JP2018127244A - 食品保存用容器 - Google Patents

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【課題】食品を保冷する場合に冷却性能が高く、且つ、食品を長時間低温に維持することができる食品保存用容器を提供する。【解決手段】食品保存用容器1は、本体底部21と、該本体底部21の周縁から上方に延びる本体周壁部22とを有し、上部が開放された収容空間23を形成する容器本体2と、収容空間23の上部を覆うことによって収容空間23を閉空間とする蓋体3と、合成樹脂によって形成され、容器本体2に対して着脱自在であり、板形状の中皿底部41を有し、中皿底部41によって収容空間23を下方寄りの食品用空間23aと上方寄りの調整用空間23bとに区分する中皿4と、を備える。中皿底部41は、食品用空間23aと調整用空間23bとを連通させる複数の通気孔41aと、調整用空間23b側に向かって突出する複数の突起41bと、が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、食品を収容する食品保存用容器に関する。
食品の保存方法として、冷蔵保存が広く普及している。保存対象となる食品は、蓋付きの容器に収容されることが一般的である。
食品は、容器とともに冷蔵庫から取り出され、食卓に提供されると、室温により昇温する。しかしながら、カットフルーツ、カット野菜、漬物、冷奴等の食品は、食味が損なわれないよう、食べる直前まで低温に維持されることが好ましい。また、ケーキ類、アイス類等を容器に入れて外に持ち出す際に、それらの劣化や融解を抑制するために、低温の状態に維持したいという消費者の要望は強い。
また、一般的に、調理前後に関わらず、10℃よりも高い温度条件下では、食品に含まれる細菌類が増殖しやすい。したがって、食品を収容した容器を外に持ち出す際には、容器の内部温度を低く維持することが好ましい。この場合、容器内の効果的且つ継続的な保冷が課題となる。
食品を保冷するための方法として、容器上に保冷剤を配置するものが広く普及している。しかし、より効果的な保冷のために、内部に保冷剤を配置できる構造の容器が種々提案されている。
例えば、特許文献1では、容器の内部且つ上部に、食品を配置する空間と隔てられた別の空間が設けられた容器が提案されている。当該別の空間に保冷剤を配置することにより、食品を保冷することができる。
また、特許文献2では、容器本体と蓋体の間に、保冷剤が配置された容器が提案されている。また、特許文献3では、容器本体と蓋体との間に、複数の通気孔を底部に有する仕切部材が配置され、その上に載置された保冷剤によって食品を保冷する容器が提案されている。さらに、特許文献4では、容器本体と蓋体の間に、保冷剤を載置するためのくぼみを有する中蓋を配置し、食品を保冷する容器が提案されている。
このような従来の容器では、保冷剤に代え、又は、保冷剤とともに乾燥剤や消臭剤等を収容することも可能である。尚、以下の説明では、保冷剤、乾燥剤、脱臭剤、消臭剤等、容器内の雰囲気を調整する媒体を「雰囲気調整剤」と総称することがある。
特開平8−301255号公報 特開2012−32087号公報 実開昭55−130178号公報 実案登録第3162214号公報
上記特許文献で提案されている容器は、種々の改善すべき点を有していた。上記特許文献1で提案された容器では、保冷剤が配置される空間と食品が配置される空間とが連通していないため、食品を十分に冷却できないおそれがあった。
また、上記特許文献2で提案された容器は、保冷剤が食品に直接接触し得る構造となっている。このため、保冷剤が食品によって汚損され易い。また、保冷剤に形成された複数の孔に食品や調味料が入り込んだ場合に、保冷剤の洗浄が面倒である。さらに、容器本体の形状に対応する専用の保冷剤が必要であり、コスト面の負担が大きかった。
また、上記特許文献3で提案された容器では、食品や調味料が仕切部材に接触したときに、通気孔を介して保冷剤が汚損される。さらに、容器本体および仕切部材はともに発泡プラスチック製であるため、開封や洗浄を繰り返すたびに密封力は弱まり、断熱性能が低下するおそれがある。
また、上記特許文献4で提案された容器では、保冷剤が載置される中蓋の4隅にのみ通気穴が形成されている。このような構造では、食品の冷却・保冷効果が不十分となるおそれがあった。
