込処理までを指してもよい。 上記の処理において各処理の順番は適宜入れ替わってもよい。
また、本技術において、レンズ鏡筒1及び撮影装置100は、上記の処理を行う撮像素子204、カメラ信号処理部81、画像処理部82、R/W84の一部のみまたは全てを含むように構成されていてもよい。
また、レンズ鏡筒1が撮像素子204、カメラ信号処理部81、画像処理部82、R/W84のうち一部を含み、装置本体200が残りを含むように構成されていてもよい。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
(1)
光軸方向において外周部の一方の面が被受け面として形成され他方の面が被押当面として形成されたレンズと、
前記被受け面を受けるレンズ受け面を有するレンズ保持環と、
前記被押当面に押し付けられる弾性部材と、
前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動可能にされると共に前記弾性部材を光軸方向から押さえる押さえ面を有し前記レンズを前記弾性部材を介して前記レンズ受け面に押し付ける押さえ環とを備えた
レンズ鏡筒。
(2)
前記レンズ保持環に前記弾性部材を受ける部材受け面が形成され、
前記弾性部材が前記部材受け面と前記被押当面に押し付けられた
前記(1)に記載のレンズ鏡筒。
(3)
前記弾性部材が環状に形成された
前記(1)又は前記(2)に記載のレンズ鏡筒。
(4)
前記被押当面に光軸方向及び光軸方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜部が形成され、
前記傾斜部に前記弾性部材が押し付けられた
前記(1)から前記(3)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(5)
前記レンズの外周面と前記レンズ保持環の内周面とが非接触の状態にされた
前記(1)から前記(4)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(6)
前記押さえ環が軸回り方向へ回転されることにより前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動され、
前記押さえ環と前記弾性部材の間に環状の第1のシートが配置され、
前記押さえ環が前記第1のシートを介して前記弾性部材に押し付けられた
前記(1)から前記(5)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(7)
前記弾性部材の光軸方向における両面がそれぞれ光軸方向を向く平面部として形成され、
前記レンズ保持環に前記弾性部材を受ける部材受け面が形成され、
前記部材受け面が光軸方向を向く向きに形成され、
前記押さえ面が光軸方向を向く向きに形成され、
前記弾性部材は一方の前記平面部が前記押さえ面に押さえられ他方の前記平面部が前記部材受け面に押し付けられる
前記(1)から前記(6)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(8)
前記レンズ保持環に複数の螺孔が周方向に離隔して形成され、
前記螺孔には先端面が前記レンズの外周面に接する調整ネジが螺合され、
前記螺孔に対する前記調整ネジの螺合位置によって前記レンズの光軸方向に直交する方向における位置が調整される
前記(1)から前記(7)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(9)
前記調整ネジが弾性変形可能な樹脂材料によって形成された
前記(8)に記載のレンズ鏡筒。
(10)
前記レンズ受け面と前記被受け面の間に環状の第2のシートが配置され、
前記レンズが前記第2のシートを介して前記レンズ受け面に押し付けられた
前記(1)から前記(9)の何れかに記載のレンズ鏡筒。
(11)
前記調整ネジの線膨張係数が前記レンズ保持環の線膨張係数より大きくされ、
前記レンズ保持環の線膨張係数が前記レンズの線膨張係数より大きくされた
前記(8)又は前記(9)に記載のレンズ鏡筒。
(12)
光学像を取り込むレンズ鏡筒と取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
前記レンズ鏡筒は、
光軸方向において外周部の一方の面が被受け面として形成され他方の面が被押当面として形成されたレンズと、
前記被受け面を受けるレンズ受け面を有するレンズ保持環と、
前記被押当面に押し付けられる弾性部材と、
前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動可能にされると共に前記弾性部材を光軸方向から押さえる押さえ面を有し前記レンズを前記弾性部材を介して前記レンズ受け面に押し付ける押さえ環とを備えた
撮像装置。
100…撮像装置、204…撮像素子、1…レンズ鏡筒、4…レンズ保持環、8A…レンズ、8a…外周面、9a…レンズ受け面、10a…螺孔、10d…部材受け面、12…押さえ環、14a…押さえ面、16…被押当面、16a…傾斜部、17…被受け面、18…弾性部材、19…第1のシート、20…第2のシート、21…調整ネジ、21a…先端面、18A…弾性部材、18a…平面部、18b…平面部

Claims (12)

