JP2018127962A - 燃料系部品の取り付け構造 - Google Patents

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昌紀 池谷
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Abstract

【課題】燃料系部品のフランジに対する係合に必要な抜け止め部の係合部の係合量を確保しつつ、抜け止め部の径方向外方への弾性変形量を抑制する。
【解決手段】フランジ43を有する圧力調整弁16と、部品取り付け部68を有する燃料配管18と、を備える。部品取り付け部68には、フランジ43をスナップフィット係合により抜け止めする抜け止めアーム70が形成される。抜け止めアーム70は、外側アーム部72と接続アーム部74と内側アーム部76とを有する。外側アーム部72は、部品取り付け部68から軸方向先方に延在されかつ弾性変形可能に形成される。接続アーム部74は、外側アーム部72の軸方向先端部に形成される。内側アーム部76は、接続アーム部74から軸方向後方に延在され、その先端部にフランジ43に係合する係合部80を有しかつ弾性変形可能に形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料系部品の取り付け構造に関する。
燃料タンク内の燃料を燃料タンク外に供給する燃料供給装置は、燃料ポンプ、燃料フィルタ、圧力調整弁、これらを接続する燃料配管等により構成されている(特許文献1参照)。特許文献1(以下、「従来例」という)では、外周部にフランジを有する圧力調整弁と、圧力調整弁を受け入れて支持する部品取り付け部を有する燃料配管と、を備えている。部品取り付け部には、径方向外方に突出する係止突起が形成されている。圧力調整弁を覆うキャップには、コ字状の弾性係合片が形成されている。燃料配管の部品取り付け部に圧力調整弁が嵌合された状態で、部品取り付け部の係止突起にキャップの弾性係合片が弾性変形を利用して係合すなわちスナップフィット係合されることによって、燃料配管に圧力調整弁が抜け止めされている。なお、特許文献1において、プレッシャレギュレータ(26)が本明細書でいう「燃料系部品」、嵌合部(80)が同「部品取り付け部」、爪部(82)が同「係止突起」、キャップ(30)が同「キャップ」、嵌合部(88)が同「弾性係合片」にそれぞれ相当する。
特開2013−174183号公報
従来例によると、キャップが必要であることから、部品点数及び組み付け工数の増加を招いている。そこで、キャップを省略する構成として、燃料配管の部品取り付け部に弾性係合片を形成し、その弾性係合片を圧力調整弁のフランジにスナップフィット係合させることが考えられる。しかし、部品取り付け部に取り付けられた圧力調整弁に燃料配管内の高い燃圧(燃料圧力)が作用した場合、圧力調整弁が抜け方向へ押圧される。したがって、圧力調整弁に作用する燃圧による荷重を保持するため、抜け止め部としての弾性係合片には圧力調整弁のフランジに対する係合に必要な係合量を確保する必要がある。そのためには、弾性係合片の径方向外方への弾性変形量が過大になってしまうため、実用的ではない。本発明が解決しようとする課題は、燃料系部品のフランジに対する係合に必要な抜け止め部の係合部の係合量を確保しつつ、抜け止め部の径方向外方への弾性変形量を抑制することのできる、燃料系部品の取り付け構造を提供することにある。
前記課題は、本発明の燃料系部品の取り付け構造により解決することができる。第1の発明は、外周部にフランジを有する燃料系部品と、前記燃料系部品を受け入れて支持する部品取り付け部を有する燃料配管と、を備えており、前記部品取り付け部には、前記フランジをスナップフィット係合により抜け止めする抜け止め部が形成されている、燃料系部品の取り付け構造であって、前記抜け止め部は、第1アーム部と接続部と第2アーム部とを有しており、前記第1アーム部は、前記部品取り付け部から軸方向先方に延在されかつ径方向外方へ弾性変形可能に形成されており、前記接続部は、前記第1アーム部の軸方向先端部に形成されており、前記第2アーム部は、前記接続部から軸方向後方に延在され、その先端部に前記燃料系部品のフランジに係合する係合部を有しかつ径方向外方へ弾性変形可能に形成されている、燃料系部品の取り付け構造である。
この構成によると、燃料配管の部品取り付け部の抜け止め部において、第1アーム部の径方向外方への弾性変形と、第2アーム部の径方向外方への弾性変形との段階的な弾性変形によって、第2アーム部の係合部が燃料系部品のフランジにスナップフィット係合される。これにより、燃料系部品のフランジに対する係合に必要な抜け止め部の係合部の係合量を確保しつつ、抜け止め部の径方向外方への弾性変形量を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記接続部には、軸方向先方へ延在されかつ前記部品取り付け部に対して前記フランジを同軸状にガイドするガイド部が形成されている、燃料系部品の取り付け構造である。