上記課題に鑑み、本発明は、食品を保冷する場合に冷却性能が高く、且つ、食品を長時間低温に維持することができる食品保存用容器を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、各家庭が保有している任意の、又は市販の雰囲気調整剤を利用して、食品を保存することが可能な食品保存用容器を提供する。本発明に係る食品保存用容器は、容器本体と、蓋体と、中皿と、を備える。
本発明は以下のとおり構成される。
[1]食品を収容する食品保存用容器であって、本体底部と、該本体底部の周縁から上方に延びる本体周壁部とを有し、上部が開放された収容空間を形成する容器本体と、前記収容空間の上部を覆うことによって該収容空間を閉空間とする蓋体と、合成樹脂によって形成され、前記容器本体に対して着脱自在であり、板形状の中皿底部を有し、該中皿底部によって前記収容空間を下方寄りの食品用空間と上方寄りの調整用空間とに区分する中皿と、を備え、前記中皿底部は、前記食品用空間と前記調整用空間とを連通させる複数の通気孔と、前記調整用空間側に向かって突出する複数の突起とが形成されている、食品保存用容器。
[2]前記複数の通気孔の断面積は、それぞれ3mm2以上且つ80mm2以下であり、
前記複数の通気孔の断面積の総和の、前記中皿底部の面積に対する比率は、2%以上且つ20%以下である、[1]記載の食品保存用容器。
[3]前記複数の突起の投影面積の総和の、前記中皿底部の面積に対する比率は、10%以上且つ50%以下である、[1]又は[2]記載の食品保存用容器。
[4]前記複数の突起の高さは、2mm以上且つ5mm以下である、[1]から[3]のいずれか一つに記載の食品保存用容器。
[5]前記中皿は、前記中皿底部の周縁から上方に延びる中皿周壁部と、該中皿周壁部の上端から外方に延びるフランジ部と、を有し、前記本体周壁部は、その上端部に、外方に突出する段差部を有し、前記中皿は、前記フランジ部のみで前記段差部と接触し、前記中皿底部及び前記中皿周壁部は前記容器本体との間に隙間を形成するように配置される、[1]から[4]のいずれか一つに記載の食品保存用容器。
本発明は、容器本体に対して着脱自在な中皿を備えており、中皿に雰囲気調整剤として保冷剤を載置することにより、容器内を保冷することができ、冷却性能が高く、且つ、食品を長時間低温に維持することができる。また、雰囲気調整剤として乾燥剤や消臭剤等を中皿に載置することにより、容器内で乾燥効果や消臭効果を発揮させることもできる。
さらに、雰囲気調整剤を中皿の突起に載置することにより、雰囲気調整剤と食品との接触を抑制することができる。この結果、雰囲気調整剤の誤飲や、雰囲気調整剤の汚損を抑制することができる。雰囲気調整剤の形状や大きさは、中皿に載置できる範囲内で任意のものとすることができる。
実施形態に係る食品保存用容器の断面図である。 実施形態に係る中皿の平面図である。 第1実施例に係る中皿底部の平面図である。 第2実施例に係る中皿底部の平面図である。 第3実施例に係る中皿底部の平面図である。 第4実施例に係る中皿底部の平面図である。 第5実施例に係る中皿底部の平面図である。 第6実施例に係る中皿底部の平面図である。 第7実施例から第10実施例に係る中皿底部の平面図である。 各実施例及び各比較例における寸法を示す表である。 各実施例及び各比較例の評価結果を示す表である。 第1比較例に係る中皿底部の平面図である。 第2比較例に係る中皿底部の平面図である。
必要に応じて図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
食品保存用容器1(以下、単に「容器1」という。)は、主として合成樹脂からなる。図1に示されるように、容器1は、容器本体2と、蓋体3と、中皿4と、を備えており、密閉可能な箱状容器である。
容器本体2は、本体底部21と、本体周壁部22と、を有している。本体周壁部22は、本体底部21の周縁に接続され、上方に延びるように形成されている。本体周壁部22の上端部には、外方に突出する段差部22aが形成されている。容器本体2は、その内部に、上部が開放された収容空間23を形成している。
蓋体3は、容器本体2の本体周壁部22に対して着脱自在に構成されている。蓋体3は、容器本体2の上端部と嵌合し、収容空間23の上部を覆うことにより、当該収容空間23を閉空間とすることができる。
中皿4は、中皿底部41と、中皿周壁部42と、フランジ部43と、を有している。中皿底部41は、容器本体2の収容空間23の断面形状よりもやや小さく形成された板形状の部材である。中皿周壁部42は、この中皿底部41の周縁から上方に延びるように形成されている。フランジ部43は、中皿周壁部42の上端から外方に延びている。
