JP2018125641A - マイクロホンケース及びマイクロホンユニット - Google Patents

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貴紀 佐藤
Takanori Sato
貴紀 佐藤
辻 信昭
Nobuaki Tsuji
信昭 辻
鈴木 幸俊
Yukitoshi Suzuki
幸俊 鈴木
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Abstract

【課題】音源が所定方向に位置する場合、マイクロホンから出力される信号のレベルを大きくするマイクロホンケース及びマイクロホンユニットを提供する。
【解決手段】マイクロホンユニット1は、底面部と、底面部の周縁を囲む壁部111、112、113、114と、マイクロホンを収納する収納部20と、開口面を有する本体部と、開口面の一部を覆い収納部20と接する蓋部40と、開口面における本体部の長手方向の一方の端部と蓋部40との間に開口する第1開口部S1と、開口面における本体部の長手方向の他方の端部と蓋部40との間に開口する第2開口部S2とを備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、マイクロホンケース及びマイクロホンユニットに関する。
車両に搭載されるマイクロホンを用いて、車載用の各種機器を制御することがある。この用途には、運転者の声を感度良く集音するために単一指向性のマイクロホンが用いられることが多い。また、運手者の声を効率良く集音するため、一端が車体に固定されるとともに、着座した運転者の肩付近に他端が配置されるベルトガイドにマイクロホンを取り付けることがある(特許文献1)。
特開2008-260488号公報
しかしながら、ベルトガイドにマイクロホンを取り付けると、取り付け部分のベルトガイドが大型化し、ベルトガイドの取り扱いが面倒になり、利便性が低下する。また、マイクロホンから出力される信号のレベルを大きくすることはできなかった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、音源が所定方向に位置する場合、マイクロホンから出力される信号のレベルを大きくすることを解決課題の一つとする。
本発明に係るマイクロホンケースの一態様は、底面部と、前記底面部の周縁を囲む壁部と、前記底面部と前記壁部で囲まれる空間を2つの内部空間に隔てると共にマイクロホンを収納する収納部と、前記底面部と反対側に開口する開口面を有する本体部と、前記開口面の一部を覆い前記収納部と接する蓋部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第1開口部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第2開口部と、を備える。
本発明に係るマイクロホンユニットの一態様は、音を電気信号に変換するマイクロホンと、底面部と、前記底面部の周縁を囲む壁部と、前記底面部と前記壁部で囲まれる空間を2つの内部空間に隔てると共に前記マイクロホンを収納する収納部と、前記底面部と反対側に開口する開口面を有する本体部と、前記開口面の一部を覆い前記収納部と接する蓋部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第1開口部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第2開口部と、を備える。
実施形態に係るマイクロホンユニットの構造を示す分解斜視図である。 ケースの平面図である。 ケースの断面図である。 蓋部の平面図である。 蓋部の断面図である。 マイクロホンユニットの平面図である。 マイクロホンユニットの断面図である。 指向性が単一指向性のマイクロホンを用いた場合の実験結果を示す表である。 指向性が双指向性のマイクロホンを用いた場合の実験結果を示す表である。 マイクロホンユニットを車両に適用した場合の説明図である。 変形例に係るマイクロホンユニットの断面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法及び縮尺は実際のものと適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係るマイクロホンユニット1の分解斜視図である。この図に示すようにマイクロホンユニット1は略直方体の形状をしている。マイクロホンユニット1は、マイクロホンケース2とマイクロホン3とを備える。マイクロホンケース2は、マイクロホンユニット1からマイクロホン3を除いた部分である。また、マイクロホンケース2は、本体部10と蓋部40とを備える。