この構成によると、部品取り付け部に燃料系部品を取り付ける際、ガイド部によって燃料系部品のフランジが部品取り付け部に対して同軸状にガイドされる。このため、燃料系部品を部品取り付け部にスムーズに取り付けることができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記第1アーム部と前記第2アーム部とは、同一平面上に配置されている、燃料系部品の取り付け構造である。この構成によると、部品取り付け部に取り付けられた燃料系部品に作用する燃圧による荷重が両アーム部に加わっても、両アーム部に径方向外方への分力が作用しにくい。したがって、両アーム部の径方向外方へ弾性変形を抑制し、その弾性変形による燃料系部品の抜け外れを抑制することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれか1つの発明において、前記フランジの抜け止め側の内周部には、段付き凹部が形成されており、前記第2アーム部の係合部には、前記段付き凹部に係合可能な係合突起が形成されている、燃料系部品の取り付け構造である。この構成によると、燃料系部品のフランジの段付き凹部に対する第2アーム部の係合突起の係合によって、第2アーム部の係合部の径方向外方への位置ずれを抑制することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれか1つの発明において、前記第2アーム部の係合部には、部品取り付け部の軸方向先端側から軸方向後方に向かって径方向外方に傾くガイド斜面が形成されている、燃料系部品の取り付け構造である。この構成によると、部品取り付け部の樹脂成形時の型抜きに際し、第2アーム部の係合部のガイド斜面に対して型側の斜面が摺動しつつ第2アーム部の係合部が径方向外方へ押しやられる。これにより、第2アーム部の係合部を容易に離型させることができる。このため、離型時に第2アーム部の係合部にかかる負荷を軽減し、その負荷により第2アーム部の係合部に発生する欠損を抑制することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれか1つの発明において、前記接続部には、部品取り付け部の軸方向先端側から軸方向後方に向かって径方向外方に傾くガイド斜面が形成されている、燃料系部品の取り付け構造である。この構成によると、部品取り付け部の樹脂成形時の型抜きに際し、接続部のガイド斜面に対して型側の斜面が摺動しつつ接続部が径方向外方へ押しやられる。これにより、接続部と共に第1アーム部及び第2アーム部が径方向外方へ押しやられるため、両アーム部を容易に離型させることができる。このため、離型時に両アーム部にかかる負荷を軽減し、その負荷により第2アーム部の係合部に発生する欠損を抑制することができる。
本発明の燃料系部品の取り付け構造によると、燃料系部品のフランジに対する係合に必要な抜け止め部の係合部の係合量を確保しつつ、抜け止め部の径方向外方への弾性変形量を抑制することができる。
実施形態1にかかる燃料供給装置を示す構成図である。 圧力調整弁を示す断面図である。 圧力調整弁の取り付け構造を示す正断面図である。 圧力調整弁の取り付け構造を示す側断面図である。 圧力調整弁の取り付け構造を示す平断面図である。 圧力調整弁と部品取り付け部とを分解して示す斜視図である。 部品取り付け部を半断面で示す斜視図である。 圧力調整弁の組み付け工程1を示す断面図である。 圧力調整弁の組み付け工程2を示す断面図である。 圧力調整弁の組み付け工程3を示す断面図である。 圧力調整弁の組み付け工程4を示す断面図である。 部品取り付け部にかかる金型を示す断面図である。 金型の型抜き工程1を示す断面図である。 金型の型抜き工程2を示す断面図である。 金型の型抜き工程3を示す断面図である。 金型の型抜き工程4を示す断面図である。 実施形態2にかかる圧力調整弁のフランジと内側アーム部の係合部との関係を示す断面図である。 実施形態3にかかる部品取り付け部を半断面で示す斜視図である。 内側アーム部と下側スライド型との関係を模式的に示す断面図である。 内側アーム部に対する下側スライド型の型抜き工程1を示す断面図である。 内側アーム部に対する下側スライド型の型抜き工程2を示す断面図である。 接続アーム部と下側スライド型との関係を模式的に示す断面図である。 接続アーム部に対する下側スライド型の型抜き工程1を示す断面図である。 接続アーム部に対する下側スライド型の型抜き工程2を示す断面図である。 実施形態4にかかる圧力調整弁の組み付け工程1を示す断面図である。 圧力調整弁の組み付け工程2を示す断面図である。 実施形態5にかかる圧力調整弁の取り付け構造を示す平断面図である。 実施形態6にかかる圧力調整弁の取り付け構造を示す平断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]本実施形態に係る燃料系部品の取り付け構造は、自動車等の車両用エンジンに用いられる燃料供給装置における圧力調整弁の取り付け構造に適用したものである。燃料供給装置から説明する。図1は燃料供給装置を示す構成図である。図1に示すように、燃料供給装置10は、燃料タンク12内に配置された燃料ポンプ14、圧力調整弁16、及び、燃料配管18等を備えている。なお、圧力調整弁16は本明細書でいう「燃料系部品」に相当する。