中皿4は、収容空間23に配置される。このとき、中皿4は、そのフランジ部43のみで容器本体2の段差部22aと接触し、中皿底部41及び中皿周壁部42は容器本体2との間に隙間を形成するように配置される。容器本体2に対する中皿4の着脱は容易であり、容器1は中皿4を収容空間23に配置することなく使用することもできる。
収容空間23は、中皿4が配置されることにより2つの空間に区分される。具体的には、収容空間23は、下方寄りの食品用空間23aと、上方寄りの調整用空間23bとに区分される。食品用空間23aは、保存対象である食品Fを収容する。調整用空間23bは、雰囲気調整剤の一例である保冷剤Cを収容する。保冷剤Cは、中皿4に載置される。
また、中皿4の中皿底部41は、複数の通気孔41aと、複数の突起41bと、が形成されている。通気孔41aは中皿底部41を厚さ方向に貫通している。中皿底部41には、このような通気孔41aが複数形成されている。通気孔41aは、食品用空間23aと調整用空間23bとを連通させる。これにより、保冷剤Cによって冷却された調整用空間23bの空気が、通気孔41aを介して食品用空間23aに流入し、食品Fの保冷に供される。
突起41bは、中皿底部41の上面から上方に突出している。中皿4に載置された保冷剤Cは、その下面が突起41bの頂点で支持されるため、保冷剤Cと通気孔41aとの接触が抑制される。
ここで、中皿4の通気孔41aの断面積は、それぞれ3mm2以上且つ80mm2以下であることが好ましい。通気孔41aの断面積が3mm2以上であれば、容器1内で結露した水滴によって通気孔41aが閉塞されにくく、且つ、スポンジ等の洗浄用具による通気孔41a内の洗浄が容易となる。また、通気孔41aの断面積が80mm2以下であれば、容器本体2に収容した食品Fがかさ高となって中皿底部41の下面に接触した場合でも、食品Fや調味料が通気孔41a内に侵入し難い。この結果、保冷剤Cが食品Fや調味料と接触することを抑制できる。通気孔41aの断面積は、より好ましくは、5mm2以上且つ50mm2以下であり、さらに好ましくは、5mm2以上且つ30mm2以下である。
また、複数の通気孔41aの断面積の総和の、中皿底部41の面積に対する比率は2%以上且つ20%以下であることが好ましい。ここで、「中皿底部41の面積」とは、中皿底部41の外縁によって占められる領域の面積をいう。換言すれば、「中皿底部41の面積」とは、通気孔41aや突起41bが形成されていない平板形状の中皿底部41の面積をいう。上記比率が2%以上且つ20%以下であれば、スポンジ等による中皿4の洗浄が行い易く、中皿4を清潔な状態に回復させることが容易となる。
なお、通気孔41aの断面形状は本実施形態に限定されるものではなく、任意の形状を採用可能である。例えば、通気孔41aの断面形状として、楕円形、長方形、菱形、三角形、多角形等の幾何模様だけでなく、星型、ハート型、俵型、ダイヤ型等の意匠性に富んだものを採用することもできる。また、各通気孔41aの形状は、全て同一形状であってもよいし、複数種類の形状であってもよい。
また、突起41bの高さH(つまり、中皿底部41の上面から突起41bの頂点までの距離。)は、2mm以上且つ5mm以下であることが好ましい。突起41bの高さHが2mm以上あれば、突起41bによって支持される保冷剤Cと中皿底部41の上面との間に確実に隙間を形成することができる。この結果、食品用空間23aに収容した食品Fや調味料が中皿底部41の下面に接触し、通気孔41a内に侵入したした場合であっても、保冷剤Cと食品Fとの接触が抑制される。一方、高さHが5mm以下であると、スポンジ等による中皿4の洗浄が行い易く、中皿4を清潔な状態に回復させることが容易となる。突起41bの高さHは、より好ましくは、2mm以上且つ4mm以下である。
また、複数の突起41bの投影面積の総和の、中皿底部41の面積に対する比率は、10%以上且つ50%以下であることが好ましい。ここで、「突起41bの投影面積」とは、中皿底部41と平行な面に各突起41bを投影させた場合に、その影が占める領域の面積をいう。上記比率が10%以上且つ50%以下であれば、突起41bによって支持される保冷剤Cと中皿底部41の上面との間に確実に隙間を形成することができる。この結果、食品用空間23aに収容した食品Fや調味料が中皿底部41の下面に接触し、通気孔41a内に侵入した場合であっても、保冷剤Cと食品Fとの接触が抑制される。また、スポンジ等による中皿4の洗浄が行い易く、中皿4を清潔な状態に回復させることが容易となる。上記比率は、より好ましくは、10%以上且つ40%以下であり、さらに好ましくは、15%以上且つ35%以下である。