本体部10及び蓋部40は、例えば、ABS(acrylonitrile butadiene styrene)等の樹脂を材料とし、各々一体成形で製造される。本体部10の形状は、略箱型である。本体部10は、底面部11と、底面部11の周縁に設けられた壁部とを備える。壁部は、第1壁111、第2壁112、第3壁113、及び第4壁114を備える。第1壁111は第2壁112と向かい合い、第3壁113は第4壁114と向かい合う。
この例において、第1壁111、第2壁112、第3壁113、及び第4壁114の高さは等しく、底面部11に対して垂直に設けられている。第1壁111、第2壁112、第3壁113、及び第4壁114の蓋部40側の端部には、内側に溝13が形成されている。第1壁111に形成された溝13の端部から第2壁112に形成された溝13の端部までの幅W1は、蓋部40の幅W2と略等しい。蓋部40は溝13に嵌め込むことが可能である。
また、本体部10には、第1壁111と第1壁111に向かい合う第2壁112との間にマイクロホン3を収納する収納部20が設けられている。収納部20は、貫通孔21を有している。貫通孔21の断面は円形であり、貫通孔21に円柱の形状をしたマイクロホン3が嵌め込まれる。
図2は、本体部10の平面図であり、図3は図2に示す本体部10を破断線A−A’で切断した断面図である。本体部10は、底面部11と反対側に開口する開口面Rを備える。本体部10は、収納部20を備える。収納部20は、蓋部40の側に一部を切り欠いた切欠部22を備える。更に、収納部20の蓋部40の側は、蓋部40の下部の曲面に沿うように、曲面となっている。具体的には、蓋部40の下部の曲面の曲率半径は、収納部20の上部の曲率半径と略等しい。本体部10の底面部11には、貫通孔12が形成されてり、貫通孔12を介してマイクロホン3の配線がマイクロホンユニット1の外部に引き出される。
図4は、蓋部40の平面図であり、図5は図4に示す蓋部40を破断線B−B’で切断した断面図である。図4において、蓋部40の長手方向がX方向であり、これと直交する短手方向がY方向である。蓋部40は、本体部10の側の面に、本体部10の側に突出した突起部41が形成されている。突起部41は直方体を曲げた形状の第1部材411と第1部材411と一体に形成されY方向に張り出した第2部材412とを備える。第1部材411の幅W3(図1、図4を参照)は、切欠部22の幅W4と略等しい。突起部41の第1部材411を切欠部22に嵌め込み、第2部材412が収納部20に接するように位置決めをする。加えて、突起部41の高さh1(図5参照)は、切欠部22の深さh2(図3参照)よりも短い。このため、突起部41を切欠部22に嵌め込んだ場合、収納部20の上面と蓋部40の下面とが確実に接触し、蓋部40が収納部20から浮き上がることがない。蓋部40は、本体部10の開口面Rの一部を覆い、収納部20と接する。
図6は、マイクロホンユニット1の平面図であり、図7は図6に示すマイクロホンユニット1を破断線C−C’で切断した断面図である。
マイクロホン3は、音を電気信号に変換して音信号として出力する。マイクロホン3は、ムービングコイル型、リボン型、コンデンサ型など各種の形式を採用することができる。この例では、マイクロホン3として、エレクトレットコンデンサマイクロホンを用いる。マイクロホン3は、ダイヤフラム31とエレクトレット素子32とを備える。ダイヤフラム31とエレクトレット素子32とによってコンデンサが構成される。ダイヤフラム31が音波によって振動することによってダイヤフラム31とエレクトレット素子32との距離が変化する。これによりコンデンサの容量値が変化する。マイクロホン3は、容量値の変化を音信号として出力する。
収納部20は、本体部10において底面部11と壁部とで囲まれる空間を2つの内部空間K1と内部空間K2とに隔てる。但し、収納部20と蓋部40とが切欠部22において連結した状態であっても、突起部41の高さh1は切欠部22の深さh2(図3参照)よりも短いので、マイクロホン3と蓋部40との間に間隙23がある。この間隙23を介して、左側の内部空間K1と右側の内部空間K2とが連通している。なお、間隙23を無くすことで、内部空間K1と内部空間K2を完全に遮断するようにしてもよい。この場合、保持部20は、切欠部22の替わりに、幅W4(W3と略等しい)、且つ深さが突起部41の高さh4と略等しい凹部を設ければ良い。あるいは、間隙23をウレタン等の弾性体で詰めてもよい。
また、マイクロホンユニット1の上面には、第1開口部S1と第2開口部S2が設けられている。第1開口部S1は、開口面Rにおける本体部10の長手方向の一方の端部と蓋部40との間に開口する。第2開口部S2は、開口面Rにおける本体部10の長手方向の一方の端部と蓋部40との間に開口する。第1開口部S1は、第1壁111、第2壁112、第3壁113及び蓋部40によって囲まれている。第2開口部S2は、第1壁111、第2壁112、第4壁114及び蓋部40によって囲まれている。