燃料ポンプ14は、モータ一体型の燃料ポンプであり、燃料タンク12内の燃料をタンク外いわゆるエンジンへ供給する。燃料ポンプ14の燃料吸入口には、燃料を濾過する燃料フィルタ20が設けられている。燃料ポンプ14の燃料吸出口には、燃料配管18が接続されている。燃料配管18には、燃料通路22と、その燃料通路22から分岐した分岐通路24が形成されている。燃料通路22には、燃料タンク12外に設けられた燃料供給通路26が接続されている。分岐通路24には、圧力調整弁16が接続されている。燃料供給通路26は、エンジンに接続されている。
圧力調整弁16は、ダイヤフラム式の圧力調整弁で、燃料通路22の燃料の圧力いわゆる燃圧を所定の圧力に調整するものである。図2は圧力調整弁を示す断面図である。説明の都合上、図2を基に上下方向を定めるが、圧力調整弁16の配置方向を特定するものではない。図2に示すように、圧力調整弁16は、中空円筒状のケーシング28を備えている。ケーシング28は、上下に分割された第1ケース半体29と第2ケース半体30とにより構成されている。両ケース半体29,30は、鉄等の金属製のプレス成形品により形成されている。
第2ケース半体30は、上面を開口するカップ状に形成されている。第2ケース半体30の上端部には、径方向外方へ張り出す環状のフランジ部32が形成されている。第2ケース半体30の側壁部及び上壁部には、通気孔33が形成されている。
第1ケース半体29は、下面を開口する逆カップ状、詳しくは3段の段付き円筒状に形成されている。第1ケース半体29の下段筒部の下端部には、径方向外方へ張り出す環状のフランジ部35が形成されている。第1ケース半体29の下段の段付き部には、燃料導入孔36が周方向に等間隔で複数形成されている。第1ケース半体29の上壁部(先端壁部)には、燃料排出孔37が形成されている。第1ケース半体29の中段筒部には、中空円筒状の弁座部材39が圧入により取り付けられている。
第1ケース半体29のフランジ部32と第2ケース半体30のフランジ部35との間に円環板状のダイヤフラム41の外周部を挟持した状態で、上側のフランジ部35が下側のフランジ部32を包むようにかしめ付けられている。これにより、両ケース半体29,30がダイヤフラム41を間にして一体化されている。ダイヤフラム41は、ゴム状弾性材により形成されており、可撓性を有している。また、両フランジ部32,35により、ケーシング28の外周部に張り出すフランジ43が形成されている。また、ケーシング28の内部空間は、ダイヤフラム41によって上下2室すなわち調圧室46と背圧室45とに区画されている。また、フランジ43の下面側の内周部には、段付き凹部44が形成されている。
ダイヤフラム41の内周部には、ダイヤフラム41を間にして弁保持部材49とスプリング受け部材48とがかしめにより一体的に結合されている。調圧室46において、弁保持部材49には、円板状の弁体51に固定されたボール52が係止板53を介して揺動可能に支持されている。また、背圧室45において、第2ケース半体30とスプリング受け部材48との対向面間には、コイルスプリングからなるスプリング55が介在されている。スプリング55は、弁体51を弁座部材39に着座する方向いわゆる閉弁方向(図2において上方)に付勢している。
第1ケース半体29の下段筒部には、スペーサリング57を介してOリング58が装着されている。スペーサリング57は、フランジ43とOリング58との間に保持されている。第1ケース半体29の上段筒部には、Oリング59が装着されている。
次に、圧力調整弁16の取り付け構造を説明する。図3は圧力調整弁の取り付け構造を示す正断面図、図4は同じく側断面図、図5は同じく平断面図である。説明の都合上、図3を基に上下左右方向を定めるが、圧力調整弁16の取り付け構造の配置方向を特定するものではない。図3に示すように、燃料配管18の分岐通路24の下流側端部には、下方へ折れ曲がる接続管部61が形成されている。接続管部61は、内筒部62と外筒部63とからなる内外二重筒状に形成されている。燃料配管18は樹脂製である。
内筒部62と外筒部63との間の空間部により分岐通路24の下流部分が形成されている。内筒部62内に余剰燃料排出通路65が形成されている。外筒部63の下端部には、左右方向よりも前後方向を少し長くする長四角形状の外形を有する接続基部64がフランジ状に形成されている(図4参照)。接続基部64の下端面には、円筒状の嵌合筒部66が同心状に突出されている。嵌合筒部66は、接続基部64の内径よりも大きい内径を有している。嵌合筒部66は、接続基部64の短手方向(左右方向)の寸法よりも僅かに小さい外径を有している。外筒部63の下端部には、接続基部64及び嵌合筒部66を含む部品取り付け部68が一体成形により形成されている。なお、部品取り付け部68は後で説明する。