なお、突起41bの形状は本実施形態に限定されるものではなく、任意の形状を採用可能である。例えば、突起41bの形状として、各種柱体(底面が円形、楕円形、長方形、菱形、三角形、多角形等の幾何模様だけでなく、星型、ハート型、俵型、ダイヤ型等の意匠性を含む形状なども含む)や半球体、角錐体等のものを採用することができる。また、各突起41bは、全て同一形状であってもよいし、複数種類の形状であってもよい。保冷剤Cの汚損抑制の観点から、突起41bは、柱体形状を呈していることが好ましい。
中皿4のフランジ部43の幅寸法は、1mm以上且つ5mm以下であることが好ましい。当該寸法が1mm以上且つ5mm以下であれば、容器本体2が多少変形して拡がった場合でも、中皿4を段差部22aから脱落させることなく収容空間23に配置することができる。フランジ部43の幅寸法は、より好ましくは、1mm以上且つ3mm以下である。
また、容器本体2と中皿4は、段差部22aとフランジ部43でのみ接触していることが好ましい。鉛直方向に対する中皿周壁部42の傾斜を、鉛直方向に対する本体周壁部22の傾斜よりも大きくすることにより、このような形態とすることができる。当該形態により、中皿4から容器本体2への熱の移動を抑制することができ、中皿4に保冷剤Cを載置した際の保冷性能を高めることが可能になる。
また、容器本体2、蓋体3および中皿4は、合成樹脂によって形成されていることが好ましい。合成樹脂であれば、冷蔵、冷凍保存ができ、且つ保冷剤Cを調整用空間23bから取り出した後に、マイクロ波加熱することが可能である。合成樹脂材料は、特に限定されるものではなく、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリスチレン、結晶性ポリエチレンテレフタレート、非晶質ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、およびポリプロピレン等を採用することができる。また、合成樹脂材料は単一種類であってもよいし、複数種類の組み合わせであってもよい。耐熱性、耐寒性、成形加工性、コスト面から、合成樹脂材料はポリプロピレンであることが好ましい。
また、容器1は、公知の成型加工法を用いて製造することができる。当該成形加工法としては、例えば熱成形、射出成形、真空成形等が挙げられる。真空成型法によって成形加工する場合、熱伝導を抑制し、かつ水分バリア性、臭気バリア性を十分に発揮させるために、成形前のシート厚さは0.5mm以上且つ2.5mm以下であることが好ましい。
なお、調整用空間23bに配置する雰囲気調整剤は、保冷剤Cに代え、又は、保冷剤Cとともに公知のものを採用することができる。当該公知の雰囲気調整剤として、例えば、保温材、乾燥剤、消臭剤、鮮度保持剤、エチレン吸収剤、防腐剤、防虫剤などが挙げられる。不織布や合成樹脂製フィルムによって包装された一般的な保冷剤は、各家庭の保有率が特に高い。これらの保冷剤は、解凍時に形状が流動的となり、冷凍時の固化した状態に比べて下面がへたる。しかしながら、本実施形態によれば、保冷剤は中皿4の突起41bによって支持されているため、中皿底部41の上面と接触させることなく使用できる。
また、中皿底部41のサイズは、容器本体2の開口部と同一か、又は、開口部よりも小さいものとする。中皿底部41のサイズを容器本体2の開口部よりも小さいものとする場合は、中皿4を収容空間23に安定して配置できるように、中皿4のフランジ部43と容器本体2の段差部22aとが、所定量、重畳している必要がある。フランジ部43と段差部22aとが重畳する部分の、フランジ部43の総面積に対する比率は、30%以上且つ100%以下であればよい。当該比率が30%以上且つ100%以下であれば、中皿4を収容空間23に安定して配置することが可能になる。
また、中皿4のサイズを容器本体2の開口部より少し小さくすることにより、開口部と中皿4との間に隙間が形成されるため、当該隙間に手指を挿入して中皿4を容器本体2から取り出し易くすることができる。このような観点から、フランジ部43と段差部22aとが重畳する部分の、フランジ部43の総面積に対する比率は、より好ましくは、30%以上且つ97%以下であり、さらに好ましくは、50%以上且つ97%以下である。