以下の説明では、第3壁113と向かい合うマイクロホン3の面を第1面P1、第4壁114と向かい合うマイクロホン3の面を第2面P2、第1面P1から第3壁113に向かう方向を第1方向D1、第1方向D1と反対の方向であって第2面P2から第4壁114に向かう方向を第2方向D2とする。また、マイクロホン3の第1面P1から第3壁113までの距離をLa、マイクロホンの第2面P2から第4壁114までの距離をLb、マイクロホン3の第1面P1から第1方向D1へ蓋部40が張り出した部分の長さをL1、[0]マイクロホン3の第2面P2から第2方向D2へ蓋部40が張り出した部分の長さをL2とする。
本実施形態では、L1<L2となるように蓋部40を設けている。即ち、第1開口部S1からマイクロホン3の第1面P1に至る距離は、第2開口部S2からマイクロホン3の第2面P2に至る距離と比較して短い。
また、本実施形態では、La<Lbとなるように、収納部20を設けている。即ち、内部空間K1の体積は、内部空間K2の体積よりも小さい。
以下、実験結果について説明する。
<実験結果1>
本願の発明者は、指向性が単一指向性であるマイクロホン3を採用した実験を行った。この実験の条件は以下の通りである。まず、本体部10に組み込んだ状態でマイクロホン3の感度方向を第1方向D1とした。そして、マイクロホンユニット1から所定距離離れ、第1方向D1に位置する音源から一定の音圧の音を放音し、長さL1及び長さL2を変化させてマイクロホン3から出力される音信号のレベルを測定した。この測定結果を信号レベルSとする。また、マイクロホンユニット1から所定距離離れ、第2方向D2に位置する音源から同じ音圧の音を放音し、長さL1及び長さL2を変化させたてマイクロホン3から出力される音信号のレベルを測定した。この測定結果をノイズレベルNとする。
実験結果を図8に示す。実施例1〜4はいずれも距離Laが10mm、距離Lbが20mmである。そして、実施例1はL1とL2が共に0mmであり、実施例2はL1が5mm且つL2が0mmであり、実施例3はL1が5mm且つL2が15mmであり、実施例4はL1が5mm且つL2が17mmである。
実施例1は、蓋部40が収納部20から張り出していない場合である。実施例1と実施例2〜4を比較すると、蓋部40に収納部20から何らかの張り出しがあると、信号レベルSとノイズレベルNとの両方が大きくなると共に、SN比が向上することが理解される。換言すれば、信号レベルSが大きくなる度合いは、ノイズレベルNが大きくなる度合いよりも大きい。
特に、第2実施例と第3実施例との比較は、第1方向D1に蓋部40の張り出し部分を設けた状態で、第2方向D2に張り出し部分を設けるか否かの比較になる。この場合、第2方向D2に張り出し部分を設けることによって、信号レベルSを約2倍(約6dB)にし、SN比を1.3dB向上させることができる。
<実験結果2>
本願の発明者は、指向性が双指向性であるマイクロホン3を採用した実験を行った。この実験の条件は以下の通りである。まず、本体部10に組み込んだ状態で、マイクロホン3の一方の感度方向を第1方向D1とし、他方の感動方向を第2方向D2とした。そして、マイクロホンユニット1から所定距離離れ、第1方向D1に位置する音源から一定の音圧の音を放音し、長さL1及び長さL2を変化させてマイクロホン3から出力される音信号のレベルを測定した。この測定結果を信号レベルSとする。また、マイクロホンユニット1から所定距離離れ、第2方向D2に位置する音源から同じ音圧の音を放音し、長さL1及び長さL2を変化させたてマイクロホン3から出力される音信号のレベルを測定した。この測定結果をノイズレベルNとする。
実験結果を図9に示す。実施例5〜7はいずれも距離Laが10mm、距離Lbが20mmである。そして、実施例5はL1とL2が共に0mmであり、実施例6はL1が5mm且つL2が0mmであり、実施例7はL1が5mm且つL2が17mmである。
実施例5は、蓋部40が収納部20から張り出していない場合である。実施例5と実施例6及び7とを比較すると、蓋部40に収納部20から何らかの張り出しがあると、信号レベルSとノイズレベルNとの両方が大きくなること理解される。
<応用例>
次に、上述したマイクロホンユニット1の応用例について説明する。マイクロホンユニット1は、指向性に優れることから、車載用のハンズフリー装置に好適である。ハンズフリー装置は、例えば、運転者が車を運転中に音声で各種電子機器に指示を与えたり、又は、運転者の声を集音して後部座席のスピーカから放音させる機能を有する。車室内は、車の走行に伴うノイズ等が大きいことから、所定の方向に感度の高いマイクロホンを用いることが好ましい。
図10は、車の内装の一例を示す説明図である。この例では、運転席の左前方のコンソールにカーナビゲーション装置100が設けられている。そして、カーナビゲ―ション装置100の下部には音を取り込むスリット110が設けられている。マイクロホンユニット1は、第1開口部S1及び第2開口部S2が下向きになるようにカーナビゲーション装置100の下部に設けられている。