圧力調整弁16の第1ケース半体29の下段筒部は、燃料配管18の外筒部63の下端部内に嵌合されている。これにより、燃料導入孔36が分岐通路24と連通されている。嵌合筒部66の下端面には、圧力調整弁16のフランジ43の上面が当接又は近接されている。また、第1ケース半体29の中段筒部及び上段筒部は、内筒部62の上端部内に嵌合されている。これにより、燃料排出孔37が余剰燃料排出通路65と連通されている。また、嵌合筒部66内に、Oリング58及びスペーサリング57が配置されている。Oリング58は、第1ケース半体29と嵌合筒部66との間を弾性的にシールしている。また、内筒部62内に、Oリング59が配置されている。Oリング59は、第1ケース半体29と内筒部62との間を弾性的にシールしている。
次に、燃料供給装置10の作動を説明する。図1において、燃料ポンプ14が作動することにより、燃料タンク12内の燃料が燃料フィルタ20を介して吸入されかつ加圧された後、燃料通路22及び燃料供給通路26を介してエンジンへ供給される。エンジンに供給される燃料の一部は、燃料通路22から分岐通路24を介して圧力調整弁16の調圧室46に導入される。圧力調整弁16は、エンジンに供給される燃圧を所定の圧力に調整する。すなわち、圧力調整弁16(図2参照)の背圧室45のスプリング55の弾性力に比べて、調圧室46の燃圧が低いときは、弁体51が弁座部材39に着座する閉弁状態となる。また、調圧室46内の燃圧がスプリング55の弾性力よりも高くなるときは、スプリング55の弾性力に抗して弁体51が弁座部材39から離座する開弁状態となる。これにより、調圧室46内の燃料のうちの余剰燃料が燃料排出孔37から余剰燃料排出通路65を介して排出される。このようにして、燃料通路22の燃圧が所定の圧力に調整される。
次に、部品取り付け部68を説明する。図6は圧力調整弁と部品取り付け部とを分解して示す斜視図、図7は部品取り付け部を半断面で示す斜視図である。図6に示すように、部品取り付け部68は、接続基部64の左右両側部に垂下片状にかつ左右対称状に形成された左右一対の両抜け止めアーム70を備えている(図5参照)。なお、抜け止めアーム70は本明細書でいう「抜け止め部」に相当する。
抜け止めアーム70は、前後一対の両外側アーム部72と1つの接続アーム部74と1つの内側アーム部76と1つのガイドアーム部78とを有している。一対の両外側アーム部72は、接続基部64の側部の前後両端部から下方すなわち部品取り付け部68の軸方向先方へ延在する帯板状に形成されている。なお、部品取り付け部68において、「下方」は本明細書でいう「軸方向先方」に相当し、「上方」は本明細書でいう「軸方向後方」に相当する。
一対の両外側アーム部72は、相互に平行をなし、部品取り付け部68の軸線に平行する面上で、同一平面上に配置されている(図5参照)。外側アーム部72は、接続基部64との接続部分を支点として径方向外方に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図3中、二点鎖線72参照)。なお、両外側アーム部72は本明細書でいう「第1アーム部」に相当する。
接続アーム部74は、両外側アーム部72の先端部(下端部)の相互間に架設されている。接続アーム部74は、前後方向に延在する帯板状に形成されている。接続アーム部74は、両外側アーム部72と同一平面上に配置されている(図5参照)。なお、接続アーム部74は本明細書でいう「接続部」に相当する。
内側アーム部76は、接続アーム部74の中央部から上方へ延在する帯板状に形成されている。内側アーム部76は、両外側アーム部72と平行にかつ同一平面上に配置されている(図5参照)。内側アーム部76は、接続アーム部74との接続部分を支点として径方向外方に弾性変形いわゆる撓み変形可能に形成されている(図3中、二点鎖線76参照)。また、抜け止めアーム70には、接続基部64、両外側アーム部72、接続アーム部74及び内側アーム部76により取り囲まれた逆U字状の開口溝79が形成されている(図4参照)。
内側アーム部76の先端部(上端部)は係合部80とされている。係合部80の内側面には、圧力調整弁16の第2ケース半体30の外周面より僅かに大きい半径を有する断面円弧状の嵌合溝部81が形成されている(図5及び図7参照)。嵌合溝部81の溝底面は、後出のガイド溝84の溝底面と接続されている。また、嵌合溝部81の前後両側壁部は、内側アーム部76の残りの部分の内側面よりも突出されている(図3参照)。
係合部80の先端面(上端面)は、部品取り付け部68の軸線に直交する平面に形成されている(図3参照)。係合部80の先端面は、部品取り付け部68に取り付けられた圧力調整弁16のフランジ43の下面に当接又は近接可能に形成されている。係合部80は、平面視で、フランジ43の投影面内に配置されている(図5参照)。なお、内側アーム部76は本明細書でいう「第2アーム部」に相当する。また、フランジ43の下面側は本明細書でいう「抜け止め側」に相当する。
ガイドアーム部78は、接続アーム部74の中央部から下方へ延在する帯板状に形成されている。ガイドアーム部78は、基端部(上端部)から先端部(下端部)に向かって部品取り付け部68の径方向外方へ所定角度θ(例えば、15°)で傾く傾斜状に形成されている(図3参照)。なお、ガイドアーム部78は本明細書でいう「ガイド部」に相当する。