なお、課題の解決を損なわない範囲において、容器本体2の本体底部21の一部又は複数部分に、上方に隆起する隆起部等を形成することができる。また、課題の解決を損なわない範囲において、ざる、蒸気弁、水抜き栓、水分吸収層等の副資材を設置することができる。
また、容器本体2の形状は本実施形態に限定されるものではなく、例えば米飯等の食品を収容できるような形状であれば、正方形、長方形、円形、小判型、椀型等の形状であってもよい。また、蓋体3は、容器本体2の上端部と嵌合した際に適度な密閉性を発揮することが好ましい。これにより、外部の空気が収容空間23に侵入することを抑制し、また、容器1が横転した際に食品Fが漏出することを抑制できる。
以下、実施例に基づいて本実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例で用意した食品保存用容器の製造方法は以下のとおりである。
ポリプロピレン製シート(厚み1.2mm)を用いて、真空成型法により、図1に示される形状の容器本体2(容積=1100mL)及び蓋体3を製造した。また、ポリプロピレン製シート(厚み0.9mm)を用いて、真空成型法により、図3から図9、図12、図13に示す中皿底部41を有する中皿を製造した。製造した容器の各寸法を図10の表に示す。各寸法の測定法は下記のとおりである。
[突起の高さの測定]
突起41b,411b,412b,413b,414b,415b,416b,417bの高さHは、まず、小型カッターにより各突起の頂点と底部を含むように切断して切片を作成し、当該切片の断面においてノギスを用いて測定した。
[突起の投影面積の測定]
突起41b,411b,412b,413b,414b,415b,416b,417bの投影面積は、ノギスを用いて各突起の寸法を測定し、各寸法に基づいて算出した。
[通気孔の断面積の総和の測定]
通気孔41a,411a,412a,413a,414a,415a,416a,417aの断面積の総和は、ノギスを用いて各通気孔の寸法を測定し、各寸法に基づいて各断面積を算出し、全てを合算した。
また、実施例及び比較例で用いた米飯の調整法、評価方法は下記のとおりである。
[米飯の調製及び保冷性評価]
実施例及び比較例の容器を用いて、以下の(1)から(5)の手順により、米飯の調製及びエージング試験を行った。
(1)炊飯:三重県産コシヒカリ無洗米600gを、水道水798g(無洗米重量の1.33倍)を用いて、IH電気釜(象印製)の無洗米コースにより炊飯した。
(2)充填:(1)の方法で炊飯後、直ちに釜の中の米飯が均一になるように杓文字でよく混ぜ、そのうち150gの米飯を、厚みが均一となるように容器本体2の収容空間に充填した。充填後、蓋体3によって収容空間を覆った。また、米飯の温度を測定するため、米飯に温度センサを取り付けた。
(3)放冷:密閉後の米飯を、室温(23℃)にて、表面温度が40℃になるまで放冷した。
(4)保冷剤の仕込み:12時間以上冷凍した保冷剤(不織布包装品、30g×2個)を載置した中皿に載置し、蓋体3によって収容空間を覆った。
(5)エージング:恒温恒湿槽(温度30℃、相対湿度60%設定)内に容器を配置して4時間エージングし、米飯の温度の経時変化を測定した。
[食品冷却性の評価]
食品冷却性は、エージング開始後に米飯が到達した最低温度で評価した。
[保冷性の評価]
保冷性は、下記基準にて評価した。
○:米飯の温度が25℃未満になった後に、上昇して25℃に達した時間がエージング開始から2時間以上3時間未満
△:米飯の温度が25℃未満になった後に、上昇して25℃に達した時間がエージング開始から1時間以上2時間未満
×:米飯の温度が25℃未満になった後に、上昇して25℃に達した時間がエージング開始から1時間未満、又は、米飯の温度が25℃に達しない
[保冷剤の防汚性評価]
実施例及び比較例の容器を用い、以下の(1)から(4)の手順によってポテトサラダの調製及びエージング試験を行った。
(1)調理:ポテトサラダを調理し、容器本体2に大量に収容した。具体的には、中皿を装着したときに、中皿底部41の下面に付着する量のポテトサラダを収容した。
(2)放冷:室温(23℃)にて、ポテトサラダの表面温度が40℃になるまで放冷した。
(3)保冷剤の仕込み:中皿を容器本体2に装着し、中皿底部41の下面にポテトサラダが付着していることを確認後、12時間以上冷凍した保冷剤(不織布包装品、30g×2個)を中皿の上面に載置し、蓋体3によって収容空間を覆った。
(4)エージング:恒温恒湿槽(温度30℃、相対湿度60%設定)にて4時間エージングし、ポテトサラダによる保冷剤Cの汚損状況を評価した。