ここで、マイクロホンユニット1の感度方向である第1方向D1が運転席側を向くように、コンソールの内部にマイクロホンユニット1を配置する。この配置によって、運転者の声を高い感度で集音することが可能となる。
なお、マイクロホンユニット1は、天井のルームランプの内部、運転席の近傍に位置するフロントドアの内部等に設けてもよい。これらの場合にも、運転者の方向を第1方向D1となるようにマイクロホンユニット1を配置することが好ましい。
<変形例>
以上の実施態様は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は相矛盾しない限り適宜に併合され得る。
上述した実施形態のマイクロホンユニット1は、内部空間K2に構造物が無かったが、本発明はこれに限定されるものではなく、内部空間K2に構造物を設け、音が第2開口部S2からマイクロホン3の第2面P2に至る経路の距離を長くしてもよい。
図11に変形例に係るマイクロホンユニット1’の断面図を示す。マイクロホンユニット1’の蓋部40は、内部空間K2に突出する板状の隔壁40a〜40dを備える。本体部10は、底面部11から内部空間K2に突出する板状の隔壁10a〜10cを備える。隔壁40a〜40dと隔壁10a〜10cは、マイクロホンユニット1’の長手方向に対して互い違いに位置する。この構造によれば、音波が第1開口部S1からマイクロホン3の第1面P1に至るまでの距離と、音波が第2開口部S2からマイクロホン3の第2面P2に至るまでの距離との差がより大きくなる。したがって、マイクロホンユニット1’を小型化することができる。
また、マイクロホン3の指向性は無指向性であってもよいし、超指向性であってもよい。
<実施形態及各変形例の少なくとも1つから把握される態様>
上述した実施形態及び各変形例の少なくとも1つから以下の態様が把握される。
マイクロホンユニットの一態様は、底面部と、前記底面部の周縁を囲む壁部と、前記底面部と前記壁部で囲まれる空間を2つの内部空間に隔てると共にマイクロホンを収納する収納部と、前記底面部と反対側に開口する開口面を有する本体部と、前記開口面の一部を覆い前記収納部と接する蓋部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第1開口部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第2開口部と、を備える。
マイクロホンユニットの一態様は、音を電気信号に変換するマイクロホンと、底面部と、前記底面部の周縁を囲む壁部と、前記底面部と前記壁部で囲まれる空間を2つの内部空間に隔てると共に前記マイクロホンを収納する収納部と、前記底面部と反対側に開口する開口面を有する本体部と、前記開口面の一部を覆い前記収納部と接する蓋部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第1開口部と、前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第2開口部と、を備える。
この態様によれば、開口面の一部を覆い収納部と接する蓋部を備えるので、マイクロホンから出力される音信号を大きくすることができる。また、蓋部を外した状態でマイクロホンをケースに収めることができるので、マイクロホンの組み込みが容易になる。また、蓋部をケースに取り付けることによって、第1開口部と第2開口部を同時に形成することができる。第1開口部から入力される音が一方の内部空間を介してマイクロホンに導かれ、他方の内部空間を介して第2開口部から入力される音がマイクロホンに導かれる。ここで、収納部はケースの内部を2つの内部空間に隔てるので、外部の音がマイクロホンに至る経路を異ならせることができる。経路の相違により、ある方向からの音の感度が高くなる一方、他の方向からの音の感度を低くすることができる。この結果、マイクロホンユニットに指向性を持たせることが可能となる。
上述したマイクロホンユニットの一態様において、前記壁部は、前記底面部に接続された第1壁、前記第1壁に対向する第2壁、第3壁、及び前記第3壁に対向する第4壁を備え、 前記収納部は前記第1壁と前記第2壁とに接続され、前記第3壁と対向する前記マイクロホンの第1面から前記第3壁へ向かう方向を第1方向、前記第1方向と反対の方向を第2方向としたとき、前記蓋部において、前記マイクロホンの第1面から前記第1方向へ張り出した部分の長さが、前記マイクロホンの第1面と反対の第2面から前記第2方向へ張り出した長さよりも短いことが好ましい。