両抜け止めアーム70のガイドアーム部78を除いた残りの部分は、相互に略平行をなしており、部品取り付け部68の軸方向(上下方向)に直線状に延在している(図3参照)。抜け止めアーム70の前後方向の中央部の内側面には、部品取り付け部68の軸方向(上下方向)に延在するガイド溝84が形成されている(図4及び図7参照)。ガイド溝84の溝深さ(図4において紙面表裏方向の寸法)は、浅く形成されている。また、ガイド溝84の溝幅(前後方向の寸法)は、ガイドアーム部78の先端(下端)から内側アーム部76の係合部80に向かって次第に減少されている。ガイド溝84の上端は、係合部80の嵌合溝部81に接続されている(図7参照)。
次に、部品取り付け部68に対する圧力調整弁16の組み付け工程を説明する。図8は圧力調整弁の組み付け工程1を示す断面図、図9は同じく組み付け工程2を示す断面図、図10は同じく組み付け工程3を示す断面図、図11は同じく組み付け工程4を示す断面図である。
[組み付け工程1]図8に示すように、部品取り付け部68の両抜け止めアーム70のガイドアーム部78の相互間に圧力調整弁16が配置される。圧力調整弁16のフランジ43の左右両端部は、ガイドアーム部78のガイド溝84に嵌合される。なお、圧力調整弁弁16には、予めスペーサリング57、Oリング58,59が装着されている。
[組み付け工程2]図9に示すように、部品取り付け部68に対して圧力調整弁16が押し上げられる。これにより、フランジ43が両ガイドアーム部78のガイド溝84に沿って上方へ摺動されるにともない、両ガイドアーム部78がそれぞれ外側アーム部72の弾性変形を利用して相反方向すなわち径方向外方へ拡開される。
[組み付け工程3]図10に示すように、部品取り付け部68に対して圧力調整弁16がさらに押し上げられる。これにより、フランジ43が両接続アーム部74のガイド溝84に沿って上方へ摺動されるにともない、両ガイドアーム部78がそれぞれ外側アーム部72の弾性変形を利用してさらに拡開される。
[組み付け工程4]図11に示すように、部品取り付け部68に対して圧力調整弁16がさらに押し上げられる。これにより、フランジ43が両内側アーム部76のガイド溝84を介して係合部80の嵌合溝部81に沿って上方へ摺動されるにともない、両内側アーム部76がそれぞれ弾性変形を利用して相反方向すなわち径方向外方へ拡開される。これにともない、圧力調整弁16の第1ケース半体29の中段筒部及び上段筒部がOリング59と共に接続管部61の内筒部62内に挿入され、また、第1ケース半体29の下段筒部がOリング58と共に嵌合筒部66内に挿入される。また、フランジ43が接続アーム部74から内側アーム部76に移行することにより、両外側アーム部72は、原状位置へ向けて弾性復元する。
そして、フランジ43が嵌合筒部66の下端面に当接又は近接すると、そのフランジ43が両内側アーム部76の係合部80を通過する。すると、内側アーム部76が弾性復元することにより、フランジ43の下面に両内側アーム部76の係合部80がスナップフィット係合する(図3参照)。これにより、部品取り付け部68に圧力調整弁16が抜け止めされる。この状態において、フランジ43が外筒部63の嵌合筒部66の下端面に当接することにより、圧力調整弁16のそれ以上の挿入が規制される。また、フランジ43が両内側アーム部76の係合部80の上端面に当接することにより、圧力調整弁16に作用する燃圧による荷重を保持することができる。上記のようにして、部品取り付け部68に圧力調整弁16が軸方向(図3において上下方向)に位置決めされた状態に取り付けられる。
また、部品取り付け部68から圧力調整弁16を取り外す場合には、両内側アーム部76を同時的に径方向外方へ弾性変形させることにより、フランジ43に対する係合部80の係合を解除した状態で、部品取り付け部68から圧力調整弁16を下方へ抜き出せばよい。
次に、部品取り付け部68の樹脂成形にかかる金型を説明する。図12は部品取り付け部にかかる金型を示す断面図である。図12に示すように、金型90は、下側スライド型92と左右の両側面スライド型94とを備えている。下側スライド型92と両側面スライド型94との型閉じによって、部品取り付け部68に対応するキャビティが形成されている。なお、図12は、キャビティに樹脂が充填され、部品取り付け部68が成形された状態が示されている。
下側スライド型92は、軸方向(上下方向)にスライド可能に設けられており、その上方への移動により型閉じされている。下側スライド型92は、部品取り付け部68の内周面に対応する成形面を有する成形凸部96が形成されている。成形凸部96は、部品取り付け部68の嵌合筒部66の内周面を形成する嵌合筒部成形部97を備えている。成形凸部96において、部品取り付け部68の両開口溝79の上辺部(嵌合筒部66と内側アーム部76との間の部分)を成形する部分には、その上端から下方に向かって次第に縮閉するテーパ状をなす傾斜面98aを有するアンダーカット部98が形成されている(図13参照)。