[防汚性の評価]
○:汚損無し
×:汚損有り
[洗浄し易さ]
年齢が20代から50代の主婦100人によって容器の洗浄し易さの官能評価を行った。具体的には、食器洗い用スポンジ(3M社、スコッチ・ブライト(登録商標)抗菌ウレタンスポンジS‐21KS)に水道水を含浸させ、食器用洗剤(旭化成ホームプロダクツ株式会社フロッシュ(登録商標)アロエベラ)を3滴滴下し、上述した調製法によって調製した米飯を取り出した後の容器を洗浄した際の洗浄し易さ(スポンジの当たり方)ついて評価した。比較例1の中皿(通気孔や突起が形成されておらず、平坦な中皿底部41(図12参照)を有するもの)に対する評価を5点とし、これを基準として1点から5点で評価した。
[洗浄し易さの評価]
100人のパネラーの評価の平均値を算出し、下記基準にて評価した。
◎:4点≦平均値≦5点
○:3点≦平均値<4点
△:2点≦平均値<3点
×:1点≦平均値<2点
各実施例及び比較例についての詳細に説明する。なお、実施例及び比較例として用いた容器本体及び蓋体の形状は、上述した実施形態の容器本体2及び蓋体3と同一である。一方、実施例及び比較例として用いた中皿は、中皿底板に形成された通気孔や突起の形状が、上述した実施形態の中皿底板41に形成された通気孔41aや突起41bの形状と異なる。
[実施例1]
上述した製造方法により、図3に示されるように、中皿底部41に通気孔411a及び突起411bが形成された中皿を製造した。通気孔411a及び突起411bのサイズは、図10の表に示されるとおりである。
評価結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態、保冷剤Cの防汚性、中皿の洗浄し易さ、の全ての項目について良好な結果であった。
[実施例2]
図4及び図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された通気孔412aの数、断面積及びその総和の比率以外は実施例1と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態、保冷剤Cの防汚性、中皿の洗浄し易さ、の全ての項目について良好な結果であった。
[実施例3]
図5、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された通気孔413aの数、断面積及びその総和の比率以外は実施例1と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態、保冷剤Cの防汚性、中皿の洗浄し易さ、の全ての項目について良好な結果であった。
[実施例4]
図6、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された通気孔414aの数、断面積及びその総和の比率以外は実施例1と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態及び保冷剤Cの防汚性は良好な結果であった。
[実施例5]
図7、及び図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された突起415bの形状、数及び投影面積の総和の比率以外は実施例3と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態及び中皿の洗浄し易さは良好な結果であったが、保冷剤Cの防汚性は不十分であった。
[実施例6]
図8、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された突起417bの数及び投影面積の総和の比率以外は実施例2と同様の形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態、保冷剤Cの防汚性、中皿の洗浄し易さ、の全ての項目について良好な結果であった。
[実施例7]
図9、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された突起417bの形状、数及び投影面積の総和の比率と、通気孔417aの数および断面積の総和の比率以外は実施例1と同様の形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態、保冷剤Cの防汚性、中皿の洗浄し易さ、の全ての項目について良好な結果であった。
[実施例8]