この態様によれば、音源が第1方向にある場合、音が第1開口部を介してマイクロホンの第1開口部側に到達するまで距離は、音が第2開口部を介してマイクロホンの第2開口部側の面に到達するまでの距離と比較して短い。このため、マイクロホンのダイヤフラムにおいて第1開口部から入力する音による振動が、第2開口部から入力する音による振動によって打ち消される程度は小さい。一方、音源が第2方向にある場合、音が第2開口部を介してマイクロホンの第2開口部側の面に到達するまで距離は、音が第1開口部を介してマイクロホンの第1開口部側の面に到達するまでの距離と大きな違いがない。このため、マイクロホンのダイヤフラムにおいて第2開口部から入力する音による振動が、第1開口部から入力する音による振動によって打ち消される程度が大きい。この結果、第1方向の感度を第2方向と比較して高くすることができる。
上述したマイクロホンユニットの一態様として、前記マイクロホンは、前記第1方向の感度が前記第2方向の感度よりも大きいことが好ましい。この態様によれば、第1方向からの音をマイクロホンで電気信号に変換して得られる信号のレベルを信号レベル、第2方向からの音をマイクロホンで電気信号に変換して得られる信号のレベルをノイズレベルとしたとき、SN比を向上させることができる。
上述したマイクロホンユニットの一態様として、前記マイクロホンの第1面から前記第3壁までの距離は、前記マイクロホンの第1面と反対の第2面から前記第4壁までの距離より短いことが好ましい。この態様によれば、SN比を向上させることができる。
上述したマイクロホンユニットの一態様として、前記収納部は、前記蓋部側に切欠部を備え、前記蓋部は、前記ケース側の面に前記切欠部と連結する突出部を備えることが好ましい。この態様によれば、切欠部に突出部を嵌め込むことによって、蓋部をケースに連結させることができる。
上述したマイクロホンユニットの一態様として、前記マイクロホンは単一指向性を有しており、指向性の方向が前記第1方向であることが好ましい。この態様によれば、SN比を向上させることができる。
1…マイクロホンユニット、2…マイクロホンケース、3…マイクロホン、10…本体部、11…底面部、20…収納部、21…貫通孔、22…切欠部、40…蓋部、41…突出部、111…第1壁、112…第2壁、113…第3壁、114…第4壁、D1…第1方向、D2…第2方向、S1…第1開口部、S2…第2開口部。

Claims (7)

  1. 底面部と、前記底面部の周縁を囲む壁部と、前記底面部と前記壁部で囲まれる空間を2つの内部空間に隔てると共にマイクロホンを収納する収納部と、前記底面部と反対側に開口する開口面を有する本体部と、
    前記開口面の一部を覆い前記収納部と接する蓋部と、
    前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第1開口部と、
    前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第2開口部と、
    を備えるマイクロホンケース。
  2. 音を電気信号に変換するマイクロホンと、
    底面部と、前記底面部の周縁を囲む壁部と、前記底面部と前記壁部で囲まれる空間を2つの内部空間に隔てると共に前記マイクロホンを収納する収納部と、前記底面部と反対側に開口する開口面を有する本体部と、
    前記開口面の一部を覆い前記収納部と接する蓋部と、
    前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第1開口部と、
    前記開口面における前記本体部の長手方向の一方の端部と前記蓋部との間に開口する第2開口部と、
    を備えるマイクロホンユニット。
  3. 前記壁部は、前記底面部に接続された第1壁、前記第1壁に対向する第2壁、第3壁、及び前記第3壁に対向する第4壁を備え、
    前記収納部は前記第1壁と前記第2壁とに接続され、
    前記第3壁と対向する前記マイクロホンの第1面から前記第3壁へ向かう方向を第1方向、前記第1方向と反対の方向を第2方向としたとき、
    前記蓋部において、前記マイクロホンの第1面から前記第1方向へ張り出した部分の長さが、前記マイクロホンの第1面と反対の第2面から前記第2方向へ張り出した長さよりも短い、
    請求項2に記載のマイクロホンユニット。
  4. 前記マイクロホンは、前記第1方向の感度が前記第2方向の感度よりも大きい請求項3に記載のマイクロホンユニット。
  5. 前記マイクロホンの第1面から前記第3壁までの距離は、前記マイクロホンの第1面と反対の第2面から前記第4壁までの距離より短い請求項2〜4のうちいずれか1項に記載のマイクロホンユニット。
  6. 前記収納部は、前記蓋部側に切欠部を備え、
    前記蓋部は、前記ケース側の面に前記切欠部と連結する突出部を備える、
    請求項2〜5のうちいずれか1項に記載のマイクロホンユニット。
  7. 前記マイクロホンは単一指向性を有しており、指向性の方向が前記第1方向である
    請求項3〜6のうちいずれか1項に記載のマイクロホンユニット。
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