両側面スライド型94は、半径方向(左右方向)にスライド可能に設けられており、その対向方向への移動により型閉じされている。両側面スライド型94は、左右対称状をなしており、部品取り付け部68の外周面の両片半部にそれぞれ対応する成形面を有する成形凹部100が形成されている。成形凹部100には、部品取り付け部68の両開口溝79にそれぞれ対応する逆U字状の開口溝成形部101が突出されている。開口溝成形部101の上辺部には、成形凸部96のアンダーカット部98の傾斜面98aに対応する傾斜面101aが形成されている(図13参照)。
上記した金型90のキャビティ内に、燃料配管18の樹脂射出ゲート(不図示)から樹脂(詳しくは、溶融樹脂)が射出されることにより、燃料配管18と共に部品取り付け部68が成形される。
続いて、部品取り付け部68の樹脂成形後の型抜き工程を説明する。図13は金型の型抜き工程1を示す断面図、図14は同じく型抜き工程2を示す断面図、図15は同じく型抜き工程3を示す断面図、図16は同じく型抜き工程4を示す断面図である。
[型抜き工程1]図13に示すように、両側面スライド型94が相反方向へ移動すなわち型開きされる。
[型抜き工程2]図14に示すように、下側スライド型92が下方へ移動される。これにより、下側スライド型92の嵌合筒部成形部97とアンダーカット部98とのなす角部が、両内側アーム部76の係合部80の内側面を摺動していく。これにより、両内側アーム部76が弾性変形を利用して相反方向(径方向外方)へ押しやられる。このため、内側アーム部76の係合部80を容易に離型させることができる。
[型抜き工程3]図15に示すように、下側スライド型92がさらに下方へ移動される。これにより、下側スライド型92の嵌合筒部成形部97の上端角部が、両内側アーム部76の係合部80の内側面を通過することにより、両内側アーム部76が弾性復元する。また、接続アーム部74が下側スライド型92の嵌合筒部成形部97に弾性的に当接する。
[型抜き工程4]図16に示すように、下側スライド型92がさらに下方へ移動される。これにより、下側スライド型92の嵌合筒部成形部97が、両接続アーム部74を通過することにより、両外側アーム部72が原状位置へ弾性復元する。その後、成形品としての部品取り付け部68を有する燃料配管18を取り出せばよい。
前記した圧力調整弁16の取り付け構造によると、燃料配管18の部品取り付け部68の抜け止めアーム70において、外側アーム部72の径方向外方への弾性変形と、内側アーム部76の径方向外方への弾性変形との段階的な弾性変形によって、内側アーム部76の係合部80が圧力調整弁16のフランジ43にスナップフィット係合される。これにより、圧力調整弁16のフランジ43に対する係合に必要な抜け止めアーム70の係合部80の係合量を確保しつつ、抜け止めアーム70の径方向外方への弾性変形量を抑制することができる。
また、従来例で必要とされたキャップが不要となるため、部品点数及び組み付け工数を削減することができる。また、抜け止めアーム70は、従来例の1段階の弾性変形による弾性係合片と比べて、外側アーム部72と内側アーム部76とによる2段階の弾性変形によって、部品取り付け部68の軸方向の寸法を短縮しながら、大変位が可能である。このため、抜け止めアーム70を部品取り付け部68の軸方向にコンパクトに成形することができ、下側スライド型92の型抜き性を向上することができる。
また、部品取り付け部68に圧力調整弁16を取り付ける際、ガイドアーム部78によって圧力調整弁16のフランジ43が部品取り付け部68に対して同軸状にガイドされる。このため、圧力調整弁16を部品取り付け部68にスムーズに取り付けることができる。
また、抜け止めアーム70の外側アーム部72と内側アーム部76とが同一平面上に配置されている。したがって、部品取り付け部68に取り付けられた圧力調整弁16に作用する燃圧による荷重が両アーム部72,76に加わっても、両アーム部72,76に径方向外方への分力が作用しにくい。したがって、両アーム部72,76の径方向外方へ弾性変形を抑制し、その弾性変形による圧力調整弁16の抜け外れを抑制することができる。
また、両アーム部74,76が部品取り付け部68の軸方向に延在する帯板状に形成されており、内側アーム部76の係合部80の上端面が部品取り付け部68の軸方向に直交する平面に形成されている。このため、圧力調整弁16の組み付け時には、両アーム部74,76が径方向外方へ弾性変形しやすく、また、組付け後は、圧力調整弁16に作用する燃圧による荷重によって弾性変形しにくく、その荷重に対する保持力の高いものが得ることができる。また、圧力調整弁16のフランジ43に対する内側アーム部76の係合部80の係合面積が大きくとれるため、圧力調整弁16に作用する燃圧による荷重に対する保持力を増大することができる。また、抜け止めアーム70の数は、偶数とすることで、奇数とする場合と比べて、樹脂成形にかかる型設計を容易化することができる。