  1. 光軸方向において外周部の一方の面が被受け面として形成され他方の面が被押当面として形成されたレンズと、
    前記被受け面を受けるレンズ受け面を有するレンズ保持環と、
    前記被押当面に押し付けられる弾性部材と、
    前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動可能にされると共に前記弾性部材を光軸方向から押さえる押さえ面を有し前記レンズを前記弾性部材を介して前記レンズ受け面に押し付ける押さえ環とを備えた
    レンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ保持環に前記弾性部材を受ける部材受け面が形成され、
    前記弾性部材が前記部材受け面と前記被押当面に押し付けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記弾性部材が環状に形成された
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記被押当面に光軸方向及び光軸方向に直交する方向に対して傾斜する傾斜部が形成され、
    前記傾斜部に前記弾性部材が押し付けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記レンズの外周面と前記レンズ保持環の内周面とが非接触の状態にされた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記押さえ環が軸回り方向へ回転されることにより前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動され、
    前記押さえ環と前記弾性部材の間に環状の第1のシートが配置され、
    前記押さえ環が前記第1のシートを介して前記弾性部材に押し付けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記弾性部材の光軸方向における両面がそれぞれ光軸方向を向く平面部として形成され、
    前記レンズ保持環に前記弾性部材を受ける部材受け面が形成され、
    前記部材受け面が光軸方向を向く向きに形成され、
    前記押さえ面が光軸方向を向く向きに形成され、
    前記弾性部材は一方の前記平面部が前記押さえ面に押さえられ他方の前記平面部が前記部材受け面に押し付けられる
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記レンズ保持環に複数の螺孔が周方向に離隔して形成され、
    前記螺孔には先端面が前記レンズの外周面に接する調整ネジが螺合され、
    前記螺孔に対する前記調整ネジの螺合位置によって前記レンズの光軸方向に直交する方向における位置が調整される
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記調整ネジが弾性変形可能な樹脂材料によって形成された
    請求項8に記載のレンズ鏡筒。
  10. 前記レンズ受け面と前記被受け面の間に環状の第2のシートが配置され、
    前記レンズが前記第2のシートを介して前記レンズ受け面に押し付けられた
    請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  11. 前記調整ネジの線膨張係数が前記レンズ保持環の線膨張係数より大きくされ、
    前記レンズ保持環の線膨張係数が前記レンズの線膨張係数より大きくされた
    請求項8に記載のレンズ鏡筒。
  12. 光学像を取り込むレンズ鏡筒と取り込まれた光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記レンズ鏡筒は、
    光軸方向において外周部の一方の面が被受け面として形成され他方の面が被押当面として形成されたレンズと、
    前記被受け面を受けるレンズ受け面を有するレンズ保持環と、
    前記被押当面に押し付けられる弾性部材と、
    前記レンズ保持環に対して光軸方向へ移動可能にされると共に前記弾性部材を光軸方向から押さえる押さえ面を有し前記レンズを前記弾性部材を介して前記レンズ受け面に押し付ける押さえ環とを備えた
    撮像装置。
JP2021501664A 2019-02-22 2020-01-07 レンズ鏡筒及び撮像装置 Pending JPWO2020170619A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019030624 2019-02-22
JP2019030624 2019-02-22
PCT/JP2020/000110 WO2020170619A1 (ja) 2019-02-22 2020-01-07 レンズ鏡筒及び撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2020170619A1 true JPWO2020170619A1 (ja) 2021-12-23

Family

ID=72144361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021501664A Pending JPWO2020170619A1 (ja) 2019-02-22 2020-01-07 レンズ鏡筒及び撮像装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2020170619A1 (ja)
WO (1) WO2020170619A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020187218A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 株式会社タムロン レンズの取付構造、及び、レンズユニット
CN118276272B (zh) * 2024-05-31 2024-10-15 江西欧菲光学有限公司 镜头、摄像头模组及终端

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911740U (ja) * 1972-04-28 1974-01-31
JPS61167611U (ja) * 1986-04-01 1986-10-17
JPH01166307U (ja) * 1988-05-11 1989-11-21
JPH0283513U (ja) * 1988-12-14 1990-06-28
JPH03274514A (ja) * 1990-03-26 1991-12-05 Gijutsu Kenkyu Kumiai Iryo Fukushi Kiki Kenkyusho レンズ鏡体
JP2012141536A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Nikon Corp 光学装置及び光学機器
JP2015021999A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒
JP2018128555A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 キヤノン株式会社 ファインダ装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911740U (ja) * 1972-04-28 1974-01-31
JPS61167611U (ja) * 1986-04-01 1986-10-17
JPH01166307U (ja) * 1988-05-11 1989-11-21
JPH0283513U (ja) * 1988-12-14 1990-06-28
JPH03274514A (ja) * 1990-03-26 1991-12-05 Gijutsu Kenkyu Kumiai Iryo Fukushi Kiki Kenkyusho レンズ鏡体
JP2012141536A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Nikon Corp 光学装置及び光学機器
JP2015021999A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒
JP2018128555A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 キヤノン株式会社 ファインダ装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020170619A1 (ja) 2020-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6972910B2 (en) Lens centering mechanism, lens apparatus and imaging apparatus
JP4280779B2 (ja) 撮像装置
CN110418046B (zh) 终端设备及拍摄方法
JP6809486B2 (ja) 光学素子駆動装置、交換レンズ及び撮像装置
US9739981B2 (en) Zoom-type lens barrel and image pickup apparatus
US8824071B2 (en) Lens barrel and camera
JPWO2020170619A1 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP7567994B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
WO2018047460A1 (ja) 光学素子駆動装置、交換レンズ及び撮像装置
US20120182633A1 (en) Lens drive mechanism, lens barrel, and imaging apparatus
US7397618B2 (en) Lens device
US8625205B2 (en) Zoom type lens barrel and image pickup apparatus
US20140098278A1 (en) Lens barrel and imaging apparatus
US9164255B2 (en) Lens barrel and imaging apparatus
US8855477B2 (en) Zoom lens barrel capable of changing photographing magnification and image pickup apparatus having the same
US10234746B2 (en) Lens barrel
JP5566163B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
US8587866B2 (en) Optical apparatus
JP7331871B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2016145878A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2003015005A (ja) レンズ鏡胴
KR101612445B1 (ko) 렌즈 경통 및 이를 구비한 촬상 장치
WO2021065150A1 (ja) レンズ駆動装置、交換レンズ及び撮像装置
WO2024101035A1 (ja) 交換レンズ及び撮像装置
JP2007047841A (ja) レンズ調芯機構、レンズ装置及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221114

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20221114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240304

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20240311

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20240628