図9、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された突起417bの高さH以外は実施例7と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態、及び中皿の洗浄し易さは良好な結果であったが、保冷剤Cの防汚性は不十分であった。
[実施例9]
図9、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された突起417bの高さH以外は実施例7と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態、保冷剤Cの防汚性、中皿の洗浄し易さ、の全ての項目について良好な結果であった。
[実施例10]
図9、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に形成された突起417bの高さH以外は実施例7と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態及び保冷剤Cの防汚性は良好な結果であった。
[比較例1]
図12、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に通気孔および突起が形成されておらず、平板形状である点以外は実施例1と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の方法で評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態が悪い結果であった。
[比較例2]
図13、及び、図10の表に示されるように、中皿底部41に突起が形成されてない点以外は実施例3と同一形状の中皿を製造し、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態は良好であったが、保冷剤Cの防汚性が不十分であった。
[比較例3]
中皿を備えておらず、保冷剤Cを蓋体3の上に載置する点以外は、実施例1と同様の評価を行った結果を図11の表に示す。米飯の保冷状態が悪い結果であった。
1 食品保存用容器
2 容器本体
21 本体底部
22 本体周壁部
22a 段差部
23 収容空間
23a 食品用空間
23b 調整用空間
3 蓋体
4 中皿
41 中皿底部
41a,411a,412a,413a,414a,415a,416a,417a 通気孔
41b,411b,412b,413b,414b,415b,416b,417b 突起
43 フランジ部
C 保冷剤(雰囲気調整剤)
F 食品

Claims (5)

  1. 食品を収容する食品保存用容器であって、
    本体底部と、該本体底部の周縁から上方に延びる本体周壁部とを有し、上部が開放された収容空間を形成する容器本体と、
    前記収容空間の上部を覆うことによって該収容空間を閉空間とする蓋体と、
    合成樹脂によって形成され、前記容器本体に対して着脱自在であり、板形状の中皿底部を有し、該中皿底部によって前記収容空間を下方寄りの食品用空間と上方寄りの調整用空間とに区分する中皿と、を備え、
    前記中皿底部は、前記食品用空間と前記調整用空間とを連通させる複数の通気孔と、前記調整用空間側に向かって突出する複数の突起と、が形成されている、食品保存用容器。
  2. 前記複数の通気孔の断面積は、それぞれ3mm2以上且つ80mm2以下であり、
    前記複数の通気孔の断面積の総和の、前記中皿底部の面積に対する比率は、2%以上且つ20%以下である、請求項1に記載の食品保存用容器。
  3. 前記複数の突起の投影面積の総和の、前記中皿底部の面積に対する比率は、10%以上且つ50%以下である、請求項1又は2記載の食品保存用容器。
  4. 前記複数の突起の高さは、2mm以上且つ5mm以下である、請求項1から3のいずれか一項に記載の食品保存用容器。
  5. 前記中皿は、前記中皿底部の周縁から上方に延びる中皿周壁部と、該中皿周壁部の上端から外方に延びるフランジ部と、を有し、
    前記本体周壁部は、その上端部に、外方に突出する段差部を有し、
    前記中皿は、前記フランジ部のみで前記段差部と接触し、前記中皿底部及び前記中皿周壁部は前記容器本体との間に隙間を形成するように配置される、請求項1から4のいずれか一項に記載の食品保存用容器。
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