[実施形態2]本実施形態は、実施形態1の抜け止めアーム70の内側アーム部76(図3参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図17は圧力調整弁のフランジと内側アーム部の係合部との関係を示す断面図である。図17に示すように、部品取り付け部68の抜け止めアーム70の内側アーム部76の係合部80の上端面(詳しくは、嵌合溝部81の前後両側壁部の上端面)に、圧力調整弁16のフランジ43の段付き凹部44に係合可能な係合突起103が形成されている。本実施形態によると、圧力調整弁16のフランジ43の段付き凹部44に対する内側アーム部76の係合突起103の係合によって、内側アーム部76の係合部80の径方向外方(図17において右方)への位置ずれを抑制することができる。
[実施形態3]本実施形態は、実施形態1の抜け止めアーム70(図7参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図18は部品取り付け部を半断面で示す斜視図である。図18に示すように、内側アーム部76の係合部80の両側には、下側から上方に向かって径方向外方に傾くガイド斜面106を有するガイド突起105が形成されている。また、接続アーム部74自体には、外側アーム部72と内側アーム部76との間において下側から上方に向かって径方向外方に傾く前後一対のガイド斜面108が形成されている。
図19は内側アーム部と下側スライド型との関係を模式的に示す断面図、図20は内側アーム部に対する下側スライド型の型抜き工程1を示す断面図、図21は同じく型抜き工程2を示す断面図である。図19に示すように、下側スライド型92には、内側アーム部76のガイド突起105のガイド斜面106に対応する成形斜面110が形成されている。なお、成形斜面110は本明細書でいう「型側の斜面」に相当する。
部品取り付け部68の樹脂成形時の型抜きに際し、内側アーム部76のガイド突起105のガイド斜面106に対して下側スライド型92の成形斜面110が摺動しつつ内側アーム部76の係合部80が径方向外方へ押しやられる(図20参照)。これにより、内側アーム部76の係合部80を容易に離型させることができる。このため、離型時に内側アーム部76の係合部80にかかる負荷を軽減し、その負荷により内側アーム部76の係合部80(主に先端部)に発生する欠損を抑制することができる。なお、下側スライド型92の成形斜面110がガイド突起105のガイド斜面106を通過すると、内側アーム部76が原状位置に弾性復元する(図21参照)。
図22は接続アーム部と下側スライド型との関係を模式的に示す断面図、図23は接続アーム部に対する下側スライド型の型抜き工程1を示す断面図、図24は同じく接続アーム部に対する下側スライド型の型抜き工程2を示す断面図である。図22に示すように、下側スライド型92の開口溝成形部101の下端部には、接続アーム部74のガイド斜面108に対応する成形斜面112が形成されている。なお、成形斜面112は本明細書でいう「片側の斜面」に相当する。
部品取り付け部68の樹脂成形時の型抜きに際し、接続アーム部74のガイド斜面108に対して下側スライド型92の成形斜面112が摺動しつつ接続アーム部74が径方向外方へ押しやられる(図23参照)。これにより、接続アーム部74と共に外側アーム部72及び内側アーム部76が径方向外方へ押しやられるため、両アーム部72,76を容易に離型させることができる。このため、離型時に両アーム部72,76にかかる負荷を軽減し、その負荷により内側アーム部76(主に係合部80の先端部)に発生する欠損を抑制することができる。なお、下側スライド型92の嵌合筒部成形部97が接続アーム部74のガイド斜面108を通過すると、接続アーム部74が外側アーム部72の弾性復元により嵌合筒部成形部97に当接する(図24参照)。そして、下側スライド型92の成形斜面112が接続アーム部74のガイド斜面108を通過すると、内側アーム部76が原状位置に弾性復元する(図21参照)。
[実施形態4]本実施形態は、実施形態1の部品取り付け部68に対する圧力調整弁16の組み付け工程に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図25は圧力調整弁の組み付け工程1を示す断面図、図26は同じく組み付け工程2を示す断面図である。図25に示すように、本実施形態は、治具114を用いて部品取り付け部68に圧力調整弁16を組み付けるものである。治具114は、支柱形状に形成されており、上端部に圧力調整弁16の第2ケース半体30を受け入れるU字溝115を有している。
治具114のU字溝115に圧力調整弁16の第2ケース半体30を受け入れ、U字溝115の左右の両側壁部116の上端面を圧力調整弁16のフランジ43の下端面に当接させる。この状態で、部品取り付け部68に対して治具114と共に圧力調整弁16を押し上げていく。すると、外側アーム部72の弾性変形を利用して、治具114の左右の両側面が接続アーム部74及び内側アーム部76に弾性的に摺動接触しつつ上方へ移動されていく(図26参照)。そして、フランジ43が接続基部64に当接した後、治具114を下方へ抜き出せばよい。すると、外側アーム部72が弾性復元することにより、フランジ43に両内側アーム部76の係合部80がスナップフィット係合し、部品取り付け部68に圧力調整弁16が抜け止めされる。
[実施形態5]本実施形態は、実施形態1の抜け止めアーム70(図5参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図27は圧力調整弁の取り付け構造を示す平断面図である。図27に示すように、本実施形態は、部品取り付け部68の抜け止めアーム70を、周方向に等間隔で3つ配置したものである。このように抜け止めアーム70を3つに増やすことで、圧力調整弁16の抜け外れを一層抑制することができる。
[実施形態6]本実施形態は、実施形態1の抜け止めアーム70(図5参照)に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図28は圧力調整弁の取り付け構造を示す平断面図である。図28に示すように、本実施形態は、部品取り付け部68の抜け止めアーム70を、周方向に等間隔で4つ配置したものである。このように抜け止めアーム70を4つに増やすことで、圧力調整弁16の抜け外れを一層抑制することができる。また、抜け止めアーム70の数は、偶数であるので、樹脂成形にかかる型設計を容易化することができる。
[他の実施形態]本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。本発明は、圧力調整弁16に限らず、その他の燃料系部品、例えば、燃料配管18内の燃圧を検出する燃圧センサ等の取り付け構造に適用してもよい。また、圧力調整弁16は、ダイヤフラム41式の他、ベローズ式、リリーフ弁式等の圧力調整弁16でもよい。また、抜け止めアーム70の数は任意でよい。また、ガイドアーム部78は省略してもよい。また、ガイド斜面106を係合部80自体に形成し、ガイド突起105を省略してもよい。また、ガイド斜面108は、接続アーム部74自体に代え、ガイド斜面108を有するガイド突起を接続アーム部74に形成してもよい。
16 圧力調整弁(燃料系部品)
18 燃料配管
43 フランジ
44 段付き凹部
68 部品取り付け部
70 抜け止めアーム(抜け止め部)
72 外側アーム部(第1アーム部)
74 接続アーム部(接続部)
76 内側アーム部(第2アーム部)
78 ガイドアーム部(ガイド部)
80 係合部
103 係合突起
106 ガイド斜面
108 ガイド斜面
110 成形斜面(型側の斜面)
112 成形斜面(型側の斜面)

Claims (6)

  1. 外周部にフランジを有する燃料系部品と、
    前記燃料系部品を受け入れて支持する部品取り付け部を有する燃料配管と、
    を備えており、
    前記部品取り付け部には、前記フランジをスナップフィット係合により抜け止めする抜け止め部が形成されている、燃料系部品の取り付け構造であって、
    前記抜け止め部は、第1アーム部と接続部と第2アーム部とを有しており、
    前記第1アーム部は、前記部品取り付け部から軸方向先方に延在されかつ径方向外方へ弾性変形可能に形成されており、
    前記接続部は、前記第1アーム部の軸方向先端部に形成されており、
    前記第2アーム部は、前記接続部から軸方向後方に延在され、その先端部に前記燃料系部品のフランジに係合する係合部を有しかつ径方向外方へ弾性変形可能に形成されている、燃料系部品の取り付け構造。
  2. 請求項1に記載の燃料系部品の取り付け構造であって、
    前記接続部には、軸方向先方へ延在されかつ前記部品取り付け部に対して前記フランジを同軸状にガイドするガイド部が形成されている、燃料系部品の取り付け構造。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料系部品の取り付け構造であって、
    前記第1アーム部と前記第2アーム部とは、同一平面上に配置されている、燃料系部品の取り付け構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の燃料系部品の取り付け構造であって、
    前記フランジの抜け止め側の内周部には、段付き凹部が形成されており、
    前記第2アーム部の係合部には、前記段付き凹部に係合可能な係合突起が形成されている、燃料系部品の取り付け構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の燃料系部品の取り付け構造であって、
    前記第2アーム部の係合部には、部品取り付け部の軸方向先端側から軸方向後方に向かって径方向外方に傾くガイド斜面が形成されている、燃料系部品の取り付け構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料系部品の取り付け構造であって、
    前記接続部には、部品取り付け部の軸方向先端側から軸方向後方に向かって径方向外方に傾くガイド斜面が形成されている、燃料系部品の取り付け構造。
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